JP4208894B2 - 発光素子 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子に関する。
発光色素の電気化学反応のメカニズムを発光に利用した発光素子が知られている。こうした発光素子においては、電解質中の発光色素の一部がプラス(+)極上で酸化され、残りはマイナス(−)極上で還元される。生じた酸化体と還元体とが電解質層内で衝突して燐光を発生させ、それぞれが元の基底状態の発光材料に戻る。この原理を利用するとともに、多孔質層を導入した発光素子が発表されている(例えば、非特許文献1参照)。
かかる電気化学発光素子においては、ガラス基板上に形成されたSnO2/F透明導電膜が陰極として用いられる。SnO2/F透明導電膜が形成されたガラス基板の外側表面には、反射膜としてのアルミニウム層が形成される。対極としてはSnO2/F透明導電膜が形成されたガラス基板が使用され、アセトニトリルにルテニウム錯体を溶解してなる電解液が用いられる。陰極としてのSnO2/F透明導電膜上にナノチタニア結晶からなる多孔質層を設けることによって、発光輝度の向上を達成している。
電気化学発光素子は、発光輝度をさらに高めるとともに、駆動電圧を低くすることが求められているが、未だ達成されていないのが現状である。
九州工業大学大学院・生命体工学研究科、岡本清一、「チタニアナノ結晶集合体を電極に用いることによる電気化学発光の増大」、2004年度電気化学会(平成16年3月24日〜)要旨集310頁
本発明は、低電圧駆動および高輝度発光が可能な発光素子を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる発光素子は、第一の電極と、前記第一の電極と絶縁された第二の電極と、前記第一の電極および前記第二の電極に接触して配置された電解質で形成された発光層とを具備し、前記電解質は、発光色素とイオン液体と常温で固体のカーボネートとを含有し、前記イオン液体と前記常温で固体のカーボネートとの合計に対する前記カーボネートの量は、5wt%以上20wt%以下であり、前記イオン液体は、BF 4 - 、[(CF 3 SO 2 ) 2 ]N - 、および[(C 2 5 SO 2 2 )]N - からなる群から選択されるアニオンと、下記式(A)で表わされる構造を有するカチオンとを含む室温溶融塩であることを特徴とする。
Figure 0004208894
本発明によれば、低電圧駆動および高輝度発光が可能な発光素子が提供される。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる発光素子の構成を表わす断面図である。
図示する発光素子においては、第一の電極12aと第二の電極12bとがスペーサー14を介して離間対向して配置され、2つの電極12aと12bとの間隙には、電解質からなる発光層13が配置される。第一の電極12aおよび第二の電極12bは、それぞれ第一の支持基板11aおよび第二の支持基板11bに支持されている。
第一の電極12aおよび第二の電極12bのうち、少なくとも発光面側に設けられる電極には透明性が要求される。すなわち、発光面側に配置される電極(例えば第一の電極12a)は、透明導電膜を用いて形成することができる。透明導電膜の材料としては、フッ素またはインジウムなどがドープされた酸化スズ膜、フッ素またはインジウムなどがドープされた酸化亜鉛膜などが好ましい。
他方の側に配置される電極(例えば第二の電極12b)も、透明導電膜により構成してもよい。この場合には、伝導性を向上させて抵抗の上昇を防ぐ観点から、透明導電膜と併用して低抵抗な金属マトリクスにより配線を形成することが望ましい。あるいは、金属基板や合金基板により第二の電極12bを構成することもできる。こうした材料により第二の電極12bを構成する場合には、この第二の電極12bを支持する第二の支持基板11bは、必ずしも必要とされない。発光面と反対側の面に配置される電極は、カーボンシート、金属または合金により形成してもよい。カーボンシートとしては、炭素材料が導電性成分として機能するものであれば、特に限定されない。
第一の電極12aと第二の電極12bとの絶縁性が保たれていれば、これらの第一の電極12aおよび第二の電極12bは同一の支持基板上に形成してもよい。これについては後述するが、第一の電極12aと第二の電極12bとは、いずれも櫛型電極として、互い違いになるよう、絶縁性の支持基板上に配置される。絶縁性の支持基板としては、例えば、ガラス基板、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などの樹脂基板等を用いることができる。
透明導電膜が第一の電極12aおよび第二の電極12bの少なくとも一方として形成される場合には、図1に示すように支持基板が配置されることが好ましい。透明導電膜が設けられた支持基板の外側表面を発光面として機能させるため、支持基板としては、ガラス基板、およびプラスチック基板などの可視光領域の吸収が少ない透明基板を用いることが望まれる。
上述したような第一の電極12aと第二の電極12bとの間隙には、電解質からなる発光層13が配置される。電解質には、発光色素とイオン液体と常温で固体のカーボネートとが含有される。
発光色素としては、可逆的な酸化還元構造をとり得る燐光色素を用いることができる。金属−配位子間の遷移が高い系間交差確率を有することから、この燐光色素は重金属の錯体であることが望ましい。用いられる重金属としては、例えば、Ir、Tb、Yb、Nd、Er、Ru、Os、およびReなどが挙げられる。錯体中の重金属の種類は、単一でも2種類以上としてもよい。配位子としては、例えばピリジン誘導体、ビピリジル誘導体、ターピリジル誘導体、フェナントロリン誘導体、キノリン誘導体、アセチルアセトン誘導体、およびジカルボニル化合物誘導体などが用いられる。金属−配位子間の遷移の効率を考慮すると、ビピリジル誘導体が好ましい。
高い発光強度が得られることから、中心金属にRuを有する錯体が望ましい。具体的には、ルテニウム(II)トリスビピリジル(PF6 -2、およびルテニウム(II)トリスビピリジル(TFSI-2などが挙げられる。
イオン液体は、常温(25℃)で液体の室温溶融塩であり、下記一般式(A)で表わされる構造を有するカチオンを含有することが好ましい。
Figure 0004208894
上記一般式(A)で表わされる構造を有するカチオンとしては、例えば、次のものが挙げられる。N,N,N−トリメチルブチルアンモニウムイオン、N−エチル−N,N−ジメチルプロピルアンモニウムイオン、N−エチル−N,N−ジメチルブチルアンモニウムイオン、N,N−ジメチル−N−プロピルブチルアンモニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N,N−ジメチルエチルアンモニウムイオン、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−3,4−ジメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3,4−トリメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3,5−トリメチルイミダゾリウムイオン、N−メチル−N−プロピルピロリジニウムイオン、N−ブチル−N−メチルピロリジニウムイオン、N−sec−ブチル−N−メチルピロリジニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピロリジニウムイオン、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピロリジニウムイオン、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムイオン、N−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−sec−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオン、および、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオンなどである。
用いる電位窓が広いことから、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムイオンがカチオンとして特に好ましい。
一方、アニオンとしては、例えば、PF6 -、[PF3(C253-、[PF3(CF33-、BF4 -,[BF2(CF32-、[BF2(C252-、[BF3(CF3)]-、[BF3(C25)]-、(BOB-)、CF3SO3 -(Tf-)、C49SO3 -(Nf-)、[(CF3SO22N]-(TFSI-)、[(C25SO22N]-(BETI-)、[(CF3SO2)(C49SO2)N]-、[(CN)2N](DCA-)、[(CF3SO23C]-、および[(CN)3C]-などを用いることができる。イオン液体の粘度を低くすることができることから、BF4 -,[BF3(CF3)]-、[BF3(C25)]-、BOB-、TFSI-、およびBETI-が特に好ましい。
上述したようなイオン液体が電気化学的に安定に存在する電圧は、2.5〜3.0V程度である。電圧が大きいほど、イオン液体は、電気化学的に酸化または還元分解する反応が進行する。したがって、発光素子を駆動する電圧が小さいほど、こうしたイオン液体を含む電解質の寿命を延ばすことができる。本発明者らは、常温(25℃)で固体のカーボネートを電解質に配合することによって、駆動電圧を減少できることを見出した。
常温で固体のカーボネートとしては、例えば、エチレンカーボネート、ベンジルフェニルカーボネート、エチル−m−トリルカーボネート、エチルフェニルカーボネート、t−ブチル−4−ビニルフェニルカーボネート、t−ブチルフェニルカーボネート、t−ブチル、エチル−3,5−キシリルカーボネート、アリルフェニルカーボネート、ジアリルカーボネート、およびジベンジルカーボネートが挙げられる。これらの化合物は、単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。カーボネートが含有されることによって、発光素子の発光開始電圧を低下させることができる。発光開始電圧の低下に起因して、所定の電圧(例えば3V)における発光輝度は高められることとなる。
発光開始電圧が低下するメカニズムについて、本発明者らは次のように考察した。すなわち、発光色素が含有されたイオン液体においては、発光色素がイオン液体に溶媒和された状態で存在している。上述したような常温で固体のカーボネートは、イオン液体と混合されると、この溶媒和の状態に変化を及ぼす。このため、電極界面での色素の酸化および還元のエネルギーを低下させることによって、発光開始電圧が低下する。特に、誘電率が高いことから、エチレンカーボネートは、発光開始電圧を低下させる効果が大きい。同様の理由から、ジベンジルカーボネート等も、エチレンカーボネートに匹敵する効果が得られる。
カーボネートの含有量(イオン液体とカーボネートとの合計に対する割合)は、用いられるカーボネートの種類に応じて適宜決定することができる。例えば、エチレンカーボネートの場合は、前述のイオン液体との合計重量の3%以上40%の量で含有されることが望ましい。こうした範囲内であれば、エチレンカーボネートの発光開始電圧が支配的となることなく、駆動電圧を低減することができる。エチレンカーボネートの含有量は、5%以上20%以下であることがより好ましい。
上述したイオン液体は常温で液体であるのに対し、このカーボネートは常温で固体である。したがって、これらを混合するには、加熱し攪拌することが望まれる。
本発明の実施形態にかかる発光素子におけるセルは、例えば図1に示したように、スペーサー14を介して第一の電極12aと第二の電極12bとを対向配置することによって、構成することができる。得られたセルの間隙には、電解質を注入して発光層13を形成し、エポキシ樹脂等の封止材で注入口を封止することによって、発光素子を作製することができる。
本発明の実施形態にかかる発光素子を駆動するに当たっては、直流電流および交流電流のいずれを流してもよい。前述した式(A)で表わされる構造を有するカチオンを含むイオン液体を含有する電解質を使用する場合には、交流電流を選択することが望ましい。これにより、酸化体と還元体との衝突機会を多くすることができ、発光強度を高くすることが可能である。
図2に、本発明の実施形態にかかる発光素子の他の例を示す。図示する発光素子においては、第一の電極12a上に多孔質層15が配置されている。多孔質層15によって、発光輝度を向上させることができる。多孔質層15は、光が乱反射しにくい材質の微粒子を用いて形成することが望まれ、特に、n型半導体であるルチル、アナターゼ、およびブルッカイトなど結晶性チタニアが望ましい。なかでもアナターゼは、導電性が比較的低いことから、より好ましい。
用いられる微粒子の粒径は、5nm以上300nm以下の範囲内であることが好ましい。微粒子の粒径は、例えば、SEM、TEMによる観測、BET法により測定することができる。この範囲内であれば、光を乱反射させることなく、発光輝度を十分に高めることができる。しかも、イオン拡散が低下するおそれもない。多孔質層15の厚さは、1μm以上50μm以下程度が望ましい。この範囲内であれば、電解液の拡散の阻害およびセル抵抗の増加という不都合を生じることなく、多孔質層15の効果を十分に得ることができる。
なお、図中、多孔質層15は2段に整列した微粒子として表わされているが、これは便宜的なものである。この多孔質層15を形成する微粒子は、必ずしも段を形成する必要はなく、粒子整列していなくともよい。後述する図面においても同様である。
図3には、本発明の他の実施形態にかかる発光素子の断面図を示す。
図示する発光素子は、第一の電極12aおよび第二の電極12bとして櫛型電極を用いて、第一の支持基板11a上に配置した以外は、図1に示したものと同様の構成である。第一の支持基板11aとしては、ガラス基板、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などの樹脂基板等の絶縁基板が用いられる。微粒子により形成された電極は、電極中の抵抗、電解液との界面抵抗、および配線上に形成された多孔質層への電気的コンタクトが良好になる。また、印刷方法により形成できるため、従来のエッチング法を用いる場合よりも安価に発光素子が得られる。
上述したような一対の櫛形電極が形成される場合、第一の支持基板11aとしては導電性を有しない通常の基板を用いることができる。対向する第二の支持基板11b側が発光面となるので、第一の支持基板11aは透明である必要はない。ガラス基板、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などの樹脂基板等の絶縁基板を、第一の支持基板11aとして用いることがきる。第二の支持基板11bとしては、すでに説明したような可視光領域の吸収が少ない透明基板を用いることが望まれる。
櫛型の第一の電極12aおよび第二の電極12bが設けられた第一の支持基板11aの平面図を、図4に示す。図示するように、第一の電極12aと第二の電極12bとは、互い違いとなるように、第一の支持基板11a上に配置される。
図3に示した発光素子においても、第一の電極12aおよび第二の電極12bの少なくとも一方の上に多孔質層を配置することによって、発光輝度を高めることができる。こうした構造の発光素子の断面図を、図5に示す。
本発明の実施形態にかかる発光素子においては、発光色素およびイオン液体に加えて、常温で固体のカーボネートが電解質中に含有されているので、素子の駆動開始電圧を低下させることが可能となった。駆動開始電圧の低下にともなって、所定の電圧(例えば3V)の輝度は高められ、高輝度での発光が可能となった。こうした低電圧駆動によって、発光層を構成している電解質の長寿命化も達成される。
以下、本発明の具体例を示す。
(サンプル1)
まず、第一の支持基板11aとして厚さ1mmのガラス基板上に、ふっ素ドープ酸化スズを約1μmの膜厚で堆積して、第一の電極12aを形成した。得られた第一の電極12aのシート抵抗は、6Ω/sqであった。同様のガラス基板を第二の支持基板11bとして用意し、同様にして第二の電極12bを形成した。
厚さ約50μmのアイオノマー樹脂を介して第一の電極12aと第二の電極12bとを配置し、100℃で3分間加熱することにより固定した。
一方、イオン液体としての1−エチル−3−メチルイミダゾリウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド9.0gと、常温で固体のカーボネートとしてのエチレンカーボネート(EC)1.0gとを混合した。混合に当たっては、加熱によりエチレンカーボネートの粘度を下げた。さらに、発光色素として1.2gのルテニウム(II)トリスビピリジル(PF6 -2を加えて電解質を調製した。イオン液体とエチレンカーボネートとの合計に対するエチレンカーボネートの量(EC含有量)は、10wt%である。
この電解質を注入口から2つの電極の間隙に注入し、第一の電極および第二の電極の周辺をエポキシ樹脂で封止して、図1に示すような発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.7Vであった。発光開始電圧は、トプコン社製BM−8輝度計またはこれと同等の機能を有する輝度計を使用した際の最低表示単位である1cd/m2を示した電圧である。また、3Vにおける輝度は80cd/m2であった。
(サンプル2)
サンプル1と同様の手法により第一の電極および第二の電極を、同様のガラス基板上に形成し、第一の電極上には多孔質層を設けた。
多孔質層の形成に当たっては、まず酸化チタン粒子(日本アエロジル社製P−25)5g、水10g、およびエタノール5gを混合して、ペースト状の多孔質層原料を調製した。5mm×20mmのマスク(厚さ50μm)を介して、このペーストを第一の電極の所定の領域に印刷した。ホットプレートにより乾燥後、電気炉を用いて450℃で30分焼成した。こうした印刷および乾燥の工程を4回繰り返して、厚さ20μmのポーラスチタニア膜を形成し、多孔質層を得た。
一方、イオン液体とECとの合計に対するECの割合(EC含有量)を5wt%に変更した以外は、サンプル1と同様にして電解質を調製した。
上述したような多孔質層を有する第一の電極と電解質とを用いる以外は、サンプル1と同様にして図2に示したような発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、2Vであった。また、3Vにおける輝度は120cd/m2であった。
(サンプル3〜12)
さらに、EC含有量を下記表1に示すように変更する以外はサンプル2と同様にして、サンプル3〜12の発光素子を作製した。上述と同様にして、各発光素子の発光開始電圧および3Vにおける輝度を調べ、その結果を下記表1にまとめる。なお、表1には、サンプル1,2の結果も併せて示した。
Figure 0004208894
サンプルNo.3は、エチレンカーボネートが含有されないので、比較例の発光素子である。上記表1の結果から、エチレンカーボネート(EC)が含有されることによって発光開始電圧が低下することがわかる。特に、EC濃度が3wt%以上40wt%以下の範囲内では、発光開始電圧は2.5V以下と小さく、5wt%以上20wt%以下の場合にはさらに、2.0V程度まで低減することができる。
発光開始電圧が低下することによって、3Vの輝度が向上することが表1に明確に示されている。
なお、サンプル7は、多孔質層を有する以外はサンプル1と同様の構成である。これら2つの比較から、多孔質層を設けることによって輝度が1.8倍以上に高められることがわかる。
(サンプル13)
イオン液体を7gのN−メチル−N−プロピルピペリジウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドに変更し、エチレンカーボネートの配合量を3gに変更した以外はサンプル1と同様にして電解質を調製した。得られた電解質を用いた以外はサンプル2と同様にして発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.8Vであった。また、3Vにおける輝度は100cd/m2であった。
(サンプル14)
イオン液体を8gのエチルメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレートに変更し、常温で固体のカーボネートを2gのエチルフェニルカーボネートに変更した以外はサンプル1と同様にして電解質を調製した。得られた電解質を用いた以外はサンプル2と同様にして発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.6Vであった。また、3Vにおける輝度は100cd/m2であった。
(サンプル15)
第一の支持基板として、厚さ1mmのガラス基板を用意した。このガラス基板の上に、ライン10μm、スペース5μm、膜厚100nm、面積2×3mmの金配線を作製した。これによって、図4に示すように、第一の電極12aおよび第二の電極12bを第一の支持基板11a上に形成した。
第一の支持基板11aに対向して配置される第二の支持基板11bとしては、厚さ1mmのガラス基板を用意した。厚さ40μmのアイオノマー樹脂を介して第一の支持基板11aと第二の支持基板11bとを配置し、注入口を残して貼り合せてセルを得た。
サンプル1と同様の電解質をセルに注入後、アイオノマー樹脂により注入口を封止して図3に示したような発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.8Vであった。また、3Vにおける輝度は500cd/m2であった。
(サンプル16)
イオン液体を9gのトリメチルプロピルアンモニウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドに変更し、カーボネートを1gのジベンジルカーボネートに変更した以外はサンプル1と同様にして電解質を調製した。得られた電解質を用いた以外はサンプル15と同様にして発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.9Vであった。また、3Vにおける輝度は530cd/m2であった。
(サンプル17)
第一の支持基板11aとして、厚さ1mmのガラス基板を用意した。このガラス基板の上に、ライン10μm、スペース5μm、膜厚100nm、面積2×3mmの金配線を作製した。金配線が形成されたガラス基板上には、サンプル2と同様のペースト状の多孔質層原料を用いて多孔質層を形成した。具体的には、2×3mmのマスク(厚さ50μm)を介して、金配線上の所定の領域にペーストを印刷した。乾燥後、450℃で30分焼成した。こうした印刷および乾燥の工程を4回繰り返して、厚さ20μmのポーラスチタニア膜を形成し、多孔質層15を得た。
第一の支持基板11aに対向して配置される第二の支持基板11bとしては、厚さ1mmのガラス基板を用意した。厚さ40μmのアイオノマー樹脂を介して第一の支持基板11aと第二の支持基板11bとを配置し、注入口を残して貼り合せてセルを得た。
イオン液体を9gのN−メチル−N−ブチルピロリジウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミドに変更した以外は、サンプル1と同様にして電解質を調製した。得られた電解質を用いる以外は、サンプル15と同様にして、図5に示したような発光素子を作製した。
得られた発光素子に交流電流を流して発光開始電圧を調べたところ、1.8Vであった。また、3Vにおける輝度は400cd/m2であった。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかる発光素子においては、発光層を構成する電解質中に、常温で固体のカーボネートが含有されるので、発光開始電圧が低下し、発光輝度を高めることが可能となった。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の一実施形態にかかる発光素子の断面図。 本発明の他の実施形態にかかる発光素子の断面図。 本発明の他の実施形態にかかる発光素子の断面図。 図3に示した発光素子における第一の支持基板の平面図。 本発明の他の実施形態にかかる発光素子の断面図。
符号の説明
11a…第一の支持基板; 11b…第二の支持基板; 12a…第一の電極
12b…第二の電極; 13…発光層; 14…スペーサー; 15…多孔質層。

Claims (7)

  1. 第一の電極と、
    前記第一の電極と絶縁された第二の電極と、
    前記第一の電極および前記第二の電極に接触して配置された電解質で形成された発光層とを具備し、
    前記電解質は、発光色素とイオン液体と常温で固体のカーボネートとを含有し、
    前記イオン液体と前記常温で固体のカーボネートとの合計に対する前記カーボネートの量は、5wt%以上20wt%以下であり、
    前記イオン液体は、BF 4 - 、[(CF 3 SO 2 ) 2 ]N - 、および[(C 2 5 SO 2 2 )]N - からなる群から選択されるアニオンと、下記式(A)で表わされる構造を有するカチオンとを含む室温溶融塩であることを特徴とする発光素子。
    Figure 0004208894
  2. 前記常温で固体のカーボネートは、エチレンカーボネート、ベンジルフェニルカーボネート、エチル−m−トリルカーボネート、エチルフェニルカーボネート、t−ブチル−4−ビニルフェニルカーボネート、t−ブチルフェニルカーボネート、エチル−3,5−キシリルカーボネート、アリルフェニルカーボネート、ジアリルカーボネート、およびジベンジルカーボネートからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記常温で固体のカーボネートはエチレンカーボネートであることを特徴とする請求項2に記載の発光素子。
  4. 前記カチオンは、N,N,N−トリメチルブチルアンモニウムイオン、N−エチル−N,N−ジメチルプロピルアンモニウムイオン、N−エチル−N,N−ジメチルブチルアンモニウムイオン、N,N−ジメチル−N−プロピルブチルアンモニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N,N−ジメチルエチルアンモニウムイオン、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−3,4−ジメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3,4−トリメチルイミダゾリウムイオン、1−エチル−2,3,5−トリメチルイミダゾリウムイオン、N−メチル−N−プロピルピロリジニウムイオン、N−ブチル−N−メチルピロリジニウムイオン、N−sec−ブチル−N−メチルピロリジニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピロリジニウムイオン、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピロリジニウムイオン、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムイオン、N−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−sec−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオン、および、N−(2−エトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の発光素子。
  5. 前記第一の電極および前記第二の電極の少なくとも一方の上に配置された多孔質層をさらに具備することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の発光素子。
  6. 前記多孔質層は、チタニア微粒子の集合体から構成されることを特徴とする請求項に記載の発光素子。
  7. 前記電解質中の前記発光色素はRu錯体であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の発光素子。
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