JP4205021B2 - ファイバホルダ用スペーサ - Google Patents
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また本発明は、前記固定機構は、前記スペーサ本体の側面に開口させて前記スペーサ本体内部に形成されたスライダ収納穴に収納された前記スライダと、前記スペーサ本体の上面に設けられたねじ穴からスペーサ本体の下面方向にねじ込まれることで前記スライダを押圧し、前記スライダを前記スペーサ本体の側方に押し出すように移動させる押圧ねじとを有することを特徴とするファイバホルダ用スペーサを提供する。
また本発明は、前記ねじ穴が、前記スペーサ本体上面からスペーサ本体下面側に行くに従って、前記スライダ収納穴が開口されているスペーサ本体の側面に近づくように傾斜して形成されていることを特徴とするファイバホルダ用スペーサを提供する。
また本発明は、前記スペーサ本体には前記押圧ねじがねじ込まれる突起部が、前記スライダ収納穴が開口されている側とは逆側の側部の上に突出して形成されていることを特徴とするファイバホルダ用スペーサを提供する。
また本発明は、光ファイバを固定したファイバホルダが挿入されるホルダ収納溝と、前記ファイバホルダに保持された光ファイバの前記ファイバホルダから突出した先端部を加工するファイバ加工部とを有する光ファイバ加工機器の前記ホルダ収納溝内に、前記ファイバホルダの前記ファイバ加工部方向への移動を規制するホルダ当接壁と前記ファイバホルダとの間に介在させて配置されるファイバホルダ用スペーサであって、前記ホルダ収納溝の底面と対向するベース下面及び該ベース下面の反対の面であるベース上面とを有するスペーサベースと、前記スペーサベースの両側部から突出する弾性押圧片とを有し、前記スペーサベース及び/又は前記弾性押圧片には前記ホルダ収納溝への収納時に前記ホルダ当接壁に当接する基準当接面及び該基準当接面とは反対側に位置してファイバホルダが当接されるホルダ当接面が形成されており、ホルダ収納溝への収納時に、前記スペーサベースの両側の前記弾性押圧片を互いに接近させるようにして弾性変形させて前記ホルダ収納溝に収納され、前記弾性押圧片が前記ホルダ収納溝の両側のホルダ溝側壁を弾性付勢するようにしており、前記弾性押圧片の前記スペーサベースからの突出先端は、前記スペーサベースのベース下面よりも下方に突出して形成されるとともに前記ホルダ収納溝の底面に2本平行に形成されたガイド溝に挿入され、前記基準当接面が前記ホルダ当接壁に形成されているホルダ当接面と平行になるように位置決めするガイド片として機能し、前記弾性押圧片は、スペーサベースの両側部からスペーサベースよりも上に突出する立上り部と、前記立上り部の前記スペーサベースからの突出先端に形成された屈曲部と、該屈曲部から下方に延出する押圧部とを有し、前記押圧部の前記スペーサベースよりも下に突出した部分が前記ガイド片として機能することを特徴とするファイバホルダ用スペーサを提供する。
また本発明は、光ファイバを固定したファイバホルダが挿入されるホルダ収納溝と、前記ファイバホルダに保持された光ファイバの前記ファイバホルダから突出した先端部を加工するファイバ加工部とを有する光ファイバ加工機器であって、本発明のファイバホルダ用スペーサを、前記ホルダ収納溝内に収納したことを特徴とする光ファイバ加工機器を提供する。
さらに、スペーサ本体の上面からの押圧ねじのねじ込みによって、スペーサ本体の側部にスライダを押し出していくことで、ホルダ収納溝内でのスペーサの固定を実現する構成であるため、固定作業を、ホルダ収納溝の両側の側壁との干渉を避けつつ押圧ねじを操作でき、良好な作業性を確保できる。
また、請求項5に記載の発明のファイバホルダ用スペーサによれば、スペーサベースの両側の弾性押圧片がホルダ収納溝の両側壁に弾性付勢されることで、ホルダ収納溝内にて固定される構造であり、弾性押圧片の弾性変形によってホルダ収納溝の種々の溝幅に対応して、ホルダ収納溝内での固定を実現できる。しかも、スペーサベースの両側の弾性押圧片を互いに接近させた状態でホルダ収納溝に該ホルダ収納溝上から押し込むだけで、ホルダ収納溝への収納、固定を極めて簡単に実現できる。
図1〜図2は、本発明に係るファイバホルダ用スペーサ(以下、スペーサと略称する場合がある)を示す図であり、図1は前記スペーサ1を示す全体斜視図、図2(a)、(b)はスペーサ1に設けられた固定機構10を示す図である。
図3〜図6は、前記スペーサ1が適用される光ファイバ加工機器の一例としての光ファイバ被覆除去器2(以下、被覆除去器と略称する場合がある)を示す図であり、図3は全体斜視図、図4は被覆除去器2のホルダ収納溝(符号25)にファイバホルダ3を収納した状態を示す斜視図、図5は被覆除去器2のホルダ収納溝25にファイバホルダ3及びスペーサ1を収納した状態を示す斜視図、図6は被覆除去器2のホルダ収納溝25にスペーサ1のみを収納した状態を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、スペーサ1は、スペーサ本体11と、このスペーサ本体11に形成されたスライダ収納穴12に収納されたスライダ13と、前記スペーサ本体11に形成されたねじ穴14に収納された押圧ねじ15とを有して構成されている。
スペーサ本体11は、角筒部11aと、この角筒部11aの長手方向一端側(図2(a)、(b)右側)の端部(以下、端面11dとも言う)に突設された突起部11bとを有している。前記角筒部11aには、前記スライダ収納穴12が該角筒部11aの長手方向に貫通させて形成されている。前記突起部11bには、前記角筒部11aの端部11dにおいて前記スライダ収納穴12から該スライダ収納穴12とは交差する方向に延びる前記ねじ穴14が形成されている。前記ねじ穴14は、スライダ収納穴12から突起部11bを貫通して、突起部11bの前記角筒部11aからの突出方向先端部に開口されており、突起部11b上部より、スペーサ本体11の下面11iに向けてスペーサ本体11の長手方向に形成された一端部11cの側に斜めに傾いた向きで形成されている。
なお、図2(a)、(b)、図11の符号11kは、回り止め突起13cが挿入されるキー溝である。このキー溝11kは、スライダ収納穴12から角筒部11aに切り込んだ形状であり、角筒部11aの長手方向に沿って延在しており、回り止め突起13cの角筒部11aの長手方向への移動を拘束しない。
図3、図10に示すように、被覆除去器2は、光ファイバ4の被覆層を除去する一対のカッタ26a、26bを備えたカッタユニット2Aと、光ファイバ4を把持したファイバホルダ3をカッタユニット2Aに対して接近・離間させるファイバホルダ保持体2Bとを備えて構成されている。
カッタユニット2Aは、被覆除去器本体21と、この被覆除去器本体21に対して開閉自在のカッタホルダ22とで概略構成されている。ファイバホルダ保持体2Bは、スペーサ1及びファイバホルダ3を収納するホルダ収納溝25が形成された保持体下部23と、該保持体下部23と閉じ合わされることで前記ホルダ収納溝25を覆う保持体上部24とで概略構成されている。
カッタユニット2Aの一対のカッタ26a、26bのうち、一方は被覆除去器本体21に取り付けられ、他方はカッタホルダ22に取り付けられており、被覆除去器本体21上にカッタホルダ22を重ねるようにして閉じると、被覆除去器本体21とカッタホルダ22との間に位置決めして配置された光ファイバ4の被覆にカッタ26a、26bが両側から切り込むようになっている。この一対のカッタ26a、26bは、光ファイバ4の被覆を除去するための光ファイバ加工部26として機能する。また、被覆除去器本体21及びカッタホルダ22の一方又は両方には、被覆除去器本体21にカッタホルダ22を閉じ合わせた時に、被覆除去器本体21とカッタホルダ22の間に挟み込まれる光ファイバ4の被覆を加熱軟化させるためのヒータ26cが設けられている。なお、図示例の被覆除去器2はヒータとして電熱ヒータを採用しており、図中符号211は電熱ヒータの電源スイッチである。
このファイバホルダ3は、ベース31のホルダ下面31bの幅方向両側(図9の左右両側)から突設された一対の位置決め突起31c、31dをホルダ収納溝25両側のガイド溝25d、25eに入れることで、ホルダ収納溝25の溝幅方向に高精度に位置決めされる。なお、図示例では、光ファイバとして多心または単心の光ファイバテープ心線を例示しているが、本発明に係る光ファイバとしては、例えば、単心のファイバ心線、光ファイバ素線等も採用可能である。
この被覆除去器2を用いて光ファイバ4の先端の被覆を除去するには、カッタユニット2Aにファイバホルダ保持体2Bを突き合わせた状態としておき、まず光ファイバ4を把持固定したファイバホルダ3をホルダ収納溝25に収納し、前記光ファイバ4のファイバホルダ3から突出させておいた先端部を、カッタユニット2Aの一対のカッタ26a、26bの間に配置する。次いで、被覆除去器本体21にカッタホルダ22を閉じ合わせるとともに、ファイバホルダ保持体2Bの保持体上部24を保持体下部23に閉じ合わせてファイバホルダ3を固定し、カッタユニット2Aのヒータ26cによって光ファイバ4を所定時間加熱した後、被覆除去器本体21にカッタホルダ22を閉じ合わせた状態を維持しつつ、シャフト27a、27bに沿ってファイバホルダ保持体2Bを、保持体下部23と保持体上部24との間にファイバホルダ3を固定したままスライダ移動させて、カッタユニット2Aから離隔させればよい。これにより、カッタユニット2Aとファイバホルダ保持体2Bとの間が離隔してゆくに伴って、カッタユニット2Aの一対のカッタ26a、26bによって、光ファイバ4の被覆が除去される。
図6に示すように、まずホルダ収納溝25にスペーサ1を収納する。ここで、スペーサ1は、伸長方向がホルダ収納溝25の溝幅方向となる向きでホルダ収納溝25に収納し、
スペーサ本体11の前記ガイド片11fをホルダ収納溝25内の前記ガイド溝25dに収納し、またスライダ13のガイド片13eを前記ガイド溝25eに収納し、スペーサ本体11及び押圧部13bをホルダ当接壁25aに押し当てる。ここで、スペーサ本体11の前後方向(ホルダ収納溝25の長手方向。図10の左右)両側の側面11g、11h(以下、前後方向側面とも言う)は互いに平行に延在する平坦面であり、押圧部13bの前後方向側面13g、13hも、スペーサ本体11の前後方向側面11g、11hの延長上に位置して互いに平行に延在する平坦面であり、スペーサ本体11及び押圧部13bの前後方向両側の側面13g、13hをホルダ当接壁25aに押し当てる。スペーサ本体11の前後方向側面11g、11h及び押圧部13bの前後方向側面13g、13hは、スペーサ1をホルダ収納溝25に収納した時に、ホルダ収納溝25の底面25fに垂直であり、ホルダ当接壁25aのホルダ収納溝25内空間に臨む壁面(ホルダ収納溝25の底面25fに垂直のホルダ当接面25g)に突き合わせられることで、スペーサ1をホルダ収納溝25の長手方向(図10左右方向)に位置決めする基準当接面として機能する。図示例のスペーサ1では、スペーサ本体11の前後方向側面11gと該前後方向側面11gの延長上に位置する押圧部13bの前後方向側面13gとの組である第1当接面1a、及び、スペーサ1においてこの第1当接面1aとは反対の側に位置するスペーサ本体11の前後方向側面11hと、該前後方向側面11hの延長上に位置する押圧部13bの前後方向側面13hとの組である第2当接面1bの何れも基準当接面として機能することが可能であり、また、第1、第2当接面1a、1bの内、基準当接面とした面とは反対側の面は、ファイバホルダ3のベース31(詳細にはベース31の長手方向の何れか一方の端面)が当接されるホルダ当接面として機能させることができる。スペーサ本体11のガイド片11f及びスライダ13のガイド片13eを2本のガイド溝25d、25eに挿入すると、ガイド片11f、13eの平坦な底面がガイド溝25d、25eの平滑な底面上に設置されることで、第1、第2当接面1a、1bがホルダ収納溝25の底面25fに対して垂直となる向きで、ホルダ収納溝25内でのスペーサ1の安定収納が実現される。
但し、スペーサ本体11の下面11iは、ガイド溝25d、25e間のホルダ収納溝25の底面25fと接触しないことが位置決め性の点で好ましい。
またスペーサ本体11の両側の前後方向側面11g、11hが充分に大きく、これら前後方向側面によって基準当接面及びホルダ当接面としての機能が満たされる場合は、押圧部13bの前後方向側面を基準当接面及びホルダ当接面として機能させる必要は無く、押圧部13bを、ホルダ当接壁25aとファイバホルダ3との間にスペーサ1を挟み込んでも、ホルダ当接壁25aやファイバホルダ3と接しない大きさ、形状に形成することも可能であるが、押圧部13bの両側或いは片側の前後方向側面を基準当接面やホルダ当接面を構成する面として機能させれば、このスペーサ1をホルダ当接壁25aとの間に挟み込むようにして位置決めされるファイバホルダ3の位置決め精度の安定確保、ファイバホルダ3を押し付けた時のスペーサ1の位置ずれ防止の点で好ましい。
ホルダ収納溝25にスペーサ1を収納したら、前記押圧ねじ15を操作して前記スライダ13をスライダ収納穴12から押し出し移動させ、前記押圧部13bをホルダ溝側壁25cに押圧し、固定する。スペーサ1をホルダ収納溝25に固定した後、ファイバホルダ3の長さ方向前面をスペーサ本体11に形成されたホルダ当接面11hに当接させる。この状態で前記保持体上部24を保持体下部23に閉じ合わせ、スペーサ1及びファイバホルダ3を固定するとともに、被覆除去器本体21のカッタホルダ22を閉じ合わせる。この後の光ファイバ被覆除去の作業については前述の通りであり、省略する。
図12(a)に示すように、この実施の形態のスペーサ111は、樹脂一体成形品であり、スペーサベース112と、このスペーサベース112の両側に突設された弾性押圧片113a、113bとからなる。
スペーサベース112は、プレート状であり、ホルダ収納溝25に収納したときにホルダ収納溝25の底面25fと対向するベース下面112cと、ベース下面112cの反対の面であるベース上面112dとを有する。
前記スペーサ111は、一対の弾性押圧片113a、113bを互いに接近させるように弾性変形させてホルダ収納溝25に収納し、収納後に弾性押圧片113a、113bがホルダ収納溝25の両側のホルダ溝側壁25b、25cを弾性付勢するようにしている。
なお、符号114a、114bは、スペーサベース112の両側から突設されたストッパであり、弾性押圧片113a、113bのスペーサベース112に近づく方向の弾性変形限界を設定して、無理な弾性変形によって弾性押圧片を傷めないようにするためのものである。
また、符号112eは、スペーサベースに穿設された孔であり、樹脂製のスペーサベースの成形精度を確保するためのものであり、スペーサベースのサイズや形状等によっては、省略することが可能である。
但し、本発明では、スペーサ111の前後方向前後の端面111a、111bの両方が基準当接面、ホルダ当接面として機能させることができる構成に限定されず、スペーサ111の前後方向前後の端面111a、111bの内の一方が基準当接面、他方がホルダ当接面として、機能が固定されている構成も採用可能である。また、スペーサベース112の前後両側の端面112a、112bのみを基準当接面、ホルダ当接面として機能させるようになっている構成や、弾性押圧片の前後両側の端面(113kと113p、113mと113n)のみを基準当接面、ホルダ当接面として機能させるようになっている構成も採用可能である。
また、材質は金属性であっても良い。
Claims (6)
- 光ファイバ(4)を固定したファイバホルダ(3)が挿入されるホルダ収納溝(25)と、前記ファイバホルダに保持された光ファイバの前記ファイバホルダから突出した先端部を加工するファイバ加工部(26)とを有する光ファイバ加工機器(2)の前記ホルダ収納溝内に、前記ファイバホルダの前記ファイバ加工部方向への移動を規制するホルダ当接壁(25a)と前記ファイバホルダとの間に介在させて配置されるファイバホルダ用スペーサであって、
前記ホルダ当接壁に当接された基準当接面(11g)及び該基準当接面とは反対側に位置してファイバホルダが当接されるホルダ当接面(11h)を有するスペーサ本体(11)と、前記ホルダ収納溝の両側のホルダ溝側壁(25b、25c)に押圧力を作用させることで、前記スペーサ本体を前記ホルダ収納溝内に固定する固定機構(10)とを有し、
前記固定機構は、前記スペーサ本体の上面からの操作によって、前記スペーサ本体に内蔵されているスライダ(13)を前記スペーサ本体の側部に押し出すように移動させる構造となっており、
前記ホルダ収納溝の底面に2本平行に形成されたガイド溝(25d、25e)に挿入され、前記固定機構によるスライダの移動方向がホルダ収納溝の溝幅方向となるように前記スペーサ本体を位置決めする位置決め突起として、前記スペーサ本体下部に形成されたガイド片(11f)と、前記スライダのスペーサ本体からの突出先端から下方に延びるガイド片(13e)とを有することを特徴とするファイバホルダ用スペーサ(1)。 - 前記固定機構は、前記スペーサ本体の側面に開口させて前記スペーサ本体内部に形成されたスライダ収納穴(12)に収納された前記スライダと、
前記スペーサ本体の上面(11j)に設けられたねじ穴(14)からスペーサ本体の下面(11i)方向にねじ込まれることで前記スライダを押圧し、前記スライダを前記スペーサ本体の側方に押し出すように移動させる押圧ねじ(15)とを有することを特徴とする請求項1記載のファイバホルダ用スペーサ。 - 前記ねじ穴が、前記スペーサ本体上面からスペーサ本体下面側に行くに従って、前記スライダ収納穴が開口されているスペーサ本体の側面(11c)に近づくように傾斜して形成されていることを特徴とする請求項2記載のファイバホルダ用スペーサ。
- 前記スペーサ本体には前記押圧ねじがねじ込まれる突起部(11b)が、前記スライダ収納穴(12)が開口されている側とは逆側の側部の上に突出して形成されていることを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載のファイバホルダ用スペーサ。
- 光ファイバを固定したファイバホルダが挿入されるホルダ収納溝と、前記ファイバホルダに保持された光ファイバの前記ファイバホルダから突出した先端部を加工するファイバ加工部とを有する光ファイバ加工機器の前記ホルダ収納溝内に、前記ファイバホルダの前記ファイバ加工部方向への移動を規制するホルダ当接壁と前記ファイバホルダとの間に介在させて配置されるファイバホルダ用スペーサであって、
前記ホルダ収納溝の底面と対向するベース下面(112c)及び該ベース下面の反対の面であるベース上面(112d)とを有するスペーサベース(112)と、
前記スペーサベースの両側部から突出する弾性押圧片(113a、113b)とを有し、
前記スペーサベース及び/又は前記弾性押圧片には前記ホルダ収納溝への収納時に前記ホルダ当接壁に当接する基準当接面(112a)及び該基準当接面とは反対側に位置してファイバホルダが当接されるホルダ当接面(112b)が形成されており、
ホルダ収納溝への収納時に、前記スペーサベースの両側の前記弾性押圧片を互いに接近させるようにして弾性変形させて前記ホルダ収納溝に収納され、前記弾性押圧片が前記ホルダ収納溝の両側のホルダ溝側壁を弾性付勢するようにしており、
前記弾性押圧片の前記スペーサベースからの突出先端は、前記スペーサベースのベース下面よりも下方に突出して形成されるとともに前記ホルダ収納溝の底面に2本平行に形成されたガイド溝に挿入され、前記基準当接面が前記ホルダ当接壁に形成されているホルダ当接面(25g)と平行になるように位置決めするガイド片(113c、113d)として機能し、
前記弾性押圧片は、スペーサベースの両側部からスペーサベースよりも上に突出する立上り部(113e、113f)と、前記立上り部の前記スペーサベースからの突出先端に形成された屈曲部(113g、113h)と、該屈曲部から下方に延出する押圧部(113i、113j)とを有し、前記押圧部の前記スペーサベースよりも下に突出した部分が前記ガイド片として機能することを特徴とするファイバホルダ用スペーサ。 - 光ファイバを固定したファイバホルダが挿入されるホルダ収納溝と、前記ファイバホルダに保持された光ファイバの前記ファイバホルダから突出した先端部を加工するファイバ加工部とを有する光ファイバ加工機器であって、
請求項1〜5の何れかに記載のファイバホルダ用スペーサを、前記ホルダ収納溝内に収納したことを特徴とする光ファイバ加工機器。
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