JP3163396U - 耳装飾用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に装着及び取り外しができて、細菌感染等の不具合を起こすことがないピアスを提供する。【解決手段】把持部11と、把持部から切離可能に形成されると共に裏面部に剥離可能な接着部13を有する装飾貼着部14とを備えたことを特徴とする。使用者は、上記把持部を把持して上記装飾貼着部を耳たぶへ接着部により貼着固定した後、上記把持部を引き、把持部から切り離すことにより耳たぶへ装飾貼着部のみを配置することができる。その結果、耳たぶにピアス孔を空けることなく、容易かつ迅速にピアスを形成することができる。【選択図】図1

Description

本考案は耳装飾用具に関する。
従来より、耳の装飾には一般にピアスが用いられていた。このようなピアスは、実際に耳たぶに孔を空けて、金属製又は合成樹脂製の固定部材を貫通させて、装着固定するものである。
しかしながら、このような従来のピアスは、例えば、金属製の固定部材を有する場合には、耳たぶに開設されたピアス孔に金属製の固定部材が挿通された際に、ピアス孔への接触部が腐食して細菌感染をおこし炎症を起こす可能性もあった。
そこで、合成樹脂製の固定部材を有するピアスも使用されていたが、やはり耳たぶにはピアス孔を形成しなければならず、装着者は苦痛であると共に、装着するまでの作業が煩雑であった。
従って、従来より、容易に装着できて、細菌感染等の不具合を起こすことがないピアスが要請されていた。
本考案はこのような従来からの要請に応えるものであって、その課題は、容易に装着及び取り外しができて、細菌感染等の不具合を起こすことがないピアスを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の考案にあっては、把持部と、把持部から切離可能に形成されると共に裏面部に剥離可能な接着部を有する装飾貼着部とを備えたことを特徴とする。
従って、請求項1記載の考案にあっては、使用者は、上記把持部を把持して上記装飾貼着部を耳たぶへ接着部を介して貼着した後、上記把持部を引き、把持部から切り離すことにより耳たぶへ装飾部を貼着することができる。
その結果、請求項1記載の考案にあっては、耳たぶにピアス孔を空けることなく、容易かつ迅速にピアスを形成することができる。
請求項2記載の考案にあっては、上記把持部と上記装飾貼着部との間には接合部が形成され、上記把持部、接合部及び装飾貼着部は裏面側に貼着剤が塗布された一枚のテープ状部材により形成され、上記把持部の裏面側には被覆部材が貼着され、上記把持部は平面略方形状に形成され、上記接合部は上記把持部の端部に形成され、上記装飾貼着部は上記接合部の端部に形成されていることを特徴とする。
従って、請求項2記載の考案にあっては、把持部の裏面側には被覆部材が貼着されていることから、使用者は把持部の表面部及び裏面部を把持して、装飾貼着部を耳たぶに固定してピアスを形成することができる。
請求項3記載の考案にあっては、上記接合部は、把持部側端部から装飾貼着部側端部に至るに従って幅方向寸法が次第に細幅となるように形成されていると共に、上記装飾貼着部は、上記接合部との間に、耳たぶへの貼着後に切離可能に形成された細幅の連設部と、上記連設部の幅方向両側に形成された支持部とを有することを特徴とする。
従って、請求項3記載の考案にあっては、使用者が把持部を把持して装飾貼着部を耳たぶに固定した後、装飾貼着部を把持部から切離する場合に、把持部を引く力が上記接合部を介して、上記細幅の連設部へ収斂するように構成されている。
請求項4記載の考案にあっては、上記支持部は切断されていることを特徴とする。従って、請求項4記載の考案にあっては、上記連設部を破断することによって、装飾貼着部を把持部から切離することができる。
請求項5記載の考案にあっては、上記支持部はミシン目が入れられて形成されていることを特徴とする。
従って、請求項5記載の考案にあっては、上記支持部を介して装飾貼着部と把持部とは接合されていることから、装飾貼着部を耳たぶに固定するまでは、装飾貼着部は把持部にしっかりと固定されていると共に、装飾貼着部を切離する場合には容易に切離できる。
請求項1及び2記載の考案にあっては、使用者は、上記把持部を把持して上記装飾貼着部を耳たぶへ接着部により貼着固定した後、上記把持部を引き、把持部から切り離すことにより耳たぶへ装飾貼着部のみを配置することができる。
その結果、請求項1記載の考案にあっては、耳たぶにピアス孔を空けることなく、容易かつ迅速にピアスを形成することができる。
従って、ピアス孔を開設しないことから、ピアス孔を空けた場合に生ずる、孔を開設する際の苦痛や、使用時に発生する細菌感染による炎症等の不具合の事態を起こすことなく、使用者はピアスを施し、美的効果を高めることができる。
さらに、上記装飾貼着部は剥離可能な接着部を備えていることから、使用者は、一度接着した装飾貼着部を容易に剥離することができ、装飾貼着部を取り去った際には、耳にピアス孔が残ることもないため、使用者は自由に装飾効果を楽しむことができる。
請求項3及び4記載の考案にあっては、使用者が把持部を把持して装飾貼着部を耳たぶに固定した後、装飾貼着部を把持部から切離する場合に、把持部を引く力が上記接合部を介して、上記細幅の連設部へ収斂する。
その結果、請求項3記載の考案にあっては、使用者は装飾貼着部を耳たぶに接着固定した後、小さな力で連設部を破断し、容易に装飾貼着部を把持部から切離することができる。
請求項5記載の考案にあっては、上記支持部はミシン目が入れられて形成されていることから、細幅の連設部を上記支持部が両側から支持するため、耳たぶへの接着の過程で装飾貼着部に何らかの力が加わった場合であっても切離されにくく、確実に耳たぶへ装飾貼着部を固定することができる耳装飾用具を提供することができる。
本考案に係る耳装飾用具の一実施の形態を示す平面図である。 本考案に係る耳装飾用具の一実施の形態を示し、台紙に貼付固定した状態を示す断面図である。 本考案に係る耳装飾用具の一実施の形態を示し、台紙に貼付固定した状態を示す平面図である。 本考案に係る耳装飾用具の一実施の形態を示し、装飾貼着部に模擬宝石を固定して使用する場合を示す平面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1に示すように、本考案に係る耳装飾用具10は、把持部11と、上記把持部11から切離可能に形成されると共に裏面部に剥離可能な接着部13を有する装飾貼着部14とを備えている。
上記把持部11と上記装飾貼着部14との間には接合部15が形成され、上記把持部11、接合部15及び装飾貼着部14は裏面側に貼着剤が塗布された一枚のテープ状部材16により形成され、上記把持部11の裏面側には被覆部材17が貼着されている。
上記テープ状部材16は透明なポリエチレン製であって、上記被覆部材17はPET製であって薄いフィルム状に形成されている。
上記把持部11は平面略長方形状に形成され、上記接合部15は上記把持部10の長さ方向端部に形成され、上記装飾貼着部14は平面円形状で上記接合部15の端部に形成されている。
なお、上記把持部11は、幅8mm、長さ寸法10.5mm、上記装飾貼着部14は、直径3.5mm、全体として、長さ寸法は18.5mmに形成されている。
上記接合部15は、把持部側端部18から装飾貼着部側端部19に至るに従って次第にくびれ、幅方向寸法が次第に細幅となるように形成されている。
上記装飾貼着部14は、上記接合部15との間に、耳たぶへの貼着後切離可能に形成された細幅の連設部20と、上記連設部20の幅方向両側に形成された支持部21、21とを有しており、上記支持部21、21は、装飾貼着部14に対して切断されて形成されている。
従って、本実施の形態にあっては、上記連設部20のみにより装飾貼着部14は接合部15に接続されている。
このように形成された耳装飾用具10は、取引時には、図2及び3に示すように、PET製で長方形状の台紙22上に、上記装飾貼着部14の接合部13により貼着されて固定されている。従って、使用時には、把持部11を、先端部側から台紙22上方へ引き起こして装飾貼着部14を台紙22から引き剥がして使用者の耳へ装飾貼着部14を貼付固定するものである。
なお、図3に示すように、台紙22上においては、本実施の形態に係る耳装飾用具10、10が互いに対向して一対に配置され、これら一対の耳装飾用具10、10の幅方向に沿って、ミシン目12が入れられ、一対の耳装飾用具10、10を含む台紙部23を他の台紙部23から切離できるように構成されている。
また、夫々の台紙部23の長さ方向両端部から耳装飾用具10、10の把持部11までに至るスリット24が形成されており、このスリット24を介して把持部11を掴みやすいように構成されている。
従って、本実施の形態に係る耳装飾用具10を使用する場合には、台紙22の各台紙部23から把持部11を把持して、耳装飾用具10を取り外し、把持部11を把持した状態で、使用者又は第三者の耳たぶに装飾貼着部14を、裏面部の接着材からなる接着部13を利用して貼りつけて固定する。
実際に、末端需要者に販売される場合には、図4に示すように、上記装飾貼着部14上に合成樹脂製等の模擬宝石25を固定した状態で販売されることから、使用者は、本実施の形態に係る耳装飾用具10を利用して、迅速かつ簡易な、模擬宝石25を伴った疑似ピアスを行うことができる。
また、装飾貼着部14は単に、耳たぶに貼着固定されているのみであることから、容易に取り外すことができ、使用者の趣向に応じた疑似ピアスを施すことができる。
なお、本実施の形態にあっては、上記装飾貼着部14が平面円形状に形成されている場合を例に説明したが、本実施の形態に限定されず、例えば、平面ハート型であってもよく、このように形成された場合には、より装飾効果を向上させることができる。
10 耳装飾用具
11 把持部
12 ミシン目
13 接着部
14 装飾貼着部
15 接合部
16 テープ部材
17 被覆部材
18 把持部側端部
19 装飾貼着部側
20 連設部
21 支持部
22 台紙
23 台紙部
24 スリット
25 模擬宝石

Claims (5)

  1. 把持部と、把持部から切離可能に形成されると共に裏面部に剥離可能な接着部を有する装飾貼着部とを備えたことを特徴とする耳装飾用具。
  2. 上記把持部と上記装飾貼着部との間には接合部が形成され、上記把持部、接合部及び装飾貼着部は裏面側に貼着剤が塗布された一枚のテープ状部材により形成され、上記把持部の裏面側には被覆部材が貼着され
    上記把持部は平面略方形状に形成され、上記接合部は上記把持部の端部に形成され、上記装飾貼着部は上記接合部の端部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の耳装飾用具。
  3. 上記接合部は、把持部側端部から装飾貼着部側端部に至るに従って幅方向寸法が次第に細幅となるように形成されていると共に、上記装飾貼着部は、上記接合部との間に、耳たぶへの貼着後切離可能に形成された細幅の連設部と、上記連設部の幅方向両側に形成された支持部とを有することを特徴とする請求項2記載の耳装飾用具。
  4. 上記支持部は切断されていることを特徴とする請求項3記載の耳装飾用具。
  5. 上記支持部はミシン目が入れられて形成されていることを特徴とする請求項4記載の耳装飾用具。
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