JP4208110B2 - 荷物移送装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷物を保持して所定場所まで移送する荷物移送装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷物移送装置としては、例えば、パレット上に縦横多数で複数段に積み付けられた複数の荷物、つまり、米等の商品が袋詰めされた変形可能な略同一状である袋状の複数の荷物を荷下ろしするロボットデパレタイザ等の荷下ろし装置が知られている。
【0003】
そして、この従来の荷下ろし装置は、荷物を保持可能な荷物保持手段を備えており、この荷物保持手段は、予め設定された基準保持位置で荷物の保持を試行し、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置まで移動してこの待機位置で待機するように制御手段で制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の荷下ろし装置では、例えば、パレットの搬送時における振動、衝撃等により荷崩れが生じた場合等に、荷物保持手段が基準保持位置での荷物の保持に失敗し、直ちに待機位置で待機してしまうので、基準保持位置での一回の失敗で荷下ろし作業が中断されるため、荷下ろし作業等の荷物移送作業の効率が悪い問題を有している。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、荷物移送作業を効率良くできる荷物移送装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の荷物移送装置は、荷物を保持可能な荷物保持手段と、この荷物保持手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる制御手段とを備えたものである。
【0007】
そして、この構成では、制御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置では失敗しても予備保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0008】
請求項2記載の荷物移送装置は、請求項1記載の荷物移送装置において、制御手段は、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置とは異なる他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順々に再度試行させるものである。
【0009】
そして、この構成では、制御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置とは異なる他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順々に再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置やある予備保持位置では失敗しても他の予備保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0010】
請求項3記載の荷物移送装置は、請求項1記載の荷物移送装置において、制御手段は、予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置で待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成功した場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させて、前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるものである。
【0011】
そして、この構成では、制御手段が、予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置で待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成功した場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、各荷物が同一方向に荷崩れした場合等に、荷物移送作業が効率良くなる。
【0012】
請求項4記載の荷物移送装置は、荷物を保持可能な荷物保持手段と、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置、この基準保持位置からこの基準保持位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備保持位置、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置、前記基準保持位置から前記互いに交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第3の予備保持位置、および、前記基準保持位置から前記他の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予備保持位置に、前記荷物保持手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、前記基準保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる前記第1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第1の予備保持位置とは異なる前記第2の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第2の予備保持位置とは異なる前記第3の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第3の予備保持位置とは異なる前記第4の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる制御手段とを備えたものである。
【0013】
そして、この構成では、制御手段が、基準保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる第1の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第1の予備保持位置とは異なる第2の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第2の予備保持位置とは異なる第3の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第3の予備保持位置とは異なる第4の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置では失敗しても、第1の予備保持位置ないし第4の予備保持位置のいずれかの保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0014】
請求項5記載の荷物移送装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の荷物移送装置において、荷物保持手段は、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を保持する吸着保持部を有するものである。
【0015】
そして、この構成では、荷物保持手段の吸着保持部が、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を保持するので、安定した荷物移送作業を可能である。
【0016】
請求項6記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、移送対象物である各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持を試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、この基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で、前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したものである。
【0017】
そして、プログラムに従ってコンピュータを動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0018】
請求項7記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、移送対象物である各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持を試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置からこの基準保持位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記互いに交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第3の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記他の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したものである。
【0019】
そして、この構成では、プログラムに従ってコンピュータを動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の荷物移送装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0021】
図1において、1は荷物移送装置としての荷下ろし装置で、この荷下ろし装置1は、例えば、パレットP上に縦横多数で複数段に所定の積付けパターンで積み付けられた複数の荷物、つまり、米等の商品が袋詰めされた変形可能な略同一状である袋状で長方形状の複数の荷物Wを、一個ずつ荷下ろし可能なロボットデパレタイザである。
【0022】
この荷下ろし装置1は、基台2を備え、この基台2にはロボットアーム3が突設され、このロボットアーム3の先端に荷物Wを保持可能な荷物保持手段としてのハンド5が設けられており、このハンド5は、所定の保持位置で、荷物Wの上面に着脱可能に吸着してこの荷物Wを保持する吸着保持部6を有している。
【0023】
そして、このハンド5は、図示しない駆動手段からの駆動力によるロボットアーム3の動作に基づいて、例えば垂直方向および水平方向に移動可能で、このハンド5の移動範囲内の下方にはステーション等の搬送コンベヤ7の搬送始端部が位置するとともに、図示しないパレット搬送手段の搬送終端部が位置する。
【0024】
また、この荷下ろし装置1には、ロボットアーム3、ハンド5等を制御可能な制御手段11が接続され、この制御手段11はCPU、メモリ等を有するコンピュータであり、この制御手段11には、キーボード、マウス等の入力手段12が接続されているとともに、モニタ等の出力手段13が接続されている。
【0025】
そして、この制御手段11は、ハンド5の吸着保持部6が吸着により荷物Wの保持に成功したか否かを判定する保持成功判定手段15の機能を有している。なお、この保持成功判定手段15は、例えば、吸着保持部6の荷物Wの上面への吸着に基づく圧力変化を感知し、所定圧力に達したか否かを判断するものである。
【0026】
また、この制御手段11は、保持成功判定手段15の判定に対応して、ハンド5の保持位置を変更させる保持位置変更手段である保持位置切換手段16の機能を有している。
【0027】
すなわち、この保持位置切換手段16は、例えば、図2に示すように、ハンド5の保持位置を、各荷物Wごとに対応してそれぞれ予め設定された基準保持位置P0 、第1の予備保持位置P1 、第2の予備保持位置P2 、第3の予備保持位置P3 、および、第4の予備保持位置P4 のいずれかの位置に、自動的に切換え可能である。
【0028】
ここで、基準保持位置P0 は、例えば、平面視で荷物Wの重心と略一致する位置である。第1の予備保持位置P1 は、基準保持位置P0 を交点として互いに直交する二方向、すなわち、図示PX軸、PY軸に平行な二方向のいずれか一の方向であるPY軸に平行な一の方向の一方側であるPY軸正方向に向って所定の距離L1 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。第2の予備保持位置P2 は、PY軸に平行な一の方向の他方側であるPY軸負方向に向って所定の距離L1 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。第3の予備保持位置P3 は、基準保持位置P0 を交点として互いに直交する二方向の残りの他の方向であるPX軸に平行な他の方向の一方側であるPX軸正方向に向って所定の距離L2 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。第4の予備保持位置P4 は、PX軸に平行な他の方向の他方側であるPX軸負方向に向って所定の距離L2 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。なお、荷物Wの形状によっては、L1 =L2 に設定してもよい。
【0029】
また一方、制御手段11は、パレットP上の荷物Wの各段の高さやパレットP上の荷物Wの積付け高さHを算出する機能を有するとともに、この算出した積付け高さHが予め設定された許容高さ範囲内であるか否かを比較する機能等をも有している。そして、制御手段11は、算出した積付け高さHが許容高さ範囲外であると判断したときには、エラー出力信号を出力手段13に送信する構成とされている。
【0030】
次に、上記一実施の形態の動作を図3および図4のフローチャートを参照して説明する。
【0031】
荷下ろし装置1にて、一個目の荷物Wを荷下ろしする場合と、二個目以降の荷物Wを荷下ろしする場合とに分けて説明する。
【0032】
まず、パレットP上に縦横多数で複数段に積み付けられた複数の荷物Wについて、最上位の段の一個目の荷物Wを荷下ろしする場合は、各荷物Wが積み付けられたパレットPが、図示しないパレット搬送手段により、荷下ろし装置1のハンド5の移動範囲内の下方の所定位置に到着すると(ステップ1)、ハンド5は、パレットPの上方の所定の上限高さ位置まで上昇し、この上昇後、最上位の段に位置する荷物Wに当接することでこの荷物Wを検出するまで低速で下降する(ステップ2)。なお、この昇降時に、ハンド5は、一個目の荷物Wに対応して予め設定された基準保持位置P0 に沿って昇降する。
【0033】
そして、最上位の段の荷物Wを検出すると、制御手段11は、予め入力された荷物Wの段数等の荷物データに基づいて、各段の荷物Wの高さを計算する(ステップ3)。また、制御手段11は、積み付けられた荷物W全体の積付け高さHを算出し、この算出した積付け高さHが予め設定された許容高さ範囲内であるか否かを比較する(ステップ4)。
【0034】
なお、パレットPの所定位置への到着時以外であっても、例えば、作業者が、視覚による判断に基づき、入力手段12を用いて、パレットP上の荷物Wの段数、個数等の荷物データをカウント修正した場合でも、作業者による誤入力が考えられるため、ステップ1に戻り、パレットPの到着時と同様の動作をする。
【0035】
そして、比較の結果、積付け高さHが許容高さ範囲外であると判断したときには、制御手段11からエラー出力信号が出力手段13に送信される(ステップ5)。
【0036】
その一方で、比較の結果、積付け高さHが許容高さ範囲内であると判断したときには、ハンド5の吸着保持部6が、一個目の荷物Wに対応して予め設定された基準保持位置P0 で、吸着動作を開始して、荷物Wの保持を試行する(ステップ6)。
【0037】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着により荷物Wの保持に成功したか否かを判定、すなわち、吸着保持部6が吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ7)。
【0038】
そして、吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、基準保持位置P0 を成功位置「0」と記憶する(ステップ8)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0039】
その一方で、吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を基準保持位置P0 から第1の予備保持位置P1 に変更させる。
【0040】
この切換えにより、ハンド5の吸着保持部6は、ロボットアーム3の動作により、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、今度は、第1の予備保持位置P1 に沿って所定の高さ位置まで下降し、この第1の予備保持位置P1 で吸着動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ10)。
【0041】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が第1の予備保持位置P1 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ11)。
【0042】
そして、吸着保持部6が第1の予備保持位置P1 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、第1の予備保持位置P1 を成功位置「1」と記憶する(ステップ12)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0043】
その一方で、吸着保持部6が第1の予備保持位置P1 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を第1の予備保持位置P1 から第2の予備保持位置P2 に変更させる。
【0044】
この切換えにより、ハンド5の吸着保持部6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、今度は、第2の予備保持位置P2 に沿って所定の高さ位置まで下降し、この第2の予備保持位置P2 で吸着動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ13)。
【0045】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が第2の予備保持位置P2 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ14)。
【0046】
そして、吸着保持部6が第2の予備保持位置P2 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、第2の予備保持位置P2 を成功位置「2」と記憶する(ステップ15)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0047】
その一方で、吸着保持部6が第2の予備保持位置P2 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を第2の予備保持位置P1 から第3の予備保持位置P3 に変更させる。
【0048】
この切換えにより、ハンド5の吸着保持部6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、今度は、第3の予備保持位置P3 に沿って所定の高さ位置まで下降し、この第3の予備保持位置P3 で吸着動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ16)。
【0049】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が第3の予備保持位置P3 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ17)。
【0050】
そして、吸着保持部6が第3の予備保持位置P3 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、第3の予備保持位置P3 を成功位置「3」と記憶する(ステップ18)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0051】
その一方で、吸着保持部6が第3の予備保持位置P3 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を第3の予備保持位置P3 から第4の予備保持位置P4 に変更させる。
【0052】
この切換えにより、ハンド5の吸着保持部6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、今度は、第4の予備保持位置P4 に沿って所定の高さ位置まで下降し、この第4の予備保持位置P4 で吸着動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ19)。
【0053】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が第4の予備保持位置P4 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ20)。
【0054】
そして、吸着保持部6が第4の予備保持位置P4 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、第4の予備保持位置P4 を成功位置「4」と記憶する(ステップ21)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0055】
その一方で、吸着保持部6が第4の予備保持位置P4 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11からエラー出力信号が出力手段13に送信される(ステップ22)。また、ハンド5は、予め設定された所定の待機位置まで上昇し、この待機位置で待機する(ステップ23)。
【0056】
そして、このハンド5が待機位置で待機した状態で、作業者が、手作業で、パレットP上の荷物Wの位置を適宜に修正する(ステップ24)。その後、ハンド5の待機状態が解除されると、ステップ6に戻り、ハンド5の吸着保持部6が、基準保持位置P0 で吸着動作を開始して荷物Wの保持を新たに試行する。
【0057】
次いで、二個目以降の荷物Wを荷下ろしする場合を説明すると、まず、ハンド5の吸着保持部6が、二個目以降の各荷物Wに対応して予め設定された基準保持位置P0 で、吸着動作を開始して、荷物Wの保持を試行する(ステップ25)。
【0058】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着により荷物Wの保持に成功したか否かを判定、すなわち、吸着保持部6が吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ26)。
【0059】
そして、吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着ミスをしていないと判断したときには、ハンド5が、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ27)。
【0060】
その一方で、吸着保持部6が基準保持位置P0 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を、基準保持位置P0 から前回の荷物Wの保持の際に成功した記憶されている成功位置に対応した第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれかに変更させる。
【0061】
例えば、一個目の荷物Wの保持を、図2に示すように、第2の予備保持位置P2 で成功した場合は、二個目の荷物Wの保持において、この荷物Wに応じた基準保持位置P0 で吸着ミスしたときには、保持位置切換手段16によって基準保持位置P0 からこの荷物Wに応じた第2の予備保持位置P2 に切換えられる。
【0062】
そして、ハンド5の吸着保持部6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれかに沿って所定の高さ位置まで下降し、この保持位置で吸着動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ28)。
【0063】
すると、制御手段11が、保持成功判定手段15により、ハンド5の吸着保持部6が吸着ミスをしたか否かを判断し(ステップ29)、吸着保持部6が吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段11は、この成功した予備保持位置を成功位置と記憶する(ステップ30)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ27)。
【0064】
一方、吸着保持部6が吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のうちの残りの保持位置に順次切換え、吸着保持部6に荷物の保持を最大で4回まで再度試行させる制御をする。
【0065】
すなわち、吸着保持部6が前回の成功位置で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、前回の成功位置に応じて記憶された「1」、「2」、「3」、「4」に「1」を足し(ステップ31)、この足した値Xが5であるか否か判断し(ステップ32)、Xが5でない場合には、試行回数が合計4回未満である限り(ステップ33)、保持位置切換手段16によりXの値に対応した所定の予備保持位置P1 ,P2 ,P3 ,P4 に変更させる。なお、Xが5となった場合にはX=1に設定される(ステップ34)。X=1が予備保持位置P1 に対応し、X=2が予備保持位置P2 に対応し、X=3が予備保持位置P3 に対応し、X=4が予備保持位置P4 に対応する。
【0066】
例えば、一回目の試行を第2の予備保持位置P2 で行った場合は、二回目の試行時には第3の予備保持位置P3 に切換えられ、三回目の試行時には第4の予備保持位置P4 に切換え、四回目の試行時には第1の予備保持位置P1 に切換えられる。
【0067】
一方で、ハンド5の吸着保持部6による試行回数が、合計4回となり、第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のすべての位置で吸着ミスしたときには、制御手段11からエラー出力信号が出力手段13に送信される(ステップ37)。また、ハンド5は、予め設定された所定の待機位置まで上昇し、この待機位置で待機する(ステップ38)。そして、このハンド5が待機位置で待機した状態で、作業者が、手作業で、パレットP上の荷物Wの位置を適宜に修正する(ステップ39)。
【0068】
このようにして、上記一実施の形態によれば、制御手段11が、まず、基準保持位置P0 でハンド5に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置P0 での荷物Wの保持に失敗した場合には第1の予備保持位置P1 でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させ、この第1の予備保持位置P1 でも失敗した場合には第2の予備保持位置P2 でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させる。
【0069】
また、この制御手段11は、第2の予備保持位置P2 での荷物Wの保持に失敗した場合には第3の予備保持位置P3 でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させ、この第3の予備保持位置P3 でも失敗した場合には第4の予備保持位置P4 で再度試行させる。
【0070】
したがって、荷物Wの状態、つまり、荷物Wの荷姿等によっては、基準保持位置P0 で失敗しても、第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれかの保持位置で荷物Wを保持できるので、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【0071】
すなわち、例えば、図示しないパレット搬送手段によるパレットPの搬送時における振動、衝撃等により荷崩れが生じ、パレットP上の各段の荷物Wが一方向に少し傾いた場合であっても、制御手段11によるコンピュータ動作に基づく自動制御により、ハンド5が荷下ろし作業を連続的にするので、従来に比べて、荷下ろし作業をより一層効率良くできる。
【0072】
また、制御手段11がパレットP上の荷物Wの積付け高さHを自動的に算出するので、パレットPごと積付け高さHが異なる場合にも対応できるため、パレットPごとに設定し直す必要もなく、荷下ろし作業を効率良くできる。
【0073】
さらに、ハンド5の吸着保持部6が、荷物Wの上面に吸着した状態で、この荷物Wを保持するので、荷下ろし作業を安定的にできる。
【0074】
なお、上記実施の形態においては、保持位置切換手段16は、図2に示すように、基準保持位置P0 以外に、四つの予備保持位置P1 〜P4 に切換え可能な構成として説明したが、例えば、図示しないが、五つ、六つ或いは七つ以上の予備保持位置に切換え可能な構成でもよい。
【0075】
【発明の効果】
請求項1記載の荷物移送装置によれば、制御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置では失敗しても予備保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【0076】
請求項2記載の荷物移送装置によれば、制御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持位置とは異なる他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順々に再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置やある予備保持位置では失敗しても他の予備保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【0077】
請求項3記載の荷物移送装置によれば、制御手段が、予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置で待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成功した場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、各荷物が同一方向に荷崩れした場合等に、荷物移送作業を効率良くできる。
【0078】
請求項4記載の荷物移送装置によれば、制御手段が、基準保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる第1の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第1の予備保持位置とは異なる第2の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第2の予備保持位置とは異なる第3の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第3の予備保持位置とは異なる第4の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位置では失敗しても、第1の予備保持位置ないし第4の予備保持位置のいずれかの保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【0079】
請求項5記載の荷物移送装置によれば、荷物保持手段の吸着保持部が、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を保持するので、安定した荷物移送作業をできる。
【0080】
請求項6記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、プログラムに従ってコンピュータを動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【0081】
請求項7記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によれば、プログラムに従ってコンピュータを動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷物移送装置の一実施の形態を示す概要図である。
【図2】同上荷物移送装置の荷物保持手段の保持位置を説明するための説明図である。
【図3】同上荷物移送装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】同上荷物移送装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 荷物移送装置としての荷下ろし装置
5 荷物保持手段としてのハンド
6 吸着保持部
11 制御手段
16 保持位置変更手段である保持位置切換手段
W 荷物
P0 基準保持位置
P1 第1の予備保持位置
P2 第2の予備保持位置
P3 第3の予備保持位置
P4 第4の予備保持位置
Claims (7)
- 荷物を保持可能な荷物保持手段と、
この荷物保持手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、
各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる制御手段と
を備えたことを特徴とする荷物移送装置。 - 制御手段は、
各荷物に対応して予め設定された基準保持位置とは異なる他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順々に再度試行させる
ことを特徴とする請求項1記載の荷物移送装置。 - 制御手段は、
予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置で待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成功した場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させて、前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる
ことを特徴とする請求項1記載の荷物移送装置。 - 荷物を保持可能な荷物保持手段と、
各荷物に対応して予め設定された基準保持位置、この基準保持位置からこの基準保持位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備保持位置、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置、前記基準保持位置から前記互いに交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第3の予備保持位置、および、前記基準保持位置から前記他の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予備保持位置に、前記荷物保持手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、
前記基準保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる前記第1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第1の予備保持位置とは異なる前記第2の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第2の予備保持位置とは異なる前記第3の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第3の予備保持位置とは異なる前記第4の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる制御手段と
を備えたことを特徴とする荷物移送装置。 - 荷物保持手段は、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を保持する吸着保持部を有する
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の荷物移送装置。 - 移送対象物である各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持を試行させる手順と、
前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、この基準保持位置とは異なる他の予備保持位置で、前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 移送対象物である各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持を試行させる手順と、
前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置からこの基準保持位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、
前記荷物保持手段が前記第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記互いに交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第3の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、
前記荷物保持手段が前記第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記他の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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