JP4187429B2 - ベルトコンベヤ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルトコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のベルトコンベヤ装置としては、例えば特開平8−301429号公報に示されるような自走式のベルトコンベヤ装置がある。すなわち、履帯式の走行体上にコンベヤ本体が設けられており、このコンベヤ本体のコンベヤフレームは、中央支持枠と、この中央支持枠の一端にピンを介して回動可能に装着された第1支持枠と、中央支持枠の他端にピンを介して回動可能に装着された第2支持枠とで構成されている。上記第1支持枠と第2支持枠とはそれぞれ回動機構によって中央支持枠上に屈曲可能に構成されている。
【0003】
上記第1支持枠側の回動機構は、左右一対の屈曲シリンダと、左右一対の第1および第2リンクとで構成されている。上記屈曲シリンダの一端は中央支持枠に軸着され、他端は第1リンクおよび第2リンクの一端に軸着されている。第1リンクの他端は中央支持枠に軸着され、第2リンクの他端は第1支持枠に軸着されている。
【0004】
これによると、左右両屈曲シリンダのピストンロッドを伸長させることにより、第1および第2リンクが揺動し、第1支持枠がピンを中心として回動し中央支持枠上に屈曲する。さらに、上記と同様にして第2支持枠を中央支持枠上に屈曲することにより、コンベヤ本体の全長が短縮され、輸送性,移動性が向上する。
【0005】
また、左右両屈曲シリンダのピストンロッドを短縮させることにより、第1および第2リンクが逆方向へ揺動し、第1支持枠がピンを中心として逆方向へ回動し中央支持枠の一方へ直線状に展開する。さらに、上記と同様にして第2支持枠を中央支持枠の他方へ直線状に展開することにより、コンベヤ本体が使用可能な状態に組上げられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、左右両屈曲シリンダのピストンロッドの伸縮動作にわずかな誤差(ずれ)が生じた場合、第1および第2リンクに捩れ等が作用するが、これに対して、上記第1および第2リンクは捻れ等に弱いといった問題がある。尚、第1および第2リンクの幅や厚さを増やして強度をアップさせた場合、十分な強度を確保するために第1および第2リンクの重量が大幅に増加した。
【0007】
また、第1および第2リンクの長さや取付位置などの設計が複雑であったり、或いは、第1および第2リンクが中央支持枠の左右外側方に位置しているため、第1および第2リンクが中央支持枠の外側方を通る配管や配線の邪魔になる恐れがある。
【0008】
さらに、上記走行体は履帯式であるため、走行速度が低く、路面を痛め、機動性が悪い。
本発明は、折畳み可能で、かつ十分な強度を有するとともに軽量化も図れ、さらに、高い機動性を発揮し得るベルトコンベヤ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明におけるベルトコンベヤ装置は、コンベヤ本体が、コンベヤフレームと、このコンベヤフレームの両端部に設けられたプーリと、これら両プーリ間に巻回されたベルトとで構成され、
上記コンベヤフレームは、搬送経路に沿って、主フレーム体と折畳みフレーム体とに分割され、
上記折畳みフレーム体は、ヒンジ体の幅方向の横軸を中心に回動自在に上記主フレーム体に連結され、
上記主フレーム体の端部と折畳みフレーム体の端部との間に中間部材が左右一対設けられ、
上記両中間部材は上記ヒンジ体の横軸を中心に回動自在に構成され、
上記主フレーム体と各中間部材との間に第1のシリンダ装置が設けられ、
上記折畳みフレーム体と各中間部材との間に第2のシリンダ装置が設けられ、
上記左右両中間部材間に連結部材が設けられているものである。
【0010】
これによると、第1および第2のシリンダ装置のピストンロッドを伸長することにより、左右両中間部材と折畳みフレーム体とがヒンジ体の横軸を中心に回動し、折畳みフレーム体が主フレーム体上に折畳まれる。また、第1および第2のシリンダ装置のピストンロッドを短縮することにより、左右両中間部材と折畳みフレーム体とがヒンジ体の横軸を中心に逆方向へ回動し、折畳みフレーム体が主フレーム体に対して直線状に展開する。
【0011】
尚、従来のリンクの代わりに中間部材を設け、左右両中間部材同士を連結部材で互いに連結しているため、上記のように折畳みフレーム体を回動させる際、中間部材に捻り等が作用しても、左右両中間部材同士が連結部材を介して互いに連結されていることにより、上記捻り等に対して十分な強度が確保され、かつ軽量化も図れる。
【0012】
また、中間部材は主フレーム体の端部と折畳みフレーム体の端部との間に設けられているため、上記中間部材がコンベヤフレームの外側方を通る配管や配線の邪魔になる恐れはない。さらに、従来のリンクを用いた場合に比べて、設計が容易となる。
【0013】
本第2発明におけるベルトコンベヤ装置は、コンベヤ本体に、ベルトの張力を開放してベルトに緩みを発生させる緩み発生装置が設けられているものである。
これによると、緩み発生装置によってベルトの張力を開放しベルトに緩みを発生させ、この状態で、折畳みフレーム体を回動して主フレーム体上へ折畳む。これにより、折畳みフレーム体の折畳みがベルトの張力で妨げられることはなく、折畳みフレーム体の折畳みが容易に行える。
【0014】
本第3発明におけるベルトコンベヤ装置は、コンベヤ本体は自走車両上に支持されており、
上記自走車両は左右一対の前車輪と左右一対の後車輪とを有し、
上記前車輪と後車輪とのいずれか2輪のみが操舵可能となる2輪操舵と、前車輪と後車輪とが同方向へ操舵可能となる同相4輪操舵と、前車輪と後車輪とが逆方向へ操舵可能となる逆相4輪操舵とに切り換え可能に構成されているものである。
【0015】
これによると、自走車両を走行させることにより、コンベヤ本体を移動させることができる。この際、2輪操舵に切換えることによって、前車輪と後車輪とのいずれか2輪のみが操舵され、自走車両が左右へ方向転換可能となる。また、逆相4輪操舵に切換えることによって、前車輪と後車輪とが逆方向へ操舵され、自走車両が2輪操舵時よりも小さな回転半径で左右へ方向転換可能となる。さらに、同相4輪操舵に切換えることによって、前車輪と後車輪とが同方向へ操舵され、自走車両が斜めに走行可能となる。これにより、高い機動性が発揮される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図15に基づいて説明する。
図6に示すように、1は自走式のベルトコンベヤ装置であり、コンベヤ本体2と、支持手段3を介して上記コンベヤ本体2を支持する自走車両4とで構成されている。
【0017】
上記コンベヤ本体2は、コンベヤフレーム6と、コンベヤフレーム6の前後両端部に設けられたプーリ7,8と、両プーリ7,8間に巻回されたベルト9と、ベルト9を回動させる駆動装置10と、ベルト9の張力を調節するスクリュー式のテークアップ装置11と、ベルト9および被搬送物12(土砂等)の重量を受ける複数のキャリヤローラ13(図4,図5参照)とで構成されている。
【0018】
図4,図5に示すように、上記コンベヤフレーム6は、前後方向に沿って設けられた左右一対の上部前後フレーム材15と、前後方向に沿って設けられた左右一対の下部前後フレーム材16と、上部前後フレーム材15と下部前後フレーム材16との間に連結される複数本の縦連結材17と、左右一対の上部前後フレーム材15間および左右一対の縦連結材17の下部間にそれぞれ連結される複数本の横連結材18とで枠状に形成されている。
【0019】
また、図6に示すように、上記コンベヤフレーム6は、前後方向の搬送経路20に沿って、前後両端部に位置する折畳みフレーム体6a,6bと、前後中間部に位置する主フレーム体6cとに3分割されている。
【0020】
このうち、図1〜図4に示すように、上記後部の折畳みフレーム体6aは、左右一対のヒンジ体23の幅方向(左右方向)の横軸24を中心に回動自在に上記主フレーム体6cの後端部に連結されている。尚、上記ヒンジ体23は、主フレーム体6cの上部前後フレーム材15の後端と後部の折畳みフレーム体6aの上部前後フレーム材15の前端との間に設けられている。
【0021】
同様に、上記前部の折畳みフレーム体6bも、左右一対のヒンジ体23の幅方向(左右方向)の横軸24を中心に回動自在に上記主フレーム体6cの前端部に連結されている。
【0022】
上記主フレーム体6cの後端部と後部の折畳みフレーム体6aの前端部との間には、中間部材27が左右一対設けられている。上記各中間部材27は、側面視において上部が三角形状かつ下部が四角形状に形成された左右一対の側板28と、一対の側板28間に設けられた連結板29とで構成されている。上記両側板28の上端部に形成された孔に、上記ヒンジ体23の横軸24の両端部が挿通されており、これによって、左右一対の中間部材27はそれぞれ、左右一対のヒンジ体23に連結され、横軸24を中心に回動自在に構成される。
【0023】
また、左右両中間部材27の下部間には、前後一対のストラット33(連結部材の一例)とX状に交差したクロスバー34(連結部材の一例)とが設けられている。
【0024】
上記主フレーム体6cの左右一対の下部前後フレーム材16の後部には第1のシリンダ装置31が設けられ、後部の折畳みフレーム体6aの左右一対の下部前後フレーム材16の前部には第2のシリンダ装置32が設けられている。上記左右一対の第1のシリンダ装置31のピストンロッド31aの先端は左右両中間部材27の前部に連結され、上記左右一対の第2のシリンダ装置32のピストンロッド32aの先端は左右両中間部材27の後部に連結されている。
【0025】
尚、図6に示すように、前部の折畳みフレーム体6bと主フレーム体6cの前端部との連結部分にも、上記と同様に、中間部材27と第1のシリンダ装置31と第2のシリンダ装置32等が設けられている。
【0026】
図7は、後側A(主フレーム体6cと後部の折畳みフレーム体6aとの連結部分)の第1および第2のシリンダ装置31,32と、前側B(主フレーム体6cと前部の折畳みフレーム体6bとの連結部分)の第1および第2のシリンダ装置31,32とに接続される油圧回路84を示している。この油圧回路84には、作動油の流れを制御する制御弁85と、制御弁85から後側Aの第1および第2のシリンダ装置31,32の各ロッド側に接続された管路86aと、制御弁85から後側Aの第1および第2のシリンダ装置31,32の各テール側に接続された管路86bと、制御弁85から前側Bの第1および第2のシリンダ装置31,32の各ロッド側に接続された管路86cと、制御弁85から前側Bの第1および第2のシリンダ装置31,32の各テール側に接続された管路86dとが設けられている。
【0027】
上記各管路86a〜86dの途中にはそれぞれカウンターバランス弁装置87a〜87dが設けられている。これら各カウンターバランス弁装置87a〜87dは、互いに並列に接続された逆止弁88a〜88dとリリーフ弁89a〜89dとで構成されている。上記各逆止弁88a〜88dは、制御弁85から各シリンダ装置31,32への作動油の流れを許容し、逆方向の流れを阻止するものである。また、上記リリーフ弁89aは管路86b内の油圧をパイロット圧として導入して開閉し、リリーフ弁89bは管路86a内の油圧をパイロット圧として導入して開閉し、リリーフ弁89cは管路86d内の油圧をパイロット圧として導入して開閉し、リリーフ弁89dは管路86c内の油圧をパイロット圧として導入して開閉するものである。
【0028】
また、図5に示すように、上記駆動装置10は、主フレーム体6cに設けられた駆動用プーリ35と、この駆動用プーリ35を回転駆動させるモータ36とで構成されている。
【0029】
また、上記テークアップ装置11は、主フレーム体6cに設けられた枠体37と、この枠体37に昇降自在に支持される調整用プーリ38と、調整用プーリ38を昇降させて調整用プーリ38の上下位置を調節するネジ棒39とで構成されている。
【0030】
コンベヤ本体2には、ベルト9の張力を開放してベルト9に緩みを発生させる緩み発生装置41が設けられている。この緩み発生装置41は、主フレーム体6cに設けられた保持枠42と、この保持枠42に前後移動自在に保持される可動プーリ43と、この可動プーリ43を第1位置Paと第2位置Pbとの間で前後移動させるシリンダ装置44とで構成されている。尚、図5の実線で示すように、シリンダ装置44のピストンロッドを伸長して可動プーリ43を第1位置Paまで移動させた場合、ベルト9が引っ張られて所定の張力が発生し、図5の仮想線で示すように、上記ピストンロッドを短縮して可動プーリ43を第2位置Pbまで移動させた場合、ベルト9に緩みが発生する。また、上記ベルト9は各プーリ35,38,43に巻回されている。
【0031】
また、図6に示すように、後部の折畳みフレーム体6aには、被搬送物12をベルト9上へ投入するホッパー46が着脱自在に設けられている。
上記支持手段3は、主フレーム体6cの後側下部と自走車両4の前部との間に連結された上下揺動自在な左右一対の連結アーム79と、両連結アーム79と主フレーム体6cの前側下部との間に設けられた前部シリンダ装置80と、主フレーム体6cの後側下部と自走車両4の後部との間に連結された左右一対の後部シリンダ装置81とで構成されている。
【0032】
上記自走車両4は車両本体49と左右一対の前車輪50と左右一対の後車輪51とを備えており、上記車両本体49には、上記各車輪50,51の操舵方式を2輪操舵と同相4輪操舵と逆相4輪操舵との3パターンに切り換える油圧操舵回路52が設けられている。尚、2輪操舵においては左右両前車輪50のみが操舵可能となり、同相4輪操舵においては前車輪50と後車輪51とが同方向へ操舵可能となり、逆相4輪操舵においては前車輪50と後車輪51とが互いに逆方向へ操舵可能となる。
【0033】
図12に示すように、上記油圧操舵回路52には、両前車輪50を左右へ方向転換させる左右一対の前部シリンダ装置53a,53b(前部ステアリングシリンダ装置)と、両後車輪51を左右へ方向転換させる左右一対の後部シリンダ装置54a,54b(後部ステアリングシリンダ装置)と、第1および第2の油圧ポンプ55,56と、これら油圧ポンプ55,56を駆動させるエンジン57とが設けられている。また、第1の油圧ポンプ55からの圧力油を上記シリンダ装置53a,53b,54a,54bへ選択送油するステアリングバルブシステム58が設けられ、このステアリングバルブシステム58には、ステアリング59によって切り換えられる第1の切換弁60が設けられている。
【0034】
上記第1の切換弁60と上記両前部シリンダ装置53a,53bとの間には第1および第2の管路61,62が接続されている。また、上記第1の管路61から第3の管路63が分岐しており、この第3の管路63は両後部シリンダ装置54a,54bに接続されている。さらに、上記第2の管路62から第4の管路64が分岐しており、この第4の管路64は両後部シリンダ装置54a,54bに接続されている。
【0035】
また、上記油圧操舵回路52には、操舵方式を2輪操舵と4輪操舵とのいずれかに切り換える第2の切換弁65と、同相4輪操舵と逆相4輪操舵とのいずれかに切り換える第3の切換弁66とが設けられている。図12に示すように、上記第2の切換弁65が一方の切換位置イに切り換えられかつ上記第3の切換弁66が中立位置ハに切り換えられている場合、上記第1の切換弁60と両後部シリンダ装置54a,54bとの間が遮断されて2輪操舵に切り換えられる。また、図13に示すように、第2の切換弁65が他方の切換位置ロに切り換えられかつ上記第3の切換弁66が一方の切換位置イに切り換えられている場合、上記第1の切換弁60と両後部シリンダ装置54a,54bとの間が接続されて逆相4輪操舵に切り換えられる。さらに、図14に示すように、第2の切換弁65が他方の切換位置ロに切り換えられかつ上記第3の切換弁66が他方の切換位置ロに切り換えられている場合、上記第1の切換弁60と両後部シリンダ装置54a,54bとの間が接続されて同相4輪操舵に切り換えられる。
【0036】
尚、上記第3の切換弁66は第3および第4の管路63,64の途中に設けられており、さらに、第3および第4の管路63,64の途中には、2輪操舵時に両後部シリンダ装置54a,54bの作動をブロックするためのパイロット方式の一対の逆止弁67,68が接続されている。このうち第3の管路63の途中に設けられた一方の逆止弁67は第4の管路64から導かれたパイロット圧によって開くように構成され、また、第4の管路64の途中に設けられた他方の逆止弁68は第3の管路63から導かれたパイロット圧によって開くように構成されている。
【0037】
また、上記第3の管路63の途中には、両前部シリンダ装置53a,53b側と両後部シリンダ装置54a,54b側への作動油の配分を1:1にするための分流・集流弁83が設けられている。
【0038】
尚、上記第2の切換弁65と第3の切換弁66とは、第2の油圧ポンプ56から供給される作動油の油圧をパイロット圧として切り換えられる。第2の切換弁65にはパイロット管路78が接続され、第3の切換弁66には一対のパイロット管路69,70が接続され、上記第2の油圧ポンプ56にはパイロット圧供給管路71が接続されている。上記各パイロット管路69,70,78はシャトル弁82を介して互いに接続されている。また、上記パイロット管路69,70とパイロット圧供給管路71およびリターン管路72とは第4の切換弁73を介して接続されている。尚、リターン管路72の下流側にはオイルタンク74が設置されている。
【0039】
図12に示すように、上記第4の切換弁73が中立位置ハに切り換えられている場合、パイロット圧供給管路71とパイロット管路69,70との間が遮断され、かつパイロット管路69,70とリターン管路72との間が接続される。また、図13に示すように、第4の切換弁73が一方の切換位置イに切り換えられている場合、パイロット圧供給管路71と一方のパイロット管路69との間が接続され、かつリターン管路72と他方のパイロット管路70との間が接続される。さらに、図14に示すように、第4の切換弁73が他方の切換位置ロに切り換えられている場合、パイロット圧供給管路71と他方のパイロット管路70との間が接続され、かつリターン管路72と一方のパイロット管路69との間が接続される。
【0040】
また、上記第4の切換弁73は電磁ソレノイド式の切換弁であり、第4の切換弁73の切り換えは図11で示すように切換スイッチ75の操作によって行われる。すなわち、切換スイッチ75を2輪操舵ポジションに切換えた場合、図12に示すように上記第4の切換弁73が中立位置ハに切り換えられ、切換スイッチ75を逆相4輪操舵ポジションに切換えた場合、図13に示すように上記第4の切換弁73が一方の切換位置イに切り換えられ、切換スイッチ75を同相4輪操舵ポジションに切換えた場合、図14に示すように上記第4の切換弁73が他方の切換位置ロに切り換えられる。尚、上記切換スイッチ75と上記ステアリング59とは、車両本体49に設けられた運転室76内に設けられている。また、上記各車輪50,51はそれぞれ油圧モータ(図示せず)によって回転駆動される。
【0041】
以下、上記構成における作用を説明する。
前部および後部シリンダ装置80,81の各ピストンロッドを伸縮させることによって、地面からコンベヤ本体2までの高さを調節したり、コンベヤ本体2を傾斜させることができる。例えば、図6の仮想線で示すように、前部シリンダ装置80のピストンロッドを伸長させることにより、コンベヤ本体2の前側が上位かつ後側が下位となってコンベヤ本体2が傾斜する。
【0042】
また、図5に示すように、緩み発生装置41の可動プーリ43をシリンダ装置44で第1位置Paまで移動させて、ベルト9に所定の張力を発生させておく。この状態で、モータ36を作動させることにより、駆動用プーリ35が回転駆動し、ベルト9が回動する。そして、ホッパー46へ土砂等の被搬送物12を投入することにより、被搬送物12は、ベルト9に支持搬送され、コンベヤ本体2の前端部より排出される。
【0043】
また、各油圧モータにより各車輪50,51を回転駆動させることにより、自走車両4が走行し、以って、コンベヤ本体2が移動する。この際、オペレータが切換スイッチ75を切換えることにより、2輪操舵と同相4輪操舵と逆相4輪操舵とのいずれかが下記▲1▼〜▲3▼のように選択される。
【0044】
▲1▼図11に示すようにオペレータが切換スイッチ75を2輪操舵ポジションに切換えた場合は、図12に示すように、第4の切換弁73が中立位置ハに切り換えられ、パイロット圧供給管路71と両パイロット管路69,70との間が遮断されるとともに、リターン管路72と両パイロット管路69,70との間が接続され、第2の切換弁65がばね65aの付勢力によって一方の切換位置イに切換えられるとともに、第3の切換弁66がばね66aの付勢力によって中立位置ハに切換えられる。
【0045】
そして、オペレータが例えばステアリング59を右回転することにより、第1の切換弁60が中立位置ハから一方の切換位置イヘ切換えられ、第1の油圧ポンプ55から供給管路77を経てステアリングバルブシステム58に供給された作動油は、第1の切換弁60と第1の管路61と第2の切換弁65とを通って、両前部シリンダ装置53a,53bへ供給される。また、同時に、両前部シリンダ装置53a,53bから排出された作動油は第2の管路62と第1の切換弁60とリターン管路90とを流れてオイルタンク74へ回収される。これにより、一方の前部シリンダ装置53aのピストンロッドが短縮するとともに他方の前部シリンダ装置53bのピストンロッドが伸長して、両前車輪50が右へ換向するため、自走車両4が右旋回する。同様に、ステアリング59を左回転することにより、自走車両4が左旋回する。
【0046】
▲2▼図11に示すようにオペレータが切換スイッチ75を逆相4輪操舵ポジションに切換えた場合は、図13に示すように、第4の切換弁73が一方の切換位置イに切り換えられ、パイロット圧供給管路71と一方のパイロット管路69との間が接続され、かつリターン管路72と他方のパイロット管路70との間が接続される。これにより、第2の油圧ポンプ56からパイロット圧供給管路71に供給された作動油は、第4の切換弁73を経て一方のパイロット管路69へ供給されるとともに、一方のパイロット管路69から分岐しシャトル弁82を通ってパイロット管路78へ供給される。これにより、第2の切換弁65が他方の切換位置ロに切換えられるとともに、第3の切換弁66が一方の切換位置イに切換えられる。
【0047】
そして、オペレータが例えばステアリング59を右回転することにより、第1の切換弁60が一方の切換位置イヘ切換えられ、第1の油圧ポンプ55からステアリングバルブシステム58に供給された作動油は、第1の切換弁60と第1の管路61と第2の切換弁65と第3の管路63と分流・集流弁83とを流れ、この分流・集流弁83で分流された一方は第1の管路61を通って両前部シリンダ装置53a,53bへ供給される。また、上記分流・集流弁83で分流された他方は、第3の管路63を通り、第3の切換弁66と一方の逆止弁67とを経て、両後部シリンダ装置54a,54bへ供給される。また、同時に、両前部シリンダ装置53a,53bから排出された作動油は第2の管路62を流れて第1の切換弁60を経てオイルタンク74へ回収され、両後部シリンダ装置54a,54bから排出された作動油は、第3の管路63から導入されたパイロット圧によって開いた他方の逆止弁68と第3の切換弁66と第4の管路64とを流れて第2の管路62に合流しオイルタンク74へ回収される。これにより、一方の前部シリンダ装置53aのピストンロッドが短縮するとともに他方の前部シリンダ装置53bのピストンロッドが伸長して、両前車輪50が右へ換向するとともに、一方の後部シリンダ装置54aのピストンロッドが短縮するとともに他方の後部シリンダ装置54bのピストンロッドが伸長して、両後車輪51が左へ換向する。これにより、自走車両4が上記▲1▼の2輪操舵時よりも小さな回転半径で右旋回する。同様に、ステアリング59を左回転することにより、両前車輪50が左へ換向するとともに、両後車輪51が右へ換向し、これにより、自走車両4が上記▲1▼の2輪操舵時よりも小さな回転半径で左旋回する。
【0048】
▲3▼図11に示すようにオペレータが切換スイッチ75を同相4輪操舵ポジションに切換えた場合は、図14に示すように、第4の切換弁73が他方の切換位置路ロに切り換えられ、パイロット圧供給管路71と他方のパイロット管路70との間が接続され、かつリターン管路72と一方のパイロット管路69との間が接続される。これにより、第2の油圧ポンプ56からパイロット圧供給管路71に供給された作動油は、第4の切換弁73を経て他方のパイロット管路70へ供給されるとともに、他方のパイロット管路70から分岐しシャトル弁82を通ってパイロット管路78へ供給される。これにより、第2の切換弁65が他方の切換位置ロに切換えられるとともに、第3の切換弁66が他方の切換位置ロに切換えられる。
【0049】
そして、オペレータが例えばステアリング59を右回転することにより、第1の切換弁60が一方の切換位置イヘ切換えられ、第1の油圧ポンプ55からステアリングバルブシステム58に供給された作動油は、第1の切換弁60と第1の管路61と第2の切換弁65と第3の管路63と分流・集流弁83とを流れ、この分流・集流弁83で分流された一方は第1の管路61を通って両前部シリンダ装置53a,53bへ供給される。また、上記分流・集流弁83で分流された他方は、第3の管路63を通り、第3の切換弁66と他方の逆止弁68とを経て、両後部シリンダ装置54a,54bへ供給される。また、同時に、両前部シリンダ装置53a,53bから排出された作動油は第2の管路62を流れて第1の切換弁60を経てオイルタンク74へ回収され、両後部シリンダ装置54a,54bから排出された作動油は、第4の管路64から導入されたパイロット圧によって開いた一方の逆止弁67と第3の切換弁66と第4の管路64とを流れて第2の管路62に合流しオイルタンク74へ回収される。これにより、一方の前部シリンダ装置53aのピストンロッドが短縮するとともに他方の前部シリンダ装置53bのピストンロッドが伸長して、両前車輪50が右へ換向するとともに、一方の後部シリンダ装置54aのピストンロッドが伸長するとともに他方の後部シリンダ装置54bのピストンロッドが短縮して、両後車輪51が右へ換向する。これにより、前車輪50と後車輪51とが共に右へ換向するため、自走車両4が斜めに走行可能となる。同様に、ステアリング59を左回転することにより、両前車輪50と両後車輪51とが共に左へ換向する。
【0050】
尚、上記▲1▼のように2輪操舵の場合、図12に示すように、両後部シリンダ装置54a,54bが両逆止弁67,68によってブロックされるため、両後車輪51の換向が拘束される。また、上記▲2▼,▲3▼のように4輪操舵の場合、図13,図14に示すように、前部シリンダ装置53a,53bと後部シリンダ装置54a,54bとへ供給される作動油又は前部シリンダ装置53a,53bと後部シリンダ装置54a,54bとから排出される作動油は、分流・集流弁83によって1:1に分配されるため、前車輪50の操舵角と後車輪51の操舵角とが正確に同期する。
【0051】
また、図15に示すように、被搬送物12をベルト9で搬送してコンベヤ本体2の前端部より排出しながら、上記▲3▼のように同相4輪操舵でベルトコンベヤ装置1を斜めの姿勢で一方向へ走行させ(図15のイ参照)、その後、上記▲2▼のように逆相4輪操舵に切換えて、ベルトコンベヤ装置1を旋回させて逆向きにし(図15のロ参照)、その後、再度、上記▲3▼のように同相4輪操舵でベルトコンベヤ装置1を斜めの姿勢で他方向へ走行させる(図15のハ参照)ことを繰り返すことによって、被搬送物12の山を生成することができる。
【0052】
また、図5に示すように、長年にわたる使用によって、ベルト9の張力が不足した場合は、テークアップ装置11のネジ棒39を回して調整用プーリ38を下降させればよい。また、ベルト9の張力が増大し過ぎた場合は、テークアップ装置11のネジ棒39を回して調整用プーリ38を上昇させればよい。
【0053】
また、ベルトコンベヤ装置1を使用しない場合は、以下のようにしてコンベヤ本体2を折畳むことができる。
先ず、ホッパー46を折畳みフレーム体6aから取り外す。そして、図5の仮想線で示すように、緩み発生装置41のシリンダ装置44のピストンロッドを短縮して可動プーリ43を第1位置Paから第2位置Pbまで移動させて、ベルト9に緩みを発生させる。
【0054】
この状態で、図8,図9に示すように、後側Aの第1および第2のシリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aを伸長させることにより、横軸24を中心として、左右両中間部材27が約90°回動するとともに、後部の折畳みフレーム体6aが約180°回動して主フレーム体6c上に折畳まれる。同様に、前側Bの第1および第2のシリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aを伸長させることにより、横軸24を中心として、左右両中間部材27が約90°回動するとともに、前部の折畳みフレーム体6bが約180°回動して主フレーム体6c上に折畳まれる。これにより、図6の一点鎖線に示すように、コンベヤ本体2の全長が短縮され、輸送性,移動性が向上する。
【0055】
尚、上記折畳みフレーム体6a,6bの折畳み過程においてベルト9の周長が直線展開時よりも長くなり、またベルト9の張力が折畳みを妨げるように作用するが、これに対して、上記のように緩み発生装置41によってベルト9の張力を開放しベルト9に緩みを発生させておくことにより、上記折畳みフレーム体6a,6bの折畳みがベルト9の張力で妨げられることはなく、折畳みフレーム体6a,6bの折畳みが容易に行える。
【0056】
また、上記折畳み時とは逆に、後側の第1および第2のシリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aを短縮させることにより、横軸24を中心として、左右両中間部材27が約90°逆方向へ回動するとともに、後部の折畳みフレーム体6aが約180°逆方向へ回動して主フレーム体6cに対し直線状に展開する。同様に、前側の第1および第2のシリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aを短縮させることにより、横軸24を中心として、左右両中間部材27が約90°逆方向へ回動するとともに、前部の折畳みフレーム体6bが約180°逆方向へ回動して主フレーム体6cに対し直線状に展開し、これにより、図6の実線で示すように、コンベヤ本体2が組上げられる。
【0057】
その後、図5の実線で示すように、緩み発生装置41のシリンダ装置44のピストンロッドを伸長して可動プーリ43を第2位置Pbから第1位置Paまで移動させて、緩んでいたベルト9に所定の張力を付与する。これにより、コンベヤ本体2が使用可能な状態となる。
【0058】
尚、従来のリンクの代わりに中間部材27を設け、図2,図3に示すように、左右両中間部材27同士をストラット33とクロスバー34とで互いに連結しているため、上記のように折畳みフレーム体6a,6bを回動させる際、左側のシリンダ装置31,32の伸縮動作と右側のシリンダ装置31,32の伸縮動作とに僅かな誤差(ずれ)が生じて中間部材27に捻り等が作用しても、左右両中間部材27同士がストラット33とクロスバー34とを介して互いに連結されていることにより、上記捻り等に対して十分な強度が確保され、かつ軽量化も図れる。
【0059】
また、中間部材27は主フレーム体6cの後端と後部の折畳みフレーム体6aの端部との間並びに主フレーム体6cの前端と前部の折畳みフレーム体6bの端部との間にそれぞれ設けられているため、中間部材27がコンベヤフレーム6の外側方を通る配管や配線(図示せず)の邪魔になる恐れはない。さらに、従来のリンクを用いた場合に比べて、設計が容易となり、重量の増加が少ない。
【0060】
また、上記のように後部の折畳みフレーム体6aを主フレーム体6c上に折畳む際には、図7に示すように、作動油が制御弁85から管路86bを経て後側の各シリンダ装置31,32のテール側へ供給されるとともに、上記管路86b内から導入されたパイロット圧によってリリーフ弁89aが開き、管路86aが開通するため、各シリンダ装置31,32のロッド側から排出された作動油が上記管路86aを通って制御弁85を経て回収され、これにより、各シリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aが伸長する。
【0061】
この際、図10の実線に示すように、後部の折畳みフレーム体6aの折畳み方向への回動角度が90°を越えた範囲においては、後部の折畳みフレーム体6aの自重が上記ピストンロッド31a,32aを一気に伸長させる方向の外力として作用するが、この場合、テール側と管路86b内の圧力が上記リリーフ弁89aの動作圧以下に低下するため、リリーフ弁89aによって管路86aが絞られる。これにより、各シリンダ装置31,32のロッド側から排出された作動油は上記管路86aを流れる際に抵抗を受けて流れにくくなる。したがって、後部の折畳みフレーム体6aの自重によってピストンロッド31a,32aが一気に伸長して後部の折畳みフレーム体6aが主フレーム体6c上に落下するといった不具合を防止することができる。
【0062】
また、反対に、折畳まれた後部の折畳みフレーム体6aを主フレーム体6cに対して直線状に展開する際には、作動油が制御弁85から管路86aを経て後側の各シリンダ装置31,32のロッド側へ供給されるとともに、上記管路86a内から導入されたパイロット圧によってリリーフ弁89bが開き、管路86bが開通するため、各シリンダ装置31,32のテール側から排出された作動油が上記管路86bを通って制御弁85を経て回収され、これにより、各シリンダ装置31,32の各ピストンロッド31a,32aが短縮する。
【0063】
この際、図10の仮想線に示すように、後部の折畳みフレーム体6aの展開方向の回動角度が90°を越えた範囲においては、後部の折畳みフレーム体6aの自重が上記ピストンロッド31a,32aを一気に短縮させる方向の外力として作用するが、この場合、ロッド側と管路86a内の圧力が上記リリーフ弁89bの動作圧以下に低下するため、リリーフ弁89bによって管路86bが絞られる。これにより、各シリンダ装置31,32のテール側から排出された作動油は上記管路86bを流れる際に抵抗を受けて流れにくくなる。したがって、後部の折畳みフレーム体6aの自重によってピストンロッド31a,32aが一気に短縮して後部の折畳みフレーム体6aが展開方向へ落下するといった不具合を防止することができる。
【0064】
尚、前部の折畳みフレーム体6bを主フレーム体6c上に折畳む際および前部の折畳みフレーム体6bを主フレーム体6cに対して直線状に展開する際においても、上記と同様に、前部の折畳みフレーム体6bが主フレーム体6c上に落下したり或いは前部の折畳みフレーム体6bが展開方向へ落下するといった不具合を防止することができる。
【0065】
上記実施の形態では、コンベヤ本体2の前後両端部を折畳み可能としているが、前後いずれか一方のみを折畳み可能としてもよい。
上記実施の形態では、緩み発生装置41の可動プーリ43を油圧式のシリンダ装置44で移動させているが、油圧式のシリンダ装置44に限定されるものではなく、空気駆動式のものや、或いは電動モータ等を用いてもよい。
【0066】
上記実施の形態では、図10に示すように、第1のシリンダ装置31のテール側を主フレーム体6cに連結し、ピストンロッド31aの先端を中間部材27に連結しているが、上記テール側を中間部材27に連結し、ピストンロッド31aの先端を主フレーム体6cに連結してもよい。同様に、第2のシリンダ装置32のテール側を折畳みフレーム体6aに連結し、ピストンロッド32aの先端を中間部材27に連結しているが、上記テール側を中間部材27に連結し、ピストンロッド32aの先端を折畳みフレーム体6aに連結してもよい。
【0067】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によれば、従来のリンクの代わりに中間部材を設け、左右両中間部材同士を連結部材で互いに連結しているため、折畳みフレーム体を回動させる際、中間部材に捻り等が作用しても、左右両中間部材同士が連結部材を介して互いに連結されていることにより、上記捻り等に対して十分な強度が確保され、かつ軽量化も図れる。
【0068】
また、中間部材は主フレーム体の端部と折畳みフレーム体の端部との間に設けられているため、上記中間部材がコンベヤフレームの外側方を通る配管や配線の邪魔になる恐れはない。さらに、従来のリンクを用いた場合に比べて、設計が容易となる。
【0069】
また、本第3発明によれば、前車輪と後車輪とを2輪操舵と同相4輪操舵と逆相4輪操舵に切換えることができるため、高い機動性が発揮される。また、同相4輪操舵に切換えることによって、前車輪と後車輪とが同方向へ操舵され、自走車両が斜めに走行する。このように斜め走行させながらコンベヤ本体から被搬送物を排出することによって、被搬送物の山を連続的に生成することができる。さらに、逆相4輪操舵に切換えることによって、前車輪と後車輪とが逆方向へ操舵され、自走車両が小さな回転半径で左右へ方向転換可能となるため、上記被搬送物の山の生成が自在に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるベルトコンベヤ装置の折畳みフレーム体と主フレーム体との連結部の側面図であり、折畳みフレーム体を主フレーム体に対して直線状に展開した状態を示す。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】図2におけるX−X矢視図である。
【図4】図2におけるY−Y矢視図である。
【図5】同、ベルトコンベヤ装置の主フレーム体の一部拡大側面図である。
【図6】同、ベルトコンベヤ装置の側面図である。
【図7】同、ベルトコンベヤ装置の第1および第2のシリンダ装置を作動させる油圧回路の図である。
【図8】同、ベルトコンベヤ装置の折畳みフレーム体と主フレーム体との連結部の側面図であり、折畳みフレーム体の展開又は折畳み過程を示す。
【図9】同、ベルトコンベヤ装置の折畳みフレーム体と主フレーム体との連結部の側面図であり、折畳みフレーム体を折畳んだ状態を示す。
【図10】同、ベルトコンベヤ装置の折畳みフレーム体と主フレーム体との連結部の側面図であり、折畳みフレーム体の展開又は折畳み過程を示す。
【図11】同、ベルトコンベヤ装置の切換スイッチの図である。
【図12】同、ベルトコンベヤ装置の油圧操舵回路の図であり、2輪操舵に切換えた状態を示す。
【図13】同、ベルトコンベヤ装置の油圧操舵回路の図であり、逆相4輪操舵に切換えた状態を示す。
【図14】同、ベルトコンベヤ装置の油圧操舵回路の図であり、同相4輪操舵に切換えた状態を示す。
【図15】同、ベルトコンベヤ装置を走行させて被搬送物の山を形成する手順を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベヤ装置
2 コンベヤ本体
4 自走車両
6 コンベヤフレーム
6a,6b 折畳みフレーム体
6c 主フレーム体
7,8 プーリ
9 ベルト
20 搬送経路
23 ヒンジ体
24 横軸
27 中間部材
31 第1のシリンダ装置
32 第2のシリンダ装置
33 ストラット(連結部材)
34 クロスバー(連結部材)
41 緩み発生装置
50 前車輪
51 後車輪

Claims (3)

  1. コンベヤ本体が、コンベヤフレームと、このコンベヤフレームの両端部に設けられたプーリと、これら両プーリ間に巻回されたベルトとで構成され、
    上記コンベヤフレームは、搬送経路に沿って、主フレーム体と折畳みフレーム体とに分割され、
    上記折畳みフレーム体は、ヒンジ体の幅方向の横軸を中心に回動自在に上記主フレーム体に連結され、
    上記主フレーム体の端部と折畳みフレーム体の端部との間に中間部材が左右一対設けられ、
    上記両中間部材は上記ヒンジ体の横軸を中心に回動自在に構成され、
    上記主フレーム体と各中間部材との間に第1のシリンダ装置が設けられ、
    上記折畳みフレーム体と各中間部材との間に第2のシリンダ装置が設けられ、
    上記左右両中間部材間に連結部材が設けられていることを特徴とするベルトコンベヤ装置。
  2. コンベヤ本体に、ベルトの張力を開放してベルトに緩みを発生させる緩み発生装置が設けられていることを特徴とする請求項1記載のベルトコンベヤ装置。
  3. コンベヤ本体は自走車両上に支持されており、
    上記自走車両は左右一対の前車輪と左右一対の後車輪とを有し、
    上記前車輪と後車輪とのいずれか2輪のみが操舵可能となる2輪操舵と、前車輪と後車輪とが同方向へ操舵可能となる同相4輪操舵と、前車輪と後車輪とが逆方向へ操舵可能となる逆相4輪操舵とに切り換え可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のベルトコンベヤ装置。
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