JP2013170844A - 除染方法及び除染装置 - Google Patents

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Hiroyuki Mitsui
裕之 三井
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正人 金留
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博徳 鬼塚
Tomomi Yoshinaga
智美 吉永
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Abstract

【課題】コンパクトな装置で、廃棄する処理水の量を低減することができる除染方法及び除染装置を提供する。
【解決手段】除染方法は、除染対象物を浸漬した一次処理水中に、前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させた二次処理水を生成する酸化工程S1と、前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させた三次処理水を生成する還元工程S2と、前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を前記三次処理水から除去した四次処理水を生成する除去工程S3と、前記四次処理水にプラズマ処理を施して前記有機酸を分解して五次処理水を生成する分解工程S5とを備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、除染方法及び除染装置に関するものである。
一般に、原子炉等の原子力プラントは、多数の機器や配管等の部材により構成されている。ここで、これらの部材を長期にわたって使用していると、例えば該部材を構成する金属の腐食等の要因により、該部材の表面にコバルト等の放射性核種を含む酸化被膜が付着することがある。このため、これらの部材の周囲では放射線量が高まる場合がある。そこで、定期点検時等において、当該部材の表面から酸化皮膜を除去する必要があり、例えば、部材の化学洗浄が実施されている。
化学洗浄の方法としては、以下に示す技術が知られている。すなわち、部材を過マンガン酸水溶液中に浸漬して、該部材の表面に付着した酸化被膜に含まれるクロム系酸化物中のクロムをCr3+からCr6+として酸化溶出する。次に、シュウ酸等の有機酸を添加して、酸化被膜の主要成分である鉄系酸化物中の鉄をFe2+として還元溶出する。このとき、放射性核種も同時に溶出される。そして、イオンを含むイオン交換樹脂に接触させて、上記の水溶液から放射性物質を処理水の中に溶出して、放射性物質を除去することが可能である。
ここで、上記の処理水は大量に生成されるため、処理の問題上、該処理水の低減化が望まれている。
そこで、処理水の分解方法として、有機酸を含む水溶液に紫外線を照射することで、該水溶液を水と二酸化炭素に分解して処理する方法が採用されている(下記特許文献1参照)。
特許第2941429号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の方法では、紫外線を照射する装置が大型であるため、化学洗浄装置自が全体として大型になってしまうという問題点がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、コンパクトな装置で、廃棄する処理水の量を低減することができる除染方法及び除染装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る除染方法は、除染対象物を浸漬した一次処理水中に、前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させた二次処理水を生成する酸化工程と、前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させた三次処理水を生成する還元工程と、前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を前記三次処理水から除去した四次処理水を生成する除去工程と、前記四次処理水にプラズマ処理を施して前記有機酸を分解して五次処理水を生成する分解工程とを備えることを特徴とする。
このような除染方法では、酸化工程、還元工程及び除去工程において、四次処理水中に除染対象物に付着していたクロム及び鉄を溶出させるとともに、該クロム及び鉄とともに溶出した放射性核種を除去することができる。そして、分解工程にて、プラズマ処理により四次処理水中の有機酸を分解することができるため、廃棄する処理水の量を低減することができる。
また、プラズマ処理でプラズマを発生させることはコンパクトな装置でできるため、全体としてコンパクトな装置とすることができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記分解工程は、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入工程を有することが好ましい。
このような除染方法では、四次処理水に対して気泡を送入することで、四次処理水中に効率的にプラズマを発生させることができる。よって、有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記分解工程は、前記四次処理水に純水を導入する純水導入工程を有していてもよい。
このような除染方法では、四次処理水に純水を導入することで、四次処理水中の有機酸の濃度を低減することができる。一般に、有機酸は電気伝導率が高いため、有機酸の濃度の低下により四次処理水の電気伝導率を低減させてプラズマ処理における電極の消耗を抑えることができ、有機酸を効率的に分解することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記分解工程は、前記四次処理水に過酸化水素水及び鉄イオンを導入する促進剤導入工程を有していてもよい。
このような除染方法では、過酸化水素水を導入することで、四次処理水からOHラジカルの発生を促進することができる。また、鉄イオンを導入することで、該鉄イオンとOHラジカルとのフェントン反応により、有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、本発明に係る除染方法は、前記分解工程において発生したオゾンが含まれる前記五次処理水を前記四次処理水に導入するオゾン導入工程を備えていてもよい。
このような除染方法では、分解工程において発生したオゾンをオゾン導入工程で四次処理水に導入することにで、プラズマ処理による有機酸の分解のみならず、オゾンによる有機酸の分解が可能となる。よって、有機酸をより一層効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより一層低減することができる。
また、本発明に係る除染装置は、内部に除染対象物を配設可能とする除染槽と、該除染槽に対して一次処理水を供給して、前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させ、該クロムが酸化溶出した二次処理水を生成する酸化装置と、前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させ、該鉄が還元溶出した三次処理水を生成する還元装置と、前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を含む三次処理水から該放射性核種を除去して、該放射性核種が除去された四次処理水を生成する除去装置と、前記四次処理水にプラズマ処理を施して、前記有機酸を分解して五次処理水を生成する分解装置とを備えることを特徴とする。
このような除染装置では、酸化装置、還元装置及び除去装置において、四次処理水中に除染対象物に付着していたクロム及び鉄を溶出させるとともに、該クロム及び鉄とともに溶出した放射性核種を除去することができる。そして、分解装置にて、プラズマ処理を施して四次処理水中の有機酸を分解することができるため、廃棄する処理水の量を低減することができる。
また、分解装置はコンパクトな形状でプラズマを発生させることができるため、除染装置全体としてコンパクトな装置とすることができる。
また、本発明に係る除染装置は、前記分解装置は、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入装置を有しているのが好ましい。
このような除染装置では、気泡送入装置にて四次処理水に対して気泡を送入することで、四次処理水中に効率的にプラズマを発生させることができる。よって、有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、本発明に係る除染装置は、前記分解装置は、前記四次処理水に純水を導入する純水導入装置を有していてもよい。
このような除染装置では、純水導入装置にて四次処理水に純水を導入することで、四次処理水中の有機酸の濃度を低減することができる。一般に、有機酸は電気伝導率が高いため、有機酸の濃度の低下により四次処理水の電気伝導率を低減させてプラズマ処理における電極の消耗を抑えることができ、有機酸を効率的に分解することができる。
また、本発明に係る除染装置は、前記分解装置は、前記四次処理水に過酸化水素水及び鉄イオンを導入する促進剤導入装置を有していてもよい。
このような除染装置では、促進剤導入装置にて過酸化水素水を導入することで、四次処理水からOHラジカルの発生を促進することができる。また、鉄イオンを導入することで、該鉄イオンとOHラジカルとのフェントン反応により、有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、本発明に係る除染装置は、前記分解装置において発生したオゾンが含まれる前記五次処理水を前記四次処理水に導入するオゾン導入装置を備えていてもよい。
このような除染装置では、分解装置において発生したオゾンをオゾン導入装置で四次処理水に導入することにで、プラズマ処理による有機酸の分解のみならず、オゾンによる有機酸の分解が可能となる。よって、有機酸をより一層効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより一層低減することができる。
本発明に係る除染方法及び除染装置によれば、分解工程及び分解装置にて、プラズマ処理により四次処理水中の有機酸を分解することができるため、コンパクトな装置で、廃棄する処理水の量を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る除染方法の対象となる除染対象物の使用例を示す図である。 本発明の第一実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る分解装置の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る除染方法のフローチャートである。 本発明の第二実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係る除染方法のフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第三実施形態に係る除染方法のフローチャートである。 本発明の第四実施形態に係る除染装置の概略構成図である。 本発明の第四実施形態に係る除染方法のフローチャートである。
(第一実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る除染装置を用いた除染方法について説明する。
まず、本実施形態の対象となる除染対象物について説明する。
本実施形態の対象となる除染対象物は、原子力プラントを構成する配管、容器、各種機器等の部品であって、炉水が接触する部品である。
ここで、原子力プラントとしては、例えば、図1に示すように、加圧水型原子炉50を備えている原子力発電プラントPがある。
この原子力発電プラントPは、燃料棒51等が収納される加圧水型原子炉50と、該加圧水型原子炉50内の一次冷却水(軽水)の沸騰を抑えるために一次冷却水を加圧する加圧器52と、一次冷却水の熱により二次冷却水を蒸気にする蒸気発生器53と、該蒸気発生器53からの一次冷却水を加圧水型原子炉50に戻す冷却材ポンプ54と、蒸気発生器53で発生した蒸気で駆動する蒸気タービン56と、該蒸気タービン56の駆動で発電する発電機57と、蒸気タービン56からの蒸気を水に戻す復水器58と、該復水器58からの水を蒸気発生器53に戻す給水ポンプ59とを備えている。
この加圧水型原子炉50と蒸気発生器53とは一次冷却水配管55a,55bで接続され、蒸気発生器53と蒸気タービン56とは蒸気配管55cで接続され、復水器58と蒸気タービン56とは給水配管55dで接続されている。
このように構成された原子力発電プラントPにおいて、炉水、すなわち一次冷却水に接する部材である一次冷却系部材(以下、「除染対象物Z」と称する。)としては、加圧水型原子炉50、加圧器52、蒸気発生器53、冷却材ポンプ54、これらを接続する一次冷却水配管55a,55b、この一次冷却水配管55a,55b等に設けられている各種弁等がある。これら除染対象物Zは、鉄を主成分としてクロムやニッケルを含むステンレス鋼や、ニッケル基合金、コバルト基合金等で形成されている。
この除染対象物Zを構成する金属元素は、わずかに炉水に溶出して、一部が加圧水型原子炉50内の燃料棒51表面に付着する。該燃料棒51の表面に付着した金属元素は、燃料から中性子線が照射させることにより、原子核反応を起こして、クロム、ニッケル、コバルト等の放射性核種となる。これら放射性核種は、大部分が酸化物の形態で燃料棒51表面に付着したままであるが、その一部が炉水中に溶出したり、不溶性固体として放出される。炉水中に溶出又は放出された放射性核種は、除染対象物Zの炉水接触面に付着し、この炉水接触面に鉄を主成分とする酸化皮膜を形成する。このため、除染対象物Z近傍で作業する作業員は、部品に形成された酸化皮膜中の放射性核種からの放射線に晒されることになる。
本実施形態は、上記で説明した除染対象物Zに付着している酸化皮膜を処理水を用いて除去して、除去後の処理水を分解する除染方法である。
図2は、本実施形態に係る除染装置の概略構成図である。
図2に示すとおり、除染装置1は、内部に処理水を満たして該処理水中に除染対象物Zを浸漬させる除染槽10と、該除染対象物Zを酸化する酸化装置20と、該除染対象物Zを還元する還元装置30と、除染槽10に対して処理水を循環させる第一循環ライン40及び第二循環ライン60と、処理水中に溶出した放射性核種を除去する除去装置70と、処理水を分解する分解装置80とを備えている。
除染槽10には、その内部に除染対象物Zを配設されている。
酸化装置20は、例えば過マンガン酸水溶液(一次処理水)が貯水された酸化性液槽21と、該酸化性液槽21に接続された酸化性液ライン22と、該酸化性液ライン22に設けられた酸化性液ポンプ23及び酸化性液弁24とを有している。
また、酸化性液ライン22の下流側は合流ライン25に接続されている。この合流ライン25には合流ライン弁26が設けられており、該合流ライン25の下流側は第一循環ライン40に接続されている。
この酸化装置20は、酸化性液槽21に貯水された過マンガン酸水溶液を酸化性液ライン22、合流ライン25及び第一循環ライン40を経由して除染槽10に供給することで、除染対象物Zに付着したクロムを酸化溶出させて、該クロムが酸化溶出した二次処理水を生成する。
還元装置30は、有機酸であるシュウ酸水溶液が貯水された還元性液槽31と、該還元性液槽31に接続された還元性液ライン32と、該還元性液ライン32に設けられた還元性液ポンプ33及び還元性液弁34とを有している。
なお、有機酸としては、シュウ酸水溶液の他にクエン酸等が挙げられる。
この還元装置30は、除染槽10に満たされた二次処理水に、還元性液槽31に貯水されたシュウ酸水溶液を還元性液ライン32、合流ライン25及び第一循環ライン40を経由して供給(添加)することで、除染対象物Zに付着した鉄を還元溶出させて、該鉄が還元溶出した三次処理水を生成する。
第一循環ライン40は、その両端が除染槽10に接続され、該除染槽10中の処理水(過マンガン酸水溶液、二次処理水又は三次処理水)を循環させている。この第一循環ライン40には、上流側から第一弁41と、第二弁42と、第一ヒーター43と、第一ポンプ44とが設けられている。
第一ヒーター43は、第一循環ライン40を循環する処理水を加熱して、該処理水を高温状態にすることができる。
第一ポンプ44は、第一循環ライン40内に処理水を循環させるとともに、除染槽10に対して該処理水を供給可能としている。
また、第一循環ライン40には、第一ポンプ44と除染槽10との間に合流ライン25が接続されている。
また、第一循環ライン40の第一弁41の下流側には、浄化受け槽ライン45が接続されている。該浄化受け槽ライン45には、浄化受け槽弁46と、浄化受け槽47とが設けられている。
第二循環ライン60は、一端が第一循環ライン40に接続され、他端が除染槽10に接続されており、該除染槽10中の処理水(例えば、三次処理水)を循環させている。この第一循環ライン40には、上流側から第三弁61と、第二ヒーター62と、第二ポンプ63とが設けられている。
また、第一循環ライン40は、第二ポンプ63の下流側において第一分岐ライン64と第二分岐ライン65とに分岐し、下流側において第一分岐ライン64と第二分岐ライン65とが合流して除染槽10に接続されている。
第一分岐ライン64には第四弁66が設けられ、第二分岐ライン65には第五弁67と分解装置80が設けられている。
ここで、第一分岐ライン64及び第二分岐ライン65の分岐・合流箇所のうち上流側を第一分岐点Aとすると、第二ポンプ63と第一分岐点Aとの間には、除去装置70が接続されている。
除去装置70は、例えばカチオン樹脂塔で構成されており、第一除去装置弁71及び第二除去装置弁72を介して第二循環ライン60に接続されている。
この除去装置70は、第一循環ライン40を経由して第二循環ライン60中を流れる三次処理水から、上記のクロムや鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を除去して、該放射性核種が除去された四次処理水を生成する。
図3に示すように、分解装置80は、第四処理水が満たされた分解槽81と、該分解槽81の内部に気泡を送入する気泡送入装置82と、電源83と、該電源83に接続された陽極板84及び陰極85とを有している。
気泡送入装置82は、例えば、アルゴン、工業用乾燥空気、酸素等の気体が貯蔵された気泡貯蔵容器86と、該気泡貯蔵容器86と気泡送入ライン87で接続された複数の気泡送入管88とを有している。
気泡送入管88は分解槽81の内部に配設され、該気泡送入管88の外面には送入孔部89が複数形成されている。
この気泡送入装置82は、気泡貯蔵容器86に貯蔵された気体を気泡送入ライン87を経由して気泡送入管88の内部に気泡として送入する。該気泡送入管88の内部に送入された気泡は、外面に形成された送入孔部89から分解槽81に貯水された四次処理水に送入される。
また、電源83から電力が供給されると、分解槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流が流れて、プラズマを発生させるプラズマ処理を施して、四次処理水中のシュウ酸を分解して五次処理水を生成する。
ここで、分解装置80本体の電圧を数kV、パルスを50〜60Hzとする。
次に、上記のように構成された除染装置1を用いた除染方法について説明する。
図4に示すように、除染方法は、酸化工程S1と、還元工程S2と、除去工程S3と、気泡送入工程S4と、分解工程S5とを備えている。
まず、前準備として、除染槽10に除染対象物Zを配設する。
次に、酸化工程S1を実行する。
すなわち、酸化性液槽21に過マンガン酸水溶液を貯水し、酸化性液弁24を開き、酸化性液ポンプ23を駆動することで該過マンガン酸水溶液を酸化性液ライン22に導入する。そして、合流ライン弁26を開いて、該酸化性液ライン22に導入された過マンガン酸水溶液を合流ライン25を介して第一循環ライン40に導入する。次に、第一循環ライン40における第一弁41及び第二弁42を開いて、該第一循環ライン40に設けられた第一ポンプ44を駆動することで過マンガン酸水溶液を該第一循環ライン40と除染槽10との間で循環させる。また、第一ヒーター43で過マンガン酸水溶液を加熱して、該過マンガン酸水溶液を高温状態として循環させる。
ここで、除染槽10では、除染対象物Zを浸漬した過マンガン酸水溶液に、該除染対象物Zに付着した酸化被膜中CrやFeCr等として存在するCr3+が、Cr6+となって水溶液中に溶出する。つまり、酸化皮膜中のクロムCrが酸化溶出して、該クロムCrが酸化溶出した過マンガン酸水溶液である二次処理水が生成される。
なお、第一ヒーター43で過マンガン酸水溶液を加熱することにより過マンガン酸水溶液を高温状態にすることができるため、該過マンガン酸水溶液に除染対象物Zを浸漬する時間を通常よりも短縮することが可能である。
次に、還元工程S2を実行する。
すなわち、還元性液槽31にシュウ酸水溶液と貯水してから、還元性液弁34を開き、還元性液ポンプ33を駆動することで該シュウ酸水溶液を還元性液ライン32に導入する。該還元性液ライン32に導入されたシュウ酸水溶液を合流ライン25を介して第一循環ライン40に導入する。そして、第一ポンプ44を駆動することで該シュウ酸水溶液と過マンガン酸水溶液と混合された水溶液(以下、「混合水溶液」と称する。)を、第一循環ライン40と除染槽10との間で循環させる。また、第一ヒーター43で混合水溶液を加熱して、該混合水溶液を高温状態として循環させる。
なお、混合水溶液中のシュウ酸濃度を例えば2000ppmになる程度に設定する。また、このシュウ酸水溶液の温度は常温(20℃)〜100℃未満(水溶液が沸騰しない温度限界)が好ましく、ここでは例えば90℃に設定する。
ここで、除染槽10では、除染対象物Zを浸漬した混合水溶液に、該除染対象物Zに付着した酸化皮膜中のFe等として存在するFe2+が、Fe3+となって水溶液中に溶出する。つまり、酸化皮膜中の鉄Feが還元溶出して、該鉄が還元溶出した混合水溶液である三次処理水が生成される。
また、三次処理水中には、酸化工程S1におけるクロムの酸化溶出及び還元工程S2における鉄の還元溶出とともに、放射性核種が溶出されている。
なお、酸化工程S1と同様に、第一ヒーター43で混合水溶液を加熱することにより混合水溶液を高温状態にすることができるため、該混合水溶液に除染対象物Zを浸漬する時間を通常よりも短縮することができる。
ここで、還元工程S2において除染対象物Zに付着した酸化被膜が十分に除去されているかを判断する。除去が不十分であれば酸化工程S1と還元工程S2とを1除染工程として、該1除染工程を複数回実行する。そして、酸化被膜が十分に除去されれば、次の除去工程S3を実行する。
除去工程S3では、まず、合流ライン25の合流ライン弁26及び第一循環ライン40の第二弁42を閉じて、第二循環ライン60の第三弁61、第一除去装置弁71、第二除去装置弁72及び第四弁66を開く。そして、第二ポンプ63を駆動することで、除染槽10から導出した三次処理水を、第一循環ライン40の第一弁41を経由して第二循環ライン60に導入し、除去装置70及び第一分岐ライン64を経由して再び除染槽10に戻して、該除染槽10と第二循環ライン60との間を循環可能とすることができる。
ここで、除去装置70では、第一除去装置弁71から導入された三次処理水に溶出している放射性核種を除去して四次処理水を生成する。そして、該四次処理水は、第二除去装置弁72から第二循環ライン60に戻され、第一分岐ライン64を経由して除染槽10に戻される。よって、除去装置70を所望の時間稼動することで、第二循環ライン60と除染槽10との間を循環する処理水は、四次処理水となる。
次に、気泡送入工程S4を実行する。
すなわち、第四弁66を閉じて、第五弁67を開くことで、第二循環ライン60中を流れる四次処理水を第二分岐ライン65及び分解槽81に導入する。
ここで、気泡送入装置82では、気泡貯蔵容器86に貯蔵された気体を気泡送入ライン87経由で気泡送入管88に導入する。そして、該気泡送入管88の送入孔部89から気泡を分解槽81に貯水された四次処理水に送入する。
次に、分解工程S5を実行する。
すなわち、電源83から電力を供給して、分解槽81の内部に配設された陽極板84と陰極85との間で電流を流して、プラズマを発生させるプラズマ処理を施す。このプラズマ処理により、四次処理水ではOHラジカルが発生して、シュウ酸が分解されて五次処理水が生成される。
この際の化学反応式は、以下の式(1)で表すことができる。
Figure 2013170844
上記に示すとおり、四次処理水中のシュウ酸は、二酸化炭素と水に分解される。
ここで、上記の分解工程S5を継続して行い、シュウ酸が所望の量の二酸化炭素及び水に分解されれば、該分解工程S5を終了する。
このように構成された除染装置1を用いた除染方法では、四次処理水中に含まれるシュウ酸を二酸化炭素と水とに分解することができるため、廃棄する処理水である五次処理水の量を低減することができる。
気泡送入装置82により四次処理水に気泡を送入することで、四次処理水中に効率的にプラズマを発生させることができる。よって、有機酸を効率的に分解することができるため、廃棄する処理水の量をより低減することができる。
また、四次処理水に存在する鉄イオンと分解工程S5によって発生したOHラジカルとのフェントン反応により、有機酸をより効率的に分解することが可能となる。
また、五次処理水を生成する分解装置80は、分解槽81、気泡送入装置82、電源83及び陽極板84並びに陰極85を備えるものである。これら分解槽81等の装置はコンパクトな形状で微小な気泡を発生させることが可能であるため、分解装置80全体としてコンパクトな装置とすることができる。よって、除染装置1全体としてコンパクトな装置とすることができる。
また、既設の第二循環ライン60等に分解装置80を設ければ、四次処理水の分解が可能であるため、即時実施することができる。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態に係る除染装置201を用いた除染方法について、図5及び図6を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における除染装置201では、分解装置280として更に純水導入装置290を備えている。
すなわち、図5に示すように、純水導入装置290は、純水を貯水する純水槽291と、該純水槽291から純水を分解装置280に導入する純水ライン292とを有している。
純水ライン292は、一端が純水槽291に接続され、他端が分解装置80の分解槽81(図3参照)に接続されている。また、純水ライン292には、純水ポンプ293と純水弁294とが設けられている。
次に、上記のように構成された除染装置201を用いた除染方法について説明する。
図6に示すように、第一実施形態と同様に、酸化工程S11(第一実施形態のS1に相当)、還元工程S12(第一実施形態のS2に相当)、除去工程S13(第一実施形態のS3に相当)を実行する。ここで、除去工程S13が完了した時点で、浄化受け槽弁46を開いて浄化受け槽ライン45に四次処理水を導入して、浄化受け槽47に該四次処理水を貯水する。ここで、第二循環ライン60に所望(例えば、1.4m)の四次処理水を残して、残りの四次処理水は浄化受け槽47に貯水する。
次に、純水導入工程S14を実行する。
すなわち、純水弁294を開いて、純水ポンプ293を駆動して、純水槽291に貯水された純水を分解装置280本体に導入する。
続いて、第一実施形態と同様に気泡送入工程S15(第一実施形態のS4に相当)、分解工程S16(第一実施形態のS5に相当)を実行する。
このように構成された除染装置201を用いた除染方法では、四次処理水に純水を導入することで、四次処理水中の有機酸の濃度を低減することができる。一般に、有機酸は電気伝導率が高いため、有機酸の濃度の低下により四次処理水の電気伝導率を低減させてプラズマ処理における電極の消耗を抑えることができ、有機酸を効率的に分解することができる。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態に係る除染装置301を用いた除染方法について、図7及び図8を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における除染装置301では、分解装置380として、第一実施形態の分解装置80に加えて過酸化水素水及び鉄イオンを導入する促進剤導入装置390を備えている。
すなわち、図7に示すように、促進剤導入装置390は、促進剤を貯水する促進剤槽391と、該促進剤槽391から促進剤を分解装置80に導入する促進剤ライン392とを有している。
促進剤ライン392は、一端が促進剤槽391に接続され、他端が分解装置80に接続されている。また、促進剤ライン392には、促進剤ポンプ393と促進剤弁394とが設けられている。
なお、促進剤としては、過酸化水素水と鉄イオンとの混合した水溶液が挙げられる。
次に、上記のように構成された除染装置301を用いた除染方法について説明する。
図8に示すように、第一実施形態と同様に、酸化工程S21(第一実施形態のS1に相当)、還元工程S22(第一実施形態のS2に相当)、除去工程S23(第一実施形態のS3に相当)を実行する。
次に、促進剤純水導入工程S24を実行する。
すなわち、促進剤弁394を開いて、促進剤ポンプ393を駆動して、促進剤槽391に貯水された過酸化水素水と鉄イオンとを分解装置80に導入する。
なお、鉄イオンは、例えば100ppm程度導入する。
続いて、第一実施形態と同様に気泡送入工程S25(第一実施形態のS4に相当)、分解工程S26(第一実施形態のS5に相当)を実行する。
このように構成された除染装置301を用いた除染方法では、促進剤導入装置390により過酸化水素水を導入することで、四次処理水からOHラジカルの発生を促進することができる。また、該四次処理水には、還元工程S22により溶出した鉄イオンに加えて促進剤導入装置390から導入された鉄イオンが存在する。よって、該鉄イオンとOHラジカルとのフェントン反応により、有機酸をより効率的に分解することができるため、廃棄する五次処理水の量をより低減することができる。
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態に係る除染装置401を用いた除染方法について、図9及び図10を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態における除染装置401では、分解装置80において発生したオゾンが含まれ五次処理水を四次処理水に導入するオゾン導入装置490を備えている。
すなわち、図9に示すように、オゾン導入装置490は、一端が第五弁67の上流側に接続され、他端が分解装置80の下流側に接続されたオゾン導入ライン491と、該オゾン導入ライン491に設けられたオゾン導入ポンプ492とを有している。
オゾン導入ライン491には、第一オゾン弁493と第二オゾン弁494とが設けられている。また、オゾン導入ポンプ492を駆動することで、第二分岐ライン65中の五次処理水を第一オゾン弁493を経由してオゾン導入ライン491に導入して第二オゾン弁494を経由して再び第二分岐ライン65に戻すことができる。
次に、上記のように構成された除染装置401を用いた除染方法について説明する。
図10に示すように、第一実施形態と同様に、酸化工程S31(第一実施形態のS1に相当)、還元工程S32(第一実施形態のS2に相当)、除去工程S33(第一実施形態のS3に相当)、気泡導入工程S34(第一実施形態のS4に相当)、分解工程S35を(第一実施形態のS5に相当)実行する。
次に、オゾン導入工程S36を実行する。
すなわち、第一オゾン弁493及び第二オゾン弁494を開いて、オゾン導入ポンプ492を駆動することで、分解工程S35で発生したオゾンをオゾン導入ライン491に導入する。そして、該オゾン導入ライン491に導入されたオゾンを、第二分岐ライン65に流れる四次処理水に導入する。オゾンを含んだ四次処理水を分解装置80に導入して、再び分解工程S35を実行する。
ここでは、オゾンが導入されることで、シュウ酸から二酸化炭素と水との分解が促進される。
このようにして、所望量の二酸化炭素及び水に分解されるまで、オゾン導入工程S36、気泡導入工程S34及び分解工程S35を繰り返す。
このように構成された除染装置401を用いた除染方法では、オゾン導入装置490によりオゾンを導入することで、四次処理水から有機酸をより一層効率的に分解することができるため、廃棄する五次処理水の量をより一層低減することができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
また、上記に示した数値は一例であり、当該数値に限定されるものではない。
例えば、第三実施形態において、気泡送入工程S25を実行した後に、促進剤導入工程S24を実行してもよい。この場合でも、四次処理水に気泡が送入され、促進剤が導入されることで、プラズマ処理による有機酸の分解を確実に促進することができる。
なお、還元工程S2と除去工程S3とを同時に行う構成としてもよい。すなわち、処理水を第一循環ライン40と第二循環ライン60とに同時に循環させて、除染対象物Zから鉄を還元溶出させつつ、コバルトを除去することとしてもよい。
また、除染装置1として気泡送入装置82を備えておらず、除染方法として気泡送入工程S4を省略してもよい。この場合でも、分解槽81内に配設された陽極板84と陰極85との間に生じる電流によりプラズマを発生させて四次処理水中のシュウ酸を分解することができるため、五次処理水の量を低減することができる。
1,201,301,401,501…除染装置 20…酸化装置 30…還元装置 70…除去装置 80…分解装置 82…気泡送入装置 S1…酸化工程 S2…還元工程 S3…除去工程 S4…気泡送入工程 S5…分解工程 Z…除染対象物

Claims (10)

  1. 除染対象物を浸漬した一次処理水中に、前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させた二次処理水を生成する酸化工程と、
    前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させた三次処理水を生成する還元工程と、
    前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を前記三次処理水から除去した四次処理水を生成する除去工程と、
    前記四次処理水にプラズマ処理を施して前記有機酸を分解して五次処理水を生成する分解工程とを備えることを特徴とする除染方法。
  2. 請求項1に記載の除染方法において、
    前記分解工程は、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入工程を有することを特徴とする除染方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の除染方法において、
    前記分解工程は、前記四次処理水に純水を導入する純水導入工程を有することを特徴とする除染方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の除染方法において、
    前記分解工程は、前記四次処理水に過酸化水素水及び鉄イオンを導入する促進剤導入工程を有することを特徴とする除染方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の除染方法において、
    前記分解工程において発生したオゾンが含まれる前記五次処理水を前記四次処理水に導入するオゾン導入工程を備えることを特徴とする除染方法。
  6. 内部に除染対象物を配設可能とする除染槽と、
    該除染槽に対して一次処理水を供給して、前記除染対象物に付着したクロムを酸化溶出させ、該クロムが酸化溶出した二次処理水を生成する酸化装置と、
    前記二次処理水に有機酸を添加して、前記除染対象物に付着した鉄を還元溶出させ、該鉄が還元溶出した三次処理水を生成する還元装置と、
    前記クロム及び前記鉄の溶出とともに溶出した放射性核種を含む三次処理水から該放射性核種を除去して、該放射性核種が除去された四次処理水を生成する除去装置と、
    前記四次処理水にプラズマ処理を施して、前記有機酸を分解して五次処理水を生成する分解装置とを備えることを特徴とする除染装置。
  7. 請求項6に記載の除染装置において、
    前記分解装置は、前記四次処理水に気泡を送入する気泡送入装置を有することを特徴とする除染装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の除染装置において、
    前記分解装置は、前記四次処理水に純水を導入する純水導入装置を有することを特徴とする除染装置。
  9. 請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の除染装置において、
    前記分解装置は、前記四次処理水に過酸化水素水及び鉄イオンを導入する促進剤導入装置を有することを特徴とする除染装置。
  10. 請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の除染装置において、
    前記分解装置において発生したオゾンが含まれる前記五次処理水を前記四次処理水に導入するオゾン導入装置を備えることを特徴とする除染装置。
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