JPH1191650A - クローラ式走行装置 - Google Patents
クローラ式走行装置Info
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- JPH1191650A JPH1191650A JP27353397A JP27353397A JPH1191650A JP H1191650 A JPH1191650 A JP H1191650A JP 27353397 A JP27353397 A JP 27353397A JP 27353397 A JP27353397 A JP 27353397A JP H1191650 A JPH1191650 A JP H1191650A
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- rolling wheels
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Links
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- 230000005484 gravity Effects 0.000 claims abstract description 13
- 238000004904 shortening Methods 0.000 abstract description 3
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 9
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 108010066278 cabin-4 Proteins 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Guiding Agricultural Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右一対の走行部フレームの前後端部にそれ
ぞれ駆動輪と従動輪とを軸支し、同走行部フレームの下
面に複数の転動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻
回したクローラ式走行装置において、車体旋回時の履帯
外れや損耗及び動力損失を防止する。 【解決手段】 駆動輪と従動輪との間に機体の重心を設
定し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向に移動さ
せて、履帯の接地前後長を短縮可能とする。
ぞれ駆動輪と従動輪とを軸支し、同走行部フレームの下
面に複数の転動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻
回したクローラ式走行装置において、車体旋回時の履帯
外れや損耗及び動力損失を防止する。 【解決手段】 駆動輪と従動輪との間に機体の重心を設
定し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向に移動さ
せて、履帯の接地前後長を短縮可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラ式走行装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、左右一対の走行部フレームの前後
端部に、それぞれ駆動輪と従動輪を軸支し、同駆動輪と
従動輪との間の走行部フレームの下面に複数の転動輪を
軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回して、履帯の回動
により走行駆動し、左右履帯の回動速度を異ならせて旋
回を行うクローラ式走行装置がある。
端部に、それぞれ駆動輪と従動輪を軸支し、同駆動輪と
従動輪との間の走行部フレームの下面に複数の転動輪を
軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回して、履帯の回動
により走行駆動し、左右履帯の回動速度を異ならせて旋
回を行うクローラ式走行装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記履帯の
下面が一様に路面に接触しているため、旋回時には、履
帯の前後端部の横滑り量が大きく、そのため、履帯外れ
や損耗が大きいという不具合があり、特に、ゴム履帯の
場合は上記の不具合が顕著に現れるという問題があっ
た。
下面が一様に路面に接触しているため、旋回時には、履
帯の前後端部の横滑り量が大きく、そのため、履帯外れ
や損耗が大きいという不具合があり、特に、ゴム履帯の
場合は上記の不具合が顕著に現れるという問題があっ
た。
【0004】また、上記のように、旋回時には横滑り量
が大きいため走行抵抗が増加し、そのため、動力消費が
増加するという問題もある。
が大きいため走行抵抗が増加し、そのため、動力消費が
増加するという問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、左
右一対の走行部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と
従動輪とを軸支し、同走行部フレームの下面に複数の転
動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクロー
ラ式走行装置において、駆動輪と従動輪との間に機体の
重心を設定し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向
に移動させて、履帯の接地前後長を短縮可能としたこと
を特徴とするクローラ式走行装置を提供せんとするもの
である。
右一対の走行部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と
従動輪とを軸支し、同走行部フレームの下面に複数の転
動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクロー
ラ式走行装置において、駆動輪と従動輪との間に機体の
重心を設定し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向
に移動させて、履帯の接地前後長を短縮可能としたこと
を特徴とするクローラ式走行装置を提供せんとするもの
である。
【0006】また、次のような特徴を併せ有するもので
ある。
ある。
【0007】左右一対の走行部フレームの前後端部にそ
れぞれ駆動輪と従動輪とを軸支し、同走行部フレームの
下面に複数の転動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を
巻回したクローラ式走行装置において、走行部フレーム
の下面に、複数のイコライザを配設し、同イコライザの
前後端部にそれぞれ前記転動輪を軸支し、上記各輪の外
周に履帯を巻回し、隣接したイコライザの間に油圧シリ
ンダを介設して、同油圧シリンダの伸張作動により上記
イコライザを傾動させて、各イコライザの一端部に軸支
した転動輪を下方移動させること。
れぞれ駆動輪と従動輪とを軸支し、同走行部フレームの
下面に複数の転動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を
巻回したクローラ式走行装置において、走行部フレーム
の下面に、複数のイコライザを配設し、同イコライザの
前後端部にそれぞれ前記転動輪を軸支し、上記各輪の外
周に履帯を巻回し、隣接したイコライザの間に油圧シリ
ンダを介設して、同油圧シリンダの伸張作動により上記
イコライザを傾動させて、各イコライザの一端部に軸支
した転動輪を下方移動させること。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明では、左右一対の走行部フ
レームの下面に複数のイコライザを配設し、車体の重心
を挟んで隣接した2個のイコライザ間に油圧シリンダを
介設して、旋回時に、油圧シリンダを作動させてイコラ
イザを傾動させ、各イコライザに軸支した一方の転動輪
を下方向に移動させて走行部フレームを持上げ、履帯の
中央部だけを接地させることにより、履帯の接地前後長
を短縮して履帯の横滑り量を減少するようにした。
レームの下面に複数のイコライザを配設し、車体の重心
を挟んで隣接した2個のイコライザ間に油圧シリンダを
介設して、旋回時に、油圧シリンダを作動させてイコラ
イザを傾動させ、各イコライザに軸支した一方の転動輪
を下方向に移動させて走行部フレームを持上げ、履帯の
中央部だけを接地させることにより、履帯の接地前後長
を短縮して履帯の横滑り量を減少するようにした。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。
する。
【0010】図1は、本発明に係るクローラ式走行装置
Aを具備したトラクタTを示しており、同トラクタTは
左右一対のクローラ1,1 を装備したクローラ式走行装置
Aの上面にメインフレーム2を架設し、同メインフレー
ム2の上面前部にエンジンを内蔵した原動機部3を配置
し、同原動機部3の後方にキャビン4を配置し、同キャ
ビン4の内部に操向ハンドル5、操作レバー6やペダル
7、座席(図示せず)等を具備した運転部8を配置し、
同メインフレーム2の後端部に作業機等を連結するため
の連結装置9を配置している。図中、10は油圧機器用の
作動油タンクである。
Aを具備したトラクタTを示しており、同トラクタTは
左右一対のクローラ1,1 を装備したクローラ式走行装置
Aの上面にメインフレーム2を架設し、同メインフレー
ム2の上面前部にエンジンを内蔵した原動機部3を配置
し、同原動機部3の後方にキャビン4を配置し、同キャ
ビン4の内部に操向ハンドル5、操作レバー6やペダル
7、座席(図示せず)等を具備した運転部8を配置し、
同メインフレーム2の後端部に作業機等を連結するため
の連結装置9を配置している。図中、10は油圧機器用の
作動油タンクである。
【0011】クローラ1,1 は左右対称に配置されてお
り、略水平に配置した走行部フレーム11の前端部に駆動
輪12を回動自在に軸支して、前記原動機部3のエンジン
にトランスミッション(図示せず)を介して連動連結
し、同走行部フレーム11の後端部に従動輪13を回動自在
に軸支し、同走行部フレーム11の下面前後部にそれぞれ
前後支軸支持体14,14 を垂設し、同前後支軸支持体14,1
4 にそれぞれ左右方向に伸延した前後支軸15,15 を支持
させ、各支軸15,15 にそれぞれ前後イコライザ16f,16r
を前後傾動自在に装着し、各イコライザ16f,16r の前後
端部にそれぞれ転動輪17,17,17,17 を回動自在に軸着
し、上記走行部フレーム11の上面中央部に上部転輪18を
回動自在に軸着し、上記駆動輪12、従動輪13、転動輪1
7,17,17,17 及び上部転輪18の外周にゴム製の履帯19を
回動自在に巻回して、エンジンからの動力を駆動輪12を
介し履帯19に伝達してトラクタTを走行駆動し、操向ハ
ンドル5の操作により左右履帯19,19 の回動速度を異な
らせて旋回走行を行うようにしている。
り、略水平に配置した走行部フレーム11の前端部に駆動
輪12を回動自在に軸支して、前記原動機部3のエンジン
にトランスミッション(図示せず)を介して連動連結
し、同走行部フレーム11の後端部に従動輪13を回動自在
に軸支し、同走行部フレーム11の下面前後部にそれぞれ
前後支軸支持体14,14 を垂設し、同前後支軸支持体14,1
4 にそれぞれ左右方向に伸延した前後支軸15,15 を支持
させ、各支軸15,15 にそれぞれ前後イコライザ16f,16r
を前後傾動自在に装着し、各イコライザ16f,16r の前後
端部にそれぞれ転動輪17,17,17,17 を回動自在に軸着
し、上記走行部フレーム11の上面中央部に上部転輪18を
回動自在に軸着し、上記駆動輪12、従動輪13、転動輪1
7,17,17,17 及び上部転輪18の外周にゴム製の履帯19を
回動自在に巻回して、エンジンからの動力を駆動輪12を
介し履帯19に伝達してトラクタTを走行駆動し、操向ハ
ンドル5の操作により左右履帯19,19 の回動速度を異な
らせて旋回走行を行うようにしている。
【0012】上記各イコライザ16f,16r は、それぞれ前
後対称の略矩形状のイコライザ本体20の上部中央を上記
支軸15を介し前記支軸支持体14に前後自在に取付けてお
り、同イコライザ本体20下部前後端部の上記支軸15から
等距離の位置に、それぞれ転動輪17,17 を軸支して、上
記支軸15にかかる車体の重量を上記転動輪17,17 に均等
に分配するようにしている。
後対称の略矩形状のイコライザ本体20の上部中央を上記
支軸15を介し前記支軸支持体14に前後自在に取付けてお
り、同イコライザ本体20下部前後端部の上記支軸15から
等距離の位置に、それぞれ転動輪17,17 を軸支して、上
記支軸15にかかる車体の重量を上記転動輪17,17 に均等
に分配するようにしている。
【0013】図中、GはトラクタTの重心を示してお
り、同重心Gを通る仮想垂直線vが、上記イコライザ16
f の後端部に軸支した転動輪17と、イコライザ16r の前
端部に軸支した転動輪17との間を通るようにしている。
また、図中、22は走行部フレーム11の下面に当接して傾
斜角度を規制するためにイコライザ16f,16r に一体形成
した当接部である。
り、同重心Gを通る仮想垂直線vが、上記イコライザ16
f の後端部に軸支した転動輪17と、イコライザ16r の前
端部に軸支した転動輪17との間を通るようにしている。
また、図中、22は走行部フレーム11の下面に当接して傾
斜角度を規制するためにイコライザ16f,16r に一体形成
した当接部である。
【0014】特に、上記前イコライザ16f の後端部と、
後イコライザ16r の前端部との間に油圧シリンダ21を介
装して、同油圧シリンダ21を伸張させると、図2で示す
ように、前後イコライザ16f,16r が傾動して、前イコラ
イザ16f 後部に軸支した転動輪17と、後イコライザ16r
前端に軸支した転動輪17とが下方に移動し、この下方移
動に伴って履帯19下面中央部が下方に移動し、この履帯
19下面中央部だけが接地して、左右履帯19,19 の接地前
後長Lが短縮し、この接地部分だけで車体の重量を支持
することになる。
後イコライザ16r の前端部との間に油圧シリンダ21を介
装して、同油圧シリンダ21を伸張させると、図2で示す
ように、前後イコライザ16f,16r が傾動して、前イコラ
イザ16f 後部に軸支した転動輪17と、後イコライザ16r
前端に軸支した転動輪17とが下方に移動し、この下方移
動に伴って履帯19下面中央部が下方に移動し、この履帯
19下面中央部だけが接地して、左右履帯19,19 の接地前
後長Lが短縮し、この接地部分だけで車体の重量を支持
することになる。
【0015】図3は上記油圧シリンダ21回りの油圧回路
Bを示しており、同油圧シリンダ21は、前記操作レバー
6と連動して開閉作動する油圧制御弁23を介し油圧ポン
プ24に連通連結しており、油圧制御弁23を操作して油圧
ポンプ24を油圧シリンダ21に連通させたときは、油圧ポ
ンプ24からの圧油により油圧シリンダ21を伸張させて、
左右履帯19,19 の接地前後長Lを短縮し、油圧制御弁23
を操作して油圧シリンダ21を作動油タンク10に連通させ
たときは、前後イコライザ16f,16r がフリーとなって、
前後支軸15,15 にかかる荷重を前後の転動輪17,17 に均
等に分配するようにしている。
Bを示しており、同油圧シリンダ21は、前記操作レバー
6と連動して開閉作動する油圧制御弁23を介し油圧ポン
プ24に連通連結しており、油圧制御弁23を操作して油圧
ポンプ24を油圧シリンダ21に連通させたときは、油圧ポ
ンプ24からの圧油により油圧シリンダ21を伸張させて、
左右履帯19,19 の接地前後長Lを短縮し、油圧制御弁23
を操作して油圧シリンダ21を作動油タンク10に連通させ
たときは、前後イコライザ16f,16r がフリーとなって、
前後支軸15,15 にかかる荷重を前後の転動輪17,17 に均
等に分配するようにしている。
【0016】従って、操向ハンドル5の操作による車体
旋回に先だって、操作レバー6を操作して油圧シリンダ
21を伸張させ、左右履帯19,19 の接地前後長Lを短縮し
ておけば、左右履帯19,19 前後端部が接地していないの
で、同左右履帯19,19 の横滑り量が減少し、履帯外れや
損耗を防止することができる。
旋回に先だって、操作レバー6を操作して油圧シリンダ
21を伸張させ、左右履帯19,19 の接地前後長Lを短縮し
ておけば、左右履帯19,19 前後端部が接地していないの
で、同左右履帯19,19 の横滑り量が減少し、履帯外れや
損耗を防止することができる。
【0017】また、横滑りによる走行抵抗が減少するの
で、旋回時の動力消費を減少することができる。
で、旋回時の動力消費を減少することができる。
【0018】更に、一般の走行時には、油圧シリンダ21
を作動油タンク10に連通させて前後イコライザ16f,16r
をフリーにするが、前後イコライザ16f,16r が揺動する
と油圧シリンダ21に作動油が出入し、この作動油の出入
によるダンピング作用により、一般走行時の前後イコラ
イザ16f,16r の揺動が速やかに減衰して、乗り心地を改
善することができる。
を作動油タンク10に連通させて前後イコライザ16f,16r
をフリーにするが、前後イコライザ16f,16r が揺動する
と油圧シリンダ21に作動油が出入し、この作動油の出入
によるダンピング作用により、一般走行時の前後イコラ
イザ16f,16r の揺動が速やかに減衰して、乗り心地を改
善することができる。
【0019】図4は、作動油タンク50に連通したアウト
レットポート51を形成したメインケース52に、油圧ポン
プ53に連通した分流バルブ54と、フロントローダ用切換
バルブ55と2連の手動型のサブコントロールバルブ56,5
7 を形成したサイドケース58と、2個の電磁ポジション
バルブ59,60 と、複動用バルブ61と、作業機姿勢制御用
バルブ62と、バイパス用バルブ63を取付けて一体に構成
した複合油圧制御バルブVを示している。
レットポート51を形成したメインケース52に、油圧ポン
プ53に連通した分流バルブ54と、フロントローダ用切換
バルブ55と2連の手動型のサブコントロールバルブ56,5
7 を形成したサイドケース58と、2個の電磁ポジション
バルブ59,60 と、複動用バルブ61と、作業機姿勢制御用
バルブ62と、バイパス用バルブ63を取付けて一体に構成
した複合油圧制御バルブVを示している。
【0020】図中、64はリリーフバルブ、65はチェック
バルブ、66はチョーク、67はフィルタ、68は手動バル
ブ、69はコントローラ、70はコントロールレバー、71は
作業機姿勢制御用油圧シリンダ、72はポジション制御用
油圧シリンダである。
バルブ、66はチョーク、67はフィルタ、68は手動バル
ブ、69はコントローラ、70はコントロールレバー、71は
作業機姿勢制御用油圧シリンダ、72はポジション制御用
油圧シリンダである。
【0021】そして、油圧ポンプ53からの圧油の流通は
分流バルブ54で、作業機姿勢制御用バルブ62と作業機姿
勢制御用油圧シリンダ72を経由してメインケース52に至
る経路と、複動用バルブ61に至る経路とに一定比率で分
流され、この複動用バルブ61で、ポジション制御用油圧
シリンダ72と作業機姿勢制御用バルブ62とを経由してメ
インケース52に至る経路と、サイドケース58とバイパス
用バルブ63を経由してメインケース52に至る経路とのい
ずれかに切換えられるようにしており、フロントローダ
用切換バルブ55が開弁し、2連の手動型のサブコントロ
ールバルブ56,57 が閉弁しているときは、バイパス用バ
ルブ63を切換えてサイドケース58からの戻り油をメイン
ケース52のアウトレットポート51に直接流通させるにし
て、作動油の流動抵抗を減少して、同作動油の加熱を防
止すると共に、動力のロスを減少している。
分流バルブ54で、作業機姿勢制御用バルブ62と作業機姿
勢制御用油圧シリンダ72を経由してメインケース52に至
る経路と、複動用バルブ61に至る経路とに一定比率で分
流され、この複動用バルブ61で、ポジション制御用油圧
シリンダ72と作業機姿勢制御用バルブ62とを経由してメ
インケース52に至る経路と、サイドケース58とバイパス
用バルブ63を経由してメインケース52に至る経路とのい
ずれかに切換えられるようにしており、フロントローダ
用切換バルブ55が開弁し、2連の手動型のサブコントロ
ールバルブ56,57 が閉弁しているときは、バイパス用バ
ルブ63を切換えてサイドケース58からの戻り油をメイン
ケース52のアウトレットポート51に直接流通させるにし
て、作動油の流動抵抗を減少して、同作動油の加熱を防
止すると共に、動力のロスを減少している。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
とができる。
【0023】請求項1記載の発明では、左右一対の走行
部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と従動輪とを軸
支し、同走行部フレームの下面に複数の転動輪を軸支
し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクローラ式走行装
置において、駆動輪と従動輪との間に機体の重心を設定
し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向に移動させ
て、履帯の接地前後長を短縮可能としたことによって、
車体旋回時の履帯の横滑り量を減少させて履帯外れや損
耗を防止すると共に動力損失を軽減することができる。
部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と従動輪とを軸
支し、同走行部フレームの下面に複数の転動輪を軸支
し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクローラ式走行装
置において、駆動輪と従動輪との間に機体の重心を設定
し、同重心位置を跨ぐ2個の転動輪を下方向に移動させ
て、履帯の接地前後長を短縮可能としたことによって、
車体旋回時の履帯の横滑り量を減少させて履帯外れや損
耗を防止すると共に動力損失を軽減することができる。
【0024】請求項2記載の発明では、左右一対の走行
部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と従動輪とを軸
支し、同走行部フレームの下面に複数の転動輪を軸支
し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクローラ式走行装
置において、走行部フレームの下面に、複数のイコライ
ザを配設し、同イコライザの前後端部にそれぞれ前記転
動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回し、隣接し
たイコライザの間に油圧シリンダを介設して、同油圧シ
リンダの伸張作動により上記イコライザを傾動させ、各
イコライザの一端部に軸支した転動輪を下方移動させる
ことによって、構造が簡単になり、容易な操作で履帯の
接地前後長を短縮、又は、本来の接地前後長に戻すこと
ができ、更に、イコライザの揺動に伴う油圧シリンダの
伸縮作動により、同油圧シリンダを出入する作動油のダ
ンピング作用により、通常走行時のイコライザの揺動を
減衰させて、乗り心地を改善することができる。
部フレームの前後端部にそれぞれ駆動輪と従動輪とを軸
支し、同走行部フレームの下面に複数の転動輪を軸支
し、上記各輪の外周に履帯を巻回したクローラ式走行装
置において、走行部フレームの下面に、複数のイコライ
ザを配設し、同イコライザの前後端部にそれぞれ前記転
動輪を軸支し、上記各輪の外周に履帯を巻回し、隣接し
たイコライザの間に油圧シリンダを介設して、同油圧シ
リンダの伸張作動により上記イコライザを傾動させ、各
イコライザの一端部に軸支した転動輪を下方移動させる
ことによって、構造が簡単になり、容易な操作で履帯の
接地前後長を短縮、又は、本来の接地前後長に戻すこと
ができ、更に、イコライザの揺動に伴う油圧シリンダの
伸縮作動により、同油圧シリンダを出入する作動油のダ
ンピング作用により、通常走行時のイコライザの揺動を
減衰させて、乗り心地を改善することができる。
【図1】本発明に係るクローラ走行装置を具備するトラ
クタの側面図。
クタの側面図。
【図2】同走行装置の側面図(履帯の接地前後長を短縮
した状態)。
した状態)。
【図3】油圧回路図。
【図4】複合油圧制御バルブの構成を示す説明図。
A クローラ式走行装置 G 重心 L 接地前後長 11 走行部フレーム 12 駆動輪 13 従動輪 16 イコライザ 17 転動輪 19 履帯 21 油圧シリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】 左右一対の走行部フレーム(11)の前後端
部にそれぞれ駆動輪(12)と従動輪(13)とを軸支し、同走
行部フレーム(11)の下面に複数の転動輪(17)を軸支し、
上記各輪(12)(13)(17)の外周に履帯(19)を巻回したクロ
ーラ式走行装置(A) において、 駆動輪(12)と従動輪(13)との間に機体の重心(G) を設定
し、同重心位置(G) を跨ぐ2個の転動輪(17)(17)を下方
向に移動させて、左右履帯(19)(19)の接地前後長(L) を
短縮可能としたことを特徴とするクローラ式走行装置。 - 【請求項2】 走行部フレーム(11)の前後端部にそれぞ
れ駆動輪(12)と従動輪(13)とを軸支し、同走行部フレー
ム(11)の下面に複数の転動輪(17)を軸支し、上記各輪(1
2)(13)(17)の外周に履帯(19)を巻回したクローラ式走行
装置(A) において、 走行部フレーム(11)の下面に、複数のイコライザ(16f)
(16r)を配設し、同イコライザ(16f)(16r)の前後端部に
それぞれ前記転動輪(17)を軸支し、上記各輪(12)(13)(1
7)の外周に履帯(19)を巻回し、隣接したイコライザ(16
f)(16r)の間に油圧シリンダ(21)を介設して、同油圧シ
リンダ(21)の伸張作動により上記イコライザ(16f)(16r)
を傾動させて、各イコライザ(16f)(16r)の一端部に軸支
した転動輪(17)(17)を下方移動させることを特徴とする
クローラ式走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27353397A JPH1191650A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | クローラ式走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27353397A JPH1191650A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | クローラ式走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191650A true JPH1191650A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17529178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27353397A Pending JPH1191650A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | クローラ式走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191650A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2850350A1 (fr) * | 2003-01-29 | 2004-07-30 | Bernard Coeuret | Vehicule a chenilles a chassis muni d'un moyen de pivotement |
JP2010095186A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Kubota Corp | クローラ走行装置 |
US20120169113A1 (en) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Oto Melara S.P.A. | Tracked system with variable geometry |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP27353397A patent/JPH1191650A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2850350A1 (fr) * | 2003-01-29 | 2004-07-30 | Bernard Coeuret | Vehicule a chenilles a chassis muni d'un moyen de pivotement |
JP2010095186A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Kubota Corp | クローラ走行装置 |
US20120169113A1 (en) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Oto Melara S.P.A. | Tracked system with variable geometry |
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A625 | Written request for application examination (by other person) |
Effective date: 20040518 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070821 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |