JP5210355B2 - 脆性材料基板のスクライブ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、フラットパネルディスプレイ等に使用されるガラス基板、或いは半導体ウエハやセラミックといった脆性材料基板の表面にスクライブライン(及びスクライブラインに沿って基板厚み方向に伸展する垂直クラック)を形成するスクライブ方法に関する。本発明は、特に、薄い脆性材料基板上にカッターホイールでスクライブラインを形成するときに好適なスクライブ方法に関する。
脆性材料基板にスクライブラインを形成し、スクライブラインに沿って基板厚み方向に伸展する垂直クラックによって基板を分断する加工において、基板表面に対して円盤状のカッターホイールを転動させることによりスクライブラインを形成する方法は一般に知られており、例えば特許文献1などで開示されている。
液晶パネル等では、図5に示すように、2枚の薄いガラス材を貼り合わせて形成された大面積のガラス基板Mを、それぞれが製品となる単位基板に分断する。このとき、先ず基板Mの表面に対してカッターホイールでX方向のスクライブラインS’を形成し、次いで、X方向と交差するY方向のスクライブラインS’を形成する。このようにしてX−Y方向に交差した複数のスクライブラインを形成した後、基板Mはブレイク装置に送られ、スクライブラインに沿って撓ませることにより、単位基板に分断される。
ガラス基板にスクライブラインを形成するためのカッターホイールとして、図6に示すような通常のカッターホイール1a(以下これをノーマルカッターホイール1aという)と、図7に示すような刃先稜線部2に切欠き3(溝)を設けたカッターホイール1b(以下これを溝付きカッターホイール1bという)とがある。前者のノーマルカッターホイール1aでは、刃先稜線部の両側の傾斜面を形成するために刃先稜線部の両側を砥石で研削するため、傾斜面に研削条痕が形成され、傾斜面の研削条痕に由来して刃先稜線部に微小の凹凸が形成される。通常、刃先稜線部の凹凸の状態は、不規則であり、例えば、刃先稜線部の中心線表面粗さRa(JIS B 0601−1982)が1μm未満である。後者の溝付きカッターホイール1bには、具体的には、三星ダイヤモンド社製のペネット(Penett(登録商標))カッターホイール、アピオ(APIO(登録商標))カッターホイールがあり、通常、切欠きの深さは1〜30μm(特には2〜30μm)程度であり、切欠きは10〜200μm(特には30〜150μm)のピッチで形成され、刃先稜線部の稜線方向において、切欠きの長さが突起の長さ(2つの切欠き間の稜線の長さ)よりも長い溝付きカッターホイールではスクライブラインに沿って形成される基板厚み方向に伸展する垂直クラックの深さが大きくなる傾向がある。
ノーマルカッターホイール1aは、通常の使用条件下では、深い垂直クラックを形成させることはできないが、加工部位の状態に乱れのない(加工部位に微細な亀裂や欠け等の発生のない)スクライブラインを形成することができ、形成されたスクライブラインに沿ってガラス基板を分断したときに端面に傷痕が残らず、端面強度の劣化を防ぐことができるといった利点がある。その反面、ガラス基板に対する摩擦力が小さく、食込み力が小さくて滑りやすい(カカリがよくない)ため、図8に示すようにガラス基板Mの一端縁を始点にしてスクライブラインを形成する必要があった。このように、外縁からカッターホイールを転動してスクライブラインを形成する方法を「外切り」という。
ノーマルカッターホイール1aによる外切りでは、ノーマルカッターホイール1aをガラス基板Mの端縁角部に対し横から当たるようにして加工を開始するようにしている。ガラス基板表面の端縁から離れた位置からスクライブラインを形成しようとするとガラス基板表面に対するカカリがよくないためスクライブラインが形成されないという不具合が生じるからである。しかし、ガラス基板の端縁角部は割れやすく脆弱であるため、加工開始時に微細な欠けやひび割れが生じるおそれがある。特にガラス基板Mの板厚が0.4mm以下(特には0.2mm以下)の薄板になると特に欠けやすい。また、ノーマルカッターホイール1aをガラス基板Mの端縁角部に対し横から当たるようにするとノーマルカッターホイール1aの刃先稜線部が欠けてしまうという不具合を生じやすい。
また、ノーマルカッターホイール1aを使用してガラス基板MにX−Y方向のクロススクライブを行うと、図9に示すように、最初に形成したX方向のスクライブラインS’をノーマルカッター1aが通過する交差点9からY方向のスクライブラインS’が部分的に形成されない現象、即ち、「交点飛び」と呼ばれる現象が発生することがある。交点飛びの現象は、最初に形成されたX方向のスクライブラインS’の溝両側に応力が残存し、次のY方向のスクライブラインS’を形成するときに、応力が残存している交差点で、垂直クラックを生成させるための押圧力が削がれてしまうからであると考えられる。
これに対し、刃先の稜線に切欠き(溝)を設けた溝付きカッターホイール1bでは、ガラス基板への摩擦力や食込み力が大きいので、ノーマルカッターホイール1aのようにガラス基板の一端縁から加工を開始する必要はなく、図10に示すように、基板Mの端縁より少し内側に入った部位からスクライブ予定ラインに沿って矢印方向に溝付きカッターホイール1bを転動させることによりスクライブラインを形成することができる。このように、ガラス基板の一端縁からではなく、端縁より少し内側からスクライブラインを形成する方法を「内切り」と呼ぶ。溝付きカッターホイール1b(特に稜線方向において切欠きの長さの長い溝付きカッターホイール)で形成されるスクライブラインは深く伸展したクラックとなる。
また、溝付きカッターホイール1bでは、基板に対するカカリがよく、垂直クラックが深く伸展するので、脆性材料基板にX−Y方向のクロススクライブラインを形成する場合に交点飛びの現象もなくすことができる。即ち、Y方向のスクライブラインを形成するときには、溝付きカッターホイールがX方向のスクライブラインとの交差点を通過するときでも、交点飛びの発生をなくすことができる。
特許第3074143号公報
近年、単位基板(製品)の軽量化を図るために、ガラス基板等の脆性材料基板の板厚を薄くすることが求められており、例えば、液晶パネルなどのガラス基板は、板厚0.2mm以下の薄いガラス板を貼り合わせた基板も使用されるようになってきている。
このような薄い脆性材料基板にカッターホイールでスクライブラインを形成する場合、溝付きカッターホイールでは、切欠きと切欠きの間の稜線とが基板表面に交互に押圧されてスクライブラインが形成されるため、スクライブライン自体の状態が乱れた状態となり、傷痕が残りやすく、分断後の単位基板の端面強度が劣化して、小さなひび割れ等の発生原因となる。
従って、単位基板の端面強度の点からは、ノーマルカッターホイールを使用することが望ましいが、その場合、脆性材料基板の割れやすい端縁角部から加工を開始する必要があるため、加工開始時に端縁の角部が欠けたり、微細なひび割れが生じたりすることとなった。例えば、厚さが0.4mm以下、特に0.2mm以下のガラス基板等の脆性材料基板では、端縁角部の欠けを防止することは困難であった。また、欠けにより端面強度が著しく低下する傾向がある。
そこで本発明は、上記の課題を解決するために、ガラス基板等の脆性材料基板にスクライブラインを形成する際にノーマルカッターホイールを使用するものでありながら、脆性材料基板を外切りすることなく、内切りで加工することのできる脆性材料基板のスクライブ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明のスクライブ方法では、カッターホイールを用いて、脆性材料基板上で転動させることによりスクライブラインを形成するスクライブ方法であって、前記脆性材料基板が、厚み0.4mm以下のガラス基板であり、前記カッターホイールは刃先稜線部に切欠きが形成されていないノーマルカッターホイールであり、前記基板の表面上で基板の一端縁より内側に入り込んだ箇所に刃先稜線部に切欠きを設けた溝付きカッターホイールを前記基板上方から降下させて衝突させることによりスクライブの起点となる一方向に延びるトリガ(初期亀裂)を形成し、次いで、トリガを形成した位置から前記ノーマルカッターホイールをスクライブ予定ラインに沿って転動させることにより、スクライブラインを形成するようにしている。
本発明のスクライブ方法によれば、カッターホイールの種類にかかわらず(溝付きカッターホイールを使用することなく)、溝付きカッターホイールと同様に、内切りにより、スクライブラインを形成することができるため、脆性材料基板の割れやすい端縁角部に欠けや微細なひび割れの発生を抑制することができる。さらに、スクライブラインの形成に溝付きカッターホイールを使用する必要がないため、加工部に乱れのないスクライブラインを加工することができ、後工程で脆性材料基板を分断したときに端面に傷痕がほとんど残ることがなくなり、端面強度を高めた加工ができるようになる。
上記発明において、脆性材料基板が、厚み0.4mm以下、特には0.2mm以下のガラス基板であってもよい。基板の板厚が薄いと、基板の端縁からスクライブラインを形成する外切りを行うと、ほぼ確実に欠けが生じたが、このような薄い基板でも本発明のスクライブ方法を実施することで内切りを可能とし、端面強度の低下を防止できるスクライブができるようになる。
上記発明において、トリガは、カッターホイールを基板上方から垂直に降下させて基板に衝突させることによって形成するようにしてもよいが、溝付きカッターホイールを用いて形成するようにすることもできる。
本発明のスクライブ方法に用いるスクライブ装置の一実施例を示す正面図である。 本発明にかかるスクライブ方法で内切りの実施態様を工程順に示す図である。 クロススクライブの実施態様を工程順に示す断面図である。 X方向のスクライブラインとY方向のスクライブ予定ラインとの交点部分にトリガ(交点亀裂)を形成してスクライブする手順を示す平面図である。 従来の脆性材料基板のスクライブ方法を説明するための平面図である。 一般的なノーマルカッターを示すものであって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 一般的な溝付きカッターホイールを示す側面図である。 従来のノーマルカッターホイールによるスクライブ方法を示すための斜視図である。 交点飛びの現象を説明するための平面図である。 内切りを説明するための斜視図である。
以下において本発明にかかるスクライブ方法の詳細を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明方法を実施するための一般的なスクライブ装置を示す概略的な正面図である。
スクライブ装置SCは、脆性材料基板Mを上面に保持する水平回転可能なテーブル4と、このテーブル4を一方向に移動可能に保持するレール5と、テーブル4の上方でレール5と直交する方向(図1の左右方向)に橋架されたガイドバー6と、このガイドバー6に沿って移動可能に設けられた2基のスクライブヘッド7と、スクライブヘッド7の下端に昇降可能に装着されたカッターホルダ8とを備えている。このカッターホルダ8の一方に、先の図6で示したノーマルカッターホイール1aが取り付けられ、他方に、先の図7で示した溝付きカッターホイール1bが取り付けられる。例えば、ガラス基板Mにトリガを形成するときは、溝付きカッターホイール1bを降下させてガラス基板Mに衝突させ、スクライブラインを加工するときは、ノーマルカッターホイール1aを降下させ、ガラス基板M上のトリガから圧接させながらテーブル4若しくはスクライブヘッド7をスクライブ予定ラインに沿って相対的に移動させる。
次に、このスクライブ装置を用いたスクライブ方法を説明する。ここでは、基板に対しXY方向へクロススクライブを行う場合について説明する。
先ず図2(a)〜(c)並びに図4(a)に示すように、X方向のスクライブ予定ラインLでガラス基板Mの一端縁より内側に入り込んだ箇所に溝付きカッターホイール1bをガラス基板Mの表面を軽く打ちつけるように降下させ、その後上昇させることにより、スクライブ起点となるトリガ(初期亀裂)Tを形成する。
次いで、図2(d)並びに図4(b)に示すように、トリガTを形成した位置にノーマルカッターホイール1aを降下させてスクライブ予定ラインLに沿って圧接しながら転動させることにより、X方向のスクライブラインSを形成する。即ち、上述した内切りの手法によってスクライブラインを形成する。ノーマルカッターホイール1aは、予め形成してあるトリガTに食い込むことができるので滑ることなく、スクライブラインを形成することができる。同様の作業を繰り返すことにより図4(c)に示すように全てのX方向スクライブラインSを形成する。
次いで、X方向に直交するY方向のスクライブラインSを形成する場合は、テーブル4を水平方向に90度回転させて、同様の加工を行う。即ち、図4(d)並びに図4(e)に示すように、スクライブ予定ラインL上でガラス基板Mの端縁より少し内側に入り込んだ箇所にノーマルカッターホイール1aでスクライブ起点となるトリガT(初期亀裂)を形成し、ここからノーマルカッター1aをスクライブ予定ラインLに沿って転動させることにより、Y方向のスクライブラインSを形成する。
なお、このY方向のスクライブラインSを形成するに先立って、交点飛びの現象を阻止するために、図4(d)に示すように、X方向のスクライブラインSと、Y方向のスクライブ予定ラインLとが交差する部分にY方向にのびるトリガT(交点亀裂)を形成しておく。即ち、図3(a)〜(c)並びに図4(d)に示すように、溝付きカッターホイール1bをX方向のスクライブラインSと、Y方向のスクライブ予定ラインLとが交差する部分にガラス基板Mの表面を軽く打ちつけるように降下させ、その後、上昇させることにより、トリガT(交点亀裂)を形成する。その後、図3(d)に示すように、先に形成したトリガT(初期亀裂)の位置にノーマルカッターホイール1aを当接させ、そこから転動させることにより図4(e)に示すようにY方向のスクライブラインSを加工する。同様の作業を繰り返すことにより図4(f)に示すように全てのY方向スクライブラインSを形成する。
このようにして、スクライブラインSの交差部分の溝両側(またはスクライブ時のカッターホイールの進行方向側)にトリガT(交点亀裂)を形成しておくことにより、ノーマルカッターホイール1aがスクライブラインSを通過する箇所で、交点飛びが生じることなくスクライブラインSを形成することができる。
また、上記方法では、溝付きカッターホイール1bによるトリガT,T(初期亀裂)の形成位置が、基板Mの割れやすい端縁角部ではなく、端縁より少し内側に入り込んだ箇所の平面に加工するものであるから、トリガ加工時に欠けや微細なひび割れなどの発生を抑制することができる。そして、厚さ0.4mm以下、特には0.2mm以下のガラス基板であっても、これまでは内切りで使用することができなかったノーマルカッターホイールを使用して内切りでスクライブラインを形成することができる。また。ノーマルカッターホイール1aによってスクライブラインS,Sを加工するものであるから、溝付きカッターホイールを使用する場合よりも、加工部に乱れのないスクライブラインを加工することができ、後工程で脆性材料基板を分断したときに端面に傷痕が残ることがなくて端面強度を高めることができるものである。
なお、上記実施例では、それぞれ1つのトリガTまたはT(初期亀裂)を加工した後、一本のスクライブラインSまたはSを形成するようにしたが、スクライブラインS,Sを形成するに先立って、スクライブ開始点となるトリガTまたはTを先に形成しておき、その後、このトリガTまたはTを開始点としスクライブラインS,Sを形成するようにすることも可能である。
また、上記実施例において、X方向のスクライブラインSと、Y方向のスクライブ予定ラインとが交差する部分にトリガTを形成する手段として、スクライブライン形成用のノーマルカッターホイール1aとは個別のトリガ形成用の溝付きカッターホイール1bを使用したが、スクライブライン形成用のノーマルカッターホイール1aで形成することも可能である。この場合は、スクライブヘッド7は1つでよい。
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施形態に特定されるものでない。例えば、本発明方法は、厚み0.4mm以下、特には0.2mm以下のガラス基板のスクライブに好適であるが、0.4mmを超えるガラス基板でも、他の脆性材料基板でも応用することができる。その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
本発明のスクライブ方法は、ガラス基板、シリコン、セラミック、化合物半導体等の脆性材料からなる基板をスクライブする場合に利用することができる。
M 脆性材料基板
X方向のスクライブライン
Y方向のスクライブライン
X方向のスクライブ予定ライン
Y方向のスクライブ予定ライン
,T スクライブ起点となるトリガ
交差部分のトリガ
1a ノーマルカッターホイール
1b ペネットカッターホイール
2 稜線部

Claims (5)

  1. カッターホイールを用いて、脆性材料基板上で転動させることによりスクライブラインを形成するスクライブ方法であって、
    前記脆性材料基板が、厚み0.4mm以下のガラス基板であり、
    前記カッターホイールは刃先稜線部に切欠きが形成されていないノーマルカッターホイールであり、
    前記基板の表面上で基板の一端縁より内側に入り込んだ箇所に刃先稜線部に切欠きを設けた溝付きカッターホイールを前記基板上方から降下させて衝突させることによりスクライブの起点となる一方向に延びる初期亀裂であるトリガを形成し、
    次いで、トリガを形成した位置から前記ノーマルカッターホイールをスクライブ予定ラインに沿って転動させることにより、スクライブラインを形成するようにした脆性材料基板のスクライブ方法。
  2. 前記ノーマルカッターホイールの刃先稜線部の中心線平均粗さRa(JIS B 0601−1982)が1μm未満である請求項1に記載の脆性材料基板のスクライブ方法。
  3. 前記ノーマルカッターホイールの刃先稜線部の中心線平均粗さRaが0.5μm以下(JIS B 0601−1982)である請求項1に記載の脆性材料基板のスクライブ方法。
  4. 前記脆性材料基板が、厚み0.2mm以下のガラス基板である請求項1に記載の脆性材料基板のスクライブ方法。
  5. 前記溝付きカッターホイールの前記切欠きの深さが1〜60μmである請求項に記載の脆性材料基板のスクライブ方法。
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