JP6164801B2 - 除染装置及び除染方法 - Google Patents

除染装置及び除染方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6164801B2
JP6164801B2 JP2012106852A JP2012106852A JP6164801B2 JP 6164801 B2 JP6164801 B2 JP 6164801B2 JP 2012106852 A JP2012106852 A JP 2012106852A JP 2012106852 A JP2012106852 A JP 2012106852A JP 6164801 B2 JP6164801 B2 JP 6164801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treated water
decontamination
plasma
circulation line
eluted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012106852A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013234894A (ja
Inventor
貴司 中野
貴司 中野
正人 金留
正人 金留
三井 裕之
裕之 三井
智美 吉永
智美 吉永
博徳 鬼塚
博徳 鬼塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012106852A priority Critical patent/JP6164801B2/ja
Publication of JP2013234894A publication Critical patent/JP2013234894A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6164801B2 publication Critical patent/JP6164801B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

本発明は、除染方法及び除染装置に関するものである。
一般に、原子炉等の原子力プラントは、多数の機器や配管等の部材により構成されている。ここで、これらの部材を長期にわたって使用していると、例えば該部材を構成する金属の腐食等の要因により、該部材の表面にコバルト等の放射性核種を含む酸化被膜が付着することがある。このため、これらの部材の周囲では放射線量が高まる場合がある。そこで、定期点検時等において、当該部材の表面から酸化皮膜を除去する必要があり、例えば、部材の化学洗浄が実施されている。
化学洗浄の方法としては、以下に示す技術が知られている。すなわち、部材を過マンガン酸水溶液中に浸漬して、該部材の表面に付着した酸化被膜に含まれるクロム系酸化物中のクロムをCr3+からCr6+として酸化溶出する。次に、シュウ酸等の有機酸を添加して、酸化被膜の主要成分である鉄系酸化物中の鉄をFe2+として還元溶出する。このとき、放射性核種も同時に溶出される。そして、イオンを含むイオン交換樹脂に接触させて、上記の水溶液から放射性物質を処理水の中に溶出して、放射性物質を除去することが可能である。
ここで、上記の処理水は大量に生成されるため、処理の問題上、該処理水の低減化が望まれている。
そこで、処理水の分解方法として、有機酸を含む水溶液に紫外線を照射することで、該水溶液を水と二酸化炭素に分解して処理する方法が採用されている(下記特許文献1参照)。
特許第2941429号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の方法では、紫外線を照射する装置が大型であるため、化学洗浄装置自が全体として大型になってしまうという問題点がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンパクトな装置で、廃棄する処理水の量を低減することができる除染方法及び除染装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る除染装置は、内部に除染対象物を配設可能とされ一次処理水が供給された除染槽と、前記除染槽中の前記一次処理水を循環させる第一循環ラインと、上流側が前記第一循環ラインに接続され、下流側が前記除染槽と接続された第二循環ラインと、プラズマ処理により発生させたOHラジカルを前記一次処理水に添加して前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させ、前記クロムが酸化溶出した二次処理水を生成するプラズマ装置と、前記第一循環ラインを循環する前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させ、前記鉄が還元溶出した三次処理水を生成する還元装置と、前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を含む前記三次処理水から前記放射性核種を除去して、前記放射性核種が除去された四次処理水を生成する除去装置と、前記プラズマ装置の上流側を前記第一循環ラインにおける前記第二循環ラインとの接続部よりも下流側接続する第一酸化ラインと、前記プラズマ装置の上流側を前記第二循環ラインに接続する分解ラインと、前記プラズマ装置の下流側を前記第二循環ラインにおける前記分解ラインとの接続部よりも下流側と接続する導出ラインと、前記第一循環ライン、前記第二循環ライン、前記第一酸化ライン、及び前記分解ラインの各々に設けられた弁と、を備え、前記プラズマ装置は、前記四次処理水中の前記有機酸をプラズマ処理により分解することを特徴とする。
また、本発明に係る除染方法は、上記除染装置を用いる除染方法であって、除染対象物を浸漬した一次処理水中に、前記除染対象物に付着したクロムをプラズマ処理により酸化溶出させた二次処理水を生成するプラズマ酸化工程と、前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させた三次処理水を生成する還元工程と、前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を前記三次処理水から除去した四次処理水を生成する除去工程と、前記四次処理水中の前記有機酸をプラズマ処理により分解して五次処理水を生成するプラズマ分解工程と、を備えることを特徴とする。
このように構成された除染方法及び除染装置では、プラズマ酸化工程、プラズマ酸化装置により、プラズマ処理でプラズマを発生させて除染対象物に付着していたクロムを酸化溶出することができるため、全体としてコンパクトな装置とすることができる。
また、このように構成された除染装置では、除去装置により、クロム及び鉄とともに溶出した放射性核種を除去することができ、プラズマ処理により四次処理水中の有機酸を分解することができるため、廃棄する処理水の量を低減することができる。
また、このように構成された除染装置及び除染方法では、一の装置のプラズマ処理により、クロムを酸化溶出するとともに、有機酸を分解することができる。よって、全体としてコンパクトな装置とすることができるとともに、コストを抑えることができる。
このように構成された除染方法及び除染装置では、還元工程、還元装置により、除染対象物に付着していた鉄を溶出することができる。
このように構成された除染方法では、除去工程により、クロム及び鉄とともに溶出した放射性核種を除去することができ、プラズマ分解工程により、プラズマ処理により四次処理水中の有機酸を分解することができるため、廃棄する処理水の量を低減することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記プラズマ酸化工程、前記プラズマ分解工程は、それぞれ前記一次処理水、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入工程を有していてもよい。
また、本発明に係る除染装置は、前記プラズマ装置は、前記一次処理水、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入装置を有していてもよい。
このように構成された除染方法及び除染装置では、一次処理水、四次処理水に対して気泡を送入することで、効率的にプラズマを発生させることができる。よって、クロムを効率的に酸化溶出するとともに有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記一次処理水に多価金属イオン酸化物を送入する多価金属イオン酸化物送入工程を備え、該多価金属イオン酸化物送入工程は、前記プラズマ酸化工程の前に実行してもよい。
また、本発明に係る除染装置は、前記一次処理水に多価金属イオン酸化物を送入する多価金属イオン酸化物送入装置を備えていてもよい。
このように構成された除染方法及び除染装置では、一次処理水に対して多価金属イオン酸化物を送入することで、クロムを効率的に酸化溶出することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記プラズマ酸化工程において発生したオゾンを分散させる分散工程を備えることが好ましい。
また、本発明に係る除染装置は、前記プラズマ装置において発生したオゾンを分散させる分散装置を備えていてもよい。
このように構成された除染方法及び除染装置では、プラズマ酸化工程、プラズマ酸化装置において発生したオゾンを分散工程、分散装置で分散させることができる。よって、クロムをより一層効率的に酸化溶出することができる。
本発明に係る除染方法及び除染装置によれば、プラズマ処理によりクロムを溶出するとともに有機酸を分解することができるため、コンパクトな装置で、廃棄する処理水の量を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る除染方法の対象となる除染対象物の使用例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る分解装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る除染方法のフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係る除染方法のフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第三実施形態に係る除染方法のフローチャートである。
(第一実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の第一実施形態に係る除染装置を用いた除染方法について説明する。
まず、本実施形態の対象となる除染対象物について説明する。
本実施形態の対象となる除染対象物は、原子力プラントを構成する配管、容器、各種機器等の部品であって、炉水が接触する部品である。
ここで、原子力プラントとしては、例えば、図1に示すように、加圧水型原子炉50を備えている原子力発電プラントPがある。
この原子力発電プラントPは、燃料棒51等が収納される加圧水型原子炉50と、該加圧水型原子炉50内の一次冷却水(軽水)の沸騰を抑えるために一次冷却水を加圧する加圧器52と、一次冷却水の熱により二次冷却水を蒸気にする蒸気発生器53と、該蒸気発生器53からの一次冷却水を加圧水型原子炉50に戻す冷却材ポンプ54と、蒸気発生器53で発生した蒸気で駆動する蒸気タービン56と、該蒸気タービン56の駆動で発電する発電機57と、蒸気タービン56からの蒸気を水に戻す復水器58と、該復水器58からの水を蒸気発生器53に戻す給水ポンプ59とを備えている。
この加圧水型原子炉50と蒸気発生器53とは一次冷却水配管55a,55bで接続され、蒸気発生器53と蒸気タービン56とは蒸気配管55cで接続され、復水器58と蒸気タービン56とは給水配管55dで接続されている。
このように構成された原子力発電プラントPにおいて、炉水、すなわち一次冷却水に接する部材である一次冷却系部材(以下、「除染対象物Z」と称する。)としては、加圧水型原子炉50、加圧器52、蒸気発生器53、冷却材ポンプ54、これらを接続する一次冷却水配管55a,55b、この一次冷却水配管55a,55b等に設けられている各種弁等がある。これら除染対象物Zは、鉄を主成分としてクロムやニッケルを含むステンレス鋼や、ニッケル基合金、コバルト基合金等で形成されている。
この除染対象物Zを構成する金属元素は、わずかに炉水に溶出して、一部が加圧水型原子炉50内の燃料棒51表面に付着する。該燃料棒51の表面に付着した金属元素は、燃料から中性子線が照射させることにより、原子核反応を起こして、クロム、ニッケル、コバルト等の放射性核種となる。これら放射性核種は、大部分が酸化物の形態で燃料棒51表面に付着したままであるが、その一部が炉水中に溶出したり、不溶性固体として放出される。炉水中に溶出又は放出された放射性核種は、除染対象物Zの炉水接触面に付着し、この炉水接触面に鉄を主成分とする酸化皮膜を形成する。このため、除染対象物Z近傍で作業する作業員は、部品に形成された酸化皮膜中の放射性核種からの放射線に晒されることになる。
本実施形態は、上記で説明した除染対象物Zに付着している酸化皮膜を処理水を用いて除去して、除去後の処理水を分解する除染方法である。
図2は、本実施形態に係る除染装置の概略構成図である。
図2に示すとおり、除染装置1は、内部に処理水を満たして該処理水中に除染対象物Zを浸漬させる除染槽10と、除染槽10に対して処理水を循環させる第一循環ライン40及び第二循環ライン60と、該除染対象物Zを酸化するとともに処理水を分解するプラズマ装置20と、該除染対象物Zを還元する還元装置30と、処理水中に溶出した放射性核種を除去する除去装置70とを備えている。
除染槽10には一次処理水が供給され、その内部に除染対象物Zを配設されている。
第一循環ライン40は、その両端が除染槽10に接続され、該除染槽10中の処理水(例えば、一次処理水)を循環させている。この第一循環ライン40には、上流側から第一弁41と、第二弁42と、第一ヒーター43と、第一ポンプ44と、第三弁49とが設けられている。
第一ヒーター43は、第一循環ライン40を循環する処理水を加熱して、該処理水を高温状態にすることができる。
第一ポンプ44は第一循環ライン40内に処理水を循環させるとともに、除染槽10に対して該処理水を供給可能としている。
また、第一循環ライン40の第一弁41の下流側には、浄化受け槽ライン45が接続されている。該浄化受け槽ライン45には、浄化受け槽弁46と、浄化受け槽47とが設けられている。
図3に示すように、プラズマ装置20は、プラズマ処理により除染対象物Zに付着したクロムを酸化溶出させ、該クロムが酸化溶出した二次処理水を生成するプラズマ酸化装置として構成されている。
具体的には、一次処理水が満たされたプラズマ槽81と、該プラズマ槽81の内部に気泡を送入する気泡送入装置82と、電源83と、該電源83に接続された陽極板84及び陰極85とを有している。
気泡送入装置82は、例えば、アルゴン、工業用乾燥空気、酸素等の気体が貯蔵された気泡貯蔵容器86と、該気泡貯蔵容器86と気泡送入ライン87で接続された複数の気泡送入管88とを有している。
気泡送入管88はプラズマ槽81の内部に配設され、該気泡送入管88の外面には送入孔部89が複数形成されている。
この気泡送入装置82は、気泡貯蔵容器86に貯蔵された気体を気泡送入ライン87を経由して気泡送入管88の内部に気泡として送入する。該気泡送入管88の内部に送入された気泡は、外面に形成された送入孔部89からプラズマ槽81に貯水された一次処理水に送入される。
また、電源83から電力が供給されると、プラズマ槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流が流れて、プラズマを発生させるプラズマ処理を施して、除染対象物Zに付着したクロムを酸化溶出させ、該クロムが酸化溶出した二次処理水を生成する。
ここで、プラズマ装置20本体の電圧を数kV、パルスを50〜60Hzとする。
また、図2に示すように、プラズマ装置20は、上流側が酸化用弁21の設けられた第一酸化ライン22を介して第一循環ライン40に接続されるとともに、分解用弁90の設けられた分解ライン91を介して第二循環ライン60に接続されている。また、下流側が導出ライン92を介して第二循環ライン60に接続されている。
還元装置30は、有機酸であるシュウ酸水溶液が貯水された還元性液槽31と、該還元性液槽31に接続された還元性液ライン32と、該還元性液ライン32に設けられた還元性液ポンプ33とを有しており、該還元性液ライン32には還元性液弁34が設けられている。
なお、有機酸としては、シュウ酸水溶液の他にクエン酸等が挙げられる。
この還元装置30は、除染槽10に満たされた二次処理水に、還元性液槽31に貯水されたシュウ酸水溶液を還元性液ライン32及び第一循環ライン40を経由して供給(添加)することで、除染対象物Zに付着した鉄を還元溶出させて、該鉄が還元溶出した三次処理水を生成する。
第二循環ライン60は、一端が第一循環ライン40に接続され、他端が除染槽10に接続されており、該除染槽10中の処理水(例えば、三次処理水)を循環させている。この第二循環ライン60には、上流側から第四弁61と、第二ヒーター62と、第二ポンプ63と、第五弁66とが設けられている。
また、第二循環ライン60における第二ポンプ63の下流側には、第一除去装置弁71及び第二除去装置弁72を介して除去装置70が接続されている。
除去装置70は、例えばカチオン樹脂塔で構成されており、第二循環ライン60に接続されている。
この除去装置70は第二循環ライン60中を流れる三次処理水から、上記のクロムや鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を除去して、該放射性核種が除去された四次処理水を生成する。
ここで、上記で説明したプラズマ装置20は、四次処理水中の有機酸をプラズマ処理により分解して五次処理水を生成するプラズマ分解装置としても構成されている。すなわち、プラズマ酸化装置とプラズマ分解装置とは、一のプラズマ装置20にて構成されている。
なお、プラズマ分解装置として構成されているプラズマ装置20では、プラズマ槽81には四次処理水が満たされている。
そして、電源83から電力が供給されると、プラズマ槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流が流れて、プラズマを発生させるプラズマ処理を施して四次処理水中の有機酸を分解して五次処理水を生成する
次に、上記のように構成された除染装置1を用いた除染方法について説明する。
図4に示すように、除染方法は、第一気泡送入工程S1と、プラズマ酸化工程S2と、還元工程S3と、除去工程S4と、第二気泡送入工程S5と、プラズマ分解工程S6とを備えている。
まず、前準備として、除染槽10に一次処理水を貯留して、除染対象物Zを配設する。
次に、第一気泡送入工程S1を実行する。
すなわち、第一循環ライン40における第一弁41及び第二弁42を開いて、第一酸化ライン22における酸化用弁21を開くとともに、該第一循環ライン40に設けられた第一ポンプ44を駆動することで一次処理水を、該第一循環ライン40、プラズマ装置20及び除染槽10の間で循環させる。また、第一ヒーター43で一次処理水を加熱し高温状態として循環させる。
この一次処理水は、プラズマ装置20ではプラズマ槽81に導入される。
ここで、気泡送入装置82は、気泡貯蔵容器86に貯蔵された気体を気泡送入ライン87経由で気泡送入管88に導入する。そして、該気泡送入管88の送入孔部89を経由して、気泡をプラズマ槽81に貯水された一次処理水に送入する。
次に、プラズマ酸化工程S2を実行する。
すなわち、電源83から電力を供給して、プラズマ槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流を流して、プラズマを発生させるプラズマ処理を施す。
このプラズマ処理により、一次処理水ではOHラジカルが発生し、除染対象物Zに付着した酸化被膜中CrやFeCr等として存在するCr3+が、Cr6+となって水溶液中に溶出する。つまり、酸化皮膜中のクロムCrが酸化溶出して、該クロムCrが酸化溶出した二次処理水が生成される。
なお、第一ヒーター43で一次処理水を加熱することにより高温状態にすることができるため、該一次処理水に除染対象物Zを浸漬する時間を通常よりも短縮することが可能である。
次に、還元工程S3を実行する。
すなわち、酸化用弁21を閉じて第三弁49と還元性液弁34とを開き、還元性液ポンプ33を駆動することで、還元性液槽31に貯水されたシュウ酸水溶液を還元性液ライン32を介して第一循環ライン40に導出する。そして、二次処理水とシュウ酸水溶液との混合水溶液を、第一循環ライン40及び除染槽10の間で循環させる。また、第一ヒーター43で混合水溶液を加熱して、該混合水溶液を高温状態として循環させる。
なお、シュウ酸濃度を例えば2000ppmになる程度に設定する。また、このシュウ酸水溶液の温度は常温(20℃)〜100℃未満(水溶液が沸騰しない温度限界)が好ましく、ここでは例えば90℃に設定する。
ここで、除染槽10では、除染対象物Zを浸漬した混合水溶液に、該除染対象物Zに付着した酸化皮膜中のFe等として存在するFe2+が、Fe3+となって水溶液中に溶出する。つまり、酸化皮膜中の鉄Feが還元溶出して、該鉄が還元溶出した混合水溶液である三次処理水が生成される。
また、三次処理水中には、プラズマ酸化工程S2におけるクロムの酸化溶出及び還元工程S3における鉄の還元溶出とともに、放射性核種が溶出されている。
なお、プラズマ酸化工程S2と同様に、第一ヒーター43で混合水溶液を加熱することにより混合水溶液を高温状態にすることができるため、該混合水溶液に除染対象物Zを浸漬する時間を通常よりも短縮することができる。
ここで、還元工程S3において除染対象物Zに付着した酸化被膜が十分に除去されているかを判断する。除去が不十分であればプラズマ酸化工程S2と還元工程S3とを1除染工程として、該1除染工程を複数回実行する。そして、酸化被膜が十分に除去されれば、次の除去工程S4を実行する。
除去工程S4では、還元性液弁34及び第二弁42を閉じて、第二循環ライン60の第四弁61、第一除去装置弁71、第二除去装置弁72及び第五弁66を開く。次に、第二ポンプ63を駆動することで、除染槽10から導出した三次処理水を、第一循環ライン40の第一弁41を経由して第二循環ライン60に導入する。そして、除去装置70を経由して再び除染槽10に戻すことで、三次処理水を該除染槽10、第二循環ライン60及び除去装置70の間で循環させる。
ここで、除去装置70では、第一除去装置弁71から導入された三次処理水に溶出している放射性核種を除去して四次処理水を生成する。そして、該四次処理水は、第二除去装置弁72から再び第二循環ライン60を経由して除染槽10に戻される。よって、除去装置70を所望の時間稼動することで、該除染槽10、第二循環ライン60及び除去装置70の間を循環する処理水は、四次処理水となる。
次に、第二気泡送入工程S5を実行する。
すなわち、第五弁66を閉じて分解用弁90を開くことで、第二循環ライン60を流れる四次処理水を分解ライン91及びプラズマ槽81に導入する。
ここで、気泡送入装置82では、気泡貯蔵容器86に貯蔵された気体を気泡送入ライン87経由で気泡送入管88に導入する。そして、該気泡送入管88の送入孔部89から気泡をプラズマ槽81に貯水された四次処理水に送入する。
次に、プラズマ分解工程S6を実行する。
すなわち、電源83から電力を供給して、プラズマ槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流を流して、プラズマを発生させるプラズマ処理を施す。このプラズマ処理により、四次処理水ではOHラジカルが発生して、シュウ酸が分解されて五次処理水が生成される。
この際の化学反応式は、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 0006164801
上記に示すとおり、四次処理水中のシュウ酸は、二酸化炭素と水に分解される。
ここで、上記のプラズマ分解工程S6を継続して行い、シュウ酸が所望の量の二酸化炭素及び水に分解されれば、該プラズマ分解工程S6を終了する。
このように構成された除染装置1を用いた除染方法では、プラズマ酸化工程S2におけるプラズマ処理によりOHラジカルを発生して、クロムCrを確実に酸化溶出することができる。また、プラズマ分解工程S6におけるプラズマ処理により四次処理水中に含まれるシュウ酸を二酸化炭素と水とに分解することができる。よって、廃棄する処理水である五次処理水の量を低減することができる。
気泡送入装置82により一次処理水、四次処理水に気泡を送入することで、該一次処理水、四次処理水中に効率的にプラズマを発生させることができる。よって、クロムCrを効率的に酸化溶出することができるとともに、有機酸を効率的に分解することができ、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、四次処理水に存在する鉄イオンとプラズマ分解工程S6によって発生したOHラジカルとのフェントン反応により、有機酸をより効率的に分解することが可能となる。
また、プラズマ装置20は、プラズマ槽81、気泡送入装置82、電源83及び陽極板84並びに陰極85を備えるものである。これらプラズマ槽81等の装置はコンパクトな形状で微小な気泡を発生させることが可能であるため、プラズマ装置20全体としてコンパクトな装置とすることができる。よって、除染装置1全体としてコンパクトな装置とすることができる。
さらに、一のプラズマ装置20により、クロムを酸化溶出するとともに、有機酸を分解することができる。よって、全体としてコンパクトな装置とすることができるとともに、コストを抑えることができる。
また、既設の第二循環ライン60等にプラズマ装置20を設ければ、四次処理水の分解が可能であるため、即時実施することができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態に係る除染装置201を用いた除染方法について、図5及び図6を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における除染装置201では、更に一次処理水に多価金属イオン酸化物を送入する多価金属イオン酸化物送入装置225を備えている。
すなわち、図5に示すように、多価金属イオン酸化物送入装置225は、多価金属イオン酸化物を貯留するプラズマ用貯留槽226と、該プラズマ用貯留槽226から多価金属イオン酸化物をプラズマ装置20に導入する導入ライン227とを有している。
プラズマ用貯留槽226には、多価金属イオン酸化物として例えば、コバルトイオン、セリウムイオン、マンガンイオン、クロムイオンや過酸化水素含まれる水溶液が貯留されている。
導入ライン227は、一端がプラズマ用貯留槽226に接続され、他端がプラズマ装置20のプラズマ槽81(図3参照)に接続されている。また、導入ライン227には、プラズマ用ポンプ228と、プラズマ用弁229とが設けられている。
次に、上記のように構成された除染装置201を用いた除染方法について説明する。
図6に示すように、まず多価金属イオン酸化物送入工程S11を実行する。
すなわち、プラズマ用弁229を開いて、プラズマ用ポンプ228を駆動することで、プラズマ用貯留槽226に貯留された多価金属イオン酸化物を導入ライン227を介してプラズマ装置20のプラズマ槽81に導入する。
次に、第一気泡送入工程S12(第一実施形態のS1に相当)と、プラズマ酸化工程S13(第一実施形態のS2に相当)とを実行する。
ここで、プラズマ処理により、例えばコバルトイオンはCo(II)から酸化されてCo(IV)となり、過酸化水素水はプラズマ処理によりOHラジカルとなって一次処理水に存在する。これらCo(IV)、OHラジカルが、除染対象物Zに付着した酸化被膜中CrやFeCr等として存在するCr3+と反応して、Cr6+を溶出して二次処理水を生成する。
次に、プラズマ用弁229を閉じて還元工程S14(第一実施形態のS3に相当)と、除去工程S15(第一実施形態のS4に相当)と、第二気泡送入工程S16(第一実施形態のS5に相当)と、プラズマ分解工程S17(第一実施形態のS6に相当)とを実行する。
このように構成された除染装置201を用いた除染方法では、一次処理水に多価金属イオン酸化物を導入することで、除染対象物Zに付着したクロムを効率的に酸化溶出することができるため、処理水の分解時間を短縮することができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態に係る除染装置301を用いた除染方法について、図7及び図8を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における除染装置301では、更にプラズマ装置20において発生したオゾンを分散させる分散装置325を備えている。
すなわち、図7に示すように、分散装置325はミキシングポンプで構成されており、分散ライン326を介して導出ライン92におけるプラズマ装置20の下流側に接続されている。
次に、上記のように構成された除染装置301を用いた除染方法について説明する。
図8に示すように、第一実施形態と同様に、第一気泡送入工程S21(第一実施形態のS1に相当)と、プラズマ酸化工程S22(第一実施形態のS2に相当)とを実行する。
次に、分散工程S23を実行する。
すなわち、プラズマ装置20から導出した二次処理水を、326分散ラインを介して分散装置325に導入する。
分散装置325では、プラズマ酸化工程S22で発生したオゾンを二次処理水中に溶解する。
次に、還元工程S24(第一実施形態のS3に相当)と、除去工程S25(第一実施形態のS4に相当)と、第二気泡送入工程S26(第一実施形態のS5に相当)と、プラズマ分解工程S27(第一実施形態のS6に相当)とを実行する。
このように構成された除染装置301を用いた除染方法では、分散装置325により二次処理水にオゾンを溶解することができるため、除染対象物Zに付着したクロムを効率的に酸化溶出することができるため、処理水の分解時間を短縮することができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、除染装置として気泡送入装置82を備えていなくてもよい。この場合でも、プラズマ槽81内に配設された陽極板84と陰極85との間に生じる電流によりプラズマを発生させることができる。よって、プラズマ処理により、一次処理水からクロムCrを酸化溶出することができるとともに四次処理水中のシュウ酸を分解することができるため、処理水の量を低減することができる。
また、第三実施形態では、プラズマ装置20から導出した二次処理水は分散装置325に一回導入される構成を示しているが、分散装置325に複数回導入される構成としてよい。この場合、二次処理水にオゾン多く分散して溶解することができるため、除染対象物Zに付着したクロムをより効率的に酸化溶出することができるため、処理水の分解時間を一層短縮することができる。
また、還元工程と除去工程とを同時に行う構成としてもよい。すなわち、処理水を第一循環ライン40と第二循環ライン60とに同時に循環させて、除染対象物Zから鉄を還元溶出させつつ、コバルトを除去することとしてもよい。
1,201,301…除染装置
20…プラズマ装置(プラズマ酸化装置、プラズマ分解装置)
30…還元装置
70…除去装置
82…気泡送入装置
225…多価金属イオン酸化物送入装置
325…分散装置
S1,S12,S21…第一気泡送入工程(気泡送入工程)
S2,S13,S22…プラズマ酸化工程
S3,S14,S24…還元工程
S4,S15,S25…除去工程
S5,S16,S26…第二気泡送入工程(気泡送入工程)
S6,S17,S27…プラズマ分解工程
S11…多価金属イオン酸化物送入工程
S23…分散工程
Z…除染対象物

Claims (8)

  1. 内部に除染対象物を配設可能とされ一次処理水が供給された除染槽と、
    前記除染槽中の前記一次処理水を循環させる第一循環ラインと、
    上流側が前記第一循環ラインに接続され、下流側が前記除染槽と接続された第二循環ラインと、
    プラズマ処理により発生させたOHラジカルを前記一次処理水に添加して前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させ、前記クロムが酸化溶出した二次処理水を生成するプラズマ装置と、
    前記第一循環ラインを循環する前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させ、前記鉄が還元溶出した三次処理水を生成する還元装置と、
    前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を含む前記三次処理水から前記放射性核種を除去して、前記放射性核種が除去された四次処理水を生成する除去装置と、
    前記プラズマ装置の上流側を前記第一循環ラインにおける前記第二循環ラインとの接続部よりも下流側接続する第一酸化ラインと、
    前記プラズマ装置の上流側を前記第二循環ラインに接続する分解ラインと、
    前記プラズマ装置の下流側を前記第二循環ラインにおける前記分解ラインとの接続部よりも下流側と接続する導出ラインと、
    前記第一循環ライン、前記第二循環ライン、前記第一酸化ライン、及び前記分解ラインの各々に設けられた弁と、を備え
    前記プラズマ装置は、前記四次処理水中の前記有機酸をプラズマ処理により分解することを特徴とする除染装置。
  2. 請求項に記載の除染装置において、
    前記プラズマ装置は、前記一次処理水、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入装置を有することを特徴とする除染装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の除染装置において、
    前記一次処理水に多価金属イオン酸化物を送入する多価金属イオン酸化物送入装置を備えることを特徴とする除染装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の除染装置において、
    前記プラズマ装置において発生したオゾンを分散させる分散装置を備えることを特徴とする除染装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の除染装置を用いる除染方法であって、
    除染対象物を浸漬した一次処理水中に、前記除染対象物に付着したクロムをプラズマ処理により酸化溶出させた二次処理水を生成するプラズマ酸化工程と、
    前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させた三次処理水を生成する還元工程と、
    前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を前記三次処理水から除去した四次処理水を生成する除去工程と、
    前記四次処理水中の前記有機酸をプラズマ処理により分解して五次処理水を生成するプラズマ分解工程と、を備えることを特徴とする除染方法。
  6. 請求項に記載の除染方法において、
    前記プラズマ酸化工程、前記プラズマ分解工程は、それぞれ前記一次処理水、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入工程を有することを特徴とする除染方法。
  7. 請求項または請求項に記載の除染方法において、
    前記一次処理水に多価金属イオン酸化物を送入する多価金属イオン酸化物送入工程を備え、
    前記多価金属イオン酸化物送入工程は、前記プラズマ酸化工程の前に実行することを特徴とする除染方法。
  8. 請求項から請求項のいずれか一項に記載の除染方法において、
    前記プラズマ酸化工程において発生したオゾンを分散させる分散工程を備えることを特徴とする除染方法。
JP2012106852A 2012-05-08 2012-05-08 除染装置及び除染方法 Active JP6164801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012106852A JP6164801B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 除染装置及び除染方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012106852A JP6164801B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 除染装置及び除染方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013234894A JP2013234894A (ja) 2013-11-21
JP6164801B2 true JP6164801B2 (ja) 2017-07-19

Family

ID=49761135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012106852A Active JP6164801B2 (ja) 2012-05-08 2012-05-08 除染装置及び除染方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6164801B2 (ja)

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52120557A (en) * 1976-04-05 1977-10-11 Japan Atom Energy Res Inst Method of treating waste water containing organic matters
CA1229480A (en) * 1983-07-12 1987-11-24 Alexander P. Murray Ozone oxidation of deposits in cooling systems of nuclear reactors
JPH0752235B2 (ja) * 1987-03-24 1995-06-05 科学技術庁原子力局長 放射性クラツドを化学的に溶解するための汚染除去方法
JPS63273097A (ja) * 1987-04-30 1988-11-10 Toshiba Corp 系統除染法
SE465142B (sv) * 1988-08-11 1991-07-29 Studsvik Ab Foerfarande foer dekontaminering av korrosionsprodukter i kaernkraftsreaktorer
JP3859902B2 (ja) * 1998-06-23 2006-12-20 株式会社東芝 放射線取扱施設の構造部品の化学除染方法及びその装置
JP3840073B2 (ja) * 2001-08-08 2006-11-01 株式会社東芝 化学除染液の処理方法及びその装置
JP4299974B2 (ja) * 2001-02-01 2009-07-22 株式会社東芝 放射線取扱い施設の構造部品の化学除染方法およびその装置
JP2002357695A (ja) * 2001-03-30 2002-12-13 Hitachi Ltd 除染方法および装置
JP2004188246A (ja) * 2002-12-06 2004-07-08 Toshiba Plant Systems & Services Corp オゾン水製造システム
JP4111858B2 (ja) * 2003-03-06 2008-07-02 正之 佐藤 水中放電プラズマ方法及び液体処理装置
WO2007063987A1 (ja) * 2005-12-02 2007-06-07 Osaka University 超純水プラズマ泡による加工・洗浄方法及びその装置
JP4813443B2 (ja) * 2007-11-14 2011-11-09 株式会社安川電機 水処理装置
JP4849382B2 (ja) * 2008-02-18 2012-01-11 株式会社安川電機 水処理装置
JP5464692B2 (ja) * 2009-08-21 2014-04-09 株式会社安川電機 水処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013234894A (ja) 2013-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7622627B2 (en) System and method for chemical decontamination of radioactive material
US6549603B1 (en) Method of chemical decontamination
TWI355003B (ja)
JP6134617B2 (ja) 原子力プラントの炭素鋼部材の化学除染方法
TW445459B (en) Method and device for chemical decontaminating for structural part of radiation handling facility
JP2010266393A (ja) 化学除染方法
JP6339104B2 (ja) 原子炉の冷却回路の構成部材の表面汚染除去方法
JP4131814B2 (ja) 放射化部品の化学除染方法および装置
JP4083607B2 (ja) 放射能の化学除染方法および装置
KR102272949B1 (ko) 원자로의 냉각 시스템에서의 금속 표면 오염 제거 방법
JP2007064634A (ja) 化学除染方法及びその装置
JP2016080508A (ja) 除染処理システム及び除染廃水の分解方法
JP2013170844A (ja) 除染方法及び除染装置
JP5500958B2 (ja) 原子力部材へのフェライト皮膜形成方法、応力腐食割れの進展抑制方法及びフェライト成膜装置
JP2015152562A (ja) 化学除染方法
JP6164801B2 (ja) 除染装置及び除染方法
JP5675734B2 (ja) 除染廃液処理方法
JP2008036591A (ja) 廃液中の有機酸の分解方法及びその分解装置
JP2005134407A (ja) 化学除染方法及びその装置
JP2014092441A (ja) 除染廃液処理方法
JP7169915B2 (ja) 余剰水の処理方法
JP2013064696A (ja) 放射能汚染物の化学除染方法
JP6970682B2 (ja) 金属表面の除染作業からの排水を処理する方法、排水処理装置および排水処理装置の使用
JP7475171B2 (ja) 化学除染方法および化学除染装置
JP2002365397A (ja) 放射性部材の除染方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6164801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150