JP4196045B2 - 布基礎構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリート、セメント、モルタル等で形成された布基礎の表面を乾式工法で化粧してなる布基礎構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図15に示す如く、コンクリート、セメント、モルタル等で形成された布基礎1の表面に化粧を施した布基礎構造は知られている。図15(a)に示す布基礎構造では、布基礎1の表面にセメント、モルタル等の接着層28を介して複数の化粧タイル29を貼着固定している。この場合は湿式工法であり、布基礎1の表面に接着層28となる材料を塗布してその上に複数の化粧タイル29を配設貼着し、その後、同接着層28が硬化するまでの間に手間と時間を要し、しかも、このような湿式工法にあっては、施工に熟練が必要となるものであった。
【0003】
他方、図15(b)に示す布基礎構造では、布基礎1の表面に乾式工法で化粧パネル3が被装取着されて化粧されたものであり、この場合には、前記湿式工法の場合に比して施工が簡略化される。すなわち、この場合、凹凸結合部材30の一方を布基礎1の表面に取着固定し、他方を化粧パネル3の裏面に取着固定し、該凹凸結合部材30の両者を嵌合させて簡単に、同化粧パネル3を前記布基礎1の表面に被装取着することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図15(b)に示した乾式工法に係る従来の技術にあっては、化粧パネル3が布基礎1の表面に対して所定の高さ位置で被装取着されるように、しかも、両凹凸結合部材30が相互に支障なく嵌合されるように、該両凹凸結合部材30は同布基礎1の表面或いは同化粧パネル3の裏面で、相互に対応する高さで向きを揃えて取着固定される必要があり、その相互位置合わせ作業に手間取るものであった。このように、乾式工法であっても、化粧パネル3を被装取着する際の位置合わせ作業に手間取り、施工が別の意味で困難になるという問題を生じるものであった。
【0005】
本発明は、上記従来の技術における問題を悉く解決するために発明されたもので、その課題は、化粧パネルを布基礎の表面に所定の高さ位置で正確且つ容易に位置合わせして被装取着することができ、乾式工法による化粧施工の簡単な布基礎構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の布基礎構造は、布基礎の表面に横長直線状のレール部材を取着固定し、化粧パネルの裏面に横長直線状の凹溝を形成し、該凹溝に結合部材を係合させて複数の同結合部材を相互に間隔をあけて同凹溝に沿い配設固定し、該結合部材を前記レール部材に嵌合させて、同化粧パネルを前記布基礎の表面に被装取着してなる。
【0007】
したがって、この場合、レール部材を布基礎の表面に取着固定し、結合部材を化粧パネルの裏面に固定し、該結合部材を前記レール部材に嵌合させて、同化粧パネルを前記布基礎の表面に乾式工法で簡単に被装取着することができる。しかも、その際、レール部材は横長直線状の長尺であり、該レール部材に嵌合される結合部材が複数で配設されるものであるため、長手方向全長にわたって嵌合するのではなく部分的な嵌合となって、同嵌合作業が楽に行われる。
【0008】
更には、化粧パネルの裏面に形成される横長直線状の凹溝に沿って複数の結合部材が係合され相互に間隔をあけて配設固定されるので、該結合部材は複数であっても同化粧パネルの裏面で同じ高さ位置に揃えられて横長直線状に並設固定される。そして、レール部材を布基礎の表面に前記化粧パネルの凹溝と対応させて取着固定することにより、同レール部材と前記結合部材との位置合わせを正確且つ容易に行うことができる。そのため、乾式工法によって簡単に、化粧パネルを布基礎の表面に所定の高さ位置で被装取着することができる。
【0009】
本発明の請求項2記載の布基礎構造は、上記請求項1記載の布基礎構造において、布基礎の表面と化粧パネルの裏面との間にレール部材及び結合部材を介在させることで、同表裏面間に間隔スペースを形成したことを特徴としている。
【0010】
したがって、この場合は特に、レール部材及び結合部材が介在されることで布基礎の表面と化粧パネルの裏面との間には間隔スペースが形成され、該間隔スペースの断熱作用によって、同化粧パネルはその表面に結露が発生したり凍結で割れたりし難くなる。
【0011】
本発明の請求項3記載の布基礎構造は、上記請求項1又は2記載の布基礎構造において、表側へ開口した断面略コ字型材でレール部材を形成して、該レール部材の開口両端縁に外側へ折曲した係止片部を一体に形成し、裏側へ開口した断面略コ字状に結合部材を形成して、該結合部材の両側片内側に係止凹部を形成し、該両係止凹部を前記両係止片部に係合させることで、同結合部材を前記レール部材に嵌合させたことを特徴としている。
【0012】
したがって、この場合は特に、レール部材及び結合部材がいずれも断面略コ字状で相互に対向して嵌合されるため、該両者の嵌合部位は強固な構造となる。しかも、レール部材と結合部材とはその上下で係止片部と係止凹部とが係合されて相互に嵌合されるため、該両者は安定して確実に嵌合される。
【0013】
本発明の請求項4記載の布基礎構造は、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の布基礎構造において、布基礎の上端角部に該上端角部上面と略面一状となるよう接合される見切り部材を取着固定し、該見切り部材の前端部分には下方へ開口した溝部を形成し、該溝部に化粧パネルの上端部を嵌合保持させて、同化粧パネルの下部をレール部材及び結合部材を介して嵌合取着したことを特徴としている。
【0014】
したがって、この場合は特に、布基礎の上端角部上面と略面一状となる見切り部材の前端部分に下方へ開口した溝部が形成され、化粧パネルの上端部は同溝部に嵌合保持されるため、該化粧パネルの上端部と同布基礎の上端角部との間が同見切り部材で体裁良く覆い納められ、施工仕上がり外観は良好となる。又、その際、化粧パネルの取着位置が若干上下にずれても、該化粧パネルの上端部は見切り部材の溝部に支障なく嵌合保持されて外観良く納まる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明の請求項1〜3に対応する一実施形態を示し、該実施形態の布基礎構造は、布基礎1の表面に横長直線状のレール部材2を取着固定し、化粧パネル3の裏面に横長直線状の凹溝4を形成し、該凹溝4に結合部材5を係合させて複数の同結合部材5を相互に間隔をあけて同凹溝4に沿い配設固定し、該結合部材5を前記レール部材2に嵌合させて、同化粧パネル3を前記布基礎1の表面に被装取着してなる。
【0016】
この場合、表側へ開口した断面略コ字型材でレール部材2を形成して、該レール部材2の開口両端縁に外側へ折曲した係止片部6を一体に形成し、裏側へ開口した断面略コ字状に結合部材5を形成して、該結合部材5の両側片7内側に係止凹部8を形成し、該両係止凹部8を前記両係止片部6に係合させることで、同結合部材5を前記レール部材2に嵌合させている。又、布基礎1の表面と化粧パネル3の裏面との間にレール部材2及び結合部材5を介在させることで、同表裏面間に間隔スペースSを形成してもいる。
【0017】
布基礎1は建物周囲の土台となるもので、コンクリートが打設されたり、コンクリートブロックが設置されたり、これ等の表面にセメント、モルタルが塗布されたりして形成されている。レール部材2はアルミニウム、鉄等の金属或いは合成樹脂でなる偏平な断面略コ字型材で形成され、その上下の両開口端縁に外側へ折曲した係止片部6が一体に形成されており、その底板部13はビス14にて布基礎1の平坦な表面に取着固定されている。この場合、レール部材2は化粧パネル3の凹溝4に対応する高さ位置で略水平に設置されて、その長手方向の複数箇所でビス14にて取着固定されている。
【0018】
化粧パネル3はセメント板、珪酸カルシウム板等の無機質板或いは裏側に断熱材が充填された金属サイディング等でなり、その裏面上下に浅底の凹溝4が配設形成されている。結合部材5は弾性を有する合成樹脂或いは金属で断面略コ字状に形成され、主体ブロック15と両側片7とでなる。ここで、主体ブロック15と両側片7との間に間隙溝16が形成され、同両側片7の内側には段状の係止凹部8が形成され、同両側片7の先端には外側へ折り返った折曲片17が一体に形成されている。そして、主体ブロック15が化粧パネル2の凹溝4に係合され、この状態で該凹溝4の内底面に同主体ブロック15はビス14にて固定される。
【0019】
この場合、結合部材5はその主体ブロック15が凹溝4に係合された状態でスライド移動され得るもので、該スライド移動により同結合部材5相互の間隔が適切となるように位置調整を行った後、容易にビス14にて固定することができる。その際、結合部材5は凹溝4に係合されることでその向きが決まって上下にずれ動くこともなく、ビス14にて容易に固定され、固定された後はレール部材2に対しても容易に嵌合される。
【0020】
更に、結合部材5を前記レール部材2に嵌合させるに際しては、該結合部材5の両側片7が間隙溝16の存在により容易に外側へ弾性変形し、同結合部材5の主体ブロック15が前記レール部材2の係止片部6に当止され、該係止片部6に同両側片7内側の係止凹部8がその弾性復元力によって係合される。このように、複数の結合部材5が横長直線状のレール部材2に係合されて簡単に、しかも、相互にがたつき動かないよう確実に嵌合される。
【0021】
なお、該実施形態においては、前記結合部材5の折曲片17にドライバーの先端を引っかける等して側片7をその弾性に抗し外側へ変形させ、これにより、係止片部6と係止凹部8との係合を解除させて同結合部材5をレール部材2から容易に取り外すこともできる。しかも、化粧パネル3は横方向に複数枚並設され、レール部材2に沿ってスライド移動されて、同化粧パネル3の両端部に形成された合じゃくり状の実部18が相互に係合される。又、布基礎1の上端角部9と化粧パネル3の上端部との間に隙間が形成されてはいるが、該化粧パネル3の上端部と同布基礎1の上端角部上面10とは略同一高さに揃えられている。
【0022】
又、該実施形態において、図4に示す如く、結合部材5を弾性に富んだ合成樹脂で一体に形成し、その主体ブロック15の両側縁部分に突設される両側片7の先端に膨大頭部71を形成し、該膨大頭部71内側の凹段部分を係止凹部8として形成しても良い。この場合、図4(a)に示す如く、化粧パネル3を布基礎1に向かって押圧することで、結合部材5の両側片7はその弾性に抗して上下に拡開変形し、その後に、図4(b)に示す如く、同両側片7内側の係止凹部8にレール部材2の両係止片部6が係合されると、同両側片7はその弾性により復元し、同化粧パネル3が確実に固定される。すなわち、厚肉の膨大頭部71内側の係止凹部8がレール部材2の係止片部6に係合されることで、化粧パネル3は強固に保持固定される。
【0023】
したがって、該実施形態の布基礎構造においては、レール部材2を布基礎1の表面に取着固定し、結合部材5を化粧パネル3の裏面に固定し、該結合部材5を前記レール部材2に嵌合させて、同化粧パネル3を前記布基礎1の表面に乾式工法で簡単に被装取着することができる。しかも、その際、レール部材2は横長直線状の長尺型材であって、該レール部材2に嵌合される結合部材5が複数で配設されるものであるため、長手方向全長にわたって嵌合するのではなく部分的な嵌合となって、同嵌合作業が楽に行われる。
【0024】
更には、化粧パネル3の裏面に形成される横長直線状の凹溝4に沿って複数の結合部材5が係合され相互に間隔をあけて配設固定されるので、該結合部材5は複数であっても同化粧パネル3の裏面で同じ高さ位置に揃えられて横長直線状に並設固定される。なお、この場合、結合部材5を所望の数だけ所望の間隔にして凹溝4に配設することもできる。そして、レール部材2を布基礎1の表面に前記化粧パネル3の凹溝4と対応させて取着固定することにより、同レール部材2と前記結合部材5との位置合わせを正確且つ容易に行うことができる。それ故、化粧パネル3を乾式工法によって簡単に、布基礎1の表面に所定の高さ位置で傾きなく外観良好に被装取着することができる。
【0025】
又、この場合、レール部材2及び結合部材5が介在されることで布基礎1の表面と化粧パネル3の裏面との間には間隔スペースSが形成され、該間隔スペースSの断熱作用によって、同化粧パネル3は無機質板であってもその表面に結露が発生したり凍結で割れたりし難くなる。又、レール部材2及び結合部材5がいずれも断面略コ字状で相互に対向して嵌合されるため、該両者の嵌合部位は強固な構造となる。しかも、レール部材2と結合部材5とはその上下で係止片部6と係止凹部8とが係合されて相互に嵌合されるため、該両者はがたつき動かないよう確実に安定して嵌合される。
【0026】
図5、6は、本発明の請求項1〜4全てに対応する別の実施形態を示し、該実施形態の布基礎構造では、布基礎1の上端角部9に該上端角部上面10と略面一状となるよう接合される見切り部材11を取着固定し、該見切り部材11の前端部分には下方へ開口した溝部12を形成し、該溝部12に化粧パネル3の上端部を嵌合保持させて、同化粧パネル3の下部をレール部材2及び結合部材5を介して嵌合取着している。
【0027】
この場合、見切り部材11は押出成形された断面略L字状の型材で、縦辺部19と横辺部20とでなり、アルミニウム、鉄等の金属或いは合成樹脂で形成されたものである。見切り部材11はその縦辺部19がビス14にて布基礎1の表面に取着固定され、その横辺部20が同布基礎1の上端角部上面10と略面一状に連続する。又、横辺部20の前端部分には後片21と前片22とが相互に平行となるよう間隔をあけて一体に垂設されており、該後片21と前片22との間の間隔部分が溝部12となる。
【0028】
又、化粧パネル3の裏面にはその下部にのみ凹溝4が形成されており、該凹溝4に配設固定される複数の結合部材5は、布基礎1の下部表面に取着固定されるレール部材2に嵌合される。その際、先に、前記見切り部材11の溝部12に化粧パネル3の上端部を嵌合保持させ、この状態で、容易に結合部材5をレール部材2に嵌合させることができ、これにより、化粧パネル3は布基礎1の表面に被装取着される。
【0029】
したがって、該実施形態の布基礎構造においては、布基礎1の上端角部上面10と略面一状となる見切り部材11の前端部分に下方へ開口した溝部12が形成されており、化粧パネル3の上端部は同溝部12に嵌合保持されるため、該化粧パネル3の上端部と同布基礎1の上端角部9との間の隙間が同見切り部材11で体裁良く覆い納められ、施工仕上がり外観は良好となる。又、その際、化粧パネル3の取着位置が若干上下にずれても、該化粧パネル3の上端部は見切り部材11の溝部12に支障なく嵌合保持されて外観良く納まる。なお、それ以外は、上記実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0030】
図7〜10は、本発明の請求項1〜4全てに対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の布基礎構造では、見切り部材11が固定部材11aとカバー部材11bとに分割形成されており、施工現場で同固定部材11aとカバー部材11bとは結合一体化され見切り部材11となって溝部12が形成され、該溝部12に化粧パネル3の上端部は嵌合保持されるものである。この場合、見切り部材11の固定部材11a及びカバー部材11bはいずれも、押出成形された型材でアルミニウム、鉄等の金属或いは合成樹脂で形成されたものである。
【0031】
ここで、固定部材11aは、その縦辺部19の表側において、その中程に前方下方へと略L字状に折曲した後受片23が一体に突設され、該後受片23の上側に若干の間隔をあけて断面略両ノコ刃状の凸起条片24が前方へ一体に突設され、該凸起条片24の上側に若干の間隔をあけて同縦辺部19の上端に納め片26が一体に突設されたものである。又、カバー部材11bはその前片22の上端部後側に、内側断面略両ノコ刃状の溝型開口部25が一体に形成されたものである。
【0032】
そして、図8(a)に示す如く、まず、布基礎1の表面において、その下部にレール部材2を取着固定し、その上端角部9に前記見切り部材11の固定部材11aを取着固定し、次いで、図8(b)に示す如く、同レール部材2に結合部材5を嵌合させると共に、図9に示す如く、同固定部材11aの前記後受片23の前面に化粧パネル3の上端部裏面を当接させて、この状態で、前記溝型開口部25を前記凸起条片24に嵌合係止させ、同固定部材11aにカバー部材11bを結合一体化させることにより、同見切り部材11の溝部12に同化粧パネル3の上端部が嵌合保持されて、図7に示す如く、該化粧パネル3は同布基礎1の表面に被装取着される。
【0033】
その際、前記カバー部材11bの溝型開口部25を構成する上下の横片が前記凸起条片24の上下の間隔部分に各々挿入され、同溝型開口部25を構成する上側の横片は前記納め片26の内側に収容されて両者が略面一状に連続する。又、図10に示す如く、布基礎1の表面に並設される複数枚の化粧パネル3を順次に取着する際に、同布基礎1の表面上下に横長状の固定部材11a及びレール部材2を取着固定しておいて、同各化粧パネル3を順次に被装取着する毎に、同固定部材11aよりも短く分割されたカバー部材11bを結合一体化させることにより、見切り部材11が順次に形成されるようになしても良い。なお、それ以外は、上記図5、6に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0034】
図11〜13は、本発明の請求項1〜4全てに対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の布基礎構造では、見切り部材11に形成される溝部12の溝巾寸法が化粧パネル3の厚み寸法よりも大きく形成され、同溝部12を構成する前片22の内側面は断面略ノコ刃状に形成されると共に、該前片22と同化粧パネル3の上端部表面との間の隙間に挿入嵌合係止される楔状体27を備えており、該楔状体27の前側面も断面略ノコ刃状に形成されている。
【0035】
この場合、図12(a)に示す如く、まず、布基礎1の表面において、その下部にレール部材2を取着固定し、その上端角部9に前記見切り部材11を取着固定した後、図12(b)に示す如く、該見切り部材11の溝部12に化粧パネル3の上端部を差し入れて保持させ、この状態で、同レール部材2に結合部材5を容易に嵌合させることができるものである。ここまでは、上記図5、6に示した実施形態と同様に施工される。
【0036】
次に、図13に示す如く、見切り部材11の溝部12内に位置する化粧パネル3の上端部前面と同溝部12を構成する前片22との間の隙間に前記楔状体27が挿入されるもので、その際、該楔状体27は抜け外れないように嵌合係止される。これによって、図11に示す如く、見切り部材11の溝部12に差し入れられた化粧パネル3の上端部はがたつかないよう確実に嵌合保持され、該化粧パネル3が布基礎1の表面に被装取着される。なお、それ以外は、上記図5、6に示した実施形態と同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0037】
図14は、本発明の請求項1〜4全てに対応する更に別の実施形態を示し、該実施形態の布基礎構造では、化粧パネル3の裏面に複数条の凹溝4が等間隔に配設形成されている。この場合、いずれかの凹溝4を選択して該凹溝4に結合部材5を配設固定することができるもので、上記どの実施形態にも対応可能な化粧パネル3となる。なお、それ以外は、上記実施形態のいずれか一つと同様に構成されており、同上記実施形態におけると同様の作用効果が奏される。
【0038】
【発明の効果】
上述の如く、本発明の請求項1記載の布基礎構造においては、複数の結合部材が化粧パネルの裏面で横長直線状に揃えられて並設固定され、レール部材を布基礎の表面に同化粧パネルの凹溝と対応させて取着固定することにより、同レール部材と前記結合部材との位置合わせを正確且つ容易に行うことができる。そのため、乾式工法によって簡単に、化粧パネルを布基礎の表面に所定の高さ位置で被装取着することができ、しかも、その際、横長直線状のレール部材に結合部材は部分的に嵌合され、該嵌合作業が楽に行われる。
【0039】
又、本発明の請求項2記載の布基礎構造においては、特に、布基礎の表面と化粧パネルの裏面との間に間隔スペースが形成されることによって、同化粧パネルはその表面に結露が発生したり凍結で割れたりし難くなる。
【0040】
又、本発明の請求項3記載の布基礎構造においては、特に、レール部材と結合部材とがその上下で係合されて相互に嵌合され、該両者は安定して確実に嵌合され、該嵌合部位が強固な構造にもなる。
【0041】
又、本発明の請求項4記載の布基礎構造においては、特に、化粧パネルの取着位置が若干上下にずれても、該化粧パネルの上端部と布基礎の上端角部との間は見切り部材で体裁良く覆い納められ、施工仕上がり外観が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である布基礎構造を示す縦断面図。
【図2】同布基礎構造の要部を示す拡大縦断面図。
【図3】同布基礎構造の化粧パネルを裏側から見た斜視図。
【図4】同実施形態において結合部材5を異なる形状とした場合の(a)(b)各々施工状態を示す拡大縦断面図。
【図5】別の実施形態である布基礎構造を示す縦断面図。
【図6】同布基礎構造の化粧パネルを裏側から見た斜視図。
【図7】更に別の実施形態である布基礎構造を示す縦断面図。
【図8】同布基礎構造の施工状態を示す(a)(b)各々縦断面図。
【図9】同布基礎構造の要部を分解して示す拡大縦断面図。
【図10】同布基礎構造の施工状態全体を示す概略斜視図。
【図11】更に別の実施形態である布基礎構造を示す縦断面図。
【図12】同布基礎構造の施工状態を示す(a)(b)各々縦断面図。
【図13】同布基礎構造の要部を分解して示す拡大縦断面図。
【図14】更に別の実施形態である布基礎構造の化粧パネルを裏側から見た斜視図。
【図15】従来例である布基礎構造の(a)は湿式工法の例を示す縦断面図(b)は乾式工法の例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 布基礎
2 レール部材
3 化粧パネル
4 凹溝
5 結合部材
6 係止片部
7 側片
8 係止凹部
9 上端角部
10 上端角部上面
11 見切り部材
12 溝部
S 間隔スペース

Claims (4)

  1. 布基礎の表面に横長直線状のレール部材を取着固定し、化粧パネルの裏面に横長直線状の凹溝を形成し、該凹溝に結合部材を係合させて複数の同結合部材を相互に間隔をあけて同凹溝に沿い配設固定し、該結合部材を前記レール部材に嵌合させて、同化粧パネルを前記布基礎の表面に被装取着してなる布基礎構造。
  2. 布基礎の表面と化粧パネルの裏面との間にレール部材及び結合部材を介在させることで、同表裏面間に間隔スペースを形成したことを特徴とする請求項1記載の布基礎構造。
  3. 表側へ開口した断面略コ字型材でレール部材を形成して、該レール部材の開口両端縁に外側へ折曲した係止片部を一体に形成し、裏側へ開口した断面略コ字状に結合部材を形成して、該結合部材の両側片内側に係止凹部を形成し、該両係止凹部を前記両係止片部に係合させることで、同結合部材を前記レール部材に嵌合させたことを特徴とする請求項1又は2記載の布基礎構造。
  4. 布基礎の上端角部に該上端角部上面と略面一状となるよう接合される見切り部材を取着固定し、該見切り部材の前端部分には下方へ開口した溝部を形成し、該溝部に化粧パネルの上端部を嵌合保持させて、同化粧パネルの下部をレール部材及び結合部材を介して嵌合取着したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の布基礎構造。
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