JP4196703B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器に関し、たとえば、自動販売機、ショーケース等に適用するフィンアンドチューブ型の熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8(a)に示すように、従来から所定の間隔で平行に並べた複数のフィン100と、平板フィン100を貫通し内部を冷媒が循環する伝熱管110とを備え、平板フィン100に送風して空気と冷媒との間で熱交換する、いわゆるフィンアンドチューブ型の熱交換器が知られている。
【0003】
このフィンアンドチューブ型の熱交換器においては、熱交換性能を高めるために、図8(b)に示すように、伝熱管110と伝熱管110との間にいわゆるルーバと称される微細な切り起こし103を形成した平板フィン100が各種提案されている(特許文献1及び特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−281279号公報
【特許文献2】
特開平2001−141383号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような切り起こし103を形成した、いわゆるルーバフィンは効率が良い一方で、切り起こし103の表面上の空気を乱流化するため、摩擦抵抗が大きくなるので圧力損失が大きい。また、ほこりの堆積や着霜の発生により、伝熱性能が経時劣化する。さらに、薄い平板フィンの表面に形成した微細な切り起こしの形状を維持することが難しい。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みて、圧力損失が少なく、ほこりの堆積や着霜の発生に起因した伝熱性能の経時劣化を抑制する熱交換器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係る熱交換器は、所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィンと、該平板フィンを貫通し内部を冷媒が通過する伝熱管とを備え、前記平板フィンの前縁側から相互間を通過する空気との間で熱交換する熱交換器において、通過する空気に縦渦を発生させる態様で、基部から先端部に向けて漸次幅狭となり、かつ、送風方向に対して迎え角を有した翼部を前記平板フィンの前縁に形成するとともに、前記翼部で発生させた縦渦の影響範囲内に前記伝熱管を配設したことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の請求項2に係る熱交換器は、上記請求項1において、前記伝熱管の送風方向後方に前記平板フィンから切り起こしたウイングレットを形成したことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の請求項3に係る熱交換器は、上記請求項1又は2において、前記平板フィンに親水性処理を施したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る熱交換器の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る熱交換器を図1及び図2に基づいて説明する。なお、図1は本発明の実施の形態1に係る熱交換器の平板フィンの平面図、図2は図1に示した平板フィンに発生させた縦渦を説明する平板フィンの斜視図である。
【0014】
実施の形態1に係る熱交換器は、図8(a)に示したものと同様に、所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィン10と、図1に示すように、平板フィン10を貫通し内部を冷媒が循環する伝熱管20とを備え、平板フィン10に送風して空気と、伝熱管20の内部を循環する冷媒との間で熱交換するものである。
【0015】
平板フィン10は通常0.5mm以下の厚みを有した鋼板を打ち抜いて作成されるが、本実施の形態1に係る平板フィン10は0.3mmの鋼板を打ち抜いて作成してある。
【0016】
この平板フィン10の前縁10aには、翼部11が形成してある。翼部11は、基部(前縁10a)から先端部に向けて漸次幅狭となる二等辺三角形状をなしている。そして、このように形成した平板フィン10の表面は、べーマート処理又は浸水性塗料の塗布などの親水性処理が施してある。
【0017】
また、平板フィン10の送風方向には三列の伝熱管20が千鳥格子状に配設してある。これらの伝熱管20のうち最前列に配設した伝熱管20は、翼部11の頂点(先端部)から送風方向延長線上に伝熱管20の中心がくるように伝熱管20を配設してある。
【0018】
この熱交換器に送風すると、平板フィン10の翼部11の両側に翼部11の内側に回転する一対の縦渦Sが発生し、伝熱管20の根元部に縦渦Sと同一方向に回転する馬蹄形渦が生成される。縦渦Sは、馬蹄形渦の影響を受け、縦渦Sの強さと大きさを促進するとともに、縦渦Sを伝熱管60の根元部に引き寄せる。
【0019】
縦渦Sが平板フィン10の表面に空気を吹き下ろすので、温度境界層を薄くできる。また、馬蹄形渦が縦渦Sを伝熱管20の根元部に引き寄せるので、送風方向後方において死水域の生成を抑制し、伝熱管20の送風方向後方の伝熱を回復できる。この結果、熱交換器は、高い熱伝達性能を発揮する。また、翼部11に発生した縦渦Sにより、平板フィン10の前縁10aに生じた淀み点付近を流れる空気を加速して、ほこりの堆積、着霜の発生を抑制できる。さらに、平板フィン10の表面に親水性処理を施したので、水分を含んだ空気が翼部11に衝突しても着霜することがなく、縦渦Sによる伝熱促進効果が劣化して圧力損失を増加することがない。
【0020】
この熱交換器は従来の技術に係る熱交換器と異なり、ルーバにより乱流化しなないので、空気の流れを寸断することなく、摩擦による圧力損失も小さい。
【0021】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る熱交換器を図3に基づいて説明する。なお、図3は本発明の実施の形態2に係る熱交換器の平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【0022】
実施の形態2に係る熱交換器は、実施の形態1に係る熱交換器と同様に、所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィン30と、平板フィン30を貫通し内部を冷媒が循環する伝熱管40とを備え、平板フィン30に送風して空気と伝熱管の内部を循環する冷媒との間で熱交換するものである。
【0023】
平板フィン30は実施の形態1に係る熱交換器の平板フィン10と同様に、厚さ0.3mmの鋼板を打ち抜いて作成してある。
【0024】
この平板フィン30の前縁30aには、翼部31が形成してある。翼部31は、基部(前縁30a)から先端部に向けて漸次幅狭となる二等辺三角形状をなしており、翼部31で発生した縦渦Sが崩壊しない範囲(失速しない範囲)で送風方向に対して迎え角αを有している。そして、このように形成した平板フィン30の表面は、べーマート処理又は浸水性塗料の塗布などの親水性処理が施してある。
【0025】
また、平板フィン30の送風方向には三列の伝熱管40が千鳥格子状に配設してある。これらの伝熱管40のうち最前列に配設した伝熱管40は、翼部31の頂点(先端部)から送風方向延長線上に伝熱管40の中心がくるように伝熱管40を配設してある。
【0026】
この熱交換器に送風すると、送風方向に対して迎え角αを有する平板フィン30の翼部31の両側に翼部31の内側に回転する強く大きな縦渦Sが発生し、伝熱管40の根元部に縦渦Sと同一方向に回転する馬蹄形渦Hが生成される。縦渦Sは馬蹄形渦Hの影響を受け、縦渦Sの強さと大きさをさらに促進するとともに、縦渦Sを伝熱管40の根元部に引き寄せる。
【0027】
縦渦Sが平板フィン30の表面に空気を吹き下ろすので、温度境界層を一層薄くできる。また、馬蹄形渦Hが縦渦Sを伝熱管40根元部に引き寄せるので、送風方向後方において死水域の生成を抑制し、伝熱管40の送風方向後方の伝熱を回復できる。この結果、熱交換器は、高い熱伝達性能を発揮する。また、翼部31に発生した縦渦Sにより、平板フィン30の前縁30aに生じた淀み点付近を流れる空気を加速して、ほこりの堆積、着霜の発生を抑制できる。さらに、平板フィン30の表面に親水性処理を施したので、水分を含んだ空気が翼部31に衝突しても着霜することがなく、縦渦Sによる伝熱促進効果が劣化して圧力損失を増加することがない。
【0028】
この熱交換機は従来の技術に係る熱交換器と異なり、ルーバにより乱流化しないので、空気の流れを寸断することなく、摩擦による圧力損失も小さい。
【0029】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る熱交換器を図4に基づいて説明する。なお、図4は本発明の実施の形態3に係る熱交換器の平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【0030】
実施の形態3に係る熱交換器は、実施の形態2に係る熱交換器と同様に、所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィン50と、平板フィン50を貫通し内部を冷媒が循環する伝熱管60とを備え、平板フィン50に送風して空気と伝熱管60の内部を循環する冷媒との間で熱交換するものである。
【0031】
平板フィン50は実施の形態2に係る熱交換器の平板フィン30と同様に、厚さ0.3mmの鋼板を打ち抜いて作成してある。
【0032】
この平板フィン50の前縁50aには、翼部51が形成してある。翼部51は、基部(前縁50a)から先端部に向けて漸次幅狭となる二等辺三角形状をなしており、翼部51で発生した縦渦Sが崩壊しない範囲(失速しない範囲)で迎え角αを有している。そして、このように形成した平板フィン50の表面は、べーマート処理又は浸水性塗料の塗布などの親水性処理が施してある。
【0033】
また、平板フィン50の送風方向には三列の伝熱管60が千鳥格子状に配設してある。これらの伝熱管60のうち最前列に配設した伝熱管60は、翼部51の頂点から送風方向延長線と伝熱管60の周縁が近接するように伝熱管60を配設してある。
【0034】
この熱交換器に送風すると、送風方向に対して迎え角αを有する平板フィン50の翼部51の両側に翼部51の内側に回転する縦渦Sが発生し、伝熱管60の根元部に縦渦Sと同一方向に回転する馬蹄形渦Hが生成される。一方の縦渦Sは馬蹄形渦Hの影響を受け、縦渦Sの強さと大きさを促進するとともに、縦渦Sを伝熱管60の根元部に引き寄せる。
【0035】
縦渦Sが平板フィン50の表面に空気を吹き下ろすので、温度境界層を薄くできる。また、馬蹄形渦Hが縦渦Sを伝熱管60の根元部に引き寄せるので、送風方向後方において死水域の生成を抑制し、伝熱管60の送風方向後方の伝熱を回復できる。この結果、熱交換器は、高い熱伝達性能を発揮する。また、翼部51に発生した縦渦Sにより、平板フィン50の前縁50aに生じた淀み点付近を流れる空気を加速して、ほこりの堆積、着霜の発生を抑制できる。さらに、平板フィン50の表面に親水性処理を施したので、水分を含んだ空気が翼部51に衝突しても着霜することがなく、縦渦Sによる伝熱促進効果が劣化して圧力損失を増加することがない。
【0036】
この熱交換器は従来の技術に係る熱交換器と異なり、ルーバにより乱流化しないので、空気の流れを寸断することなく、摩擦による圧力損失も小さい。
【0037】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る熱交換器を図5及び6に基づいて説明する。なお、図5は本発明の実施の形態4に係る熱交換器の平板フィンの平面図、図6は図5に示した平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【0038】
実施の形態4に係る熱交換器は、実施の形態3に係る熱交換器と同様に、所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィン70と、平板フィン70を貫通し内部を冷媒が循環する伝熱管80とを備え、平板フィン70に送風して空気と伝熱管80の内部を循環する冷媒との間で熱交換するものである。
【0039】
平板フィンは実施の形態3に係る熱交換器の平板フィン50と同様に、厚さ0.3mmの鋼板を打ち抜いて作成してある。
【0040】
この平板フィン70の前縁70aには、翼部71が形成してある。翼部71は、基部(前縁70a)から先端部に向けて漸次幅狭となる二等辺三角形状をなしており、翼部71で発生した縦渦Sが崩壊しない範囲(失速しない範囲)で迎え角αを有している。
【0041】
また、平板フィン70の送風方向には三列の伝熱管80,81,82が千鳥格子状に配設してある。これらの伝熱管80,81,82のうち最前列に配設した伝熱管80は、翼部71の頂点から送風方向延長線に伝熱管81の中心がくるように伝熱管81を配設してある。
【0042】
さらに、伝熱管80の送風方向に対して斜め後方に平板フィン70から切り起こしたウイングレット72が形成してある。このウイングレット72は平板フィン70を流れる空気に対して迎え角と傾斜角とを有している。そして、このように形成した平板フィン50の表面は、べーマート処理又は浸水性塗料の塗布などの親水性処理が施してある。
【0043】
この熱交換器に送風すると、送風方向に対して迎え角αを有する平板フィン70の翼部71の両側に翼部71の内側に回転する縦渦Sが発生し、伝熱管80の根元部に縦渦Sと同一方向に回転する馬蹄形渦Hが生成される。縦渦Sは馬蹄形渦Hの影響を受け、縦渦Sの強さと大きさを促進するとともに、縦渦Sを伝熱管80の根元部に引き寄せる。
【0044】
縦渦Sが平板フィン70の表面に空気を吹き下ろすので、温度境界層を薄くできる。また、馬蹄形渦Hが縦渦Sを伝熱管80の根元部に引き寄せるので、伝熱管80の送風方向後方において死水域の生成を抑制し、伝熱管80の送風方向後方の伝熱を回復できる。
【0045】
さらに、ウイングレット72を横切って流れる空気に、ウイングレット72の先端側に偏向した強い旋回成分が生じ伝熱管80の送風方向後方の死水域に空気を引き寄せる。このため、平板フィン70の前縁70aに発生した縦渦Sとともに伝熱管80の送風方向後方の死水域で発達する温度境界層を薄くできる。したがって、伝熱管80の送風方向後方の死水域の伝熱回復を大幅に得ることできる。この結果、熱交換器は、高い熱伝達性能を発揮する。
【0046】
また、翼部71に発生した縦渦Sにより、平板フィン70の前縁70aに生じた淀み点付近を流れる空気を加速して、ほこりの堆積、着霜の発生を抑制できる。平板フィン70の表面に親水性処理を施したので、水分を含んだ空気が翼部71とウイングレット72とに衝突しても着霜することがなく、縦渦Sによる伝熱促進効果が劣化して圧力損失を増加することがない。
【0047】
この熱交換器は従来の技術に係る熱交換器と異なり、ルーバにより乱流化しないので、空気の流れを寸断することなく、摩擦による圧力損失も小さい。
【0048】
以上説明したように、実施の形態1〜4に係る熱交換器の平板フィンは、フィンの前縁に翼部を形成したが、図7に示すように、翼部91を連ねて鋸歯状の前縁としたものであっても良い。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る熱交換器によれば、平板フィンの前縁に基部から先端部に向けて漸次幅狭となる翼部を形成したので、平板フィンの表面に送風方向に翼部の内側に渦巻き状に流れる縦渦を発生する。この縦渦により、平板フィンの表面の温度境界層を薄くでき、伝熱効果を促進できる。また、平板フィンの前縁に生成された淀み点付近は、平板フィンの表面に発生した縦渦により、空気の流れを加速してフィン前縁にほこりの堆積や着霜の発生を抑制できる。さらに、送風された空気の流れを寸断しないので圧力損失を小さく保つことができる。
【0050】
また、平板フィンの前縁に形成した翼部で発生した縦渦の影響範囲内に前記伝熱管を配設したので、縦渦と伝熱管の根元部に生成された馬蹄形渦とが干渉し、縦渦が強力かつ強大になり伝熱管周りに引きつけられる。このため、伝熱管周りの温度境界層を薄くでき、伝熱管の送風方向後方の死水領域の生成を抑制し、伝熱管の送風方向後方の伝熱を促進できる。
【0051】
さらに、翼部が迎え角を有するので、平板フィンの表面に強くかつ大きな縦渦を生成できる。この縦渦により、平板フィンの表面の温度境界層をより薄くでき、さらに伝熱効果を促進できる。また、前縁の前縁に生成された淀み点付近は、平板フィンの表面に発生した縦渦により、空気の流れを加速してフィン前縁にほこりの堆積や着霜の発生を抑制できる。さらに、送風された空気の流れを寸断しないので圧力損失を小さく保つことができる。
【0052】
また、本発明の請求項2に係る熱交換器によれば、伝熱管の送風方向後方に平板フィンのから切り起こしたウイングレットを形成したので、ウイングレットを横切る空気の流れの中にはウイングレットの先端部側に偏向した強い旋回成分が生じ、伝熱管の送風方向後方の死水領域に空気を引きつける。このため、平板フィンの前縁に発生した縦渦とともに伝熱管の送風方向後方の死水域で発達する温度境界層をさらに薄くでき、伝熱管の送風方向後方の死水領域の伝熱効果を大幅に促進できる。
【0053】
また、本発明の請求項3に係る熱交換器によれば、平板フィンに親水性処理を施したので、平板フィンの前縁で空気中の水分が凝縮し着霜することがなく、伝熱促進効果の劣化や圧力損失を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る熱交換器の平板フィンを説明する平面図である。
【図2】図1に示した平板フィンに発生した縦渦を説明する斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る熱交換器の平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る熱交換器の平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係る熱交換器の平板フィンの平面図である。
【図6】図5に示した平板フィンに発生した縦渦と馬蹄形渦とを説明する平板フィンの斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る熱交換器の平板フィンの変形例を示した平面図である。
【図8】(a)は従来の技術に係る熱交換器の斜視図、(b)従来の技術に係る熱交換器の平板フィンを示した平面図である。
【符号の説明】
10,30,50,70 平板フィン
10a,30a,50a,70a 前縁
11,31,51,71,91 翼部
20,40,60,80 伝熱管
S 縦渦
H 馬蹄形渦
α 迎え角
Claims (3)
- 所定の間隔で平行に並べた複数の平板フィンと、該平板フィンを貫通し内部を冷媒が通過する伝熱管とを備え、前記平板フィンの前縁側から相互間を通過する空気との間で熱交換する熱交換器において、
通過する空気に縦渦を発生させる態様で、基部から先端部に向けて漸次幅狭となり、かつ、送風方向に対して迎え角を有した翼部を前記平板フィンの前縁に形成するとともに、前記翼部で発生させた縦渦の影響範囲内に前記伝熱管を配設したことを特徴とする熱交換器。 - 前記伝熱管の送風方向後方に前記平板フィンから切り起こしたウイングレットを形成したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記平板フィンに親水性処理を施したことを特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換器。
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