JP4212038B2 - 角底袋 - Google Patents

角底袋 Download PDF

Info

Publication number
JP4212038B2
JP4212038B2 JP2003344039A JP2003344039A JP4212038B2 JP 4212038 B2 JP4212038 B2 JP 4212038B2 JP 2003344039 A JP2003344039 A JP 2003344039A JP 2003344039 A JP2003344039 A JP 2003344039A JP 4212038 B2 JP4212038 B2 JP 4212038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
square
bag
fusion line
line
gusset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003344039A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005104572A (ja
Inventor
小沼佳史
Original Assignee
株式会社藤田機械
株式会社林産業
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社藤田機械, 株式会社林産業 filed Critical 株式会社藤田機械
Priority to JP2003344039A priority Critical patent/JP4212038B2/ja
Publication of JP2005104572A publication Critical patent/JP2005104572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4212038B2 publication Critical patent/JP4212038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、液体、粉体あるいは粒体を収容するために利用される角底袋に関するものである。
プラスチック製チューブからなる一般的な角底袋は、固形物の包装だけでなく液体、粉体あるいは粒体を収容する場合にも利用されている。
図9に示す従来の角底袋は、図10に示す長尺なチューブ状素材から形成されるもので、袋体51の左右の両側に内向きに谷折りされたガセット折り52,53が設けられており、そのガセット折り52,53の外側の折り目となる外縁52a,53aからほぼ45度に傾斜した角底融着線54,55が、内縁52b,53bと底融着線56の交点M,Nに接続するように形成されている。
角底融着線54,55が内縁52b,53bと底融着線56との交点M,Nで交差していると、商品を収容したときにその重量により発生して袋体51の前後面51a,51b、左右のガセット折り52,53の下部が構成する底面に重力による力が作用すると,その力が前記交点M,Nに集中し、この部分でフィルムが引き千切れやすくなるなどの欠点があった。交点M,Nより外側はガセット折り52,53があるため融着されたフィルムの重ね合わせ枚数が4枚となり、交点M,Nより中央側は袋体51の前後面51a,51bだけのためフィルムの重ね合わせ枚数が2枚となる。重ね合わせ枚数の違いによりその境界では厚さに段差ができるため、強度的に均一な熱融着が困難となる。
上記境界付近で均一な熱融着が行われないため,融着の強度が低下し、力が集中するとこの部分でフィルムが引き千切れやすくなる問題があった。
上記欠点を解消するものとして、実開平5−76320号公報記載の技術がある。この角底袋は図11ないし図15に示すもので、チューブ状に形成された袋体61の左右の両側縁に谷折りされたガセット折り62,63が設けられており、そのガセット折り62,63の外縁62a,63aからほぼ45度に傾斜した角底融着線64,65を底融着線66の上方で内縁62b,63bと所定の間隔を保った位置から下方に湾曲させるとともに、延長して底融着線66に接続したものである。
この角底融着線64,65は、ガセット折り62,63の内縁62b,63bと底融着線66との交点P,Qで接続せず、その交点P,Qよりやや外側の交点R,Sにおいて底融着線66に接続している。図12において、角底融着線64を延長した仮想延長線67の先端が交点Pに接続している。
従って、この形式の角底袋においては、重い物を収容したとき袋体61の前後面61a,61bと左右のガセット折り62,63の下部62c,63cからなる底面に作用する力が前記交点P,Qに集中せず、応力が分散されることにより直方体形状の角底袋と同一の強度を有する袋が得られる趣旨の記載がある。
袋の収容物が直方体形状のときは、袋体61の底面に形成される形状が矩形状態となり、収容物の重量は袋の前後面61a,61bと左右のガセット折り62,63に分散するとしても、収容物が液体、粉体あるいは粒体のときは力が分散せず、前記交点P,Qに集中する欠点が残る。
即ち、収容物が液体、粉体あるいは粒体のときにおいても、その角底袋を底面が矩形状の段ボール箱等々に入れた状態のままにしておけば箱の形状に倣ってほぼ矩形状態を保ち、袋に作用する力は底面に分散すると思われる。
しかしながら、角底袋を箱から取り出そうと袋の口元を持ち上げたとき、角底袋の底部の形状は大きく変形し、従前の直方体形状ではなく曲面体となる。角底袋の底部の形状が変形して曲面体になると、図13ないし図15に示すように、袋体61のガセット折り62,63の下部に角底融着線64,65で囲まれることにより形成されて底面の一部となる三角形部62c,63cに作用する矢印F方向の内圧による力は、三角形部62c,63cを図13のように湾曲させる。この状態において湾曲した三角形部62c,63cの頂点側を支えるのは、ガセット折り62,63の内縁62b,63bと底融着線66との交点P,Qである。従って、交点P,Qに力が集中することとなる。
上述の通り、角底袋が曲面体に変形すると、底部に作用する力はガセット折り62,63の内縁62b,63bの外側に形成される湾曲した三角形部62c,63cの頂点に作用することとなる。 即ち、角底融着線64,65が、ガセット折り62,63の内縁62b,63bと底融着線66との交点P,Qに直接的に接続されていなくても、収容物の形態に倣って袋体61が曲面体に変形すると力の作用する状態が変化し、従来最も強度上弱いとされていた交点P,Qに直接的に作用することが判明した。
実開平5−76320号公報
本発明が解決しようとする問題点は、正方形または直方体状固形物を収容したときには何ら問題がなくても、液体、粉体あるいは粒体のように形態が変化しやすい収容物を収容したときに、袋が曲面体に変形して収容物の重量により破損しやすいことにある。
本発明は、左右両側に谷折りされたガセット折りを有する袋体の下部に、閉塞した底を形成するための底融着線を設け、その底融着線の上方のガセット折りにほぼ45°に傾斜する角底融着線を設け、かつその角底融着線をガセット折りの内縁と底融着線の交点に接続させずに内縁の外側で下方に湾曲させて底融着線に接続し、角底融着線と内縁との間に挟まれた位置に、底融着線を内縁まで延長した仮想延長線よりも下側の領域において円弧または円形の補強シールを前記角底融着線に相対させて設けたことを特徴とする。
本発明の角底袋は、角底を形成するために必要な底融着線と角底融着線に加えて、第三の補強シールが力の伝達する途中に設けられているため、袋体が曲面体に変形しても力は補強シールで吸収され熱融着の最も弱い点に集中しない。
収容物の形態に左右されることのない強度に優れた角底袋を提供するという目的を、簡単な追加の補強シールで実現した。
図1及び図2は本発明の第1実施例の角底袋であり、チューブ状のプラスチックフィルムからなる袋体1の左右に内向きに谷折りされたガセット折り2,3が形成され、上端部は開口され、下端部は熱融着による底融着線4で閉塞されている。
袋体1の前面1aとその後ろ側で接する左右のガセット折り2,3及び袋体1の後面1bとその前側で接する左右のガセット折り2,3とは、ガセット折り2,3の外縁2a,3aから中央部に向かいほぼ45度に傾斜した角底融着線5,6でそれぞれ融着され、互いが分離しないようになっている。
上記角底融着線5,6の下部5b,6bは、ガセット折り2,3の内縁2b
,3bの近くで下方へ湾曲し、前記底融着線4に接続している。角底融着線5,6の下部5b,6bとガセット折り2,3の内縁2b,3bとの間には所定の間隔を設け、内縁2b,3bとほぼ平行に底融着線4まで延長されている。
角底融着線5,6の傾斜部5a,6aを湾曲させることなくそのまま延長した仮想延長線11と底融着線4との交点Aは、ガセット折り部2,3の内縁2b,3bを越えた中央側にある。
次に、底融着線4のやや上部の仮想延長線11に相対する位置に,円弧状の補強シール7,8が形成されている。この補強シール7,8のは袋体1の前面1aと後面1b及びガセット折り2,3の4枚のフィルムが一体的に熱融着されている。補強シール7,8外側端は水平延長部7aで角底融着線5,6の下部5b,6bまで延長されている。また、補強シール7,8の下側端は垂直延長部7b,8bで底融着線4まで延長されている。補強シール7,8の位置は、底融着線4と角底融着線5,6の下部5b,6bとガセット折り2,3の内縁2b,3bと仮想延長線11で囲まれた領域とする。
上記構成の角底袋においては、液体、粉体あるいは粒体を収容した状態で角底袋の底部が曲面体に変形したとき、その収容物の重量により発生する力が底融着線4と左右の角底融着線5,6をそれぞれ引っ張るように作用するが、補強シール7,8がガセット折り2,3の内縁2b,3bと角底融着線5,6との間に形成されいるため、力は交点Bに直接的に作用しない。
底部に矢印F方向の内圧による力が作用して曲面体に変形したとき、ガセット折り2,3の内縁2b,3bの下部は図2に示すような折りたたまれた”直線”ではなく、図3及び図4に示すように”曲面”に変化する。この”曲面”は、ガセット折り2,3の下部に角底融着線5,6で囲まれることにより形成されて底面の一部となる三角形部2c,3cである。
三角形部2c,3cが湾曲したとき,フィルムの4枚重ねに熱融着されている補強シール7,8が内側の支点となって湾曲した三角形部2c,3cの頂点側を支える。
湾曲した三角形部2c,3cを外側方向(矢印G方向)へ引っ張る力が作用しても、三角形部2c,3cの頂点である交点Bの手前にフィルムが4枚重ねに一体的に熱融着された補強シール7,8が設けられているため前記力の大部分はその補強シール7,8に吸収され、交点Bへ集中することはない。力が伝達する進路上にその力の伝達を防止する補強シール7,8が設けられることにより、この袋体1の中で融着力が最も弱いと思われる交点Bに力が集中して作用することはなくなり、袋体1が曲面体に変形しても強度を保持することができる効果がある。
図6は第2実施例であって、補強シール7,8の水平延長部7aが角底融着線下部5a,6bを越えてガセット折り2,3の外縁2a,3aまで延長されている。
図7は第3実施例であって、第1実施例における補強シール7,8の水平延長部7a,8aと垂直延長部7b,8bが設けられていない。円弧だけからなる補強シール12であり、第1実施例の補強シールに比べ形状が簡略化される
図8は第4実施例であって、円形の補強シール13である。この形状の補強シールは、ヒータ形状が簡単となる。
袋体の形状が曲面体に変形しても強度を保持できるので、液体、粉体もしくは粒体を収納することができ、角底袋の応用範囲が広がる。
本発明の角底袋の第1実施例の正面側から見た斜視図である。 図1の主要部を拡大した正面図である。 図1の角底袋が曲面体に変形した状態の主要部を拡大した斜視図である。 図1の角底袋が曲面体に変形した状態の主要部を拡大した正面図である。 図3における底面側から見た力の作用図である。 本発明の角底袋の第2実施例の主要部を拡大した正面図である。 本発明の角底袋の第3実施例の主要部を拡大した正面図である。 本発明の角底袋の第4実施例の主要部を拡大した正面図である。 従来の角底袋の第1例の正面側から見た斜視図である。 図9の角底袋に使用されるチューブ素材の断面を表す斜視図である。 従来の角底袋の第2例の正面側から見た斜視図である。 図11の主要部を拡大した正面図である。 図11の角底袋が曲面体に変形した状態の主要部を拡大した正面図である。 図11の角底袋が曲面体に変形した状態の底面図である。 図14における力の作用図である。
符号の説明
1 袋体
2,3 ガセット折り
2a,3a 外縁
2b,3b 内縁
4 底融着線
5,6 角底融着線
5a,6a 角底融着線下部
7,8 補強シール
A 交点
B 交点

Claims (3)

  1. チューブ状のプラスチックフィルムからなる袋体の左右に内向きに谷折りされたガセット折りが形成されとともに、上端部が開口され、下端部が底融着線で閉塞されている角底袋において、
    袋体の前面とその後ろ側で接するガセット折り及び袋体の後面とその前側で接するガセット折りがそれぞれ、ガセット折りの外縁から中央部に向かいほぼ45度に傾斜した角底融着線で融着されて互いが分離しないように設けられ、
    かつ、その角底融着線の下部がガセット折りの内縁に接続することなくその内縁と間隔を保って下方へ湾曲することにより前記底融着線まで延長され、
    さらに、角底融着線の傾斜部を直線的に底融着線まで延長した仮想延長線上における交点が、ガセット折りの内縁を越えた中央部に近い位置となるように設けられ、
    角底融着線の下部とガセット折りの内縁の間において、前記仮想延長線よりも下側の位置に円弧または円を有する補強シールが、袋体の前面、後面及びガセット折りの4枚のフィルムを重ね合わせた一体的な熱融着により設けられていることを特徴とする角底袋。
  2. 補強シールが角底融着線に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の角底袋。
  3. 補強シールが底融着線に接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の角底袋。
JP2003344039A 2003-10-02 2003-10-02 角底袋 Expired - Lifetime JP4212038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003344039A JP4212038B2 (ja) 2003-10-02 2003-10-02 角底袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003344039A JP4212038B2 (ja) 2003-10-02 2003-10-02 角底袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005104572A JP2005104572A (ja) 2005-04-21
JP4212038B2 true JP4212038B2 (ja) 2009-01-21

Family

ID=34537792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003344039A Expired - Lifetime JP4212038B2 (ja) 2003-10-02 2003-10-02 角底袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4212038B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798711B2 (en) * 2004-07-27 2010-09-21 Cdf Corporation Flexible liner for FIBC or bag-in-box container systems
JP2006062711A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kau Pack Kk サイドガゼット袋
JP5260084B2 (ja) * 2008-02-28 2013-08-14 凸版印刷株式会社 フィルム裂けを防止した角底袋
JP2013032177A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Dainippon Printing Co Ltd 包装袋及びその製造方法
EP3160861B1 (en) 2014-06-26 2019-07-31 GE Healthcare Bio-Sciences AB Bag weld with gusset

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005104572A (ja) 2005-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH072463Y2 (ja) 内部袋を備えた容器
JP4884399B2 (ja) 組立て可能及び折り畳み可能な容器
JP2608941B2 (ja) 合成樹脂フィルム製運搬容器
JP7003831B2 (ja) 包装容器
JP4913743B2 (ja) スパウト付きパウチ容器及びその製造方法
JP4212038B2 (ja) 角底袋
JP2014184982A (ja) 注出具付き包装袋
JP4786597B2 (ja) 粉・粒状体の包装袋
JP2006036367A (ja) 自立袋
JP3292497B2 (ja) 自立袋およびその製造方法
JP2006206111A (ja) パウチ容器
JP6060435B2 (ja) パウチ包装体の製造方法及びパウチ包装体並びにパウチ容器
JP2012210978A (ja) ガゼット袋
JP6586761B2 (ja) 自立性容器
JP2005178843A (ja) 自立袋およびその製造方法
JP2004203393A (ja) 可撓性袋
JP5323045B2 (ja) 複合容器
JP2005059924A (ja) パウチ容器
JP4526829B2 (ja) パウチ容器
JP3756454B2 (ja) 自立袋
JP7354596B2 (ja) パウチ中間体およびパウチ充填方法
JP4043229B2 (ja) 粉状体の包装袋
JP6803656B2 (ja) パウチ袋
JP3586457B2 (ja) 自立袋の製造方法及び自立袋
JP2005059928A (ja) パウチ容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080916

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081014

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081024

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4212038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141107

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term