JP4197071B2 - 双方向型自動改札機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、双方向型自動改札機に係り、特に、改札処理及び集札処理を同時並行に行えるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、特願平11−114947号等において、自動改札機の筐体内に、改札用(入場用)にも集札用(出場用)にも使用できる、読取ヘッド及び書込ヘッド等からなる乗車券処理部を有するカードハンドラを設けた双方向型自動改札機を提案している。
【0003】
上記提案に係る双方向型自動改札機は、一つの乗車券処理部を改札処理及び集札処理に使用できるので、低コストに製造できるという特長を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記提案に係る双方向型自動改札機は、構造が簡単で低コストに製造することができるので、無人駅や閑散駅に好適な自動改札機であるが、無人駅や閑散駅においても、列車到着時においては、改札処理と集札処理が競合することが考えられる。
【0005】
このように、改札処理と集札処理が競合した場合には、いずれか一方の処理が終了するまで他方の処理ができないという不都合が発生してしまう。
【0006】
そこで、本発明は、上記不都合を解決するためになされたものであって、その目的は、改札処理及び集札処理が同時並行に行える双方向型自動改札機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る自動改札機は、上記目的を達成するために、改札通路に沿って設けられる所定長さを有する筐体内の改札口側及び集札口側に、乗車券類の読取処理等の所定の乗車券処理を行う処理部を有するカードハンドラをそれぞれ設けて、改札処理及び集札処理を同時に行えるようにしたことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、一実施の形態に係る双方向型自動改札機を改札口に設置したときの平面図である。
【0009】
双方向型自動改札機の筐体Gは、改札口側及び集札口側を連絡する改札通路を二分するように、その筐体Gの長手方向が改札通路の中央線に沿うように設置されている。そして、その二分された改札通路の左側が改札通路P1 に形成され、また、その右側が集札通路P2 に形成されている。
【0010】
筐体Gの改札通路P1 の入口側及び集札通路P2 の入口側には、図示しない乗車券類を投入するための改札投入口1a及び集札投入口2aがそれぞれ設けられているとともに、その筐体Gの中央側寄りには、筐体Gに投入された乗車券類を利用者へ返却するための改札取出口1b及び集札取出口2bがそれぞれ設けられている。また、筐体Gの中央部には、利用者へ所定の案内を行うための表示画面3が設けられている。
【0011】
図2には、筐体Gの内部構造の概略構成が示されている。この図2から明らかなように、筐体Gの内部構造は、縦方向の中央線を中心にしてほぼ対称に構成されている。
【0012】
筐体G内の右側の部分、すなわち、改札口側から説明すると、改札投入口1aと改札取出口1bとの間には、改札投入口1aに投入された乗車券類を改札取出口1bに搬送させることのできる、図示しないモータで駆動される蛇行状に設けられた主搬送路L1 が設けられている。
【0013】
主搬送路L1 には、搬送方向(図2の矢印参照)の上流側から下流側にかけて、順に、乗車券類に記録されているデータを読取るための読取ヘッドH1 と、新たなデータを書込むための書込ヘッドH2 と、エドモンソン券に対してパンチ孔をあけるとともに入場駅等の所定の内容を印字するパンチ印字部P1 とが設けられている。
【0014】
図2中、L2 は、パンチ印字部P1 の設けられている主搬送路L1 を迂回する形で設けられた迂回路であって、この迂回路L2 には、ストアードフェアカード(SFカード)に所定の内容を印字し、また、必要に応じてパンチ孔をあけるパンチ印字部P2 が設けられている。この迂回路L2 へのSFカードの取込みは、丸印で示される図示しないソレノイドで駆動されるウイングを介して行われる。
【0015】
図2中、L1 ′は、短縮路であって、書込ヘッドH2 の下流側の主搬送路L1 と改札取出口1b近くの主搬送路L1 との間に設けられている。この短縮路L1 ′への乗車券類(定期券)の取込みは、丸印で示される図示しないソレノイドで駆動されるウイングを介して行なわれる。
【0016】
次に、筐体Gの左側の部分、すなわち、集札口側について説明する。この集札口側の構造で改札口側の構造と異なる点は、エドモンソン券に対してパンチ及び印字を行なうパンチ印字部P1 が省略されていること、書込みへツドH2 の下流側の主搬送路L1 に乗車券類を一時保持することのできる、図示しないソレノイドで駆動されるストッパS1 が設けられていること、迂回路L2 に設けられているウイング(迂回路L2 に示される丸印参照)を介して集札券(エドモンソン券)を集札する集札箱Bが設けられていること、及び集札取出口2bの近くに、複数枚の乗車券類を集めて一括して排出することのできる、図示しないソレノイドで駆動されるストッパS2 が設けられていることである。
【0017】
図2中、Cは、マイクロコンピュータを中心に構成された制御器であって、上述した各ヘッドH1 ,H2 やモータ、あるいはソレノイド等を駆動制御して入出場処理ができるように構成されている。
【0018】
以下、この図2を用いて改札処理及び集札処理の乗車券類の搬送制御動作について、乗車券類別に説明する。
【0019】
(1)定期券による改札処理
定期券が改札投入口1aに投入されると、主搬送路L1 で搬送される間、読取ヘッドH1 でその定期券に記録されているデータが読取られ、その読取られたデータを基に制御器Cで入場用の演算処理が行なわれる。そして、書込ヘッドH2 を介して入場データが定期券に書込まれたのち、短縮路L1 ′及び主搬送路L1 を介して改札取出口1bに排出されて返却される。
【0020】
定期券が有効期間切れ等により無効券と判定されたときは、その旨が表示画面3に表示される。なお、後述するエドモンソン券、又はSFカードが無効券のときも、その無効券は、定期券と同じルートで改札取出口1bに排出されるとともに、表示画面3に入場できない旨が表示される。
【0021】
(2)エドモンソン券による改札処理
改札投入口1aに投入されたエドモンソン券は、主搬送路L1 で搬送される間に、読取ヘッドH1 により記録されているデータが読取られ、次いで、書込ヘッドH2 により入場データが書込まれる。そして、パンチ印字部P1 によりパンチ孔があけられるとともに、入場日時等が印字され、改札取出口1bに排出されて返却される。
【0022】
(3)SFカードによる改札処理
改札投入口1aに投入されたSFカードは、主搬送路L1 で搬送される間に、読取ヘッドH1 により記録されているデータが読取られたのち、書込ヘッドH2 により新たな残額及び入場データが書込まれる。次いで、SFカードは迂回路L2 に導かれ、この迂回路L2 に設けられているパンチ印字部P2 により新たな残額や入場駅等が印字され、必要に応じてパンチ孔があけられる。その後、SFカードは、主搬送路L1 を介して改札取出口1bに排出されて返却される。
【0023】
次に、集札処理の制御動作について述べるが、この集札処理は、上述の改札処理と並行して、すなわち、改札処理と同時に行なうことができる。
【0024】
(1)定期券による集札処理
定期券が集札投入口2aに投入されると、主搬送路L1 で搬送される間、読取ヘッドH1 でその定期券に記録されているデータが読取られ、その読取られたデータを基に制御器Cで出場用の演算処理が行なわれる。そして、書込ヘッドH2 を介して出場データが定期券に書込まれたのち、短縮路L1 ′及び主搬送路L1 を介して集札取出口2bに排出されて返却される。
【0025】
定期券が有効期間切れ等により無効券と判定されたときは、その旨が表示画面3に表示される。なお、後述するエドモンソン券、又はSFカードが無効券のときも、その無効券は、定期券と同じルートで集札取出口2bに排出されるとともに、表示画面3に出場できない旨が表示される。
【0026】
(2)エドモンソン券による集札処理
集札投入口2aに投入されたエドモンソン券は、主搬送路L1 で搬送される間に、読取ヘッドH1 により記録されているデータが読取られ、次いで、書込ヘッドH2 により出場データが書込まれる。そして、そのエドモンソン券は、迂回路L2 を介して集札箱Bに集札される。
【0027】
(3)SFカードによる集札処理
集札投入口2aに投入されたSFカードは、主搬送路L1 で搬送される間に、読取ヘッドH1 により記録されているデータが読取られたのち、書込ヘッドH2 により新たな残額及び出場データが書込まれる。次いで、SFカードは迂回路L2 に導かれ、この迂回路L2 に設けられているパンチ印字部P2 により新たな残額や出場駅等が印字され、必要に応じてパンチ孔があけられる。その後、SFカードは、主搬送路L1 を介して集札取出口2bに排出されて返却される。
【0028】
上述の集札処理は、1枚の乗車券類で出場条件を満たす場合であるが、2枚の乗車券類で一つの出場条件を満たす場合、最初に投入された1枚目の乗車券類はストッパS1 で一時保持され、2枚目の乗車券類待ちとなる。そして、その2枚目に投入された乗車券類で出場が許可できると判定されたとき、そのストッパS1 に保持されていた乗車券類は、集札箱Bに集札され、また、その乗車券類が定期券又はSFカードであれば、集札取出口2bに排出されて返却される。
【0029】
投入された2枚の乗車券類全てを返却する必要がある場合、例えば、乗車券類が2枚とも定期券の場合は、2枚の定期券が集札取出口2bに搬送されてくるまで、ストッパS2 で保持され、2枚の定期券が揃ったときに一括して排出される。
【0030】
ストッパS1 に保持された定期券は、主搬送路L1 を介して集札取出口2bに搬送される。なお、乗車券類を3枚以上処理しようとするときは、その分だけストッパS1 が増設される。
【0031】
また、上述の例では、改札口側及び集札口側において、短縮路L1 ′,L1 ′を設けたが、これら短縮路L1 ′,L1 ′を省略することもできる。しかし、これら短縮路L1 ′,L1 ′設けたときは、乗車券類(定期券)を早く返却できる効果がある。
【0032】
【発明の効果】
本発明に係る双方向型自動改札機は、改札通路に沿って設けられる所定長さを有する筐体内の改札口側及び集札口側に、乗車券類の読取処理等の所定の乗車券処理を行う処理部を有するカードハンドラをそれぞれ設けて、改札処理及び集札処理を同時に行えるようにしたので、改札処理と集札処理とを並行して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る双方向型自動改札機の平面図である。
【図2】筐体の内部構造図である。
【符号の説明】
G 筐体
1a 改札投入口
1b 改札取出口
2a 集札投入口
2b 集札取出口
L1 主搬送路
L1 ′ 短縮路
L2 迂回路
H1 読取ヘッド
H2 書込ヘッド
P1 ,P2 パンチ印字部
B 集札箱
S1 ,S2 ストッパ
Claims (1)
- 改札通路に沿って設けられる所定長さを有する筐体内の改札口側及び集札口側に、乗車券類の読取処理等の所定の乗車券処理を行う処理部を有するカードハンドラをそれぞれ設けて、改札処理及び集札処理を同時に行えるようにしたことを特徴とする双方向型自動改札機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13242899A JP4197071B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 双方向型自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13242899A JP4197071B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 双方向型自動改札機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000322609A JP2000322609A (ja) | 2000-11-24 |
JP4197071B2 true JP4197071B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=15081157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13242899A Expired - Lifetime JP4197071B2 (ja) | 1999-05-13 | 1999-05-13 | 双方向型自動改札機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4197071B2 (ja) |
-
1999
- 1999-05-13 JP JP13242899A patent/JP4197071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000322609A (ja) | 2000-11-24 |
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