JP4196151B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内燃機関の燃料噴射装置の燃料の圧力を高圧にすることが求められている。従来の燃料噴射装置では、弁ボディの内部にノズルニードルを往復移動可能に収容し、弁座にノズルニードルが着座するとき閉弁する。ノズルニードルはコイルスプリングにより閉じ方向に付勢され、このコイルスプリングを抗する方向に電磁コイルへの通電によりノズルニードルが弁座から離れることで開弁する。このような電磁弁を備えた燃料噴射装置では、コイル巻数を増加することにより磁気吸引力を増大し、高圧の燃料圧力での作動を可能にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の燃料噴射装置では、弁ボディの外径を増大すると、ノズルニードルの重量が増大し、コイルへの通電消費量が増大する。また、ノズルニードルの閉弁応答性を確保するにはコイルスプリング力を増大することが不可欠になる。コイルの巻数を増加すると、巻かれたコイルの外径が大きくなる。
【0004】
本発明は、高圧の燃料圧力下での作動を可能にしつつ、コイルの巻数を減少し、またコイルの外径を小さくすることを可能にした構造をもつ燃料噴射装置を提供することを目的とする。
本発明の別の目的は、装置本体の体格を小さくすることと高圧の燃料圧力下で作動することとを両立可能な構造をもつ燃料噴射装置を提供することにある。
【0005】
請求項1に記載の燃料噴射装置によると、弁ボディの弁座に当接可能なノズルニードルに機械的に連結される可動体は筒状であって、外壁が弁ボディの案内孔の内壁に案内される大径摺動部と、この大径摺動部のノズルニードル側に形成される小径筒部とを備える。そして、可動体に形成される絞り部があることで、燃料流れ方向について開弁動作時に可動体の入口側の圧力が出口側の圧力よりも大きな圧力を発生させる構造を有する。従って、燃料最大圧力を大きい値に維持しながら付勢手段の設定荷重を小さくすることができる。また、燃料の最大圧力を大きく維持しながらコイルにかける最低可動電圧を小さくすることができる。
【0006】
開弁動作時、コイルにかかる電圧を小さくすることができる。開弁動作時のコイルにかかる電圧を一定にする場合、その定電圧による最高作動燃料圧力を上昇させることができる。
閉弁動作時、閉弁方向のアシスト力を大きくすることができる。したがって燃料の最大圧力を一定にしたとすれば、本発明の燃料噴射装置は付勢手段の設定荷重を小さくすることができる。
【0007】
請求項2記載の燃料噴射装置によると、絞り部は小径筒部に内部の燃料通路と小径筒部の外壁とを連通する通孔であるため、可動体の小径筒部に径方向に通孔をすることで、装置本体の体格を小さくすることと高圧の燃料圧力下で作動することとを両立可能な構造を作ることができる。
請求項3記載の燃料噴射装置によると、絞り部は可動体軸方向に延びる溝からなるため、可動体軸方向に平行な溝を形成することで、装置本体の体格を小さくすることと高圧の燃料圧力下で作動することとを両立可能な構造を作ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の第1実施例による燃料噴射装置を図1に示す。
燃料噴射装置1は、弁部と電磁駆動部とからなる。弁部は、ホルダー14内に固定される弁ボディ12とノズルニードル13と、可動体23とからなる。電磁駆動部は、コイル34、付勢手段としての圧縮コイルスプリング33と、アジャストパイプ32とからなる。
【0009】
弁部については、ホルダー14に固定される弁ボディ12の弁座16にノズルニードル13が当接または離間可能になっている。ノズルニードル13は、弁ボディ12に対し軸方向に移動可能である。弁ボディ12は、噴孔15を有し、弁ボディ12の内部と外部とを連通する。
【0010】
電磁駆動部については、円筒状のパイプ22の内部にコネクター31が圧入により固定されている。コネクター31のノズルニードル13側には、パイプ22の内部に可動体23の大径摺動部24が軸方向に往復移動可能に収容されている。可動体23は円柱状の大径摺動部24と小径筒部25とからなる。大径摺動部24がパイプ22の案内孔28を形成する内壁に軸方向に摺動可能になっている。小径筒部25は、ノズルニードル13の反噴孔側端部131と機械的に連結されている。小径筒部25は、径方向に連通する絞り部としての通孔27が形成されている。この絞り部としての通孔27は、可動体23の中心軸方向に形成される燃料通路26に連通している。
コネクター31は、軸方向に燃料通路70が形成されている。コネクター31の内壁にアジャストパイプ32が固定されている。
【0011】
付勢手段としての圧縮コイルスプリング33は一端が可動体23の大径摺動部24に当接し、他端がアジャストパイプ32に当接している。これにより、可動体23を弁ボディ12の弁座16方向に当接するように付勢している。圧縮コイルスプリング33は、所定の荷重に設定される。この設定荷重は、可動体23の開弁動作時の負荷となり、高圧の燃料圧力の作動を制限する。パイプ22の反噴孔側にはコネクター41が固定されている。このコネクター41は内部に軸方向に連通する燃料通路70を有し、この燃料通路70を形成する内壁にフィルター42が取り付けられている。
弁ハウジング21の内部にはパイプ22の周りにコイル34が配置されている。このコイル34はターミナル35を通して通電される電流により励磁される。
【0012】
電磁駆動部の磁気回路は、可動体23、コネクター31、パイプ22、弁ハウジング21およびホルダー14により構成されている。コイル34が覆うパイプ22の一部は非磁性化されている。
図示しない駆動回路よりターミナル35を通してコイル34に電流が供給されると、磁気吸引力により可動体23はコネクター31側に圧縮コイルスプリング33に抗して吸引作動する。これにより、ノズルニードル13が弁座16から離間する。コイル34へ供給される電流が遮断されると、磁気吸引力が低下し、可動体23がコネクター31から離れて図1で下方に移動し、これに伴いノズルニードル13が弁座16に当接する。これにより閉弁される。
【0013】
以下、この第1実施例の機能について詳述する。
(1)コイル34に非通電の時、圧縮コイルスプリング33の付勢力により可動体23は閉弁方向に付勢され、これによりノズルニードル13が弁ボディ12の弁座16に当接している。この状態が閉弁状態である。
(2)この閉弁状態からコイル34に通電されると、電磁吸引力により可動体23が図1で上方向に移動する。このとき、絞り部27の燃料通路26側の圧力が相対的に大となり、ノズルニードル側の圧力が相対的に小となる。したがって、ノズルニードル13が閉弁方向に働く補助力を増大する。絞り部27があることで、燃料噴射装置の圧縮コイルスプリング33の設定荷重を低減することができる。
【0014】
(3)閉弁状態から開弁動作に移動する直前までは、絞り部27に燃料の流れが発生しないため、可動体23の入口側と出口側の可動体前後差圧が発生せず、圧縮コイルスプリング33の設定荷重も相対的に低くすることができる。このため、開弁応答性が向上し、ダイナミックレンジが拡大するという効果がある。圧縮コイルスプリング33の設定荷重を小さくすると、開弁動作時の応答性を向上することができる。また高圧の燃料圧力で弁開閉動作が可能となる。
【0015】
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図2に示す。
第2実施例は、円筒状のコネクター31の管状厚肉部に軸方向に連通する絞り部51、52を形成した例である。
コネクター31の中空部にはアジャスト部材53が圧入により固定されている。アジャスト部材53は、圧縮コイルスプリング33の設定力を調整するものである。コネクター31に対しアジャスト部材53の軸方向位置に応じて圧縮コイルスプリング33の付勢力が決まる。
コネクター31の軸方向に連通する絞り部51、52はコネクター31の入口側の空間と出口側の空間とを連通する直線形の絞り通路である。
【0016】
可動体23の大径摺動部24の外壁には図3に示すように絞り部としての溝56、57、58、59が形成されている。
この第2実施例においては、第1実施例に比べると、前記(1)、(2)の作用効果があることの他に、閉弁状態から開弁動作に移行する直前までは、絞り部としての溝56,57,58,59に燃料の流れが発生しないため、可動体23の入口側と出口側の可動体前後差圧が発生せず、圧縮コイルスプリング33の設定荷重も相対的に低くすることができる。このため、開弁応答性が向上し、ダイナミックレンジが拡大するという効果がある。圧縮コイルスプリング33の設定荷重を小さくすると、開弁動作時の応答性を向上することができる。また高圧の燃料圧力で弁開閉動作が可能となる。
なお、第2実施例では、絞り部を可動体の外周に設けたが、本発明では絞り部を可動体の内部に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による可動体のIII-III線断面図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射装置
12 弁ボディ
13 ノズルニードル
14 ホルダー
15 噴孔
16 弁座
21 弁ハウジング(弁ボディ)
22 パイプ(弁ボディ)
23 可動体
24 大径摺動部
25 小径筒部
26 燃料通路
27 絞り部
31 コネクター
32 アジャストパイプ
33 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
34 コイル
51 絞り部
52 絞り部
56、57、58、59 溝(絞り部)

Claims (3)

  1. 噴孔、案内孔、及び弁座を有する弁ボディと、
    前記弁座に当接または離間することにより閉弁状態または開弁状態に切り替えるノズルニードルと、
    このノズルニードルの反弁座側に連結され、前記案内孔の内壁に軸方向に摺動可能な可動体と、
    この可動体を閉弁方向に付勢する付勢手段と、
    通電されると励磁され電磁吸引力を発生するコイルとを備えた燃料噴射装置であって、
    前記可動体は、筒状であって、外壁が前記案内孔の内壁に案内される大径摺動部と、この大径摺動部の前記ノズルニードル側に形成される小径筒部とを備え、燃料の入口側と出口側とを連通する絞り部を有し、前記弁ボディは、前記大径摺動部と軸方向に当接するコネクターを備え、当該コネクターは、その入口側の空間と出口側の空間とを連通する絞り部であって、当該出口側の空間においては前記大径摺動部との当接面に連通する絞り部を有することを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 前記絞り部は、前記小径筒部に内部の燃料通路と前記小径筒部の外壁とを連通する通孔であることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 前記絞り部は、前記可動体軸方向に延びる溝からなることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射装置。
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