JP4194417B2 - 自動引き込み装置を有する家具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビネット等のオフィス用家具や家庭用家具等の引出体を引き出して、再び収納する際に、使用者が引出体を最後まで押し込まないでも、所定位置からは自動的に引き込み収納が可能な自動引き込み装置を有する家具に関する。引出体とは、引き出される物一般を表現しており、抽斗や引き出されるテーブル等が含まれる。
【0002】
【従来の技術】
キャビネット等の抽斗は、通常、使用者の手で引き出し、それを再び押し込んで使用を終了する。然しながら、急いでいる場合等において、抽斗を押し込む際に、動き始めには押す操作を行うが、収納し切るまでは押さないで済ませようとすることのあることは多くの人が経験する。こうした場合に、収納終端近くにおいては自動的に引き込む装置が設けられていれば便利であり、こうした装置が下記特許文献1等に開示されている。
【特許文献1】
特開2001−37564号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、上記文献の装置においては、ガイドされて前後に移動する部品が、スライダー13と、これに屈曲自在な蝶番部を介して一体化された作動部15との2部材に分かれており、この屈曲自在な蝶番部は使用時に必ず屈曲するものであり、長く使用するとこの蝶番部が損傷する虞があり、耐久性に課題があると考えられる。
依って本発明は、引出体を自動的に引き込み可能であって、何等かの原因で自動引き込み装置の正常作動ができない例外状態になっても、引出体の収納には支障が無いばかりか、自動引き込み装置の正常作動を簡便に復帰でき、しかも耐久性のある自動引き込み装置を有する家具の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的に鑑みて請求項1では、キャビネット等の家具の引出体と本体との間に設けられたガイドレール機構において、ガイドレール機構は、少なくとも本体側に装着された本体側レールと引出体側に装着された引出体側レールとを有し、以下の一方のレールとは本体側レールであり、他方のレールとは引出体側レール、又は中間レールのある複式の場合であって該中間レールと引出体側レールが収納の後半過程において一体収納される機構を有する場合は、他方のレールは引出体側レールでも中間レールでもよく、一方のレールに細長ケースを引き出し方向が長くなるように装着し、該ケースは引き出し方向である前後方向に延伸すると共に互いに平行な左右壁面領域を有し、該左右壁面間に配設されて、該壁面間隔と概ね同じ幅を有して前後方向に移動可能な駒部品を有し、該駒部品の後方移動を規制する規制凸部が前記ケースの所定位置に設けられており、駒部品の後部であって、前記左右壁面の何れかの壁面側に偏寄した位置に一端を有し、ケースの前記規制凸部よりも後方であって、前記偏寄した側の壁面寄りの位置に他端を有し、駒部品を常時後方に引き寄せる付勢力を与える弾力性部材を設け、駒部品には、前記弾力性部材一端位置よりも前方であって、該一端から遠い側の壁面寄りの位置に第1凹部を有し、他方のレールには、前記第1凹部に対応する前記左右壁面間左右方向の位置に、レールの相対移動によって第1凹部に進入した場合に駒部品を前方又は後方に連れ駆動可能なレール係合凸部が突設されており、引出体を収納しきった状態では、通常はレール係合凸部が第1凹部に係合しており、駒部品の、前記弾力性部材一端に近い側の壁面側側部に係合凸部を有し、前記左右壁面の内、前記弾力性部材一端に近い側の壁面を有する壁部であって、前記規制凸部の適宜距離前方位置に、該壁面に開口し、前記駒部品の係合凸部が進入係合すると駒部品の後方移動を規制するケース係合凹部を設けており、第1凹部にレール係合凸部が進入して駒部品を前方に連れ駆動しつつケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態では、駒部品の第1凹部に係合したレール係合凸部はその前方移動によって第1凹部の前側縁端から抜け出ることができるように、該前側縁端と、該前側縁端が対面している側のケース壁面との間に所定の隙間が生じ、更に駒部品の該前側縁端の前側部分はレール係合凸部の前進を阻害しないように開放されており、ケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態において、レール係合凸部が前方から後方に移動した場合、駒部品第1凹部の後側縁に係合でき、該係合状態でのレール係合凸部の後方移動力によって係合凸部のケース係合凹部との係止が解除でき、レール係合凸部が第1凹部に係合した状態での引出体の収納終端位置における駒部品の後端と前記規制凸部とは所定距離離隔しており、駒部品の、第1凹部の前側縁に係合した状態のレール係合凸部の位置から前記と同じ所定距離だけ前方に第2凹部を有しており、該第2凹部の前側縁を有する壁部は、左右方向の前記係合凸部側に向かって復元可能に撓むことが可能であり、ケース係合凹部に係合していない状態の駒部品は、前方からレール係合凸部が後退すれば、前記第2凹部の前側縁を有する壁部に干渉して撓ませて該第2凹部に進入でき、第2凹部に進入したレール係合凸部は、駒部品を前方に連れ駆動でき、係合凸部がケース係合凹部に係止状態になれば、レール係合凸部は第2凹部から前方向に抜け出ることができることを特徴とする自動引き込み装置を有する家具を提供する。
【0005】
駒部品に対してコイルバネやゴム部材等の弾力性部材の付勢力の作用する部位と、他方のレールに設けられたレール係合凸部の係合する第1凹部とは、左右方向において離隔している。このため引出体を引き出す際には、弾力性部材とレール係合凸部とによって、駒部品を弾力性部材に近い側の壁面を押圧する方向に偶力(モーメント)が作用し、引出体を引き出すに従って駒部品がケースに対して移動し、その係合凸部が孔や窪みのケース係合凹部の位置に至れば、係合凸部が落ち込むようにして係止する。こうして駒部品全体が傾き、第1凹部の前側縁端の前側部分が開放されているため、レール係合凸部が駒部品から離脱する。一方、駒部品には、係止側に偏寄した弾力性部材の引張力によって係止状態が維持される。再び引出体を収納させると、レール係合凸部が係止状態の駒部品の第1凹部の後側縁に当接し、移動力によって駒部品を起こすようにして係止状態が解除され、この解除状態では、弾力性部材が駒部品を引き込む力を作用させているため、引出体を手で押し込むことを止めても、弾力性部材の付勢力に応じて引出体は自動的に引き込み収納される。従って、再び引出体を引き出す際には、レール係合凸部が駒部品の第1凹部に係合した状態から始まる。
【0006】
以上が通常時の作動であるが、既述の過程を経て駒部品の係合凸部がケース係合凹部に係止した場合、何等かの原因の衝撃等の振動がこのケースや駒部品に作用し、不用意に係止状態が解除された場合、弾力性部材の付勢力によって駒部品は引き込まれ、規制凸部に当接して停止する。この例外時の駒部品の位置は、通常時の位置よりも長く引き込まれた位置になっているが、駒部品の第2凹部が第1凹部に係止したレール係合凸部の位置から、長くなった引き込まれ量だけケース係合凹部側に離れて形成されているため、本体を収納させた場合に、第2凹部の縁を有する壁部が左右方向に復元可能に撓むので、レール係合凸部がこの第2凹部の位置にまで至ることができ、丁度本体を収納し切ることができると共に、レール係合凸部がこの第2凹部に係合した状態で本体を引き出すことができ、再び駒部品の係合凸部をケース係合凹部に係止させられる。即ち、本発明では、例外時でも本体の収納機能に何ら支障を来たさず、再び、自動引き込み機能をも回復できる。また、通常時、駒部品は変形せず、耐久性がある。
【0007】
請求項2は、ケースが、本体に対して前後移動するレール側に装着された形態であり、請求項1に対して前後表現が逆になる。こうしたことを除けば、実質的に請求項1と同じである。作用効果も実質同じである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態例に基づき、更に詳細に説明する。
図1は本発明に係る家具としての図示しないキャビネットに使用の単式ガイドレール機構の斜視図であり、図2は図1の左方から見た正面図、図3は自動引き込み装置の説明用の平面図である。キャビネットの筐体に固定される筐体側レール10に、細長いケース14を、図3の右側を前側にして装着固定し、抽斗側に固定される抽斗側レール12の矩形状断面の一辺部12Dにレール係合凸部20を装着している。レール10,12の間には、図示しないローラーが設けられており、引き出し操作の円滑性を担保している。後述する複式ガイドレールにおいても同様であり、ローラーやボールが設けられている。ケース14は、左右側部が壁であり、その一方に設けた係止部14K,14K’を筐体側レール10に係止させて固定している。
【0009】
ケースの上下の内、前記レール係合凸部20に対面した側(ここでは上面側)は、該レール係合凸部がケース内に突出し、ケースに対して相対的に前後移動可能なように開口としている。反対側(下側)は閉じているが開口とすることも可能である。
図3を使用した以下の説明は、請求項1の発明に対するものであり、この場合図3の右側が前であるが、この図を請求項2に対する発明の説明にも使用できる。この場合、ケースは抽斗側レール12に対し、図3の左側を前方にして装着し、レール係合凸部20は筐体側レール10に装着する。従って、以下の説明の前後を逆にした説明となるので個別の説明を省略する。
【0010】
ケースには左右各壁に互いに平行な右壁面14Aと左壁面14Bが形成されており、該壁面間隔と概ね同じ幅を有する駒部品16がこの左右壁面間に配設されている。抽斗を収納し切った際には、通常ではこの第1凹部16K1にレール係合凸部が係合しており、その状態を図3(a)に示す。また、抽斗が収納し切った場合のレール係合凸部の位置を一点鎖線P0で示す。この状態の駒部品の後端よりも、所定距離δだけ後方のケース部位に規制凸部14Tを形成しており、駒部品の後方移動可能な位置を規制している。
【0011】
また、この収納状態での駒部品の適宜前方位置の左壁には、貫通したケース係合凹部14Hが設けられている。駒部品の後端部であって、左壁面14Bに近い位置P1に、コイルバネ18の一端を係止しており、他端はケースの後端部であって、左壁に近い位置に係止しており、常時駒部品を後方に引き寄せる力を作用させている。前述の第1凹部は、前記一端P1よりも前方であって、右壁面寄りの位置に設けてあり、更に駒部品の第1凹部の前方部は開放されている。第1凹部の前方位置に第2凹部16K2が形成されており、レール係合凸部20が後述する(b)の状態に係止した状態のレール係合凸部位置に対応する駒部品の部位と、前記第1凹部の前側縁に係合したレール係合凸部位置に対応する駒部品の部位との距離がδとなるように形成されている。
【0012】
この第2凹部16K2の前側縁を有する壁部16Sは、前方から後退してくるレール係合凸部20に押し下げられて左壁面14Bの側に撓み、また復元できるバネ性を有するように構成されている。一方、駒部品の左側部には、前記ケース係合凹部14Hの深さ(壁厚)程度突出した係合凸部16Tが形成されており、その後方側面16Cは後方が左壁面に近づくように傾斜しており、抽斗の引き出し操作に伴ったレール係合凸部の係合により駒部品が前方に移動し、係合凸部16Tがケース係合凹部14Hに入り込んで係合可能なように構成している。しかし、必ずしも傾斜状に形成される必要は無く、要は、係合凸部がケース係合凹部に係合できる形状であればよい。これにより、駒部品は2点鎖線の如く傾く。
【0013】
以上のように構成されているため、レール係合凸部20が駒部品の第1凹部に係合した状態から抽斗を引き出す通常時では、前記端部P1には後方向の力Fが作用し、端部P2付近には前進方向Lに沿って力が作用する。従って、駒部品にはその係合凸部16Tが左壁面14Bを押圧する方向に偶力が作用する。駒部品の前進によって係合凸部がケース係合凹部14Hの位置に位置すると、係合凸部がケース係合凹部に落ち込み係止する。それで、レール係合凸部20は第1凹部16K1から離脱でき、そのまま前方に移動する。抽斗を収納する際には、レール係合凸部20が第1凹部の後側縁16Uに当接するように該第1凹部が形成されている。この係合によって駒部品が起こされて係合凸部がケース係合凹部から外れ、後は、コイルバネ18の作用によって抽斗は自動的に後方に引き込まれる。
【0014】
抽斗を引き出した状態において、衝撃による振動等によって駒部品の係合凸部16Tがケース係合凹部14Hから不用意に外れる(例外時)と、駒部品はコイルバネ18の作用によって後退し、規制凸部14Tに当接して停止する。この状態を図3の(b)に図示している。この後、抽斗を手で押して収納させると、レール係合凸部20は、壁部16Sを左壁面14B方向に撓ませながら第2凹部16K2に進入し、この位置P0で抽斗を収納し切った状態となる。再び抽斗を引き出そうとすると、第2凹部に進入しているレール係合凸部20は、第2凹部の前側縁である壁部16Sの端面に係合し、その状態で駒部品を引き出すことができる。その後、駒部品の係合凸部がケース係合凹部に係止でき、通常の状態に復帰する。
【0015】
更には、本発明の前後移動部品は駒部品であり、本発明に係る自動引き込み装置の、例外時を除く通常時の抽斗の引き出し収納に伴う作動において、駒部品の弾性変形は生じない。従って、耐久性が向上する。
【0016】
以上は、単式ガイドレール機構に適用した例であるが、複式ガイドレール機構に適用することもできる。複式ガイドレール機構において、抽斗収納の後半過程において、抽斗側レールと中間レールを一体に収納する機構の例としては、特公平8−1213号公報や本出願人による特願2003−5366に開示がある。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば、引出体を最後まで使用者が押し込まなくても、収納を自動的に完了させることができると共に、収納された引出体が不用意に飛び出し難い。また、その自動引き込み装置に係る駒部品の係合が不用意に外れても、引出体の収納には何ら支障がなく、また、引出体を収納させることにより自動引き込み装置の機能復帰を簡便に行うことができる。更には、作動形態から言って駒部品の耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る装置を備えた家具に使用のガイドレール機構の斜視図である。
【図2】図2は、図1のレール機構の拡大正面図である。
【図3】図3は、自動引き込み装置の説明平面図である。
【符号の説明】
10 筐体側レール
12 抽斗側レール
14 ケース
14A,14B 左右壁面
14H ケース係合凹部
14T 規制凸部
16 駒部品
16K1 第1凹部
16K2 第2凹部
16T 係合凸部
18 弾力性部材
20 レール係合凸部

Claims (2)

  1. キャビネット等の家具の引出体と本体との間に設けられたガイドレール機構において、
    ガイドレール機構は、少なくとも本体側に装着された本体側レールと引出体側に装着された引出体側レールとを有し、以下の一方のレールとは本体側レールであり、他方のレールとは引出体側レール、又は中間レールのある複式の場合であって該中間レールと引出体側レールが収納の後半過程において一体収納される機構を有する場合は、他方のレールは引出体側レールでも中間レールでもよく、
    一方のレールに細長ケース(14)を引き出し方向である前後方向が長くなるように装着し、該ケースは互いに平行な左右壁面(14A,14B)領域を有し、
    該左右壁面間に配設されて、該壁面間隔と概ね同じ幅を有して前後方向に移動可能な駒部品(16)を有し、該駒部品の後方移動を規制する規制凸部(14T)が前記ケースの所定位置に設けられており、
    駒部品の後部であって、前記左右壁面の何れかの壁面側に偏寄した位置に一端を有し、ケースの前記規制凸部よりも後方であって、前記偏寄した側の壁面(14B)寄りの位置に他端を有し、駒部品を常時後方に引き寄せる付勢力を与える弾力性部材(18)を設け、
    駒部品には、前記弾力性部材一端位置よりも前方であって、該一端から遠い側の壁面(14A)寄りの位置に第1凹部(16K1)を有し、
    他方のレールには、前記第1凹部に対応する前記左右壁面間左右方向の位置に、レールの相対移動によって第1凹部に進入した場合に駒部品を前方又は後方に連れ駆動可能なレール係合凸部(20)が突設されており、引出体を収納しきった状態では、通常はレール係合凸部が第1凹部に係合しており、
    駒部品の、前記弾力性部材一端に近い側の壁面(14B)側側部に係合凸部(16T)を有し、
    前記左右壁面の内、前記弾力性部材一端に近い側の壁面(14B)を有する壁部であって、前記規制凸部の適宜距離前方位置に、該壁面に開口し、前記駒部品の係合凸部が進入係合すると駒部品の後方移動を規制するケース係合凹部(14H)を設けており、
    第1凹部にレール係合凸部が進入して駒部品を前方に連れ駆動しつつケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態では、駒部品の第1凹部に係合したレール係合凸部はその前方移動によって第1凹部の前側縁端(P2)から抜け出ることができるように、該前側縁端と、該前側縁端が対面している側のケース壁面(14A)との間に所定の隙間が生じ、更に駒部品の該前側縁端の前側部分はレール係合凸部の前進を阻害しないように開放されており、
    ケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態において、レール係合凸部が前方から後方に移動した場合、駒部品第1凹部の後側縁に係合でき、該係合状態でのレール係合凸部の後方移動力によって係合凸部のケース係合凹部との係止が解除でき、
    レール係合凸部が第1凹部に係合した状態での引出体の収納終端位置における駒部品の後端と前記規制凸部とは所定距離(δ)離隔しており、駒部品の、第1凹部の前側縁に係合した状態のレール係合凸部の位置から前記と同じ所定距離(δ)だけ前方に第2凹部(16K2)を有しており、該第2凹部の前側縁を有する壁部(16S)は、左右方向の前記係合凸部側に向かって復元可能に撓むことが可能であり、ケース係合凹部に係合していない状態の駒部品は、前方からレール係合凸部が後退すれば、前記第2凹部の前側縁を有する壁部(16S)に干渉して撓ませて該第2凹部に進入でき、第2凹部に進入したレール係合凸部は、駒部品を前方に連れ駆動でき、係合凸部がケース係合凹部に係止状態になれば、レール係合凸部は第2凹部から前方向に抜け出ることができる
    ことを特徴とする自動引き込み装置を有する家具。
  2. キャビネット等の家具の引出体と本体との間に設けられたガイドレール機構において、
    ガイドレール機構は、少なくとも本体側に装着された本体側レールと引出体側に装着された引出体側レールとを有し、以下の他方のレールとは本体側レールであり、一方のレールとは引出体側レール、又は中間レールのある複式の場合であって該中間レールと引出体側レールが収納の後半過程において一体収納される機構を有する場合は、他のレールは引出体側レールでも中間レールでもよく、
    一方のレールに細長ケース(14)を引き出し方向である前後方向が長くなるように装着し、該ケースは互いに平行な左右壁面(14A,14B)領域を有し、
    該左右壁面間に配設されて、該壁面間隔と概ね同じ幅を有して前後方向に移動可能な駒部品(16)を有し、該駒部品の前方移動を規制する規制凸部(14T)が前記ケースの所定位置に設けられており、
    駒部品の前部であって、前記左右壁面の何れかの壁面側に偏寄した位置に一端を有し、ケースの前記規制凸部よりも前方であって、前記偏寄した側の壁面(14B)寄りの位置に他端を有し、駒部品を常時前方に引き寄せる付勢力を与える弾力性部材(18)を設け、
    駒部品には、前記弾力性部材一端位置よりも後方であって、該一端から遠い側の壁面(14A)寄りの位置に第1凹部(16K1)を有し、
    他方のレールには、前記第1凹部に対応する前記左右壁面間左右方向の位置に、レールの相対移動によって第1凹部に進入した場合に駒部品をケースに対して後方又は前方に連れ駆動可能なレール係合凸部(20)が突設されており、引出体を収納しきった状態では、通常はレール係合凸部が第1凹部に係合しており、駒部品の、前記弾力性部材一端に近い側の壁面(14B)側側部に係合凸部(16T)を有し、
    前記左右壁面の内、前記弾力性部材一端に近い側の壁面(14B)を有する壁部であって、前記規制凸部の適宜距離後方位置に、該壁面に開口し、前記駒部品の係合凸部が進入係合すると、ケースに対する駒部品の前方移動を規制するケース係合凹部(14H)を設けており、
    第1凹部にレール係合凸部が進入して駒部品をケースに対して後方に連れ駆動しつつケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態では、駒部品の第1凹部に係合したレール係合凸部はケースに対する後方移動によって係合凹部の後側縁端(P2)から抜け出ることができるように、該後側縁端と、該後側縁端が対面している側のケース壁面(14A)との間に所定の隙間が生じ、更に駒部品の該後側縁端の後側部分はレール係合凸部のケースに対する後退を阻害しないように開放されており、
    ケース係合凹部に駒部品の係合凸部が係止した状態において、レール係合凸部がケースに対して後方から前方に移動した場合、駒部品第1凹部の前側縁に係合でき、該係合状態でのレール係合凸部とケースとの相対移動力によって係合凸部のケース係合凹部との係止が解除でき、
    レール係合凸部が第1凹部に係合した状態での引出体の収納終端位置における駒部品の前端と前記規制凸部とは所定距離(δ)離隔しており、駒部品の、第1凹部の後側縁に係合した状態のレール係合凸部の位置から前記と同じ所定距離(δ)だけ後方に第2凹部(16K2)を有しており、該第2凹部の後側縁を有する壁部(16S)は、左右方向の前記係合凸部側に向かって復元可能に撓むことが可能であり、ケース係合凹部に係合していない状態の駒部品は、ケースに対して後方からレール係合凸部が前進すれば、前記第2凹部の後側縁を有する壁部に干渉して撓ませて該第2凹部に進入でき、第2凹部に進入したレール係合凸部は、駒部品をケースに対して後方に連れ駆動でき、係合凸部がケース係合凹部に係止状態になれば、レール係合凸部は第2凹部からケースに対する後方向に抜け出ることができる
    ことを特徴とする自動引き込み装置を有する家具。
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