JP2009023351A - スクライブ方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクライブ本体Aは、カッタ14(当接部材)と、このカッタ14に振動を付与する振動発生部材とを有している。スクライブ本体Aの自重で、カッタ14をワーク面100の縁から離れたスクライブ開始点に当て、この状態で、エアシリンダ40(衝撃付与手段)によりスクライブ本体Aに衝撃を付与し、このスクライブ開始点に起点クラックを形成する。その後で、カッタ14をワーク面において所定の軌跡(例えば円等の閉曲線)に沿って移動させるとともに、振動発生部材16の振動をカッタ14に付与することにより、スクライブ線を形成する。
【選択図】図1
Description
そこで、このワーク面の縁から離れた点をスクライブ開始点とすることが考えられるが、この場合、振動による垂直クラックの成長を促すきっかけが形成されず、深くて良好なスクライブ線を形成できなかった。また、硬いワークにあっては、カッタがワークを叩いて滑るように移動するだけでスクライブ線を全く形成できないこともあった。
本発明の第2の態様は、先端が尖った当接部材と、この当接部材に振動を付与する振動発生部材とを有するスクライブ本体を備えたスクライブ装置により、ワークに振動を与えてスクライブ線を形成するスクライブ方法において、上記スクライブ本体を、ワークから離した状態でワーク面に沿って相対移動させることにより、上記当接部材を、上記ワーク面において縁から離れたスクライブ開始点に対峙する位置に位置決めし、次に、上記スクライブ本体をワーク面と交差する方向に移動させることにより、上記当接部材の先端を上記スクライブ開始点に当て、その後で、上記スクライブ開始点に起点クラックを形成し、この起点クラックをきっかけにしてスクライブ線を形成することを特徴とする。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様のスクライブ方法において、上記当接部材を上記スクライブ開始点の真上に位置決めし、上記スクライブ本体を下降させることにより、上記スクライブ本体の自重をもって上記当接部材の先端を上記スクライブ開始点に当てることを特徴とする。
本発明の第4の態様は、上記第2の態様のスクライブ方法において、上記起点クラックの形成は、上記スクライブ本体に衝撃を付与することにより、行うことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、上記第1〜第4の態様のスクライブ方法において、上記スクライブ開始点がスクライブ終了点と実質的に一致し、上記スクライブ線が閉曲線を描くことを特徴とする。
上記スライダ6cは、スクライブ本体Aの一部を構成している。また、上記ブラケット5、ベース板6a,ガイド6bは支持部材Bを構成している。
上記ボデイ10は、縦長の箱形状をなし、その内部に上記ホルダ12が収納されている。ホルダ12も縦長の箱形状をなしており、その内部に上記振動発生部材16が収容されている。
上記ホルダ12の下端部は、ボデイ10に掛け渡された板ばね20と、ゴムや樹脂等の弾性材料からなる球形のボール22(与圧供給部材)により支持されている。このボール22は、ボデイ10に固定された受板24とホルダ12との間に介在されている。
上記ボール21は、その弾性復元力でホルダ12を上方に付勢し、ホルダ12の内部空間の底面12aと、上記ガイド部材15にねじ込まれた調節ねじ26との間で振動発生部材16に予圧(振動発生部材16を軸方向に圧縮する方向の力)を付与している。
この状態で、制御ユニット50のスタートボタンをオンすると、制御ユニット50は以下の制御を実行する。まずバキューム機構を駆動させてワーク100を吸着する。これと同時または相前後して、エアシリンダ30を駆動して、そのロッド31を上方へ伸ばし、ブラケット35を介してスクライブ本体Aを持上げる(図3参照)。
このように、ワーク100の縁からではなく、縁から離れた点をスクライブ開始点Xとするので、短時間でスクライブ線105を描くことができる。すなわち、ワーク100の縁から上記円をなすスクライブ線105に至るまでをスクライブする作業を省くことができる。
上記振動による垂直クラックは、きっかけがないと成長しづらいが、上述したように、衝撃によりスクライブ開始点Xに起点クラックが予め形成されているので、これが振動による垂直クラックの成長を促すきっかけとなり、良好なスクライブ線105を描くことができる。
上記エアシリンダ40に関しては、ロッド41を伸ばしてスクライブ本体Aに衝撃を付与した後、そのままスクライブ本体Aをワーク100に押し続ける。カッタ14は、スクライブの過程において、スクライブ本体Aの自重とエアシリンダ40の力の和からなる静圧で、ワーク100に押し付けられる。上記エアシリンダ40のロッド41は、スクライブを終了した時点で上方に後退される。
上記振動発生部材16の振動は、エアシリンダ40でカッタ14に衝撃を付与する前から、またはカッタ14がワーク100に乗る前から実行してもよい。上記エアシリンダ40は、スライダ6cではなく、ボデイ10に衝撃を付与してもよい。
B 支持部材
2 回転機構(移動手段)
4 X−Yステージ(位置決め手段)
14 カッタ(当接部材)
16 振動発生部材
30 エアシリンダ(接離手段)
50 制御ユニット(制御手段)
100 ワーク
105 スクライブ線
Claims (5)
- 先端が尖った当接部材と、この当接部材に振動を付与する振動発生部材とを有するスクライブ本体を備えたスクライブ装置により、ワークに振動を与えてスクライブ線を形成するスクライブ方法において、
上記ワーク面において縁から離れたスクライブ開始点に起点クラックを形成し、この起点クラックをきっかけにしてスクライブ線を形成することを特徴とするスクライブ方法。 - 先端が尖った当接部材と、この当接部材に振動を付与する振動発生部材とを有するスクライブ本体を備えたスクライブ装置により、ワークに振動を与えてスクライブ線を形成するスクライブ方法において、
上記スクライブ本体を、ワークから離した状態でワーク面に沿って相対移動させることにより、上記当接部材を、上記ワーク面において縁から離れたスクライブ開始点に対峙する位置に位置決めし、
次に、上記スクライブ本体をワーク面と交差する方向に移動させることにより、上記当接部材の先端を上記スクライブ開始点に当て、
その後で、上記スクライブ開始点に起点クラックを形成し、この起点クラックをきっかけにしてスクライブ線を形成することを特徴とするスクライブ方法。 - 上記当接部材を上記スクライブ開始点の真上に位置決めし、上記スクライブ本体を下降させることにより、上記スクライブ本体の自重をもって上記当接部材の先端を上記スクライブ開始点に当てることを特徴とする請求項2に記載のスクライブ方法。
- 上記起点クラックの形成は、上記スクライブ本体に衝撃を付与することにより、行うことを特徴とする請求項2に記載のスクライブ方法。
- 上記スクライブ開始点がスクライブ終了点と実質的に一致し、上記スクライブ線が閉曲線を描くことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスクライブ方法。
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