JP3340985B2 - 屋根、天井、床、壁等の断熱装置とその断熱施工方法 - Google Patents

屋根、天井、床、壁等の断熱装置とその断熱施工方法

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JP3340985B2
JP3340985B2 JP2000023551A JP2000023551A JP3340985B2 JP 3340985 B2 JP3340985 B2 JP 3340985B2 JP 2000023551 A JP2000023551 A JP 2000023551A JP 2000023551 A JP2000023551 A JP 2000023551A JP 3340985 B2 JP3340985 B2 JP 3340985B2
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博 稲葉
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稲葉 佳江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば戸建て一般
住宅、マンション、倉庫等の屋根、天井、床、壁等の下
地に使用され、これらに対し断熱効果を発揮させるよう
にした屋根・天井・床・壁等の断熱装置とその断熱施工
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根、天井、床、壁等の断熱を行
なうためには発泡合成樹脂材製の断熱板を使用してい
る。例えば、この断熱板を屋根の下地材として使用する
場合には、屋根材の下面に断熱板を接着剤等により貼着
させたり、屋根材表面から当該屋根材裏面に接合させた
断熱板と共に締結部材を貫挿させることにより屋根材と
断熱板とを緊締固定させたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、屋根、
天井、床、壁等の断熱を行なうために発泡合成樹脂材製
の断熱板をこれらの下地材として使用するとしても、こ
のような断熱板を屋根材、天井板、床板、壁板等に一体
的に固定するのは非常に困難であった。また、従来のよ
うに屋根材の下面に断熱板を接着剤等により貼着固定さ
せるだけでは、例えば季節を通しての外部環境の温度変
化による影響で屋根材下面と断熱板との接着部分が変質
して容易に剥離してしまったり、締結部材を貫挿させる
ことにより屋根材と断熱板とを緊締固定したのでは、断
熱板自体が非常に脆いため、締結部材による緊締力によ
り断熱板が潰損して容易に破断されてしまったりするの
が実状である。
【0004】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、従来のような屋根・天井
・床・壁等と断熱板との剥離や締結部材による断熱板の
潰損破断等を防止すべく、屋根材・天井板・床板・壁板
等と断熱板との接合一体化を確実で且つ容易に行なえる
ものとした屋根・天井・床・壁等の断熱装置とその断熱
施工方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係る屋根・天井・床・壁等の断熱装置に
あっては、屋根板、天井板、床板、壁板等を張設固定さ
せる略コ字型枠状の止着材11を露出内装してある発泡
合成樹脂材製の断熱板1と、断熱板1を屋根・天井・床
・壁等の下地材に張設固定させるよう断熱板1自体に配
された長溝部固定状の下地材連結手段8とから構成して
ある。止着材11は、コ字型の開口側両端縁部を略直角
に折曲させることで突片状の係止用リブ13,23が形
成され、この係止用リブ13,23に対応して断熱板1
に形成された略コ字溝型の止着材取付用溝条部12の溝
先端部を略L字型に折曲状に形成して構成することがで
きる。下地材連結手段8は、断熱板1の複数箇所に設け
られた各止着材取付用溝条部12夫々の間に形成され、
断熱板1の他側面を屋根、天井、床、壁等の下地材
(Q)上に張設固定させる略矩形凹状の下地材固定用溝
条部14と、下地材固定用溝条部14内に挿入される押
さえ材5と、押さえ材5上から下地材まで貫通するよう
に打ち込まれる釘材6と、釘材6により固定された押さ
え材5を封緘するように下地材固定用溝条部14内に封
入される断熱充填材7とにより構成することができる。
断熱板1の両側端側には、断面略横向きL字状の接合用
縁枠部2を形成し、複数の断熱板1夫々はこの接合用縁
枠部2同士を接合させることで内底中央に突条が形成さ
れ、略コ字型枠状のジョイナー部材4を嵌込んで突条を
ジョイナー部材4のコ字型凹部で咬ませることで各断熱
板1が一体となるようにした接合用溝条部3を形成した
ものとすることができる。このジョイナー部材4部位に
おいても下地材連結手段8が設けられており、その下地
材連結手段8は、前記接合用溝条部3に嵌込まれるジョ
イナー部材4と、ジョイナー部材4の上に被せられる矩
形平板状の押さえ材5と、押さえ材5上から下地材まで
貫通するように打ち込まれる釘材6と、釘材6により固
定されたジョイナー部材4、押さえ材5夫々を封緘する
ように接合用溝条部3内に封入される断熱充填材7とに
より構成することができる。断熱板1の両端部に形成さ
れた前記断面略横向きL字状の接合用縁枠部3に対応し
て、断熱板1夫々を組付け嵌合させられるよう他方の断
熱板1の両端部に断面略横向きL字状と上下逆向きの被
接合用縁枠部22を形成したものとすることができる。
また断熱板1の一側面、例えば接合用溝条部3、止着材
取付用溝条部12、下地材固定用溝条部14の夫々に挟
まれた中間位置には、略凹状例えば略矩形凹状の通気用
溝条部15を凹設形成して構成することができる。止着
材11のコ字型の背面が外方へ若干突出したものとなる
よう止着材取付用溝条部12の略コ字溝型の溝先端部の
形成深さを若干浅くした構成とすることができる。一
方、本発明に係る屋根・天井・床・壁等の断熱施工方法
にあっては、屋根板、天井板、床板、壁板等(S)を張
設固定させる長尺な略コ字型枠状の止着材11を内装さ
せることの可能な略コ字溝型の止着材取付用溝条部12
を有する断熱板1を発泡合成樹脂材を射出成形すること
により接合用縁枠部2、通気用溝条部15、下地材固定
用溝条部14、止着材取付用溝条部12夫々が一体形成
された平板状に形成し、止着材取付用溝条部12には止
着材11を側方向から溝内に沿って内装させておき、屋
根、天井、床、壁等の下地材(Q)上に複数の断熱板1
をこれの接合用縁枠部2同士を接合させた状態で連設配
置させ、接合用縁枠部2同士の接合により形成された接
合用溝条部3に沿ってジョイナー部材4を嵌込み、ジョ
イナー部材4の上に押さえ材5を被せてから下地材
(Q)部位まで貫通するように釘材6を打ち込んだ後、
その上に断熱充填材7を封入させることで断熱板1夫々
の接合部分を屋根、天井、床、壁等の下地材(Q)に固
定させると共に、断熱板1の下地材固定用溝条部14の
上に押さえ材5を被せてから下地材(Q)部位まで貫通
するように釘材6を打ち込み、さらにその上に発泡合成
樹脂材製の断熱充填材7を封入させることで断熱板1自
体の中間部分を下地材(Q)に固定させた後、断熱板1
の上に屋根板、天井板、床板、壁板等(S)を張設さ
せ、その上から止着材11を貫通させるように釘材6を
打ち込んで屋根板、天井板、床板、壁板等(S)自体を
固定させるものである。
【0006】以上のように構成された本発明に係る屋根
・天井・床・壁等の断熱装置にあって、止着材11を露
出内装した発泡合成樹脂材製の断熱板1は、当該止着材
11を介して断熱板1上に屋根板、天井板、床板、壁板
等(S)を強固に固定させると共に、断熱板1を介して
屋根・天井・床・壁等の下地材(Q)と、屋根板、天井
板、床板、壁板等(S)との間の熱伝導を遮断させる。
止着材11の開口側両端縁部を略直角に折曲させること
で形成された突片状の係止用リブ13,23は、断熱板
1をしっかりと咬持させ、止着材11自体が頑丈に固定
されることとなって断熱板1の止着材取付用溝条部12
から止着材11自体が抜脱されるのを防止させ、止着材
11を介しての断熱板1上に固定される屋根板、天井
板、床板、壁板等(S)の剥離を防止させる。断熱板1
夫々の接合用縁枠部2,2同士を接合させることで形成
される接合用溝条部3は、これに沿って略コ字型枠状の
ジョイナー部材4を嵌込み、接合用溝条部3の突条をジ
ョイナー部材4のコ字型凹部で咬ませることにより、各
断熱板1夫々の接合部分を強固に一体化させる。接合用
溝条部3に嵌込まれたジョイナー部材4の上に押さえ材
5を被せてから釘材6を下地材まで貫通するように打ち
込み、さらにその上を断熱充填材7で封入させるものと
した長溝部固定状の下地材連結手段8は、断熱板1夫々
の接合部分自体を下地材(Q)に強固に固定させる。断
熱板1の両端部に形成された前記断面略横向きL字状の
接合用縁枠部2に対応して形成された他方の断熱板1の
被接合用縁枠部22は、接合用縁枠部2と組付け嵌合さ
せることにより複数の断熱板1同士を接合一体化させ
る。各止着材取付用溝条部12夫々の中間位置に形成さ
れた略矩形凹状の下地材固定用溝条部14は、当該下地
材固定用溝条部14の上に押さえ材5を被せてから釘材
6を打ち込み、さらにその上を断熱充填材7でもって封
入させるものとした長溝部固定状の下地材連結手段8
は、断熱板1自体の中間部分を下地材(Q)に強固に固
定させる。接合用溝条部3、止着材取付用溝条部12、
下地材固定用溝条部14の夫々に挟まれた中間位置に凹
設形成してある略矩形凹状の通気用溝条部15は、屋根
板、天井板、床板、壁板等(S)と断熱板1の一側面と
が止着材11を介して固定された際に通気層を形成させ
る。略コ字溝型の溝先端部の形成深さを若干浅くした止
着材取付用溝条部12は、止着材11を止着材取付用溝
条部12に露出内装した際に、止着材11のコ字型の背
面が外方へ若干突出したものとさせ、これにより断熱板
1が屋根板、天井板、床板、壁板等(S)に固定された
際に止着材11を介して屋根板、天井板、床板、壁板等
(S)と断熱板1とが僅かに離反させる。一方、本発明
に係る屋根・天井・床・壁等の下地材の断熱構造の施工
方法にあって、発泡合成樹脂材を射出成形することによ
り接合用縁枠部2、通気用溝条部15、下地材固定用溝
条部14、止着材取付用溝条部12夫々が一体形成され
た平板状に形成し、止着材取付用溝条部12には止着材
11を側方向から溝内に沿って貫挿させてある断熱板1
は、施工現場での屋根、天井、床、壁等における作業を
迅速且つ容易に行なわせる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1の実施の形態を説明すると、図において示される符号
1は、屋根板、天井板、床板、壁板等(S)と、屋根、
天井、床、壁等の下地材(Q)との間の断熱を行なうた
めに使用する例えば発泡スチロール樹脂材等の発泡合成
樹脂材を射出成形することにより形成した平板状の断熱
板であり、例えば縦・横の長さが約900mm×180
0mmの大きさであり、高さが例えば50mm、100
mm、150mmの3種類に形成してある。尚、断熱板
1のサイズは本発明を限定するものではなく、種々のサ
イズに形成されていても良いことは勿論である。
【0008】図2に示すように、断熱板1の両側端側に
は、断熱板1の他側面に沿って横方向に突出しさらに突
出先端を上方向に折曲させることで断面略横向きL字状
の接合用縁枠部2を形成してあり、図1に示すように複
数の断熱板1夫々はこの接合用縁枠部2,2同士を接合
させることで内底中央に突条を有する接合用溝条部3が
形成され、この接合用溝条部3に沿って略コ字型枠状の
長尺なジョイナー部材4を嵌込み、接合用溝条部3の突
条をジョイナー部材4のコ字型凹部で咬ませることで各
断熱板1が平面状に隣接連続されて夫々の相互間で一体
となるようにしてある。この接合用溝条部3は長溝部固
定状の下地材連結手段8としても利用され、例えば複数
に連設された断熱板1を屋根、天井、床、壁等の下地材
(Q)に張設固定させてから、接合用溝条部3に嵌込ま
れたジョイナー部材4の上に矩形平板状の押さえ材5を
被せ、この上に釘材6を下地材まで貫通するように打ち
込み、さらにその上を発泡スチロール樹脂材等の発泡合
成樹脂材製の断熱充填材7でもって封入させることで断
熱板1夫々の接合部分が屋根、天井、床、壁等の下地
材、例えば屋根の下地材として垂木P上に張設させた野
路板Q上に固定されるものとしてある。尚、ジョイナー
部材4は発砲合成樹脂材にて形成してあり、押さえ材5
は釘材6を打ち込むことが可能な剛性材により形成され
ている。
【0009】断熱板1の一側面には、断熱板1自体を屋
根板、天井板、床板、壁板等(S)、例えば屋根板とし
て幅員約30〜40mmの帯板状の桟木Rを張設し釘材
6により固定させるための長尺な略コ字型枠状の例えば
釘材6を打ち込むことが可能な剛性材、例えば鉄板製・
鋼板製等の肉薄なチャンネル鋼材の如き止着材11を自
体のコ字型の背面側が露出した状態で内装させることの
できる例えば3つの略コ字溝型の止着材取付用溝条部1
2が夫々平行で且つ等間隔に配列形成してある。この止
着材11は、コ字型の開口側両端縁部を夫々内側に向け
て対峙するように略直角に折曲させることで突片状の内
向き係止用リブ13が形成されており、この内向き係止
用リブ13でもって断熱板1の一部を噛み合い状に咬持
させる状態となり、止着材11は頑丈に固定されること
となって断熱板1の止着材取付用溝条部12から止着材
11自体が抜脱されるのを防止するようにしてある。図
3に示すように、止着材取付用溝条部12の形状も内向
き係止用リブ13を有する止着材11の形状に合わせる
ようにして略コ字溝型の溝先端部を内側に向けて略L字
型に折曲状に形成してあり、このような断熱板1に対す
る止着材取付用溝条部12の加工は、例えば断熱板1の
前後あるいは左右で架け渡した電熱線を止着材11の封
入形状に沿って表面から押し入れて切断し、更には細溝
幅部分で除去することで形成されるものとしてある。
【0010】各止着材取付用溝条部12夫々の例えば中
間位置には断熱板1の他側面を屋根、天井、床、壁等の
下地材、例えば屋根の下地材であればその野路板Q上に
張設固定させるための長溝部固定状の下地材連結手段8
が設けられている。例えば断熱板1の高さの約半分程度
に相当する深さの略矩形凹状の長尺な下地材固定用溝条
部14を形成し、下地材固定用溝条部14の上に矩形平
板状の押さえ材5を被せてから釘材6を打ち込み、さら
にその上を発泡スチロール等の断熱充填材7(図1参
照)でもって封入させることで断熱板1自体の中間部分
が屋根、天井、床、壁等の下地材(Q)に固定されるも
のとしてある。
【0011】更に、断熱板1の一側面例えば接合用溝条
部3、止着材取付用溝条部12、下地材固定用溝条部1
4の夫々に挟まれた中間位置には、屋根板、天井板、床
板、壁板等、例えば屋根板Sとして桟木Rと断熱板1の
一側面とが止着材11を介して固定された際に通気層が
形成されるように例えば略矩形凹状の通気用溝条部15
を凹設形成してある。
【0012】尚、通気用溝条部15を凹設形成する替わ
りに、図4に示すように止着材取付用溝条部12の略コ
字溝型の溝先端部の形成深さを若干浅くすることで、止
着材11を止着材取付用溝条部12に露出内装した際
に、止着材11のコ字型背面側が外方へ若干突出したも
のとされるようにする。これにより断熱板1に屋根板、
天井板、床板、壁板等(S)が固定された際に止着材1
1を介して屋根板、天井板、床板、壁板等(S)と断熱
板1とが僅かに離反される状態となることにより、相互
間に平板空隙状の通気層が形成されるようにしても良
い。
【0013】接合用溝条部3、下地材固定用溝条部14
夫々の押さえ材5の上に封入される断熱充填材7の上側
には、通気用溝条部15の深さと略同一の深さとなる凹
状部分を形成させてあり、屋根板、天井板、床板、壁板
等(S)に断熱板1の一側面が止着材11を介して固定
された際に通気層が形成されるようにしてある。尚、図
5に示すように、例えば接合用溝条部3に封入される断
熱充填材7のみを凹状部分を残存させずに密の状態に封
入させておいても良い。
【0014】図6に他の実施の形態が示されており、断
熱板1の両側端部に形成された前記断面略横向きL字状
の接合用縁枠部2に対応して、他方の断熱板1の両側端
部に断面略横向きL字状と逆向きの被接合用縁枠部22
を形成し、接合用縁枠部2と被接合用縁枠部22との相
互を組付け嵌合させることにより複数の断熱板1同士を
接合一体化させるようにしてあり、こうすることでジョ
イナー部材4、押さえ材5、釘材6、断熱充填材7等を
削減させながらも容易に組付けられるものとしてある。
【0015】図7には更に他の実施の形態が示されてお
り、止着材11は、コ字型の開口側両端縁部を夫々外側
に向けて略直角に折曲させることで突片状の外向き係止
用リブ23が形成されており、この外向き係止用リブ2
3でもって断熱板1を保持させる状態となり、止着材1
1は頑丈に固定されることとなって断熱板1の止着材取
付用溝条部12から抜脱されるのを防止するようにして
ある。また止着材取付用溝条部12の形状も外向き係止
用リブ23を有する止着材11の形状に合わせるように
して略コ字溝型の溝先端部を外側に向けて略L字型に折
曲状に形成してある。このような断熱板1に対する止着
材取付用溝条部12の加工は、例えば断熱板1の前後あ
るいは左右で架け渡した電熱線を止着材11の封入形状
に沿って表面から押し入れて切断し、更にはその細幅溝
部分を除去することで形成されるものとしてある。
【0016】尚、図8に示すように、通気用溝条部15
を凹設形成する代わりに、止着材取付用溝条部12の略
コ字溝型の溝先端部の形成深さを若干浅くすることで、
止着材11を止着材取付用溝条部12に露出内装した際
に、コ字型枠状の止着材11の背面側が断熱板1から外
方へ若干突出したものとなるようにできる。これにより
断熱板1が屋根板、天井板、床板、壁板等(S)に固定
された際に止着材11を介して屋根板、天井板、床板、
壁板等(S)と断熱板1とが僅かに離反される状態とな
ることにより、相互間に平板空隙状の通気層が形成され
るようにしても良い。
【0017】次に以上のように構成された実施の形態に
ついての断熱施工方法の一例を屋根の断熱構造に基づい
て説明する。尚、本実施の形態の断熱構造に基づく施工
方法は、屋根以外の例えば天井、床、壁等にも同様にし
て利用することができることは勿論である。図2、図
3、図7に示すように、断熱板1は、製造工場において
発泡スチロール樹脂材等の発泡合成樹脂材を射出成形す
ることにより例えば縦・横の長さが約900mm×18
00mmの大きさで、高さが例えば50mm、100m
m、150mmのいずれかとした平板状に形成される。
このとき、接合用縁枠部2、通気用溝条部15、下地材
固定用溝条部14、止着材取付用溝条部12夫々が同時
に一体形成、あるいは矩形板状素材に対する溝部等の切
断除去処理等によって形成され、止着材取付用溝条部1
2には止着材11が側方向から溝内に沿って内装され、
止着材11自体の背面が露出した状態で施工現場に搬入
される。
【0018】図2に示すように、屋根の下地材として例
えば複数の垂木P間に架設してあるベニア板等の野路板
Q上に複数の断熱板1をこれの接合用縁枠部2同士を接
合させた状態で隣接連続させた状態で連設配置させる。
このとき断熱板1の横幅は例えば垂木P夫々の間隔に合
致させてあり、接合用縁枠部2同士の接合部分は、垂木
Pの上に位置付けされる。そして、接合用縁枠部2同士
の接合により形成された接合用溝条部3に沿ってジョイ
ナー部材4を嵌込み、ジョイナー部材4の上に矩形平板
状の押さえ材5を被せてから垂木Pまで貫通するように
釘材6を打ち込んだ後、その上を発泡合成樹脂材製の断
熱充填材7でもって封入させることで断熱板1自体が屋
根下地材である野路坂Qに固定される。さらに、断熱板
1の下地材固定用溝条部14の中に矩形平板状の押さえ
材5を嵌め入れてから野路坂Qまで貫通するように釘材
6を打ち込み、さらにその上を発泡合成樹脂材製の断熱
充填材7でもって封入させることで断熱板1自体の中間
部分が野路板Qに固定される。
【0019】屋根板として例えば幅員約30〜40mm
の帯板状のベニア製等による桟木Rを断熱板1の上に架
設しておき、その上から止着材11を貫通させるように
釘材6を打ち込んで桟木Rを固定させておき、さらにそ
の上に鉄板等の屋根Sを張設する。このとき桟木Rと断
熱板1との接合部分には当該断熱板1の通気用溝条部1
5の存在により通気層が形成される。また止着材取付用
溝条部12に内装してある止着材11はこれの内向き係
止用リブ13により断熱板1を咬持させた状態となって
いるため、止着材11を介しての断熱板1に対する桟木
Rの固定は頑丈なものとなり、断熱板1から桟木Rが剥
離するようなことがない。しかも止着材11自体は断熱
板1に対する補強材としての機能も付与することができ
断熱板1全体としての剛性化に供することもできるので
ある。
【0020】尚、断熱板1に固定された桟木R上に鉄板
等の平板状の屋根Sを張設する代わりに、図9、図10
に示すように、断面でほぼ溝形状を呈する屋根葺き材K
を並列連続させることで全体として波板状となるように
構成することもできる。例えば屋根下地材M上に接着、
釘止めその他によって固着される帯状のジョイント板J
によって配装されるよう、一方側壁が直立状で、他方側
壁が上部に至るに伴い次第に末広がり状に開放される傾
斜状で全体断面でほぼ変形された溝形状を呈する第1の
タイトフレーム材L1、この第1のタイトフレーム材L
1における傾斜状側壁の上端に連設される断面でほぼL
字形を呈する第2のタイトフレーム材L2、同じく第1
のタイトフレーム材L1における直立側壁の上端に連設
される傾斜状の第3のタイトフレーム材L3を隣接配置
すると共に、夫々の上端部では介在させた吊子材Hを吊
子固定具Fによって固定することで1ユニットとして連
続一体化した状態で屋根下地材Mに例えば釘材等によっ
て固定配置する。そして、隣接配置したユニット化した
夫々においての第1のタイトフレーム材L1と第2のタ
イトフレーム材L2との夫々の上端、第1のタイトフレ
ーム材L1と第3のタイトフレーム材L3との夫々の上
端等に介在されている吊子材Hを内部に包み込むように
して、側縁を重ね合わせた状態で相互に隣接させた上方
開口が末広がり状の断面で溝形を呈する屋根葺き材Kの
重ね合わせた両側縁夫々をかしめるものであり、このよ
うにして多数のユニット化されたタイトフレーム材L
1,L2,L3によって連続波形となる骨格フレーム上
で全体として波形状に屋根葺き材Kを水密状に連続配置
するのである。
【0021】尚、吊子材Hは、隣接する第1のタイトフ
レーム材L1と第2のタイトフレーム材L2との夫々の
上端、第1のタイトフレーム材L1と第3のタイトフレ
ーム材L3との夫々の上端相互間によって吊子固定具F
によってネジ止めされていて、この吊子材Hに形成され
ている左右に張り出す突部によって、これを包み込むよ
うにした重ね合わされる隣接する屋根葺き材K夫々の両
側縁を同時にかしめることで一体化されるものとなって
おり、タイトフレーム材L1,L2,L3上に屋根葺き
材Kを連続配置するようになっている。
【0022】また、屋根構造は図示例に限らず、従来か
ら実施されている種々の構造のものとできるのは勿論で
あり、例えば水密処理が施されるネジ部を有するタイト
フレーム材等によって、これの上に屋根葺き材Kをネジ
止めすることで固着配装しても良いのである。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
めに、従来のような屋根・天井・床・壁等と断熱板1と
の剥離や締結部材(6,11)による断熱板1の潰損破
断等を防止すべく、屋根材・天井板・床板・壁板等
(S)と断熱板1との接合一体化を確実で且つ容易に行
なえるものとすることができる。
【0024】すなわちこれは本発明において、屋根板、
天井板、床板、壁板等(S)を張設固定させる略コ字型
枠状の止着材11を露出内装してある発泡合成樹脂材製
の断熱板1と、断熱板1を屋根・天井・床・壁等の下地
材(Q)に張設固定させるよう断熱板1自体に配された
長溝部固定状の下地材連結手段8とから構成したからで
あり、これによって屋根板、天井板、床板、壁板等
(S)は断熱板1に対し止着材11でもってしっかりと
固定させることができ、しかも、止着材11自体が断熱
板1に対する内装補強材として機能するため断熱板1の
座屈等を生じさせない。
【0025】止着材11は、コ字型の開口側両端縁部を
略直角に折曲させることで突片状の係止用リブ13,2
3が形成され、この係止用リブ13,23に対応して止
着材取付用溝条部12の略コ字溝型の溝先端部を略L字
型に折曲状に形成されているので、断熱板1を止着材1
1でもってしっかりと咬持させることができ、止着材1
1自体が頑丈に固定されることとなって断熱板1の止着
材取付用溝条部12から止着材11自体が抜脱されるの
を防止させることができ、止着材11を介して断熱板1
上に固定される屋根板、天井板、床板、壁板等(S)の
剥離を防止させることができる。
【0026】断熱板1の両端側には、断面略横向きL字
状の接合用縁枠部2を形成し、複数の断熱板1夫々はこ
の接合用縁枠部2同士を接合させることで内底中央に突
条が形成され、略コ字型枠状のジョイナー部材4を嵌込
んで突条をジョイナー部材4のコ字型凹部で咬ませるこ
とで各断熱板1が一体となるようにした接合用溝条部3
を形成したので、接合用溝条部3に沿って略コ字型枠状
のジョイナー部材4を嵌込み、接合用溝条部3の突条を
ジョイナー部材4のコ字型凹部で咬ませることにより、
各断熱板1夫々の接合部分を強固に一体化させることが
できる。
【0027】ジョイナー部材4部位における下地材連結
手段8は、前記接合用溝条部3に嵌込まれるジョイナー
部材4と、ジョイナー部材4の上に被せられる矩形平板
状の押さえ材5と、押さえ材5上から下地材まで貫通す
るように打ち込まれる釘材6と、釘材6により固定され
たジョイナー部材4、押さえ材5夫々を封緘するように
接合用溝条部3内に封入される断熱充填材7とにより構
成したので、断熱板1夫々の接合部分自体を屋根、天
井、床、壁等の下地材(Q)に強固に固定させることが
できる。
【0028】断熱板1の両端部に形成された前記断面略
横向きL字状の接合用縁枠部3に対応して、断熱板1夫
々を組付け嵌合させられるよう他方の断熱板1の両端部
に断面略横向きL字状と上下逆向きの被接合用縁枠部2
2を形成したので、他方の断熱板1の被接合用縁枠部2
2と接合用縁枠部2との相互を組合わせるようにして嵌
合させることにより複数の断熱板1同士を接合一体化さ
せることができ、これによりジョイナー部材4、押さえ
材5、釘材6、断熱充填材7等を削減させて複数の断熱
板1を容易に組付けすることができる。
【0029】下地材連結手段8は、断熱板1の複数箇所
に設けられた各止着材取付用溝条部12夫々の間に形成
され、断熱板1の他側面を屋根、天井、床、壁等の下地
材(Q)上に張設固定させる略矩形凹状の下地材固定用
溝条部14と、下地材固定用溝条部14内に挿入される
押さえ材5と、押さえ材5上から下地材まで貫通するよ
うに打ち込まれる釘材6と、釘材6により固定された押
さえ材5を封緘するように下地材固定用溝条部14内に
封入される断熱充填材7とにより構成したので、断熱板
1自体の中間部分を屋根、天井、床、壁等の下地材
(Q)に強固に固定させることができる。
【0030】断熱板1の一側面、例えば接合用溝条部
3、止着材取付用溝条部12、下地材固定用溝条部14
の夫々に挟まれた中間位置には、略凹状の通気用溝条部
15を凹設形成してあるので、屋根板、天井板、床板、
壁板等(Q)と断熱板1の一側面とが止着材11を介し
て固定された際に通気層を容易に形成させることがで
き、屋根板、天井板、床板、壁板等(S)の断熱、冷却
効率を向上させることができる。
【0031】止着材11のコ字型の背面が外方へ若干突
出したものとなるよう止着材取付用溝条部12の略コ字
溝型の溝先端部の形成深さを若干浅くしたので、止着材
11を止着材取付用溝条部12に内装した際に、止着材
11のコ字型の背面が外方へ若干突出したものとなり、
これにより断熱板1が屋根板、天井板、床板、壁板等
(S)に固定された際に止着材11を介して屋根板、天
井板、床板、壁板等(S)と断熱板1とが僅かに離反さ
れる状態となって平板空隙状の通気層を容易に形成させ
ることができる。
【0032】一方、本発明に係わる断熱施工方法によれ
ば、断熱板1は発泡合成樹脂材を射出成形することによ
り接合用縁枠部2、通気用溝条部15、下地材固定用溝
条部14、止着材取付用溝条部12夫々が一体形成され
た平板状に形成し、止着材取付用溝条部12には止着材
11を側方向から溝内に沿って露出内装させて形成して
あるので、施工現場での屋根、天井、床、壁等における
作業を迅速且つ容易に行なえるのに加えて、止着材11
を介しての屋根板、天井板、床板、壁板等(S)の固定
状態を堅固にし且つ剥離を防止させることができる。
【0033】そして、屋根、天井、床、壁等の下地材
(Q)上に複数の断熱板1をこれの接合用縁枠部2同士
を接合させた状態で連設配置させ、接合用縁枠部2同士
の接合により形成された接合用溝条部3に沿ってジョイ
ナー部材4を嵌込み、ジョイナー部材4の上に押さえ材
5を被せてから下地材(Q)部位まで貫通するように釘
材6を打ち込んだ後、その上を断熱充填材7でもって封
入させることで断熱板1夫々の接合部分を下地材(Q)
に固定させると共に、断熱板1の下地材固定用溝条部1
4の上に押さえ材5を被せてから下地材(Q)部位まで
貫通するように釘材6を打ち込み、さらにその上を発泡
合成樹脂材製の断熱充填材7でもって封入させることで
断熱板1自体の中間部分を下地材(Q)に固定させた
後、断熱板1の上に屋根板、天井板、床板、壁板等
(S)を張設させ、その上から止着材11を貫通させる
ように釘材6を打ち込んで屋根板、天井板、床板、壁板
等(S)自体を固定させるものとしたので、施工自体が
非常に簡単なものとなり、しかも断熱板1夫々の接合部
分、中間部分夫々を屋根、天井、床、壁等の下地材
(Q)に安定且つ強固に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における断熱構造を示す
断面図である。
【図2】同じく断熱構造の分解状態を示す断面図であ
る。
【図3】断熱板に止着材を取り付ける状態を示す斜視図
である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示した断面図であ
る。
【図5】本発明の他の実施の形態を示した断面図であ
る。
【図6】本発明の他の実施の形態を示した断面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施の形態を示し、断熱板に止着
材を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示した断面図であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態における屋根構造の一
部切欠斜視図である。
【図10】同じく屋根の組付け状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…断熱板 2…接合用縁枠
部 3…接合用溝条部 4…ジョイナー
部材 5…押さえ材 6…釘材 7…断熱充填材 8…下地材連結
手段 11…止着材 12…止着材取
付用溝条部 13…内向き係止用リブ 14…下地材固
定用溝条部 15…通気用溝条部 22…被接合用縁枠部 23…外向き係
止用リブ P…垂木 Q…野路板 R…桟木 S…屋根 K…屋根葺き材 M…屋根下地材 H…吊子材 L1…第1のタ
イトフレーム材 L2…第2のタイトフレーム材 L3…第3のタ
イトフレーム材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04F 13/08 E04F 13/08 Z 15/18 15/18 F (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/80 E04B 1/76 E04D 1/28 E04D 3/35 E04D 12/00 E04F 13/08 E04F 15/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根板、天井板、床板、壁板等を張設固
    定させる略コ字型枠状の止着材を露出内装してある発泡
    合成樹脂材製の断熱板と、この断熱板を屋根・天井・床
    ・壁等の下地材に張設固定させるよう断熱板自体に配さ
    れた長溝部固定状の下地材連結手段とから成り、下地材
    連結手段は、断熱板の複数箇所に設けられた各止着材取
    付用溝条部夫々の間に形成され、断熱板の他側面を屋
    根、天井、床、壁等の下地材上に張設固定させる略矩形
    凹状の下地材固定用溝条部と、下地材固定用溝条部内に
    挿入される押さえ材と、押さえ材上から下地材まで貫通
    するように打ち込まれる釘材と、釘材により固定された
    押さえ材を封緘するように下地材固定用溝条部内に封入
    される断熱充填材とによるものとし、また、断熱板の両
    側端側には、断面略横向きL字状の接合用縁枠部を形成
    し、複数の断熱板夫々はこの接合用縁枠部同士を接合さ
    せることで内底中央に突条が形成され、略コ字型枠状の
    ジョイナー部材を嵌込んで突条をジョイナー部材のコ字
    型凹部で咬ませることで各断熱板が一体となるようにし
    た接合用溝条部を形成したことを特徴とする屋根・天井
    ・床・壁等の断熱装置。
  2. 【請求項2】 止着材は、コ字型の開口側両端縁部を略
    直角に折曲させることで突片状の係止用リブが形成さ
    れ、この係止用リブに対応して断熱板に形成された略コ
    字溝型の止着材取付用溝条部の溝先端部を略L字型に折
    曲状に形成した請求項1記載の屋根・天井・床・壁等の
    断熱装置。
  3. 【請求項3】 ジョイナー部材部位には下地材連結手段
    が設けられており、この下地材連結手段は、前記接合用
    溝条部に嵌込まれるジョイナー部材と、ジョイナー部材
    の上に被せられる矩形平板状の押さえ材と、押さえ材上
    から下地材まで貫通するように打ち込まれる釘材と、釘
    材により固定されたジョイナー部材、押さえ材夫々を封
    緘するように接合用溝条部内に封入される断熱充填材と
    による請求項1または2記載の屋根・天井・床・壁等の
    断熱装置。
  4. 【請求項4】 断熱板の両側端部に形成された前記断面
    略横向きL字状の接合用縁枠部に対応して、断熱板夫々
    を組付け嵌合させられるよう他方の断熱板の両側端部に
    断面略横向きL字状と上下逆向きの被接合用縁枠部を形
    成した請求項1乃至3のいずれか記載の屋根・天井・床
    ・壁等の断熱装置。
  5. 【請求項5】 断熱板の一側面には、略凹状の通気用溝
    条部を凹設形成した請求項1乃至4のいずれか記載の屋
    根・天井・床・壁等の断熱装置。
  6. 【請求項6】 止着材のコ字型の背面が外方へ若干突出
    したものとなるよう止着材取付用溝条部の略コ字溝型の
    溝先端部の形成深さを若干浅くした請求項1乃至5のい
    ずれか記載の屋根・天井・床・壁等の断熱装置。
  7. 【請求項7】 屋根板、天井板、床板、壁板等を張設固
    定させる長尺な略コ字型枠状の止着材を内装させること
    の可能な略コ字溝型の止着材取付用溝条部を有する断熱
    板を発泡合成樹脂材を射出成形することにより接合用縁
    枠部、通気用溝条部、下地材固定用溝条部、止着材取付
    用溝条部夫々が一体形成された平板状に形成し、止着材
    取付用溝条部には止着材を側方向から溝内に沿って内装
    させておき、屋根、天井、床、壁等の下地材上に複数の
    断熱板をこれの接合用縁枠部同士を接合させた状態で連
    設配置させ、接合用縁枠部同士の接合により形成された
    接合用溝条部に沿ってジョイナー部材を嵌込み、ジョイ
    ナー部材の上に押さえ材を被せてから下地材部位まで貫
    通するように釘材を打ち込んだ後、その上を断熱充填材
    で封入させることで断熱板夫々の接合部分を下地材に固
    定させると共に、断熱板の下地材固定用溝条部の上に押
    さえ材を被せてから下地材部位まで貫通するように釘材
    を打ち込み、さらにその上に発泡合成樹脂材製の断熱充
    填材を封入させることで断熱板自体の中間部分を下地材
    に固定させた後、断熱板の上に屋根板、天井板、床板、
    壁板等を張設させ、その上から止着材を貫通させるよう
    に釘材を打ち込んで屋根板、天井板、床板、壁板等自体
    を固定させることを特徴とする屋根・天井・床・壁等の
    断熱施工方法。
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