JP4188596B2 - パチンコ機の遊技球発射制御装置 - Google Patents

パチンコ機の遊技球発射制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機の遊技球発射制御装置に関するものである。
【0002】
さらに詳述すると、本発明は、遊技球発射用電磁ソレノイドに印加する駆動電圧値およびソレノイド駆動タイミングを制御するための、遊技球発射制御装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来から知られている通り、パチンコ機の遊技球を発射するために用いられている電磁ソレノイドは、遊技者がハンドルグリップを回転操作して所定の角度に達すると、通電されるようになっている。
【0004】
より具体的に述べると、従来のパチンコ機では、ハンドルグリップ内に遊技球発射開始用のマイクロスイッチを搭載しており、ハンドルグリップが一定の回転角度に達したときマイクロスイッチをオンさせ、その結果得られる信号を発射開始信号として発射制御基板に入力している。すなわち、マイクロスイッチがオンしたときに得られる信号の変化を発射条件検出回路で検出することにより、ハンドルグリップの発射開始位置が決定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の発射制御形態では、マイクロスイッチ自体の機械的バラツキ、および、マイクロスイッチの組み立て状況の差に基づくバラツキ、さらには、電気回路特性のバラツキに起因して、ハンドルグリップを回転させたときの発射開始位置がパチンコ機ごとに異なってくるという問題があった。
【0006】
また、ハンドルグリップを回転させたときの発射開始位置が同一であったとしても、ソレノイドを含む遊技球発射装置の特性バラツキに起因して、遊技球の飛距離がパチンコ機ごとに異なってしまうという問題があった。
【0007】
よって本発明の目的は、上述の点に鑑み、発射開始時におけるハンドルグリップの回転角度あるいは球飛び位置を一定にして、パチンコ機相互にバラツキが生じないようにした遊技球発射制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、遊技球を遊技盤に発射するためのソレノイドと、遊技球発射用ハンドルの回動角度に応じて摺動端子から可変電圧を出力する摺動抵抗器と、前記摺動抵抗器に固定電圧を印加するための端子間電圧を維持したまま、該端子の対地電圧を変化させるオフセット電圧供給手段と、前記摺動端子から出力される可変電圧が既定の基準電圧に達したとき、前記ソレノイドを駆動するための駆動信号を出力するソレノイド駆動手段とを具備し、前記ソレノイドは、前記既定の基準電圧に達した可変電圧に基づくソレノイド駆動電圧が印加されて駆動するパチンコ機の遊技球発射制御装置である。
【0009】
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明において、さらに加えて、前記オフセット電圧供給手段によるオフセット動作に連動して、前記基準電圧を変化させる基準電圧設定手段を備えたものである。
【0010】
請求項3に係る本発明は、請求項1または2に係る本発明において、前記オフセット電圧供給手段は、前記摺動抵抗器に固定電圧を印加するための2端子のうち、低電位側端子に接続された半固定型可変電圧発生手段を有する。
【0011】
請求項4に係る本発明は、請求項1〜3のいずれかに係る本発明において、前記ソレノイド駆動手段は、前記基準電圧と、前記摺動端子から出力される可変電圧とを比較するコンパレータを備え、該コンパレータからの判定出力に応答して前記駆動信号を出力するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
実施の形態1
図1は、本発明に係る遊技球発射制御装置を搭載したパチンコ機の正面図である。
【0014】
図1に示すように、パチンコ機1は、固定の本体枠3と、この本体枠3に囲まれた遊技盤201と、遊技球(パチンコ球)を入れる上皿4と、遊技球を溜める貯留皿5と、遊技球を発射操作するためのハンドルグリップ装置10とを具備している。
【0015】
遊技盤201の表面には、特別図柄表示装置202、始動入賞口(スタートチャッカー)203、普通図柄表示装置作動ゲート204、普通図柄表示装置206、普通電動役物207、可変入賞球装置208等が配置されている。
【0016】
特別図柄表示装置202は例えば可変表示装置(図示せず)を有し、複数の数字や図形等の特別図柄を変動表示する。特別図柄表示装置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わせとなった場合を特賞(大当たり)とする。特賞とは、遊技が第1の状態から第2の状態に切り替わるポイントであり、第2の状態は遊技者へ所定の遊技価値を付与する有利な状態である。
【0017】
始動入賞口203は、遊技者により打ち出された遊技球が入賞すると、内部の特別図柄始動スイッチ301(図2参照)のトリガ発生により入賞検知し、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。始動入賞口203前面の飾り板209には液晶表示パネル210が設けられている。
【0018】
普通図柄表示装置作動ゲート204は、遊技者により打ち出された遊技球が通過すると、内部の普通図柄始動スイッチ302(図2参照)のトリガ発生により、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。普通図柄表示装置206は、7セグメントLED等の表示する普通図柄を変動表示する。普通電動役物207は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に開放し、始動入賞口203への入賞をアシストする。可変入賞球装置208は、特別図柄表示装置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わせとなった場合、すなわち特賞になったときに可変入賞球装置208前面の大入賞口の開放動作を行う。
【0019】
ハンドルグリップ装置10は、本体枠3に固着された固定のグリップ本体(図示せず)と、このグリップ本体に回転可能に設けられ、かつ指掛け部が形成されたグリップ回転盤(図示せず)と、グリップ回転盤を覆うように設けられたカバー部とから構成されている。このハンドルグリップ装置10において、グリップ回転盤を一定の角度に回転させた状態を検出し、後述の球発射装置からパチンコ球(遊技球)が発射される。
【0020】
ハンドルグリップ装置10にはタッチセンサ(図示せず)が設けられており、当該ハンドルグリップを握って所定角度回動させることで、後述の球発射装置を構成する発射用ソレノイド(図示せず)が励磁/解磁されて遊技球が発射される。発射用ソレノイドは、当該ハンドルグリップが回動した位置に応じた励磁電流で駆動され、これによって遊技球の発射強度を制御している。
【0021】
図2は、本実施の形態によるパチンコ機全体の制御回路構成を示すブロック図である。本図に示す遊技機は、特別図柄始動スイッチ301、普通図柄始動スイッチ302、大入賞口スイッチ303、リセット回路305、電源回路306、入力ポート307、主制御部308、ROM309、RAM310、出力ポート311、特別図柄表示装置202、普通図柄表示装置206、大入賞口作動ソレノイド312、普通電動役物作動ソレノイド313、ランプ表示装置314、効果音発生装置315、賞球払出装置316、球発射装置317、その他スイッチ(前述のタッチセンサ、およびストップスイッチ(図示せず)を含む)を有する。
【0022】
特別図柄始動スイッチ301は、遊技者により打ち出されて始動入賞口203に入賞した遊技球がこのスイッチを通過するときにトリガを発生し、これにより入賞を検知して、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。一対の普通図柄始動スイッチ302は、遊技者により打ち出されて普通図柄表示装置作動ゲート204を通過した遊技球が、これらスイッチを通過する時にトリガを発生し、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。大入賞口スイッチ303は、特賞になったときに可変入賞球装置208への遊技球の入賞検知を行う。
【0023】
リセット回路305は、主制御部308を初期状態にする。電源回路306は、図2の回路全体に電力を供給する。入力ポート307は、各スイッチからの信号を取り込み、主制御部308に転送する。
【0024】
主制御部308は、遊技機全体の制御を行うCPUであり、ROM309およびRAM310を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM309およびRAM310を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。主制御部308による遊技機全体の制御処理は主制御部308のCPUがROM309に記憶されている遊技制御プログラムを読み出して所定の処理手順を実行することにより行われ、この処理手順は、周期t(たとえば4msec)毎に起動される割り込み処理である。
【0025】
ROM309には、主制御部308用の遊技機を制御するプログラムが記憶されている。具体的には、主制御部308のCPUが行う遊技制御処理の内容を規定した遊技制御プログラムが記憶されている。ROM309にはさらに、遊技機を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。RAM310は、主制御部308に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶し、また、各保留球の情報を記録する保留メモリを有する。
【0026】
出力ポート311からは、主制御部308が生成、記憶した各種信号(普通図柄始動スイッチ302等の各種スイッチチェック結果、単位時間当たり打球数、各入賞口への単位時間当たり入球個数、当該入球結果に応じた払い出し球数等、およびチャンス目を知らせるコマンドを含む)が各出力部に対して転送される。なお、打球数はセンサを設けて検知する方法、発射装置の作動時間から算出する方法のいずれによっても求めることができる。
【0027】
大入賞口作動ソレノイド312は、特賞になったときに可変入賞球装置208前面の大入賞口を開放する。普通電動役物作動ソレノイド313は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に、普通電動役物207を開放する。
【0028】
ランプ表示装置314は、遊技に関連するランプ類の表示装置であり、主制御部308からの指示で複数のランプを選択的に点灯/消灯させる。これにより保留ランプも、RAM310上の保留メモリに情報が記録されることに伴って点灯され、保留球の保留消化に伴って消灯される。効果音発生装置315は、遊技に関連する音響を発生する。賞球払出装置316は、特別図柄始動スイッチ301、大入賞口スイッチ303、その他スイッチ等で入賞検知がなされた場合の賞球払出を行う。
【0029】
球発射装置317は直進型の発射ソレノイドからなる打球装置、誘導バンド、球供給装置、係止部材(いずれも図示せず)、後に説明する遊技球発射制御回路を備える。ハンドルグリップ装置10の回動操作により遊技者の遊技球発射動作を検知すると、打球装置はプランジャ(図示せず)を吸引することによって、先端部に遊技球を衝突させ、前述の周期で遊技球を遊技盤201へ発射する。
【0030】
図3は、ハンドルグリップ装置10に内蔵されているハンドルボリューム(摺動抵抗器)の特性を例示したものである。このハンドルボリュームの回転角をθ(度)とした場合、摺動端子から出力される可変電圧VOUTは、{(0.3×θ+5)/100}×VCCであるものとする。ここでVCCは、ハンドルボリュームの両端子間に印加される固定電圧(実際には、図4に示すように、3端子レギュレータの出力電圧VCC)である。
【0031】
図3(A)に示したハンドルボリュームを用いた場合、(VOUT/VCC)×100で定義される出力比率(%)は、図3(B)に示すような直線となる。すなわち、ハンドルボリュームの回転角が0度のときには出力比率は5%、ハンドルボリュームの回転角が300度のときには出力比率は95%となる。
【0032】
図4は、球発射装置317(図2参照)に内蔵されているソレノイド駆動回路、すなわち、ハンドルボリュームの回転操作に伴なって遊技球発射用ソレノイドを駆動する回路を詳細に示したものである。
【0033】
図4において、R1およびR2は、半固定型摺動抵抗器Rの両端子にそれぞれ接続されている抵抗器である。40は電圧フォロアである。41は固定電圧VCCを出力する3端子レギュレータ、42はハンドルボリュームである。従って、半固定型摺動抵抗器Rの摺動端子の移動により、電圧フォロア40から出力された電圧Vがハンドルボリューム42の低電位側端子に印加される。換言すると、ハンドルボリューム42の低電位側端子および高電位側端子における各電位は、それぞれ電圧Vだけオフセットされることになる。
【0034】
43はコンパレータであり、ハンドルボリューム42の摺動端子から出力された可変電圧VSTと、電源電圧Vを抵抗器R3,R4で分圧して得られた基準電圧VREFとを比較する。44はDC/DCコンバータであり、ハンドルボリューム42の摺動端子から出力された可変電圧VSTをk倍して、ソレノイド駆動電圧VSOLを出力する。45は、遊技球発射用のソレノイドおよびその付属回路を含むソレノイドユニットである。46は、ソレノイドユニット45にソレノイド駆動電圧VSOLを印加させるためのスイッチングトランジスタである。従って、可変電圧VSTが基準電圧VREFを超えたとき、コンパレータ43はスイッチングトランジスタ46をオンさせ、これにより、遊技球が発射される。
【0035】
図4に示したオフセット電圧V,可変電圧VST,基準電圧VREFはそれぞれ、以下の数式により表される。
【0036】
【数1】
={(R2+Ra)/(R1+R2+R)}×V・・・(1)
【0037】
【数2】
ST={(0.3×θ+5)/100}×VCC+V・・・(2)
【0038】
【数3】
REF={R4/(R3+R4)}×V・・・(3)
【0039】
ここで、遊技球の発射条件は、VST≧VREFであるから、
【0040】
【数4】
{(0.3×θ+5)/100}×VCC+V ≧ VREF・・・(4)
【0041】
となる。従って、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTは、次式で与えられる。
【0042】
【数5】
θST={1/0.3}・{(100/VCC)×(VREF−V)−5}・・・(5)
【0043】
上記の式(5)において、変数はVだけである。このVは、半固定型摺動抵抗器Rの摺動端子をMIN側(Ra≒0)からMAX側(Ra≒R)まで移動させることにより、式(1)で示される電圧値を呈する。その結果として、図5に示すように、同一の発射開始電圧(すなわち、ソレノイド駆動電圧VSOL=k・VST)が得られるボリューム回転角度θSTは、θ1からθ2までの値をとり得る。
【0044】
かくして本実施の形態1によれば、どのパチンコ機においても、ソレノイドに印加する発射開始電圧k・VSTを一定にして、発射開始時の遊技球飛び位置を同一にすることができる。このことにより、遊技者にとっては、台を替わるたびに球飛び状態を確認する必要がなくなるので、台の変更に伴なう違和感を感じないですむようになる。
【0045】
実施の形態2
図6は、遊技球発射用ソレノイドを駆動するための他の回路を詳細に示したものである。本図において、図4と同じ要素には、図4と同じ符号を付してある。従って、本実施の形態において異なる点は、基準電圧VREFを生成するための抵抗器R3を3端子レギュレータ41の出力端(すなわち、ハンドルボリューム42の高電位側端子)に接続することにより、オフセット電圧Vの変化に伴なって基準電圧VREFも変化させるようにしたものである。
【0046】
本図から明らかなように、 オフセット電圧V, 可変電圧VST, 基準電圧VREF はそれぞれ、以下の数式により表される。
【0047】
【数6】
={(R2+Ra)/(R1+R2+R)}×V・・・(6)
【0048】
【数7】
ST={(0.3×θ+5)/100}×VCC+V・・・(7)
【0049】
【数8】
REF={R4/(R3+R4)}×VCC+V・・・(8)
【0050】
ここで、遊技球の発射条件は、VST≧VREFであるから、
【0051】
【数9】
{(0.3×θ+5)/100}×VCC+V ≧{R4/(R3+R4)}×VCC+V ・・・(9)
となる。従って、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTは、次式で与えられる。
【0052】
【数10】
θST={1/0.3}・{(100×R4)/(R3+R4)−5}・・・(10)
【0053】
上記の式(10)から明らかなように、θSTには、オフセット電圧成分Vは含まれていない。従って、半固定型摺動抵抗器Rの摺動端子をどのような位置に置いたとしても、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTは一定となる。換言すると、半固定型摺動抵抗器Rの摺動端子を移動させることによりオフセット電圧Vが変化し(式(6)参照)、その結果として、ハンドルボリューム42の摺動端子から出力される可変電圧VSTも変化することになるが(式(7)参照)、図7に示すように、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTは常に一定となる。
【0054】
このように図7は、半固定型摺動抵抗器Rの摺動端子を移動させることに伴なって生じる発射開始電圧(すなわち、ソレノイド駆動電圧VSOL=k・VST)の変動範囲と、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTとの関係を示している。
【0055】
かくして本実施の形態2によれば、どのパチンコ機においても、遊技球を発射開始させるためのボリューム回転角度θSTは一定になる。このことにより、遊技者にとっては、台を替わるたびにハンドルグリップ装置10の発射開始位置を確認する必要がなくなるので、台の変更に伴なう違和感を感じないですむようになる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、発射開始時におけるハンドルグリップの回転角度あるいは球飛び位置を一定にして、パチンコ機相互にバラツキが生じないようにした遊技球発射制御装置を実現することができる。
【0057】
したがって、本発明によれば、どのパチンコ機であっても、あるいは、多数のパチンコ機備えたどのホールであっても、遊技者は、遊技球の発射に対する違和感を感じることなく、ゲームに専念できるようになる。
【0058】
さらに加えて、本発明によればマイクロスイッチを使用しないで済むので、製造コストの低減にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技球発射制御装置を搭載したパチンコ機の正面図である。
【図2】本実施の形態によるパチンコ機全体の制御回路構成を示すブロック図である。
【図3】ハンドルグリップ装置に内蔵されているハンドルボリューム(摺動抵抗器)の特性を例示した図である。
【図4】球発射装置に内蔵されているソレノイド駆動回路、すなわち、ハンドルボリュームの回転操作に伴なって遊技球発射用ソレノイドを駆動する回路を詳細に示した図である。
【図5】図4の動作を示す線図である。
【図6】球発射装置に内蔵されている他のソレノイド駆動回路、すなわち、ハンドルボリュームの回転操作に伴なって遊技球発射用ソレノイドを駆動する他の回路を詳細に示した図である。
【図7】図6の動作を示す線図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
3 本体枠
4 上皿
5 貯留皿
10 ハンドルグリップ装置
40 電圧フォロア
41 3端子レギュレータ
42 ハンドルボリューム
43 コンパレータ
44 DC/DCコンバータ
45 ソレノイドユニット
46 スイッチングトランジスタ
202 特別図柄表示装置
203 始動入賞口
204 普通図柄表示装置作動ゲート
206 普通図柄表示装置
207 普通電動役物
208 可変入賞球装置
308 主制御部
309 ROM
310 RAM
311 出力ポート
312 大入賞口作動ソレノイド
313 普通電動役物作動ソレノイド
314 ランプ表示装置
315 効果音発生装置
316 賞球払出装置
317 球発射装置

Claims (4)

  1. 遊技球を遊技盤に発射するためのソレノイドと、
    遊技球発射用ハンドルの回動角度に応じて摺動端子から可変電圧を出力する摺動抵抗器と、
    前記摺動抵抗器に固定電圧を印加するための端子間電圧を維持したまま、該端子の対地電圧を変化させるオフセット電圧供給手段と、
    前記摺動端子から出力される可変電圧が既定の基準電圧に達したとき、前記ソレノイドを駆動するための駆動信号を出力するソレノイド駆動手段と
    を具備し
    前記ソレノイドは、前記既定の基準電圧に達した可変電圧に基づくソレノイド駆動電圧が印加されて駆動することを特徴とする、パチンコ機の遊技球発射制御装置。
  2. 請求項1において、さらに加えて、前記オフセット電圧供給手段によるオフセット動作に連動して、前記基準電圧を変化させる基準電圧設定手段を備えたことを特徴とする、パチンコ機の遊技球発射制御装置。
  3. 請求項1または2において、前記オフセット電圧供給手段は、前記摺動抵抗器に固定電圧を印加するための2端子のうち、低電位側端子に接続された半固定型可変電圧発生手段を有することを特徴とする、パチンコ機の遊技球発射制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ソレノイド駆動手段は、前記基準電圧と、前記摺動端子から出力される可変電圧とを比較するコンパレータを備え、該コンパレータからの判定出力に応答して前記駆動信号を出力することを特徴とする、パチンコ機の遊技球発射制御装置。
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