JP3435341B2 - 自動改札機 - Google Patents
自動改札機Info
- Publication number
- JP3435341B2 JP3435341B2 JP07521998A JP7521998A JP3435341B2 JP 3435341 B2 JP3435341 B2 JP 3435341B2 JP 07521998 A JP07521998 A JP 07521998A JP 7521998 A JP7521998 A JP 7521998A JP 3435341 B2 JP3435341 B2 JP 3435341B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- commuter pass
- entry
- station
- ticket gate
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動改札機に係り、
特に、一人の利用者の出場時の改札処理に、ストアード
フェアカードと定期券、又は回数券カードと定期券が用
いられるときの自動改札機に関する。 【０００２】 【従来の技術】近年、利用者の利便を図るために、自動
改札機の本体（以下、「本体」という）に、ストアード
フェアカード（以下、「ＳＦカード」という）や回数券
カード（以下、「ＳＲカード」という）を直接投入して
改札処理できる自動改札機が提案されている。 【０００３】ＳＦカードが本体に投入されたときは、入
場の際に、入場データが書込まれるとともに、必要に応
じて初乗運賃が減額処理されて利用者へ返却されるよう
に構成されている。そして、出場の際に、ＳＦカードが
本体に投入されると、出場データが書込まれるととも
に、乗車料金（入場時に初乗運賃が減額処理されている
ときは不足の乗車料金）が減額処理されて利用者に返却
されるように構成されている。 【０００４】ＳＲカードが本体に投入されたときは、入
場の際に、入場データが書込まれるとともに、１回分の
乗車回数が減算され、出場の際に、出場データが書込ま
れて返却されるように構成されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、ＳＦカ
ード又はＳＲカード１枚で入出場する場合は、そのＳＦ
カード又はＳＲカードに入出場データが記録されるとと
もに、その入出場日や入出場駅名、及び残額等の使用履
歴が入出場に対応して記録されるので問題を生じない
が、ＳＦカード又はＳＲカードと定期券とが同時に使用
されると、ＳＦカード又はＳＲカードから余分に減額又
は減算されるおそれがあった。 【０００６】図４の路線図を基にさらに説明すると、あ
る利用者がＡ駅からＣ駅までの有効な定期券を有してい
る場合で、その利用者がＳＦカード又はＳＲカードを用
いてその定期券の有効区間内から入場した場合、その利
用者が定期券とＳＦカード、又は定期券とＳＲカードを
Ｃ駅に設けられた本体に挿入すると、実際に乗車した区
間が定期券の乗車区間内であるにもかかわらず、ＳＦカ
ード又はＳＲカードから減額又は減算される不都合が発
生してしまう。 【０００７】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ＳＦカード又
はＳＲカードが定期券の乗車区間内で用いられたとき
に、ＳＦカード又はＳＲカードから減額又は減算されな
いようにした自動改札機を提供することにある。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明に係る自動改札機
は、上記目的を達成するために、一人の利用者の出場処
理にＳＦカード又はＳＲカード及び定期券が使用される
ときの自動改札機であって、本体に投入されたＳＦカー
ド又はＳＲカードから入場駅を抽出する入場駅抽出手段
と、前記本体に投入された定期券から乗車区間を抽出す
る乗車区間抽出手段と、投入されたＳＦカード又はＳＲ
カードから入場駅が抽出され、その抽出された入場駅が
投入された定期券の乗車区間内で、かつ、そのＳＦカー
ド又はＳＲカードの乗車区間がその投入された定期券の
乗車区間に含まれるときに、そのＳＦカード又はＳＲカ
ードの入場時の減額あるいは減算を元の状態に戻すキャ
ンセル処理を行うキャンセル処理手段と、を有すること
を特徴としている。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る自動
改札機の概略構成図であって、本体ａの長手方向の一端
側には投入口１が設けられているとともに、他端側には
排出口２が設けられている。 【００１０】本体ａ内には、投入口１からＳＦカード又
はＳＲカード（以下、ＳＦカードで説明する。）（図
１では券）と定期券（図１券）とが積層して一括
投入されたときに１枚ずつに分離する分離部３が設けら
れているとともに、モータＭにより駆動されるベルトコ
ンベアからなる周知の搬送路４が配設されている。この
搬送路４は、整列搬送路４ａと主搬送路４ｂと排出搬送
路４ｃとから構成されていて、このうち整列搬送路４ａ
は投入口１から投入されたＳＦカード及び定期券を
整列する機能を有している。また、主搬送路４ｂと排出
搬送路４ｃとの間には、本体ａ内に投入された乗車券を
排出口２へ返却することなく回収箱５へ回収するときに
作動するウイングＷが設けられている。 【００１１】なお、上記分離部３を省略して、本体ａを
一枚投入型とすることもできる。この場合は、ＳＦカー
ドと定期券は、投入口１に１枚ずつ投入される。 【００１２】主搬送路４ｂの搬送路中には、投入口１か
ら排出口２に向かう搬送方向の上流側から順に、ＳＦカ
ード及び定期券に記録されている磁気データをそれ
ぞれ読取るための磁気ヘッドＨ1 と、一対のストッパＳ
1 ，Ｓ2 と、磁気ヘッドＨ1で読取ったデータをマイク
ロコンピュータを中心に構成された制御器Ｃで演算処理
し、その演算結果をＳＦカード及び定期券にそれぞ
れ書込むための磁気ヘッドＨ2 と、書込まれたデータが
正しく記録されている否かをチェックするためベリファ
イ用の磁気ヘッドＨ3 が設けられている。また、排出搬
送路４ｃには、ＳＦカード及び定期券を一括して排
出するためのストッパＳ3 が設けられている。 【００１３】一対のストッパＳ1 ，Ｓ2 は、図示しない
ソレノイドで駆動されるとともに、主搬送路４ｂに直列
に設けられていて、後述するＣＰＵの演算処理の結果、
有効券と判定されたＳＦカード及び定期券を１枚ず
つ一時保持することができるように構成されている。ま
た、ストッパＳ3 も図示しないソレノイドで駆動され、
ＳＦカード及び定期券が排出口２に排出されるまで
一時保持し、両券，が排出されてきたときに排出口
２に一括して排出できるように構成されている。 【００１４】なお、図示しないが、主搬送路４ｂには、
演算結果によりパンチングの必要な乗車券やＳＦカード
にパンチ孔をあけるためのパンチングユニットと、演
算結果により印字の必要な乗車券やＳＦカードに所定
の内容を印字するためのサーマルヘッドからなる印字ユ
ニットとを有している。 【００１５】図中９は、排出口３の近傍に設けられた表
示部であり、図示しないスピーカとともに、利用者に対
して所定の案内を行えるように構成されている。また、
図中Ｄは、改札通路を開閉するドアである。 【００１６】図２は、制御器Ｃの電気的構成を示すブロ
ック図であって、中央処理部（ＣＰＵ）２０は、ＲＯＭ
等の不揮発の記憶装置（図２ではＲＯＭ）２１に格納さ
れているシステムプログラムとＲＡＭ２２に格納されて
いるワーキングデータとを用いて演算処理を行ない、そ
して、このＣＰＵ２０は、Ｉ／Ｏユニット２３を介し
て、各磁気ヘッドＨ1 〜Ｈ3 と接続されたリードライト
（Ｒ／Ｗ）ドライバ２４と、ウイングＷを駆動するウイ
ングドライバ２５と、表示部９を制御する表示ドライバ
２６と、各ストッパＳ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 用のソレノイド
（図示せず）を駆動するストッパドライバ２７と、ドア
Ｄを駆動するドアドライバ２８とが接続されている。な
お、このＩ／Ｏユニット２３には、乗車券や定期券等の
位置を検出するセンサ等の各種センサ類や、パンチング
ユニットあるいはサーマルヘッドなどの各種ドライバな
どが接続されているが、ここでは省略されている。 【００１７】次に、図３のフローチャート及び図４の路
線図を用いて制御動作を説明する。本体１は、図４のＣ
駅に設置されている出場用の自動改札機とし、Ａ駅の入
場データの記録されていない定期券とＢ駅の入場デー
タの記録されているＳＦカードの二枚で、すなわち、
図４の矢印で示される乗車ルートの場合を例にして説明
する。 【００１８】今、本体ａの投入口１にＳＦカード及び
定期券が投入されたとする（ステップ１００肯定。以
下、ステップを「Ｓ」とする。）。投入されたＳＦカー
ド及び定期券のうち、分離部３から最初に定期券
が磁気ヘッドＨ1 に送出されたとする。したがって、定
期券は、磁気ヘッドＨ1 を介して記録されている入場
駅や乗車区間等のデータが読取られてＣＰＵ２０の演算
処理に用いられた後、ストッパＳ1 で保持される。次い
で、ＳＦカードが磁気ヘッドＨ1 に送出されて入場駅
等のデータの読取りが行われて、その読取られたデータ
が演算処理に供されるとともに、そのＳＦカードは、
ストッパＳ2 に保持される（Ｓ１０２）。 【００１９】なお、図３のフローチャートでは省略され
ているが、このＣＰＵ２０の演算処理の結果、ＳＦカー
ド及び定期券が共に無効券の場合は出場を許可でき
ないので、ドアＤが閉じられるとともに、投入されたＳ
Ｆカード及び定期券は排出口２に排出されて利用者
へ返却される。また、本体ａが１枚投入型の場合、入場
データのあるＳＦカードが入場データのない定期券
よりも先に本体ａに投入され、その投入から所定時間
（例えば５秒間）以内にその定期券が投入されないと
きは、定期券を所持していないと見なして、入場駅か
らＣ駅までの乗車料金がＳＦカードから減額処理され
る。 【００２０】さて、ＳＦカードの読取られたデータ中
に入場駅があれば、その入場駅が定期券の読取られた
乗車区間データ中に存在するか否かが判定される（Ｓ１
０４肯定、Ｓ１０６肯定）。図４の例では、ＳＦカード
の入場駅（Ｂ駅）は、定期券の乗車区間（Ａ駅から
Ｃ駅）内にあるので、利用者は、定期券のみで入出場
条件を満たしている。 【００２１】したがって、ＳＦカードに記録されてい
る入場データを消去するとともに、Ｂ駅入場時に初乗運
賃が減額されているときは、その減額された料金を返還
するキャンセル処理が行われる（Ｓ１０８）。 【００２２】なお、定期券に入場データがある場合は
（Ｓ１０４否定）、ＳＦカードは誤投入であるので、
そのＳＦカードは無処理のまま返却される。また、定
期券に入場データがあっても、出場駅が定期券の乗
車区間外のときは（Ｓ１０６否定）、乗越分がＳＦカー
ドから減額処理される。 【００２３】上述の例は、ＳＦカードと定期券とが
用いられた場合であるが、ＳＲカードと定期券が用いら
れた場合も同様に処理される。 【００２４】すなわち、定期券の乗車区間内で入場した
ＳＲカードは、出場のときに減算した乗車回数を元に戻
すキャンセル処理が行われる。 【００２５】 【発明の効果】本発明に係る自動改札機は、本体に投入
されたＳＦカード又はＳＲカードから入場駅を抽出する
入場駅抽出手段と、前記本体に投入された定期券から乗
車区間を抽出する乗車区間抽出手段と、投入されたＳＦ
カード又はＳＲカードから入場駅が抽出され、その抽出
された入場駅が投入された定期券の乗車区間内で、か
つ、そのＳＦカード又はＳＲカードの乗車区間がその投
入された定期券の乗車区間に含まれるときに、そのＳＦ
カード又はＳＲカードの入場時の減額あるいは減算を元
の状態に戻すキャンセル処理を行うキャンセル処理手段
とからなるので、減額されたＳＦカード、又は減算され
たＳＲカードをキャンセル処理することができる。
特に、一人の利用者の出場時の改札処理に、ストアード
フェアカードと定期券、又は回数券カードと定期券が用
いられるときの自動改札機に関する。 【０００２】 【従来の技術】近年、利用者の利便を図るために、自動
改札機の本体（以下、「本体」という）に、ストアード
フェアカード（以下、「ＳＦカード」という）や回数券
カード（以下、「ＳＲカード」という）を直接投入して
改札処理できる自動改札機が提案されている。 【０００３】ＳＦカードが本体に投入されたときは、入
場の際に、入場データが書込まれるとともに、必要に応
じて初乗運賃が減額処理されて利用者へ返却されるよう
に構成されている。そして、出場の際に、ＳＦカードが
本体に投入されると、出場データが書込まれるととも
に、乗車料金（入場時に初乗運賃が減額処理されている
ときは不足の乗車料金）が減額処理されて利用者に返却
されるように構成されている。 【０００４】ＳＲカードが本体に投入されたときは、入
場の際に、入場データが書込まれるとともに、１回分の
乗車回数が減算され、出場の際に、出場データが書込ま
れて返却されるように構成されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】上述のように、ＳＦカ
ード又はＳＲカード１枚で入出場する場合は、そのＳＦ
カード又はＳＲカードに入出場データが記録されるとと
もに、その入出場日や入出場駅名、及び残額等の使用履
歴が入出場に対応して記録されるので問題を生じない
が、ＳＦカード又はＳＲカードと定期券とが同時に使用
されると、ＳＦカード又はＳＲカードから余分に減額又
は減算されるおそれがあった。 【０００６】図４の路線図を基にさらに説明すると、あ
る利用者がＡ駅からＣ駅までの有効な定期券を有してい
る場合で、その利用者がＳＦカード又はＳＲカードを用
いてその定期券の有効区間内から入場した場合、その利
用者が定期券とＳＦカード、又は定期券とＳＲカードを
Ｃ駅に設けられた本体に挿入すると、実際に乗車した区
間が定期券の乗車区間内であるにもかかわらず、ＳＦカ
ード又はＳＲカードから減額又は減算される不都合が発
生してしまう。 【０００７】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ＳＦカード又
はＳＲカードが定期券の乗車区間内で用いられたとき
に、ＳＦカード又はＳＲカードから減額又は減算されな
いようにした自動改札機を提供することにある。 【０００８】 【課題を解決するための手段】本発明に係る自動改札機
は、上記目的を達成するために、一人の利用者の出場処
理にＳＦカード又はＳＲカード及び定期券が使用される
ときの自動改札機であって、本体に投入されたＳＦカー
ド又はＳＲカードから入場駅を抽出する入場駅抽出手段
と、前記本体に投入された定期券から乗車区間を抽出す
る乗車区間抽出手段と、投入されたＳＦカード又はＳＲ
カードから入場駅が抽出され、その抽出された入場駅が
投入された定期券の乗車区間内で、かつ、そのＳＦカー
ド又はＳＲカードの乗車区間がその投入された定期券の
乗車区間に含まれるときに、そのＳＦカード又はＳＲカ
ードの入場時の減額あるいは減算を元の状態に戻すキャ
ンセル処理を行うキャンセル処理手段と、を有すること
を特徴としている。 【０００９】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、一実施の形態に係る自動
改札機の概略構成図であって、本体ａの長手方向の一端
側には投入口１が設けられているとともに、他端側には
排出口２が設けられている。 【００１０】本体ａ内には、投入口１からＳＦカード又
はＳＲカード（以下、ＳＦカードで説明する。）（図
１では券）と定期券（図１券）とが積層して一括
投入されたときに１枚ずつに分離する分離部３が設けら
れているとともに、モータＭにより駆動されるベルトコ
ンベアからなる周知の搬送路４が配設されている。この
搬送路４は、整列搬送路４ａと主搬送路４ｂと排出搬送
路４ｃとから構成されていて、このうち整列搬送路４ａ
は投入口１から投入されたＳＦカード及び定期券を
整列する機能を有している。また、主搬送路４ｂと排出
搬送路４ｃとの間には、本体ａ内に投入された乗車券を
排出口２へ返却することなく回収箱５へ回収するときに
作動するウイングＷが設けられている。 【００１１】なお、上記分離部３を省略して、本体ａを
一枚投入型とすることもできる。この場合は、ＳＦカー
ドと定期券は、投入口１に１枚ずつ投入される。 【００１２】主搬送路４ｂの搬送路中には、投入口１か
ら排出口２に向かう搬送方向の上流側から順に、ＳＦカ
ード及び定期券に記録されている磁気データをそれ
ぞれ読取るための磁気ヘッドＨ1 と、一対のストッパＳ
1 ，Ｓ2 と、磁気ヘッドＨ1で読取ったデータをマイク
ロコンピュータを中心に構成された制御器Ｃで演算処理
し、その演算結果をＳＦカード及び定期券にそれぞ
れ書込むための磁気ヘッドＨ2 と、書込まれたデータが
正しく記録されている否かをチェックするためベリファ
イ用の磁気ヘッドＨ3 が設けられている。また、排出搬
送路４ｃには、ＳＦカード及び定期券を一括して排
出するためのストッパＳ3 が設けられている。 【００１３】一対のストッパＳ1 ，Ｓ2 は、図示しない
ソレノイドで駆動されるとともに、主搬送路４ｂに直列
に設けられていて、後述するＣＰＵの演算処理の結果、
有効券と判定されたＳＦカード及び定期券を１枚ず
つ一時保持することができるように構成されている。ま
た、ストッパＳ3 も図示しないソレノイドで駆動され、
ＳＦカード及び定期券が排出口２に排出されるまで
一時保持し、両券，が排出されてきたときに排出口
２に一括して排出できるように構成されている。 【００１４】なお、図示しないが、主搬送路４ｂには、
演算結果によりパンチングの必要な乗車券やＳＦカード
にパンチ孔をあけるためのパンチングユニットと、演
算結果により印字の必要な乗車券やＳＦカードに所定
の内容を印字するためのサーマルヘッドからなる印字ユ
ニットとを有している。 【００１５】図中９は、排出口３の近傍に設けられた表
示部であり、図示しないスピーカとともに、利用者に対
して所定の案内を行えるように構成されている。また、
図中Ｄは、改札通路を開閉するドアである。 【００１６】図２は、制御器Ｃの電気的構成を示すブロ
ック図であって、中央処理部（ＣＰＵ）２０は、ＲＯＭ
等の不揮発の記憶装置（図２ではＲＯＭ）２１に格納さ
れているシステムプログラムとＲＡＭ２２に格納されて
いるワーキングデータとを用いて演算処理を行ない、そ
して、このＣＰＵ２０は、Ｉ／Ｏユニット２３を介し
て、各磁気ヘッドＨ1 〜Ｈ3 と接続されたリードライト
（Ｒ／Ｗ）ドライバ２４と、ウイングＷを駆動するウイ
ングドライバ２５と、表示部９を制御する表示ドライバ
２６と、各ストッパＳ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 用のソレノイド
（図示せず）を駆動するストッパドライバ２７と、ドア
Ｄを駆動するドアドライバ２８とが接続されている。な
お、このＩ／Ｏユニット２３には、乗車券や定期券等の
位置を検出するセンサ等の各種センサ類や、パンチング
ユニットあるいはサーマルヘッドなどの各種ドライバな
どが接続されているが、ここでは省略されている。 【００１７】次に、図３のフローチャート及び図４の路
線図を用いて制御動作を説明する。本体１は、図４のＣ
駅に設置されている出場用の自動改札機とし、Ａ駅の入
場データの記録されていない定期券とＢ駅の入場デー
タの記録されているＳＦカードの二枚で、すなわち、
図４の矢印で示される乗車ルートの場合を例にして説明
する。 【００１８】今、本体ａの投入口１にＳＦカード及び
定期券が投入されたとする（ステップ１００肯定。以
下、ステップを「Ｓ」とする。）。投入されたＳＦカー
ド及び定期券のうち、分離部３から最初に定期券
が磁気ヘッドＨ1 に送出されたとする。したがって、定
期券は、磁気ヘッドＨ1 を介して記録されている入場
駅や乗車区間等のデータが読取られてＣＰＵ２０の演算
処理に用いられた後、ストッパＳ1 で保持される。次い
で、ＳＦカードが磁気ヘッドＨ1 に送出されて入場駅
等のデータの読取りが行われて、その読取られたデータ
が演算処理に供されるとともに、そのＳＦカードは、
ストッパＳ2 に保持される（Ｓ１０２）。 【００１９】なお、図３のフローチャートでは省略され
ているが、このＣＰＵ２０の演算処理の結果、ＳＦカー
ド及び定期券が共に無効券の場合は出場を許可でき
ないので、ドアＤが閉じられるとともに、投入されたＳ
Ｆカード及び定期券は排出口２に排出されて利用者
へ返却される。また、本体ａが１枚投入型の場合、入場
データのあるＳＦカードが入場データのない定期券
よりも先に本体ａに投入され、その投入から所定時間
（例えば５秒間）以内にその定期券が投入されないと
きは、定期券を所持していないと見なして、入場駅か
らＣ駅までの乗車料金がＳＦカードから減額処理され
る。 【００２０】さて、ＳＦカードの読取られたデータ中
に入場駅があれば、その入場駅が定期券の読取られた
乗車区間データ中に存在するか否かが判定される（Ｓ１
０４肯定、Ｓ１０６肯定）。図４の例では、ＳＦカード
の入場駅（Ｂ駅）は、定期券の乗車区間（Ａ駅から
Ｃ駅）内にあるので、利用者は、定期券のみで入出場
条件を満たしている。 【００２１】したがって、ＳＦカードに記録されてい
る入場データを消去するとともに、Ｂ駅入場時に初乗運
賃が減額されているときは、その減額された料金を返還
するキャンセル処理が行われる（Ｓ１０８）。 【００２２】なお、定期券に入場データがある場合は
（Ｓ１０４否定）、ＳＦカードは誤投入であるので、
そのＳＦカードは無処理のまま返却される。また、定
期券に入場データがあっても、出場駅が定期券の乗
車区間外のときは（Ｓ１０６否定）、乗越分がＳＦカー
ドから減額処理される。 【００２３】上述の例は、ＳＦカードと定期券とが
用いられた場合であるが、ＳＲカードと定期券が用いら
れた場合も同様に処理される。 【００２４】すなわち、定期券の乗車区間内で入場した
ＳＲカードは、出場のときに減算した乗車回数を元に戻
すキャンセル処理が行われる。 【００２５】 【発明の効果】本発明に係る自動改札機は、本体に投入
されたＳＦカード又はＳＲカードから入場駅を抽出する
入場駅抽出手段と、前記本体に投入された定期券から乗
車区間を抽出する乗車区間抽出手段と、投入されたＳＦ
カード又はＳＲカードから入場駅が抽出され、その抽出
された入場駅が投入された定期券の乗車区間内で、か
つ、そのＳＦカード又はＳＲカードの乗車区間がその投
入された定期券の乗車区間に含まれるときに、そのＳＦ
カード又はＳＲカードの入場時の減額あるいは減算を元
の状態に戻すキャンセル処理を行うキャンセル処理手段
とからなるので、減額されたＳＦカード、又は減算され
たＳＲカードをキャンセル処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る自動改札機の概略
構成図である。 【図２】制御器の電気的構成を示すブロック図である。 【図３】制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。 【図４】路線図の一例である。 【符号の説明】 １ 自動改札機の本体（本体） ２ 投入口 ３ 排出口 ４ 搬送路 Ｈ1 〜Ｈ3 磁気ヘッド Ｓ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 ストッパ Ｃ 制御器
構成図である。 【図２】制御器の電気的構成を示すブロック図である。 【図３】制御動作を説明するためのフローチャートであ
る。 【図４】路線図の一例である。 【符号の説明】 １ 自動改札機の本体（本体） ２ 投入口 ３ 排出口 ４ 搬送路 Ｈ1 〜Ｈ3 磁気ヘッド Ｓ1 ，Ｓ2 ，Ｓ3 ストッパ Ｃ 制御器
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 昭63−137392（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−152932（ＪＰ，Ａ)
特開 平７−65212（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G07B 15/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 一人の利用者の出場処理にストアードフ
ェアカード又は回数券カード及び定期券が使用されると
きの自動改札機であって、 前記自動改札機の本体に投入されたストアードフェアカ
ード又は回数券カードから入場駅を抽出する入場駅抽出
手段と、 前記自動改札機の本体に投入された定期券から乗車区間
を抽出する乗車区間抽出手段と、 投入されたストアードフェアカード又は回数券カードか
ら入場駅が抽出され、その抽出された入場駅が投入され
た定期券の乗車区間内で、かつ、そのストアードフェア
カード又は回数券カードの乗車区間がその投入された定
期券の乗車区間に含まれるときに、そのストアードフェ
アカード又は回数券カードの入場時の減額あるいは減算
を元の状態に戻すキャンセル処理を行うキャンセル処理
手段と、 を有することを特徴とする自動改札機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07521998A JP3435341B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動改札機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07521998A JP3435341B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動改札機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11272896A JPH11272896A (ja) | 1999-10-08 |
| JP3435341B2 true JP3435341B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=13569901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07521998A Expired - Fee Related JP3435341B2 (ja) | 1998-03-24 | 1998-03-24 | 自動改札機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3435341B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP07521998A patent/JP3435341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11272896A (ja) | 1999-10-08 |
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