JP3826329B2 - 建築物における壁材裏止金具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物における例えば、サイデイングボードのような壁材の裏止金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の建築物における例えば、サイデイングボードのような壁材10を柱、間柱、胴縁11等に取付ける場合は、その殆んどが図9示のように建築物外側から壁材10の雄型連結部10aの釘止用舌片部10bを柱、間柱、胴縁11等に釘止12し、然る後に連結すべき次段の壁材10’の雌型連結部10aを前記最初の壁材10の雄型連結部10aに嵌して連結を行っていたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来技術の場合、建物の外側から壁材10を柱、間柱、胴縁11等に釘止12することができる空間(スペース)がある場合は問題ないが、建物が隣接していて釘打ちすることができる空間がない場合は壁材10を柱、間柱、胴縁11等に容易に釘止12することができないという問題点があった。
【0004】
【課題解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決することを目的とし、横長状に形成した板材の略横中央部に一側端から他側端に向って所要長の横長状切欠部を設け、前記横長状切欠部下部の板材を前記横長状切欠部上部の板材に対し、略直角状に折曲可能の柱側面取付片部となすとともに他部を柱前面当接片部となし、かつ前記、柱前面当接部の上縁部に下方に折曲した壁材嵌入係止片部を設けたことを特徴とする。さらに、前記板材を所要の弾性を有する金属もしくは合成樹脂板としたことを特徴とする。さらにまた、前記柱側面取付片部および柱前面当接片部のいずれか一方、もしくは両方に釘止用孔を設けたことを特徴とする。さらにまた、前記壁材嵌入係止片部に釘止用孔または凹部を設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1乃至図4について詳細に説明する。図1は本発明の請求項1に記載の壁材裏止金具の前面側斜視図、図2は同背面側斜視図、図3は柱側面取付片部を折曲した状態の斜視図、図4は壁材取付状態の一例を示す背面側斜視図である。
【0006】
各図において、1は壁材裏止金具本体を示し、2は柱側面取付片部、3は柱前面当接片部、4は壁材嵌入係止片部である。なお、図1〜2において、1aは横長状切欠部を示すものであり、また前記壁材裏止金具本体1における柱側面取付片部2および柱前面取付片部3,壁材嵌入係止片4の形状は所期の目的を果たし得るものであれば、図示のものに限定されることなく、また柱前面取付片部3と壁材嵌入係止片4との間隔aの巾寸法は壁材の5の厚みにより任意であり、また材質も所要の弾性を有する金属板もしく合成樹脂板等任意である。6は前記柱側面取付片部2に設けられた釘止用孔または凹部であるが、必要に応じ柱前面取付片部3、壁材嵌入係止片4に設ける場合もある。7は柱、間柱、胴縁等(以下、柱等と称する)を示し、8は釘を示すものである。
【0007】
次に、作用について説明する。施工に際し、壁材5を建物(図示せず)の外側から柱等7に釘止めすることができない時は、図4示のように、壁材裏止金具本体1の柱前面当接片部3と壁材嵌入係止片4との間隔a内に、壁材5の雄型連結部5aの釘止部5bを嵌入した状態で、前記壁材裏止金具本体1の柱側面取付片部2を建物の内側から柱等7の側面7aに釘止めし、次に連結する壁材5’の雌型連結部5’aを前記最初の壁材5の雄型連結部5aに嵌合することにより容易に壁材を連結施工することができるものである。なお、この場合、前記壁材嵌入係止片4を壁材5の雄型連結部5aの釘止部5bと共に柱等7に釘止めしてもよい。また上記図4において、壁材5の下部側、即ち雌型連結部(図示せず)は適宜の役物(例えば、図示しないスターター等)により支持されていることは勿論のことであり、また最上部(軒側)となる壁材(図示せず)も適宜の役物(図示せず)により柱等7に取付られることも勿論のことである。なお、本発明はこれを壁材表止金具として用いることも可能である。
【0008】
【発明の効果】
本発明によれば、建物が隣接していて、建物の外側から壁材を柱等に釘止することができない場合でも、建物の内側から容易に壁材を柱等に取付施工することができるものであり、また壁材の雄型連結部側は壁材裏止金具本体の柱前面取付片部と壁材嵌入係止片部との間隔内に弾力的に挟持されているので壁材の取付けを迅速かつ容易に、しかも安定的に行うことができのものであるとともに各壁材は雄、雌連結部が単に嵌合連結されただけであるため、熱膨張による伸縮作用に対応することができ、壁材に無理な力を与えないものであり、さらに現場において柱側面取付片部を折曲して容易に施工に供することができるので、通常は平板状態にて場所をとらずに保管することができる等、種々の効果有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の壁材裏止金具の前面側斜視図である。
【図2】 同背面側斜視図である。
【図3】 同柱側面取付片部を折曲した状態の斜視図である。
【図4】 同壁材取付状態の一例を示す背面側斜視図である。
【図5】 従来の壁材取付状態の一例を示す背面前斜視図である。
【符号の説明】
1 壁材裏止金具本体
1a 横長状切欠部
2 柱側面取付片部
3 柱前面当接部
4 壁材嵌入係止片部
5.5’壁材
5a 雄型連結部
5b 釘止部
5’a 雌型連結部
6 釘止用孔または凹部
7 柱、間柱、胴縁
7a 側面
8 釘
Claims (4)
- 横長状に形成した板材の略横中央部に一側端から他側端に向って所要長の横長状切欠部を設け、前記横長状切欠部下部の板材を前記横長状切欠部上部の板材に対し、略直角状に折曲可能の柱側面取付片部となすとともに他部を柱前面当接片部となし、かつ前記、柱前面当接部の上縁部に下方に折曲した壁材嵌入係止片部を設けたことを特徴とする建築物における壁材裏止金具。
- 請求項1に記載の建築物における壁材裏止金具において、板材を所要の弾性を有する金属もしくは合成樹脂板としたことを特徴とする建築物における壁材裏止金具。
- 請求項1、2に記載の建築物における壁材裏止金具において、柱側面取付片部および柱前面当接片部のいずれか一方、もしくは両方に釘止用孔または凹部を設けたことを特徴とする建築物における壁材裏止金具。
- 請求項1、2、3に記載の建築物における壁材裏止金具において、壁材嵌入係止片部に釘止用孔または凹部を設けたことを特徴とする建築物における壁材裏止金具。
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Publications (2)
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JPH1054122A JPH1054122A (ja) | 1998-02-24 |
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Family Applications (1)
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JP14288897A Expired - Fee Related JP3826329B2 (ja) | 1996-05-27 | 1997-04-24 | 建築物における壁材裏止金具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3826329B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP14288897A patent/JP3826329B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH1054122A (ja) | 1998-02-24 |
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