JP2001213521A - 荷物移送装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

荷物移送装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001213521A JP2000024122A JP2000024122A JP2001213521A JP 2001213521 A JP2001213521 A JP 2001213521A JP 2000024122 A JP2000024122 A JP 2000024122A JP 2000024122 A JP2000024122 A JP 2000024122A JP 2001213521 A JP2001213521 A JP 2001213521A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物移送作業を効率良くできる荷物移送装置
を提供する。 【解決手段】 荷物移送装置である荷下ろし装置1は荷
物Wを保持可能なハンド5を備える。荷下ろし装置1の
制御手段11が、まず、予め設定された基準保持位置でハ
ンド5に荷物Wの保持を試行させる。ハンド5が基準保
持位置で荷物Wの保持に失敗した場合には、保持位置切
換手段16にてハンド5の保持位置を変更させて他の予備
保持位置でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷物を保持して所
定場所まで移送する荷物移送装置およびコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の荷物移送装置としては、
例えば、パレット上に縦横多数で複数段に積み付けられ
た複数の荷物、つまり、米等の商品が袋詰めされた変形
可能な略同一状である袋状の複数の荷物を荷下ろしする
ロボットデパレタイザ等の荷下ろし装置が知られてい
る。
【0003】そして、この従来の荷下ろし装置は、荷物
を保持可能な荷物保持手段を備えており、この荷物保持
手段は、予め設定された基準保持位置で荷物の保持を試
行し、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合
には所定の待機位置まで移動してこの待機位置で待機す
るように制御手段で制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の荷下ろし装置では、例えば、パレットの搬送時にお
ける振動、衝撃等により荷崩れが生じた場合等に、荷物
保持手段が基準保持位置での荷物の保持に失敗し、直ち
に待機位置で待機してしまうので、基準保持位置での一
回の失敗で荷下ろし作業が中断されるため、荷下ろし作
業等の荷物移送作業の効率が悪い問題を有している。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、荷物移送作業を効率良くできる荷物移送装置およ
びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の荷物移送
装置は、荷物を保持可能な荷物保持手段と、この荷物保
持手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、各
荷物に対応して予め設定された基準保持位置で前記荷物
保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置で
の荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段
にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準
保持位置とは異なる他の予備保持位置で前記荷物保持手
段に荷物の保持を再度試行させる制御手段とを備えたも
のである。
【0007】そして、この構成では、制御手段が、各荷
物に対応して予め設定された基準保持位置で荷物保持手
段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷物
の保持に失敗した場合には保持位置変更手段にて荷物保
持手段の保持位置を変更させてこの基準保持位置とは異
なる他の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再
度試行させるので、荷物の状態によっては、基準保持位
置では失敗しても予備保持位置で荷物を保持でき、従来
に比べて、荷物移送作業が効率良くなる。
【0008】請求項2記載の荷物移送装置は、請求項1
記載の荷物移送装置において、制御手段は、各荷物に対
応して予め設定された基準保持位置とは異なる他の複数
の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順々に再
度試行させるものである。
【0009】そして、この構成では、制御手段が、各荷
物に対応して予め設定された基準保持位置とは異なる他
の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を順
々に再度試行させるので、荷物の状態によっては、基準
保持位置やある予備保持位置では失敗しても他の予備保
持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業
が効率良くなる。
【0010】請求項3記載の荷物移送装置は、請求項1
記載の荷物移送装置において、制御手段は、予備保持位
置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機位置で
待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成功した
場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した
基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、保持位
置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させて、
前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で前記荷
物保持手段に荷物の保持を再度試行させるものである。
【0011】そして、この構成では、制御手段が、予備
保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の待機
位置で待機させ、この予備保持位置での荷物の保持に成
功した場合には、次の荷物の保持に際してこの荷物に対
応した基準保持位置での荷物の保持に失敗したときに、
前回の荷物の保持の際に成功した予備保持位置で荷物保
持手段に荷物の保持を再度試行させるので、各荷物が同
一方向に荷崩れした場合等に、荷物移送作業が効率良く
なる。
【0012】請求項4記載の荷物移送装置は、荷物を保
持可能な荷物保持手段と、各荷物に対応して予め設定さ
れた基準保持位置、この基準保持位置からこの基準保持
位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の
方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備
保持位置、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側
に向って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置、前
記基準保持位置から前記互いに交差する二方向の残りの
他の方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第3の
予備保持位置、および、前記基準保持位置から前記他の
方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予備
保持位置に、前記荷物保持手段の保持位置を変更させる
保持位置変更手段と、前記基準保持位置で前記荷物保持
手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置での荷
物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて
前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基準保持
位置とは異なる前記第1の予備保持位置で前記荷物保持
手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保持
位置での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変
更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこ
の第1の予備保持位置とは異なる前記第2の予備保持位
置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、こ
の第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合に
は前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位
置を変更させてこの第2の予備保持位置とは異なる前記
第3の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を
再度試行させ、この第3の予備保持位置での荷物の保持
に失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物
保持手段の保持位置を変更させてこの第3の予備保持位
置とは異なる前記第4の予備保持位置で前記荷物保持手
段に荷物の保持を再度試行させる制御手段とを備えたも
のである。
【0013】そして、この構成では、制御手段が、基準
保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この
基準保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位
置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこ
の基準保持位置とは異なる第1の予備保持位置で荷物保
持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第1の予備保
持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更
手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第1
の予備保持位置とは異なる第2の予備保持位置で荷物保
持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保
持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更
手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第2
の予備保持位置とは異なる第3の予備保持位置で荷物保
持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第3の予備保
持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変更
手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第3
の予備保持位置とは異なる第4の予備保持位置で荷物保
持手段に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態
によっては、基準保持位置では失敗しても、第1の予備
保持位置ないし第4の予備保持位置のいずれかの保持位
置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業が効
率良くなる。
【0014】請求項5記載の荷物移送装置は、請求項1
ないし4のいずれかに記載の荷物移送装置において、荷
物保持手段は、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を
保持する吸着保持部を有するものである。
【0015】そして、この構成では、荷物保持手段の吸
着保持部が、荷物の上面に吸着した状態でこの荷物を保
持するので、安定した荷物移送作業を可能である。
【0016】請求項6記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、移送対象物である各荷物に対応して予め
設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持
を試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記基準保持
位置での荷物の保持に失敗した場合には、この基準保持
位置とは異なる他の予備保持位置で、前記荷物保持手段
に荷物の保持を再度試行させる手順とをコンピュータに
実行させるプログラムを記録したものである。
【0017】そして、プログラムに従ってコンピュータ
を動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業が効
率良くなる。
【0018】請求項7記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、移送対象物である各荷物に対応して予め
設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持
を試行させる手順と、前記荷物保持手段が前記基準保持
位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持
位置からこの基準保持位置を交点として互いに交差する
二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定の距離
だけずれた第1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷
物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持手段が
前記第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合
には、前記基準保持位置から前記一の方向の他方側に向
って所定の距離だけずれた第2の予備保持位置で前記荷
物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記
荷物保持手段が前記第2の予備保持位置での荷物の保持
に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記互いに
交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って所定
の距離だけずれた第3の予備保持位置で前記荷物保持手
段に荷物の保持を再度試行させる手順と、前記荷物保持
手段が前記第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗し
た場合には、前記基準保持位置から前記他の方向の他方
側に向って所定の距離だけずれた第4の予備保持位置で
前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手順と
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したもの
である。
【0019】そして、この構成では、プログラムに従っ
てコンピュータを動作させることで、従来に比べて、荷
物移送作業が効率良くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の荷物移送装置の一
実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0021】図1において、1は荷物移送装置としての
荷下ろし装置で、この荷下ろし装置1は、例えば、パレ
ットP上に縦横多数で複数段に所定の積付けパターンで
積み付けられた複数の荷物、つまり、米等の商品が袋詰
めされた変形可能な略同一状である袋状で長方形状の複
数の荷物Wを、一個ずつ荷下ろし可能なロボットデパレ
タイザである。
【0022】この荷下ろし装置1は、基台2を備え、こ
の基台2にはロボットアーム3が突設され、このロボッ
トアーム3の先端に荷物Wを保持可能な荷物保持手段と
してのハンド5が設けられており、このハンド5は、所
定の保持位置で、荷物Wの上面に着脱可能に吸着してこ
の荷物Wを保持する吸着保持部6を有している。
【0023】そして、このハンド5は、図示しない駆動
手段からの駆動力によるロボットアーム3の動作に基づ
いて、例えば垂直方向および水平方向に移動可能で、こ
のハンド5の移動範囲内の下方にはステーション等の搬
送コンベヤ7の搬送始端部が位置するとともに、図示し
ないパレット搬送手段の搬送終端部が位置する。
【0024】また、この荷下ろし装置1には、ロボット
アーム3、ハンド5等を制御可能な制御手段11が接続さ
れ、この制御手段11はCPU、メモリ等を有するコンピ
ュータであり、この制御手段11には、キーボード、マウ
ス等の入力手段12が接続されているとともに、モニタ等
の出力手段13が接続されている。
【0025】そして、この制御手段11は、ハンド5の吸
着保持部6が吸着により荷物Wの保持に成功したか否か
を判定する保持成功判定手段15の機能を有している。な
お、この保持成功判定手段15は、例えば、吸着保持部6
の荷物Wの上面への吸着に基づく圧力変化を感知し、所
定圧力に達したか否かを判断するものである。
【0026】また、この制御手段11は、保持成功判定手
段15の判定に対応して、ハンド5の保持位置を変更させ
る保持位置変更手段である保持位置切換手段16の機能を
有している。
【0027】すなわち、この保持位置切換手段16は、例
えば、図2に示すように、ハンド5の保持位置を、各荷
物Wごとに対応してそれぞれ予め設定された基準保持位
置P0 、第1の予備保持位置P1 、第2の予備保持位置
P2 、第3の予備保持位置P3 、および、第4の予備保
持位置P4 のいずれかの位置に、自動的に切換え可能で
ある。
【0028】ここで、基準保持位置P0 は、例えば、平
面視で荷物Wの重心と略一致する位置である。第1の予
備保持位置P1 は、基準保持位置P0 を交点として互い
に直交する二方向、すなわち、図示PX軸、PY軸に平
行な二方向のいずれか一の方向であるPY軸に平行な一
の方向の一方側であるPY軸正方向に向って所定の距離
L1 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。第
2の予備保持位置P2は、PY軸に平行な一の方向の他
方側であるPY軸負方向に向って所定の距離L1 だけ、
基準保持位置P0 からずれた位置である。第3の予備保
持位置P3 は、基準保持位置P0 を交点として互いに直
交する二方向の残りの他の方向であるPX軸に平行な他
の方向の一方側であるPX軸正方向に向って所定の距離
L2 だけ、基準保持位置P0 からずれた位置である。第
4の予備保持位置P4 は、PX軸に平行な他の方向の他
方側であるPX軸負方向に向って所定の距離L2 だけ、
基準保持位置P0 からずれた位置である。なお、荷物W
の形状によっては、L1 =L2 に設定してもよい。
【0029】また一方、制御手段11は、パレットP上の
荷物Wの各段の高さやパレットP上の荷物Wの積付け高
さHを算出する機能を有するとともに、この算出した積
付け高さHが予め設定された許容高さ範囲内であるか否
かを比較する機能等をも有している。そして、制御手段
11は、算出した積付け高さHが許容高さ範囲外であると
判断したときには、エラー出力信号を出力手段13に送信
する構成とされている。
【0030】次に、上記一実施の形態の動作を図3およ
び図4のフローチャートを参照して説明する。
【0031】荷下ろし装置1にて、一個目の荷物Wを荷
下ろしする場合と、二個目以降の荷物Wを荷下ろしする
場合とに分けて説明する。
【0032】まず、パレットP上に縦横多数で複数段に
積み付けられた複数の荷物Wについて、最上位の段の一
個目の荷物Wを荷下ろしする場合は、各荷物Wが積み付
けられたパレットPが、図示しないパレット搬送手段に
より、荷下ろし装置1のハンド5の移動範囲内の下方の
所定位置に到着すると(ステップ1)、ハンド5は、パ
レットPの上方の所定の上限高さ位置まで上昇し、この
上昇後、最上位の段に位置する荷物Wに当接することで
この荷物Wを検出するまで低速で下降する(ステップ
2)。なお、この昇降時に、ハンド5は、一個目の荷物
Wに対応して予め設定された基準保持位置P0 に沿って
昇降する。
【0033】そして、最上位の段の荷物Wを検出する
と、制御手段11は、予め入力された荷物Wの段数等の荷
物データに基づいて、各段の荷物Wの高さを計算する
(ステップ3)。また、制御手段11は、積み付けられた
荷物W全体の積付け高さHを算出し、この算出した積付
け高さHが予め設定された許容高さ範囲内であるか否か
を比較する(ステップ4)。
【0034】なお、パレットPの所定位置への到着時以
外であっても、例えば、作業者が、視覚による判断に基
づき、入力手段12を用いて、パレットP上の荷物Wの段
数、個数等の荷物データをカウント修正した場合でも、
作業者による誤入力が考えられるため、ステップ1に戻
り、パレットPの到着時と同様の動作をする。
【0035】そして、比較の結果、積付け高さHが許容
高さ範囲外であると判断したときには、制御手段11から
エラー出力信号が出力手段13に送信される(ステップ
5)。
【0036】その一方で、比較の結果、積付け高さHが
許容高さ範囲内であると判断したときには、ハンド5の
吸着保持部6が、一個目の荷物Wに対応して予め設定さ
れた基準保持位置P0 で、吸着動作を開始して、荷物W
の保持を試行する(ステップ6)。
【0037】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が基準保持位置P0
で吸着により荷物Wの保持に成功したか否かを判定、す
なわち、吸着保持部6が吸着ミスをしたか否かを判断す
る(ステップ7)。
【0038】そして、吸着保持部6が基準保持位置P0
で吸着ミスをしていないと判断したときには、制御手段
11は、基準保持位置P0 を成功位置「0」と記憶する
(ステップ8)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物
Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送
し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ9)。
【0039】その一方で、吸着保持部6が基準保持位置
P0 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11
は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置を
基準保持位置P0 から第1の予備保持位置P1 に変更さ
せる。
【0040】この切換えにより、ハンド5の吸着保持部
6は、ロボットアーム3の動作により、所定高さ位置ま
で上昇して荷物Wから一旦離れた後、今度は、第1の予
備保持位置P1 に沿って所定の高さ位置まで下降し、こ
の第1の予備保持位置P1 で吸着動作を開始して荷物W
の保持を再度試行する。(ステップ10)。
【0041】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が第1の予備保持位
置P1 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ1
1)。
【0042】そして、吸着保持部6が第1の予備保持位
置P1 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制
御手段11は、第1の予備保持位置P1 を成功位置「1」
と記憶する(ステップ12)。また、ハンド5は、吸着
保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位
置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステッ
プ9)。
【0043】その一方で、吸着保持部6が第1の予備保
持位置P1 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御
手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持
位置を第1の予備保持位置P1 から第2の予備保持位置
P2 に変更させる。
【0044】この切換えにより、ハンド5の吸着保持部
6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた
後、今度は、第2の予備保持位置P2 に沿って所定の高
さ位置まで下降し、この第2の予備保持位置P2 で吸着
動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステッ
プ13)。
【0045】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が第2の予備保持位
置P2 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ1
4)。
【0046】そして、吸着保持部6が第2の予備保持位
置P2 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制
御手段11は、第2の予備保持位置P2 を成功位置「2」
と記憶する(ステップ15)。また、ハンド5は、吸着
保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位
置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステッ
プ9)。
【0047】その一方で、吸着保持部6が第2の予備保
持位置P2 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御
手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持
位置を第2の予備保持位置P1 から第3の予備保持位置
P3 に変更させる。
【0048】この切換えにより、ハンド5の吸着保持部
6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた
後、今度は、第3の予備保持位置P3 に沿って所定の高
さ位置まで下降し、この第3の予備保持位置P3 で吸着
動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステッ
プ16)。
【0049】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が第3の予備保持位
置P3 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ1
7)。
【0050】そして、吸着保持部6が第3の予備保持位
置P3 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制
御手段11は、第3の予備保持位置P3 を成功位置「3」
と記憶する(ステップ18)。また、ハンド5は、吸着
保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位
置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステッ
プ9)。
【0051】その一方で、吸着保持部6が第3の予備保
持位置P3 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御
手段11は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持
位置を第3の予備保持位置P3 から第4の予備保持位置
P4 に変更させる。
【0052】この切換えにより、ハンド5の吸着保持部
6は、所定高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた
後、今度は、第4の予備保持位置P4 に沿って所定の高
さ位置まで下降し、この第4の予備保持位置P4 で吸着
動作を開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステッ
プ19)。
【0053】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が第4の予備保持位
置P4 で吸着ミスをしたか否かを判断する(ステップ2
0)。
【0054】そして、吸着保持部6が第4の予備保持位
置P4 で吸着ミスをしていないと判断したときには、制
御手段11は、第4の予備保持位置P4 を成功位置「4」
と記憶する(ステップ21)。また、ハンド5は、吸着
保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位
置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす(ステッ
プ9)。
【0055】その一方で、吸着保持部6が第4の予備保
持位置P4 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御
手段11からエラー出力信号が出力手段13に送信される
(ステップ22)。また、ハンド5は、予め設定された
所定の待機位置まで上昇し、この待機位置で待機する
(ステップ23)。
【0056】そして、このハンド5が待機位置で待機し
た状態で、作業者が、手作業で、パレットP上の荷物W
の位置を適宜に修正する(ステップ24)。その後、ハ
ンド5の待機状態が解除されると、ステップ6に戻り、
ハンド5の吸着保持部6が、基準保持位置P0 で吸着動
作を開始して荷物Wの保持を新たに試行する。
【0057】次いで、二個目以降の荷物Wを荷下ろしす
る場合を説明すると、まず、ハンド5の吸着保持部6
が、二個目以降の各荷物Wに対応して予め設定された基
準保持位置P0 で、吸着動作を開始して、荷物Wの保持
を試行する(ステップ25)。
【0058】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が基準保持位置P0
で吸着により荷物Wの保持に成功したか否かを判定、す
なわち、吸着保持部6が吸着ミスをしたか否かを判断す
る(ステップ26)。
【0059】そして、吸着保持部6が基準保持位置P0
で吸着ミスをしていないと判断したときには、ハンド5
が、吸着保持した荷物Wを搬送コンベヤ7の搬送始端部
の近傍位置まで移送し、この搬送コンベヤ7上に下ろす
(ステップ27)。
【0060】その一方で、吸着保持部6が基準保持位置
P0 で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11
は、保持位置切換手段16により、ハンド5の保持位置
を、基準保持位置P0 から前回の荷物Wの保持の際に成
功した記憶されている成功位置に対応した第1ないし第
4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれかに変更させる。
【0061】例えば、一個目の荷物Wの保持を、図2に
示すように、第2の予備保持位置P2 で成功した場合
は、二個目の荷物Wの保持において、この荷物Wに応じ
た基準保持位置P0 で吸着ミスしたときには、保持位置
切換手段16によって基準保持位置P0 からこの荷物Wに
応じた第2の予備保持位置P2 に切換えられる。
【0062】そして、ハンド5の吸着保持部6は、所定
高さ位置まで上昇して荷物Wから一旦離れた後、第1な
いし第4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれかに沿って
所定の高さ位置まで下降し、この保持位置で吸着動作を
開始して荷物Wの保持を再度試行する。(ステップ2
8)。
【0063】すると、制御手段11が、保持成功判定手段
15により、ハンド5の吸着保持部6が吸着ミスをしたか
否かを判断し(ステップ29)、吸着保持部6が吸着ミ
スをしていないと判断したときには、制御手段11は、こ
の成功した予備保持位置を成功位置と記憶する(ステッ
プ30)。また、ハンド5は、吸着保持した荷物Wを搬
送コンベヤ7の搬送始端部の近傍位置まで移送し、この
搬送コンベヤ7上に下ろす(ステップ27)。
【0064】一方、吸着保持部6が吸着ミスをしたと判
断したときには、制御手段11は、第1ないし第4の予備
保持位置P1 〜P4 のうちの残りの保持位置に順次切換
え、吸着保持部6に荷物の保持を最大で4回まで再度試
行させる制御をする。
【0065】すなわち、吸着保持部6が前回の成功位置
で吸着ミスをしたと判断したときには、制御手段11は、
前回の成功位置に応じて記憶された「1」、「2」、
「3」、「4」に「1」を足し(ステップ31)、この
足した値Xが5であるか否か判断し(ステップ32)、
Xが5でない場合には、試行回数が合計4回未満である
限り(ステップ33)、保持位置切換手段16によりXの
値に対応した所定の予備保持位置P1 ,P2 ,P3 ,P
4 に変更させる。なお、Xが5となった場合にはX=1
に設定される(ステップ34)。X=1が予備保持位置
P1 に対応し、X=2が予備保持位置P2 に対応し、X
=3が予備保持位置P3 に対応し、X=4が予備保持位
置P4 に対応する。
【0066】例えば、一回目の試行を第2の予備保持位
置P2 で行った場合は、二回目の試行時には第3の予備
保持位置P3 に切換えられ、三回目の試行時には第4の
予備保持位置P4 に切換え、四回目の試行時には第1の
予備保持位置P1 に切換えられる。
【0067】一方で、ハンド5の吸着保持部6による試
行回数が、合計4回となり、第1ないし第4の予備保持
位置P1 〜P4 のすべての位置で吸着ミスしたときに
は、制御手段11からエラー出力信号が出力手段13に送信
される(ステップ37)。また、ハンド5は、予め設定
された所定の待機位置まで上昇し、この待機位置で待機
する(ステップ38)。そして、このハンド5が待機位
置で待機した状態で、作業者が、手作業で、パレットP
上の荷物Wの位置を適宜に修正する(ステップ39)。
【0068】このようにして、上記一実施の形態によれ
ば、制御手段11が、まず、基準保持位置P0 でハンド5
に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置P0 での荷
物Wの保持に失敗した場合には第1の予備保持位置P1
でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させ、この第1の
予備保持位置P1 でも失敗した場合には第2の予備保持
位置P2 でハンド5に荷物Wの保持を再度試行させる。
【0069】また、この制御手段11は、第2の予備保持
位置P2 での荷物Wの保持に失敗した場合には第3の予
備保持位置P3 でハンド5に荷物Wの保持を再度試行さ
せ、この第3の予備保持位置P3 でも失敗した場合には
第4の予備保持位置P4 で再度試行させる。
【0070】したがって、荷物Wの状態、つまり、荷物
Wの荷姿等によっては、基準保持位置P0 で失敗して
も、第1ないし第4の予備保持位置P1 〜P4 のいずれ
かの保持位置で荷物Wを保持できるので、従来に比べ
て、荷物移送作業を効率良くできる。
【0071】すなわち、例えば、図示しないパレット搬
送手段によるパレットPの搬送時における振動、衝撃等
により荷崩れが生じ、パレットP上の各段の荷物Wが一
方向に少し傾いた場合であっても、制御手段11によるコ
ンピュータ動作に基づく自動制御により、ハンド5が荷
下ろし作業を連続的にするので、従来に比べて、荷下ろ
し作業をより一層効率良くできる。
【0072】また、制御手段11がパレットP上の荷物W
の積付け高さHを自動的に算出するので、パレットPご
と積付け高さHが異なる場合にも対応できるため、パレ
ットPごとに設定し直す必要もなく、荷下ろし作業を効
率良くできる。
【0073】さらに、ハンド5の吸着保持部6が、荷物
Wの上面に吸着した状態で、この荷物Wを保持するの
で、荷下ろし作業を安定的にできる。
【0074】なお、上記実施の形態においては、保持位
置切換手段16は、図2に示すように、基準保持位置P0
以外に、四つの予備保持位置P1 〜P4 に切換え可能な
構成として説明したが、例えば、図示しないが、五つ、
六つ或いは七つ以上の予備保持位置に切換え可能な構成
でもよい。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の荷物移送装置によれば、
制御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持
位置で荷物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準
保持位置での荷物の保持に失敗した場合には保持位置変
更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基
準保持位置とは異なる他の予備保持位置で荷物保持手段
に荷物の保持を再度試行させるので、荷物の状態によっ
ては、基準保持位置では失敗しても予備保持位置で荷物
を保持でき、従来に比べて、荷物移送作業を効率良くで
きる。
【0076】請求項2記載の荷物移送装置によれば、制
御手段が、各荷物に対応して予め設定された基準保持位
置とは異なる他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に
荷物の保持を順々に再度試行させるので、荷物の状態に
よっては、基準保持位置やある予備保持位置では失敗し
ても他の予備保持位置で荷物を保持でき、従来に比べ
て、荷物移送作業を効率良くできる。
【0077】請求項3記載の荷物移送装置によれば、制
御手段が、予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合
には所定の待機位置で待機させ、この予備保持位置での
荷物の保持に成功した場合には、次の荷物の保持に際し
てこの荷物に対応した基準保持位置での荷物の保持に失
敗したときに、前回の荷物の保持の際に成功した予備保
持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるの
で、各荷物が同一方向に荷崩れした場合等に、荷物移送
作業を効率良くできる。
【0078】請求項4記載の荷物移送装置によれば、制
御手段が、基準保持位置で荷物保持手段に荷物の保持を
試行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した
場合には保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置
を変更させてこの基準保持位置とは異なる第1の予備保
持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、こ
の第1の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合に
は保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更
させてこの第1の予備保持位置とは異なる第2の予備保
持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、こ
の第2の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合に
は保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更
させてこの第2の予備保持位置とは異なる第3の予備保
持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、こ
の第3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合に
は保持位置変更手段にて荷物保持手段の保持位置を変更
させてこの第3の予備保持位置とは異なる第4の予備保
持位置で荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させるの
で、荷物の状態によっては、基準保持位置では失敗して
も、第1の予備保持位置ないし第4の予備保持位置のい
ずれかの保持位置で荷物を保持でき、従来に比べて、荷
物移送作業を効率良くできる。
【0079】請求項5記載の荷物移送装置によれば、荷
物保持手段の吸着保持部が、荷物の上面に吸着した状態
でこの荷物を保持するので、安定した荷物移送作業をで
きる。
【0080】請求項6記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体によれば、プログラムに従ってコンピュータ
を動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業を効
率良くできる。
【0081】請求項7記載のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体によれば、プログラムに従ってコンピュータ
を動作させることで、従来に比べて、荷物移送作業を効
率良くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の荷物移送装置の一実施の形態を示す概
要図である。
【図2】同上荷物移送装置の荷物保持手段の保持位置を
説明するための説明図である。
【図3】同上荷物移送装置の動作を示すフローチャート
である。
【図4】同上荷物移送装置の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 荷物移送装置としての荷下ろし装置 5 荷物保持手段としてのハンド 6 吸着保持部 11 制御手段 16 保持位置変更手段である保持位置切換手段 W 荷物 P0 基準保持位置 P1 第1の予備保持位置 P2 第2の予備保持位置 P3 第3の予備保持位置 P4 第4の予備保持位置
フロントページの続き Fターム(参考) 3F030 AA00 AB04 3F059 AA01 BA02 BA09 CA05 DA02 DA09 DC05 DC07 FA03 FA08 FB01 FB15 FC04 FC14

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷物を保持可能な荷物保持手段と、 この荷物保持手段の保持位置を変更させる保持位置変更
    手段と、 各荷物に対応して予め設定された基準保持位置で前記荷
    物保持手段に荷物の保持を試行させ、この基準保持位置
    での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手
    段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの基
    準保持位置とは異なる他の予備保持位置で前記荷物保持
    手段に荷物の保持を再度試行させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする荷物移送装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、 各荷物に対応して予め設定された基準保持位置とは異な
    る他の複数の予備保持位置で荷物保持手段に荷物の保持
    を順々に再度試行させることを特徴とする請求項1記載
    の荷物移送装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、 予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には所定の
    待機位置で待機させ、 この予備保持位置での荷物の保持に成功した場合には、
    次の荷物の保持に際してこの荷物に対応した基準保持位
    置での荷物の保持に失敗したときに、保持位置変更手段
    にて荷物保持手段の保持位置を変更させて、前回の荷物
    の保持の際に成功した予備保持位置で前記荷物保持手段
    に荷物の保持を再度試行させることを特徴とする請求項
    1記載の荷物移送装置。
  4. 【請求項4】 荷物を保持可能な荷物保持手段と、 各荷物に対応して予め設定された基準保持位置、この基
    準保持位置からこの基準保持位置を交点として互いに交
    差する二方向のいずれか一の方向の一方側に向って所定
    の距離だけずれた第1の予備保持位置、前記基準保持位
    置から前記一の方向の他方側に向って所定の距離だけず
    れた第2の予備保持位置、前記基準保持位置から前記互
    いに交差する二方向の残りの他の方向の一方側に向って
    所定の距離だけずれた第3の予備保持位置、および、前
    記基準保持位置から前記他の方向の他方側に向って所定
    の距離だけずれた第4の予備保持位置に、前記荷物保持
    手段の保持位置を変更させる保持位置変更手段と、 前記基準保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を試
    行させ、この基準保持位置での荷物の保持に失敗した場
    合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保
    持位置を変更させてこの基準保持位置とは異なる前記第
    1の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再
    度試行させ、この第1の予備保持位置での荷物の保持に
    失敗した場合には前記保持位置変更手段にて前記荷物保
    持手段の保持位置を変更させてこの第1の予備保持位置
    とは異なる前記第2の予備保持位置で前記荷物保持手段
    に荷物の保持を再度試行させ、この第2の予備保持位置
    での荷物の保持に失敗した場合には前記保持位置変更手
    段にて前記荷物保持手段の保持位置を変更させてこの第
    2の予備保持位置とは異なる前記第3の予備保持位置で
    前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させ、この第
    3の予備保持位置での荷物の保持に失敗した場合には前
    記保持位置変更手段にて前記荷物保持手段の保持位置を
    変更させてこの第3の予備保持位置とは異なる前記第4
    の予備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度
    試行させる制御手段とを備えたことを特徴とする荷物移
    送装置。
  5. 【請求項5】 荷物保持手段は、荷物の上面に吸着した
    状態でこの荷物を保持する吸着保持部を有することを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の荷物移送
    装置。
  6. 【請求項6】 移送対象物である各荷物に対応して予め
    設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持
    を試行させる手順と、 前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に
    失敗した場合には、この基準保持位置とは異なる他の予
    備保持位置で、前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試
    行させる手順とをコンピュータに実行させるプログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 【請求項7】 移送対象物である各荷物に対応して予め
    設定された基準保持位置で、荷物保持手段に荷物の保持
    を試行させる手順と、 前記荷物保持手段が前記基準保持位置での荷物の保持に
    失敗した場合には、前記基準保持位置からこの基準保持
    位置を交点として互いに交差する二方向のいずれか一の
    方向の一方側に向って所定の距離だけずれた第1の予備
    保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行さ
    せる手順と、 前記荷物保持手段が前記第1の予備保持位置での荷物の
    保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記一
    の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第2の予
    備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行
    させる手順と、前記荷物保持手段が前記第2の予備保持
    位置での荷物の保持に失敗した場合には、前記基準保持
    位置から前記互いに交差する二方向の残りの他の方向の
    一方側に向って所定の距離だけずれた第3の予備保持位
    置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行させる手
    順と、 前記荷物保持手段が前記第3の予備保持位置での荷物の
    保持に失敗した場合には、前記基準保持位置から前記他
    の方向の他方側に向って所定の距離だけずれた第4の予
    備保持位置で前記荷物保持手段に荷物の保持を再度試行
    させる手順とをコンピュータに実行させるプログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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