JP5210477B2 - パチンコ機の遊技球発射強度制御回路 - Google Patents

パチンコ機の遊技球発射強度制御回路 Download PDF

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Description

本発明はパチンコ機の遊技球発射強度制御回路に関し、特に、電磁ソレノイドを用いた遊技球発射装置に適用して好適なパチンコ機の遊技球発射強度制御回路に関する。
従来のパチンコ機遊技球発射装置には、直進型の発射ソレノイドを用いたものがある。この種の発射装置は、ハンドルグリップ装置の回動操作により遊技者の遊技球発射動作を検知すると、発射ソレノイドからなる打球装置がプランジャを吸引することによって、先端部に遊技球を衝突させ、パルス信号によって決まる所定周期で遊技球を遊技盤へ発射する構成を採っている。
上記発射装置に用いられる遊技球発射強度制御回路には、定電圧駆動方式と定電流駆動方式とがある。
定電圧駆動方式のものは、発射ソレノイドに印加する駆動電圧をハンドルグリップ装置の操作位置に応じて変化させることで発射強度(発射ソレノイドの駆動力)、すなわち遊技球の飛距離を制御している。
定電流駆動方式のものは、発射ソレノイドに印加する駆動電圧を予め充分高い値に設定しておいて駆動電流をハンドルグリップ装置の操作位置に応じて変化させることで、発射強度(発射ソレノイドの駆動力)、すなわち遊技球の飛距離を制御する。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、従来の定電圧駆動方式では、発射ソレノイドへの印加駆動電圧とその励磁巻線の抵抗値によって発射ソレノイドに流れる電流が決定されるため、継続して発射動作を行なうと励磁電流による発熱により励磁巻線の抵抗値が上昇してしまい、これにより、発射ソレノイドに流れる電流が低下して発射強度、すなわち遊技球の飛距離が低下するという課題があった。
図5は、定電圧駆動方式の遊技球発射強度制御回路の上記課題を概念的に示した説明図である。
同図(b)のパルス信号によって駆動素子が動作して発射ソレノイドの励磁巻線が所定周期Tで励磁/解磁を繰り返され、駆動素子のオン期間Tonに同図(a)のように励磁電流(ソレノイド電流)iLが流れる。発射開始直後は励磁巻線温度が上昇していないために実線のように励磁電流iLが流れ、継続した発射動作による励磁巻線の温度上昇にしたがい、励磁電流iLは、破線で示すように低下する。
一方、従来の定電流駆動方式では、発射ソレノイドの最大の駆動力(100パーセント)が得られる所要の最大電圧に駆動電圧を予め設定しておき、この最大電圧と励磁巻線の抵抗値で決定される電流値よりも小さな値となるように、励磁巻線の駆動素子(スイッチング素子)に電力損失を持たせ、この損失に応じて駆動電流を変化させている。このため、継続して発射動作を行なった場合の発射ソレノイドの駆動力変動、すなわち遊技球の飛距離が低下するという課題は解消されるものの、上記の電力損失による発熱という別の課題があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的は、上記の遊技球の飛距離低下と駆動素子の電力損失による発熱という2つの課題を解決することのできるパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を提供することである。
課題を解決するための手段
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明では、操作手段の操作により遊技球を遊技盤に発射するためのソレノイドと、遊技者が上記操作手段に触れていることを検出するタッチ検出信号、発射許可信号、発射停止信号、及び、発振手段からの信号の入力に基づき上記ソレノイドを所定周期で励磁する励磁信号を出力するタイミング手段と、遊技者により可変される遊技球発射用ハンドルの回動角度に応じた可変駆動電圧を発生する駆動手段と、前記励磁信号および前記可変駆動電圧に基づき前記ソレノイドを駆動する駆動素子とを備えたパチンコ機の遊技球発射強度制御回路であって、前記可変駆動電圧に応じた出力電圧を生成して前記ソレノイドの一端に印加するソレノイド駆動電圧生成手段と、前記励磁信号によって前記駆動素子がオンすることで前記ソレノイドに流れる電流を検出し、当該検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ソレノイドの他端と接続された前記駆動素子の一端に接続されて、前記ソレノイドに流れる電流を検出する検出手段と、当該検出電流に応じた電圧と前記可変駆動電圧から入力される基準電圧を比較し、比較結果にしたがい前記検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御する比較制御手段とを備え、前記所定周期毎に、前記比較制御手段による前記検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御することを特徴とするパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を実施した。
請求項2に係る発明では、請求項1に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、前記制御手段は、前記可変駆動電圧に基づき電流制御用基準電圧を生成する基準手段とを備えた形態のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を実施した。
請求項3に係る発明では、請求項1または2に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、前記駆動手段は、定電圧源と、該定電圧源から、その一端に供給される定電圧を前記回動角度に応じて分圧し、当該分圧電圧を前記可変駆動電圧として出力する可変抵抗手段とを備えた形態のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を実施した。
請求項4に係る発明では、請求項1または2に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、前記ソレノイド駆動電圧生成手段は、直流脈流を整流して得られた整流電圧と前記可変駆動電圧を入力し、両電圧に基づいて前記出力電圧を出力する直流電圧変換手段である形態のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を実施した。
図1は、本発明に係る遊技球発射強度制御回路を適用可能なパチンコ機を示す正面図である。
図1に示されるように、本発明におけるパチンコ機1は、固定の本体枠3と、この本体枠3に囲まれた遊技盤201と、遊技球(パチンコ球)を入れる上皿4と、遊技球を溜める貯留皿5と、遊技球を発射操作するためのハンドルグリップ装置10とを具備している。
遊技盤201の表面には、特別図柄表示装置202、始動入賞口(スタートチャッカー)203、普通図柄表示装置作動ゲート(左)204、普通図柄表示装置作動ゲート(右)205、普通図柄表示装置206、普通電動役物207、可変入賞球装置208等が配置されている。
特別図柄表示装置202は例えば可変表示装置(図示せず)を有し、複数の数字や図形等の特別図柄を変動表示する。特別図柄表示装置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わせとなった場合を特賞(大当たり)とする。特賞とは、遊技が第1の状態から第2の状態に切り替わるポイントであり、第2の状態は遊技者へ所定の遊技価値を付与する有利な状態である。
始動入賞口203は、遊技者により打ち出された遊技球が入賞すると、内部の特別図柄始動スイッチ301(図2において後述)のトリガ発生により入賞検知し、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。
始動入賞口203前面の飾り板209には液晶表示パネル210が設けられ、液晶表示パネル210を含んで後述のスタートチャッカー表示装置200(図2)が構成されている。このスタートチャッカー表示装置200による表示については後に詳述する。
普通図柄表示装置作動ゲート(左)204および普通図柄表示装置作動ゲート(右)205は、遊技者により打ち出された遊技球が通過すると、内部の普通図柄作動スイッチ302(図2を参照して後述)のトリガ発生により、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。普通図柄作動スイッチ302は、両作動ゲート204,205に対して夫々設けられている。
普通図柄表示装置206は、7セグメントLED等の表示する普通図柄を変動表示する。普通電動役物207は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に開放し、始動入賞口203への入賞をアシストする。可変入賞球装置208は、特別図柄表示装置202の停止図柄が予め定めた特定の図柄の組み合わせとなった場合、すなわち特賞になったときに可変入賞球装置208前面の大入賞口の開放動作を行う。
ハンドルグリップ装置10は、本体枠3に固着された固定のグリップ本体(図示せず)と、このグリップ本体に回転可能に設けられ、かつ指掛け部が形成されたグリップ回転盤(図示せず)と、グリップ回転盤を覆うように設けられたカバー部とから構成されている。斯様なハンドルグリップ装置10において、グリップ回転盤を一定の角度に回転させた状態を検出し、後述の球発射装置からパチンコ球(遊技球)が発射される。
ハンドルグリップ装置10にはタッチセンサ(図示せず)が設けられており、当該ハンドルグリップを握って所定角度回動させることで、後述の球発射装置を構成する発射用ソレノイド(図示せず)が発射タイミング指令回路(図3を参照して後述)からのパルス信号のタイミング(たとえば0.6秒周期)で励磁/解磁されて遊技球が発射される。発射用ソレノイドは、当該ハンドルグリップが回動した位置に応じた励磁電流で駆動され、これによって遊技球の発射強度を制御している。
図2は、遊技機全体の制御回路構成を示す。
図2に示す本実施形態の遊技機の制御回路構成は、特別図柄始動スイッチ301、普通図柄作動スイッチ302、大入賞口スイッチ303、リセット回路305、電源回路306、入力ポート307、主制御部308、ROM309、RAM310、出力ポート311、スタートチャッカー表示装置200、特別図柄表示装置202、普通図柄表示装置206、大入賞口作動ソレノイド312、普通電動役物作動ソレノイド313、ランプ表示装置314、効果音発生装置315、賞球払出装置316、球発射装置317、その他スイッチ(前述のタッチセンサ、およびストップスイッチ(図示せず)を含む)304を有する。
特別図柄始動スイッチ301は、遊技者により打ち出されて始動入賞口203に入賞した遊技球がこのスイッチを通過するときにトリガを発生し、これにより入賞を検知して、特別図柄表示装置202の図柄変動の契機を与える。
一対の普通図柄作動スイッチ302は、遊技者により打ち出されて普通図柄表示装置作動ゲート(左)204および普通図柄表示装置作動ゲート(右)205を通過した遊技球が、これらスイッチを通過する時にトリガを発生し、普通図柄表示装置206の普通図柄の変動契機を与える。
大入賞口スイッチ303は、特賞になったときに可変入賞球装置208への遊技球の入賞検知を行う。
リセット回路305は、主制御部308を初期状態にする。電源回路306は、図2の回路全体に電力を供給する。入力ポート307は、各スイッチからの信号を取り込み、主制御部308に転送する。
主制御部308は、遊技機全体の制御を行うCPUであり、ROM309およびRAM310を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM309およびRAM310を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。主制御部308による遊技機全体の制御処理は主制御部308のCPUがROM309に記憶されている遊技制御プログラムを読み出して所定の処理手順を実行することにより行われ、この処理手順は、周期t(たとえば4msec)毎に起動される割り込み処理である。
ROM309には、主制御部308用の遊技機を制御する前述のプログラムが記憶されている。具体的には、主制御部308のCPUが行う遊技制御処理の内容を規定した遊技制御プログラムを記憶している。ROM309にはさらに、遊技機を制御するための各種のパラメータの値が格納されている。
RAM310は、主制御部308に対する入出力データや演算処理のためのデータ、遊技に関連する乱数カウンタを初めとする各種カウンタ等を一時記憶し、また、各保留球の情報を記録する保留メモリを有する。
出力ポート311からは、主制御部308が生成、記憶した各種信号(普通図柄作動スイッチ302等の各種スイッチチェック結果、単位時間当たり打球数、各入賞口への単位時間当たり入球個数、当該入球結果に応じた払い出し球数等、およびチャンス目を知らせるコマンドを含む)が各出力部に対して転送される。なお、打球数はセンサを設けて検知する方法、発射装置の作動時間から算出する方法のいずれによっても求めることができる。
スタートチャッカー表示装置200は、コマンドデータ受信部、CPU、プログラムROM、CPUによる入出力データや演算処理のためのデータを一時記憶し、ワークエリアやバッファメモリとして機能するRAM、画像処理用LSI、キャラクタROM、ビデオRAM、液晶表示パネル210(図1)、および電源回路(夫々図示せず)を有する一般的な構成である。
コマンドデータ受信部は、主制御部308からの上記各種信号を受信してCPUへ渡し、CPUは、プログラムROMに記憶されたプログラムにしたがって遊技機全体の制御を行う。
画像処理用LSIは、CPUによる処理に従ってキャラクタROMの画像データ(キャラクタ表示用データおよび簡単な絵柄のデータ)を読み出してビデオRAMに一時展開し、展開された画像を液晶表示パネルに表示させる。
一方、大入賞口作動ソレノイド312は、特賞になったときに可変入賞球装置208前面の大入賞口を開放する。普通電動役物作動ソレノイド313は、普通図柄表示装置206が特定の普通図柄を停止表示した場合に、普通電動役物207を開放する。
ランプ表示装置314は、遊技に関連するランプ類の表示装置であり、主制御部308からの指示で複数のランプを選択的に点灯/消灯させる。これにより保留ランプも、上記RAM310上の保留メモリに情報が記録されることに伴って点灯され、保留球の保留消化に伴って消灯される。
効果音発生装置315は、遊技に関連する音響を発生する。賞球払出装置316は、特別図柄始動スイッチ301、大入賞口スイッチ303、その他スイッチ304等で入賞検知がなされた場合の賞球払出を行う。
球発射装置317は直進型の発射ソレノイドからなる打球装置、誘導バンド、球供給装置、係止部材(夫々図示せず)、次に図3に示すパチンコ機の遊技球発射強度制御回路を備える。ハンドルグリップ装置10の回動操作により遊技者の遊技球発射動作を検知すると、打球装置はプランジャを吸引することによって、先端部に遊技球を衝突させ、前述の周期で遊技球を遊技盤201へ発射することができる。
図3は本発明に係るパチンコ機の遊技球発射強度制御回路の一実施形態を示す回路図である。この回路は、球発射装置317内に設けられている。
図3において、発射タイミング指令回路31には賞球払出装置316からの発射許可信号、ハンドルグリップ装置10からのタッチ検出信号、およびストップスイッチからの発射停止信号が供給される。発射タイミング指令回路31は、水晶発振回路32から入力される基準信号のタイミングで動作し、駆動素子(スイッチング用FET)38をオンオフ制御するための所定周期(たとえばT=0.6秒)のパルス信号をa点に出力する。
なお、発射タイミング指令回路31は、タッチ検出回路、チャタリング/ノイズ防止回路、発射条件検出回路、基準信号を分周する分周回路、デコーダ回路、スイッチング素子等を含んで構成される。
可変抵抗RHは、ハンドルグリップ装置10の遊技者による回動操作に応じてb点の可変端子が抵抗体に対し摺動するように構成されている。また、その固定端子の一方はグランドに、他方は電源回路33に接続されており、電源回路33が発生する直流定電圧は、ハンドルグリップ装置10の回動角度に応じた比率で可変的に分圧され、電圧バッファ34を介して出力される。この分圧された出力電圧(可変駆動電圧)は、抵抗R1,R2からなる抵抗分圧回路とDC/DCコンバータ36に供給される。
整流回路35にはDC24Vの脈流が入力され、所定の直流電圧とされてDC/DCコンバータ36に供給される。整流回路35としては、例えばコンデンサとチョークコイルを用いたπ型回路と、ダイオードとコンデンサを用いた平滑回路との縦続回路を使用することができるが、整流回路35の内部構成はこれに限定されない。
DC/DCコンバータ36は一般的な構成であり、整流回路35からの直流定電圧と電圧バッファ34を介した上記可変駆動電圧から、当該可変駆動電圧に応じた直流出力電圧を生成して出力し、発射ソレノイドの励磁巻線SLの図中上端に印加する。
DC/DCコンバータ36の出力端とグランド間には、図示した通り励磁巻線SLと駆動素子(FET)38と電流検出用抵抗RCが直列に接続されており、駆動素子(FET)38がa点のパルス信号に応答してオンしたときに励磁巻線SLに流れる励磁電流iLに応じた電圧が電流検出用抵抗RCの上端に現れる。この電圧はオペアンプ37の負入力端に入力される。
一方、上記可変駆動電圧は抵抗R1,R2の抵抗値の比率で分圧されて電流制御用の基準電圧としてオペアンプ37の正入力端に入力され、オペアンプ37は当該分圧電圧と上記励磁電流iLに応じた電圧の比較動作を行なう。すなわち、励磁電流iLが増大し、当該励磁電流に応じた電圧が抵抗R1,R2の抵抗値の比率で設定される所定値を超えようとすると、オペアンプ37の出力端電圧が減少し、逆に、所定値よりも小さい場合はオペアンプ37の出力端電圧が増大し、この結果、励磁電流iLが図示した一定の最大電流制限値を保持するように比較制御が行なわれる。
本実施形態によるパチンコ機の遊技球発射強度制御回路は、上述の如くハンドルグリップ装置の操作に応じて電圧制御と電流制御を併せて行っており、次に図4を参照して説明するように、打球時(駆動素子38のオン時)の励磁電流iLの最大値を一定レベル(ハンドルグリップ装置の回動操作された位置に対応したレベル)に制限することができる。
図5は、本発明に係るパチンコ機の上記した遊技球発射強度制御回路の動作を説明する波形図である。
同図(b)のパルス信号によって駆動素子が動作して発射ソレノイドの励磁巻線が所定周期Tで励磁/解磁を繰り返され、駆動素子のオン期間Tonに同図(a)のように励磁電流(ソレノイド電流)iLが流れる。
励磁電流iLが予め設定された所定値(最大値)に満たない場合は、この最大値に一致するまで励磁電流iLを上昇させる様に制御を行ない、一方、励磁電流iLが予め設定された上記最大値を超えようとする場合は、最大値と一致する値に励磁電流iLを制限する。
発射開始直後は励磁巻線温度が上昇していないために実線のように励磁電流iLが流れ、継続した発射動作による励磁巻線の温度上昇にしたがい、励磁電流iLは、破線で示すように低下する。
また、励磁電流iLの最大値は、励磁巻線SLの温度上昇によって低下するレベルを超えないレベルに常時設定しておくことにより、温度上昇が発生しても一定値を保持することが可能である。
このオン期間Tonにおいて、図3を参照して説明した電圧制御と電流制御が行なわれ、オペアンプ37による比較制御動作によって励磁電流iLの最大値が制限される。
このように、発射開始直後の励磁巻線低温時にはT1で示す期間だけ、継続発射動作後の励磁巻線温度上昇時でもT2で示す期間だけ、遊技者のハンドルグリップ装置の回動操作位置に応じた一定値に最大電流値を保持することができ、励磁巻線の温度変動にかかわらず一定の発射強度に制御することが可能である。したがって本実施形態によれば、従来の定電圧駆動方式による継続発射時の遊技球の飛距離低下という課題、および、定電流駆動方式による駆動素子の電力損失による発熱という課題を共に解決することができる。
発明の効果
以上説明した通り本発明に係るパチンコ機の遊技球発射強度制御回路によれば、遊技者により可変される遊技球発射用ハンドルの回動角度に応じた可変駆動電圧に応じた出力電圧を生成して発射ソレノイドの一端に印加し、所定周期の励磁信号によってソレノイドの駆動素子がオンすることでソレノイドに流れる電流を検出し、当該検出電流が一定値を超えないように駆動素子を制御することで、遊技球の飛距離低下と駆動素子の電力損失による発熱という課題を解決できるという効果がある。
本発明に係る遊技球発射強度制御回路を適用可能なパチンコ機を示す正面図である。 本発明に係る遊技球発射強度制御回路を適用可能なパチンコ機全体の制御回路構成を示すブロック図である。 本発明に係るパチンコ機の遊技球発射強度制御回路の一実施形態を示す回路図である。 本発明に係るパチンコ機の遊技球発射強度制御回路の動作を説明する波形図である。 従来技術におけるパチンコ機の遊技球発射強度制御回路の一例による動作(技術的課題)を説明する波形図である。
1 パチンコ機
2 遊技盤
3 本体枠
4 上皿
5 貯留皿
10 ハンドルグリップ装置
31 発射タイミング指令回路
32 水晶発振回路
33 電源回路
34 電圧バッファ
35 整流回路
36 DC/DCコンバータ
37 オペアンプ
38 駆動素子(スイッチング用FET)
200 スタートチャッカー表示装置
202 特別図柄表示装置
203 始動入賞口
204 普通図柄表示装置作動ゲート(左)
205 普通図柄表示装置作動ゲート(右)
206 普通図柄表示装置
207 普通電動役物
208 可変入賞球装置
209 飾り板
210 液晶表示パネル
301 特別図柄始動スイッチ
302 普通図柄作動スイッチ
303 大入賞口スイッチ
304 その他スイッチ
305 リセット回路
306 電源回路
307 入力ポート
308 主制御部
309 ROM
310 RAM
311 出力ポート
312 大入賞口作動ソレノイド
313 普通電動役物作動ソレノイド
314 ランプ表示装置
315 効果音発生装置
316 賞球払出装置
317 球発射装置
R1,R2 分圧抵抗
RH 可変抵抗
RC 電流検出用抵抗
SL 励磁巻線

Claims (4)

  1. 操作手段の操作により遊技球を遊技盤に発射するためのソレノイドと、遊技者が前記操作手段に触れていることを検出するタッチ検出信号、発射許可信号、発射停止信号、及び、発振手段からの信号の入力に基づき前記ソレノイドを所定周期で励磁する励磁信号を出力するタイミング手段と、遊技者により可変される遊技球発射用ハンドルの回動角度に応じた可変駆動電圧を発生する駆動手段と、前記励磁信号および前記可変駆動電圧に基づき前記ソレノイドを駆動する駆動素子とを備えたパチンコ機の遊技球発射強度制御回路であって、
    前記可変駆動電圧に応じた出力電圧を生成して前記ソレノイドの一端に印加するソレノイド駆動電圧生成手段と、
    前記励磁信号によって前記駆動素子がオンすることで前記ソレノイドに流れる電流を検出し、当該検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記ソレノイドの他端と接続された前記駆動素子の一端に接続されて、前記ソレノイドに流れる電流を検出する検出手段と、
    当該検出電流に応じた電圧と前記可変駆動電圧から入力される基準電圧を比較し、比較結果にしたがい前記検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御する比較制御手段とを備え、
    前記所定周期毎に、前記比較制御手段による前記検出電流が一定値を超えないように前記駆動素子を制御することを特徴とするパチンコ機の遊技球発射強度制御回路。
  2. 請求項1に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、
    前記制御手段は、
    前記可変駆動電圧に基づき電流制御用基準電圧を生成する基準手段を備えたことを特徴とするパチンコ機の遊技球発射強度制御回路。
  3. 請求項1または2に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、
    前記駆動手段は、定電圧源と、該定電圧源から、その一端に供給される定電圧を前記回動角度に応じて分圧し、
    当該分圧電圧を前記可変駆動電圧として出力する可変抵抗手段とを備えたことを特徴とするパチンコ機の遊技球発射強度制御回路。
  4. 請求項1または2に記載のパチンコ機の遊技球発射強度制御回路において、
    前記ソレノイド駆動電圧生成手段は、直流脈流を整流して得られた整流電圧と前記可変駆動電圧を入力し、両電圧に基づいて前記出力電圧を出力する直流電圧変換手段であることを特徴とするパチンコ機の遊技球発射強度制御回路。
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