JP4520911B2 - 断熱材の接続構造 - Google Patents

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本発明は、木造建物、鉄骨建物、鉄筋コンクリート(RC)造建物などの新築とリフォームに好適に用いることができる断熱材の接続構造に関するものである。
従来より、断熱材と外装材とからなる断熱壁を壁下地の外側(屋外側)に形成することが行われており、壁下地を既存壁としたリフォームなどとして利用されている。このような断熱壁を形成するにあたっては、断熱材と外装材とを壁下地に取り付けて保持するための壁材留具が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
図16(a)に特許文献1に記載された壁材留具Aの一例を示す。この壁材留具Aは、壁下地2の表面に固定される基板10表面から断熱材3と外装材4を支持するための支持板11が延出され、該支持板11の表裏面には、前記基板10表面にあてがわれる断熱材3を位置決めする係止片12が立設され、該位置決め用の係止片12から前記支持板11の先端側に必要な空間幅Sを隔てて外装材4の端部に掛かり合う一対の位置決め用の係止片13、14が前記支持板11に立設されたものである。
そして、上記壁材留具Aを用いて断熱壁を構築するにあたっては、以下のようにして行う。まず、図16(b)に示すように、柱や桁などの壁下地2の表面に配置した基板10に釘やビスなどの止着具7を打ち込んで固定する。そして、発泡樹脂などからなる断熱材3を基板10と係止片12との間に設置し、次いで繊維補強セメント板などの外装材4を係止片13、14に設置する。外装材4は、上下端縁に互いに嵌合する接合用段部が形成され、係止片13は外装材4の裏面に当接され、係止片14は外装材4に形成した嵌合溝に係合される。このように断熱材3、外装材4の下端を設置して位置決めした後、これらの上端部に上記とは別の壁材留具Aを当てがい、壁下地2に基板10を釘やビスなどの止着具7で固定する。この後、断熱材3、外装材4の上端部に配置した壁材留具Aの上に上記とは別の断熱材3と外装材4とを上記と同様に載置する。このようにして壁材留具Aと断熱材3と外装材4とを順次壁下地2に取り付けていくことによって、壁下地2の外側に断熱壁を形成することができる。
上記の断熱壁では、上下に隣接する断熱材3、3の間に支持板11の厚み分の隙間65が形成されるために、断熱性が損なわれる恐れがある。そこで、図17に示すように、断熱材3、3の外面(屋外側の面)に気密テープ66を断熱材3の幅方向(水平方向)に貼着することにより、上記隙間を略全長に亘って閉塞することが行われているが、気密テープを貼着する手間が必要であり、また、気密テープ66を貼着する際に、外装材4の上端が隙間65と同じ高さに位置するために、気密テープ66の貼着作業が行いにくいという問題があった。
特開2003−74132号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、気密テープを貼着する手間を少なくして断熱性能の高い壁を形成することができる断熱材の接続構造を提供することを目的とするものである。
本発明の断熱材の接続構造は、断熱材3の幅寸法に比べて幅寸法の短い短尺物の壁材留具Aを挟んで隣接する断熱材3、3を接続するようにした断熱材の接続構造において、断熱材3の端部に接続凸部32を設け、壁材留具Aを挟んで断熱材3、3を隣接し、壁材留具Aの設けた部分では接続凸部32を壁材留具Aに押し潰した状態で当接し、壁材留具Aを設けていない部分では隣接する断熱材3、3のうち、一方の断熱材3の端部に設けた接続凸部32を他方の断熱材3に押し潰した状態で当接して成ることを特徴とするものである。
本発明にあっては、接続凸部32を平板状の断熱材本体3aに一体に設けて断熱材3を形成することができる。
また、本発明にあっては、接続凸部32を平板状の断熱材本体3aと別体に形成し、接続凸部32を断熱材本体3aに接着して断熱材3を形成することができる。
また、本発明にあっては、断熱材3の端部に複数の接続凸部32を設けることができる。
断熱材3の端部に接続凸部32を設け、壁材留具Aを挟んで断熱材3、3を隣接し、壁材留具Aの設けた部分では接続凸部32を壁材留具Aに押し潰した状態で当接し、壁材留具Aを設けていない部分では隣接する断熱材3、3のうち、一方の断熱材3の端部に設けた接続凸部32を他方の断熱材3に押し潰した状態で当接することにより、接続凸部32で隣り合う断熱材3、3の間の隙間を閉塞することができ、気密テープを貼着する手間を少なくして断熱性能の高い壁を形成することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明で用いる壁材留具Aは、ステンレス鋼やアルミニウムなどの金属成形品あるいは硬質プラスチックなどのプラスチック成形品などで形成されるものであって、幅寸法が50mm程度のピース物(断熱材3や外装材4の幅寸法に比べて幅寸法が短い短尺物)として形成されている。また、壁材留具Aは、図2(a)(b)に示すように、固定片20、断熱材支持片21、上係止部27、下係止部28、外装材保持部22などを備えて形成されている。
断熱材支持片21は略水平の平板状に形成されている。断熱材支持片21の後端には固定片20が上側に突出して設けられている。固定片20は断熱材支持片21の後端から前側に向って突出するように延設された屈曲部31と、屈曲部31の先端から後側に向かって突出するように延設された傾斜部72と、傾斜部72の先端から上側に向かって突出するように延設された固着部40とで形成されている。固着部40には複数の固着孔41が幅方向に並んで設けられている。尚、固着孔41は必ずしも複数個設ける必要はなく、1個であってもよい。また、断熱材支持片21の後端には挟持片43が下側に突出して設けられている。
断熱材支持片21の前端には、上側に向って突出する上係止部27と、下側に向って突出する下係止部28とが形成されている。上係止部27と下係止部28とは上下に真っ直ぐに並んでおり、上係止部27と下係止部28の内部には空隙部44が形成されている。そして、この上係止部27と下係止部28が通気層形成手段30として形成されている。上係止部27の上部の前面(屋外側面)と下係止部28の下部の前面(屋外側面)は曲面に形成されており、外装材4や断熱材3が差し込みやすくなっている。また、上係止部27と下係止部28の厚み(前後方向の寸法)を変えることにより、外装材4と断熱材3の間に形成される通気層81の寸法を変えることができる。
外装材保持部22は下係止部28の前面に設けられている。従って、外装材保持部22は下係止部28の断熱材支持片21側の面と反対側の面に突設されている。外装材保持部22は下係止部28の前面から上方に向かって略倒く字状に形成される上向き保持片45と、上向き保持片45の下面に突設される断面略倒L字状の下向き保持片46とで形成されている。
そして、上記のような壁材留具Aを用いて断熱壁を形成するにあたっては、次のようにして行う。まず、図3に示すように、壁下地2の下部の表面に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。ここで、図3には下地壁2として既存壁(既存の建物の壁)が示してある。スタータ金具51は、断面略ロ字状の基台57の上面に基台係止部58を突設すると共に基台57の上面後方に取付片59を設け、さらに、基台57の屋外側面に基台保持片60を突設することによって形成されている。そして、スタータ金具51の取付片59と土台水切り50の上部とにビスや釘等の止着具7を挿通して壁下地2に螺入することによって、壁下地2の表面(屋外側面)の下部に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。尚、スタータ金具51はピース物であってもよいし、長尺ものであってもよい。また、止着具7は壁下地2の柱や間柱などに留め付けることができる。
次に、断熱材3をスタータ金具51に支持させる。断熱材3はウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体やグラスウールやロックウールなどの繊維集合体などで形成されるボードを使用することができる。そして、断熱材3の下端部を壁下地2に取り付けたスタータ金具51の基台係止部58と取付片59の間に差し込むことによって、断熱材3をスタータ金具51に保持して支持させる。また、断熱材3と壁下地2の間には気密を確保するためのパッキン67が設けられている。このパッキン67としては、例えば、EPDMゴムを主成分とする発泡樹脂系テープを用いることができる。また、断熱材3と壁下地2の間にはパッキン67の厚み分の密閉層33が形成される。この密閉層33により、断熱効果がさらに向上する。
次に、外装材4をスタータ金具51に支持させる。外装材4は繊維補強セメント板などで平板状に形成されるものであって、その下端には断面略逆V字状の溝部61が形成されている。そして、外装材4の溝部61を壁下地2に取り付けたスタータ金具51の基台保持片60に差し込むことによって、外装材4をスタータ金具51に保持して支持させる。従って、外装材4は断熱材3の屋外側に配置された状態となる。
次に、スタータ金具51で壁下地2の屋外側に配置された上記断熱材3と外装材4の上側に上記壁材留具Aを取り付ける。壁材留具Aを取り付けるにあたっては、図4に示すように、上記スタータ金具51で支持した断熱材3の上端部を壁材留具Aの挟持片43と下係止片28との間に挿入すると共に、上記スタータ金具51で支持した外装材4の上端の係止突部62に外装材保持部22の下向き保持片46を係止し、この後、固定片20の固着部40を止着具7により壁下地2に固定する。このようにして上記断熱材3と外装材4の上側に壁材留具Aを取り付けるが、壁材留具Aは断熱材3と外装材4の幅方向の複数箇所に設けるようにする。
次に、上記壁材留具Aの上にさらに別の断熱材3を載置する。すなわち、新たな断熱材3の下端部を壁下地2に取り付けた上記壁材留具Aの固定片20と上係止部27の間に差し込むことによって、断熱材3を壁材留具Aに保持して支持させる。
次に、上記壁材留具Aにさらに別の外装材4を支持させる。すなわち、新たな外装材4の下端部の溝部61を壁下地2に取り付けた上記壁材留具Aの外装材保持部22の上向き保持片45に差し込むことによって、外装材4を壁材留具Aに保持して支持させる。ここで、この上側の外装材4の下端で下側の外装材4及び壁材留具Aの外装材保持部22を被覆する。
この後、壁材留具Aに支持した上記断熱材3と外装材4の上側にさらに別の壁材留具Aを取り付ける。この壁材留具Aは上記と同様の方法で取り付けることができる。そして、所定数の壁材留具Aと断熱材3と外装材4とを順次取り付ける。
図5は断熱壁の上端付近を示すものであり、最上の断熱材3の上側には木胴縁80が壁下地2に取り付けられている。また、最上の外装材4と断熱材3との間及び最上の外装材4と木胴縁80の間にはスペーサ69が設けられており、この外装材4の表面(屋外面)からスペーサ69を貫通して木胴縁80に止着具7が螺入され、外装材4の上部が固定されている。さらに、最上の外装材4と軒天井70の間には見切り縁71が設けられている。また、外装材4と断熱材3の間には通気層形成手段30の厚み寸法分の通気層81が形成される。この通気層81により、外装材4の裏面側の結露を防止することができる。
上記の壁材留具Aにおいて、上係止部27と下係止部28の後面(断熱材支持片21側の面であって、壁材留具Aを壁下地2に取り付けた際に壁下地2側に向く面)には突起25が設けられている。また、この上係止部27の突起25よりもやや下側の位置において固定片20の前面(断熱材支持片21側の面であって、壁材留具Aを壁下地2に取り付けた際に壁下地2と反対側に向く面)には支点部26が形成されている。支点部26は屈曲部31と傾斜部72の境界部分の屈曲部分により形成されている。
そして、上記のように、上係止部27と固定片20との間に断熱材3の下端を差し込むと、この断熱材3の下部が突起25で壁下地2側に押圧されると共に断熱材3の下部が支点部26を支点として傾斜部72の傾斜と同方向に傾くことになる。従って、断熱材3を壁材留具Aに支持させると、自然に壁下地2の方に傾いて壁下地2の表面によりかかった状態となる。よって、断熱材3の上側に新たな壁材留具Aを取り付けるまでに、接着剤や粘着テープを用いることなく、断熱材3を壁下地2側に突起25で押圧して仮固定することができ、断熱材3及び外装材4の施工を容易に行うことができる。尚、突起25や支点部26は必ずしも設ける必要はなく、必要に応じて設ければよい。
図6には、横方向に隣接する断熱材3、3及び外壁材4、4の接合部分を示す。横方向に隣接する断熱材3、3の側端面の間には隙間34が形成されることがある。そこで、この隙間34を覆うようにして隙間34に沿って長い気密テープ66を貼着する。この気密テープ66は通気性のない基材に粘着層を設けて形成されるテープ材であって、左右に隣接する断熱材3、3に亘って気密テープ66を屋外面に貼着することによって、隙間34を閉塞して断熱性の低下を防止するものである。尚、気密テープ66は上下の壁材留具Aの間において貼着する。また、横方向に隣接する外壁材4、4の間には防水性を確保するために、バックアップ材35とシーリング36を充填することができる。
このようにして断熱材3と外装材4及び壁材留具Aからなる断熱壁を形成することができる。
上記では既存の建物の壁の屋外側に断熱壁を形成する場合について説明したが、上記の壁材留具Aを用いて、新築の建物の外壁を断熱壁として形成することができる。この場合、壁下地2は、基礎37の上に設けられた土台38と、土台38に取り付けられる柱や間柱などの構造材39で形成されている。また、壁下地2の表面(屋外側面)には透湿防水シート47が全面に亘って取り付けられている。そして、まず、図7に示すように、壁下地2の下部の土台38の表面に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。土台水切り50及びスタータ金具51は上記と同様に形成されており、取付片59と土台水切り50の上部とに止着具7を挿通して土台38に螺入することによって、壁下地2の表面(屋外側面)の下部に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。
次に、上記と同様にして、断熱材3及び外装材4をスタータ金具51に支持させる。次に、スタータ金具51で壁下地2の屋外側に配置された上記断熱材3と外装材4の上側に上記壁材留具Aを取り付ける。壁材留具Aを取り付けるにあたっては、上記と同様に行うことができ、図8に示すように、スタータ金具51で支持した断熱材3の上端部を壁材留具Aの挟持片43と下係止片28との間に挿入すると共に、上記スタータ金具51で支持した外装材4の上端の係止突部62に外装材保持部22の下向き保持片46を係止し、この後、固定片20の固着部40を止着具7により壁下地2の構造材39に固定する。この後、上記と同様にして所定数の壁材留具Aと断熱材3と外装材4とを順次取り付ける。
図9は断熱壁の上端付近を示すものであり、最上の断熱材3の上側には木胴縁80が止着具7により壁下地2の構造材39に取り付けられている。この構造も上記既存壁を壁下地2とした場合と同様である。図10には、横方向に隣接する断熱材3、3及び外壁材4、4の接合部分を示す。この構造も壁下地2が土台38及び構造材39で形成されている以外は、上記既存壁を壁下地2とした場合と同様である。尚、壁材留具Aは構造材39の側面に設けた補助部材39aに止着具7で固定することができる。図11は壁材留具Aを断熱材3及び外装材4の横方向の略中央部に設けた場合を示す。この場合、壁材留具Aは間柱などの構造材39に止着具7で固定される。
図12に断熱壁の入隅の構造を示す。ここで使用する入隅用の壁材留具Bは上記壁材留具Aと断面形状が同一で、壁材留具Aの端部を斜めカットしたものであり、一対の入隅用の壁材留具Bが斜めカットした側を合わせた状態で、入隅の構造材39の補助部材39aに止着具7で固定されている。また、入隅用の壁材留具Bには上記壁材留具Aと同様にして断熱材3の端部及び外装材4の端部が取り付けられるが、隣り合う断熱材3、3の端部の接合部分の表面には気密テープ66が隙間34に沿って上下方向に貼着されていると共に、隣り合う外装材4、4の端部の接合部分にはバックアップ材35とシーリング36が充填されている。
図13に断熱壁の出隅の構造を示す。ここで使用する出隅用の壁材留具Cは上記壁材留具Aと断面形状が同一で、壁材留具Aの端部を斜めカットしたものであり、一対の出隅用の壁材留具Cが斜めカットした側を合わせた状態で、出隅の構造材39に止着具7で固定されている。また、出隅用の壁材留具Cには上記壁材留具Aと同様にして断熱材3の端部が取り付けられるが、隣り合う断熱材3、3の端部の接合部分の表面には気密テープ66が上下方向に貼着されている。また、出隅用の壁材留具Aには平面視でL字状のコーナ外壁材42が取り付けられている。コーナ外壁材42は平板状の外壁材4と断面形状は同一であり、外壁材4を壁材留具Aに取り付ける場合と同様にして出隅用の壁材留具Aにコーナ外壁材42を取り付けることができる。また、コーナ外壁材42と隣り合う外装材4の端部の接合部分にはバックアップ材35とシーリング36が充填されている。
このようにして断熱材3、外装材4、壁材留具A、入隅用の壁材留具B、出隅用の壁材留具C、コーナ外壁材42からなる断熱壁を形成することができる。
上記のような断熱壁では、上下に隣り合う断熱材3、3は壁材留具Aの断熱材支持片21を挟んで配置される。従って、断熱材支持片21の上側に配置される断熱材3の下面と断熱材支持片21の下側に配置される断熱材3の上面との間には隙間65が形成されて断熱性が損なわれる。そこで、本発明ではこの隙間65を閉塞するために、断熱材3の上端部と下端部の一方あるいは両方に接続凸部32が形成されている。すなわち、断熱材3は平板状の断熱材本体3aと、断熱材本体3aの上面又は下面の少なくとも一方に突設される接続凸部32とで構成されており、接続凸部32は断熱材本体3aの幅方向(横方向)の全長に亘る突条に形成されるものである。
図1(a)に示すものでは、断熱材3の下端部に二つの接続凸部32が略平行に設けられており、断熱材3の上端部に一つの接続凸部32が設けられている。いずれの接続凸部32も断熱材本体3aと一体的に成形されている。そして、図1(b)に示すように、壁材留具Aを設けた部分では、壁材留具Aの直下に配置した断熱材3の上端部に設けた接続凸部32が断熱材支持片21の下面に押し潰された状態で当接すると共に、壁材留具Aの直上に配置した断熱材3の下端部に設けた接続凸部32が断熱材支持片21の上面に押し潰された状態で当接する。また、図1(c)に示すように、壁材留具Aを設けない部分では、上下に隣接する断熱材3、3のうち、上側の断熱材3の下端部に設けた接続凸部32が下側の断熱材3の断熱材本体3aの上面に押し潰された状態で当接すると共に、下側の断熱材3の上端部に設けた接続凸部32が上側の断熱材3の断熱材本体3aの下面に押し潰された状態で当接する。ここで、上側の断熱材3の下端部に設けた二つの接続凸部32、32の間に、下側の断熱材3の上端部に設けた接続凸部32が位置するものである。このようにして接続凸部32で隙間65を閉塞することができる。
図14には他の実施の形態を示す。この断熱材3では平板状の断熱材本体3aとは別体に形成される接続凸部32を断熱材本体3aの上面に接着して設けたものである。この接続凸部32としては、発泡樹脂系テープや、従来から不定形シールや低弾性ガスケットとして用いられているシリコーンゴムやエチレンプロピレンジエン共重合体(EPDM)などで形成することができ、断熱材本体3aの幅方向(横方向)の全長に亘って貼り付けて形成することができる。そして、図14(b)に示すように、壁材留具Aを設けた部分では、壁材留具Aの直下に配置した断熱材3の上端部に設けた接続凸部32が断熱材支持片21の下面に押し潰された状態で当接すると共に、壁材留具Aの直上に配置した断熱材3の下面が断熱材支持片21の上面に当接する。また、図14(c)に示すように、壁材留具Aを設けない部分では、下側の断熱材3の上端部に設けた接続凸部32が上側の断熱材3の断熱材本体3aの下面に押し潰された状態で当接する。このようにして接続凸部32で隙間65を閉塞することができる。
尚、本発明において接続凸部32は、図14(a)に示すように断熱材3の上端部のみに設けても良いし、図15(a)に示すように下端部のみに設けても良いし、あるいは図15(b)に示すように上端部と下端部の両方に設けるようにしても良い。また、接続凸部32の個数は特に限定されるものではなく、複数個設けることができるが、例えば、図15(c)に示すように、断熱材3の下端に3個、上端に2個設けるようにしても良い。従って、断熱材3の下端に3個、4個、5個…、上端に2個、3個、4個…の接続凸部32を設け、互いに交互に配置されるようにしてもよい。
(a)乃至(c)は本発明の実施の形態の一例を示す断面図である。 同上の壁材留具の一例を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の他例を示す一部の断面図である。 (a)乃至(c)は同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 (a)乃至(c)は同上の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 (a)は従来例の壁材留具を示す斜視図、(b)は従来例の壁材留具を用いた断熱壁の一部を示す断面図である。 従来例を示す正面図である。
符号の説明
3 断熱材
3a 断熱材本体
32 接続凸部
A 壁材留具

Claims (4)

  1. 断熱材の幅寸法に比べて幅寸法の短い短尺物の壁材留具を挟んで隣接する断熱材を接続するようにした断熱材の接続構造において、断熱材の端部に接続凸部を設け、壁材留具を挟んで断熱材を隣接し、壁材留具の設けた部分では接続凸部を壁材留具に押し潰した状態で当接し、壁材留具を設けていない部分では隣接する断熱材のうち、一方の断熱材の端部に設けた接続凸部を他方の断熱材に押し潰した状態で当接して成ることを特徴とする断熱材の接続構造。
  2. 接続凸部を平板状の断熱材本体に一体に設けて断熱材を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の断熱材の接続構造。
  3. 接続凸部を平板状の断熱材本体と別体に形成し、接続凸部を断熱材本体に接着して断熱材を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の断熱材の接続構造。
  4. 断熱材の端部に複数の接続凸部を設けて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の断熱材の接続構造。
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