JP4202559B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は金属色等の隠蔽性の色彩を有し、それに伴う印刷上の制約や下層の磁気記録層への書き込み・読み取りの確実性を保持した磁気記録媒体に関するもので、特に本発明は、カードに適用したときに価値の高いものである。
【0002】
【従来の技術】
銀行カード、クレジットカード、身分証明書、通帳、あるいは交通機関の切符等のさまざまな用途に、紙やプラスチックの基材に、磁気テープ等の磁気記録層を積層した磁気記録媒体が採用されている。
これら磁気記録媒体は、いずれも基材の一部に磁気記録層を有していて、磁気記録媒体を保持する各人に特有なID情報やその他の情報を記録して保持することができ、これに基づいて、種々の入出力、演算、記憶等を行なわせるものである。
中でも、銀行預金や送金等に使用する銀行カード(またはキャッシュカード)、および、クレジット会社との契約に基づき、現金を扱うことなく決済を行なえるクレジットカードを始めとして、種々のカードが使用されている。
そこで、以降の説明はカードを念頭に行なうが、本発明は広く磁気記録媒体全般に適用できるものである。
なお、この明細書中、用語の「カード」とは、携帯の目的で、ほぼ名刺または手札程度のサイズに統一されているもので、磁気記録層やその他の手段によるID情報やその他の情報を持っており、それぞれの目的に応じて利用されるものを指す。
【0003】
一般のカードには、カードを横長に置いたときの上辺に沿って、その上辺から若干離れた位置に磁気記録層が設置されており、その設置位置は、磁気記録層を利用した情報の書き込み・読み取りが円滑にできるよう、統一されている。
磁気記録層としては、蒸着によって形成した金属色のものもあるが、一般的には、磁性酸化鉄粉を塗料中に分散させて、直接塗布したり、別の基体に塗布したものを転写する等により形成したものであり、いずれにしろ、磁性参加鉄粉に由来する茶色等の比較的濃い色を持っているため、磁気記録層を表側に配置するときは、その部分を外して印刷しなければならない等の制約があった。
【0004】
近年、磁気記録層上を適宜な色彩で着色かつ隠蔽したカードを使用する動きがあり、一般的な彩色を施すよりも、もっと違った外観を与えるため、磁気記録層上のみならずカードの全面を、金属色で彩色し、高級感を与えたものが利用されるようになった。この金属色には、金色、銀色、銅色もしくは青銅色等の金属や合金そのものの色のほかに、銀赤や銀青のように赤色、もしくは青色が金属味を帯びた金属色もある。これらの金属色は、染料もしくは顔料からなる着色剤と金属粉を配合したインキを用いて印刷もしくは塗布して形成される。
金属色のうちでも特に金色を与える金色インキは、隠蔽性を有するアルミニウム粉とアルミニウム粉の銀色を金色に見せるための黄色顔料とを配合して構成されている。因みに、アルミニウム粉のみを配合したものが銀色インキである。
金色を出すためには、黄色顔料の配合量を増やす必要があるが、黄色顔料の配合量を増やすと、アルミニウム粉の配合量が相対的に少なくなるので、インキの隠蔽性が低下する。このため、金色を発色させ、かつ、隠蔽性を確保するために、金色インキを使用するときは、銀色インキにくらべ、塗布厚みを、例えば4〜8μmと厚くする必要があるので、磁気記録層上に金色の隠蔽層を設けたときは、書き込み・読み取りの必要上から、隠蔽層上の模様を1色(1版で印刷すること)に制限する必要がある。
また、特に「金色」を付与した場合には、上層に印刷があってもその印刷を通して金色が幾分見える欠点がある。これは、一般の顔料にくらべ、光の反射率が高く、しかも比較的明度の高い色であるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明においては、金属色顔料を含む金属色塗料もしくは金属色インキを使用して磁気記録層を含む磁気記録媒体の基材上を隠蔽しようとする際に、塗料もしくはインキの盛り量が多くなり、その上に印刷しようとする際に制約を生じる点や、特に、金色を付与した上に印刷する際に、上層の印刷では隠蔽しきれないため、下地の影響を受けてしまう点を解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】
本発明においては、隠蔽層として、隠蔽性、色相、厚み等の異なるものどうしを形成して印刷上の制約を少なくし、また、特に金色を全面に用いることなく、一部に用いることにより、金色上に印刷する際に、金色の影響が出ることを少なくした。
【0007】
第1の発明は、基材上の一部を覆って磁気記録層が積層されており、前記磁気記録層上を含む前記基材上の、少なくとも前記磁気記録層上以外の部分には第1の隠蔽層および第1の模様層が、また、第1の隠蔽層が積層されてない部分には第2の隠蔽層および第2の模様層がそれぞれ積層されており、前記第1の隠蔽層と前記第2の隠蔽層とは、隠蔽性、色相、もしくは厚みの少なくともいずれかが異なることを特徴とする磁気記録媒体に関するものである。
第2の発明は、第1の発明において、同じ厚みで比較した隠蔽性は、前記第1の隠蔽層の隠蔽性の方が第2の隠蔽層の隠蔽性よりも低く、積層された隠蔽層の厚みは第1の隠蔽層の方が第2の隠蔽層よりも厚いことを特徴とする磁気記録媒体に関するものである。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記第1の模様層の厚みが第2の模様層の厚みよりも薄いことを特徴とする磁気記録媒体に関するものである。
第4の発明は、第1〜第3いずれかの発明において、前記第1の隠蔽層が金色の隠蔽層であり、前記第2の隠蔽層が銀色であることを特徴とする磁気記録媒体に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明をカードに適用した一例を示す平面図であり、図2は図1に示すカードのA−A線矢視断面図である。
図1において、磁気記録媒体1は、カード基材2の一部に約7mmの幅の磁気記録層3が、基材2の長辺に平行に、かつ、図1中上側の長辺より余白(磁気記録層の幅とほぼ同じ幅である。)を残して積層されたものである。
図1において、カード基材2のおよそ下半分、即ち、図1中、下側の長辺からカード基材2の下半分より若干上までが、金色に着色されると共に印刷がその上に施された区域4を構成しており、残る図1中上側の部分は、下地が銀色に着色されると共に印刷がその上に施された区域5を構成している。
【0009】
図2は、図1のものをA−A線で切断して矢印方向に眺めた断面図であり、図2に示すように、区域4は、第1の隠蔽層4aと第1の模様層4bとが順に積層された2層の構造からなっており、区域5は第2の隠蔽層5aと第2の模様層5bとが順に積層された2層の構造からなっている。
また磁気記録層3は、磁気記録層3の上面と基材2の上面とが連続した面になるよう、カード基材2に埋め込まれている。
【0010】
基材2としては、磁気記録媒体が携帯中や使用中に折れ曲がったり、破損したりせず、かつ、磁気記録層3への書き込み・読み取りを行なう際に使用する機械内部での走行に支障のない強度と剛性を有しているものが好ましい。
具体的な基材2としては、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレートの構造を持つもの、もしくはポリエチレンテレフタレート樹脂のエチレングリコール部分の一部をシクロヘキサンジメタノールで置き換え、エチレングリコール部分とシクロヘキサンジメタノール部分とをほぼ交互に繰り返した非結晶質のもの。後者はイーストマンケミカル社がPET−Gの名称で販売)、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、ポリスチレン系、ABS、ポリアクリル酸エステル、ポリプロピレン、またはポリエチレン等の合成樹脂のシート、銅、アルミニウム、または錫等の金属シート、もしくは厚紙、特に、樹脂またはラテックスの含浸紙等のうちから選択した、単独のシートまたは複合シートを素材として使用する。
【0011】
基材2を構成する上記素材の厚みは、10μm〜5mm程度である。
カード基材2には隠蔽性を持たせる観点から、隠蔽性の顔料を練り込んだ合成樹脂のシートを使用することが普通である。カード基材2の厚み、素材、層構成の典型例として、厚み0.28mmの白色のポリ塩化ビニル樹脂シートをコアシートとして2枚使用し、その2枚合わせたものに対し、厚み0.1mmの無色透明なポリ塩化ビニル樹脂シートを表裏にオーバーシートとして1枚ずつ使用し、合計厚み0.76mmの4層からなる積層シートにものが挙げられる。
【0012】
磁気記録層3は、通常、6〜13mm幅程度のストライプ状のものであり、基材2の表面に、磁性物質を添加し混練して調製した磁気塗料を用いて直接に塗布して設けるか、一旦、別の薄いプラスチックシート等の基材に塗布し、ストライプ状にカットしてカード基材2上に貼るか、あるいは、一旦、別の仮の基材に剥離可能に積層して磁気記録層転写シートを準備し、転写法により、基材上に転写して形成する。
磁性物質を添加し混練して作製した塗料を用いる以外に、基材2に対して、磁性物質の蒸着やスパッタリング等により気相状態で磁性物質の薄膜を形成して磁気記録層2とする方法によって行なうか、磁気記録媒体の基材とは別の基材上に形成し、その後、ストライプ状にカットして貼るか、転写により適用する等によってもよい。
磁気記録層3としては、公知のものが使用できるが、現在、おもて面磁気ストライプ付き識別カードに関して、JIS X 6301では、抗磁力が52±4KA/mと決められていることから、その範囲のものが好ましく、また、そのための具体的な磁性材料としては、コバルト被着酸化鉄、マグネタイト(Fe34)、マグネヘマタイト(γ−Fe24)、もしくはバリウムフェライトを使用するとよい。
【0013】
基材に、隠蔽性と白色を有する二酸化チタン等を練り込んである場合、通常の印刷であれば、基材そのものの白色をハイライトとして、黄色、赤色、および青色の各プロセスカラーで重ね刷りして、フルカラー印刷とするが、本発明の磁気記録媒体においては、隠蔽層を設けることにより、下地が見えないようにし、好ましくは同時に所定の着色を基材に与える。
隠蔽層4aもしくは5aは、隠蔽性顔料に加えて、必要に応じてその他の着色剤を配合して混練し作製した塗料組成物またはインキ組成物を使用し、適宜な塗布手段もしくは印刷手段により、基材2上に形成する。
【0014】
隠蔽性顔料としては、上記した二酸化チタン以外にも、二酸化鉄、カーボンブラック等の隠蔽性のある顔料も使用できる。
また、一般的な色ではないが、金色、銀色、もしくは銅色等の金属の色相と金属光沢とを持つ金属色顔料も隠蔽性顔料として使用できる。
【0015】
塗布方式としては、ロールコート、グラビアコート、かけ流し、もしくはスプレイコート等の方式が、また印刷方式としては、平版オフセット印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、もしくはフレキソ印刷等の、印刷対象のシートに直接印刷する方式が利用できるが、これら以外にも、転写シートを使用して加圧および/または加熱により行なう転写方式も利用できる。このほか、インキジェット方式や電子写真方式も利用でき、以上のいずれも塗布もしくは印刷の概念に含めるものとする。
【0016】
上記の素材、および形成方式による隠蔽層4aもしくは5aの厚みは0.5〜10μm程度、より好ましくは1〜6μm程度であり、下限未満では、下地を隠蔽する能力が不足し、上限を超えると、磁気記録媒体自体の厚みが増すほか、磁気記録層3上の隠蔽層5aについては、磁気記録層3と書き込み・読み取りのヘッドとのギャップが大きくなることから、書き込み・読み取り上、支障の起きる確率が高くなり、好ましくない。
【0017】
隠蔽層4aもしくは5aの厚みが上記の好ましい範囲であっても、隠蔽層を構成する隠蔽性顔料の隠蔽性は、隠蔽性顔料の種類によって一定ではないので、隠蔽性の比較的低い隠蔽性顔料を使用したときは、隠蔽層の厚みを厚くし、隠蔽性の比較的高い隠蔽性顔料を使用したときは、隠蔽層の厚みを薄くする事が好ましい。
従って、隠蔽層4aもしくは5aとして、異なる隠蔽性顔料を使用した場合には、4aおよび5aの各層の厚みが同一ではなく、異なることがある。このような場合、厚みが厚い方の隠蔽層(仮に隠蔽層4bが該当するとする。)上の模様層4bを薄くし、厚みが薄い方の隠蔽層(5bが該当するとする。)上の模様層5bを厚くして、隠蔽層4aのある部分と5bのある部分とで、隠蔽層の厚みと模様層の厚みとの合計の厚みが、あまり違わないよう、できれば、合計の厚みを揃えるようにすることが、磁気記録媒体の製造上、機械での書き込み・読み取り時の走行性等の観点から好ましい。
模様層4bもしくは5bの厚みの調整は、印刷版、印刷インキもしくは印刷条件の変更によって行なえるが、印刷の色数を適宜に増減することにより行なえ、最も一般的な印刷方式であるオフセット印刷の場合、1色の印刷により形成されるインキの皮膜が約1μm前後であるため、必要な調整厚みが3μmであれば、色数の差を3色、調整厚みが4μmであれば4色とすればよい。
隠蔽層4aおよび5bは、上記したように、▲1▼隠蔽性や▲2▼厚みが異なる場合のみならず、互いに▲3▼色相が異なっている場合でもよく、▲1▼〜▲3▼の要素のいずれかが異なっている場合や2以上の要素が異なっている場合でもよい。
【0018】
磁気記録媒体1をカードとして使用する際に、隠蔽層を金色に着色することがある。金が貴金属であり、金貨等に使えるものであることから、金色に着色することにより、高級イメージや希少イメージを持たせるものである。
ところで、金色顔料は銀色顔料等の他の金属色顔料にくらべ、隠蔽性が低い。このため、金色の隠蔽層は、厚みが5、6μmになることがあるので、隠蔽層上への印刷による模様層は事実上、1色に制限され、ごく単純なパターンや文字を形成することしかできない。従って、せっかく、金色に着色して、高級イメージや希少イメージを持たせようとしても、その上に形成される模様層が単純なものでは、外観意匠上、マイナスである。
また、金色の隠蔽層の上に印刷すると、金色は明度の高い明色であり、かつ色相的にも、黄色味を帯びているために、印刷された模様を透過し、従って、模様を眺めたときに、下地の金色の影響が避けられない。従って、色彩が予め指定してある、記号、マーク、キャラクター、もしくはコーポレートカラー(会社に固有なイメージカラー)等の厳密な再現は難しくなる。
【0019】
そこで、隠蔽層を金色に着色する際には、2色以上の多色模様を形成したい部分を金色以外の金属色、例えば銀色に着色するとよい。銀色は金色に比べると光沢も低く、色相的には灰色であるので、白色にくらべれば、その上の模様への影響の点で幾分劣るが、銀色の上に積層する模様への影響は金色にくらべて小さいからである。
一例として、第1の隠蔽層4aの色相を金色に、第2の隠蔽層5aの色相を銀色とする。模様層の無い状態では、隠蔽性を確保する意味で、金色の隠蔽層4aの厚みは6μmとし、銀色の隠蔽層5aは金色の隠蔽層にくらべ隠蔽性が高いので、厚みは3μmとする。上の模様層4bは、例えば1色の印刷で、1μmの厚みに形成し、銀色の隠蔽層5a上の模様層5bは、例えば、4色の印刷で、4μmの厚みに形成する。
このようにすることにより、隠蔽層と模様層とを合わせた厚みは、金色の区域も銀色の区域も7μmと一定になるので、書き込み・読み取り時の機械内の走行性にも問題が生じない。
【0020】
また、模様層については、金色の隠蔽層の上には、模様を設けないか、もしくは単純で、かつ、意図した色彩との厳密な一致を要しない模様層を積層し、銀色の隠蔽層の上には、意図した色彩との一致を要する複雑な色相、階調の模様層を積層することが好ましい。
このようにすることにより、図1の区域4では基材を隠蔽し、金色の外観を付与することができ、区域5では基材2を隠蔽すると共に、上に重ねた模様への影響がごく少ないので、模様の色彩に指定がある場合でも、指定通りの表現が可能である。
なお、金色の隠蔽層4aと銀色の隠蔽層5aとの境界付近が模様層によって覆われてないと、金色と銀色とが急に変わる違和感が生じる可能性があるので、境界付近、少なくとも銀色の隠蔽層5aの金色の隠蔽層4aと隣接する部分は、なるべく模様層で覆っておくとよい。また、模様層5bのデザイン上の都合で銀色の隠蔽層5aが露出する部分があるときは、透明な黄色のインキで覆って、金色に近く見せることにより、金色と銀色との境界の違和感を緩和してもよい。
【0021】
本発明の磁気記録媒体1には、このほか、この分野で用いられる各種の手段を形成してあっても勿論よい。例えば、必要な文字や説明等の印刷層、エンボス文字、署名のための筆記性層、磁気記録以外の記録ができるものとして光学記録可能な光記録層、またはICもしくはLSI等を任意に選択して、適宜な位置に積層したり、埋設したりしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
第1の発明によれば、異なる外観の第1および第2の隠蔽層と、それぞれの上に積層された第1および第2の模様層とを有しているので、隠蔽層が介在することによる支障を最小限にした磁気記録媒体を提供することができる。
第2の発明によれば、隠蔽性の異なる隠蔽層を有する場合にも、第1の発明と同様な効果を有する、磁気記録媒体を提供することができる。
第3の発明によれば、隠蔽性が低いが厚みのある隠蔽層と、隠蔽性が高いが、厚みのない隠蔽層とが隣接しつつも、第1または第2の発明と同様な効果を有する磁気記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カードへの適用例の平面図である。
【図2】カードへの適用例の断面図である。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体
2 基材
3 磁気記録層
4、5 区域(a;隠蔽層、b;模様層)

Claims (4)

  1. 基材上の一部を覆って磁気記録層が積層されており、前記磁気記録層上を含む前記基材上の、少なくとも前記磁気記録層上以外の部分には第1の隠蔽層および第1の模様層が、また、第1の隠蔽層が積層されてない部分には第2の隠蔽層および第2の模様層がそれぞれ積層されており、前記第1の隠蔽層と前記第2の隠蔽層とは、隠蔽性、色相、もしくは厚みの少なくともいずれかが異なることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 同じ厚みで比較した隠蔽性は、前記第1の隠蔽層の隠蔽性の方が第2の隠蔽層の隠蔽性よりも低く、積層された隠蔽層の厚みは第1の隠蔽層の方が第2の隠蔽層よりも厚いことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。
  3. 前記第1の模様層の厚みが第2の模様層の厚みよりも薄いことを特徴とする請求項1または2記載の磁気記録媒体。
  4. 前記第1の隠蔽層が金色の隠蔽層であり、前記第2の隠蔽層が銀色であることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の磁気記録媒体。
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