JP4211914B2 - 櫛型吐出具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は櫛型吐出具に関する。
【0002】
【従来の技術】
2液を別々に収納し、使用時に混合して櫛型吐出具より吐出する如く構成した容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。この容器は、内部を第1収納液部と第2収納液部とに底板部材で区画した特殊構成の2液収納容器体と、櫛型の吐出具とを備え、使用時にキャップを外し、櫛型吐出具の装着筒を螺着させることにより、液収納容器体内の底板部材を押し下げて両者を区画する底板を外し、2液が混合する如く構成したものである。また、ここで使用されている櫛型吐出具は、装着筒の頂板に下端を開口して注出筒を立設するとともに、注出筒の前面より多数突設した櫛歯内を貫通してその前部と注出筒内とをそれぞれ連通する通液路を設けている。
【0003】
また、上方付勢状態で上方へステムを突出した2つの容器体に対して装着し、各容器体内の液を混合して吐出する吐出具として、櫛型の形態をなすものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この容器は、2個のエアゾール容器体をその上部を結束部材で結束し、また、各容器体のステムにそれぞれ被着させた筒状部分を横筒で連結して内部を連結させた押釦を備え、この押釦前面に突設した一対の連結管を介して櫛型の吐出具を嵌着させている。
【0004】
櫛型吐出具は、各連結管に連結させて前面から平行に突出する複数本の歯を備えており、互いに隣接する歯の先端近辺の側面に、それぞれ一方の連結管と連通する噴出口が設けられ、液吐出により2液は表面で混合する如く構成している。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−324340号公報(第2−3頁,図1)
【特許文献2】
特開平10−236539号公報(第2−8頁,図1,図131
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のこの種の容器は、2液を簡単な操作で混合してそのまま櫛歯を当てて吐出することができ、取り扱いが極めて便利なものである。また、この種容器は使用前には別々の状態で2液を保管しておかなければならないため、一旦使用すると混合液が液流路内に残存して再び使用するのには不都合がある。従って、後者の場合には液流路を歯先端の吐出口までそれぞれ別経路で形成しているが、構造が複雑となる不都合がある。
【0007】
本発明は上記した点に鑑みてなされたもので、従来の吐出具の特性をいかしつつ、しかも洗浄が行い易く、長期に渡る使用が行え、また、構造が簡単でかつ部材数が少なく、その結果、製造が容易でコストの低減が図れる櫛型吐出具を提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の手段として、以下の通り構成した。即ち、上端より突出したステム4を押し下げることにより収納液を噴出する一対の容器体2に対して装着する櫛型吐出具であって、上記各ステム4に嵌合する一対の嵌合筒10上端の液導入口aを底板11にそれぞれ開口するとともに、各液導入口aを囲んで環状の下部区画壁12を立設した本体7と、該本体上に開閉可能に連結するとともに、上記下部区画壁12に液密に嵌合して内部に混合室Rを画成した上部区画壁14を頂板15より垂設し、且つ、頂板15に下端を開口した連結筒20を一例に複数立設してなる蓋体8と、蓋体8上に嵌着した櫛歯部材23とを備え、該櫛歯部材23は、蓋体頂板15上面に立設した支持筒18内周に嵌合させた装着筒24の上端より頂板状の連結板25を延設するとともに、連結板25上に櫛歯9を複数間隔をあけて並設し、連結板25の下面から垂設した液流路22の一部を形成する複数の連結筒部26を各連結筒20にそれぞれ嵌合させて、混合室Rに一端を開口して櫛歯9内を通り、櫛歯9表面に他端を開口する液流路22を形成した。
【0009】
第2の手段として、以下の通り構成した。即ち、前記第1の手段に於いて、上記本体7と蓋体8との開閉可能な連結が、薄肉ヒンジ16を介しての開閉可能な連結であり、本体7と蓋体8とを一体に形成した。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面を参照して説明する。
【0011】
図面は塗布容器1であり、一対の容器体2と、各容器体2を結束するリング3と櫛型吐出具Aとを備えている。各容器体2は、上面より突出したステム4を押し下げることにより容器体内の液を噴出することができる噴出機構を備えたものを使用する。噴出機構の形態は、上記要件を満たせば種々の公知機構を採用でき、例えば、シリンダとピストンとを備えた一般的なポンプ構造を備えたもの、或いはエアゾールタイプのもの等を採用できる。図示例では、エアゾールタイプの噴出機構を備え、口頸部外周に凹溝5を周設した容器体2を使用している。
【0012】
リング3は、各容器体2を結束する手段の一つであり、図示例では、横長楕円筒状をなし、内周下部に突条6を突周設している。そして、胴部を接触して並列させた各容器体2の口頸部外周に下部を嵌合させ、その突条6を各容器体の上記凹溝5に係合させて両容器体を結束している。尚、結束手段はこれに限られず、両容器体を一体に固定する他の手段を用いることも可能である。
【0013】
櫛型吐出具Aは、本体7と、蓋体8と、櫛歯9とを備えている。
【0014】
本体7は、各容器体2のステム4に嵌着した一対の嵌合筒10上端の液導入口aを開口した底板11上に、各液導入口aを囲んで環状の下部区画壁12立設している。図示例では、底板11周縁部より下方へ垂下壁13を垂設して、上記リング3内に下端部を押し下げ可能に挿入している。
【0015】
蓋体8は、上記本体7上に開閉可能に連結したもので、上記下部区画壁12に液密且つ開閉可能の嵌合させた環状の上部区画壁14を頂板15より垂設して内部を混合室Rとして画成している。図示例では、上記底板11の後部中央部に薄肉ヒンジ16を介して後部下端中央部を一体に連結した周壁17の上端縁より上記頂板15を延設しており、本体7上に開閉可能に形成している。また、頂板15上面には、櫛歯9を嵌着させるための支持筒18を立設し、その内周に係合突条19を突周設している。更に、支持筒18内の頂板15は混合室Rの大きさを調整する目的で若干下方に下げて形成しており、この部分に後述する液流路を形成するための下端を開口した連結筒20を、所定数間隔をあけて一列に複数立設している。また、周壁17の前面より指掛け用の突片21を突設している。
【0016】
櫛歯9は、蓋体8上に嵌着固定して複数並設したもので、上記混合室Rに一端を開口して櫛歯9内を通り、その表面に他端を開口する液流路22を設けている。
【0017】
図示例では、各櫛歯9を一体に形成した櫛歯部材23を蓋体8上に嵌着して構成している。この櫛歯部材23は、上記支持筒18内周に嵌合させた装着筒24の上端より頂板状の連結板25を延設するとともに、この連結板25上に矛先形状の櫛歯9を複数間隔をあけて並設している。また、両側の櫛歯9を除く各櫛歯9の連結板25下面からは液流路22の一部を形成する連結筒部26を垂設している。各櫛歯9に設けた液流路22は、上記連結筒部26内より櫛歯9内部中央を上部まで上昇する縦孔22a と、縦孔22a 上端に連通させて櫛歯9上部を横断する横孔22b とから構成している。尚、連結板25の両側端の櫛歯9はその構造上液流路22を設ていない。そして、上記連結筒部26を本体頂板15の連結筒20にそれぞれ嵌合させて混合室R内と液流路22とを連通した状態で、装着筒24を支持筒18内周に嵌合させ、櫛歯部材23を蓋体8上に嵌着固定している。この際装着筒24外周の突条が上記係合突条19と係合して抜け出しの防止を図っている。
【0018】
上記の如く構成した塗布容器1は、例えば、蓋体8上面を押し下げることにより、各ステム4を押し下げ、各容器体内の液が混合室R内に導入されて混合し、次いで各液流路22を通って櫛歯9の先端部から吐出される。使用後は、例えば塗布具1を各容器体2から外した後、蓋体8を開いて混合室R内及び各液流路22内、各嵌合筒10内を洗浄する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明の櫛型塗布具は、既述構成としたことにより、2液を簡単な操作で混合してそのまま櫛歯を当てて注出することができ、取り扱いが極めて便利なものである。また、使用後の洗浄が行い易く、汚れも充分取り除くことができるため長期に渡る使用が行える。また、極力部材数を減らし、その結果、製造が容易でコストの低減が図れるものであり、特に本体と蓋体とを一体に形成したものではその効果が顕著となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同実施例の容器体間の部分の縦断面図である。
【図3】同実施例の斜視図である。
【符号の説明】
2…容器体,4…ステム、7…本体,8…蓋体,9…櫛歯,11…底板,
12…下部区画壁,14…上部区画壁,15…頂板,22…液流路,R…混合室,
a…液導入口
Claims (2)
- 上端より突出したステム4を押し下げることにより収納液を噴出する一対の容器体2に対して装着する櫛型吐出具であって、上記各ステム4に嵌合する一対の嵌合筒10上端の液導入口aを底板11にそれぞれ開口するとともに、各液導入口aを囲んで環状の下部区画壁12を立設した本体7と、該本体上に開閉可能に連結するとともに、上記下部区画壁12に液密に嵌合して内部に混合室Rを画成した上部区画壁14を頂板15より垂設し、且つ、頂板15に下端を開口した連結筒20を一例に複数立設してなる蓋体8と、蓋体8上に嵌着した櫛歯部材23とを備え、該櫛歯部材23は、蓋体頂板15上面に立設した支持筒18内周に嵌合させた装着筒24の上端より頂板状の連結板25を延設するとともに、連結板25上に櫛歯9を複数間隔をあけて並設し、連結板25の下面から垂設した液流路22の一部を形成する複数の連結筒部26を各連結筒20にそれぞれ嵌合させて、混合室Rに一端を開口して櫛歯9内を通り、櫛歯9表面に他端を開口する液流路22を形成してなることを特徴とする櫛型吐出具。
- 上記本体7と蓋体8との開閉可能な連結が、薄肉ヒンジ16を介しての開閉可能な連結であり、本体7と蓋体8とを一体に形成してなる請求項1記載の櫛型吐出具。
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2002
- 2002-10-31 JP JP2002318877A patent/JP4211914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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