JP4210575B2 - 建設機械用エンジンエンクロージャ構造及びエンジンエンクロージャ付き建設機械 - Google Patents
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Description
図5は、走行式の建設機械である油圧ショベルを示す図である。油圧ショベルでは、図5に示すように、下部走行体101と、下部走行体101の上側に旋回可能に配設された上部旋回体102と、上部旋回体に設けられ種々の作業を行なう作業装置103との3つの部分で構成されている。
特に、エンジンエンクロージャの壁部の上下にダクトがそれぞれ配設されることによって、流入する空気は上部の開口部に向かってエンジンルームを下方から上方へ向かう流れと、エンジンルームの上部から上部の開口部へ向かう流れが形成されるため、エンジン全体を冷却することができる。
また、エンジンエンクロージャの壁部の上下にそれぞれ配設されるダクトによって、エンジンの稼動音の拡散する方向が規制され、騒音を低減することができる。
また、上記のダクトに取り付けられた吸音材によっても、エンジンの騒音を低減することができる。
図1は本発明の一実施形態としての建設機械を示す側面図、図2は本発明の一実施形態としての建設機械用エンジンエンクロージャ構造を説明する模式的な断面図、図3は図2のIII矢視方向から見た拡大斜視図,図4は図2のIV矢視方向から見た拡大斜視図である。
また、油圧ポンプ5には油圧ライン12が接続されていて、この油圧ライン12を通じて油圧ショベル100の駆動部、例えば、作業装置3や油圧モータ6などに作動油が供給されている。
なお、ここでは冷却風導入ダクト14及び上部冷却風導入ダクト15の機体左方側端部をファン防護ネット部材7Aに当接するものとして説明するが、これらの端部はそれぞれファン防護ネット部材7Aの近傍にあれば当接していなくともよい。
本実施形態の油圧ショベル100は以上のように構成されているので、エンジン4の稼動時には、油圧モータ6によって冷却ファン7が回転させられて、矢印A9で示すように開口部9からラジエータルーム2D内に空気が吸入される。吸入された空気はクーリングユニット8を冷却し、機体右方に流れ、冷却風導入ダクト14及び上部冷却風導入ダクト15に流入する。この際、冷却風導入ダクト14の方が上部冷却風導入ダクト15よりも大きい開口を有するよう形成されているので、吸入された空気の多くは冷却風導入ダクト14に流入する。
一方、上部冷却風導入ダクト15に流入した空気は、矢印A15で示すようにメインエンジンルーム2Cの主に上部を流れる。この流れの過程でエンジン4やエンジン4付随のターボチャージャ(図示省略)、オルタネータ(図示省略)等の補機の表面に空気が触れてエンジン4やターボチャージャ等の補機が冷却され、メインエンジンルーム2Cを流通した空気は、エンジン4の排気とともに開口部11からエジェクタ作用により油圧ショベル100外部に効率よく排出される。
また、通常、冷却風導入ダクト14のようにメインエンジンルーム2Cの隅部のみから空気を流した場合には、仕切壁10上部付近には空気が流れず、その部分ではエンジン4の冷却を十分に行なうことができない虞がある。しかし、本実施形態では上部冷却風導入ダクト15によって仕切壁10上部付近に空気の流れを作り出しているので、エンジン4ひいてはエンジン4に付随のターボチャージャ等の補機を含め、エンジン4全体を確実に冷却することができる。
しかし、冷却風導入ダクト14及び上部冷却風導入ダクト15はエンジン4の稼動音が拡散する方向を規制して、エンジン4の駆動音が油圧ショベル100の外部へ直接放出されないように、即ち、エンジン4の駆動音がラジエータルーム2D内の壁面やクーリングユニット8等で弱められるようにすることができる。したがって、騒音を増加させる可能性がある機体上面及び機体下面へのエンジン4の稼動音の拡散を防止することができるのである。
例えば、建設機械として油圧ショベル以外のものを用いても良い。
また、冷却風導入ダクト及び上部冷却風導入ダクトに、吸音材を取り付けずに実施をすることも可能である。
また、上記実施形態では冷却風導入ダクトを上部冷却風導入ダクトよりも大きく形成したが、冷却風導入ダクト及び上部冷却風導入ダクトの大きさは任意であり、その大きさは適宜決定すればよい。
また、冷却風導入ダクト14、上部冷却風導入ダクト15などのダクトは板金製、ラバー製など、形成する材料は限定されない。ただし、大径ラバーホース等のラバー製ダクトを採用することにより、フレキシブル性のあるダクトとなり組み立てを容易に行なうことができるようになる。
2,102 上部旋回体
2A カウンタウェイト
2B エンジン・ラジエータルーム
2C,102B メインエンジンルーム
2D,102A ラジエータルーム
3,103 作業装置
4,104 エンジン
4A エンジン排気管
5,105 油圧ポンプ
6,106 油圧モータ
7,107 冷却ファン
7A ファン防護ネット部材
8,108 クーリングユニット
9,109 開口部
10 仕切壁
11 開口部
12 油圧ライン
13 エンジンエンクロージャ
14 冷却風導入ダクト(外気導入部材)
15 上部冷却風導入ダクト(外気導入部材)
14a,15a 吸音材
100 油圧ショベル(建設機械)
110 仕切部材
111,112,113 開口部
Claims (4)
- 排気部分を残して建設機械に搭載されたエンジンを覆いエンジンルームを形成するエンジンエンクロージャを備え、
該エンジンのためのクーリングユニットを冷却するために油圧モータで駆動される冷却ファンの設置部に隣接した該エンジンエンクロージャの壁部に、該壁部から該冷却ファンの直近にまで延在して、その導入口が該冷却ファンの直近に開口するダクトが該壁部の上下にそれぞれ配設され、
該壁部の下部の該ダクトに該導入口から流入した空気は、該エンジンの表面に触れながら該エンジンルームを底部から上方に向かって流れ、該エンジンの上部の開口部から排出されるとともに、
該壁部の上部の該ダクトに該導入口から流入した空気は、該エンジンの表面に触れながら該エンジンルームの主に上部を流れ、該開口部から排出されるように構成され、
該壁部の下部の該ダクトが、該壁部の上部の該ダクトよりも大きい開口を有する、
ことを特徴とする、建設機械用エンジンエンクロージャ構造。 - 該ダクトに吸音材が取り付けられている
ことを特徴とする、請求項1に記載の建設機械用エンジンエンクロージャ構造。 - 建設機械において、
エンジンと、
排気部分を残して該エンジンを覆いエンジンルームを形成するエンジンエンクロージャと、
該エンジンのためのクーリングユニットを冷却する冷却ファンと、
該エンジンにより駆動される油圧ポンプに油圧ラインを介して接続されて該冷却ファンを駆動する油圧モータとを備え、
該エンジンエンクロージャの壁部に隣接して上記の冷却ファン及び油圧モータが取り付けられるとともに、
該エンジンエンクロージャにおける上記の冷却ファン及び油圧モータの取付部に隣接した壁部に、該壁部から該冷却ファンの直近にまで延在して、その導入口が該冷却ファンの直近に開口するダクトが該壁部の上下にそれぞれ配設され、
該壁部の下部の該ダクトに該導入口から流入した空気は、該エンジンの表面に触れながら該エンジンルームを底部から上方に向かって流れ、該エンジンの上部の開口部から排出されるとともに、
該壁部の上部の該ダクトに該導入口から流入した空気は、該エンジンの表面に触れながら該エンジンルームの主に上部を流れ、該開口部から排出されるように構成され、
該壁部の下部の該ダクトが、該壁部の上部の該ダクトよりも大きい開口を有する、
ことを特徴とする、エンジンエンクロージャ付き建設機械。 - 該ダクトに吸音材が取り付けられている
ことを特徴とする、請求項3に記載のエンジンエンクロージャ付き建設機械。
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