JP4509867B2 - 発光素子の駆動方法 - Google Patents
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九州工業大学大学院・生命体工学研究科、岡本清一、「チタニアナノ結晶集合体を電極に用いることによる電気化学発光の増大」、2004年度電気化学会(平成16年3月24日〜)要旨集310頁
前記一対の電極に、1.5V以上7V以下の振幅で矩形波電圧を印加することを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態にかかる方法により駆動される電気化学発光素子の一例の側面模式図である。図示する発光素子においては、第1の電極1と第2の電極2とが、スペーサ3を介して所定の間隔で対向されている。2つの電極の間隔が過剰に大きい場合には、発光に関与しない色素が存在することになるので、間隔は50μm以下程度であることが好ましい。より好ましい間隔は、5μm以下である。なお、製造プロセスを考慮すると、第1の電極1と第2の電極2と間の間隔は1μm以上であることが望まれる。これら2つの電極は互いに絶縁されており、第1の電極1、第2の電極2、およびスペーサ3によって画定された空間内に電解質4を収容し、エポキシ樹脂のような封止材で封止すればよい。封止剤として熱可塑性樹脂であるアイオノマー系樹脂などを用いた場合には、この封止材が電解質へ溶出して色素の発光が阻害されるのを回避することができる。第1および第2の電極の少なくとも一方の電解質側には、後述する材料を用いて多孔質層を形成してもよい。
(実施例1)
まず、厚さ1000μmのガラス基板上に厚さ約1μmのスズドープ酸化インジウム薄膜(シート抵抗6Ω/sq)を形成して、透明電極を2つ作製した。こうして得られた2つの透明電極を第1の電極および第2の電極として用いて、以下のような手法により電気化学発光素子を製造した。
xの値をそれぞれ70%および30%に変更した以外は、実施例1と同様にして輝度を測定した。
xの値を28.7%に変更することにより矩形波電圧をサイン波電圧に変更した以外は、実施例1と同様にして輝度を測定した。
まず、厚さ1000μmのガラス基板上に厚さ約1μmのスズドープ酸化インジウム薄膜(シート抵抗6Ω/sq)を形成して、透明電極を得た。スズドープ酸化インジウム薄膜上に、日本アエロジル社製のP25TiO2と水とエタノールを混合して作製したチタニアペーストを50μm厚で塗布した。乾燥後、450℃で30分焼成し、この工程を2回繰り返し、8μm厚のポーラスチタニア膜を多孔質層として得た。こうして、第1の電極を作製した。
一方、第2の電極としては、実施例1と同様のものを用意した。
xの値を28.7%に変更することにより矩形波電圧をサイン波電圧に変更した以外は、実施例4と同様にして輝度測定を行なった。その結果、70cd/m2の光量で発光した。
室温溶融塩を1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(BF4 -)1.1gに変更した以外は実施例1と同様にして、発光素子を作製した。印加電圧を表1に示す値に変更した以外は、実施例1と同様にして輝度測定を行なった。
印加電圧を1.3Vにした以外は実施例5と同様にして輝度測定を行なったところ、発光しなかった。
印加電圧を7.2Vにした以外は実施例5と同様にして輝度測定を行なったところ、発光したがすぐに消光してしまった。
交流電圧の周波数を表1に示す数値とした以外は、実施例1と同様にして輝度測定を行なった。
交流電圧の周波数を5Hzにした以外は実施例1と同様にして輝度測定を行なったところ、点滅発光した。
交流電圧の周波数を850Hzにした以外は実施例1と同様にして輝度測定を行なったところ、発光しなかった。これは、本実施例で用いた発光素子の性質に起因するものと推測される。
電解質をアセトニトリルに変更した以外は、実施例1と同様にして輝度測定を行なった。
xの値を28.7%に変更することにより矩形波電圧をサイン波電圧に変更した以外は、比較例5と同様にして輝度を測定した。
b:N−メチル−N−プロピルピペリジニウム(TFSI-)
c:1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(BF4 -)
d:アセトニトリル
上記表1に示されるように、電解質が溶融塩である電気化学発光素子において、一般的なサイン波形状の電圧を印加するよりも、矩形波電圧を印加するほうが輝度が高められる。しかも、その効果は電解質が溶融塩である場合に、有機溶媒の場合よりも顕著に現われることが明らかとなった。
室温溶融塩をN−メチル−N−プロピルピペリジニウム(TFSI-)1.1gに変更した以外は実施例1と同様にして電解質を調製し、これを用いて同様の素子を作製した。
電圧非印加時間を挿入しない以外は実施例13と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は1.5時間であった。
3V800Hzの矩形波の(1/2)周期ごと(n=1)に0.3msの電圧非印加時間を挿入した以外は、実施例13と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は2.0時間であった。
電圧非印加時間を挿入しない以外は、実施例15と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は1.0時間であった。
3V800Hzの矩形波の(1/2)周期ごと(n=1)に0.1msの電圧非印加時間を挿入した以外は、実施例15と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は1.1時間であった。
3V800Hzの矩形波の200周期ごと(n=400)に50msの電圧非印加時間を挿入した以外は、実施例15と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は2.0時間であった。
電圧非印加時間を挿入しない以外は、実施例18と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は1.6時間であった。
3V800Hzの矩形波の200周期ごと(n=400)に60msの電圧非印加時間を挿入した以外は、実施例18と同様に輝度測定を行なったところ、点滅発光した。
3V800Hzの矩形波の250周期ごと(n=500)に50msの電圧非印加時間を挿入した以外は、実施例18と同様に輝度測定を行なったところ、半減期は1.7時間であった。
21…第1の電極; 22…第2の電極; 25…交流電源; 23,24…基板
31…矩形波; 32…サイン波。
Claims (10)
- 前記矩形波電圧の周波数が、10Hz以上800Hz以下であることを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動方法。
- 前記矩形波電圧において、(1/2)×n(nは1≦n≦400の整数)周期ごとに0.3ms以上50ms以下の電圧非印加時間が存在することを特徴とする請求項1または2に記載の発光素子駆動方法。
- 前記発光素子は、前記一対の電極の少なくとも一方に接し、前記一対の電極の間に配置された多孔質層を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記一対の電極は、対向して配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記発光素子は、前記矩形波電圧の順方向の電圧印加時および逆方向の電圧印加時に発光することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記カチオン成分は、N−メチル−N−プロピルピペリジニウムイオン、N−メチル−N−イソプロピルピペリジニウムイオン、N−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−イソブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−sec−ブチル−N−メチルピペリジニウムイオン、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオン、およびN−(2−エトキシエチル)−N−メチルピペリジニウムイオンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記溶融塩のアニオン成分は、PF 6 - ,[PF 3 (C 2 F 5 ) 3 ] - 、[PF 3 (CF 3 ) 3 ] - 、BF 4 - ,[BF 2 (CF 3 ) 2 ] - 、[BF 2 (C 2 F 5 ) 2 ] - 、[BF 3 (CF 3 )] - 、[BF 3 (C 2 F 5 )] - 、[B(COOCOO) 2 - ](BOB - )、CF 3 SO 3 - (Tf - )、C 4 F 9 SO 3 - (Nf - )、[(CF 3 SO 2 ) 2 N] - (TFSI - )、[(C 2 F 5 SO 2 ) 2 N] - (BETI - )、[(CF 3 SO 2 )(C 4 F 9 SO 2 )N] - 、[(CN) 2 N] - (DCA - )、[(CF 3 SO 2 ) 3 C] - 、および[(CN) 3 C] - からなる群から選択されることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記溶融塩は、10〜400mPa・sの粘度で用いられることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
- 前記電解質は、前記電解質の20体積%以下の非プロトン性の有機溶媒をさらに含有することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発光素子駆動方法。
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