JP2645250B2 - 装飾パネル - Google Patents

装飾パネル

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JP2645250B2
JP2645250B2 JP62091592A JP9159287A JP2645250B2 JP 2645250 B2 JP2645250 B2 JP 2645250B2 JP 62091592 A JP62091592 A JP 62091592A JP 9159287 A JP9159287 A JP 9159287A JP 2645250 B2 JP2645250 B2 JP 2645250B2
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幹夫 吉松
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、壁面の装飾板貼りを合理化するための、下
地のパネルとそれに装着する装飾板によって構成される
乾式工法の装飾パネルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建築物のタイル貼り工事では、装飾目的面の下
地造り及びタイル貼り付け等、専門技術者によらなけれ
ばならない複雑な工程を必要とした。また湿式工法など
では熟練を要し、しかも貼った後の養生期間も十分取る
必要があった。それに地震による振動や、建物下地の熱
膨張による伸縮があると、タイルが脱落して事故となる
などの欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は上記の不便を解消して、専門業者ばかりでな
く、特殊な技術によらなくても装飾板貼り工事が簡単か
つ能率的にできるように、ユニット構成した装飾板貼り
下地専用のパネルと装飾板で、このパネルの角山と装飾
板の係止片を掛け止めて装飾する装飾パネルである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するため所定の厚さ、長
さ、幅を有する板体を基板として、ロールフォーミング
や押し出し成型等により、角山と谷とを平行、等間隔、
複数条形成する(第1図)。角山の頂面は、山の長手方
向全長にわたって、両側をそれぞれ谷5部中央方向に水
平に突出しフランジ3,3として、後述装飾板を装着する
角山2を構成し、このユニットを装飾板取り付けの下地
となるパネル1とする。角山中央分は、山の長手方向全
長にリブ4を凹設して、ビスやボルト等の止め付け位置
として用いると同時に、補強リブとしてもパネル強度の
増加に機能するものである。
これに装着する装飾板6は所定の厚さ、幅、長さを有
する板体で、その両側片を裏面におり下げ、更に一定の
空間をもって、装飾板と平行に内側方向に折り曲げ、所
定位置より下方に折り曲げた後、コ字形に端末を外方向
に180度折り返し、係止片7a,7bを突設する。係止片の大
きさは、角山に装着する際、装着を容易にするため一片
を長く、他の一片を短くして一対とする(第2図乃至第
5図)。装飾板の両側端部は、装飾板本体の厚さの下限
位置まで折り下げ、さらに外方向に水平に若干曲げる
と、装飾板の目地部8,8となり、ジョイント箇所の取り
合いもよくまた目地剤を充填する際にもバックアップで
き便利である(第4図)。装飾板の裏面空間に断熱材9
を裏貼りすると、装飾板の強度も増し、外断熱、防音に
効果を発揮する(第3図)。
〔作用〕
本発明によれば、防水を兼ねる下地パネルと係止片を
有する装飾板とのシンプルな組み合わせによって、防水
と通気による断熱、防音を満足する壁面の乾式工法が簡
単、確実に構成できるものである。
〔実施例〕
装飾板をパネルに装着する実施例を図によって説明す
る。
パネル1を装飾目的面の形状、大きさによってユニッ
トを適宜組み合わせ、角山長手方向を水平にして、間
柱、胴縁、下地壁等の強度ある箇所11にビスやボルト、
釘等の緊定金具10で、角山頂面のリブ4箇所でしっかり
固定する。
こうして取り付けたパネル1の任意箇所の正面から、
角山2の下向きフランジ3に装飾板6の上向きの係止片
7bを挿入して、上方向に垂直に持ち上げ、下向きの係止
片7aの先端が上向きフランジ3の内側に交わり、谷5部
に入る位置より、装飾板をパネルに押し付けながら表面
に沿ってスライドして、上向きフランジ3に係止片7aの
間隙を嵌め合わせて下方に落とし込むと、係止片7aの内
側がフランジ3先端に当接する位置で、装飾板の上下位
置が定まり、係止片7a,7bでそれぞれ相対するフランジ
3,3を嵌合固定して安定する。装飾板の取り付け水平位
置は角山内を左右自由にスライドさせて、所定の壁面デ
ザインに基づき、たとえば一枚積みや二枚積みなどを自
由にセットできる。係止片と角山のフランジはしっかり
と接合し、何ら他の接着剤や固定金具を用いることな
く、任意位置にパネル正面から取り付け、または取り外
しが下地パネルを傷付けることなく簡単にできる。なお
この場合、装飾板裏面を角山頂面に接着剤で点付けし
て、より強固に固定させることも可能である。
下地面となるパネル1を装飾目的面11に取り付けると
き、角山の方向を縦や斜め方向のいずれでも任意の角度
で止め付けてもよく、変化にとんだ装飾面が得られる。
またこの下地パネルを用いると、装飾目的面に多少凹凸
がある場合でもパネルが不陸修正に役立ち、平滑な装飾
面の仕上げができる。
パネルに取り付ける装飾板の大きさは、角山を複数本
またいだ大きい装飾板であっても、係止片7a,7bがそれ
ぞれ相対する角山のフランジに嵌合固定できる寸法に設
定すれば、装飾板を安定して取り付けることができるの
で、様々な大きさの装飾板が選択でき、デザインにも変
化をつけることが可能である(第7図)。
次に係止片の形状に関し、上記実施例と同様に止着効
果を有する係止片の他の例を述べる。
装飾板裏面より突出する両端部は、それぞれ所定位置
より装飾板外方向にわん曲した抱き込み空間で、一片は
大形状の抱き込み空間(以下大片)、他の一片は小形状
の抱き込み空間(以下小片)を有し、ほぼ装飾板裏面に
接する位置まで折り返して曲げ、この大片と小片の組み
合わせをもって一対の支持部12a,12bとする(第8
図)。
前記係止片の抱き込み空間の形状は、わん曲の形状に
限らず、抱き込み十分なゆとりがある空間を形成するも
のであれば、直線形状の抱き込み空間13a,13であっても
同様の効果を有する(第9図)。
以上のような構成の装飾板をパネルに装着する実施例
を述べる。装飾目的面に取り付けられたパネル1の角山
2に装飾板6を止着する場合、下向きフランジ3に相対
する装飾板裏面の係止片の大片支持部12bの関隙をフラ
ンジに挿入して、パネル面に沿って強く押し上げ、装飾
板下向きの係止片の小片支持部12a端末が上向きフラン
ジ3の先端を交わして、パネルの谷5部に入る位置から
係止片の小片支持部12aの間隙に、上向きフランジ3を
挿入して、装飾板をパネル下方向にパネル面に沿ってス
ライドして落とし込み、係止片の小片支持部12aの内側
面が、上向きフランジ3先端に当接する位置まで下げる
と、装飾板の上下位置が定まり、装飾板6の係止片は、
それぞれ一対の支持部12a,12bに働くバックスプリング
を応用したバネの力により、装飾板裏面と支持部で相対
するフランジ3,3を強く挟み付けて固定することができ
る(第10図)。第11図に示すように、角山のフランジ裏
面に突起部15を設けると、装飾板支持部のストッパーと
して機能し、止着した装飾板の戻り防止に役立ち、一層
強力に取り付けが可能になる。
パネル1のユニットは一枚板で成型され、各ユニット
の横方向のジョイント部は十分な重ね代が取れるので完
全な雨仕舞ができる。また縦方向の継ぎ目は間柱などの
位置で、水切捨板16を水上から水下にパネルの内側に下
地張りして、パネル全体を一枚のメンブレン状に仕上げ
ることにより、たとえ装飾板の目地部からの浸水が生じ
ても、水は直接壁面内部に入ることなくパネル面で受け
止められ、外方向に排出することができ、防水効果は二
重に安全である。
〔発明の効果〕
本発明は以上の構成であり、パネルは小ユニットにも
形成できるので、一人でも取り扱いが可能で、施工も容
易になる。またパネルのユニットには、装飾目的面に取
り付けるビスの箇所のみを空けておいて、装飾板をあら
かじめパネルに止着しておくことも可能で、この場合パ
ネルをビスで壁面に取り付けた後、ビス止め箇所に残り
の装飾板を嵌め込むだけで壁面全体の装飾が完成するパ
ネル構成もできるので工場生産性の効率化を高め、施工
の合理化、スピード化が図れるという効果を有する。
装飾板はパネルのどの位置にも正面から簡単に係止で
きる。また壁面の補修や模様替えなどで、装飾板を取り
外す場合、装飾板の目地剤を除去したあと、装飾板を取
り付けるときの反対の作業を行って、パネル面から装飾
板をスライドしてはずすことによりパネルや装飾板を傷
付けることもなく、またそれを再利用することも可能で
ある。
以上のようなパネルと装飾板の構造なので、建物躯体
の振動や熱による膨張で壁面に応力が生じることがあっ
ても、装飾板とパネルの角山との接点でフレキシブルに
スライドすることになり、力を吸収して逃がすので装飾
板に亀裂が入ったり、脱落することがなく堅固な壁面が
得られる。
このような特長を持つ装飾パネルであるので、建物の
外装、内装、天井、間仕切またはディスプレイや壁面の
ワンポイントデザインなど幅広く用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパネル本体斜視図、第2図は装飾板断面図、第
3図は装飾板裏面に断熱材を充填した状態を示す断面
図、第4図は目地部を設けた装飾板斜視図、第5図は同
底面図、第6図、第7図はパネルに装飾板を止着した状
態を示す断面図、第8図、第9図は係止片支持部を有す
る装飾板断面図、第10図は装飾板をパネルに止着した状
態を示す断面図、第11図は角山のフランジ裏面に突起部
を設けた断面図、第12図はパネルに装飾板を止着した実
施例を示す平面図、第13図は水切捨板の斜視図である。 1……パネル、2……角山、3……フランジ、4……リ
ブ、5……谷、6……装飾板、7……係止片、8……目
地部、9……断熱材、10……ビス、11……装飾目的面、
12,13……係止片支持部、14……目地剤、15……突起
部、16……水切捨板。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の厚さ、長さ、幅を有する板体を成型
    して、頂面両側に張り出すフランジを突設した角山を平
    行、等間隔、複数条突設して、装飾下地となるパネルと
    し、これに装着する装飾板は方形の板体裏面の両側辺を
    装飾板の内側方向に板体と平行に曲げ、さらに所定位置
    より、角山のフランジの厚さより若干広いコ字形空間を
    有するように、それぞれ外側方向に折り曲げて形成し
    た、一片は長く、他片は短くしてなる係止片を突設した
    もので、これを角山のフランジに係止する装飾パネル。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のパネルに係止
    する装飾板の係止片の形状において、1片は大きく、他
    片は小さい係止片で、装飾板と平行に内方向に曲げ、所
    定位置より、大小一対の抱き込み空間を有し、装飾板裏
    面に接する位置まで折り返して支持部とする係止片を突
    設して、角山のフランジに挟持固体する装飾パネル。
JP62091592A 1987-04-14 1987-04-14 装飾パネル Expired - Lifetime JP2645250B2 (ja)

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JPS63255458A JPS63255458A (ja) 1988-10-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911160U (ja) * 1982-07-12 1984-01-24 三菱電機株式会社 始動電動機装置
JPH0452348Y2 (ja) * 1985-04-03 1992-12-09

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JPS63255458A (ja) 1988-10-21

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