JP4206471B2 - 車両側部照明装置 - Google Patents
車両側部照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4206471B2 JP4206471B2 JP2005148810A JP2005148810A JP4206471B2 JP 4206471 B2 JP4206471 B2 JP 4206471B2 JP 2005148810 A JP2005148810 A JP 2005148810A JP 2005148810 A JP2005148810 A JP 2005148810A JP 4206471 B2 JP4206471 B2 JP 4206471B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- light
- ducts
- light emitting
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/26—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
- B60Q1/32—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating vehicle sides, e.g. clearance lights
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
図15の(a)は、従来の路肩灯の正面図、(b)は底面図、(c)は図15(a)の正面中央縦断面図である。
図15(a)、(b)、(c)において、カバー1は蒲鉾形を呈し、背面側は開口され、正面側の下半部には、長矩形状を呈する光束射出窓1aが穿設されている。このカバー1の内壁面には、白色の塗装が施こされて反射面1b、1cが形成されている。
カバー1の射出窓1aには、透明板2がパッキン材を介して透明板取付ねじ3によって固定されている。取付板4の中央部には、電球5を受け入れるソケット部6が設けられている。上記取付板4は、カバー1の背面側の開口部に嵌合した状態で、ステー7を介してカバー取付ねじ8によりカバー1に結合されている。取付板4の背面には、樹脂製の軟質シート9が配置されている。
この状態で、図示しないバッテリから、ケーブル16を介して、電球5に通電すると、電球5は点灯し、その点灯光は、一部は透明板2から直接射出され、残りはカバー1の内壁に形成された反射面1b、1cにおいて反射された後、透明板2から射出され、図16に示すように、狭い照射範囲に亘って後輪13の近くを照射する。この後輪13の近くが照射されることにより、運転者は、後輪13の近くの側溝や障害物等を概ね視認することができる。
また、車両の後輪を照明する第2の従来技術として特許文献1(特開2000−71869号公報)に記載のものがある。
この特許文献1の後輪照明装置は、運転者が、車両の後退運転に際してセレクトレバーを後退レンジにセットすると、バックアップランプ・後輪用照明装置の電球への通電がなされて、電球が点灯する。点灯した電球からの光は、直接に、あるいは、反射鏡や前面レンズで反射された後に、前記前面レンズに入射し、該レンズを通って車両の後方を照明すると共に、電球からの光の一部は、直接に、あるいは反射鏡や前面レンズで反射された後に、バックスポットレンズへ入射し、該レンズによって集光され、リヤバンパと後輪との間を通って、後輪の接地面の側方に導かれ、照明領域を照明するようになっている。
先ず、第1にカバーの材質がスティール製であるため、腐食の進行が早く、耐久性が短い(3〜4年)という欠点がある。
第2に、光源としてタングステンランプを用いていることからその寿命が短く、取換え補修の頻度が多く、補修費が高くつく、という欠点がある。第3に、電球を交換する際、カバー固定ねじが腐食しているために、取外しあるいは取付けができず、産業廃棄物として処分せざるを得ない場合がある。第4に、電球が1個だけであるため暗く、車両側部に沿った照射が充分になされないため、後輪を側溝に落輪させたり、車両近くに存在する歩行者等の存在に気づかずに巻き込み事故をおこすおそれがある。
第5に、上記路肩灯の背面側には、比較的直径の大きなソケットが突出しているため、バスのサイドパネルに、上記ソケットを嵌入するための大きな孔を開けなければならず、その加工費がかかる上、その孔の部分から腐食が始まり、サイドパネルに腐食が進行し、バス本体の寿命の短縮化を招きかねないという問題がある。
また、上記特許文献1の後輪照明装置においては、次のような欠点乃至は問題点がある。
先ず、第1に、上記第1の従来技術と同様に、電球を電源としているところより、電球が切れる頻度が高く、そのための補修費用がかかるという欠点がある。
第2に、この後輪照明装置は、車両の後退時にのみ点灯する方式であるため、夜間の通常走行時には役に立たず、後輪を側溝に落輪させたり、暗いため、歩行者や自転車等に気づかずに巻込み事故を起こしたりするおそれがある。
第3に、車両の後輪側方を照明する光源を、後退灯と共用しているため、光量が後輪側方に充分に照射されない可能性があり、しかも後輪を照明する光束の方向が、運転者から見ると逆方向であるため、運転者は幻惑され、車輪側方の側溝、ガードレール、歩行者を見失うおそれがある。
第4に、文献中には明示はされていないが、カバー部材や取付ねじなどは、腐食する可能性があり、例えば、取付ねじが腐食すると、電球の交換作業が困難乃至は不可能となる。
第2の目的とするところは、電球の球切れのような現象は殆どなく、長期に亘って使用が可能であり、しかも消費電力を大きく節減し得る車両側部照明装置を提供することにある。
第3の目的とするところは、従来装置に比べて、小型化および軽量化を実現し得る車両側部照明装置を提供することができる。
第4の目的とするところは、メンテナンスフリーを実現し得る車両側部照明装置を提供することにある。
第5の目的とするところは、リサイクルが可能な車両側部照明装置を提供することにある。
バスまたは大型トラック等の車両の後輪中心から前方の所定の水平距離であって且つ所定の地上高の部位に配設され前記後輪およびその近傍を照明する車両側部照明装置において、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記車両の側部に取付けられる取付板に対し手前側斜め下方向に向けて配設された第1のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め前方向に向けて配設された第2のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め後ろ方向に向けて配設された第3のダクトと、
前記第1、第2および第3のダクトの各々の基端に少なくとも1つ配置された複数の高輝度を発する発光ダイオードと、
背面側に前記取付板により閉塞される開口が形成され、正面側の中央、前方および後方に前記第1、第2および第3のダクトの各々の先端が保持される第1、第2および第3の光束射出窓がそれぞれ形成され、正面形状および平面形状が横長の逆台形状を呈したカバー部材と、
前記第1、第2および第3のダクトの前面側に設けられ、前記発光ダイオードの指向角度に応じて照射領域を規定する光学素子と、
を具備し、
前記カバー部材と前記取付板と前記第1、第2および第3のダクトを硬質の合成樹脂をもってそれぞれ成型され、
前記第1、第2および第3のダクトを介して射出される前記発光ダイオードの光を前記後輪の側方を含む前記車両の側部に沿って異なった領域に亘り照射し得るように構成したことを特徴としている。
前記第1、第2および第3のダクトの前面側に、透明ガラスまたは透明プラスチックよりなるレンズあるいは平面板状の光学素子を配設したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記第1〜第5の目的を達成するために、
前記光学素子は、収束作用を有するレンズであることを特徴としている。
正面側中央部には、1つの光束射出窓が形成され、その光束射出窓には基端に2つの前記発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端を固定してなることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記第1〜第5の目的を達成するために、
正面側中央部には2つの光束射出窓が形成され、それぞれの光束射出窓には、基端にそれぞれ1個の発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端をそれぞれ固定してなることを特徴としている。
前記発光ダイオードは、橙色を発光するものであることを特徴としている。
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記車両の側部に取付けられる取付板に対し手前側斜め下方向に向けて配設された第1のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め前方向に向けて配設された第2のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め後ろ方向に向けて配設された第3のダクトと、
前記第1、第2および第3のダクトの各々の基端に少なくとも1つ配置された複数の高輝度を発する発光ダイオードと、
背面側に前記取付板により閉塞される開口が形成され、正面側の中央、前方および後方に前記第1、第2および第3のダクトの各々の先端が保持される第1、第2および第3の光束射出窓がそれぞれ形成され、正面形状および平面形状が横長の逆台形状を呈したカバー部材と、
前記第1、第2および第3のダクトの前面側に設けられ、前記発光ダイオードの指向角度に応じて照射領域を規定する光学素子と、
を具備し、
前記カバー部材と前記取付板と前記第1、第2および第3のダクトを硬質の合成樹脂をもってそれぞれ成型され、
前記第1、第2および第3のダクトを介して射出される前記発光ダイオードの光を前記後輪の側方を含む前記車両の側部に沿って異なった領域に亘り照射し得るように構成したので、後輪の下方とその側方の適正範囲に亘り車両の側方に沿って効率よく明るく照射するため、巻き込み事故や側溝への脱輪等の発生を未然に防止することができ、また、構成が簡単で腐食に強く、電球のように球切れのおそれが極めて少なく、実際上メンテナンスフリーであり、長期に亘って使用が可能で且つ消費電力を大幅に節減することができ、加えて、三方向に発光ダイオードの発光光束を互いの干渉なく効率よく射出することができ、光束のケラレがなく、従来の路肩灯に比べて大幅な小型化および軽量化を実現し得る車両側部照明装置を提供することができる。
前記第1、第2および第3のダクトの前面側に、透明ガラスまたは透明プラスチックよりなるレンズあるいは平面板状の光学素子を配設したので、泥はねなどにより汚れた場合でも射出窓に配設された光学素子を拭くだけで、手入れは非常に簡単に行い得る車両側部照明装置を提供することができる。
前記光学素子は、収束(集光)作用を有するレンズであるので、照射角度の広い発光ダイオードの発光光束を収束して効率よく車両側方を照射し得る車両側部照明装置を提供することができる。
正面側中央部には、1つの光束射出窓が形成され、その射出窓には基端に2つの前記発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端を固定してなるので、第1のダクトを2つの発光ダイオードに共用することで発光光量を増大させつつ構成の簡略化を実現し得る車両側部照明装置を提供することができる。
請求項5に記載の発明によれば、
正面側中央部には2つの光束射出窓が形成され、それぞれの光束射出窓には、基端にそれぞれ1個の発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端をそれぞれ固定してなるので、光の干渉を極力少なくし、より効率の高い車両側面の照明を実現し得る車両側部照明装置を提供することができる。
前記発光ダイオードは、橙色を発光するものであるので、例えば、雨や霧の中にあっても車両の後輪およびその側方の状況が明確に視認し得る車両側部照明装置を提供することができる。
図1〜図8は、本発明の第1の実施の形態に係る車両側部照明装置に係るもので、このうち、図1は、図2のA−A線矢視方向断面図であり、図2は、本発明に係る車両側部照明装置の外観構成を示す正面図であり、図3は、平面図であり、図4は、底面図であり、図5は、背面図であり、図6は、右側面図であり、図7は、図1の正面中央縦断面図であり、図8は、図2に示す車両側部照明装置を右斜め下方向から見た斜視図である。
図1〜8において、本発明に係る車両側部照明装置20は、カバー部材21、取付板22、第1のダクト23、第2のダクト24、第3のダクト25、複数の発光ダイオード26、27、28等の主要な構成部材より構成されている。
このうち、カバー部材21は、この例の場合、硬質の合成樹脂、例えば車両のドアミラー、ホイールキャップ、コンソールボックス等に用いられているABS樹脂(アクリロニトリル・ブタジェンスチレン樹脂)を用いている。
このような形状のカバー部材21の正面側の中央の下方寄りには、横長矩形状を呈する第1の光束射出窓21aが形成され、前方(図2において右方)には、略台形状を呈する第2の光束射出窓21bが形成され、後方(図において左方)には、略台形状を呈する第3の光束射出窓21cが形成されている。
第1のダクト23、第2のダクト24、第3のダクト25は、種々の形状が考えられるが、本実施の形態においては、基端部(根元部)23a、24aおよび25aは、横断面積(空間)が狭く、先端部23b、24bおよび25bに向かうに従ってその横断面積(空間)が広く形成されて、いわゆるラッパー状を呈している。
第1のダクト23は、取付板22が図14に示すように、車両11のサイドパネル12に取付けられた状態を想定してその取付条件について説明すると、取付板22に対し手前側斜め下方向に向けて配設されるものとし、その照射範囲は、車両11の側方約1m、望ましくは2mの距離にある人物、物体、構造物等が視認できるように設定する。
また、第2のダクト24は、取付板22に対し、手前側斜め下方であって且つ、車両に対し斜め前方向に向けて配設する。
また、第3のダクト25は、取付板22に対し、手前側斜め下方であって、且つ車両に対し斜め後方向に向けて配設する。
このように、各ダクト23、24、25の向きを設定することにより、従来の路肩灯では、1点の電球から発せられた光束は、扇形に射出されるが、本実施の形態においては、車両の後輪の近くであって、車両の側方に沿う帯状の照射ができるから、後輪近傍の視認性を飛躍的に向上させることができる。
色が橙色の場合、光が空気中において吸収され難く、例えば、雨の降る中や霧が立ち込める悪環境下であっても、視認性が良好で、従って、巻き込み事故や溝への脱輪事故を起こすことを未然に防止することができる。
各発光ダイオード26、27および28は、発光ダイオード取付基板29に取付けられている。
取付板22は、実際に車両に取付けるためのもので、図5の背面図に示すように、左右に車両装着手段としての2つの小孔30が穿設されると共に、左右に2つの矩形状のケーブル引出し口22aが穿設されている。
カバー部材21に形成された第1の光束射出窓21a、第2の光束射出窓21bおよび第3の光束射出窓21cの前面、より詳しくは先端部23b、24bおよび25bの前面に透明で無色の光学素子31、32および33が配設され狭持固定されている。
収束作用を有するプラスチックレンズを使用するのは、発光ダイオード(light emitting diode:LED)の指向角度(Viewing Angle)が、120°〜140°と広いので集束光学系を用いて視野範囲を限定して照射範囲における照度を高めるためである。
もっとも、超高強度LEDの中には、指向角度が10°前後のものもあるので、その場合には、逆に発散機能をもつ凹レンズを用いればよいし、指向角度が照射範囲と適合するLEDを用いる場合には、透明ガラスまたは透明プラスチック板を用いればよい。
上述のように構成された第1の実施の形態に係る車両側部照明装置20を、実際に車両11に取付けるには、図9に示すように車両11の適宜位置に取付ねじ挿通用の小孔(図示せず)をドリル等の工具を以って穿孔する。また、発光ダイオード26〜28への通電用ケーブルを挿通するための孔を形成する。このケーブル挿通用の孔は、ケーブルを挿通するだけのものであるから、従来の路肩灯のソケット部6(図13)の直系に比べれば極めて小径とすることができる。
車両11のサイドパネル12に穿設した小孔に車両側部照明装置20側から突出する取付ねじ(図示せず)を挿入し、サイドパネル12の裏側からナットを螺合させ且つ締付けることにより、車両側部照明装置20を、サイドパネル12に取付けることができる。
因みに、この車両側部照明装置20の取付位置としては、後車軸34中心から前方(図9にあっては右方)の水平距離がバスおよびトラック共に1,500±500(mm)、地上高が、バスの場合450±100(mm)、トラックの場合950±250(mm)であり、車両側部照明装置20の側方への突出端が車体最外側より内側になるようにすることが望ましい。
このようにして発光ダイオード26、27および28によって照射された場合の照射範囲を図9に示す。従来の路肩灯(上述した第1の従来技術)の場合、図16に示すように、照射範囲が狭く後輪13の近くまで充分に照射光が届かず、後輪13と路面や障害物との関係が明確に視認しにくかったが、本実施の形態に係る車両側部照明装置20では、発光ダイオード26から発せられた第1のダクト23にて効率よく反射され且つ第1の光学素子31によって集光された照射光は、第1の照射範囲35、即ち、後輪13のやや前方近傍およびその側方(図9においては手前側)約1m辺りまでを明確に(強い照度)照明する。
さらに加えて、発光ダイオード28から発せられ第3のダクト25にて効率よく反射され且つ第3の光学素子33によって集光された照射光は、第3の照射範囲、即ち、後輪13およびその側方約1m辺りまでを明確に照明する。
この結果、車両11の後輪13を含む車両11の前後方向に長く沿った範囲で且つ車両11の側方(図9においては手前側)1m以上の範囲に亘る地面上を強い照度で照射するため、後輪13の近くに人や物が存在することが明確に視認でき、側溝への脱輪、縁石への乗り上げ、さらに重大なコーナリングにおける巻き込み事故を未然に防止することができる。
しかも、この車両側部照明装置20は、特許文献1のように、後退時のみに点灯するものではなく、夜間における前進時にも点灯することができるので、上記巻き込み事故等の発生の防止に寄与し得る。
そして、発光源が発光ダイオード26、27および28であるので、低電圧、低電流の下で高輝度を発するので、電力消費量が僅かで済み、その上、電球の球切れのような事態は殆ど発生せず、長期使用に充分に耐える。
これに加えて、カバー部材21、取付板22および各ダクト23、24および25は、共に合成樹脂材料をもって成形してあるため、腐食が殆どなく、これを一体化することにより金属部材の使用を極力排することで上記発光ダイオードの長寿命と相俟って長期使用に耐え、いわゆるメンテナンスフリーとすることができる。
また、長く使用していた車両11が事故を起こしたり、老朽化のため廃車処分をした場合、その車両11に装着されていた車両側部照明装置20を取外し、他の車両に再装着することも可能であり、いわゆるリサイクルも可能である。
例えば、図12は、第2の実施の形態を示す斜視図であり、この第2の実施の形態の場合、第1のダクト38、第2のダクト39および第3のダクト40の断面形状が楕円形状を呈している点が、第1の実施の形態における第1のダクト23、第2のダクト24および第3のダクト25の断面形状とは異なっている。
また、図13は、第3の実施の形態を示す斜視図であり、この第3の実施の形態の場合、第1のダクト41は、断面が横長矩形状を呈し、その基端側に2つの発光ダイオード42、43を配設した点が、上述した各実施の形態とは異なっている。
また、図14は、第4の実施の形態を示す正面図であり、この第4の実施の形態の場合、カバー部材の正面に2つの第1の光束射出窓44a、44bが形成され、それぞれの第1の光束射出窓44a、44bに2つの第1のダクト45a、45bの先端が当接保持されている点が、上述した各実施の形態と異なるが、この実施の形態が最も効率のよいことが、実証された。
また、光源として、上述した実施の形態では、発光ダイオード(LED)を用いているが、レーザーダイオード(LD)その他の半導体発光素子を用いてもよい。
12 サイドパネル
13 後輪
14 車両取付ねじ
15 ナット
16 ケーブル
20 車両側部照明装置
21 カバー部材
21a 第1の光束射出窓
21b 第2の光束射出窓
21c 第3の光束射出窓
22 取付板
22a ケーブル引出し口
23、38、41 第1のダクト
23a、24a、25a 基端部
23b、24b、25b 先端部
23c、24c、25c 反射面
24、39 第2のダクト
25、40 第3のダクト
26、27、28、42、43 発光ダイオード
29 発光ダイオード取付基板
30 小孔
31 第1の光学素子
32 第2の光学素子
33 第3の光学素子
34 後車軸
35 第1の照射範囲
36 第2の照射範囲
37 第3の照射範囲
44a、44b 光束射出窓
45a、45b ダクト
Claims (6)
- バスまたは大型トラック等の車両の後輪中心から前方の所定の水平距離であって且つ所定の地上高の部位に配設され前記後輪およびその近傍を照明する車両側部照明装置において、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記車両の側部に取付けられる取付板に対し手前側斜め下方向に向けて配設された第1のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め前方向に向けて配設された第2のダクトと、
基端が狭く形成され先端に向かうに従って広く形成されその内面が反射面とされ、前記取付板に対し手前側斜め下方向であって且つ前記車両に対し斜め後ろ方向に向けて配設された第3のダクトと、
前記第1、第2および第3のダクトの各々の基端に少なくとも1つ配置された複数の高輝度を発する発光ダイオードと、
背面側に前記取付板により閉塞される開口が形成され、正面側の中央、前方および後方に前記第1、第2および第3のダクトの各々の先端が保持される第1、第2および第3の光束射出窓がそれぞれ形成され、正面形状および平面形状が横長の逆台形状を呈したカバー部材と、
前記第1、第2および第3のダクトの前面側に設けられ、前記発光ダイオードの指向角度に応じて照射領域を規定する光学素子と、
を具備し、
前記カバー部材と前記取付板と前記第1、第2および第3のダクトを硬質の合成樹脂をもってそれぞれ成型され、
前記第1、第2および第3のダクトを介して射出される前記発光ダイオードの光を前記後輪の側方を含む前記車両の側部に沿って異なった領域に亘り照射し得るように構成したことを特徴とする車両側部照明装置。 - 前記第1、第2および第3のダクトの前面側に、透明ガラスまたは透明プラスチックよりなるレンズあるいは平面板状の光学素子を配設したことを特徴とする請求項1に記載の車両側部照明装置。
- 前記光学素子は、収束作用を有するレンズであることを特徴とする請求項2に記載の車両側部照明装置。
- 正面側中央部には、1つの光束射出窓が形成され、その光束射出窓には基端に2つの前記発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端が固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の車両側部照明装置。
- 正面側中央部には2つの光束射出窓が形成され、それぞれの光束射出窓には、基端にそれぞれ1個の発光ダイオードが取付けられた前記第1のダクトの先端がそれぞれ固定されてなることを特徴とする請求項1に記載の車両側部照明装置。
- 前記発光ダイオードは、燈色を発光するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両側部照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005148810A JP4206471B2 (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 車両側部照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005148810A JP4206471B2 (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 車両側部照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006324222A JP2006324222A (ja) | 2006-11-30 |
JP4206471B2 true JP4206471B2 (ja) | 2009-01-14 |
Family
ID=37543735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005148810A Active JP4206471B2 (ja) | 2005-05-20 | 2005-05-20 | 車両側部照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4206471B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5196143B2 (ja) * | 2008-04-25 | 2013-05-15 | レシップホールディングス株式会社 | 車両用照明装置 |
JP5503259B2 (ja) * | 2009-11-16 | 2014-05-28 | 富士通テン株式会社 | 車載照明装置、画像処理装置及び画像表示システム |
US8636394B2 (en) * | 2011-12-06 | 2014-01-28 | Truck-Lite Co., Llc | Light emitting diode perimeter lamp assembly |
JP6384442B2 (ja) * | 2015-09-25 | 2018-09-05 | 豊田合成株式会社 | 受電コネクタ用照明装置 |
JP6843702B2 (ja) * | 2017-05-18 | 2021-03-17 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 充電口構造 |
-
2005
- 2005-05-20 JP JP2005148810A patent/JP4206471B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006324222A (ja) | 2006-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2617553B2 (ja) | 自動車用ヘッドランプ | |
KR101410878B1 (ko) | 자동차용 전조등 | |
JP4206471B2 (ja) | 車両側部照明装置 | |
US10502390B1 (en) | Vehicle lamp assembly having a bezek, lens and lamp housing with a micro mesh of holes in a side wall | |
US7789545B2 (en) | Vehicle headlight assembly | |
KR100806209B1 (ko) | 발광 과속 방지턱 | |
JP2006049218A (ja) | 車両用灯具、車両用灯具付き車両用アウトサイドミラー装置 | |
FI90911B (fi) | Valonheitin | |
US20200247311A1 (en) | Vehicle Side Light | |
JP2004232387A (ja) | 自発光視線誘導標 | |
JP4963684B2 (ja) | 自発光式デリネータ | |
KR101074156B1 (ko) | 자동차용 램프 조립체 | |
JP3120287U (ja) | サイドミラー用発光警告装置 | |
KR200405961Y1 (ko) | 도로 표지병. | |
US11645956B2 (en) | Safety light assembly | |
JP4611935B2 (ja) | 車両用灯体 | |
KR200265854Y1 (ko) | 발광식 자동차 측면 안전띠 | |
JP4274932B2 (ja) | 高視認性防護柵 | |
JP3113630U (ja) | 補助照明装置付き乗り物 | |
JP3162117U (ja) | 泥よけ警告灯 | |
WO2005118338A1 (en) | The flank indicator lamp and a rear guard lamp | |
KR200154083Y1 (ko) | 경고 표지판 | |
US7153014B1 (en) | Knite-lite | |
KR200383185Y1 (ko) | 빛을 이용한 안전표시 무전원 발광장치 | |
KR200281503Y1 (ko) | 차량용 방향지시등 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080219 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080522 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080722 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080826 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20080922 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20080922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4206471 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111031 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121031 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131031 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |