JP4204596B2 - 化学除染装置およびその除染方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オゾンを用いた化学除染技術に係り、特に、原子炉構成材料等の除染対象物の表面に付着または生成された酸化皮膜を化学的に溶解し、除染する化学除染装置およびその除染方法に関する。
オゾンを用いた化学除染技術に関して、数多くの特許が出願されている。また、特許文献1,2および3等に開示された化学除染技術が実機の化学除染作業にも適用されている。
特許文献1には、オゾン水のpHを5以下にコントロールし、溶存オゾン濃度を高めて化学除染する技術が、また、特許文献2には、オゾン水に炭酸、炭酸塩、硼酸、硼酸塩、硫酸、硫酸塩、燐酸および燐酸塩から選ばれた少なくとも一種の酸化助剤を添加し、原子炉構成材料の腐食を抑制する化学除染技術が開示されている。さらに、特許文献3には、多管式中空糸膜ミキサによりオゾンガスを供給し、水中にオゾンガスを効率よく溶解させるオゾンを用いた化学除染技術が記載されている。
特開2000−81498号公報 特開2002−250794号公報 特開2002−228796号公報
特許文献1に記載された化学除染技術は、水に硝酸を添加し、pH5以下のオゾン水を生成し、このpH水溶液中で酸化処理を行い、酸化皮膜を溶解させ、化学除染を行なうものである。しかしながら、水に添加される酸化助剤が硝酸では、オゾン水溶液の酸化力が弱く、オゾン水による原子炉構成材料の腐食を抑制できない課題がある。
また、特許文献2には、原子炉構成材料の腐食を抑制するために、酸化助剤として燐酸を添加する技術が記載されている。しかし、燐酸は弱酸に近いため、酸化助剤として燐酸を添加しても、酸化力が弱く、原子炉構成材料の腐食を効率よく、有効的に抑制させることができず、また、燐酸を酸化助剤として添加し、大きな酸化力を有するためには、多量の燐酸を添加する必要がある。この結果、除染終了後に二次廃棄物が多量に発生し、この二次廃棄物の処理に大きな労力とコストを必要とする新たな課題が生じる。
さらに、特許文献3に記載された多管式中空糸膜ミキサを用いた化学除染技術では、多管式中空糸膜ミキサの材質が樹脂であるため、破損を受け易い問題があった。
また、本発明者等は、オゾンを用いた化学除染技術では、オゾン水のpHが3以下であれば充分な除染性能が得られる一方、pHが3を超えると除染性能が著しく低下することを、化学除染技術の繰返し試験の中から新たに知見した。
本発明は、上述した事情を考慮し、酸化皮膜の分解と除染能力を向上させ、除染対象物の健全性を維持しつつ、除染性能を向上させ、高性能化したオゾンを用いた化学除染装置およびその除染方法を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、オゾン水がpH3以下の条件を満たし、かつ原子炉構成材料等の除染対象物の腐食抑制の添加剤を最適化し、除染対象物の腐食抑制を効率よく能率的に図り、除染洗浄の効果を向上させることができる化学除染装置およびその除染方法を提供することにある。
本発明に係る化学除染装置は、上述した課題を解決するために、原子炉圧力容器内に炉心シュラウドを設け、この炉心シュラウドと原子炉圧力容器との間に形成されるダウンカマ部にジェットポンプを設ける一方、前記原子炉圧力容器の水を再循環させる原子炉再循環系を設け、この原子炉再循環系の再循環ポンプの駆動により、前記原子炉圧力容器内の水に流動を付与して原子炉圧力容器内または原子炉一次系を化学的に除染する化学除染装置において、オゾンガスを生成するオゾン発生手段と、生成されたオゾンガスを前記ジェットポンプ吸込口近傍のオゾン供給部に供給するオゾン供給手段と、前記オゾン供給部に設置された焼結金属エレメントとを有し、前記焼結金属エレメントは、前記オゾン供給手段により焼結金属エレメント内部に供給されるオゾンガスをそのエレメント外部に流動させて水中に供給してオゾン水を生成するようにしたものである。
また、本発明に係る化学除染方法は、上述した課題を解決するために、原子炉圧力容器とその内部に設置された炉心シュラウドとの間のダウンカマ部に炉水を強制循環させるジェットポンプが設けられ、このジェットポンプからの炉水を原子炉再循環系の再循環ポンプの駆動により再循環させ、オゾン水に流動を付与して原子炉圧力容器および原子炉一次系をオゾンにより化学除染する化学除染方法において、前記ジェットポンプの吸込口近傍にオゾンガスを供給し、酸化助剤とpH調整剤を添加した水に前記オゾンガスを供給してオゾン水を生成する方法である。
本発明に係る化学除染装置およびその除染方法においては、ジェットポンプ吸込口近傍にオゾンガスを供給することにより、除染対象物の健全性を維持しつつ、酸化皮膜を溶解させて除染性能を向上させることができる。
また、本発明に係る化学除染装置およびその除染方法は、オゾン水がpH3以下の条件を満たし、かつ除染対象物の腐食抑制の添加剤を最適化し、除染対象物の腐食抑制を効率よく能率的に行ない、除染洗浄の効果を増大させることができる。
本発明に係る化学除染装置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
本発明の化学除染装置は、pH3以下のオゾン水を用いて除染対象物、例えば原子炉構成材料の表面に付着した放射性物質を含む酸化皮膜を効率よく分解して化学除染し、原子炉構成材料の健全性を維持しつつ、除染性能を向上させたものである。
[第1の実施形態]
本発明に係る化学除染装置は、例えば原子炉構成材料の除染、腐食抑制に適したものである。
原子炉構成材料としてニッケル基合金、例えばインコネル182を選定し、このインコネル試験片をオゾン水に浸漬させて腐食の有無の確認試験を行なった。
除染対象物として、例えばインコネル182試験片の大きさは、30×10×2mm、この試験片の浸漬条件は、オゾン水の溶存オゾン濃度3ppm、温度80℃、浸漬時間10hである。
試験パラメータは、
i )酸化助剤およびpH調整剤の添加剤無し、
ii )酸化助剤として燐酸20ppm添加、
iii)pH調整剤として硝酸40ppm添加、
iv )酸化助剤として燐酸20ppmおよびpH調整剤として硝酸40ppm添加、
を用いてインコネル試験片の腐食の有無の確認試験を実施した。酸化助剤は除染対象物の母材腐食を抑制するものであり、pH調整剤は水(除染液)中の溶存オゾン濃度を高めるためのものである。
インコネル試験片はオゾン水浸漬前後の試験片表面について、目視と光学顕微鏡を用いて観察した。インコネル182試験片のオゾン水浸漬試験結果を表1に示す。
Figure 0004204596
オゾン水への10hの浸漬により、インコネル試験片には、添加剤無しのオゾン水と硝酸40ppm添加したオゾン水との場合に、ピット状の腐食が発生した。このピット状腐食を抑制するため、特許文献1ではオゾン水に燐酸を添加していた。燐酸を20ppm添加したオゾン水では腐食しないことを、この腐食有無試験でも確認している。
また、インコネル試験片の腐食有無確認試験において、添加剤として燐酸20ppmと硝酸40ppmを添加したオゾン水でも、腐食しないことを確認することができる。
本実施形態では、酸化助剤として例えば燐酸を、pH調整剤として例えば硝酸を添加したオゾン水は、燐酸の腐食防止効果によりニッケル基合金の腐食を抑制することができる。ニッケル基合金の腐食抑制効果により、原子炉構成材料、例えば原子力発電所の原子炉圧力容器内および原子炉一次系を除染した後の材料の健全性を確保し、維持することができる。
[第1実施例]
また、オゾン水の酸化力の指標となる酸化還元電位は、次式(1)および(2)に示すように、酸性では大きく、アルカリ性では小さい。
[化1]
<酸化溶液中>
+2H+2e=O+HO 2.07vsSHE(at25℃)……(1)
<アルカリ性溶液中>
+HO+2e=O+2OH 1.24vsSHE(at25℃)……(2)
次に、オゾン(O)水酸化力のpH影響を確認するため、例えば、SUS304試験片に付与した酸化皮膜の溶解試験を実施した。
酸化皮膜は、SUS304試験片を沸騰水型原子炉(BWR)一次冷却系の水質条件を模擬した高温高圧下(288℃,8.3MPa,酸素濃度200ppb)の水に3000時間浸漬して生成した。酸化皮膜の溶解試験手順は、酸化皮膜が形成されたステンレス鋼、例えばSUS304試験片を、80℃のオゾン水に2時間浸漬させ、その後、95℃、2000ppmのシュウ酸水溶液に2時間浸漬させ、SUS試験片の重量軽減を測定した。
オゾン水の処理条件は、溶存オゾン濃度を3ppmに固定し、オゾン水のpH3〜pH5(燐酸と硝酸の添加量で調整)の範囲で実施した
SUS304試験片の酸化皮膜の溶解試験結果を図1に示す。酸化皮膜の溶解量は、オゾン水のpHが小さくなるに連れて、大きくなった。但し、オゾン水のpHが3以下では、略一定となる傾向が認められた。
オゾン水pH3の酸化皮膜の溶解量は、オゾン水pH5の溶解量の略5倍であった。この酸化皮膜の溶解試験結果から、酸化皮膜の溶解量は、オゾン水のpHが3を超えると漸次低下することが判明した。したがって、オゾン水による酸化皮膜の分解を促進し、除染性能を向上させるためには、オゾン水がpH3以下の酸性を有することが望ましい。
[第2実施例]
次に、除染性能が向上するpH3のオゾン水について、本実施例と従来の化学除染方法から発生する二次廃棄物量を試算した。
本発明の化学除染方法では、オゾン水がpH3となる条件は、酸化助剤として燐酸20ppmおよびpH調整剤として強酸の硝酸40ppmを添加することでオゾン水がpH3となる。
一方、オゾン水を燐酸のみの添加でpH3にする従来の方法では、燐酸が弱酸に近い酸であるため、基本濃度条件(20ppm)に対して約50倍量、例えば約1000ppm添加する必要がある。
水中の燐酸および硝酸はアニオン交換樹脂発生量を本実施例Aと比較して示すものである。図2から分かるように、本実施例ではアニオン交換樹脂発生量を従来例Bの1/25に低減させることができる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明に係る化学除染装置の第2実施形態を示す模式図である。
図3は、本発明に係る化学除染装置が適用されるBWRを模擬した溶存オゾン濃度確認試験装置を示す。この溶存オゾン濃度確認試験装置10は、原子炉圧力容器を模擬した円筒型タンク11を有し、このタンク11内にタンク内の水の流動を制御する略円筒状あるいはスリーブ状の内部構造物12を有する。この内部構造物12は炉心シュラウドを模擬したものである。円筒タンク11のタンク容量は、例えば3.5mである。この場合、円筒型タンク11および内部構造物12が除染対象物に相当する。
また、円筒型タンク11の内周壁面には、タンク11内の水の溶存オゾン水濃度を測定するために、サンプリングノズル13a〜13fが複数箇所、例えば6箇所取り付けられている。円筒型タンク11内の水は、A系およびB系の循環系統15A,15Bにより循環している。
A系循環系統15Aを流れる水は、A系循環ポンプ16により、A系下部吸込配管17とA系上部吸込配管18より吸い込まれ、A系吐出配管19から円筒型タンク11内に吐き出される。
B系循環系統15BもA系循環系統15Aと同様に構成され、B系循環系統15Bを流れる水は、B系循環ポンプ21により、B系下部吸込配管22とB系上部吸込配管23より吸い込まれ、B系吐出配管24から円筒型タンク11内に吐き出される。
円筒型タンク11内の水の流動は、タンク11内下部に吹き出した水が、内部構造物12の下方で反転して内部構造物12内を上方に移動し、内部構造物12の上部に達した時点で、円筒型タンク11と内部構造物12の間の環状空間25を下方に移動する再循環流となる。
また、円筒型タンク11の底部には、多孔質の焼結金属エレメント27が設置され、この焼結金属エレメント27にはオゾン発生器28から発生するオゾンガス(O)をエレメント内部に供給するガス供給管29が接続されている。
さらに、A系およびB系循環系統15A,15BのA系吐出配管19およびB系吐出配管24にはA系オゾン溶解ミキサ31およびB系オゾン床ミキサ32が設置される。A系オゾン溶解ミキサ31には、オゾン発生器28から発生するオゾンガスを供給するA系ガス供給管33が、また、B系オゾン溶解ミキサ32には、同様にしてB系ガス供給管34が、それぞれ接続される。
オゾン溶解ミキサ31,32は、A系とB系とで同じ構成、機能を有するため、A系オゾン溶解ミキサ31を例にして説明する。
図4はA系オゾン溶解ミキサ31の構成を示す。A系オゾン溶解ミキサ31は、A系吐出配管19の一部に設置される略T字管状のホルダ36と、このホルダ36に収納される多孔質の焼結金属エレメント37とを備える。ホルダ36は管接続フランジである外周フランジ38a,38bによりA系吐出配管19に接続される。
また、円筒型タンク11の底部に接地される焼結金属エレメント27およびA系オゾン溶解ミキサ31の焼結金属エレメント37は、一方を封じ、他方をガス供給配管29およびA系ガス供給管33に接続され、エレメント内部にオゾンガスが供給される。B系オゾン溶解ミキサ32の焼結金属エレメントもA系の焼結金属エレメント37と同様である。T字管状ホルダ36はその中央開口が蓋状フランジカバー39で覆われる。A系ガス供給管33は、ホルダ36上部の蓋状フランジカバー39で固定される。
焼結金属エレメント27および37は、ステンレス製とブロンズ製が知られている。図4に示す実施形態では、耐薬品性を考慮してステンレス鋼製、例えばSUS316Lを用いた。焼結金属エレメント27,37に形成される気孔径は最小φminが、例えば63μm、最大φmaxが例えば850μmである。この実施形態では、微細なオゾンガス気泡を生成し、オゾンガスを水中に効率よく迅速に溶解させるために、気孔径ができるだけ小さい、例えば気孔径φmin=63μmのものを用いる。
図3および図4に示した溶存オゾン濃度確認試験装置10を用いて円筒型タンク11内の水中にオゾンガスを溶解する試験を実施した。
この溶存オゾン濃度確認試験装置10によるオゾンガス溶解試験に用いられる種々の条件は次の通りである。
円筒型タンク11内の水の条件は、液量が例えば3.5m、温度が80℃、酸化助剤として例えば燐酸20ppmとpH調整剤として例えば硝酸40ppmを添加し、オゾン水のpHを3に調整した。
水の流動条件は、A系統およびB系統が、それぞれ例えば80m/hで合計160m/hである。
オゾンガスの供給条件は、気相オゾン濃度が、例えば120g/m、オゾンガス供給量はA系統およびB系統が、共に例えば45g/hで、合計90g/hである。
円筒型タンク11内の水の条件、流動条件およびオゾンガス供給条件を上述した例に設定した場合の溶存オゾン濃度の測定試験結果を図5に示す。
図5に示された横軸は、図3に示されたサンプリング装置(サンプリングノズル13a〜13fの設置位置)を、縦軸は水中の溶存オゾン濃度をそれぞれ示す。
図5において、○印は、A系およびB系オゾン溶解ミキサ31,32からオゾンガスを供給した場合、△印は、円筒型タンク11の底部に設置した焼結金属エレメント27からオゾンガス(O)を供給した場合の溶存オゾン濃度をそれぞれ示す。
A系およびB系吐出配管19,24に設置したオゾン溶解ミキサ31,32からオゾンガス(O)を外部の水中に供給した場合、○印で示すように溶存オゾン濃度は、A系およびB系吐出配管19,24の吐出部近傍(13a,13b)が2.5ppmで、それ以降は水流動に沿って低下する傾向を示す。最下流の13fでは、溶存オゾン濃度が1.9ppmまで低下した。
一方、円筒型タンク11の底部に設置した焼結金属エレメント27からオゾンガス(O)を水中に供給した場合、溶存オゾン濃度は△印で示すように、0.6〜0.8ppmの範囲で推移した。
図5に示された溶存オゾン濃度推移結果から、オゾンガス(O)を水中に効率的にかつ有効的に溶解させるためには、A系およびB系吐出配管19,24のように、狭い空間を流れる水に、オゾンガスを供給し、水とオゾンガスを完全混合に近い状態とすることが効果的であることが判明した。
オゾンガスを効率よく溶解するエレメントとしては、特許文献3に記載されている樹脂製の多管式中空糸膜エレメントあるいはセラミックス(アルミナ)製散気管がある。但し、樹脂製エレメントやセラミックス製散気管は、金属と比べて破損し易い問題がある。
本実施形態では、機械的強度が強く、耐圧が大きい多孔質の焼結金属エレメント37を、A系およびB系オゾン溶解ミキサ31,32に適用したものである。焼結金属エレメント37には、気孔径の小さなものが好適に使用される。焼結金属エレメント37は、水の濾過、液体の発泡および撹拌に一般的に使用されているか、図5のオゾンガス溶解試験結果に示すように、オゾンガスを効率よく、能率的に水に溶解させるミキサとして用いることができる。
[実施例]
水中の溶存オゾンは酸性溶液中では比較的安定している。しかし、水中の酸性度が低下したり、pHの上昇や温度上昇に伴って、溶存オゾンが急速に分解することが知られている。“オゾンハンドブック”日本オゾン協会、2004年によれば、オゾンの自己分解反応次数は、1.0〜2.0(無次元)の範囲と報告されている。但し、取得データの温度条件は60℃以下が殆どである。
この実施例では、図3および図4に示した溶存オゾン濃度確認試験装置を用いて、オゾン水の除染条件である80℃における溶存オゾンの自己分解速度次数を測定して取得した。
溶存オゾンの自己分解速度定数の測定結果を図6に示す。図6は、オゾンの自己分解反応が1次式に従うと設定して整理したもので、自己分解速度定数のpH依存性を示すものである。
溶存オゾンの自己分解速度定数は、pHの上昇に伴って直線的に大きくなる傾向が存在する(認められる)。燐酸と硝酸とで調整したpH3のオゾン水の分解速度定数は、燐酸のみで調整したpH3.5のオゾン水の約1/2、燐酸のみで調整したpH4の約1/10であることが判明した。
このことから、オゾンを水に効率よく溶解しても、pHが大きいとオゾン供給装置から離れた場所の溶存オゾン濃度は大きく低下することがわかった。
除染対象物を原子炉全体とした大規模化学除染に、オゾンを用いた化学除染を適用する場合、オゾン水のpHを下げることで、溶存オゾン濃度の低下を防止でき、均一な化学除染が可能となる。
本実施例では、オゾン水に酸化助剤として例えば燐酸または燐酸塩、また、pH調整剤として例えば硝酸を添加し、A系およびB系吐出配管19,24に設置した焼結金属エレメント37から管内を流れる水中にオゾンガスを供給するものであり、このオゾンガスの供給により、オゾンの効率的な溶解と溶存オゾンの自己分解を抑制することができるため、適切なオゾンガス供給量で大きな化学除染効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図7は、本発明に係る化学除染装置の第3実施形態を示す概略図である。
この実施形態は、沸騰水型原子炉(BWR)の原子炉圧力容器50をオゾンにより除染する化学除染装置51を示すものである。
原子炉圧力容器50内には原子炉炉心53が形成され、この原子炉炉心53に形成される炉心支持板54および上部格子板55により多数の燃料集合体が支持される。また、原子炉炉心53に制御棒駆動機構56により制御棒(図示せず)が出し入れされる。図7には、燃料集合体および制御棒、気水分離器、蒸気乾燥器などの炉内機器を取り除いた状態を示す。
原子炉炉心53は炉心シュラウド57で囲撓され、この炉心シュラウド57と原子炉圧力容器50との間の環状空間であるダウンカマ部58にジェットポンプ59が設けられる。ジェットポンプ59はダウンカマ部58の周方向に間隔をおいて複数台設けられる。
また、原子炉圧力容器50の下部には、2系統の原子炉再循環系60が設けられており、原子炉再循環系60の再循環系配管61には再循環ポンプ62がそれぞれ設けられる。原子炉再循環系60の再循環ポンプ62の駆動により、原子炉圧力容器50内の炉水は再循環系配管61を通って原子炉圧力容器50内を戻され、ジェットポンプ59により周囲の炉水を巻き込んで下降し、炉心下部プレナム64に導かれる。原子炉圧力容器50の底部には、この底部を貫通して制御棒駆動機構ハウジング65が設けられる。
また、ダウンカマ部58に設置されるジェットポンプ59の上部近傍には、多孔質の焼結金属エレメント66が設置される。この焼結金属エレメント66はジェットポンプ59の上部近傍で原子炉圧力容器50の内周壁に沿って複数個設けられる。各焼結金属エレメント66はオゾン発生器67にオゾンガス供給配管68を介して接続される。オゾン発生器67で生成されたオゾンガス(O)はオゾンガス供給配管68を介して焼結金属エレメント66のエレメント内部に供給され、この各エレメント66からエレメント外部に、具体的には、原子炉圧力容器50内のダウンカマ部58に向けてオゾンガスを供給するものである。供給されたオゾンガスはジェットポンプ59に周辺の炉水とともに吸い込まれ、炉心下部プレナム64に導かれる。
次に、本実施形態に係るオゾンによる化学除染装置51の作用を説明する。
原子炉圧力容器50に水(以下、オゾン水という。)を満たし、原子炉再循環系60の再循環ポンプ62を、定格運転時の例えば20%の回転数で運転する。
オゾン水には、酸化助剤として例えば燐酸20ppmとpH調整剤として例えば硝酸を添加し、オゾン水のpHを3以下、例えば3に調整する。そして、原子炉圧力容器50内の水(オゾン水)を約80℃に加温させる。
その後、化学除染装置51のオゾン発生器67からオゾンガスを発生させ、発生したオゾンガスを、オゾンガス供給配管68を通してジェットポンプ59の上部近傍設置の焼結金属エレメント66に供給する。
オゾンガスは焼結金属エレメント66のエレメント内部に供給され、供給されたオゾンガスは焼結金属エレメント66の微小な気孔径からエレメント外部のオゾン水に供給され、オゾン水中で微細気泡となる。オゾンガスはオゾン水中で微細気泡となり、ジェットポンプ59に吸い込まれ、炉水と混合され、一部の炉水に溶融して炉底部の炉心下部プレナム64に吐出され、この炉心下部プレナム64で反転して原子炉炉心53部に移動せしめられる。
オゾンガスが原子炉炉心部の上部格子板55に達したところから、一部のオゾンガスは気相に散逸して排ガス処理系(図示せず)へ、その他のオゾンガス気泡は、炉心シュラウド57と原子炉圧力容器50の内周壁面との間のダウンカマ部58を下方に移動し、原子炉再循環系60を通り、再びジェットポンプに吸い込まれる。
原子炉圧力容器50内のオゾンガス気泡の流動状態は、図3に示された例と略同様であるため、オゾンガスはジェットポンプ59により効率よく水に溶解される。
実機のBWRの原子炉圧力容器50を化学除染する場合、原子炉圧力容器50内での保有水量は800〜1100MWe級で300〜400mである。第2実施形態に示された図3の例の溶存オゾン濃度確認試験では、円筒型タンク11内の溶存オゾン濃度は、3.5mの水にオゾンガスを90g/h供給することで溶存オゾン濃度を2.0〜2.5ppmの範囲に保持できる。
実機のBWRでは原子炉圧力容器50内の保有水量が約100倍であることから、実機の原子炉圧力容器50内の溶存オゾン濃度はオゾンガス供給量が9000g/h以上でオゾン水流動を2ppm以上とすることができる。
このオゾンを用いた化学除染装置51においては、オゾン水に酸化助剤として例えば燐酸または燐酸塩を、pH調整剤として例えば硝酸を添加することにより、例えば原子炉構成材料を化学除染対象物とする場合にも、原子炉構成材料の健全性を維持することができる。
また、オゾン水を酸化助剤およびpH調整剤の添加により調整し、pH3以下とすることにより、溶存オゾン濃度が向上し、しかも、溶存オゾンの自己分解が抑制されるため、除染性能が向上する。
微細気孔、例えば数十μm〜百数十μmの気孔径を有する焼結金属エレメントを、除染液が循環する配管、例えば原子炉再循環系60の吐出配管あるいはジェットポンプ63の吸込口近傍に設置し、焼結金属エレメントからオゾンガスを供給することにより、除染液中にオゾンガスを効率よく溶解させることができ、充分な除染性能が得られる。
このオゾンを用いた化学除染装置51では、除染液であるオゾン水にpH3以下の条件を満足させ、かつ化学除染対象物である例えば原子炉構成材料の腐食を効率的にかつ効果的に抑制可能であり、しかも、腐食を抑制する添加剤を最適化でき、原子炉構成材料の健全性を維持し、除染性能を向上させることができる。
なお、本発明の実施形態では、オゾンを用いた化学除染装置を、沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器および原子炉一次系に主に適用した例を示したが、本発明は、加圧水型原子炉の原子炉容器および原子炉一次系にも適用することができ、さらに、除染対象物の表面に生成または付着した放射性物質を含む酸化皮膜を化学的に溶解し、除染する装置にも適用することができる。
本発明に係る化学除染装置の第1実施形態を示すもので、オゾンを用いた化学除染方法の酸化皮膜の溶解図。 本発明に係る化学除染装置の第1実施形態を示すもので、オゾンを用いた化学除染方法の二次廃棄物の発生量を示す図。 本発明に係る化学除染装置の第2実施形態を示す系統図。 図3の化学除染装置に適用されるオゾン溶解ミキサの概略図。 本発明に係る化学除染装置に適用され、オゾンを用いた化学除染方法の溶存オゾン濃度の分布図。 本発明に係る化学除染装置に適用され、オゾンを用いた化学除染方法のpHと溶存オゾン自己分解定数の関係図。 本発明に係る化学除染装置の第3実施形態を示すもので、BWRの原子炉圧力容器内を除染するための概略図。
符号の説明
10 溶存オゾン濃度確認試験装置
11 円筒型タンク
12 内部構造物
13a〜13f サンプリングノズル
15A A系循環系統
15B B系循環系統
16 A系循環ポンプ
17 A系下部吸込配管
18 A系上部吸込配管
19 A系吐出配管
21 B系循環ポンプ
22 B系下部吸込配管
23 B系上部吸込配管
24 B系吐出配管
25 環状空間
27 焼結金属エレメント
28 オゾン発生器
29 ガス供給管
31 A系オゾン溶解ミキサ
32 B系オゾン溶解ミキサ
33 A系ガス供給管
34 B系ガス供給管
36 ホルダ
37 焼結金属エレメント
38a,38b 外周フランジ
39 蓋状フランジカバー
50 原子炉圧力容器
51 化学除染装置
53 原子炉炉心
54 炉心支持板
55 上部格子板
56 制御棒駆動機構
57 炉心シュラウド
58 ダウンカマ部
59 ジェットポンプ
60 原子炉再循環系
61 再循環系配管
62 再循環ポンプ
64 炉心下部プレナム
65 制御棒駆動機構ハウジング
66 焼結金属エレメント
67 オゾン発生器
68 オゾンガス供給配管

Claims (2)

  1. 原子炉圧力容器内に炉心シュラウドを設け、この炉心シュラウドと原子炉圧力容器との間に形成されるダウンカマ部にジェットポンプを設ける一方、前記原子炉圧力容器の水を再循環させる原子炉再循環系を設け、この原子炉再循環系の再循環ポンプの駆動により、前記原子炉圧力容器内の水に流動を付与して原子炉圧力容器内または原子炉一次系を化学的に除染する化学除染装置において、
    オゾンガスを生成するオゾン発生手段と、
    生成されたオゾンガスを前記ジェットポンプ吸込口近傍のオゾン供給部に供給するオゾン供給手段と、
    前記オゾン供給部に設置された焼結金属エレメントとを有し、
    前記焼結金属エレメントは、前記オゾン供給手段により焼結金属エレメント内部に供給されるオゾンガスをそのエレメント外部に流動させて水中に供給してオゾン水を生成するようにしたことを特徴とする化学除染装置。
  2. 原子炉圧力容器とその内部に設置された炉心シュラウドとの間のダウンカマ部に炉水を強制循環させるジェットポンプが設けられ、
    このジェットポンプからの炉水を原子炉再循環系の再循環ポンプの駆動により再循環させ、オゾン水に流動を付与して原子炉圧力容器および原子炉一次系をオゾンにより化学除染する化学除染方法において、
    前記ジェットポンプの吸込口近傍にオゾンガスを供給し、
    酸化助剤とpH調整剤を添加した水に前記オゾンガスを供給してオゾン水を生成することを特徴とする化学除染方法。
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