JP5144247B2 - 不陸調整用スペーサ - Google Patents

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本発明は、外壁等を形成する際に用いられる不陸調整用スペーサに関するものである。
壁下地の屋外側面に複数枚の外装材を縦横に並べて取り付けることによって、外壁を形成することが行われており、外装材を壁下地に取り付けるにあたっては、壁下地の屋外側面に複数個の壁材留具を設け、この壁材留具に外装材を保持するようにしている。しかし、モルタル壁などの不陸の大きい壁下地では、壁下地の屋外面からの各壁材留具の突出位置がバラついてしまうため、外装材を壁材留具に保持することができなかったり、保持できたとしても外装材の間に段差が生じて外壁の屋外側面の平滑性が損なわれたりするという問題があった。そこで、不陸の大きさに応じて壁下地と壁材留具との間に合板等を細かく切断したものを挿入することが行われているが、合板をその都度切断するのは手間であり、また、そのまま合板を挿入する場合はその都度合板を手で押さえながら作業をしないと合板が落下してしまうため、作業が行いにくいという問題があった。
そこで、不陸調整用のスペーサを壁下地と壁材留具との間に差し込むことが考えられるが、例えば、特許文献1のものでは、スペーサを壁材と金物の間に下から差し込むので、スペーサに長溝(スリット)をL型に形成して脱落防止を行わなければならず、スペーサの製造に手間がかかったり、スペーサを取り付ける際に長溝の形状に合わせてL型に移動させたりしなければならず、施工に手間がかかるという問題があった。
実公平7−1413号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、製造や施工を簡単に行うことができる不陸調整用スペーサを提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に係る不陸調整用スペーサBは、外装材4を保持するための壁材留具Aを壁下地2にビス等の止着具7で固定するにあたって、壁下地2の表面の不陸を調整するためのスペーサであって、基板b1の下辺中央部から基板b1の重心よりも上方位置にまで達するスリットb2を形成し、壁材留具Aを壁下地2に固定している止着具7をスリットb2に挿通しながら基板b1を壁下地2と壁材留具Aとの間に上から差し込み自在に形成して成ることを特徴とするものである。
また本発明の請求項に係る不陸調整用スペーサBは、スリットb2の両側縁部からスリット2b内にスリット2bの長手方向に沿って略円弧状の凸状部b5を突出することによって、スリットb2に止着具7の外径よりも幅寸法の小さい狭小部b3を形成して成ることを特徴とするものである。
本発明の請求項に係る不陸調整用スペーサBは、請求項1に加えて、壁下地2と壁材留具Aとの間に差し込んだ状態で壁材留具Aよりも上側に突出する操作部b4を基板b1の上部に設けて成ることを特徴とするものである。
請求項1の発明では、止着具7をスリットb2に挿通しながら基板b1を壁下地2と壁材留具Aとの間に上から差し込むと、止着具7を基板b1の重心よりも上側に位置させることができ、自重により回転することが無くなり、脱落を防止することができるものであり、しかも、スリットb2は真っ直ぐに形成することができ、簡単に製造することができると共に施工の際に上下に真っ直ぐ移動させるだけで良く、簡単に施工することができるものである。
また請求項1の発明では、狭小部b3おいて止着具7がスリットb2を通過しにくくすることができ、止着具7をスリットb2から抜けにくくして脱落を防止することができるものである。
請求項の発明では、操作部b4を持って壁下地2と壁材留具Aとの間から基板b1を抜き差しすることができ、厚みの異なる基板b1のものに取り替えて不陸の調整を容易に行うことができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の参考例の不陸調整用スペーサBは、図1(a)に示すように、基板b1にスリットb2を設けて形成されるものである。基板b1は発泡系樹脂、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂材料を用いて正方形や長方形などの方形の平板に形成することができる。基板b1は大きさは特に限定されないが、後述の壁材留具Aの固定片20よりもやや大きめに形成することができる。また、基板b1の厚みは、例えば、2mm、5mm、10mmなどの様々な厚みのものを形成し、不陸の度合いに応じて使用する不陸調整用スペーサBの種類の組み合わせや枚数を変えることができる。スリットb2は基板b1の下辺中央部から上辺に向かって細長く形成されるものであり、スリットb2の上端は基板b1の重心よりも上側にまで達するように形成されている。図1のものでは基板1bは略均質な方形平板であるため基板b1の略中央部が重心となる。また、スリットb2の上端から基板b1の上辺までの寸法HBは、後述の壁材留具Aの固着孔41の上端から固定片20の上辺までの寸法HAよりも大きく形成されている。そして、基板b1の上部(HBとHAの差の部分)は操作部b4として形成されており、後述のように壁材留具Aの固定片20と壁下地2との間に不陸調整用スペーサBを差し込むと、基板b1の上部の操作部b4が壁材留具Aの固定片20の上辺よりも上側に突出することになり、操作部b4を持って不陸調整用スペーサBを抜き差しする操作を行うことができるものである。また、スリットb2の幅寸法は後述の止着具7の外径よりも少し大きめに形成することができる。
本発明の不陸調整用スペーサBは、壁下地2の表面にビスや釘等の止着具7で取り付けられる壁材留具Aの不陸を調整するものである。壁材留具Aは壁下地2の表面(屋外側面)に外装材4を保持するものである。このような壁材留具Aとしては、ステンレス鋼やアルミニウムなどの金属成形品あるいは硬質プラスチックなどのプラスチック成形品などで形成されるものであって、幅寸法が50mm程度のピース物(断熱材3や外装材4の幅寸法に比べて幅寸法が短い短尺物)として形成することができる。また、壁材留具Aは、図2(a)(b)に示すように、固定片20、断熱材支持片21、上係止部27、下係止部28、外装材保持部22などを備えて形成されている。
断熱材支持片21は略水平の平板状に形成されている。断熱材支持片21の後端には固定片20が上側に突出して設けられている。固定片20は断熱材支持片21の後端から前側に向って突出するように延設された屈曲部31と、屈曲部31の先端から後側に向かって突出するように延設された傾斜部72と、傾斜部72の先端から上側に向かって突出するように延設された固着部40とで形成されている。固着部40には複数の固着孔41が幅方向に並んで設けられている。尚、固着孔41は必ずしも複数個設ける必要はなく、1個であってもよい。また、断熱材支持片21の後端には挟持片43が下側に突出して設けられている。
断熱材支持片21の前端には、上側に向って突出する上係止部27と、下側に向って突出する下係止部28とが形成されている。上係止部27と下係止部28とは上下に真っ直ぐに並んでおり、上係止部27と下係止部28の内部には空隙部44が形成されている。そして、この上係止部27と下係止部28が通気層形成手段30として形成されている。上係止部27の上部の前面(屋外側面)と下係止部28の下部の前面(屋外側面)は曲面に形成されており、外装材4や断熱材3が差し込みやすくなっている。また、上係止部27と下係止部28の厚み(前後方向の寸法)を変えることにより、外装材4と断熱材3の間に形成される通気層81の寸法を変えることができる。
外装材保持部22は下係止部28の前面に設けられている。従って、外装材保持部22は下係止部28の断熱材支持片21側の面と反対側の面に突設されている。外装材保持部22は下係止部28の前面から上方に向かって略倒く字状に形成される上向き保持片45と、上向き保持片45の下面に突設される断面略倒L字状の下向き保持片46とで形成されている。
そして、上記のような壁材留具Aを用いて断熱壁を形成するにあたっては、次のようにして行う。まず、図3に示すように、壁下地2の下部の表面に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。ここで、図3には壁下地2として既存壁(既存の建物の壁)を例示しているが、これに限定されるものではない。スタータ金具51は、断面略ロ字状の基台57の上面に基台係止部58を突設すると共に基台57の上面後方に取付片59を設け、さらに、基台57の屋外側面に基台保持片60を突設することによって形成されている。そして、スタータ金具51の取付片59と土台水切り50の上部とにビスや釘等の止着具7を挿通して壁下地2に螺入することによって、壁下地2の表面(屋外側面)の下部に土台水切り50とスタータ金具51とを取り付ける。尚、スタータ金具51はピース物であってもよいし、長尺ものであってもよい。
次に、断熱材3をスタータ金具51に支持させる。断熱材3はウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体やグラスウールやロックウールなどの繊維集合体などで形成されるボードを使用することができる。そして、断熱材3の下端部を壁下地2に取り付けたスタータ金具51の基台係止部58と取付片59の間に差し込むことによって、断熱材3をスタータ金具51に保持して支持させる。また、断熱材3と壁下地2の間には気密を確保するためのパッキン67が設けられている。このパッキン67としては、例えば、発泡樹脂系テープを用いることができる。また、断熱材3と壁下地2の間にはパッキン67の厚み分の密閉層33が形成される。この密閉層33により、断熱効果がさらに向上する。
次に、外装材4をスタータ金具51に支持させる。外装材4は繊維補強セメント板などで平板状に形成されるものであって、その下端には断面略逆V字状の溝部61が形成さている。そして、外装材4の溝部61を壁下地2に取り付けたスタータ金具51の基台保持片60に差し込むことによって、外装材4をスタータ金具51に保持して支持させる。従って、外装材4は断熱材3の屋外側に配置された状態となる。
次に、スタータ金具51で壁下地2の屋外側に配置された上記断熱材3と外装材4の上側に上記壁材留具Aを取り付ける。壁材留具Aを取り付けるにあたっては、上記スタータ金具51で支持した断熱材3の上端部を壁材留具Aの挟持片43と下係止片28との間に挿入すると共に、上記スタータ金具51で支持した外装材4の上端の係止突部62に外装材保持部22の下向き保持片46を係止し、この後、固定片20の固着部40を止着具7により壁下地2に固定する。ここで、固着部40には複数の固着孔41が幅方向に並んで設けられているが、このうちの一つに止着具7を屋外側から通して壁下地2に打ち込むようにする。このようにして上記断熱材3と外装材4の上側に壁材留具Aを取り付けるが、壁材留具Aは断熱材3と外装材4の幅方向(横方向)の複数箇所に設けるようにする。
次に、図4に示すように、上記壁材留具Aの上にさらに別の断熱材3を載置する。すなわち、新たな断熱材3の下端部を壁下地2に取り付けた上記壁材留具Aの固定片20と上係止部27の間に差し込むことによって、断熱材3を壁材留具Aに保持して支持させる。
次に、断熱材支持片21を挟んで上下に隣接する断熱材3、3の間に形成される隙間を閉塞するように気密テープ66を貼着する。この気密テープ66は通気性のない基材に粘着層を設けて形成されるテープ材であって、上下に隣接する断熱材3、3に亘って気密テープ66を貼着することによって、隙間を閉塞して断熱性の低下を防止するものである。そして、この気密テープ66を貼着する際には、上記外装材4の上端は断熱材支持片21よりも下側に設けた外装材保持部22の下向き保持片46に係止されているために、外装材4の上端が上記隙間よりも下側に位置することになる。従って、上記隙間を気密テープ66で閉塞する際に、外装材4の上端が邪魔にならず、気密テープ66の貼着作業が行いやすくなるものである。
次に、上記壁材留具Aにさらに別の外装材4を支持させる。すなわち、新たな外装材4の下端部の溝部61を壁下地2に取り付けた上記壁材留具Aの外装材保持部22の上向き保持片45に差し込むことによって、外装材4を壁材留具Aに保持して支持させる。ここで、この上側の外装材4の下端で下側の外装材4及び壁材留具Aの外装材保持部22を被覆する。
この後、壁材留具Aに支持した上記断熱材3と外装材4の上側にさらに別の壁材留具Aを取り付ける。この壁材留具Aは上記と同様の方法で取り付けることができる。そして、所定数の壁材留具Aと断熱材3と外装材4とを順次取り付ける。
図5は断熱壁の上端付近を示すものであり、最上の断熱材3の上側には木胴縁80が壁下地2に取り付けられている。また、最上の外装材4と断熱材3との間及び最上の外装材4と木胴縁80の間にはスペーサ69が設けられており、この外装材4の表面(屋外面)からスペーサ69を貫通して木胴縁80に止着具7が螺入され、外装材4の上部が固定されている。さらに、最上の外装材4と軒天井70の間には見切り縁71が設けられている。また、外装材4と断熱材3の間には通気層形成手段30の厚み寸法分の通気層81が形成される。この通気層81により、外装材4の裏面側の結露を防止することができる。
上記の壁材留具Aにおいて、上係止部27と下係止部28の後面(断熱材支持片21側の面であって、壁材留具Aを壁下地2に取り付けた際に壁下地2側に向く面)には突起25が設けられている。また、この上係止部27の突起25よりもやや下側の位置において固定片20の前面(断熱材支持片21側の面であって、壁材留具Aを壁下地2に取り付けた際に壁下地2と反対側に向く面)には支点部26が形成されている。支点部26は屈曲部31と傾斜部72の境界部分の屈曲部分により形成されている。
そして、上記のように、上係止部27と固定片20との間に断熱材3の下端を差し込むと、この断熱材3の下部が突起25で壁下地2側に押圧されると共に断熱材3の下部が支点部26を支点として傾斜部72の傾斜と同方向に傾くことになる。従って、断熱材3を壁材留具Aに支持させると、自然に壁下地2の方に傾いて壁下地2の表面によりかかった状態となる。よって、断熱材3の上側に新たな壁材留具Aを取り付けるまでに、接着剤や粘着テープを用いることなく、断熱材3を壁下地2側に突起25で押圧して仮固定することができ、断熱材3及び外装材4の施工を容易に行うことができる。尚、突起25や支点部26は必ずしも設ける必要はなく、必要に応じて設ければよい。
図6には、横方向に隣接する断熱材3、3及び外壁材4、4の接合部分を示す。横方向に隣接する断熱材3、3の側端面の間には隙間34が形成されることがある。そこで、この隙間34を覆うようにして隙間34に沿って長い気密テープ66を貼着する。この気密テープ66は通気性のない基材に粘着層を設けて形成されるテープ材であって、左右に隣接する断熱材3、3に亘って気密テープ66を屋外面に貼着することによって、隙間34を閉塞して断熱性の低下を防止するものである。尚、気密テープ66は上下の壁材留具Aの間において貼着する。また、横方向に隣接する外壁材4、4の間には防水性を確保するために、バックアップ材35とシーリング36からなる防水材74を充填することができる。本発明では防水材74で気密テープ66を表面側から押圧することができる。上記の場合、防水材74のバックアップ材35を気密テープ66の表面(屋外側面)に押し付けるようにするものであり、これにより、気密テープ66の粘着力が経時変化等により弱まったとしても、防水材74で断熱材3から剥がれないように押さえ付けることができ、断熱性の低下を防止することができるものである。このようにして断熱材3と外装材4及び壁材留具Aからなる断熱壁を形成することができる。
そして、本発明の不陸調整用スペーサBは壁下地2が例えばモルタル壁のような場合であって、壁下地2の壁材留具Aを取り付ける表面(屋外側面)の不陸(凹凸)が大きい場合に使用するものである。すなわち、上記のように、壁材留具Aは断熱材3と外装材4の幅方向(横方向)の複数箇所に設けるようにするが、このうち、壁下地2の表面の凹んだ箇所に取り付けられた壁材留具Aに対して不陸調整用スペーサBを使用するものである。この場合、まず、止着具7を完全に打ち込まず締め付けない状態にして壁材留具Aを仮留めし、この後、スリットb2にその下端の開口から上記仮留め用の止着具7を挿通しながら、固定片20と壁下地2との間の隙間に基板b1を上から差し込んでいき、止着具7がスリットb2の上端に達したら止着具7を締め付けて完全に壁下地2に打ち込むようにする。これにより、止着具7で壁材留具Aと不陸調整用スペーサBとを壁下地2に固定することができると共に不陸調整用スペーサBの厚みで壁下地2の表面の不陸を吸収することができるものである。従って、断熱材3と外装材4の幅方向(横方向)に並べて設けた複数の壁材留具A、A…の壁下地2の表面からの突出寸法をほぼ一定にすることができ、外装材4を壁材留具Aで確実に保持し、且つ外装材4、4の間に段差が生じなくなって外壁の屋外側面の平滑性を確保することができるものである。
本発明の不陸調整用スペーサBは、止着具7を基板b1の重心よりも上側に位置させた状態で取り付けることができ、止着具7を締め付けるまでの間に自重により回転することが無くなり、脱落を防止することができる。しかも、スリットb2は真っ直ぐに形成することができ、簡単に製造することができると共に施工の際に上下に真っ直ぐ移動させるだけで良く、簡単に施工することができる。また、壁下地2の不陸の度合いに応じて、基板b1の厚みが異なる複数のものを適宜選択して用いることができるが、この際、操作部b4は固定片20の上辺よりも上側に突出しているので、操作部b4を持って壁下地2と壁材留具Aとの間に対して不陸調整用スペーサBを抜き差しすることができ、厚みの異なる基板b1のものに取り替えて不陸の調整を容易に行うことができる。尚、本発明は複数枚を重ねた状態で壁下地2と壁材留具Aとの間に挿入しても良い。また、スタータ金具51と壁下地2との間に本発明を差し込んでも良い。
図1(b)に本発明の実施の形態を示す。この不陸調整用スペーサBのスリットb2には幅寸法が小さく形成された狭小部b3が一部に形成されており、その他の構成は図1(a)のものと同様である。この狭小部b3はスリットb2の両側縁部からスリットb2内に凸状部b5、b5を突出することにより形成されるものであり、狭小部b3の幅寸法は止着具7の外径よりもやや小さめに形成されている。
この不陸調整用スペーサBも上記と同様にしてスリットb2に止着具7を挿通して使用するものであるが、凸状部b5、b5を弾性変形させながら狭小部b3を止着具7が通過するようにする。従って、狭小部b3通過した後では止着具7をスリットb2から抜けにくくすることができ、脱落を防止することができるものである。この効果を得るためには、狭小部b3は基板b1の重心とスリットb2の下端開口との間に形成するのが好ましい。
本発明の不陸調整用スペーサBは固定片20(固着部40)を壁下地2の表面に接触又は近接させた状態で止着具7で固定される壁材留具Aであれば、特に形状は限定されることなく使用することができ、例えば、図7に示すようなものであっても良く、この壁材留具Aの場合でも図8に示すように、固定片20と壁下地2の表面との間に不陸調整用スペーサBを配設するものである。図8においては、壁下地2は胴縁であって、不陸調整用スペーサBは、新築、リフォームに関係なく使用することができるものである。
(a)は本発明の参考例の一例を示す正面図、(b)は本発明の実施の形態の一例を示す正面図である。 同上の壁材留具の一例を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の断熱壁の一例を示す一部の断面図である。 同上の壁材留具の他の一例を示す斜視図である。 同上の他の壁構造の一例を示す一部の断面図である。
符号の説明
A 壁材留具
B 不陸調整用スペーサ
2 壁下地
7 止着具
b1 基板
b2 スリット
b3 狭小部
b4 操作部
b5 凸状部

Claims (2)

  1. 外装材を保持するための壁材留具を壁下地にビス等の止着具で固定するにあたって、壁下地の表面の不陸を調整するためのスペーサであって、基板の下辺中央部から基板の重心よりも上方位置にまで達するスリットを形成し、壁材留具を壁下地に固定している止着具をスリットに挿通しながら基板を壁下地と壁材留具との間に上から差し込み自在に形成し、スリットの両側縁部からスリット内にスリットの長手方向に沿って略円弧状の凸状部を突出することによって、スリットに止着具の外径よりも幅寸法の小さい狭小部を形成して成ることを特徴とする不陸調整用スペーサ。
  2. 壁下地と壁材留具との間に差し込んだ状態で壁材留具よりも上側に突出する操作部を基板の上部に形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の不陸調整用スペーサ。
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