JPH076315Y2 - 防火性金属サイディングの連結構造 - Google Patents

防火性金属サイディングの連結構造

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JPH076315Y2
JPH076315Y2 JP17075188U JP17075188U JPH076315Y2 JP H076315 Y2 JPH076315 Y2 JP H076315Y2 JP 17075188 U JP17075188 U JP 17075188U JP 17075188 U JP17075188 U JP 17075188U JP H076315 Y2 JPH076315 Y2 JP H076315Y2
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JP
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metal
upward
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folded
siding
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JP17075188U
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JPH0291832U (ja
Inventor
正茂 平手
義旺 臼井
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
富士不燃パネリング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、上下端に係合部を夫々設けた金属表面板の裏
面側に裏打材を取付けてなる金属サイディングに関し、
特に横張金属サイディングの施工に最適な防火性金属サ
イディングに関する。
〔従来の技術〕
従来の横張金属サイディングは、第4図に示すように、
金属表面板1の上下端部を夫々折曲して、上端部にパネ
ル接合用の凹入部2および凸出部3を連続形成し、この
凸出部3に続いて凹入部4および前記凸出部3よりも上
方へ延設した上出部5、さらにその外縁を折り返して上
縁折返し部6を形成している。
又、金属表面板1の下端部にパネル接合用の凸出部7お
よび凹入部8を連続形成し、この凹入部8の裏面9を下
方へ延設し、その下縁を折り返して下縁折返し部10を形
成している。
そうして、裏側に断熱材aを取付けた金属表面板1の上
出部5を釘b打ちして胴縁cに固定し、次に上方より他
の断熱材aを取付けた金属表面板1の凹入部8および裏
面9を、前記固定金属表面板1の凸出部3および凹入部
4に嵌め込んで連結施工している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述の従来構造は、目地部に間隙dを有し、この部分の
板厚が薄くなり、胴縁cへの熱伝導が大きくなり、防火
並びに耐火性が悪くなる欠点があった。
そこで本考案は上述従来の欠点を解消するために、防火
性能に秀れるばかりでなく、確実かつ強固な連続施工が
でき、しかも雨仕舞が良好な水密機能の高い防火性金属
サイディングの連結構造を提供することを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するための本考案の防火性金属サイデ
ィングの連結構造の構成を、実施例に対応する第1,2図
を用いて説明すると、上下端に係合部21,31を夫々設け
た金属表面板20の裏面側に裏打材40を取付けてなる金属
サイディングAの連結構造にあって、前記金属表面板20
の上端側係合部21を、金属表面板20の裏側に折曲されて
前記裏打材40上面に対設する上面部22と、その上面部22
裏端より上向に突出した上向部23と、その上向部23より
折り返した折返し部24と、段部手段25を介して前記裏打
材40の裏面に当接する下向部26と、さらに再び折り返し
て前記上向部23より上方に突出した突出上向部27とによ
り連続折曲形成し、前記段部手段25によって下向部26と
突出上向部27との間に袋部29を形成し、前記金属表面板
20の下端側係合部31を、金属表面板20の裏側に折曲され
て前記裏打材40下面に対設する下面部32と、その下面部
32裏端より上向に前記裏打材40の裏面に当接する上向部
33と、その上向部33より折り返して下方に突出した下向
部34とにより連続折曲形成し、金属サイディングAの上
端側係合部21の折返し部24と突出上向部27との間に、上
方より他の金属サイディングAの下端側係合部31の下向
部34を差し込んで、上端側係合部21に上面部22に下端側
係合部31の下面部32を当接させたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は横張金属サイディングの略断面図である。図中
符号Aは横張金属サイディングで、この横張金属サイデ
ィングAは、金属表面板20の上下端に係合部21,31を夫
々設け、その裏面側に裏打材40を取付けている。
まず前記金属表面板20の上端側係合部21を、金属表面板
20の裏側に折曲されて前記裏打材40上面に当接する上面
部22と、その上面部22裏端を裏打材40よりさらにやゝ裏
側に位置させ、その裏端より上向に突出した上向部23
と、その上向部23より折り返した折返し部24と、段部手
段25を介して前記裏打材40の裏面に当接する下向部26
と、さらに再び折り返して前記上向部23より上方に突出
した突出上向部27と、この上縁を折り返した上縁折返し
部28とにより連続折曲形成している。
そうして、前記段部手段25によって下向部26と突出上向
部27との間に袋部29を形成している。
次に前記金属表面板20の下端側係合部31を、金属表面板
20の裏側に折曲されて前記裏打材40下面に当接する下面
部32と、その下面部32裏端より上向に前記裏打材40の裏
面に当接する上向部33と、その上向部33より折り返して
下方に突出した下向部34と、この下縁を折り返した下縁
折返し部35とにより連続折曲形成している。
そうして、横張金属サイディングAの上端側係合部21の
折返し部24と突出上向部27との間に、上方より他の横張
金属サイディングAの下端側係合部31の下向部34を差し
込んで、第2図に示すように下縁折返し部35を袋部29に
位置させて、上端側係合部21の上面部22に下端側係合部
31の下面部32を当接させるのである。
前記裏打材40は、硬質プラスチックフォームなどの発泡
注入材でもよく、石膏ボードや岩綿ボードなどの板材で
もよい。
また、この金属サイディングAは図示のように面取り部
44を設けて、デザイン面の向上と、つきつけ目地が目立
たないようにしてもよい。
さらに、金属サイディングA,Aの連結構造を示す第2図
のように、袋部29には、防火用として塩素化ポリエチレ
ン、無機物混入シリコンシーリング(又はコーキング)
の防火性シール材41を入れておいてもよく、また受熱時
に発泡炭化するシール材を入れておいてもよい。
第3図に示すものは、他の実施例を示すもので、裏打材
40に石膏ボードを用いた場合、図示のように、裏打材40
および係合部31裏側に、アルミクラフトの裏面材42を貼
着することによって、火災時に石膏ボードより結晶水が
飛んで裏側に出ていかないので、防火性が向上し、さら
に内装材を取付けない場合に裏面をアルミクラフト裏面
材42の色・質感で統一できる。
図中、符号43は胴縁など下地材に対する止具であり、た
とえば釘、タッピング、ドリルビス等が用いられる。な
お、この止具に代えて接着剤で固着してもよい。
上述の実施例において、金属サイディングを横張用とし
て説明したが、本考案は縦張り用として使用してもよ
い。
〔効果〕
以上のように、本考案の防火性金属サイディングの連結
構造は、金属表面板の上下端の係合部、即ち金属表面板
とその上下面部と、その裏端より内方に位置する上下向
部とによって、裏打材を密着状態で完全の保持すること
ができ、かつ、面一性も保つことができ、しかも上下の
金属サイディングは、相対向する上下面部が当接かつそ
の部分の板厚を厚く形成できるので、防火性能がきわめ
て良好で、耐火性も向上させることができ、また上下係
合部の嵌合状態が、下方の上向部と上方の上向部が密接
し、さらに上方の下向部の両側面に、下方の折返し部と
突出上向部とが密接した三重密接により確実かつ強固に
連結されるばかりでなく、雨仕舞が良好な水密機能の高
いものとなる。
なお、下方の下向部と上方の下向部との間に袋部が形成
されているので、この空間部に防火用の防火性シール材
を入れてもよく、また受熱時に発泡するシール材などを
入れて防火性を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案の実施例を示すもので、第
1図は横張金属サイディングの略断面図、第2図はその
上下金属サイディングの嵌合状態を示す略断面図、第3
図は本考案の他の実施例を示す断面図、第4図は従来例
を示す断面図である。 A…横張金属サイディング、20…金属表面板、21…上端
側係合部、22…上面部、23…上向部、24…折返し部、25
…段部手段、26…下向部、27…突出上向部、29…袋部、
31…下端側係合部、32…下面部、33…上向部、34…下向
部、40…裏打材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下端に係合部を夫々設けた金属表面板の
    裏面側に裏打材を取付けてなる防火性金属サイディング
    の連結構造において、 前記金属表面板の上端側係合部を、金属表面板の裏側に
    折曲されて前記裏打材上面に対設する上面部と、その上
    面部裏端より上向に突出した上向部と、その上向部より
    折り返した折返し部と、段部手段を介して前記裏打材の
    裏面に当接する下向部と、さらに再び折り返して前記上
    向部より上方に突出した突出上向部とにより連続折曲形
    成し、前記段部手段によって下向部と突出上向部との間
    に袋部を形成し、前記金属表面板の下端側係合部を、金
    属表面板の裏側に折曲されて前記裏打材下面に対設する
    下面部と、その下面部裏端より上向に前記裏打材の裏面
    に当接する上向部と、その上向部より折り返して下方に
    突出した下向部とにより連続折曲形成し、金属サイディ
    ングの上端側係合部の折返し部と突出上向部との間に、
    上方より他の金属サイディングの下端側係合部の下向部
    を差し込んで、上端側係合部の上面部に下端側係合部の
    下面部を当接させたことを特徴とする防火性金属サイデ
    ィングの連結構造。
JP17075188U 1988-12-30 1988-12-30 防火性金属サイディングの連結構造 Expired - Lifetime JPH076315Y2 (ja)

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JPH0291832U JPH0291832U (ja) 1990-07-20
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