JP4202620B2 - 走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ、走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置及びこれらを用いたサンプル固定方法 - Google Patents
走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ、走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置及びこれらを用いたサンプル固定方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はサンプルの表面分析のための垂直走査電子顕微鏡に係り、特に垂直走査電子顕微鏡内のサンプルホルダに関する。また、本発明は前記サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置及びこれを用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路の製造過程はウェーハ上に半導体層パターン、絶縁層パターン及び導電層パターンを多層に形成させつつ設計された回路を実現する過程である。この際、各工程段階で行われたパターンを検査し分析するために電子ビームを用いた走査電子顕微鏡が主に使われる。このような分析のためにウェーハを適当な大きさに切断してサンプルを製作した後、ウェーハの表面及び断面を分析し、このようなサンプルを走査電子顕微鏡内の所定の位置に装着するためにサンプルホルダが使われる。
【0003】
図1は従来の一般の垂直走査電子顕微鏡100の基本的な構成を概略的に示した図面である。走査電子顕微鏡とは、電子ビームを光源として複数の電子レンズを経て電子ビームを極小の点に形成した後、サンプルの一定部位を走査し、この時、サンプルから出る2次電子、後方散乱電子またはX線などの多様な信号を検出して映像化する装備である。
【0004】
図1を参照すれば、走査電子顕微鏡100は、分析しようとするサンプル10が置かれるサンプルチャンバ104と、前記サンプルチャンバ104内に電子ビームを発生して供給するコラム部102より構成される。前記コラム部102には電子ビーム132を発生させる電子銃108と、前記電子銃108から発生された電子ビームを所望の方向に案内するための電子ビームガイド110が形成され、その下に電子ビーム132を加速させうるアノード112、集束レンズ114、偏向コイル116及び対物レンズ118が順次に形成される。前記電子銃108の先端部は電子ビームを発生させるフィラメントチップより構成される。
【0005】
前記対物レンズ118の下端には電子ビーム132の供給を調節しうる開閉自在なシャッター(図示せず)が位置し、電子銃108から発生された電子ビーム132が加速及び集束された後、対物レンズ118内の対物レンズしぼり(図示せず)により焦点の深度が調整された後、サンプルホルダ200上に装着されたサンプル10上に走査される。サンプル10から発生された2次電子134が検出器120を通じて検出され、検出された電子信号は増幅器122で増幅された後、陰極線管126に伝えられ、陰極線管126内の偏向コイル(図示せず)により偏向角が調節されつつ内部の蛍光面に走査されてサンプルの表面に対するイメージを形成することになる。
【0006】
一方、走査電子顕微鏡100ではサンプル10の走査面を繊細な画素に分解して各画素単位で検出された電子信号を時系列的に伝送して画面を構成し、これを実現するために前記増幅器122を経た電子信号を走査回路124に伝送して前記コラム部102の偏向コイル116で前記電子ビーム132の偏向角を制御可能にする。また、前記増幅器122を経た電子信号はイメージ伝送部128に伝送されてイメージが表示される。
【0007】
一方、前記サンプルチャンバ104の下端にはターボポンプ130が設けられてサンプルチャンバ104を真空状態に保っており、サンプルチャンバ104の側面には予備チャンバ106が設けられてサンプルホルダ200をサンプルチャンバ104内にローディングまたはアンローディングする時、サンプルチャンバ104の真空を円滑に保たせる。
【0008】
図2は従来のサンプルホルダ200を概略的に示す平面図であり、日立社の製品(モデル名:S-5000)を示し、図3は図2のIII-III'線に沿って切断した断面図である。
【0009】
図2及び図3を参照すれば、サンプルホルダ200の胴体は略円形の棒状からなっており、その先端部にはサンプルを挿入して固定しうるサンプル固定部が形成され、その後端部には取っ手206が形成される。前記先端部の末端にはサファイアチップ210が形成され、前記ホルダ胴体は前記サンプル固定部が形成される第1胴体202とこれより厚い第2胴体204より構成され、相互分離、結合可能に構成されている。
【0010】
前記第1胴体202の先端部に形成されるサンプル固定部は前記円形の棒状よりなるホルダ胴体202の一部が水平的に除去され、平坦な水平面を含んでおり、その水平面の外郭には一定の高さを有するダムがさらに形成され、その水平面内にはサンプルを挿着しうる一定の深さを有するサンプル挿入溝212が形成されている。前記サンプル挿入溝212の両側面にはピンセットを用いてサンプル10を挿入/除去する時、作業の容易性のためのサンプル挿入補助溝214が形成されている。また、前記サンプル挿入溝212の一側壁にはスクリュー孔220が貫通されている。
【0011】
前記従来のサンプルホルダ200においてサンプル10は図2及び図3からわかるように、前記サンプル挿入溝212内の一側にサンプル10が挿入されており、サンプル10の側面と接触されるようにアルミニウムからなるスペーサ216が挿入されており、前記スペーサ216の側壁には銅成分よりなる2つのセットスクリュー218が前記スペーサ216をサンプル10方向に密着させてサンプル10を固定している。
【0012】
従来のサンプルホルダ200にサンプル10を固定する方法を説明すれば、まず所望の分析位置でウェーハを切断し、例えば、5ないし10mmx4ないし6mmの大きさを有するサンプルを製作した後、サンプル10をピンセットを用いて前記サンプル挿入溝212の中央に垂直に立たせておく。次いで、前記アルミニウムスペーサ216をサンプル10の側面に同一な方法で挿入させた後、スクリュー孔220を通じてスクリュー218を前進させ、前記スペーサ216をしてサンプル10をサンプル挿入溝212の一側壁に密着固定させる。前記スクリュー218は後面に一文字溝が形成されたマイナススクリューであり、前記スクリュー218はスクリュー孔220を通じて一文字型ドライバーを挿入させた後で回動させることによって前進される。
【0013】
しかし、前記従来のサンプルホルダ200の場合、スクリュー218を用いてサンプル10を固定するために次のような問題点が生じる。
【0014】
第1、スクリュー218に加えられるドライバーのねじ回し力がスペーサ216を経てサンプル10に伝達されてサンプル10が割れやすい。したがって、割れたパーチクルは高真空に保たれる図1のサンプルチャンバ104内の各種のOリングにリークを誘発することになり、これによって外部空気がサンプルチャンバ104内に流入されてサンプルチャンバ104の真空度が低下されると同時にターボポンプ130の性能を低下させることになる。また、サンプルチャンバ104内に流入された外部のガス分子はコラム部102に移動し、移動された外部ガス分子は電子銃108の末端に形成されたフィラメントチップに吸着される。このようなチップに吸着されたガス分子を除去するためにチップを加熱してフラッシングを行うことになり、この時チップに加えられるフラッシング電流がチップの終端を摩耗させて寿命を短縮させることになる。また、チップ寿命の短縮はチップの入れ替え周期を短くして機器の運休時間を増加させる原因となる。
【0015】
第2、従来のサンプルホルダ200にサンプル10を固定するためには作業者が両手にドライバーとピンセットとを交互に取りつつ作業を行い、その作業工程数も10段階余りに至るために作業者の熟練度が非常に要求される。また、スクリュー218のねじ回し力が一定しないために、ねじ回し力の強度によってサンプルの破損またはサンプルの離脱が生じる恐れがある。
【0016】
第3、スクリュー218の劣化によって周期的な入れ替えが不回避なので消耗性部品の需給費用が増加することになる。
【0017】
第4、スクリュー218をスクリュー孔220を通じて繰り消して進退させるためにスクリュー及びスクリュー孔220の内壁が摩耗され、パーチクルの発生原因となると同時にスクリューのねじ合わせ力が緩んでサンプルの離脱が発生されうる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記問題点を改善するためにスクリューの代りに一定の弾性力を有する弾性体を用いてサンプルを固定させることによってサンプルの割れを防止しうるサンプルホルダを提供することである。
【0019】
本発明の他の目的は、サンプルの挿入及び除去作業が非常に単純化されて作業工程数を減らせるサンプルホルダを提供することである。
【0020】
本発明のさらに他の目的は、本発明のサンプルホルダにサンプルを容易に挿入及び除去しうるサンプル固定補助装置を提供することである。
【0021】
本発明のさらに他の目的は、本発明のサンプルホルダとサンプル固定補助装置とを用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定する方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明のサンプルホルダは、先端部にサンプルを装着して固定させうるサンプル固定部が形成されており、長手方向に延びたホルダ胴体を含む。前記サンプル固定部で前記サンプルを上側から挿入して保てるように上側が開放された溝状であって、前記ホルダ胴体の長手方向に延びた第1空間部が形成されており、前記第1空間部内に装着されるサンプルの一側と接触しつつ弾性力により前記サンプルを前記第1空間部内に圧着して固定させうる弾性支持部材を含む。前記ホルダ胴体は略円形の棒状になっており、先端部に形成された前記サンプル固定部は前記棒状の一部が水平的に除去されて平坦な水平面を含むことができる。
【0023】
また、前記弾性支持部材が長手方向に進退自在に前記第1空間部の一側と隣接され、前記ホルダ胴体内に長手方向に延びて上側が開放された溝状の第2空間部と、前記第1空間部内にサンプルの挿入及び除去が容易に前記第1空間部の側面に沿って上側が開放された溝状に第3空間部がさらに備えられる。
【0024】
一方、前記弾性支持部材は、前記第2空間部内で長手方向に進退自在なサンプル支持体及び前記サンプル支持体と結合して前記サンプル支持体をして前記第1空間部内に装着されるサンプルを前記第1空間部内に圧着固定させうる弾性体を含む。
【0025】
前記第2空間部の幅が前記第1空間部の幅より広く、前記サンプル支持体は前記サンプルを前記第1空間部内に長手方向に支持する本体と半径方向に支持する突出部とを備えて平面形状が全体的に“L”字状をなすことができ、前記サンプル支持体の前記突出部の表面が前記本体の表面より低まった段差が形成されたことが望ましく、前記サンプル支持体の前記本体表面上に第1突起が形成されており、前記サンプルホルダ胴体の外表面上に第2突起が形成されたことが望ましい。
【0026】
一方、前記弾性体は圧縮力を用いた圧縮弾性体または引張り力を用いた引張り弾性体であり、圧縮弾性体を用いる場合に前記ホルダ胴体には前記第2空間部と連通される弾性体挿入溝がさらに形成されており、前記圧縮弾性体の一端が前記弾性体挿入溝に挿入され、他端が前記サンプル支持体と接触して前記サンプル支持体を進退自在に構成しうる。
【0027】
前記本発明のさらに他の目的を達成するための本発明に係るサンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置は、基板と、前記基板上に一定の高さに形成されており、前端部にサンプル固定部が形成された棒状のサンプルホルダをその上部表面上に支持しうる第1ホルダ支持台と、前記基板上で前記第1ホルダ支持台と離隔されており、前記第1ホルダ支持台に対応して前記サンプルホルダを水平に支持しうる第2ホルダ支持台を含む。また、前記第1ホルダ支持台の上面上で前記サンプルホルダの前端部から一定長さ以上の前進運動を防止する第1ストッパが形成されており、前記基板上に設けられ、前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上に置かれるサンプルホルダの後進運動を防止する第2ストッパが形成される。
【0028】
前記第1ストッパは前記サンプルホルダの前端部の一部が貫通される貫通孔を備え、前記第1ホルダ支持台の上面で前記サンプルホルダに形成される第1突起が前記貫通孔の入口にかかる形に前記サンプルホルダの前進運動を防止するように構成されており、前記第2ストッパは前記サンプルホルダの前進方向に上向く傾斜面と前記傾斜面の末端部から下向く係止片を備え、前記第1ホルダ支持台の上面で前記サンプルホルダに形成される第2突起が前記係止片にかかる形に前記サンプルホルダの後進運動を防止するように構成されている。
【0029】
また、前記第2ストッパは圧縮弾性体を内蔵しており、前記サンプルホルダが前進運動時、前記サンプルホルダの第2突起が前記傾斜面に沿って移動しつつ前記第2ストッパを圧縮して下向かせ、前記傾斜面を通過した後、前記圧縮弾性体の弾性力により前記第2ストッパが上向いて前記第2突起が前記係止片にかかる形に前記サンプルホルダの後進運動を防止するように構成されうる。
【0030】
一方、前記本発明のさらに他の目的を達成するために本発明は、前記サンプルを固定するための補助装置を用いて、前端部にサンプルを装着して固定させうるサンプル固定部が形成されており、外面上に第2突起が形成されている長手方向に延びたホルダ胴体と、前記サンプル固定部で前記サンプルを上側から挿入して保てるように上側が開放されて前記ホルダ胴体の長手方向に延びた第1空間部及び前記第1空間部内に装着されるサンプルの一側と接触しつつ弾性力により前記サンプルを前記第1空間部内に圧着して固定させうる第1突起を有する弾性支持部材を含むサンプルホルダ内にサンプルを固定する方法において、前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上に前記サンプルホルダを装着させる段階と、前記サンプルホルダの第1突起が前記第1ストッパによってかかりつつ前記弾性支持部材を後進させると同時に第2突起が前記第2ストッパの係止片にかかりつつ前記サンプルホルダの後進運動を防止可能に前記サンプルホルダを前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上で前進位置させる段階と、前記後進された弾性支持部材により確保された第1空間部内にサンプルを装着させる段階と、前記第2ストッパの係止片と前記サンプルホルダの第2突起との係合を解除させつつ前記サンプルホルダを後進させると同時に前記弾性支持部材の弾性力により前記第1空間部内に装着されたサンプルを固定させる段階を含む。
【0031】
本発明によれば、スクリューに加えられる作業者のねじ回し力が一定でない従来の技術に比べて弾性体が有する一定の弾性力によりサンプルを圧着固定させうるためにサンプルの割れが防止され、サンプルホルダからサンプルの離脱が効率よく防止される。
【0032】
また、本発明によれば、ドライバーを用いて作業者が直接スクリューをねじ回してサンプルを固定させる代わりに本発明の補助装置を用いることによって容易にサンプル固定作業が行える。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて本発明の実施例をさらに詳しく説明する。後述する実施例は多様な他の形に変形でき、本発明の範囲が下記実施例に限定されるものではない。本発明の実施例は当業者に本発明をさらに完全に説明するために提供されるものである。
【0034】
図4は本発明の一実施例に係るサンプルホルダを概略的に示す図面であり、図5は図4のサンプル固定部を拡大した斜視図であり、図6は図4のVI-VI'線に沿って切断した断面図であり、第1空間部内にサンプル20が装着された場合を示す。
【0035】
図4ないし図6を参照すれば、本実施例のサンプルホルダ300のホルダ胴体は略円形の棒状に構成され、その先端部にはサンプルを挿入して固定しうるサンプル固定部が形成され、その後端部には取っ手306が形成される。前記ホルダ胴体は先端部にサンプル固定部が形成されている第1ホルダ胴体302と後端部に取っ手306が形成される第2ホルダ胴体304が着脱可能に構成されている。前記第1ホルダ胴体302に比べて第2ホルダ胴体304が若干厚い形に構成されているが、本発明は必ずこれに限定されるものではない。
【0036】
前記第1ホルダ胴体302の先端部の末端にはサファイアからなるチップ310が形成されており、前記第2ホルダ胴体304の中間には第2突起308が形成されている。前記第2突起308は前記サンプルホルダ300が図1のサンプルチャンバ104内にローディングまたはアンローディングされる時、サンプルチャンバ104内にサンプルホルダ300が正確に装着されたか否かを、予備チャンバ106内に設けられた感知部(図示せず)との接触の有無で確認する。
【0037】
一方、前記第1ホルダ胴体302の先端部に形成されるサンプル固定部は前記円形の棒状からなる第1ホルダ胴体302の一部が水平的に除去されて略平坦な水平面を含んでおり、その水平面の外郭には一定の高さを有するダムが残留する形に構成されている。もちろん、前記サンプル固定部を取囲むダムが存在せず外郭まで水平面よりなりうる。
【0038】
一方、サンプル固定部にはその水平面内にサンプルを挿入して固定させうる一定の深さを有し、サンプルホルダ300の長手方向に延びた溝状の上側が開放された第1空間部312が形成されている。前記第1空間部312の幅(図6のT2)は本実施例でサンプルの厚さ(図6のT1であって、約0.8mm)を考慮して約0.9mm程度になるように形成されている。前記第1空間部312の幅と深さは分析しようとするサンプルの大きさによって適切に選択して形成しうる。一方、前記第1空間部312の長さは後述するようにサンプルの大きさによって弾性支持部材の進退により適切に確保されうる。
【0039】
一方、前記第1空間部312と接して一部重畳される上側が開放された第2空間部322が形成されている。第2空間部322はサンプルホルダ300の長手方向に延びた溝状の空間であって、第2空間部322内には弾性支持部材が位置することになる。前記弾性支持部材は弾性力によりサンプル20を第1空間部312内に圧縮支持することによって、平面形状が略“L”字状になるように構成されたサンプル支持体316と前記サンプル支持体316に弾性力を加える圧縮バネよりなる弾性体320より構成される。
【0040】
前記サンプル支持体316は四面体形の本体とその側面に前記本体より低い突出部を有する形に構成されるために、第1空間部312内に装着されるサンプル20をサンプルホルダ300の長手方向と半径方向に同時に圧縮支持させる。前記サンプル支持体316で突出部は必ずしも形成すべきものではないが、サンプル20を両方向から圧縮可能なのでさらに堅固にサンプル20を固定させうる。
【0041】
一方、前記サンプル支持体316の側面突出部は走査電子顕微鏡内でサンプルの分析のためのチルティング時、電子ビーム走査を妨害しないようにサンプル支持体316の本体より低くすることが望ましい。一方、サンプル支持体316の本体の上側には第1突起318が一定の高さに形成されており、前記第1ホルダ胴体302内には前記弾性体320が挿入されうる弾性体挿入溝がさらに形成されている。前記弾性体320は前記弾性体挿入溝の前端方向から挿入してもよく、第2ホルダ胴体304を分離させた後、後端方向から挿入しても良い。
【0042】
一方、本実施例では前記弾性体320として圧縮バネを用いたが、第1ホルダ胴体302の先端部側の一定の位置に固定点を有する引張りバネを用いて前記サンプル支持体316に引張り力を与えることによってサンプル20を第1空間部312内に圧縮固定させうる。
【0043】
前記第2空間部322の反対側には第1空間部312と接する第3空間部314がサンプルホルダ300の長手方向に上側が開放された溝状に形成されている。前記第3空間部314はピンセットを用いてサンプル20の前記第1空間部312内への挿入/除去時に作業を容易にするためである。また、第3空間部314の深さは、図6のように第1空間部312より低いが、ピンセットを用いて第1空間部412内にサンプル20を円滑に挿入させうる程度に適切に選択しうる。また、第1空間部312と第3空間部314が接する部分ではウェーハが容易に挿入可能に第3空間部314の底部の角部が適切な角(図6において“θ”)に面取されている。前記角部は丸くラウンドされうる。
【0044】
図7は本発明の一実施例に係る図4のサンプルホルダ300内にサンプルを装着するために用いられるサンプル固定補助装置400を概略的に示す側面図であり、図8は図7のサンプル固定補助装置400を概略的に示す平面図である。
【0045】
図7及び図8を参照すれば、例えば、プラスチックよりなる一定広さの基板402上に一定高さの第1支持台404、第2支持台408及び第3支持台406が相互一定の間隔に離隔されるようにそれぞれボルトで支持されている。前記第1支持台404、第2支持台408及び第3支持台406の上面の中央上には図4の円形棒状のサンプルホルダ300をその上に安定的に支持するために半円型の溝がそれぞれ形成されている。
【0046】
図面において、前記第1支持台404の上面の左側先端部はサンプルホルダ300のサファイアチップ310がこれ以上前進されないように壁体で構成され、上面の右側端部上には内部に貫通孔を有する第1ストッパ412がボルトで支持されている。前記第1ストッパの貫通孔の上側部には図4のサンプルホルダ300が図面の右側から左側に前進する時、前記サンプル支持体316の上面上に形成された第1突起318が係止されるように半円状の係止溝420が形成されている。また、前記第1ストッパ412に対応して前記壁体の内側に補助ストッパ410がさらに設けられる。第2支持台408及び第3支持台406は略同じ形状をし、また前記基板402上にボルトで支持されうる。中央に位置する前記第3支持台406は必ずしも備えられなければならないものではない。
【0047】
一方、前記第2支持台408と第3支持台406との間の前記基板402上には第2ストッパ414が形成されており、またボルトで支持されている。前記第2ストッパ414は図面の右側から左側に上向く傾斜面と前記傾斜面から垂直に下向く係止片を備え、図4のサンプルホルダ300の外面上に形成された第2突起308が前記第2ストッパ414の前記係止片に係止されて図面の右側に後進することを防止させるためである。前記第2ストッパ414の内部には圧縮バネよりなる圧縮弾性体418が内蔵されて前記第2ストッパ414を昇降可能にする。また、前記第2ストッパ414の外側面には前記第2ストッパ414を強制的に下向かせるための下向き取っ手416が形成されている。
【0048】
図7のサンプル固定補助装置400を用いて図4のサンプルホルダ300内にサンプルを装着して固定させる方法を図9ないし図11を参照してさらに具体的に説明する。図9は図7のサンプル固定補助装置400上にサンプル固定のために図4のサンプルホルダ300を装着した段階を示す図面であり、図10は図9でサンプルホルダ300を前進させてサンプルをサンプルホルダ300内に挿入させた段階を示す図面であり、図11は図10でサンプルホルダ300内にサンプルを挿入させた後、サンプルホルダ300を後進させてサンプルを固定させた段階を示す。
【0049】
図9を参照すれば、第1支持台404、第2支持台408及び第3支持台406の上面上に形成された半円型の溝上に第1ホルダ胴体302の先端部に形成されたサンプル固定部が上向くように前記サンプルホルダ300を装着する。この際、前記サンプル固定部の一部は前記第1支持台404の表面上に設けられた第1ストッパ412内に形成された貫通孔内に一部挿入されている。
【0050】
次いで、図10を参照すれば、サンプルホルダ300を左側方向に前進運動させてサンプルホルダ300をサンプル固定補助装置400上に固定させる。さらに具体的に、作業者が取っ手306を取って前記サンプルホルダ300を左側方向に前進させれば、サンプルホルダ300の第2ホルダ胴体304の外面上に設けられた第2突起308が第2ストッパ414の傾斜面に沿って移動され、この時第2突起308の前進する力により前記第2ストッパ414を押圧しつつ下向かせる。第2突起308が傾斜面の末端部を通過すれば第2突起308が第2ストッパ414を押圧する力が解除され、前記第2ストッパ414は内部に内蔵された圧縮弾性体418の弾性力を受けて元の位置に上向く。したがって、第2突起308は前記第2ストッパ414の垂直する係止片に係止されてサンプルホルダ300の図面の右側方向への後進が防止される。
【0051】
一方、第2突起308が前記第2ストッパ414の係止片に係止されてサンプルホルダ300の後進が防止されると同時に、第1ホルダ胴体302のサンプル支持体316の上面上に形成された第1突起318は第1支持台404上に形成された第1ストッパ412の係止溝420に係止される。したがって、前記サンプルホルダ300は前進運動するが、前記サンプル支持体316は前記第1ホルダ胴体302内に挿入されている圧縮弾性体320を圧縮させつつ後進運動することになる。前記サンプル支持体316が後進されることによって第1ホルダ胴体302内に形成された第1空間部312がサンプルを挿入するのに十分な長さとして確保される。次いで、作業者はピンセットを用いて前記第1空間部312にサンプルを挿入する。
【0052】
次いで、図11を参照すれば、作業者は第2ストッパ414の外側面に形成された下向き取っ手416を押圧しつつ前記第2突起308を第2ストッパ414の係止片から解除させた後、前記サンプルホルダ300を右側方向に後進させる。この際、前記サンプル支持体316は圧縮弾性体320の弾性力により左側方向に前進運動することになり、サンプル支持体316により第1空間部312内に挿入されたサンプルを圧着固定することになる。このようにサンプル20がサンプルホルダ300に圧着固定された後、図1のサンプルチャンバ104内にサンプルホルダ300をローディングさせた後、所望のサンプル分析作業を行う。
【0053】
図12ないし図15は図7のサンプル固定補助装置400を用いてサンプルホルダ300内にサンプル20を固定させる方法を各段階別に示した概略的な平面図であって、サンプル固定補助装置400の第1支持台404とサンプルホルダ300の第1ホルダ胴体302の先端部に形成されたサンプル固定部の周辺を詳細に示した図面である。
【0054】
図12を参照すれば、圧縮弾性体320の圧縮力によりサンプル支持体316が進退される第2空間部322内で左側に最大に移動してサンプルが挿入された第1空間部312の長さが最小化されている。
【0055】
次いで、図13を参照すれば、サンプルホルダ300を図12の矢印方向の左側に前進運動させると、前記図10のように第2突起308と第2ストッパ414によりサンプルホルダ300の後進運動が防止されると同時に前記第1突起318が第1ストッパ412の係止溝420に係止されてサンプル支持体316はこれ以上の前進運動はせず、第1空間部312の長さは、矢印で表したように、サンプルが挿入できるように十分に確保される。図14を参照すれば、作業者はピンセットを用いて前記第1空間部312内にサンプル20を挿入させる。
【0056】
次いで、図15を参照すれば、図11のように第2ストッパ414の下向取っ手416を押圧しつつサンプルホルダ300を矢印のように後進運動させる。この際、圧縮弾性体320の圧縮力により前記サンプル支持体316は左側方向に前進されてサンプル20を第1空間部312内に圧着して固定させる。
【0057】
以上、本発明の実施例について詳しく説明したが、本発明は前記実施例に限定されず、本発明が属する技術的思想内で当業者により多くの変形及び改良が可能である。特に、本実施例において前記サンプル支持体316は圧縮弾性体320により進退自在に構成されているが、弾性体の固定点をサンプル支持体316が進退される第2空間部322の左側に位置させることによって、引張り弾性体を用いて前記サンプル支持体316を進退させうるのはもちろんである。また、本実施例では、たとえ第2ストッパ414は圧縮弾性体418を用いて昇降させるものと説明したが、第2ストッパは内部に弾性体が内蔵されていない固定ストッパで構成した後、サンプルホルダ300をサンプル固定補助装置400上に固定させるために前進運動させる時、サンプルホルダ300を時計回り方向または逆時計回り方向に回転させてから前進させ、引き続き第2突起308が第2ストッパ414の係止片を通過した後、サンプルホルダ300を原位置に回転して固定させうるのはもちろんである。
【0058】
【発明の効果】
本発明によれば、スクリューとドライバーとを用いてサンプルを固定させず、弾性体の圧縮力によりサンプルを固定させるためにサンプルの固定力が常に一定に保たれ、さらにサンプルの大きさによって弾性体の弾性力が自動的に調節されてサンプルの割れが防止されうる。したがって、走査電子顕微鏡のサンプルチャンバ104内の各種のOリングに生じたリークが防止されてサンプルチャンバ104の真空度が低下されず、長時間使用でき、かつ外部ガス分子の流入が遮断されて電子銃108のフィラメントチップの寿命がはるかに延びた。
【0059】
また、本発明によれば、従来のサンプルホルダ内にサンプル固定のための作業工程数が10段階余りに至ったが、本発明のサンプル固定補助装置を用いると作業工程数が4段階に減ってサンプルの入替え作業が非常に容易になり、ひいてはヒューマンエラーの発生が著しく減少された。
【0060】
また、本発明によれば、スクリューのような消耗性部品を用いないために部品の需給費用が著しく減少された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の一般のサンプルホルダが装着された垂直走査電子顕微鏡の構造を示す概略図である。
【図2】 従来のサンプルホルダを概略的に示す図面である。
【図3】 図2のIII-III'線に沿って切断した断面図である。
【図4】 本発明の一実施例に係るサンプルホルダを概略的に示す図面である。
【図5】 図4のサンプル装着部を拡大した斜視図である。
【図6】 図4のVI-VI'線に沿って切断した断面図である。
【図7】 本発明の一実施例に係るサンプル固定補助装置を概略的に示す側面図である。
【図8】 図7のサンプル固定補助装置を概略的に示す平面図である。
【図9】 図7のサンプル固定補助装置上にサンプルを固定するためにサンプルホルダを装着した段階を示す図面である。
【図10】 図9においてサンプルホルダを前進させてサンプルをサンプルホルダ内に挿入させた段階を示す図面である。
【図11】 図10においてサンプルホルダ内にサンプルを挿入させた後、サンプルホルダを後進させてサンプルを固定させた段階を示す図面である。
【図12】 図7のサンプル固定補助装置を用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定させる方法を各段階別に示す概略的な平面図である。
【図13】 図7のサンプル固定補助装置を用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定させる方法を各段階別に示す概略的な平面図である。
【図14】 図7のサンプル固定補助装置を用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定させる方法を各段階別に示す概略的な平面図である。
【図15】 図7のサンプル固定補助装置を用いてサンプルホルダ内にサンプルを固定させる方法を各段階別に示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
106 予備チャンバ
300 サンプルホルダ
302 第1ホルダ胴体
304 第2ホルダ胴体
306 取っ手
308 第2突起
310 チップ
Claims (18)
- 先端部にサンプルを装着して固定させうるサンプル固定部が形成されており、長手方向に延びたホルダ胴体と、前記サンプル固定部で前記サンプルを上側から挿入して保てるように上側が開放された溝状よりなって前記ホルダ胴体の長手方向に延びた第1空間部と、前記第1空間部内に装着されるサンプルの一側と接触しつつ弾性力により前記サンプルを前記第1空間部内に圧着して固定させうる弾性支持部材とを含み、
前記弾性支持部材が長手方向に進退自在に前記第1空間部の一側と隣接され、前記ホルダ胴体内に長手方向に延長され、上側が開放された溝状の第2空間部が備えられ、
前記第1空間部内へのサンプルの挿入 / 除去を容易にするために前記第1空間部の側面に沿って上側が開放された溝状に第3空間部がさらに備えられていることを特徴とする走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。 - 前記ホルダ胴体は略円形の棒状になっており、先端部に形成された前記サンプル固定部は前記棒状の一部が水平的に除去されて平坦な水平面を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記第1空間部の底部より第3空間部の底部がさらに深く、第1空間部と接する前記第3空間部の端部がラウンドまたは面取されていることを特徴とする請求項1に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記弾性支持部材は、前記第2空間部内で長手方向に進退自在なサンプル支持体と、前記サンプル支持体と結合して前記サンプル支持体をして前記第1空間部内に装着されるサンプルを前記第1空間部内に圧着固定させうる弾性体とを含むことを特徴とする請求項1に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記第2空間部の幅が前記第1空間部の幅より広く、前記サンプル支持体は前記サンプルを前記第1空間部内に長手方向に支持する本体と半径方向に支持する突出部とを備えて平面形状が全体的に“L”字状であることを特徴とする請求項4に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記サンプル支持体の前記突出部の表面が前記本体の表面より低まった段差が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記サンプル支持体の前記本体の表面上に第1突起がさらに形成されており、前記サンプルホルダ胴体の外表面上に第2突起がさらに形成されたことを特徴とする請求項6に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記サンプル支持体の前記突出部の末端部がラウンドされたことを特徴とする請求項6に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記弾性体は圧縮力を用いた圧縮弾性体であることを特徴とする請求項4に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記ホルダ胴体には前記第2空間部と連通される弾性体挿入溝がさらに形成されており、前記圧縮弾性体の一端が前記弾性体挿入溝に挿入され、他端が前記サンプル支持体と接触して前記サンプル支持体を進退自在に構成されたことを特徴とする請求項9に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 前記弾性体は引張り力を用いた引張り弾性体であることを特徴とする請求項4に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ。
- 基板と、前記基板上に一定の高さに形成されており、前端部にサンプル固定部が形成された棒状のサンプルホルダをその上部表面上に支持する第1ホルダ支持台と、前記基板上で前記第1ホルダ支持台と離隔されており、前記第1ホルダ支持台に対応して前記サンプルホルダを水平に支持する第2ホルダ支持台と、前記第1ホルダ支持台の上面上で前記サンプルホルダの前端部から一定の長さ以上の前進運動を防止する第1ストッパと、前記基板上に設けられ、前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上に置かれるサンプルホルダの後進運動を防止する第2ストッパとを含む走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台の上面上には前記棒状のサンプルホルダを装着するための円形溝がさらに形成されたことを特徴とする請求項12に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前記第1ストッパは前記サンプルホルダの前端部の一部が貫通される貫通孔を備え、前記第1ホルダ支持台の上面で前記サンプルホルダに形成される第1突起が前記貫通孔の入口にかかる形に前記サンプルホルダの前進運動を防止することを特徴とする請求項12に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前記第2ストッパは前記サンプルホルダの前進方向に上向く傾斜面と前記傾斜面の末端部から下向く係止片とを備え、前記第1ホルダ支持台の上面で前記サンプルホルダに形成される第2突起が前記係止片にかかる形に前記サンプルホルダの後進運動を防止することを特徴とする請求項12に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前記第2ストッパは圧縮弾性体を内蔵しており、前記サンプルホルダの前進運動時、前記サンプルホルダの第2突起が前記傾斜面に沿って移動しつつ前記第2ストッパを圧縮して下向かせ、前記傾斜面を通過してから前記圧縮弾性体の弾性力により前記第2ストッパが上向いて前記第2突起が前記係止片にかかる形に前記サンプルホルダの後進運動を防止することを特徴とする請求項15に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前記第2ストッパの側面には前記第2ストッパを強制的に下向かせうる下向き取っ手がさらに備えられることを特徴とする請求項16に記載の走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定するための補助装置。
- 前端部にサンプルを装着して固定させるサンプル固定部が形成されており、外表面上に第2突起が形成されている長手方向に延びたホルダ胴体と、前記サンプル固定部で前記サンプルを上側から挿入して保てるように上側が開放され、前記ホルダ胴体の長手方向に延びた第1空間部及び前記第1空間部内に装着されるサンプルの一側と接触しつつ弾性力により前記サンプルを前記第1空間部内に圧着して固定させる第1突起を有する弾性支持部材とを含むサンプルホルダ内にサンプルを固定する方法において、前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上に前記サンプルホルダを装着させる段階と、前記サンプルホルダの第1突起が前記第1ストッパによってかかりつつ前記弾性支持部材を後進させ、同時に第2突起が前記第2ストッパの係止片にかかりつつ前記サンプルホルダの後進運動を防止するように前記サンプルホルダを前記第1ホルダ支持台及び第2ホルダ支持台上で前進位置させる段階と、前記後進された弾性支持部材により確保された第1空間部内にサンプルを装着さする段階と、前記第2ストッパの係止片と前記サンプルホルダの第2突起との係合を解除しつつ前記サンプルホルダを後進させると同時に前記弾性支持部材の弾性力により前記第1空間部内に装着されたサンプルを固定させる段階とを含む走査型電子顕微鏡用サンプルホルダ内にサンプルを固定する方法。
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