JP3624091B2 - 建設機械の冷却装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧ショベル,セルフローダ,ブルドーザ,ホィールローダや、履帯式ローダ等の建設機械の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、油圧ショベル,セルフローダ,ブルドーザー,ホィールローダや、履帯式ローダ等の建設機械は山間部のダム,トンネル,河川,道路等の岩石の掘削やビル,建築物の取りこわし等に使用され、炎天下の非常に大気温度が高く、又上記作業現場の足場や地表面の悪い過酷な条件の中で、上記建設機械にとっては最大能力限界の出力でオーバロードにならないように、しかも連続的な稼働が強いられていることが多い。
【0003】
上記建設機械の構造は上部車体,下部走行体,作業装置から構成されているが、これを、例えば油圧ショベルについて説明する。
油圧ショベル基本構造は、図5,図6に示したように上記上部車体は旋回可能に形成された上部旋回体2,上部旋回体2の下側に設けられる下部走行体4,種々の作業を行う作業装置6の3つの部分で構成され、上部旋回体2はエンジン8,図示しない油圧装置,旋回装置12,オペレータ室15などから構成されており、下部走行体4はカーボディ16,トラックローラフレーム18,走行装置20及びその他の、図示しない足廻り装置から構成され、更に作業装置6はバケット22を支持するブーム24,アーム25と、これを作動させる各種の油圧シリンダ,リンクロッドから構成されており、図5に示したEFはエンジンフードである。
【0004】
そして、上記油圧ショベルの稼働のための装置は上記の走行装置20,旋回装置12,作業装置6であり、これら各装置の動力伝達はエンジン8の動力を油圧ポンプ26で油圧力に変換して行っている。
又、走行装置20においては、図示しないスイベルジョイントを経由して走行モータを作動してトラック28に伝達し、又旋回装置12においては、図示しない旋回モータを作動して旋回ギアに伝達し、更に作業装置6においては各種の油圧シリンダ等に伝達して上記油圧ショベルの作業を行っている。
【0005】
上記のように、エンジン8で駆動される油圧ポンプ26により吐出される、例えば約140〜350kg/cmに高圧化された作動油は、種々の図示しないコントロールバルブで制御され上記各装置に伝達されて低圧油となり、再度上記コントロールバルブを経由して作動油タンク30に戻り、再び油圧ポンプ26により循環されるようになっている。
【0006】
又、上記建設機械において、自走能力を有する走行性能を高めるため、走行中の負荷条件の変化により吐出圧が変化しても常にエンジン8の全馬力を油圧に変換できるようになっているものがある。
上記建設機械においては、自動車のように走行することが目的ではないので、上記建設機械に搭載されたエンジン8により、作動油が油圧ポンンプ26の最大吐出圧になるように常時設定されており、この作動油を制御装置により制御弁をパイロット油圧や電磁力等で作動するアクチュエータで制御し、上記建設機械の自身の走行,回転及び各種々の上記建設作業を行っている。
【0007】
従って、上記のように建設機械は稼働中においては、該建設機械がオーバロードにならない限界領域で連続的に一日中稼働することが多い。
そのため、該作動油が油圧ポンプ26から吐出し、上記作業を行い、上記オイルクーラ50側に戻る頃には、その温度が最大約90〜100℃に上昇するため、このまま使用し続けると高温により作動油成分が破壊され作動油の劣化が生じ、又油圧機器のシールが破壊され、油圧機器が破損するなどの不具合が発生する恐れがある。
【0008】
そこで、上記のように作業を行い、帰還してきた作動油を、図6に示したように上記エンジンの冷却水用ラジエータ(以下、ラジエータと称す)40の前面に重合するように配設された作動油用オイルクーラ(以下、オイルクーラと称す)50にて冷却し作動油タンクに戻し、再び上記経路を循環するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記作動油のオイルクーラ50は、エンジン8のラジエータ40の前面にラジエータ40の冷却ファン52に対して直列的に重合するように配設されている。
このため、オイルクーラ50を通過し、高温の作動油を冷却したためかなり高音になった冷却空気が、再度ラジエータ40を冷却するため、エンジン8を冷却してきた高音のエンジン8の冷却水に対する冷却能力は低減される。
【0010】
そこで、図6で示したエンジン8に接続されているオイルクーラ50,ラジエータ40からオイルクーラ50を分離独立し、オペレーター室15の後部側に設け、ラジエータ40の前方の冷却空気を妨げないようにする構成が提案されているが、これは作動油を上記のオイルクーラ50自体により冷却しようとするものである。
【0011】
そのため、作動油タンク30は、その作動油タンク30の形状や作動油タンク30用の第1冷却ファンの位置とは無関係に配設されており、従来の直方体形状の作動油タンク30の6面のうちのいずれか1面が、上記第1冷却ファンから離れた位置で、上記第1冷却ファンに辛うじて向いているに過ぎないものであるので、仮に上記第1冷却ファンから離れたいちで、この直方体のいずれかの1面が上記冷却ファンに対向するように配設されていたとしても、該直方体の残りの5面には上記冷却空気が殆ど流れず、作動油タンク30を冷却することができない構成になっている。
【0012】
一方、従来技術では、ラジエータ40を冷却した冷却空気は、図6に示したようにエンジン8,作動油タンク30に向かって排出され、上記冷却空気はこれらの装置を直接冷却する作用のあるが、上述したようにラジエータ40から排出される冷却空気は、オイルクーラ50を冷却したうえに再度ラジエータ40を冷却した熱風であるため、その効果は極めて小さい。
【0013】
又、油圧ショベルにおいて、冷却空気がオイルクーラ50,ラジエータ40を通過することによる冷却空気の温度上昇は、例えばそれぞれ約10〜20℃,約20〜40℃であるからオイルクーラ50とラジエータ40を分離独立した場合、上記冷却空気の温度上昇は格段に小さくなり、とくにオイルクーラ50の後方で顕著である。
【0014】
本発明は、これらの課題に鑑み創案されたもので、上記の建設機械に搭載されているエンジンに配設される、ラジエータ,オイルクーラや必要に応じて設けられる上記エンジンの過給機用インタクーラ等の冷却機のうちの少なくともいずれか一方の第1冷却機と該第1冷却機の冷却ファンとを上記エンジンから分離独立せしめて、上記第1冷却機の近傍に配設された作動油タンクを、上記第1冷却ファンからの冷却空気により積極的に冷却するように構成した建設機械の冷却装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の本発明の建設機械の冷却装置は建設機械の前後方向の前端部の一側部に配設されたオペレータ室と、上記建設機械の一側部の反対側の他側部に配設されるオイルクーラで構成される第1冷却機と、上記第1冷却機を冷却する第1冷却ファンと、該第1冷却ファンを駆動する駆動手段と、油圧ポンプが接続されているエンジンと上記第1冷却機との間に配設され上記第1冷却ファンに少なくとも対向する側の外壁面が突出し表面積が増大せしめられる三角柱,放物面体柱,球面体,楕円球体のうちのいずれか一つの形状で構成される作動油タンクと、上記建設機械の後部に設けられたカウンタウェイトと上記オペレータ室との間に横置きに配設され上記油圧ポンプが接続されている上記エンジンと、上記エンジンのクランク軸の軸線方向の前方に配設される上記エンジンのラジエータで構成される第2冷却機と、該第2冷却機を冷却する第2冷却ファンと、該第2冷却ファンを駆動する駆動手段とを備え、上記第2冷却機を通過後の冷却空気が上記作動油タンクの後方ヘ流れ上記エンジンに接続された油圧ポンプが冷却されるように構成されていることを特徴としている。
【0017】
求項記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1記載の構成において、上記一側部に前端部にオペレータ室を設け、該オペレータ室と上記建設機械のカウンタウェイトとの間に上記の油圧ポンプが接続されたエンジンを横置きに収納するエンジンルームが設けられていることを特徴としている。
【0018】
請求項記載の本発明の建設機械の冷却装置は、請求項1又は2記載の構成において、上記第1冷却ファンを駆動する駆動手段は油圧モータ,電動モータ,上記エンジン等により駆動されるように構成されていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施形態を説明するが、本発明の建設機械の作動油の冷却装置を油圧ショベルに適用した場合を図1〜図4を用いて説明する。
図5,図6に示した上記従来例の油圧ショベルと実質的に同一の部位には同一符号を付して説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施形態を示すもので、図6と同様の状態を示す概略説明図、図2は図1の作動油タンクの変形例を示す概略拡大説明図であり、(A)は上記作動油タンクの外壁面が三角柱の形状を有する作動油タンクの説明図、(B)は図2(A)の変形例を示す該作動油タンクの外壁面が放物面体柱の形状を有する作動油タンクの説明図、(C)は図2(A)のその他の変形例を示す球体形状を有する作動油タンクの説明図、(D)は図2(A)のその他の変形例を示すもので楕円球体の形状を有する作動油タンクの説明図、図3は上記オイルクーラ作動油タンクを流れる冷却空気温度,作動油温度状況を示す概略説明図、図4は上記実施形態のその他の変形例を示す概略説明図であり、図1の矢視Aを示す概略説明図である。
【0021】
下部走行体4には上部走行体2が旋回自在に搭載されており、上部走行体2の後部にはカウンタウェイト27及び上部旋回体2の前後方向に対して横置きに上記エンジン8が、図1に示したように設けられている。
又、このエンジン8の前方に装着された第2冷却ファン52の前方にラジエータ40が直列に配置されると共に、エンジン8の後方に油圧ポンプ26が設けられている。
【0022】
又、油圧ショベルの前後方向の前端部の一側部1aには、オペレータ室15が設けられ、オペレータ室15とラジエータ40との間の、オペレータ室15後方に燃料タンク31が配設されている。
又、上記一側部1aと反対側の他側部1bには、オイルクーラ50,このオイルクーラ50用の第1冷却ファン53,この第1冷却ファン53を駆動する駆動手段51の順に上記建設機械の前後方向に沿って設けられている。
【0023】
更に、上記の第1冷却ファン53の後方近傍には作動油タンク30が設けられており、この作動タンク30はオイルクーラ50を冷却した冷却空気により積極的に冷却されるように構成されている。
そして、作動油タンク30は、第1冷却ファン53の前後のいずれか一方の位置に配設されると共に、第1冷却ファン53に少なくとも対向する側の作動油タンク30の外壁面30aの表面積が増大せしめられるように構成されている。
【0024】
即ち、第1冷却ファン53に対向する側の外壁面53aは、図2(A)〜(D)に示したように、例えば三角柱、放物面体柱、球体,楕円球体の立方体等で形成され、その断面積が、例えば上記冷却空気の導入側より排出側に向かって少なくとも第1冷却ファン53に対向する表面側において、増大するように構成されていればよい。
【0025】
又、上記第1冷却ファン53の前後に配設され少なくとも第1冷却ファン53に対向する側の断面積形状が外壁面の表面積が増大せしめられるように構成された作動油タンク30の冷却部位が作動油タンク30を形成する部材と別体で形成し、上記の作動油タンク30の第1冷却ファン53に対向する側の外壁面30aに接続されるように構成してもよい。
【0026】
又、油圧ポンプ26から作業装置6等への上記作動油を制御するコントロールバルブ70が燃料タンク31と作動油タンク30とエンジン8により包囲されるように設けられている。
本発明は上記のように構成されているので、図3に示したように上記建設機械が上記作業を行い、コントロールバルブ70を介して高温、例えば最大約90℃〜100℃になった作動油がオイルクーラ50に入ると、油圧ショベルの場合、大,中,小型機や設計仕様により相違するが上記作動油は、通常オイルクーラ50の前面の冷却空気より約35℃〜45℃高く、オイルクーラ50を通過することによる冷却空気の温度上昇は約10℃〜20℃であるから、図3に示したように作動油タンク30より約15℃〜35℃低い冷却空気が断面積が漸増する外壁面30aを流れ、作動油タンク30内の作動油を効果的に冷却する。
【0027】
その後、上記排気風は、コトロールバルブ70付近の空気を吸引しながら流れるので、コントロールバルブ70をも冷却して大気中に排出される。
又、他方の第2冷却ファン52により冷却空気の取入口46から導入された冷却空気はラジエータ40でエンジン8の冷却水を冷却した後、エンジン8,油圧ポンプ26を冷却して、油圧ショベルから大気中に排出されるものであるが、図1に示したように上記オイルクーラ50及びラジエータ40の冷却空気の排出方向が略同一方向に向くように構成されているので、上記両冷却空気の相乗効果により互いに引き出す方向に作用しあうため、上記のラジエータ40、オイルクーラ50からの各々を冷却した後の上記両冷却空気を効率良く排出することができ、上記の両冷却機40,50の冷却性能能を向上せしめることがきるため、作動油タンク30の小型化を可能にすることができる。
【0028】
又、上記実施形態では、オイルクーラ50及び第1冷却ファン53を上記オペレータ室15と上記反対側に配設した場合を説明したが、これに限られるものではなく、上記上部旋回体2のどの位置に配設してもよく、又上記反対側にラジエータ40,第2冷却ファン52,エンジン8,油圧ポンプ26を縦置きにした、所謂、エンジン縦置形に配設し、上記のオイルクーラ50,ラジエータ40,第1冷却ファン53を上記オペレータ室15の後方に横置きにする場合でも上記実施形態と略同様の作用効果を奏することができるものである。
【0029】
又、作動油タンク30の形状は、図2(A)〜(D)に示したように、その外壁面30aの形状は、例えば三角柱,放物面体柱,球面体,楕円球体等の第1冷却ファン53からの冷却空気の接触面積が増大できる形状であればよい。
更に、上記に加えて、図4に示したようにエンジン8の排気系において、エンジン8の排気管8aにマフラMを配設し、このマフラMの出口部が配設されたエンジンルームERの上部隔壁Weの一部に、外部に排出されるエンジン排気圧を用いてエンジンルームER内の加熱空気を吸引し外部に排出する外管と内管とからなるエジェクタEJを設ければ、エンジンルームER,エンジン8,油圧ポンプ26等を、更に効果的に冷却し該冷却効率を向上することもできる。
【0030】
そして、上記のエジェクタEJは、マフラMから突出する内管としてのマフラMから延設される排気管8aの排気出口端部M1と、この排気出口端部M1の周囲に間隔を存してエンジンルームERから排気出口端部M1より長く突出された外管としての吸引管M2と、上記の排気出口端部M1と吸引管M2との間に形成され、エンジンルームER内の空気を吸引する吸引間隙M3とにより構成されている。
【0031】
又、必要に応じて上記のエジェクタEJとはエンジンルーム内風路EYを介し反対側の位置するエンジンルームERの底部隔壁Wdにスリット状の多数の吸気口R1が設けて、エンジンルームER内の換気を促進すれば、上記冷却効率を向上することができる。
上記の吸気口R1は、エンジンルームER外部へのエンジン騒音の漏洩の抑制する騒音抑制手段NSとしてのルーパRをそれぞれ具備しており、これらのルーパRは各空気口R1より切起こして形成されている。
【0032】
更に、騒音抑制手段NSは、図示しないが、例えばボックス形状に形成された吸気口R1にて消音効果を持たせ、吸気口R1からエンジンルームERの外部に漏出するエンジン騒音及び吸気音を抑制するようにしてもよい。
従って、エンジン8に配設された排気管8aの排気出口端部M1から噴出するエンジン排気流の周囲に負圧が生じ吸引間隙M3も負圧となるので、この負圧によるポンプ作用により、エンジンルームER内の空気を熱とともに吸引して外部に強制的に排出することができる。
【0033】
又、上記のエジェクタEJを設けた場合には、このエジェクタEJだけで充分冷却できる時には上記第1冷却ファン52を省略し、コストを低減することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1記載の本発明の建設機械の冷却装置によれば建設機械の前後方向の前端部の一側部に配設されたオペレータ室と、上記建設機械の一側部の反対側の他側部に配設されるオイルクーラで構成される第1冷却機と、上記第1冷却機を冷却する第1冷却ファンと、該第1冷却ファンを駆動する駆動手段と、油圧ポンプが接続されているエンジンと上記第1冷却機との間に配設され上記第1冷却ファンに少なくとも対向する側の外壁面が突出し表面積が増大せしめられる三角柱,放物面体柱,球面体,楕円球体のうちのいずれか一つの形状で構成される作動油タンクと、上記建設機械の後部に設けられたカウンタウェイトと上記オペレータ室との間に横置きに配設され上記油圧ポンプが接続されている上記エンジンと、上記エンジンのクランク軸の軸線方向の前方に配設される上記エンジンのラジエータで構成される第2冷却機と、該第2冷却機を冷却する第2冷却ファンと、該第2冷却ファンを駆動する駆動手段とを備え、上記第2冷却機を通過後の冷却空気が上記作動油タンクの後方ヘ流れ上記エンジンに接続された油圧ポンプが冷却されるように構成されているので、上記第1冷却機を上記第1冷却ファンで導入された冷却空気が、上記増大された外壁面を流れ、該作動油タンク内の作動油を効果的に冷却するため、上記冷却性能を向上せしめて小型化することができると共に、コストを低減することができる。
【0037】
請求項記載の本発明の建設機械の冷却装置によれば、請求項1記載の構成において、上記一側部に前端部にオペレータ室を設け、該オペレータ室と上記建設機械のカウンタウェイトとの間に上記の油圧ポンプが接続されたエンジンを横置きに収納するエンジンルームが設けられているので、上記のエンジンがエンジンルームに収納されているため、該エンジンの騒音をできるだけ遮断することができる。
【0038】
請求項記載の本発明の建設機械の冷却装置によれば、請求項1又は2記載の構成において、上記第1冷却ファンを駆動する駆動手段は油圧モータ,電動モータ,上記エンジン等により駆動されるように構成されているので、請求項1又は2の効果に加え、設計時の自由度があり、設計仕様に応じて冷却効率のよい上記冷却装置を種々製造することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、図6と同様の状態を示す概略平面図である。
【図2】図1の作動油タンクを示す概略拡大斜視図であり、(A)は上記作動油タンクの外壁面が三角柱の形状を示す作動油タンクの説明図、(B)は図2(A)の変形例を示す該作動油タンクの外壁面が放物面体柱の形状を示す作動油タンクの説明図、(C)は図2(A)のその他の変形例を示す球体形状の作動油タンクの説明図、(D)は図2(A)のその他の変形例を示すもので楕円球体の形状を有する作動油タンクの説明図である。
【図3】図1の上記オイルクーラの作動油回路の作動油温度状況を示す概略説明図である。
【図4】上記実施形態の変形例であり、図1の矢視Aを示す概略説明図である。
【図5】従来例の油圧ショベルを示す概略斜視図である。
【図6】図5の平面図を示す概略説明図である。
【符号の説明】
2 上部旋回体
4 下部走行体
6 作業装置
8 エンジン
12 旋回装置
15 オペレータ室
16 カーボディ
18 トラックローラフレーム
20 走行装置
22 バケット
24 ブーム
26 油圧ポンプ
30 作動油タンク
30a 作動油タンクの外壁面
31 燃料タンク
33 ストレージボックス
32 隔壁板
36 エンジンルーム
40 ラジエータ
50 オイルクーラ
52 冷却ファン
30a 作動油タンクの外壁面
ER エンジンルーム
M マフラ
M1 排気出口端部
M2 吸引管
M3 吸引間隙

Claims (3)

  1. 建設機械の前後方向の前端部の一側部に配設されたオペレータ室と、上記建設機械の一側部の反対側の他側部に配設されるオイルクーラで構成される第1冷却機と、上記第1冷却機を冷却する第1冷却ファンと、該第1冷却ファンを駆動する駆動手段と、油圧ポンプが接続されているエンジンと上記第1冷却機との間に配設され上記第1冷却ファンに少なくとも対向する側の外壁面が突出し表面積が増大せしめられる三角柱,放物面体柱,球面体,楕円球体のうちのいずれか一つの形状で構成される作動油タンクと、上記建設機械の後部に設けられたカウンタウェイトと上記オペレータ室との間に横置きに配設され上記油圧ポンプが接続されている上記エンジンと、上記エンジンのクランク軸の軸線方向の前方に配設される上記エンジンのラジエータで構成される第2冷却機と、該第2冷却機を冷却する第2冷却ファンと、該第2冷却ファンを駆動する駆動手段とを備え、上記第2冷却機を通過後の冷却空気が上記作動油タンクの後方ヘ流れ上記エンジンに接続された油圧ポンプが冷却されるように構成されていることを特徴とする、建設機械の冷却装置。
  2. 上記一側部に前端部にオペレータ室を設け、該オペレータ室と上記建設機械のカウンタウェイトとの間に上記の油圧ポンプが接続されたエンジンを横置きに収納するエンジンルームが設けられていることを特徴とする、請求項1記載の建設機械の冷却装置。
  3. 上記第1冷却ファンを駆動する駆動手段は油圧モータ,電動モータ,上記エンジン等により駆動されるように構成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の建設機械の冷却装置
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