JP4203015B2 - 脆性材料基板のスクライブ方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、フラットパネルディスプレイ(以下、FPDという)に使用されるガラス基板、或いは半導体ウエハやセラミックスといった各種脆性材料基板の分断に際し、脆性材料基板の表面に相互に交差する複数本のスクライブラインを形成する脆性材料基板のスクライブ方法及びスクライブ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
FPD関連の商品として、液晶表示パネル、液晶プロジェクター基板、有機エレクトロルミネセンス素子などが、様々な用途において、画像及び文字 を含む表示手段として使用されている。そうしたFPDのうち、例えば、一対のガラス基板を貼り合わせて形成される液晶表示パネルは、その製造過程において、それぞれが大寸法の一対のマザーガラス同士が相互に貼り合わされた後に、所定の大きさになるように分断される。このマザーガラス基板の分断には、まず、マザーガラス基板の表面に対してカッターホイールに荷重をかけて一方向にカッターホイールを転動させる(走行させる)作業を走行開始位置を順次ずらせながら所定回数繰り返し、これによって並行する第1の方向のスクライブラインを形成してから、今度はカッターホイールの走行方向をそれまでとは交差する方向に変えることで第1の方向のスクライブラインと交差する第2の方向のスクライブラインを形成するといったクロススクライブが行われる。そしてこのあと、上記のクロススクライブされたマザーガラス基板は、ブレークマシンに送られ、そこで該基板に対してスクライブラインを中心軸として所定の曲げ応力を印加することにより、スクライブラインに沿って分断され、これにより目的とする液晶表示パネルが得られる。
【0003】
このような脆性材料基板のクロススクライブを行うためのスクライブ装置に好適なカッターホイールとして、本願出願人は、先に、刃先稜線に微細な切り欠きを等間隔で設けることで突起を形成してなる「ガラスカッターホイール」( 特許文献1参照) を開発した。このガラスカッターホイールを採用したスクライブ装置にあっては、スクライブ時の残留応力の発生を抑えるとともに、ブレーク後、ガラス分断面に不用な欠け( 水平クラック) の発生を増大させることなく、ガラスを貫通するような高浸透の垂直クラックを得ることができる。
【0004】
カッターホイールの刃先稜線に凹凸などの加工が何ら施されていないカッターホイールを採用したスクライブ装置を用いて脆性材料基板にクロススクライブを実施すると、交点飛びと呼ばれる現象(最初に形成されたスクライブラインをカッターホイールが通過する付近で、後から形成されるべきスクライブラインが形成されない現象)が発生する。この現象は最初に形成されたスクライブライン(垂直クラックのライン)の両側に応力が残存し、次に最初に形成されたスクライブラインに交差してスクライブラインを形成するときに、カッターホイールが上述の応力が残存している箇所で脆性材料基板に垂直クラックを生成させるための脆性材料基板に対するカッターホイールの押圧力が削がれてしまうため、スクライブラインが形成されなくなってしまう現象であり、頻繁に発生していた。しかし、刃先稜線に微細な切り欠きを等間隔で設けることで突起を形成してなるカッターホイールを備えたスクライブ装置により、クロススクライブを行った場合、カッターホイールの稜線部に形成された突起により脆性材料基板に打点衝撃が加えられ、上述の応力が残存している箇所をカッターホイールが通過するときに、そのカッターホイールの脆性材料基板に対する押圧力が削がれないため、従来周知の、刃先稜線に凹凸などの加工が何ら施されていないカッターホイールを採用したスクライブ装置で見られたような、交点飛びと呼ばれる現象が発生せず、また高浸透の垂直クラックが得られるため、スクライブ後のブレークマシンによる分断作業が何ら支障なく行えるといった利点があった。
【0005】
ところが、上記特許文献1のカッターホイールを採用したスクライブ装置では、脆性材料基板にスクライブラインを一方向にのみ形成するときは何ら問題はないが、前述したようなクロススクライブを行う場合(図12参照)、スクライブライン同士(L1〜L3とL4〜L7)の交点Sにおいて、図13乃至図15に示すような、当業界において、いわゆるカケ、コジリ、ソゲと呼ばれる不良が発生することがあった。
【0006】
上記カケとは、図13に示すように、カッターホイールCが脆性材料基板Gに圧接転動している側の基板が沈み込み(図中の矢符参照)、既設のスクライブラインL1〜L3にさしかかったところで、半分断状態にある反対側の基板に乗り上げるときに発生(図中の符号αで示す)するものである。
【0007】
また、コジリとは、図14に示すように、カッターホイールCが脆性材料基板Gに圧接転動して、既設のスクライブラインL1〜L3にさしかかる手前で、半分断状態にある基板同士が競り合って、それぞれの端面部に発生する微細なカケであり、これをコジリβという。
【0008】
ソゲとは、図15に示すように、カッターホイールCが脆性材料基板Gに圧接転動して、既設のスクライブラインL1〜L3のいずれかにさしかかろうとするとき、半分断状態(垂直クラックKが脆性材料基板Gの厚みの約90%まで達している状態)のスクライブラインL1〜L3が脆性材料基板Gの裏面近傍で斜め方向に分断されてしまう。この不具合をソゲγという。
【0009】
上記したような各種の不良はいずれも、当然のことながら、製品の品質を損ねるものであり、FPD基板の製造歩留りを低下させる原因となっていた。
【0010】
そこで、本発明者等は、上記の各問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特許文献1に開示したカッターホイールで脆性材料基板にスクライブを行った場合に生じる特有の現象に着目し、本願発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち、本発明者等は、上記のカッターホイールによりスクライブを行った場合、スクライブ開始直後、カッターホイールの刃先稜線に形成された突起によって、カッターホイール自体が脆性材料基板上をスリップせず、深い垂直クラックがスクライブ方向とは逆方向にも進展していくことが確認できた。図10及び図11は、その現象を示す模式図である。カッターホイールCに刃先荷重(図中矢符P参照)が加えられた状態でスクライブが開始(カッターホイールCは図11において時計回りに回転しながら矢符Tで示す方向に進行)され、負荷過程に入ると(図10(1)乃至(3)参照)、カッターホイールCは上記したように刃先稜線の突起によって脆性材料基板G上をスリップしないことから、カッターホイールCの回転移動に伴い脆性材料基板Gに垂直クラックKが生成されていく(図10(2)及び(3)参照)。このスクライブ開始直後に生成される高浸透の垂直クラックKがスクライブ方向とは逆方向に進展していくように形成されるのである。
【0012】
また、スクライブ中は、カッターホイールの突起が脆性材料基板に打点衝撃を与えて垂直クラックKを形成していくため、形成される垂直クラック自体がスクライブ方向へ進展していくように形成される現象も見出した。この現象は、打点衝撃により脆性材料基板内に垂直クラックがスクライブ方向へ進展していくエネルギーが蓄積され、スクライブ停止後も垂直クラックの先端がさらに該停止位置よりも先に向かって伸長することとなり、その結果、高浸透の垂直クラックがスクライブ方向へ進展していくように形成されるのである。
【0013】
そこで、本発明者等は、上記したような垂直クラックの進展現象を利用することで、クロススクライブの場合、既設の第1の方向のスクライブラインの近傍からスクライブを開始すれば、上記した前者の現象により垂直クラックが該既設の第1の方向のスクライブラインに達すること、及び、既設の第1の方向の次のスクライブラインの近傍でスクライブを終了すれば、上記した後者の現象により垂直クラックが該既設の第1の方向の次のスクライブラインに達することをそれぞれ予想し、それらを実験により確認した。
【0014】
また、本発明者等は、上記のカッターホイールでクロススクライブを行う場合、第1の方向の少なくとも一つのスクライブラインを形成する際にカッターホイールに加えた荷重よりも、第1の方向のスクライブラインと交差する第2の方向の少なくとも一つのスクライブラインを形成する際にカッターホイールに加える荷重を小さくすると、前述したような、カケやコジリ、ソゲといった不具合が一切生じないことも実験により見出した。
【特許文献1】
特許第3074143号公報
【発明の開示】
【0015】
本発明は、前記従来の問題点を解決すべく、上記したような知見に基づき創案されたものであり、相互に交差するスクライブラインを、前記したようなスクライブライン交点に発生しがちな不具合を招来することなく形成しうるスクライブ方法及びスクライブ装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記の目的を達成するため、本発明に係る脆性材料基板のスクライブ方法は、脆性材料基板の表面に複数本のスクライブラインを互いに交差する向きに形成する脆性材料基板のスクライブ方法であって、脆性材料基板の表面に周期的に打点衝撃を与えることにより脆性材料基板内に高浸透の垂直クラックを生成させるスクライブ手段により、脆性材料基板内の第1の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する工程と、前記スクライブ手段により、脆性材料基板内の第2の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する工程とを含み、前記スクライブ手段により既設の第1の方向のスクライブ線の近傍からスクライブを開始、又は停止することによって、第2の方向の少なくとも一つのスクライブラインを、既設の第1の方向のスクライブラインと第2の方向のスクライブラインとの交点に対し前記スクライブ手段からの押圧力をかけることなく形成し、これにより、既設のスクライブラインに到達する垂直クラックを形成することを特徴とするものである。
【0017】
この構成において、前記スクライブ手段により既設の第1の方向のスクライブ線の近傍からスクライブを開始、又は停止する位置を、既設の第1の方向のスクライブ線から0.5mm〜0.7mm離間する位置とすることが好ましい。
【0018】
また、本発明に係るスクライブ装置は、上記したスクライブ方法を実施するスクライブ装置であって、脆性材料基板の表面に周期的に打点衝撃を与えることにより脆性材料基板内に高浸透の垂直クラックを生成させるスクライブ手段と、このスクライブ手段により前記第2の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する際、該スクライブ手段を、前記第1の方向に形成されたスクライブラインを回避させつつ走行させる走行制御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0019】
この構成において、前記走行制御手段は、前記スクライブ手段を、既設の第1の方向のスクライブ線から0.5mm〜0.7mm離間する位置で、開始又は停止させることにより、該スクライブ手段を、前記第1の方向に形成されたスクライブラインを回避させつつ走行させる構成であることが好ましい。
【発明の効果】
【0020】
このようなスクライブ方法及びスクライブ装置によれば、第2の方向のスクライブラインを形成するためのスクライブを第1の方向のスクライブラインの近傍位置から開始した直後に、前述したような垂直クラックの進展現象によって垂直クラックが該第1の方向のスクライブラインに達し、また、次の第1の方向のスクライブラインに到達する直前でスクライブを停止することで、上記現象により垂直クラックが該次の第1の方向のスクライブラインに達する。このように、周期的な打点衝撃を脆性材料基板に与えるスクライブ手段により第1の方向の少なくとも一つのスクライブラインと第2の方向の少なくとも一つのスクライブラインとの交点に対し、押圧力かけずにスクライブすることで、すなわち、スクライブ手段を、第1の方向のスクライブラインを回避させつつ走行させることで、結果的に第1の方向のスクライブラインと第2の方向のスクライブラインとの交点にスクライブ手段からの負荷がかかることがなくなり、第1の方向の少なくとも一つのスクライブラインと交差する第2の方向の少なくとも一つのスクライブラインが、前述したカケ、コジリ、ソゲといった不良を伴うことなく形成されることになるのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態におけるスクライブ装置を示す概略正面図である。
このスクライブ装置は、載置された脆性材料基板Gを例えば真空吸引手段によって吸着固定する水平回転可能なテーブル1と、このテーブル1をY方向(紙面に直交する方向)に移動可能に支承する平行な一対の案内レール2,2と、この案内レール2,2に沿ってテーブル1を移動させるボールネジ3と、Y方向と直交するX方向(この図における左右方向)に沿ってテーブル1の上方に架設されたガイドバー4と、このガイドバー4にX方向に摺動可能に設けられたスクライブヘッド5と、このスクライブヘッド5を摺動させるモータ6と、スクライブヘッド5の下部に昇降動可能且つ首振り自在に設けられたチップホルダ7と、このチップホルダ7の下端に回転可能に装着されたカッターホイール8と、ガイドバー4の上方に設置されテーブル1上の脆性材料基板Gに記載されたアラインメントマークを認識する一対のCCDカメラ9と、第2のスクライブラインを形成する際、上記カッターホイール8を第1のスクライブラインを回避させつつ走行させるべく上記スクライブヘッド5の摺動動作及びチップホルダ7の昇降動作を制御するソフトウエアで構成される走行制御手段とを備えたものである。
【0023】
なお、上記したスクライブ装置は一例であって、スクライブヘッド5が固定され、テーブル1がX及びY方向に移動するタイプや、テーブル1が固定され、スクライブヘッド5がX及びY方向に移動するタイプのものであってもよい。
【0024】
図2に示すカッターホイール8(8A)は脆性材料基板Gの表面に短周期の打点衝撃を与えうるタイプのものである。図2(a)は回転軸方向から見たカッターホイール8の外観側面図であり、図2(b)は回転軸と直角な方向から見たカッターホイール8の外観正面図である。また、図2(c)は刃先稜線部Aの拡大図である。ここでは、カッターホイール8Aの刃先稜線10に、図2(c)に示すように、U字形状の溝11を切り欠くことで、高さhの突起12をピッチPの間隔で得ている。
【0025】
ここで例示したカッターホイール8Aは、ホイール径φが2. 5mm、ホイール厚Wが0. 65mm、刃先角度2θが125°、突起数が125個、突起の高さhが5μm、ピッチPが63μmであり、このカッターホイール8を用い、刃先荷重0.35N、スクライブ速度300mm/secの条件で1. 1mm厚のガラス板をスクライブした時のガラス断面を図3に示している。
【0026】
図3において、ガラス板の上面にある圧痕Lは、カッターホイール8をガラス板Gの上面を圧接転動させたときに生じたものであり、これをスクライブラインと称している( このラインは紙面に対し垂直方向に延在する) 。このスクライブラインLの刻設と同時に、このスクライブラインLから直下方向に延びるクラック( 垂直クラック) Kが発生するが、この場合、ガラス板を板厚方向にほぼ貫通するような長いクラック( 実測962μm) が発生、つまり高浸透の垂直クラックが発生している。
【0027】
このように、上記したカッターホイール8は、刃先荷重を大きくしても、水平クラックの発生はなく、その荷重の大きさに比例するように高浸透の垂直クラックKが得られる。このようにスクライブ時に得られる垂直クラックKが高浸透であると、次工程のブレイク作業において、スクライブラインに沿った正確なブレイクが行え、歩留りが向上する。又、ブレイク作業が容易なことから、ブレイク工程の内容を緩和あるいは簡素化できる。
【0028】
図4〜図6は他のカッターホイールの円周稜線部を示す部分拡大図である。図4のカッターホイール8Bは、上記のカッターホイール8Aとは異なる形状を有する突起121の例を示しており、刃先稜線101にV字形状の溝111を切り欠くことで突起121を形成している。
【0029】
図5に示すカッターホイール8Cは、カッターホイール8A、8Bとさらに異なる形状を有する突起122の例を示しており、刃先稜線102に鋸形状の溝112を切り欠くことで突起122を形成している。
【0030】
図6に示すカッターホイール8Dは上記カッターホイールとは異なる形状を有する突起123の例を示しており、刃先稜線103に矩形の溝113を切り欠くことで突起123を形成している。
【0031】
次に、前記走行制御手段によるスクライブヘッド5の摺動動作及びチップホルダ7の昇降動作の制御について、3本の第1のスクライブラインと、これらと交差する4本の第2のスクライブラインとを形成する場合を例に採り、図7乃至図9を参照して説明する。
【0032】
まず、スクライブに先立ち、第1のスクライブラインL1〜L3の形成位置及び相互の間隔、及び、第2のスクライブラインL4〜L7の形成位置及び相互の間隔、並びに各第2のスクライブラインL4〜L7のそれぞれについて第1のスクライブラインL1〜L3の各間におけるスクライブ開始位置及びスクライブ停止位置の各情報をそれぞれパラメータとして、走行制御手段を構成するソフトウエアが搭載された図示しないコンピュータに入力する。
【0033】
すなわち、図7に示すように、第1のスクライブラインL1〜L3の各形成位置及び相互の間隔を決める値として、脆性材料基板Gの左上角を基準点Oとし、この基準点OからのX方向(図7及び図8において右方向)への離間距離を上記コンピュータに入力する。ここでは、説明を簡単にするために、スクライブラインL1は基準点からX方向に10mm、スクライブラインL2は同様に100mm、スクライブラインL3は同様に200mmと、単純な値としている。
【0034】
次に、第2のスクライブラインL4〜L7の各形成位置及び相互の間隔を決める値として、前記基準点からのY方向(図7及び図8において下方向)への離間距離を適宜前記コンピュータに入力する。
【0035】
続いて、第2のスクライブラインL4〜L7のそれぞれについて、第1のスクライブラインL1とL2の間におけるスクライブ開始位置A1を決める値として、第1のスクライブラインL1の基準点Oからの離間距離に所定距離だけ加算した値(図8に示す例では10.5mm)を上記コンピュータに入力する。また、第1のスクライブラインL2とL3の間におけるスクライブ開始位置A3を決める値として、第1のスクライブラインL2の基準点Oからの離間距離に所定距離だけ加算した値(図8に示す例では100.5mm)を上記コンピュータに入力する。ここでは、第1のスクライブラインL1及びL2からそれぞれ0.5mmだけX方向へ離間した位置を第2のスクライブラインL4〜L7におけるスクライブ開始位置としている。
【0036】
また、第2のスクライブラインL4〜L7のそれぞれについて、第1のスクライブラインL1とL2の間におけるスクライブ停止位置A2を決める値として、第1のスクライブラインL2の基準点Oからの離間距離より所定距離だけ減算した値(図8に示す例では99.5mm)を上記コンピュータに入力する。また、第1のスクライブラインL2とL3の間におけるスクライブ停止位置A4を決める値として、第1のスクライブラインL3の基準点Oからの離間距離より所定距離だけ減算した値(図8に示す例では199.5mm)を上記コンピュータに入力する。ここでは、第1のスクライブラインL2及びL3からそれぞれ0.5mmだけX方向とは逆方向へ離間した位置を第2のスクライブラインL4〜L7におけるそれぞれのスクライブ停止位置としている。
【0037】
図9は、第1のスクライブラインL1とL2との間におけるスクライブ開始位置A1と停止位置A2とを示す部分拡大図である。上記の例では、第1のスクライブラインL1とスクライブ開始位置A1との距離B1、及び、第1のスクライブラインL2とスクライブ停止位置A2との距離B2を、それぞれ0.5mmとしているが、この値は、脆性材料基板Gの材質や厚み、スクライブ時の刃先荷重等に応じて適宜調整されるものであり、実際のところ、およそ0.5mm〜0.7mm程度とするのが好ましい。
【0038】
なお、上記した各値の入力の順番は任意であり、上記した例に限定されない。また、前記基準点Oの位置も、脆性材料基板Gの左上角である必要はなく、他の任意の角であっても、あるいは角以外、例えば任意の辺の中央といった既知の所定位置であってもよい。
【0039】
以上のようにして第1及び第2の各スクライブラインL1〜L7についてスクライブ位置等の各値の設定が完了したならば、スクライブに入る。スクライブが開始されると、まず、上記入力値に従い、脆性材料基板G上に第1のスクライブラインL1〜L3が形成される。
【0040】
これが完了すると、前記したテーブル1が90度回転し、第2のスクライブラインL4〜L7のスクライブが開始されるのであるが、このとき、前記スクライブヘッド5は、上記制御手段により制御されて、第2のスクライブラインL4の開始位置の上方まで上記ガイドバー4に沿って摺動し、当該位置に達したら一旦停止して上記チップホルダ7が下降する。これによって、チップホルダ7に設けられたカッターホイール8が前述したスクライブ開始位置A1に降りる。このあと、カッターホイール8に刃先荷重がかけられ、その状態でスクライブヘッド5が次の第1のスクライブラインL2に向かって摺動する。スクライブヘッド5が摺動を開始しスクライブが始まると、前述したように、カッターホイール8によって脆性材料基板Gに高浸透の垂直クラックがスクライブ方向とは逆方向、つまり第1のスクライブラインL1に向かう方向に進展し、その結果、第2のスクライブラインL4の開始端が第1のスクライブラインL1に達することとなる。
【0041】
やがてカッターホイール8が所定の位置、つまり第1のスクライブラインL2の手前に設定されたスクライブ停止位置A2に達すると、スクライブヘッド5が停止し、引き続きチップホルダ7が上昇して脆性材料基板Gからカッターホイール8が離脱する。カッターホイール8が停止位置A2に達した時点で、前述したように、スクライブ停止後も垂直クラックの先端がさらに該停止位置よりも先に向かって伸長し、高浸透の垂直クラックがスクライブ方向へ進展していくように形成され、その結果、第2のスクライブラインL4の終端が第1のスクライブラインL2に達することとなる。
【0042】
チップホルダ7の上昇が完了したならば、スクライブヘッド5が再びX方向に向かって摺動し、第1のスクライブラインL2の上方を通過する。そして、スクライブヘッド5が第1のスクライブラインL2とL3との間におけるスクライブ開始位置A3の上方まで達したら一旦停止し、再びチップホルダ7が下降する。これによって、カッターホイール8が所定のスクライブ開始位置A3、すなわち第1のスクライブラインL2から所定距離だけX方向に離間した位置に降りる。このあと、再度カッターホイール8に刃先荷重がかけられ、その状態でスクライブヘッド5が最終の第1のスクライブラインL3に向かって摺動する。
【0043】
カッターホイール8が所定の位置、つまり第1のスクライブラインL3の手前に設定されたスクライブ停止位置A4に達すると、スクライブヘッド5が停止し、引き続きチップホルダ7が上昇して脆性材料基板Gからカッターホイール8が離脱する。以上で、第2のスクライブラインL4のスクライブを完了する。このあと、順次残りの第2のスクライブラインL5〜L7についても上記と同様にして形成する。
【0044】
なお、上記した実施の形態においては、スクライブ手段として、スクライブヘッド5、チップホルダ7、カッターホイール8等から構成されたものを例示したが、脆性材料基板Gの表面に短周期の打点衝撃を与えうるものであれば、他の構成のものであってもよい。
【0045】
例えば、脆性材料基板Gの表面に押圧したカッタに、振動アクチュエータの周期的伸縮に伴う振動を加えてカッタに付与される押圧力(荷重)を周期的に大きくし、これによって脆性材料基板Gに打点衝撃を与えるようにしたものであってもよい。その一例として、特許第2954566号公報に開示されている装置があるので、ここでは詳述しない。
【0046】
尚、上述の説明においては、脆性材料基板の一種であるガラス基板にスクライブラインを形成する場合について主に述べたがこれに限ることなく、例えば、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル(PDP)、有機ELディスプレイなどの脆性材料基板を貼り合わせたフラットパネルディスプレイ(FPD)や、透過型プロジェクタ基板、反射型プロジェクタ基板等のマザー貼り合わせ基板にスクライブラインを形成する工程にも本発明のスクライブ装置およびスクライブ方法が有効に適用される。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明のスクライブ装置およびスクライブ方法は、脆性材料基板としてガラス基板、脆性材料基板を貼り合わせたFPDやマザー貼り合わせ基板などに適用され、これらの基板に形成されたスクライブラインの交点に発生しがちな不具合を招来することなくスクライブラインを形成するのに有用である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態におけるスクライブ装置の一例を示す概略正面図である。
【図2】本発明において使用されるカッターホイールの一例を示す図であり、同図(a)は回転軸方向から見たカッターホイールの外観側面図、同図(b)は回転軸と直角な方向から見たカッターホイールの外観正面図、同図(c)は同図(a)に示す刃先稜線部Aの拡大図である。
【図3】図2に示すカッターホイールにより脆性材料基板をスクライブした時に生じる垂直クラックを示す拡大断面図である。
【図4】カッターホイールの他の例を示す部分拡大図である。
【図5】カッターホイールのさらに他の例を示す部分拡大図である。
【図6】カッターホイールの他の例を示す部分拡大図である。
【図7】本発明によるスクライブ方法を説明する脆性材料基板の平面図である。
【図8】本発明によるスクライブ方法を説明する脆性材料基板の平面図である。
【図9】本発明によるスクライブ方法を説明する脆性材料基板の部分拡大平面図である。
【図10】図2のカッターホイールでスクライブしたときに脆性材料基板に形成される垂直クラックの進展現象を説明する概略断面図である。
【図11】図2のカッターホイールでスクライブしたときに脆性材料基板に形成される垂直クラックの進展現象を説明する図である。
【図12】従来のスクライブ方法におけるクロススクライブを説明するための脆性材料基板の平面図である。
【図13】従来のスクライブ方法により発生するカケを説明する図である。
【図14】従来のスクライブ方法により発生するコジリを説明する図である。
【図15】従来のスクライブ方法により発生するソゲを説明する図である。
【符号の説明】
【0049】
G 脆性基板
L1〜L3 第1のスクライブライン
L4〜L7 第2のスクライブライン
K 垂直クラック
5 スクライブヘッド
8 カッターホイール
Claims (4)
- 脆性材料基板の表面に複数本のスクライブラインを互いに交差する向きに形成する脆性材料基板のスクライブ方法であって、
脆性材料基板の表面に周期的に打点衝撃を与えることにより脆性材料基板内に高浸透の垂直クラックを生成させるスクライブ手段により、脆性材料基板内の第1の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する工程と、前記スクライブ手段により、脆性材料基板内の第2の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する工程とを含み、
前記スクライブ手段により既設の第1の方向のスクライブ線の近傍からスクライブを開始、又は停止することによって、第2の方向の少なくとも一つのスクライブラインを、既設の第1の方向のスクライブラインと第2の方向のスクライブラインとの交点に対し前記スクライブ手段からの押圧力をかけることなく形成し、これにより、既設のスクライブラインに到達する垂直クラックを形成することを特徴とする脆性材料基板のスクライブ方法。 - 請求項1に記載のスクライブ方法を実施するスクライブ装置であって、脆性材料基板の表面に周期的に打点衝撃を与えることにより脆性材料基板内に高浸透の垂直クラックを生成させるスクライブ手段と、
このスクライブ手段により前記第2の方向に少なくとも一つのスクライブラインを形成する際、該スクライブ手段を、前記第1の方向に形成されたスクライブラインを回避させつつ走行させる走行制御手段を備えたことを特徴とする脆性材料基板のスクライブ装置。 - 請求項1に記載の脆性材料基板のスクライブ方法において、
前記スクライブ手段により既設の第1の方向のスクライブ線の近傍からスクライブを開始、又は停止する位置を、既設の第1の方向のスクライブ線から0.5mm〜0.7mm離間する位置とすることを特徴とする脆性材料基板のスクライブ方法。 - 請求項2に記載の脆性材料基板のスクライブ装置において、
前記走行制御手段は、前記スクライブ手段を、既設の第1の方向のスクライブ線から0.5mm〜0.7mm離間する位置で、開始又は停止させることにより、該スクライブ手段を、前記第1の方向に形成されたスクライブラインを回避させつつ走行させることを特徴とする脆性材料基板のスクライブ装置。
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