JP4205656B2 - 耳飾り脱落防止部材 - Google Patents
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Description
又、実開平−64011号公報に示すものは、粘着パットを使用して脱落防止を図るものである。
まず、実開昭55−153920号公報に開示されているものは磁石同士の吸着を利用したものであるが、この場合には、イヤリング側に一対の磁石片を埋め込んでおく必要があり、そのため、イヤリングが不必要に大型化してしまって、装飾性を著しく欠いてしまうという問題があった。又、この場合には、既に購入された耳飾りに対しては適用することができないという問題もあった。
又、上記実開平3−64011号公報に開示されているものは、粘着パットを使用するものであるが、この場合には、取付時に粘着パットに捻れが生じてしまい、そのため、粘着パットが外れたりその位置がずれてしまうという問題があった。この場合には、粘着効果が低下してしまうことになり所期の目的を達成できないことになってしまう。
又、粘着パットを配置することにより間隔が狭められてしまうことになり、それを耳部に差し込もうとすれば、粘着パットが耳部に引っ掛かってしまい、その位置がずれたり脱落してしまうことになってしまい、結局、良好な状態で取り付けることができなくなってしまうことが予想される。
又、上記左右台紙部の一部は上記左右の耳部接着部からはみ出していて、鏡に映した時に鏡の中で視認できる程度に上記耳部の下方に大きく飛び出すように張り出されていて、その張り出された上記左右台紙部の一部は掴み代として機能し、指で摘まんで引っ張ることにより上記左右台紙部を剥がすことができるように構成されているので、左右台紙部の剥がし作業が容易になる。より具体的に説明すると、一連の作業を鏡を見ながら行なう場合、中央台紙部を剥がして片面粘着テープを耳飾りの挟持部材に貼った状態で耳飾りを耳部に取り付けた場合、左右台紙部の掴み代を耳たぶよりはみ出した状態で見ることができ、それによって、その後の作業、すなわち、掴み代を掴んでの左右台紙部の剥がし作業が容易になるものである。
図5に示すように、まず、イヤリング1があり、このイヤリング1は、耳部3を下側から跨ぐような状態で取り付けられ略U字状をなす挟持具としての金具5と、この金具5の一方の側(耳部3の表側)に取り付けられた装飾部7と、金具5の他方の側(耳部3の裏側)に取り付けられた固定ねじ部材9とから構成されている。上記固定ねじ部材9は金具5の端に取り付けられたベース部材11に対して螺合しており、その先端には押当部材13が取り付けられている。
まず、図1及び図2に示す状態において、中央台紙部33を剥がす。そして、図5に示すように、粘着テープ15の金具接着部17をイヤリング1の金具5に貼り付ける。その状態を図6に示す。
まず、イヤリング1の不用意な脱落を確実に防止することができる。これは粘着テープ1によって金具5を介してイヤリング1を耳部3に貼り付けるようにしているからである。
又、粘着テープ15には台紙31が貼り付けられていて、この台紙31は、中央台紙部33と左右台紙部35、37とから構成されていて、装着初期時には、中央台紙部39のみを剥がして金具接着部17を金具5に貼り付けて作業を行うようにしているので、例えば、耳部接着部19、21が耳部3に不用意に接着してしまって適切な接着状態が得られないといった事態の発生を防止することができる。
又、中央台紙部33には掴み代39が設けられているので、この掴み代39を掴むことにより中央台紙部33を容易に剥がすことができる。
又、左右台紙部35、37に関しても、掴み代41、43が設けられているので、左右台紙部35、37に関してもこれを容易に剥がすことができる。より具体的に説明すると、一連の作業を鏡を見ながら行なう場合、中央台紙部33を剥がして粘着テープ15をイヤリング1の金具5に貼った状態でイヤリング1を耳部3に取り付けた場合、左右台紙部35、37の掴み代41、43を耳たぶよりはみ出した状態で見ることができ、それによって、その後の作業、すなわち、掴み代41、43を掴んでの左右台紙部35、37の剥がし作業が容易になるものである。
又、粘着テープ15には切込部43、45が設けられていて、耳3に装着する場合には、耳部接着部19、21を反耳3側に折り曲げておくことができ、よって、耳部接着部19、21が耳3に干渉して装着作業の邪魔になることを防止することができる。
まず、ピアス51であるが、図16に示すように、ピン53があり、このピン53の一端には装飾部55が取り付けられている。上記ピン53の他端を耳部に穿孔された孔内に挿入する。そして、耳部より突出した上記ピン53の他端に固定具57を取り付けることにより、ピアス51を耳部3に固定するものである。
尚、図16、図17では、既に図示しない中央台紙部74が剥がされているものである。
まず、図16に示すように、中央台紙部72を剥がす。そして、図17に示すように、ピアス51の固定具57に貼り付ける。次に、ピアス51のピン53を耳部に穿孔された孔内に挿入する。そして、耳部より突出したピン53の他端に粘着テープ61が貼り付けられた固定具57を装着して固定する。
まず、粘着テープの形状に関しては、前記第1乃至第3の実施の形態に限定されるものではなく、様々な形状が想定される。
その他図示した構成はあくまで一例である。
3 耳部
5 金具
7 装飾部
9 固定ねじ
11 台座
15 粘着テープ
17 金具接着部
19 耳部接着部
21 耳部接着部
31 台紙
33 中央台紙部
35 左台紙部
37 右台紙部
39 掴み代
41 掴み代
43 掴み代
45 切込部
47 切込部
51 ピアス
53 ピン
55 装飾部
57 固定具
61 粘着テープ
63 固定具接着部
65 耳部接着部
67 耳部接着部
69 貫通孔
71 台紙
72 中央台紙部
73 左台紙部
75 右台紙部
77 掴み代
79 掴み代
74 掴み代
82 切込部
84 切込部
Claims (1)
- 挟持部材によって耳部を挟み込むようにして取り付けられる耳飾りの上記耳部からの脱落を防止する耳飾り脱落防止部材において、
上記脱落防止部材は耳部の裏側において上記挟持部材の外側より耳部に貼り付けられる片面粘着テープであり、
上記片面粘着テープは上記挟持部材に接着される挟持部接着部と、該挟持部接着部の左右両側にそれぞれ翼状であって指の先端部で押さえることが可能な大きさで左右対称に張り出され耳部の裏側に貼り付けられる左右の耳部接着部とからなり、
上記片面粘着テープには予め台紙が貼り付けられていて、該台紙は上記挟持部接着部に予め貼り付けられている中央台紙部と、該中央台紙部の両側に独立して設けられ上記左右の耳部接着部に予め貼り付けられている左右対称の左右台紙部とから構成されていて、
上記中央台紙部を剥がして上記挟持部接着部を露出させ、上記左右台紙部のみが貼り付けられた状態の上記片面粘着テープを上記露出した挟持部接着部を介して上記耳飾りの挟持部材に外側から貼り付け、その状態で耳飾りを耳部に装着した時、
上記左右台紙部の一部は上記左右の耳部接着部からはみ出していて、鏡に映した時に鏡の中で視認できる程度に上記耳部の下方に大きく飛び出すように張り出されていて、
その張り出された上記左右台紙部の一部は掴み代として機能し、指で摘まんで引っ張ることにより上記左右台紙部を剥がすことができるように構成されていることを特徴とする耳飾り脱落防止部材。
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