JP4188361B2 - 車載用パルスレーダ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、自動車に搭載され、周辺車両との車間距離や相対速度等を計測し、車間距離制御や衝突被害軽減等に役立てられる車載用パルスレーダ装置に関する。
従来、このような車載用パルスレーダ装置においては、送信電波として76GHz帯のミリ波が用いられている。前記高周波は、一般的に素子間あるいは線路間のアイソレーションが確保しにくいため、送信パルス波が受信回路に直接重畳し、受信回路の飽和を招いて適切な検知動作を阻害するという問題があった。
このような問題に対して、送信信号の受信信号への重畳を回避するレーダ装置が既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。このレーダ装置においては、周波数変調制御信号が電圧制御発振器に入力され、周波数変調された送信信号がアンテナ共用手段を介して送受信用アンテナに供給され、目標物体に向けて電波として送信される。送信された電波は目標物体にて反射され、送受信用アンテナにて受信される。受信された受信信号は前記電圧制御発振器から出力された送信信号とミキサにて混合され、ビート信号を出力する。以降、ビート信号から目標物体までの距離等を算出する方法は一般的なFMCWレーダと同様であるので詳細な説明は割愛する。
従来のレーダ装置では、先に述べた送信信号の受信信号への重畳を回避するため、送受信を時分割で行う。送信側スイッチが電圧制御発振器とアンテナ共用手段との間に設置され、受信側スイッチがアンテナ共用手段とミキサとの間に設置されている。送信側スイッチは送受信制御用発振器によって制御される。また、受信側スイッチは、インバータにより、送信側スイッチがオン時(送信時)にオフとなり、送信側スイッチがオフ時(受信時)にオンとなるよう制御される。
このとき、受信信号は、送信側スイッチにより生じた送信パルス波から、目標物体との距離Rに応じた遅延時間Td=2R/c(cは光速)だけ遅れて受信される。実際には、受信側スイッチの作用により、送信側スイッチのオン時の受信信号の受信期間は受信信号として受信されず、送信側スイッチがオフして前記遅延時間の間のみ受信信号が観測される。以上のようにして、受信時には送信信号が重畳しないように目標物体の検知を行う。
特開平9−243738号公報
しかしながら、上述した従来のレーダ装置で実際に回路を構成した場合、受信側スイッチのオン、オフ切り替え時に、スイッチ素子内部の充放電等の影響による切り替えノイズが発生し、特に、近距離からの目標物体に対応する受信信号に対し、上述した受信信号が観測される期間が乱されて、近距離検知性能が低下または検知不能となる問題があった。
この発明は以上の課題を鑑みなされたもので、回路内部のアイソレーションに対する必要以上の制約を課すことなく、また、スイッチ素子から発生する切り替えノイズの影響下においても良好な近距離の目標物体検知が可能である車載用パルスレーダ装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車載用パルスレーダ装置は、送信信号を所定のオン時間およびオフ時間で区切って送信パルス波とし、送信用アンテナから前記送信パルス波を目標物体に向けて送出し、目標物体にて反射された信号を受信用アンテナで受信し、前記送信パルス波と前記受信用アンテナにて受信された受信信号との間の遅延時間に基づいて目標物体までの距離を算出する車載用パルスレーダ装置において、前記送信パルス波に同期して受信信号の通過と遮断を制御する受信制御手段と、前記送信信号と前記受信信号とを混合する混合手段と、前記混合手段を介して出力される受信信号のパルス波形の立下りを、前記受信制御手段の制御により発生するノイズに対して、遅らせるように整形する整形手段と、前記受信制御手段が受信信号の通過を開始してから所定時間遅れて前記整形手段からの受信信号をサンプリングするサンプリング手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、回路内のアイソレーションを不必要に高める必要がなく低コストな車載用パルスレーダ装置を提供することが可能となり、また、受信制御手段から切り替えノイズが発生しても、それに影響されることなく近距離の目標物体を良好に検知することが可能である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。図1に示す車載用パルスレーダ装置は、一般的なFMCWレーダと同様な三角波形を変調信号として出力する変調信号発生部11と、前記変調信号に従い周波数変調された送信信号を出力する電圧制御発振器1とを有し、送信信号を、時間とともに周波数が上昇または下降するように変化させる周波数変調手段を構成している。
また、前記車載用パルスレーダ装置は、パルス発生部12で発生するパルス制御信号にしたがいオンオフ制御されて電圧制御発振器1から出力された送信信号を送信パルス波に変換する送信側スイッチと、パルス発生部12で発生するパルス制御信号を反転するインバータ15を介したパルス制御信号にしたがいオンオフ制御されることで、送信パルス波に同期して受信信号の通過と遮断を制御する受信制御手段を構成する受信側スイッチ6とを備えている。
また、前記車載用パルスレーダ装置は、前記送信側スイッチ5を介した送信パルス波を、送信及び受信を兼用する一体化された送受信用アンテナ3に供給すると共に、送受信用アンテナ3により受信された信号を受信信号として通過させる送受信接続手段としてのサーキュレータ13と、前記電圧制御発振器1からの受信信号と前記サーキュレータ13を介して入力される受信信号とを混合してベースバンドの受信パルスとして出力するミキサ4と、ミキサ4からのベースバンドの受信パルスを入力して立下りを遅らせるように整形する整形手段としてのローパスフィルタ(図面にLPFと表記する)14とを備えている。
さらに、前記車載用パルスレーダ装置は、前記ローパスフィルタ14からの出力を受信制御手段としての受信側スイッチ6が受信信号の通過を開始してから所定時間遅れて受信信号をサンプリングするサンプリング手段としてのA/Dコンバータ18と、A/Dコンバータ18でサンプリングされた信号を入力して、FFT(高速フーリエ変換)を用いてビート周波数を抽出し、一般的なFMCWレーダと同様に、目標物体との距離、相対速度等を算出してその検出結果が外部機器に出力するCPU20とを備えている。なお、変調信号発生部11およびパルス発生部12は、CPU20によってその動作が制御されていることは言うまでもない。
次に、図1に示す車載用パルスレーダ装置の動作について、図2(a)ないし(d)に示す各信号のタイミングチャートを参照して説明する。変調信号発生部11から一般的なFMCWレーダと同様にして三角波形が出力され、電圧制御発振器(図面にVCOと表記する)1に変調信号として入力される。電圧制御発振器1からは、前記変調信号にしたがい周波数変調された送信信号が出力される。電圧制御発振器1から出力された送信信号は、送信側スイッチ5およびミキサ4に分配され、それぞれ入力される。送信側スイッチ5では、パルス発生部12で発生するパルス制御信号にしたがい、図2(a)に示すような送信パルス波に変換される。前記送信パルス波は、サーキュレータ13を介して送受信用アンテナ3に供給され、図示しない目標物体に向けて電波として送出される。
目標物体で反射された電波は、再び送受信用アンテナ3にて受信され、受信信号としてサーキュレータ13を介してミキサ4に入力される。ミキサ4では、前記送信信号と前記受信信号とが混合され、ベースバンドの受信パルスとして出力され、ローパスフィルタ14に入力される。ローパスフィルタ14からは、ベースバンドの受信パルスが、図2(c)に示すように、立下りが遅れた形で出力され、受信側スイッチ6に入力される。
受信側スイッチ6は、送信側スイッチ5と逆相で操作するべくインバータ15を介して制御され、図2(b)に示す動作となる。この受信側スイッチ6により、ベースバンドの受信パルスは、図2(c)の波形部分16が遮断され、図2(c)の波形部分17のみ通過してA/Dコンバータ18に入力される。このとき、従来のレーダ装置と同様、受信側スイッチ6の切り替えノイズが、図2(d)に示すように発生し、ベースバンドの受信パルスに重畳する。
A/Dコンバータ18は、前記切り替えノイズに乱された部分のサンプリングを避けるため、切り替えノイズが収束するまでの時間が経過してから、図2(c)のタイミング19に示すようなタイミングにてサンプリングを行う。ここで、ベースバンドの受信パルスは、ローパスフィルタ14によって立下りが遅らされているため、切り替えノイズが収束してからサンプリングを行ってもベースバンドの受信パルスを検知することが可能である。
A/Dコンバータ18でサンプリングされた信号は、CPU20に入力され、FFT(高速フーリエ変換)を用いてビート周波数が抽出され、一般的なFMCWレーダと同様に、目標物体との距離、相対速度等が算出され、その検出結果が図示しない外部機器に出力される。
従って、実施の形態1によれば、回路内のアイソレーションを不必要に高める必要がなく低コストな車載用パルスレーダ装置を提供することが可能となり、また、受信制御手段から切り替えノイズが発生しても、それに影響されることなく近距離の目標物体を良好に検知することが可能である。
また、送信用アンテナと受信用アンテナを一体化することで小型な車載用パルスレーダ装置を提供することが可能であり、自動車のデザインを損ねることがない。
また、サーキュレータ13を備えることで、送受切り替えを行う制御信号が不要となるので、CPU20の負荷が軽減され、より高度な信号処理を実施することが可能となる。
さらに、より高精度に目標物体の距離を測定することが可能であるため、車間距離制御がより快適性を増し、また衝突被害軽減動作をより適切に行うことが可能となる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。図3に示す実施の形態2に係る車載用パルスレーダ装置においては、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置における送信側スイッチ5、受信側スイッチ6、サーキュレータ13及びインバータ15を、送受信切り替えスイッチ21に置き換えた点が異なり、その他の構成は、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置と同様であり、同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図3に示す車載用パルスレーダ装置の動作について、図4(a)ないし(d)に示す各信号のタイミングチャートを参照して説明する。電圧制御発振器1から変調信号が出力されるまでの動作は実施の形態1と同様であるので、ここではその説明を省略する。電圧制御発振器1から出力された送信信号は、送受信切り替えスイッチ21およびミキサ4に分配され、それぞれ入力される。送受信切り替えスイッチ21では、パルス発生部12で発生するパルス制御信号にしたがい、図4(a)に示すような送信パルス波に変換され、送受信用アンテナ3に供給され、図示しない目標物体に向けて電波として送出される。
目標物体で反射された電波は、再び送受信用アンテナ3にて受信され、受信信号として送受信切り替えスイッチ21を介してミキサ4に入力される。ミキサ4では、前記送信信号と前記受信信号とが混合され、ベースバンドの受信パルスとして出力され、ローパスフィルタ14に入力される。ローパスフィルタ14からは、ベースバンドの受信パルスが図4(b)に示すように立下りが遅れた形で出力され、A/Dコンバータ18に入力される。
この実施の形態2においても、実施の形態1と同様に、図4(c)に示すような切り替えノイズが発生し、受信信号に重畳するが、ローパスフィルタ14によって立下りが遅らされ、かつA/Dコンバータ18によるサンプリングは、切り替えノイズが収束してから図4(b)の19に示すようなタイミングで行われるため、ベースバンドの受信パルスを検知することが可能である。
以降、A/Dコンバータ18の出力がCPU20に入力されてからの動作は、実施の形態1と同様であるので、ここでは説明を省略する。
従って、実施の形態2によれば、送受切り替えスイッチ21で送信アンテナと受信アンテナを共用することにより、送信制御手段および受信制御手段を省略することが可能となり、低コスト化、小型化を図ることができる。
実施の形態3.
図5は、この発明の実施の形態3に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。図5に示す実施の形態3に係る車載用パルスレーダ装置においては、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置における送受信接続手段としてのサーキュレータ13を、90度ハイブリッド回路22に置き換えた点が異なり、その他の構成は、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置と同様であり、同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
実施の形態3においては、90度ハイブリッド回路22を用いて、送信側スイッチ5からの出力を送受信用アンテナ3に供給し、かつ送受信用アンテナ3にて受信された信号をミキサ4に入力する動作を行うことができる。
従って、実施の形態3によれば、90度ハイブリッド回路22を他のマイクロストリップライン等の伝送線路と同一の工程で構成することが可能であり、サーキュレータ13に必要なフェライト等の部品を実装する必要がないので、組み立てに必要なコストを低減することが可能となり、また信頼性も向上させることが可能となる。
実施の形態4.
図6は、この発明の実施の形態4に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。図6に示す実施の形態4に係る車載用パルスレーダ装置においては、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置の構成に対し、変調信号発生部11及び電圧制御発振器1の代わりに、送信信号を出力する発振器23を備えており、また、目標物体が検知された場合にサンプリング手段としてのA/Dコンバータ18の遅れ時間を逐次変化させるサンプリング時間制御部25をさらに備えている。そして、A/Dコンバータ18は、受信側スイッチ6が受信信号の通過を開始してから受信信号をサンプリングするまでの遅れ時間が可変である。その他の構成は、図1に示す実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置と同様であり、同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。
次に、図6に示す車載用パルスレーダ装置の動作について、図2(a)ないし(c)及び図7に示す波形図を参照して説明する。図6において、発振器23から送信信号が出力され、送信側スイッチ5およびミキサ4に分配され、それぞれ入力される。送信側スイッチ5では、パルス発生部12で発生するパルス制御信号にしたがい、図2(a)に示すような送信パルス波に変換される。前記送信パルス波は、サーキュレータ13を介して送受信用アンテナ3に供給され、図示しない目標物体に向けて電波として送出される。
目標物体で反射された電波は、再び送受信用アンテナ3にて受信され、受信信号としてサーキュレータ13を介してミキサ4に入力される。ミキサ4では、前記送信信号と前記受信信号とが混合され、ベースバンドの受信パルスとして出力され、ローパスフィルタ14に入力される。ローパスフィルタ14からは、ベースバンドの受信パルスが図2(c)に示すように立下りが遅れた形で出力され、受信側スイッチ6に入力される。受信側スイッチ6は、送信側スイッチ5と逆相で操作するべくインバータ15を介して制御され、図2(b)に示す動作となる。この受信側スイッチ6により、ベースバンドの受信パルスは、図2(c)の波形部分16が遮断され、図2(c)の波形部分17のみ通過してA/Dコンバータ18に入力される。
A/Dコンバータ18は、前記切り替えノイズに乱された部分のサンプリングを避けるため、切り替えノイズが収束するまでの時間が経過してから、図2(c)の波形部分19に示すようなタイミングにてサンプリングを行う。ここで、ベースバンドの受信パルスは、ローパスフィルタ14によって立下りが遅らされているため、切り替えノイズが収束してからサンプリングを行ってもベースバンドの受信パルスを検知することが可能である。
A/Dコンバータ18でサンプリングされた信号は、CPU20にて目標物体の有無を判断される。具体的には、サンプリングされた信号の大きさが所定のしきい値を超える場合に目標物体が存在すると判断することにより、有無の判断を行う。
ここで、改めて図7を用いて実施の形態4におけるサンプリングの様子を詳細に説明する。図7において、24はベースバンドの受信パルスである。目標物体が検知されない場合は、図7におけるタイミング19でサンプリングが行われている。一旦、目標物体が検知された場合、CPU20がサンプリング時間制御部25を制御することにより、サンプリング時間が図7におけるタイミング26に変更される。さらに、次のサンプリングにおいては、図7におけるタイミング27に変更され、サンプリングが行われる。
このように、逐次タイミングを変更してサンプリングを行うことにより、ローパスフィルタ14によって整形されたベースバンドの受信パルス波形の、時間に対する変化量を観測することができる。ここで、ローパスフィルタ14の時間応答は既知であるため、観測されたベースバンドの受信パルス波形の時間に対する変化量と比較することにより、電波が目標物体との往復に要する時間Tdが計測できることは自明である。したがって、目標物体との距離を正確に計測することができる。
従って、実施の形態4によれば、サンプリングの遅れ時間を逐次変化させることなく、目標物体の距離を高精度に、かつ短時間で測定することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。 図1における各スイッチ、受信信号、切り替えノイズの波形図である。 この発明の実施の形態2に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。 図1における送受信切り替えスイッチ、受信信号、切り替えノイズの波形図である。 この発明の実施の形態3に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4に係る車載用パルスレーダ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態4におけるサンプリングのタイミングの変化を示す図である。
符号の説明
1 電圧制御発振器、2 アンテナ共用手段、3 送受信用アンテナ、4 ミキサ、5 送信側スイッチ、6 受信側スイッチ、7 送受信制御用発振器、8 インバータ、11 変調信号発生部、12 パルス発生部、13 サーキュレータ、14 ローパスフィルタ、15 インバータ、18 A/Dコンバータ、20 CPU、21 送受信切り替えスイッチ、22 90度ハイブリッド回路、23 発振器、24 ベースバンドの受信パルス、25 サンプリング時間制御部。

Claims (7)

  1. 送信信号を所定のオン時間およびオフ時間で区切って送信パルス波とし、送信用アンテナから前記送信パルス波を目標物体に向けて送出し、目標物体にて反射された信号を受信用アンテナで受信し、前記送信パルス波と前記受信用アンテナにて受信された受信信号との間の遅延時間に基づいて目標物体までの距離を算出する車載用パルスレーダ装置において、
    前記送信パルス波に同期して受信信号の通過と遮断を制御する受信制御手段と、
    前記送信信号と前記受信信号とを混合する混合手段と、
    前記混合手段を介して出力される受信信号のパルス波形の立下りを、前記受信制御手段の制御により発生するノイズに対して、遅らせるように整形する整形手段と、
    前記受信制御手段が受信信号の通過を開始してから所定時間遅れて前記整形手段からの受信信号をサンプリングするサンプリング手段と
    を備えたことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  2. 請求項1に記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記送信用アンテナおよび前記受信用アンテナは、送信および受信を兼用する一体化された送受信用アンテナであり、
    送信パルス波を前記送受信用アンテナに供給すると共に、前記送受信用アンテナにて受信された信号を前記受信信号として通過させる送受信接続手段をさらに備えた
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  3. 請求項2に記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記送受信接続手段は、サーキュレータである
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  4. 請求項2に記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記受信制御手段と前記送受信接続手段とは、送受信切り替えスイッチで構成された
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  5. 請求項2に記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記送受信接続手段は、90度ハイブリッド結合器である
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記送信信号を、時間とともに周波数が上昇または下降するように変化させる周波数変調手段を備えた
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに記載の車載用パルスレーダ装置において、
    前記サンプリング手段は、前記受信制御手段が受信信号の通過を開始してから受信信号をサンプリングするまでの遅れ時間が可変であり、
    目標物体が検知された場合に前記サンプリング手段の遅れ時間を逐次変化させるサンプリング時間制御手段をさらに備えた
    ことを特徴とする車載用パルスレーダ装置。
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