JP4203363B2 - 車両用の操作装置 - Google Patents

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    • Y10T74/20528Foot operated
    • Y10T74/20534Accelerator

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用の操作装置に関し、特に、スプリング(以下、ばねという)、電動モータ、及び電磁ブレーキを組み合わせてアクセルペダルの踏み込み荷重及びアクセルペダルの戻し荷重を発生させる車両用の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両におけるレバーやペダルは運転者が操作する入力装置であり、これらを操作すると一般には手や足に対して一定の操作荷重が得られるが、この操作荷重をシフトレバーやアクセルペダルの操作に応じて発生させている。このような、シフトレバーやアクセルペダルを入力装置としてだけではなく、出力装置として機能させる技術がある。これをハプティックデバイス(haptic(触覚)device)と呼んでいる。
【0003】
前記技術の内容を説明する装置として、本出願人は、特願2002−101860号「車両用アクセルペダル装置」を出願している。図10は従来の車両用アクセルペダル装置の構成を示すブロック図であり、図11は従来の車両用アクセルペダル装置の動作を説明するグラフである。図11のグラフに示すように、縦軸の下方から、踏み込み量信号FS、スロットル開度θTH、変速情報TJ、引張コイルばねのばね荷重による操作荷重RT、ペダル操作荷重付与手段としての電動モータによる操作荷重RM、そして、このような操作荷重RTと操作荷重RMとの和であるペダル操作荷重RP2を表し、横軸はペダル踏み込み量PSを表す。
【0004】
先ず、図10及び図11に示すように、運転者が運転中にアクセルペダル15(図10参照)を踏むと、踏み込み量信号FS(図11参照)はペダル踏み込み量PSがS1になったときから増加し始める。これに伴って、スロットル開度θTHもペダル踏み込み量PSがS1になったときから増加し始める。
【0005】
次に、引張コイルばねのばね荷重による操作荷重RTは、ペダル踏み込み量PSがS1になるまでに急激に増加し、ペダル踏み込み量PSがS1になるとペダル踏み込み量PSに比例して増加する。この後、ペダル踏み込み量PSがS3になると操作荷重RTがF13に達する。
【0006】
また、電動モータ26b(図10参照)による操作荷重RMは、ペダル踏み込み量PSがS2になるまで発生しないが、ペダル踏み込み量PSがS2になったときに急激に増加し始め、ペダル踏み込み量PSがS3になったきに変速情報TJがLOWレベルからHIGHレベルに立ち上がってギヤを変速する。ここではキックダウンを開始するとともに、それまで増加していた電動モータ26bによる操作荷重RMは急激に減少し始める。電動モータ26bによる操作荷重RMは、ペダル踏み込み量PSがS3になったときに極大値F12になる。ペダル踏み込み量PSがS4になると、電動モータは停止して操作荷重RMはゼロになり、変速情報TJはHIGHレベルからLOWレベルになる。
【0007】
前記したばね荷重による操作荷重RTに電動モータ26bによる操作荷重RMを加えることで、ペダル操作荷重RP2が得られる。例えば、ペダル踏み込み量PSがS3での操作荷重RT(=F13)と操作荷重RM(=F12)とを加えることでペダル操作荷重RP2の極大値F11が得られる。
【0008】
このように、引張コイルばね72(図10参照)と電動モータ26bとでペダル操作荷重RP2を発生させる構成にすることにより、ペダル踏み込み量PSがS2〜S4の間だけ電動モータを作動させるだけで良く、車両の消費電力を抑えることができる。また、電動モータ26bのみでペダル操作荷重を発生させる場合よりも、本実施の形態では小さな出力の電動モータで済み、電動モータに係るコストを低減することができる。
【0009】
このように、電動モータ26b及び引張コイルばね72のそれぞれの操作荷重を合成することでアクセルペダル15の操作荷重RP2を得ることができ、電動モータの容量を節約して、より小さい電動モータが使用できるようにしている。
【0010】
しかしながら、車両の操作性を向上させるためには、ペダルの踏み込み側と戻し側との間にヒステリシス特性を示す必要がある。ペダル操作にヒステリシス特性が必要な理由は、逆にペダル操作荷重にヒステリシス特性が無い場合には、小さな荷重の変化であってもペダルが動いてしまい、特に一定速のクルーズや、悪路等で車体が振動する状況においては、ペダルコントロールが難しくなる。そのため、ペダルの踏み込みの戻し側においても、電動モータ26bを作動させている。
【0011】
また、本出願人は、前記技術の内容を説明する装置として特願2002−66374号「車両の変速操作装置」を出願している。これは、電気的に荷重を作り出すことにより変速パターンやシフトレバーの位置を変更でき、操作性が向上した車両の変速操作装置である。図12は従来の車両用の変速操作装置Aの構成を示すブロック図である。図13は変速パターン(シフトパターン)を示し、図13(a)は自動変速パターンを示す平面図、図13(b)は手動変速パターンを示す平面図である。図12及び図13に示すように、変速操作装置Aは、シフトレバー91、前後方向センサ93、制御装置(ECU)94、操作形態選択スイッチ97、前後操作荷重アクチュエータ99、モニタ100などから構成され、操作パネル(モニタ100)が自動変速パターンである場合は、図13(a)に示すように、シフトレバー91をP、R、N、・・・へと各ポジション間で移動させると、このシフトレバー91には所定のディテント荷重(操作前には操作方向に対して軽い操作荷重が与えられ、その後次のポジションへと導くような力)が付与される。
【0012】
次に、図13(b)に示すように、操作パターンが手動変速パターンである場合には、基準位置であるMからシフトレバー91を前後に動かすと所定の操作荷重が操作荷重制御部(図略)で設定され、その信号が前後操作荷重アクチュエータ99(図12参照)に出力される。そして、シフトレバー91を離すとシフトレバー91が穏やかにMの位置に戻るような操作荷重を示す信号が、制御装置94(図12参照)から前後操作荷重アクチュエータ99に出力される。
【0013】
また、この他にも車両用操作装置が開示されている。これによると、運転者が操作する操作対象物には、複数の操作系の中から選択された操作系に対応した力覚が付与される。すなわち、操作対象物に付与される力覚は、選択された操作系に応じて変化する。このように力覚が付与される状態で操作対象物が操作されると、運転者に、例えば、実際に、シフトレバーを操作しているような感覚、ペダルを踏み込んでいるような感覚、あるいは、エアコンのスイッチ類を操作しているような感覚が付与されるとともに、選択された操作系が操作対象物の位置に基づいて制御される。
【0014】
例えば、図14に示すように、この車両用操作装置90は、ECU(制御装置)70を備えており、このECU70により制御される。また、運転者に踏み込まれるペダル72を備えており、このペダル72は、運転者の足に接触されるペダル部72aと、支持部72bとを有している。このペダル72の支持部72bは、作動軸74を介してストロークシミュレータ76に連結されている。ペダル72が踏み込まれると、作動軸74がストロークシミュレータ76に進入する。このとき、ストロークシミュレータ76は、作動油の進入量に応じた操作荷重を発生する。このため、ペダル72には、ペダルストロークに応じた操作荷重が作用する。ペダル72の作動軸74には、ストロークセンサ78が配設されている。このストロークセンサ78は、ペダルストロークに応じた電気信号をECU70に向けて出力する。このECU70は、ストロークセンサ78の出力信号に基づいてペダルストロークを検出する。このペダルストロークに応じたスロットル開度又は制動力が実現されるようにスロットル装置84又はブレーキ装置86に対して指令信号を供給する(例えば、特許文献1参照)。
【0015】
【特許文献1】
特開2001−105926号公報([0058]〜[0074]、図7)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように車両の操作性を向上させるためには、ペダルの踏み込みの戻し側においては、踏み込み側との間にヒステリシス特性を示すために電動モータを作動させる必要があった。また、省電力のためにも、さらに電動モータの作動を少なくする必要があった。
【0017】
また、アクセルペダルの踏み込み時及びアクセルペダルの戻し時に電動モータによって操作荷重を発生させて、運転者にアクセルペダルから車両の動作状態の感触を伝えるフィーリングを実現しているが、省電力のためには、電動モータそのものが大きくならない工夫をする必要があった。
【0019】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、アクセルペダルの操作荷重と操作感触(フィーリング)を効率良く制御することができ、運転者に適切な操作荷重が付与されるとともに変速機を適切に制御できる車両用の操作装置を提供することを課題とする。
【0020】
前記課題を解決した本発明の請求項1に記載の発明は、車両のアクセルペダルの操作荷重を駆動バイワイヤにより電気的に発生させる車両用の操作装置であって、前記操作装置は、回転駆動力を前記操作荷重として発生させる電動モータと、前記操作荷重を機械的に発生させるスプリングとの少なくとも一方と、電磁力を前記操作荷重として発生させる電磁ブレーキと、前記アクセルペダルの踏み込み量を検出するペダル踏み込み量検出手段と、前記アクセルペダルの踏み込み量に応じて前記アクセルペダルに操作荷重を与えるペダル操作荷重付与手段とを備え、前記ペダル踏み込み量検出手段で検出した踏み込み量信号に基づいて、前記操作荷重が制御され、前記電磁ブレーキは、前記アクセルペダルの踏み込み時と戻り時の両方で前記アクセルペダルに対して同一の荷重付与することを特徴とする。
【0021】
請求項1に記載の発明によれば、操作装置は、電動モータとスプリングとの少なくとも一方と、電磁ブレーキとを備え、駆動バイワイヤにより操作装置に操作荷重を発生させることができ、車両のアクセルペダルの操作荷重と操作感触(フィーリング)を効率良く制御することができる。また、本発明は、アクセルペダルの踏み込み時と戻り時の両方で前記電磁ブレーキにより前記アクセルペダルに対して同一の荷重が付与されることで、アクセルペダルの踏み込み側に対して戻し側の操作荷重が軽いヒステリシス特性を示すため、アクセルペダルの踏み込み時よりアクセルペダルの戻し時の操作荷重が軽くなり、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0024】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の構成において、前記アクセルペダルを所定量踏み込んだときに、前記操作荷重が極大値となるように前記ペダル操作荷重付与手段を制御するとともに、自動変速機に変速情報を送って変速を制御するペダル操作荷重・変速制御手段を備えることを特徴とする。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、ペダル踏み込み量検出手段で得られたアクセルペダルの踏み込み量信号に基づいてキックダウンをして、アクセルペダルに操作荷重を発生させるので、所望のスロットル開度になるアクセルペダル踏み込み位置でのキックダウンと、操作荷重の極大値との発生を精度良く且つ容易に一致させることができる。さらに、キックダウンと、操作荷重の極大値との発生をペダル操作荷重・変速制御手段及びスロットル制御手段で容易に変更することができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の発明の構成において、シフトレバーが自動変速を行うポジションに位置する場合は、前記アクセルペダルを所定量踏み込むと、前記操作荷重が極大値となるように前記ペダル操作荷重付与手段を制御するとともに、前記自動変速機に変速情報を送り、前記シフトレバーが手動変速を行うポジションに位置する場合には、前記操作荷重の極大値を発生させないように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする。
【0027】
請求項に記載の発明によれば、自動変速による走行時と、手動変速による走行時とでアクセルペダルにおける操作荷重の極大値の有無を容易に切り換えることができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0028】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の構成において、前記ペダル踏み込み量検出手段で検出した踏み込み量信号に基づいてスロットル開度を制御するスロットル制御手段をさらに備え、クルーズコントロール装置により定速走行しているときに、前記アクセルペダルをその時のスロットル開度に対応した位置で保持するように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする。
【0029】
請求項に記載の発明によれば、アクセルペダルをスロットル開度に対応した位置から増し踏みすることにより、車両を加速状態に素早く移行させることができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0030】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の構成において、前記クルーズコントロール装置により定速走行しているときに、前記アクセルペダルをストローク開始位置に戻し、このストローク開始位置から定速走行時のスロットル開度に対応する位置までは前記アクセルペダルの前記操作荷重を軽くし、さらに、定速走行時のスロットル開度に対応する位置よりも前記アクセルペダルを踏み込んだときには、定速走行を解除するとともに、前記アクセルペダルの前記操作荷重を大きくするように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする。
【0031】
請求項に記載の発明によれば、ストローク開始位置から定速走行時のスロットル開度に対応する位置まではアクセルペダルの操作荷重を軽くし、さらに、定速走行時のスロットル開度に対応する位置よりもアクセルペダルを踏み込んだときには、アクセルペダルの操作荷重を大きくすることで、車両の加速が開始するアクセルペダルの位置を運転者が容易に認識することができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明に係る車両用の操作装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る操作装置21を採用した車両の模式図であり、車両10は、前輪11と後輪12との間の後輪12寄りにエンジン13を配置した車両であり、運転席の前方にアクセルペダル15を配置し、このアクセルペダル15を操作することにより、エンジンコントロールユニット(スロットル制御手段;以下、ECUという)16を介してエンジン13の上部に設けたスロットルバルブ17の開度(即ち、スロットル開度という)を調整してエンジン出力を制御するとともに、アクセルペダル15の操作によりECU16からの指令に基づいてエンジン13に連結した自動変速機18の変速を制御する。符号60は、シフトレバーを備えた操作装置である。
【0047】
一般に、アクセルペダル15とスロットルバルブ17とは、スロットルケーブル(図略)などで機械的に連結するが、前記した車両10では、アクセルペダル15と、スロットルバルブ17に設けたスロットルバルブ駆動手段32(図2参照)とをECU16を介して電気配線(ワイヤ)で連結する駆動バイワイヤ(DBWと称す)構造を採用する。このDBW(Drive By Wire)は、電気配線式駆動と称され、駆動手段に仮想的な負荷を発生させる。
【0048】
このような構造を採用することにより、アクセルペダル15の操作に対して、スロットルバルブ17の開閉を素早く応答させることができ、エンジン出力の制御のレスポンスをより一層向上させることができる。また、アクセルペダル15側からの電気信号をスロットルバルブ17の駆動のほかに前記したような自動変速機18での変速や、シフトレバー55に対するディテント荷重の制御や、その他の制御にも活用することが可能になる。
【0049】
図2は、本発明に係る操作装置21の構成を説明するブロック図であり、この操作装置21は前記したアクセルペダル15と、このアクセルペダル15の踏み込み量を検出するためのアクセルペダル15の揺動軸となるペダル軸24の一端に連結したペダル踏み込み量検出手段25と、このペダル踏み込み量検出手段25からの踏み込み量信号FSに対応してアクセルペダル15に操作荷重(ここでの操作荷重は、アクセルペダル15を踏み込むときに作用させる踏力とは反対方向の力である。)を発生させるための引張コイルばね72と、ペダル軸24の他端に連結したペダル操作荷重付与手段26と、踏み込み量信号FSに基づきペダル操作荷重付与手段26にペダル操作荷重信号RSを送ることでアクセルペダル15の操作荷重を制御するペダル操作荷重制御手段27と、このペダル操作荷重制御手段27から送られた踏み込み量信号FSを受けるスロットル制御手段としてのECU16と、このECU16で得た踏み込み量信号FSに基づいて発した変速指令TSを受ける変速制御手段28と、ペダル軸24に介設することでペダル操作荷重付与手段26によって発生する操作荷重を検出するとともにペダル操作荷重検出信号RSSをペダル操作荷重制御手段27に送るペダル操作荷重検出手段31とからなる。
【0050】
ECU16が、踏み込み量信号FSに基づいてスロットルバルブ駆動手段32に駆動信号DSを送ると、スロットルバルブ駆動手段32はスロットルバルブ17(図1参照)を開閉しスロットル開度を変化させる。また、変速制御手段28が、変速指令TSに基づいて自動変速機18(図1参照)に設けた変速機変速手段33に変速情報TJを送って変速制御する。この結果、変速機変速手段33は変速を行う。
【0051】
ペダル踏み込み量検出手段25は、例えば、ペダル軸24の回転角度を検出する回転角センサであり、アクセルペダル15の踏み込み量をアクセルペダル15の揺動角として検出する。
【0052】
ペダル操作荷重付与手段26は、電磁ブレーキ26aと電動モータ26bとからなり、この電磁ブレーキ26aと電動モータ26bとは回転軸を同一にした出力軸を有している。また、この出力軸はペダル軸24に連結されている。
【0053】
ここでは電磁ブレーキ26aはマイクロパウダーブレーキであり、磁性粉体とコイルを備えて構成されている。すなわち、この電磁ブレーキ26aは磁性粉体を用いたパウダー式であり、このパウダー式は連続スリップ状態で使用される場合に多く用いられる。また、一般に電磁ブレーキには、パウダー式以外にも摩擦板式、噛み合い式があり、摩擦板式は連続スリップ状態で使用するとライニングの寿命が短く、また、噛み合い式は完全連結と完全解放の二つの状態に使用するときに用いられる。しかしながら、磁性粉体からなるパウダー式であってもスリップさせながら使う場合、摩擦エネルギーが熱となってパウダーの温度を高める。さらに、通電によるコイルの発熱もあるため所定の冷却を必要とする。このような冷却に用いる冷却方式には、自然放熱、強制放熱、水冷却、ヒートパイプなどを利用した冷却がある。本実施の形態では自然放熱を用いているが、何れかを選択して用いても構わない。
【0054】
ペダル操作荷重制御手段27は、踏み込み量信号FS及びペダル操作荷重検出信号RSSに基づいて、ペダル操作荷重が発生する踏み込み位置及び操作荷重(特に、極大値)を制御する。ペダル操作荷重制御手段27及び変速制御手段28は、ペダル操作荷重・変速制御手段35を構成する。
【0055】
次に、以上に述べた車両用の操作装置の動作を説明する。
図3は、本発明に係る操作装置21(図2参照)の動作を説明するグラフである。図3に示すように、縦軸の下方から順に、ペダル踏み込み量検出手段25(図2参照)から出力される踏み込み量信号FS、スロットル開度θTH、変速制御手段28(図2参照)から出力される変速情報TJ、引張コイルばね72(図2参照)のばね荷重によりアクセルペダル15(図2参照)に発生するペダル操作荷重RT、電動モータ26bによりアクセルペダル15に発生するペダル操作荷重RM、電磁ブレーキ26aによりアクセルペダル15に発生するペダル操作荷重RB、これらの操作荷重RT、操作荷重RM、及び操作荷重RBとの和であるペダル操作荷重RP1を表し、横軸はアクセルペダル15のペダル踏み込み量PSを表す。
【0056】
先ず、運転者が運転中にアクセルペダル15(図2参照)を踏み込むと、踏み込み量信号FSは、ペダル踏み込み量PSがS1になったときから増加し始める。これに伴って、スロットル開度θTHは、ペダル踏み込み量PSがS1になったときから増加し始める。スロットル開度θTHは、踏み込み量信号FSに対して、略比例関係にある。
【0057】
次に、ばね荷重によりアクセルペダル15に発生するペダル操作荷重RTは、ペダル踏み込み量PSがゼロからS1までは急激に立ち上がり、ペダル踏み込み量PSがS1の後はペダル踏み込み量PSの増加に伴って徐々に増加する。ペダル踏み込み量PSがS3のときに荷重F4になる。
【0058】
また、電動モータ26bによりアクセルペダル15に発生するペダル操作荷重RMは、ペダル踏み込み量PSがゼロからS1までは急激に立ち上がり、そのあとS2までは一定の荷重F6を維持している。そして、ペダル踏み込み量PSがS2を越えると、ペダル操作荷重RMが急激に増加し始め、ペダル踏み込み量PSがS3になるとともに、変速情報TJがLOWレベルからHIGHレベルに立ち上がり変速する。ここではキックダウンを開始するとともに、ペダル操作荷重RMは急激に減少し始める。すなわち、ペダル操作荷重RMはペダル踏み込み量PSがS3で極大値F7となる。さらに、ペダル踏み込み量PSがS4になると、変速情報TJがHIGHレベルからLOWレベルになりペダル操作荷重RMは一定荷重F6に戻る。そして、ペダル踏み込み量PSがS5のときに、ペダルを戻し始めると、ペダル踏み込み量PSの減少とともに、踏み込み時の荷重より軽い荷重F5が維持され、踏み込み時の荷重F6に対してヒステリシス特性を示す。これにより、ペダルが戻るときの操作荷重が軽くなる。尚、荷重F6及び荷重F5はゼロにしても良く、適宜、荷重を調節して設定しても構わない。
【0059】
また、電磁ブレーキ26aによりアクセルペダル15に発生するペダル操作荷重RBは、ペダル踏み込み量PSがゼロからS1までは急激に立ち上がり、ペダル踏み込み量PSがS1の後はペダル踏み込み量PSの増加とともに一定荷重F9を維持する。これにより、アクセルペダル15には、ペダル踏み込み時に対する抵抗として荷重F9が働く。そして、ペダル踏み込み量PSがS5のときに、ペダルの踏み込みを戻し始めるとペダル踏み込み量PSの減少とともに、ペダル踏み込み時の荷重F9が、今度は、アクセルペダル15を戻そうとする操作荷重に対する抵抗として作用することになり、アクセルペダル15は、ペダル踏み込み時よりも軽い操作荷重になる。すなわち、アクセルペダル15が戻るときの操作荷重が踏み込み時の操作荷重よりも軽くなり、アクセルペダル15の操作荷重は、ヒステリシス特性を示している。
【0060】
これらの操作荷重RT、操作荷重RM、及び操作荷重RBの3力を合成することによりなるペダル操作荷重RP1は、ペダル踏み込み量PSがゼロからS1までは急激に立ち上がり、ペダル踏み込み量PSがS1の後はペダル踏み込み量PSの増加とともに増加し、ペダル踏み込み量PSが増加してS2になると、ペダル操作荷重RP1は荷重F2になる。さらに、ペダル踏み込み量PSがS3になると、変速情報TJはLOWレベルからHIGHレベルに立ち上がり変速し、ペダル操作荷重RP1は極大値F1を示す。ここで、キックダウンが開始されるとともに、ペダル操作荷重RP1は急激に減少し始める。そして、ペダル踏み込み量PSがS4となった後、ペダル操作荷重RP1はペダル踏み込み量PSの増加に伴って徐々に増加する。グラフ中の実線がペダル踏み込み時のペダル操作荷重を示す。ペダル踏み込み量PSがS5のとき、アクセルペダル15(図2参照)を戻すと、ペダル操作荷重RP1はF3まで急激に下降し、その後は徐々に下降する。グラフ中の破線がペダル戻し時のペダル操作荷重を示す。その後、ペダルを戻し始めたときの荷重F3からペダル踏み込み量PSの減少とともに、ペダルの踏み込み時の荷重より軽い荷重が維持され、ペダルの踏み込み時の荷重に対してヒステリシス特性を示しながら、ペダル操作荷重RP1はペダル踏み込み量PSの減少に伴って徐々に減少する。これにより、ペダルが戻るときの操作荷重を軽くしている。また、ペダルを途中まで踏み込んで戻す場合にも、踏み込み側の操作荷重と戻し側の操作荷重との間にはヒステリシス特性を示すように制御されている。
【0061】
前記したように、本発明ではペダル操作荷重制御手段27(図2参照)でペダル操作荷重付与手段26を電気的に制御してペダル操作荷重を発生させているので、アクセルペダル15の踏み込み時にペダル操作荷重に極大値を発生させ、アクセルペダル15の戻し時にペダル操作荷重に極大値を発生させないように容易に設定することができ、最適な設定を行うことができる。
【0062】
また、ペダル操作荷重は、機械式にスロットルバルブ17を駆動させる場合にスロットルケーブル(図略)の摩擦によって示されるヒステリシス特性や、電動モータによって示されるヒステリシス特性を、本実施の形態では、主に電磁ブレーキ(磁性粉体を用いたマイクロパウダーブレーキ)によって与えている。これにより、操作装置21は、アクセルペダル15に、ペダルの踏み込み側は少し重く、戻し側はそれよりも軽いブレーキ力(操作荷重)を発生させ、車両の動作状態を知覚できるアクセルペダル15の操作荷重と操作感触(フィーリング)を効率良く制御している。さらに、前記した3力を効率良く制御することにより消費電力を低減することができる。また、電動モータの容量を節約して、より小さな電動モータを使用することができる。
【0063】
さらに、図4(a)(b)を参照して、本発明に係るその他に適用された操作装置の動作を説明する。車両10(図1参照)に、アクセルペダル15を踏まなくても自動的に車速を一定に保つことができるクルーズコントロール装置(図略)を備える場合のアクセルペダル15の動作を示す。クルーズコントロール装置は、車両の走行中にクルーズコントロール用スイッチ(図略)をオンにすれば、このスイッチをオンにしたときのスロットル開度にスロットルバルブ17(図1参照)が固定されて、車両10を定速走行させるようにしたものである。符号24は前記したペダル軸であり、符号26はペダル操作荷重付与手段である(図2参照)。
【0064】
図2及び図4(a)に示すように、アクセルペダル15のストローク開始位置(アクセルペダル15を踏まないときの位置であり、この位置のアクセルペダル15の符号を便宜上15Aとする。)からの踏み込み量としての踏み込み角度をθとすると、車両10の走行中に、アクセルペダル15をストローク開始位置15Aから踏み込んで、踏み込み角度θがθ1のときに前記したクルーズコントロール用スイッチをオンにした際に、操作装置21のペダル操作荷重制御手段27は、ペダル操作荷重付与手段26を制御して、アクセルペダル15から足を離してもアクセルペダル15を踏み込み角度θ1の位置に保持し、車両10は定速走行する。
【0065】
この状態で、アクセルペダル15を踏み込んで踏み込み角度θがθ1を越えるようにすれば、車両10を加速させることができ、アクセルペダル15から足を離せば、アクセルペダル15は元の位置、即ち踏み込み角度θ1の位置に戻るとともに、車両10はアクセルペダル15を踏み込む前の速度、即ち定速走行していた速度に戻り、再度定速走行する。定速走行中にブレーキペダルを踏めば、定速走行、即ちオートクルーズが解除され、アクセルペダル15の位置が保持されることもなく、通常のペダル操作を行うことができる。
【0066】
図4(b)に示すように、車両10の走行中に、アクセルペダル15をストローク開始位置15Aから踏み込んで、踏み込み角度θがθ1のときに前記したクルーズコントロール用スイッチをオンにした際に、操作装置21(図2参照)のペダル操作荷重制御手段27は、ペダル操作荷重付与手段26を制御して、アクセルペダル15から足を離したときに、アクセルペダル15をストローク開始位置15Aまで戻す。
【0067】
そして、アクセルペダル15をストローク開始位置15Aから踏み込むと、ペダル操作荷重制御手段27は、ペダル操作荷重付与手段26を制御して、踏み込み角度θがθ1までは、アクセルペダル15の操作荷重を軽くし、踏み込み角度θがθ1を越えると、アクセルペダル15の操作荷重をそれまでより大きくして、やがて極大値を発生させる。即ち、踏み込み角度θがθ1までは運転者の踏力を軽くすることができ、踏み込み角度θがθ1を越えると運転手の踏力を大きくすることができる。
【0068】
このように、踏み込み角度θ1で踏力を変化させることにより、オートクルーズしているときのスロットル開度に対応するアクセルペダル15の踏み込み量、即ち踏み込み角度θ1であって、車両の加速が行えるアクセルペダル15の踏み込み量を運転者に容易に認識させることができる。この場合、定速走行中にブレーキペダルを踏めば、図4(a)に示す実施の形態と同様に、オートクルーズが解除される。このような、オートクルーズにおけるアクセルペダル15の制御及び操作荷重にも前記した3力の合成により最適な設定を行うことができる。
【0069】
図5(a)〜(c)は、本発明に係る操作装置21(図2参照)のペダル操作荷重RP1とシフトレバー55のポジションとの関係を示す説明図であり、(a)はシフトレバー操作部を示す模式図、(b)及び(c)はペダル操作荷重RP1とペダル踏み込み量PSとの関係を示すグラフである。
図5(a)に示すように、シフトレバー操作部50は、自動変速を行うポジションを設けた自動変速操作部51と、手動変速を行うポジションを設けた手動変速操作部52と、これらを連結する連結部53とからなる。
【0070】
自動変速操作部51は、シフトレバー55が通る第一スリット56と、シフトレバー55の各ポジションを表示する第一ポジション表示部57とからなる。
第一ポジション表示部57は、例えば、パーキング時のポジションを示す「P」、後退時のポジションを示す「R」、ニュートラルのポジションを示す「N」、全ギヤを対象に自動変速させるときのポジションを示す「D」、1速ギヤ及び2速ギヤを対象に自動変速させるときのポジションを示す「2」を表示した部分であり、シフトレバー55は、これらの各ポジションで停止させることができる。
【0071】
手動変速操作部52は、シフトレバー55が通る第二スリット61と、シフトレバー55の各ポジションを表示する第二ポジション表示部62とからなる。
第二ポジション表示部62は、ギヤを一段だけ増速側に変速するときのポジションを示す「+」と、ギヤを一段だけ減速側に変速するときのポジションを示す「−」と、中立位置を示す「M」を表示した部分であり、シフトレバー55は、「+」又は「−」に移動させたときにそれぞれのポジションには停止させることができず「M」に戻る。
【0072】
連結部53は、第一スリット56と第二スリット61とが連通するスリットであり、これらの第一スリット56と第二スリット61との間でシフトレバー55を移動させることができる。
【0073】
シフトレバー55が第一スリット56内に位置する場合は、自動変速が可能な状態であり、この状態を以下「ATモード」と称する。また、シフトレバー55が第二スリット61内に位置する場合は、手動変速が可能な状態であり、この状態を以下「マニュアルモード」と称する。このようなATモード及びマニュアルモードは、自動変速機18(図1参照)によって実施することができる。
【0074】
図5(b)において、縦軸はATモ―ドでのアクセルペダル15(図2参照)のペダル操作荷重RP1、横軸はアクセルペダル15のペダル踏み込み量PSを表す。ATモードでは、ペダル操作荷重制御手段27(図2参照)は、ペダル操作荷重付与手段26を制御してペダル踏み込み量PSがS3のときにペダル操作荷重RP1に極大値F1を発生させる。
【0075】
図5(c)において、縦軸はマニュアルモードでのアクセルペダル15のペダル操作荷重RP1、横軸はアクセルペダル15のペダル踏み込み量PSを表す。マニュアルモードでは、ペダル操作荷重制御手段27(図2参照)は、ペダル操作荷重付与手段26を制御してペダル操作荷重RP1に極大値を発生させないようにし、ペダル踏み込み量PSに応じたペダル操作荷重RP1、例えば、ペダル踏み込み量PSがS1以降に、ペダル踏み込み量PSに比例したペダル操作荷重RP1を発生させる。
【0076】
また、シフトレバー55の操作性を向上させるための操作荷重の制御にも前記した3力の内、引張コイルばね以外の2力(電動モータ及び電磁ブレーキを用いた操作荷重)の合成により最適な設定を行うことができる。
【0077】
これにより、従来、アクセルペダル15(図2参照)の後方に、ペダル操作荷重の極大値を発生させるための特別なスイッチを設けた場合には、ATモードでペダル操作荷重の極大値が発生し、マニュアルモードにおいても、必要としないペダル操作荷重の極大値が発生することになる。これに対して、本発明の操作装置21では、ペダル操作荷重制御手段27によって、ATモード及びマニュアルモードにおいてペダル操作荷重の極大値の有無(即ち、極大値を発生させるか又は発生させないか)を容易に制御することができる。
【0078】
以上に述べた電動モータは、回転式に限らずリニアモータや、他の動力源としてのアクチュエータ、例えば、油圧シリンダと油圧発生装置との組合せ、空圧シリンダと空圧発生装置との組合せでも良く、リニアモータ、油圧発生装置、空圧発生装置を電気的に制御することでペダル操作荷重を制御するように構成しても良い。
【0079】
また、操作装置21(図2参照)は、アクセルペダル15に付与する操作荷重の一部を引張コイルばね72により機械的に発生させているため、ペダル操作荷重付与手段26で発生させる操作荷重を軽くすることができる。そのため、ペダル操作荷重付与手段26の負担を小さくすることができて、操作装置21のコスト、電力消費を低減することができる。
【0080】
また、1つの踏み込み量信号FSによって、スロットル開度θTH、変速情報TJ及びペダル操作荷重RP1を得ることができるため、キックダウンとペダル操作荷重RP1の極大値F1の発生とを精度良く一致させることができ、アクセルペダル15を踏み込んで車両10を加速させるときに、キックダウンをアクセルペダル15のクリック感として同時に体感することができる。したがって、運転者に運転操作における車両10との一体感をより一層起こさせることができる。
【0081】
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る操作装置60の構成を説明するブロック図である。
図6に示すように、操作装置60は、シフトレバー55、前後方向センサ64、ECU(制御装置)68、操作形態選択スイッチ67、前後操作荷重アクチュエータ66、モニタ100などから構成される。この操作装置60の制御装置68は、その制御信号で変速機アクチュエータ69を作動させることで変速機70を適宜制御し、シフトバイワイヤ(Shift By Wire)を実現している。そのため、シフトレバー55と変速機70は機械的に接続されておらず、切り離されている。また、前後操作荷重アクチュエータ66は、電磁ブレーキ66a、電動モータ66bから構成されている。
【0082】
なお、前後方向センサ64は請求項の「位置検出手段」に相当し、制御装置68は請求項の「操作パネル設定手段」及び「変速制御手段」に相当し、制御装置68と前後操作荷重アクチュエータ66は請求項の「操作荷重付与手段」及び「ディテント荷重制御手段」に相当し、モニタ100は請求項の「表示部材」に相当する。
【0083】
〔シフトレバー〕
まず、シフトレバー55の構成について説明する。
シフトレバー55は、運転者が操作できるように、運転席の近傍に配置されている。このシフトレバー55は、パイプ状のスティック本体1Aの上端に操作グリップ1Bが固定された構造を有し、スティック本体1Aの下端部(基部)が傾動支持機構65を介して前後方向に傾動自在に支持されている。このシフトレバー55を前後方向に傾動する操作は、シフトレバー55の前後方向の操作を可能とする回転軸に備えられたポテンショメータなどからなる前後方向センサ64により、その操作量が電気信号として検出(出力)されるようになっている。そして、この前後方向センサ64は、検出値を制御装置68に出力する。
【0084】
傾動支持機構65は、運転者によるシフトレバー55の前後方向における操作に対して、シフトレバー55の動きに操作荷重を与える前後操作荷重アクチュエータ66を有する(操作荷重の方向及び大きさについては後記する)。なお、操作荷重の大きさ及び方向は制御装置68により設定されるが、この点は後記する。
【0085】
〔操作形態選択スイッチ〕
操作形態選択スイッチ67は、自動変速操作形態と手動変速操作形態のうちシフトレバー55により操作すべき操作形態を選択するものである。この操作形態選択スイッチ67は、たとえばモニタ100等に設けられ、所定の条件のもとで運転者が適宜に作動することにより、自動変速操作形態と手動変速操作形態とを交互に切り換えるものである。そして、この操作形態選択スイッチ67により自動変速操作形態と手動変速操作形態のうち一形態が選ばれると、その一形態を示す信号が制御装置68に出力される。この制御装置68は、操作形態選択スイッチ67により選択された操作形態に対応した操作パネルを仮想的に設定し、その信号をモニタ100に出力(表示)する。
【0086】
〔モニタ〕
モニタ100は、車両前後方向に延びる略直方体の形状に形成された液晶等の薄型モニタとなってシフトレバー55の基部の近傍に設けられ、制御装置68により設定された操作パネルを画像として視覚化している。ここで、モニタ100により視覚化された操作パネルについて説明する。図7は、変速パターンを示し、(a)は自動変速パターンを示す平面図であり、(b)は手動変速パターンを示す平面図である。図7(a)に示すように、モニタ100上に表示される操作パネルは、前方から順に自動変速ポジションとしてP(パーキング),R(バック),N(ニュートラル),D(ドライブ),D3(サード),2(セカンド)が前後方向1列に並んで配設される自動変速パターンと、図7(b)に示すように、シフトレバー55をM(基準位置)を中心に前方に倒すとシフトアップ、後方に倒すとシフトダウンする手動変速パターンの2パターンに設定される。
【0087】
〔制御装置〕
制御装置68(図6参照)は、コンピュータ(図略)及び駆動回路(図略)などから構成され、前記した前後方向センサ64の出力信号をデジタル化して入力し、所定の処理を行い、変速機アクチュエータ69、前後操作荷重アクチュエータ66及びモニタ100を所定の制御のもとに駆動する駆動信号を出力する。この制御装置68は、後記する図8に示すように、操作パネル設定部4A、操作荷重制御部4B、変速制御部4Cを有する。
【0088】
〔操作パネル設定部〕
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の構成を示すブロック図である。図8に示すように、操作パネル設定部4Aは、操作形態選択スイッチ67により選択された操作形態に対応した前記操作パネルを仮想的に設定し、その信号を操作荷重制御部4B、変速制御部4C及びモニタ100に出力する。そして、この操作パネル設定部4Aでは、車両のエンジン始動時において前記自動変速パターンがモニタ100に表示されるように、自動変速パターンが初期値として設定されている。
【0089】
〔操作荷重制御部〕
操作荷重制御部4Bは、操作パネル設定部4Aで設定された操作パネルに対応するシフトレバー55(図6参照)の位置に応じた操作荷重を設定し、その操作荷重を前後操作荷重アクチュエータ66を介してシフトレバー55に付与する。具体的には、図7(a)に示すように、操作パネルが自動変速パターンである場合、シフトレバー55をP〜R,R〜N,…へと各ポジション間で移動させると、このシフトレバー55には所定のディテント荷重(操作前には操作方向に対して軽い操作荷重が与えられ、その後次のポジションへと導くような力)が付与されて、従来の機械式のシフトレバー操作と同様の感覚を得ることができる。なお、シフトレバー55は、R〜D3のポジションに入った状態では、前後操作荷重アクチュエータ66によりそのポジションに維持される。また、シフトレバー55は、P,2のポジションに入った状態では、前後操作荷重アクチュエータ66でそのポジションに維持されてもよいし、前記傾動支持機構65に形成されたシフトゲート(図示せず)の前端、後端で支持されることで、そのポジションに維持されてもよい。さらに、この傾動支持機構65のシフトゲートの前端には、エンジン停止時においてシフトレバー55をロックするための機構が設けられている。
【0090】
操作パターンが手動変速パターンである場合には、基準位置であるMからシフトレバー55を前後に動かすと所定の操作荷重が操作荷重制御部4Bで設定され、その信号が前後操作荷重アクチュエータ66に出力される。そして、シフトレバー55を離すとシフトレバー55が緩やかにMの位置に戻るような操作荷重を示す信号が、操作荷重制御部4Bから前後操作荷重アクチュエータ66に出力される。
【0091】
〔変速制御部〕
変速制御部4Cは、操作パネル設定部4Aにより設定された操作パネルに対応するシフトレバー55の位置に基づいて、変速機70のギヤの切り換えを行う変速機アクチュエータ69を制御する。具体的には、操作パネル設定部4Aで設定された操作パネルが自動変速パターン(図7(a)参照)である場合には、たとえばシフトレバー55がRのポジションに入っていると、前後方向センサ64はPのポジションを基準としたシフトレバー55の操作量(変位量)を検出して変速制御部4Cに出力する。この変速制御部4Cでは、操作パネル設定部4Aからの自動変速パターンを示す信号と前後方向センサ64からの信号とに基づいて、シフトレバー55の位置がRのポジションにあることを認識し、その信号を変速機アクチュエータ69に出力する。そして、この変速機アクチュエータ69の駆動により変速機70のギヤがバックに切り換えられる。その他のP,N〜2のポジションでも同様に、前後方向センサ64と操作パネル設定部4Aからの信号により、変速制御部4Cが変速機アクチュエータ69を適宜制御する。
【0092】
操作パネルが手動変速パターン(図7(b)参照)である場合には、シフトレバー55がMのポジションよりも前方の所定位置まで傾動されると、前後方向センサ64はMのポジションからのシフトレバー55の前方への操作量を検出して変速制御部4Cに出力する。この変速制御部4Cでは、操作パネル設定部4Aからの手動変速パターンを示す信号と前後方向センサ64からの信号とに基づいて、変速機70のギヤを現在のギヤより一段上げる信号を変速機アクチュエータ69に出力する。また、シフトレバー55がMのポジションよりも後方の所定位置まで傾動されると、前記とは逆に、変速制御部Cは変速機70のギヤを現存のギヤより一段下げる信号を変速機アクチュエータ69に出力する。そして、シフトレバー55をシフトアップ又はシフトダウンする方向に操作しても効果が無い場合、すなわち、最上段又は最下段のギヤが選択された状態でシフトレバー55を前方又は後方に操作する場合には、変速機70に設けられる図示しないセンサにより最上段又は最下段のギヤが選択されていることを示す信号が操作荷重制御部4Bと変速制御部4Cに出力される。この信号によって、操作荷重制御部4Bから効果の無い方向への操作荷重を重くする信号が前後操作荷重アクチュエータ66に出力され、変速制御部4Cから変速機アクチュエータ69へ出力される信号が遮断される。
【0093】
次に、この操作装置の動作について図7を参照して説明する。
まず、車両のエンジンを始動させると、図7(a)に示すような自動変速パターンがモニタ100に表示され、このモニタ100の前端部の左側に位置するシフトレバー55は自動変速パターンのPのポジションに位置することになる。そして、このシフトレバー55の位置が前後方向センサ64(図6、図8参照)により検出され、その信号が制御装置68の変速制御部4Cと操作荷重制御部4Bに出力される(図6,図8参照)。この変速制御部4Cでは、前後方向センサ64からの信号と操作パネル設定部4Aからの信号とに基づいて変速機アクチュエータ69にPのポジションに相当する信号を出力する。操作荷重制御部4Bでは、Pのポジションに位置するシフトレバー55の位置に応じた各ポジション間のディテント荷重を設定し、その信号を前後操作荷重アクチュエータ66に出力する。そして、他のポジションにシフトレバー55が位置する場合と同様に、そのポジションに相当する信号が変速制御部4Cにより変速機アクチュエータ69に出力されるとともに、各ポジション間のディテント荷重が操作荷重制御部4Bにより設定される。
【0094】
この操作荷重制御部4Bにより設定される各ポジション間のディテント荷重は、図9に示すように、シフトレバー55(図7参照)の位置と、その他車速等の情報に応じて異なっている。なお、この図9において、斜線で囲んだ部分はシフトレバー55の位置を示し、各ポジション間に記した矢印のうち細線の矢印は通常のディテント荷重を示すとともに白抜き矢印は通常のディテント荷重よりも重いディテント荷重を示している。また、この図9は左の列から右の列に向かってシフトレバー55をPのポジションから後のポジションに順に移動させていったときの各ポジション間のディテント荷重を示しており、以下の説明においては左の列から順番に説明することとする。
【0095】
シフトレバー55の位置に応じてディテント荷重(操作荷重)を設定する操作荷重制御部4Bは、図9に示すように、シフトレバー55がPのポジションに位置するときは、このPのポジションに対して4つ以上離れたD3,2のポジションへの操作荷重をR〜Dのポジションへの通常の操作荷重より重くする。シフトレバー55がRのポジションに位置するときは、操作荷重制御部4BはRのポジションに対して3つ以上離れたD3,2のポジションへの操作荷重を通常の操作荷重よりも重くする。シフトレバー55がNのポジションに位置するときは、操作荷重制御部4BはNのポジションに対して後方に2つ以上離れたD3,2のポジションへの操作荷重を通常の操作荷重よりも重くする。
【0096】
シフトレバー55がDのポジションに位置し、車速がある速度以上の場合は、操作荷重制御部4BはDのポジションに対して2つ以上離れたP、R、2のポジションへの操作荷重を通常の操作荷重よりも重くする。シフトレバー55がD3のポジションに位置し、車速がある速度以上の場合は、操作荷重制御部4BはD3のポジションに対して3つ以上離れたP,Rのポジションへの操作荷重を通常の操作荷重よりも重くする。シフトレバー55が2のポジションに位置し、車速がある速度以上の場合は、操作荷重制御部4Bは2のポジションに対して4つ以上離れたP,Rへの操作荷重を通常の操作荷重よりも重くする。なお、通常の操作荷重よりも重く設定される操作荷重は、運転者の誤操作を防止する程度の大きさであればよい。したがって、たとえば運転者が意図的に大きな力をシフトレバー55に付与すれば重い操作荷重が設定されているポジションを選択することが可能なように操作荷重を設定してもよい。
【0097】
図7に示すように、シフトレバー55が自動変速パターンのDのポジションに位置するときに、操作形態選択スイッチ67を作動させると、その信号が制御装置68の操作パネル設定部4Aに出力される。この操作パネル設定部4Aでは、操作形態選択スイッチ67からの信号に基づいて自動変速パターンから手動変速パターンに操作パネルが切り換えられ、その信号が操作荷重制御部4B、変速制御部4C及びモニタ100に出力される。このように切り換えられた手動変速パターンがモニタ100に表示され、この手動変速パターンのMのポジションにシフトレバー55が位置することとなる。
【0098】
このMのポジションにあるシフトレバー55を運転者が前方の所定位置まで操作荷重制御部4Bで設定された所定の操作荷重に抗して傾動すると、所定位置に到達したシフトレバー55の位置が前後方向センサ64で検出され、その信号が変速制御部4Cを介して変速機アクチュエータ69に出力される。この変速機アクチュエータ69は、変速制御部4Cからの信号に基づいて、変速機70のギヤを現在のギヤより一段上げることによって、車両を増速可能な状態にする。そして、シフトレバー55を前方に倒してもシフトアップの効果が得られない場合には、操作荷重制御部4B及び前後操作荷重アクチュエータ66によりシフトレバー55の前方への移動が規制される。
【0099】
一方、運転者がシフトレバー55をMのポジションから後方の所定位置まで所定の操作荷重に抗して傾動すると、所定位置に到達したシフトレバー55の位置が前後方向センサ64で検出され、その信号が変速制御部4Cを介して変速機アクチュエータ69に出力される。この変速機アクチュエータ69は、変速制御部4Cからの信号に基づいて、変速機70のギヤを現在のギヤより一段下げて、車両を減速可能な状態にする。そして、シフトレバー55を後方に倒してもシフトダウンの効果が得られない場合には、操作荷重制御部4B及び前後操作荷重アクチュエータ66によりシフトレバー55への後方への移動が規制される。
【0100】
以上によれば、本実施の形態において、次のような効果を得ることができる。
(1)自動変速操作や手動変速操作の操作形態が適宜に操作パネルとして設定され、この操作パネルに対応するシフトレバー55の位置に応じて変速機70が制御されるので、シフトパターンやシフトレバーの位置を変更でき、操作性を向上することができる。
(2)操作パネルがシフトレバー55の基部の近傍に設けられたモニタ100に画像として表示されるので、運転者は従来と同様に、シフトレバーの位置と操作パネルとを目視確認することができる。
(3)前後方向に配列される自動変速パターンと手動変速パターンとが交互にモニタ100に表示されるので、従来の機械式のシーケンシャルモードの操作装置に比べて左右方向のスペースを削減することができる。
(4)シフトレバー55が自動変速パターンにおけるDのポジションに位置しているときは、このDのポジションに対して前方に2つ離れたRのポジションへの操作荷重が重くなるので、シフトレバー55の運転者の意思に反する行き過ぎを防止することができる。そのため、オーバーシフトを防止するための特別なロック機構を別途設ける必要がなく、その分コストを低くすることができる。つまり、制御装置68(コンピュータ)の設定だけで対処でき、機械的構成の付加は不要であるので、その分コストを低くすることができる。
(5)シフトレバー55を前方又は後方に倒してもシフトアップ又はシフトダウンの効果が得られない場合には、操作荷重制御部4B及び前後操作荷重アクチュエータ66によりシフトレバー55の前方又は後方への移動が規制されるので、運転者にギヤが最上段又は最下段に入っていることを認知させることができる。そのため、シフトレバー55を前方に倒すとシフトアップ、後方に倒すとシフトダウンするシーケンシャルモードにおける操作感覚を実車に合わせることができる。
【0101】
また、シフトレバー55の操作性を向上させるための操作荷重の制御にも前記した3力の内、引張コイルばね以外の2力(電動モータ及び電磁ブレーキを用いた操作荷重)の合成により最適な設定を行うことができる。
【0102】
このような力を発生させるハプティックデバイスにおいて、スプリング、電磁ブレーキ、及び電動モータを組み合わせることができる。その際、スプリングはエネルギーを使わずに力を発生することができ、電磁ブレーキは、動かす力を発生させることはできないが、小さな電力で大きな制動力を発生させることができる。また、電動モータは、物に対して動作や停止の双方の荷重を発生できるが、比較的大きな電力を消費する。これらの特性を組み合わせて、一定方向で変動がない荷重をスプリングで発生させ、抵抗感を電磁ブレーキで発生させ、それ以外の荷重を電動モータで発生させるようにすることができる。このように、その特性を生かして荷重や操作フィーリングを効率良くコントロールすることができる。
【0103】
以上好ましい実施の形態について説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱することのない範囲内において適宜の変更が可能なものである。例えば、前記第1の実施の形態では、ペダル操作荷重・変速制御手段35をECU16とは別に設けているが、ECU16内に一体に設けても良い。
【0104】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、操作装置は、電動モータとスプリングとの少なくとも一方と、電磁ブレーキとを備え、駆動バイワイヤにより操作装置に操作荷重を発生させることができ、車両のアクセルペダルの操作荷重と操作感触(フィーリング)を効率良く制御することができる。また、電磁ブレーキは、アクセルペダルの踏み込み時と戻り時の両方で前記アクセルペダルに対して同一の荷重を付与し、アクセルペダルの踏み込み側に対して戻し側の操作荷重が軽いヒステリシス特性を示すため、アクセルペダルの踏み込み時よりアクセルペダルの戻し時の操作荷重が軽くなり、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0106】
請求項に記載の発明によれば、ペダル踏み込み量検出手段で得られたアクセルペダルの踏み込み量信号に基づいてキックダウンをして、アクセルペダルに操作荷重を発生させるので、所望のスロットル開度になるアクセルペダル踏み込み位置でのキックダウンと、操作荷重の極大値との発生を精度良く且つ容易に一致させることができる。さらに、キックダウンと、操作荷重の極大値との発生をペダル操作荷重・変速制御手段及びスロットル制御手段で容易に変更することができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0107】
請求項に記載の発明によれば、自動変速による走行時と、手動変速による走行時とでアクセルペダルにおける操作荷重の極大値の有無を容易に切り換えることができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0108】
請求項に記載の発明によれば、アクセルペダルをスロットル開度に対応した位置から増し踏みすることにより、車両を加速状態に素早く移行させることができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【0109】
請求項に記載の発明によれば、ストローク開始位置から定速走行時のスロットル開度に対応する位置まではアクセルペダルの操作荷重を軽くし、さらに、定速走行時のスロットル開度に対応する位置よりもアクセルペダルを踏み込んだときには、アクセルペダルの操作荷重を大きくすることで、車両の加速が開始するアクセルペダルの位置を運転者が容易に認識することができ、アクセルペダルの操作荷重と操作感触を効率良く制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操作装置を採用した車両の模式図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る操作装置の動作を説明するグラフである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るその他の操作装置の動作を説明する図であり、(a)はペダルが踏み込み角度θ1の位置に保持する場合、(b)はペダルがストローク開始位置に戻る場合を示している。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る操作装置のシフトレバーのポジションとペダル操作荷重との関係を示し、(a)はシフトレバー操作部を示す模式図、(b)及び(c)はペダル操作荷重RP1とペダル踏み込み量PSとの関係を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の変速パターンを示し、(a)は自動変速パターンを示す平面図であり、(b)は手動変速パターンを示す平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る操作装置の構成を示すブロック図である。
【図9】図7(a)の自動変速パターンの各ポジションにシフトレバーが位置したときの各ポジション間のディテント荷重を示す平面図である。
【図10】従来の車両用の操作装置の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の車両用の操作装置の動作を説明するグラフである。
【図12】従来の車両用の操作装置の構成を示すブロック図である。
【図13】従来の変速パターンを示し、(a)は自動変速パターンを示す平面図であり、(b)は手動変速パターンを示す平面図である。
【図14】従来の車両用の操作装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 車両
11 前輪
12 後輪
13 エンジン
15 アクセルペダル
15A ストローク開始位置(アクセルペダルを踏まないときのアクセルペダル位置)
16 ECU
17 スロットルバルブ
18 自動変速機
21 操作装置
24 ペダル軸
25 ペダル踏み込み量検出手段
26 ペダル操作荷重付与手段
26a ペダル操作荷重付与手段(電磁ブレーキ)
26b ペダル操作荷重付与手段(電動モータ)
27 ペダル操作荷重制御手段
28 変速制御手段
31 ペダル操作荷重検出手段
32 スロットルバルブ駆動手段
33 変速機変速手段
35 ペダル操作荷重・変速制御手段
50 シフトレバー操作部
51 自動変速操作部
52 手動変速操作部
53 連結部
55 シフトレバー
56 第一スリット
57 第一ポジション表示部
60 操作装置
61 第二スリット
62 第二ポジション表示部
63 揺動軸
64 前後方向センサ
65 傾動支持機構
66 シフトレバー操作荷重付与手段
66a シフトレバー操作荷重付与手段(電磁ブレーキ)
66b シフトレバー操作荷重付与手段(電動モータ)
67 操作形態選択スイッチ
68 ECU(制御装置)
69 変速機アクチュエータ
70 自動変速機
72 引張コイルばね
DS 駆動信号
FS ペダル踏み込み量信号
PS ペダル踏み込み量
RB 電磁ブレーキによる操作荷重
RM 電動モータによる操作荷重
RP ペダル操作荷重
RS ペダル操作荷重制御信号
RSS ペダル操作荷重検出信号
RT ばね荷重による操作荷重
TJ 変速情報
TS 変速指令
θTH スロットル開度

Claims (5)

  1. 車両のアクセルペダルの操作荷重を駆動バイワイヤにより電気的に発生させる車両用の操作装置であって、
    前記操作装置は、回転駆動力を前記操作荷重として発生させる電動モータと、前記操作荷重を機械的に発生させるスプリングとの少なくとも一方と、
    電磁力を前記操作荷重として発生させる電磁ブレーキと、
    前記アクセルペダルの踏み込み量を検出するペダル踏み込み量検出手段と、
    前記アクセルペダルの踏み込み量に応じて前記アクセルペダルに操作荷重を与えるペダル操作荷重付与手段と、
    を備え、前記ペダル踏み込み量検出手段で検出した踏み込み量信号に基づいて、前記操作荷重が制御され、
    前記電磁ブレーキは、前記アクセルペダルの踏み込み時と戻り時の両方で前記アクセルペダルに対して同一の荷重付与することを特徴とする車両用の操作装置。
  2. 前記アクセルペダルを所定量踏み込んだときに、前記操作荷重が極大値となるように前記ペダル操作荷重付与手段を制御するとともに、自動変速機に変速情報を送って変速を制御するペダル操作荷重・変速制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用の操作装置。
  3. シフトレバーが自動変速を行うポジションに位置する場合は、前記アクセルペダルを所定量踏み込むと、前記操作荷重が極大値となるように前記ペダル操作荷重付与手段を制御するとともに、前記自動変速機に変速情報を送り、前記シフトレバーが手動変速を行うポジションに位置する場合には、前記操作荷重の極大値を発生させないように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする請求項2に記載の車両用の操作装置。
  4. 前記ペダル踏み込み量検出手段で検出した踏み込み量信号に基づいてスロットル開度を制御するスロットル制御手段をさらに備え、
    クルーズコントロール装置により定速走行しているときに、前記アクセルペダルをその時のスロットル開度に対応した位置で保持するように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の車両用の操作装置。
  5. 前記クルーズコントロール装置により定速走行しているときに、前記アクセルペダルをストローク開始位置に戻し、このストローク開始位置から定速走行時のスロットル開度に対応する位置までは前記アクセルペダルの前記操作荷重を軽くし、さらに、定速走行時のスロットル開度に対応する位置よりも前記アクセルペダルを踏み込んだときには、定速走行を解除するとともに、前記アクセルペダルの前記操作荷重を大きくするように前記ペダル操作荷重付与手段を制御することを特徴とする請求項4に記載の車両用の操作装置。
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