JP4186738B2 - 吸着式冷凍機 - Google Patents

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Description

本発明は、吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を利用して、冷媒を蒸発させて、その蒸発潜熱により冷却能力を発揮する吸着式冷凍機に関するものである。
液相冷媒と冷却対象である熱媒体とを熱交換する蒸発器での熱交換能力を増大させるために、従来は、熱媒体が内部に流れるチューブの外表面に波状のフィンを設けて液相冷媒との伝熱面積を増大させている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−82831号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、チューブの外表面に波状のフィンを設けて液相冷媒との伝熱面積を増大させているものの、熱媒体と液相冷媒との温度差が小さいときには、当然ながら熱交換能力が低下してしまう。
本発明は、上記点に鑑み、媒体等の冷却対象と液相冷媒との温度差が小さいときであっても、熱交換能力が大きく低下してしまうことを抑制することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を利用して、冷媒を蒸発させて、その蒸発潜熱により冷却能力を発揮する吸着式冷凍機であって、液相冷媒と冷却対象とを熱交換して、液相冷媒を蒸発させる蒸発器(130、130a)と、蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒を蒸発器(130、130a)に向けて飛散させる液相冷媒飛散手段(140)と、液相冷媒と冷却対象との温度差が所定温度差以下のときに液相冷媒飛散手段(140)を稼動させ、液相冷媒と冷却対象との温度差が前記所定温度差よりも大きいときは液相冷媒飛散手段(140)を稼動させないように液相冷媒飛散手段(140)を制御する電子制御装置(150)とを有し、前記所定温度差は、冷却対象の熱のみでは液相冷媒が沸騰し難くなる温度差であることを特徴とする。これにより、飛び散った液相冷媒蒸発器(130、130a)の表面に薄膜状に拡がるように付着させることができる。
そして、液相冷媒が蒸発器(130、130a)の表面に薄膜状に拡がって付着すると、この付着している液相冷媒の量(体積)に対する蒸発器(130、130a)と接触する面積が非常に大きくなるので、蒸発器(130、130a)の表面に薄膜状に拡がって付着した液相冷媒は、速やかに熱交換して蒸発する。
したがって、冷却対象と液相冷媒との温度差が小さいときであっても、熱交換能力が大きく低下してしまうことを抑制できる
請求項2に記載の発明では、吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を利用して、冷媒を蒸発させて、その蒸発潜熱により冷却能力を発揮する吸着式冷凍機であって、液相冷媒と冷却対象とを熱交換して、液相冷媒を蒸発させる蒸発器(130、130a)と、前記蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒を前記蒸発器(130、130a)に向けて飛散させる液相冷媒飛散手段(140)と、液相冷媒と前記冷却対象との対数平均温度差が所定温度差以下のときに前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させ、液相冷媒と前記冷却対象との対数平均温度差が前記所定温度差よりも大きいときは、前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させないように前記液相冷媒飛散手段(140)を制御する電子制御装置(150)とを有し、前記所定温度差は、前記冷却対象の熱のみでは液相冷媒が沸騰し難くなる温度差であることを特徴とする。これにより、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項に記載の発明では、所定温度差は、3deg以上、5deg以下の所定値であることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明では、冷却対象は、蒸発器(130、130a)内を流れながら蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒と熱交換する流体であり、蒸発器(130、130a)の流体出口側における液相冷媒飛散手段(140)の能力は、蒸発器(130、130a)の流体入口側における液相冷媒飛散手段(140)の能力に比べて大きいことを特徴とする。
これにより、温度差が小さくなる蒸発器(130、130a)の流体出口側における液相冷媒飛散手段(140)の能力が、温度差が大きくなる蒸発器(130、130a)の流体入口側における液相冷媒飛散手段(140)の能力に比べて大きくなるので、液相冷媒飛散手段(140)の消費エネルギが上昇してしまうことを抑制しつつ、効率よく液相冷媒を沸騰させることができる。
請求項5に記載の発明では、冷却対象は、蒸発器(130、130a)内を流れながら蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒と熱交換する流体であり、液相冷媒飛散手段(140)は、蒸発器(130、130a)の流体出口側のみに設置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明では、液相冷媒飛散手段(140)は、液相冷媒を加熱沸騰させる加熱器により構成されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明では、液相冷媒飛散手段(140)の発熱密度は、1W/cm2 以上の所定値であることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明では、液相冷媒飛散手段(140)は、蒸発器(130、130a)の下方側に配置されていることを特徴とするものである。
因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
本実施形態は、本発明に係る吸着式冷凍機を吸着式空調装置に適用したものであって、図1は吸着式空調装置の模式図である。
本実施形態に係る吸着式空調装置の吸着器100は、図1に示すように、少なくとも2個設けられており、以下、紙面上側の吸着器100を第1吸着器100と表記し、紙面下側の吸着器100を第2吸着器100と表記し、第1、2吸着器を総称するときは、単に吸着器100と表記する。なお、吸着器100の詳細は、後述する。
室外熱交換器200は吸着器100内を循環した熱媒体と室外空気とを熱交換する熱交換器であり、室内熱交換器300は吸着器100にて発生した冷凍能力(冷却能力)により冷却された熱媒体と室内に吹き出す空気(以下、この空気を空調風と呼ぶ。)とを熱交換し、空調風を冷却する熱交換器である。
因みに、本実施形態では、熱媒体として、水にエチレングリコール系の不凍液を混合した流体を採用している。
なお、室内熱交換器300は、空調風の通路を形成する空調ケーシング(図示せず。)内に配設されており、この空調ケーシングの空気流れ上流側には、例えば遠心式送風機が配設されている。
また、本実施形態では、水冷式エンジン(水冷式内燃機関)等の熱機関、又はパワーアンプ等の電気機器を高温廃熱源とし、この高温廃熱源で発生した廃熱を回収した冷却水を吸着器100(後述する吸着コア120)内に循環させることにより吸着剤の再生を行っており、切換弁410〜440は熱媒体の循環経路を切り換えるバルブであり、ポンプ450、460は熱媒体又は冷却水を循環させるポンプ手段である。
因みに、本実施形態では、冷却水として熱媒体と同じ流体を使用しているので、熱媒体と冷却水とが混合しても問題ない。
次に、吸着器100について図2に基づいて述べる。
図2(a)は吸着器100の断面図であり、図2(b)は吸着器100の下面図である。
そして、吸着器100は、図2(a)に示すように、内部が略真空に保たれた状態で冷媒(本実施形態では、水)が封入されたステンレス(本実施形態では、SUS304)製のケーシング110、熱交換媒体とケーシング110内の冷媒(本実施形態では、水)との間で熱交換を行う蒸発/凝縮コア130、及び吸着剤(本実施形態ではシリカゲル)131を冷却又は加熱する吸着コア120から等から構成されている。
ここで、蒸発/凝縮コア130及び吸着コア120はケーシング110内に収納されているとともに、アルミニウム(本実施形態では、例えばA3000系のアルミニウム材にろう材が被覆されたもの)製のチューブ及びアルミニウム(本実施形態では、例えばA1000系又は3000系)製のフィンからなるもので、吸着コア120のチューブ及びフィンの表面には、吸着剤131が接着剤(本実施形態では、エポキシ樹脂)によって接着固定されている。
因みに、蒸発/凝縮コア130及び吸着コア120のチューブは、熱媒体が流通する扁平状の管であり、蒸発/凝縮コア130及び吸着コア120のフィンは外表面積を増大させて熱交換効率を増大させる波状に形成されたものである。
また、ケーシング110の底部、つまり蒸発/凝縮コア130の下方側には、蒸発/凝縮コア130周りに存在する液相冷媒、つまり水を加熱する複数個のヒータ140が設けられており、本実施形態では、ヒータ140として、グロープラグ等のように局所的に高い温度を発生させる電気ヒータを採用するとともに、図2(b)に示すように、蒸発/凝縮コア130の下方側に略均等配置している。
また、蒸発/凝縮コア130の熱媒体入口側には、図1に示すように、蒸発/凝縮コア130に流入する熱媒体の温度を検出する第1温度センサ151が設けられ、一方、蒸発/凝縮コア130の熱媒体出口側には、蒸発/凝縮コア130から流出する熱媒体の温度を検出する第2温度センサ152が設けられ、さらに、ケーシング110の下部には蒸発/凝縮コア130周りに存在する液相冷媒の温度を検出する第3温度センサ153が設けられている。
そして、電子制御装置(ECU)150は、第1温度センサ151、第2温度センサ152及び第3温度センサ153の検出温度に基づいて予め記憶されたプログラムに従ってヒータ140の発熱状態、並びに切換弁410〜440及びポンプ450、460を制御する。
なお、電子制御装置150は、第1温度センサ151、第2温度センサ152及び第3温度センサ153からの信号を受け付ける入力部、ROM等の不揮発性記憶装置、RAM等の随時読み書き可能な記憶装置、中央演算装置(CPU)及びヒータ140に制御信号を発する出力部等からなるマイクロコンピュータであり、前記プログラムは、不揮発性記憶装置に記憶されている。
また、被水防止ネット160は、ケーシング110下部に溜まった液相冷媒が沸騰したときに、液滴冷媒が吸着コア120(吸着剤131)にかかってしまうことを防止する被水防止手段である。
次に、空調装置の概略作動を述べる。
先ず、切換弁410〜440を図1の実線に示すように作動させて、第1吸着器100の蒸発/凝縮コア130と室内熱交換器300との間、第1吸着器100の吸着コア120と室外器200との間、並びに第2吸着器100の第1熱交換器と室外器200との間、第2吸着器100の吸着コア120と高温廃熱源との間に熱媒体を循環させる。
これにより、第1吸着器100内の液相冷媒が、蒸発/凝縮コア130を介して室内熱交換器300にて室内に吹き出す空気から吸熱して温度が上昇した熱媒体から吸熱して蒸発するとともに、その蒸発した気相冷媒(蒸気冷媒)が吸着剤131に吸着される。
なお、以下、液相冷媒の蒸発及び気相冷媒の吸着が行われている吸着器100を吸着工程にある吸着器と呼ぶ。
因みに、吸着剤131が気相冷媒を吸着するときに凝縮熱相当の吸着熱が発生するが、吸着熱により吸着剤131が加熱されると、吸着剤131の表面における相対湿度(関係湿度)が低下して吸着能力が低下するので、吸着工程にある吸着器の吸着コア120に室外熱交換器200にて冷却された熱媒体を循環させて吸着剤131を冷却する。
一方、第2吸着器100の吸着剤131が加熱されるので、吸着剤131に吸着されていた冷媒が気相冷媒として吸着剤131から脱離するとともに、その脱離した気相冷媒が蒸発/凝縮コア130にて冷却されて凝縮し、冷媒が再生される。
なお、以下、吸着剤131の再生及び気相冷媒の凝縮が行われている吸着器100を脱離工程にある吸着器と呼ぶ。
つまり、この状態(以下、第1モードと呼ぶ。)では、第1吸着器100の蒸発/凝縮コア130は液相冷媒を蒸発させて冷凍能力を発生させる蒸発器として機能し、第1吸着器100の吸着コア120は吸着剤131を冷却する冷却器として機能し、第2吸着器100の蒸発/凝縮コア130は吸着剤131から脱離した水蒸気を冷却する凝縮器として機能し、第2吸着器100の吸着コア120は吸着剤131を加熱する加熱器として機能する。
そして、第1モードで所定時間(本実施形態では、60秒〜100秒)が経過したときに、切換弁410〜440を図1の破線に示すように作動させて、第2吸着器100の蒸発/凝縮コア130と室内熱交換器300との間、第2吸着器100の吸着コア120と室外器200との間、並びに第1吸着器100の第1熱交換器と室外器200との間、第1吸着器100の吸着コア120と高温廃熱源との間に熱媒体を循環させる。
これにより、第2吸着器100が吸着工程となり、第1吸着器100が脱離工程となるので、第2吸着器100で発生した冷凍能力により空調風が冷却され、第1吸着器100にて吸着剤131の再生が行われる。
つまり、この状態(以下、第2モードと呼ぶ。)では、第2吸着器100の蒸発/凝縮コア130は液相冷媒を蒸発させて冷凍能力を発生させる蒸発器として機能し、第2吸着器100の吸着コア120は吸着剤131を冷却する冷却器として機能し、第1吸着器100の蒸発/凝縮コア130は吸着剤131から脱離した水蒸気を冷却する凝縮器として機能し、第1吸着器100の吸着コア120は吸着剤131を加熱する加熱器として機能する。
そして、第2モードで所定時間が経過したとき、切換弁410〜440作動させて再び第1モードとする。このように、第1モード及び第2モードを所定時間毎に交互に繰り返して、空調装置を連続的に稼働させる。
なお、所定時間は、ケーシング110内に存在する液相冷媒の残量や吸着剤131の吸着能力等に基づいて適宜選定されるものである。
次に、ヒータ140の作動制御について述べる。
本実施形態では、吸着工程にある吸着器100であって、熱媒体と蒸発/凝縮コア130周りの液相冷媒との対数平均温度差ΔTが、3deg以上、5deg以下の所定温度差(例えば、4deg)ΔTo以下となったときにヒータ140に通電するものである。
ここで、熱媒体と蒸発/凝縮コア130周りの液相冷媒との対数平均温度差ΔTとは、蒸発/凝縮コア130に流入する熱媒体の温度、つまり第1温度センサ151の検出温度をT1とし、蒸発/凝縮コア130から流出する熱媒体の温度、つまり第2温度センサ152の検出温度をT2とし、蒸発/凝縮コア130周りに存在する液相冷媒の温度を検出する温度、つまり第3温度センサ153の検出温度をT3としたとき、
{(T2−T3)−(T1−T3)}/LN{(T2−T3)/(T1−T3)}
で定義される量である。
因みに、LNとは、周知のごとく、Natural Logarithmの略であり、e(=2.71828……)を底とする対数である。したがって、例えばLN10とは、loge10を意味する。
なお、図3は、本実施形態に係る吸着式冷凍機におけるヒータ140の制御の一例を示すフローチャートであり、この制御フローは、吸着式冷凍機が始動すると同時に起動される。以下、図3に示すフローチャートの概略を説明する。
先ず、切換弁410〜440への制御信号に基づいて吸着器100が吸着工程にあるか脱離工程にあるかを判定し(S1)、吸着器100が吸着工程にある場合には、対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔTo以下であるか否かを判定する(S2)。
そして、対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔTo以下の場合にはヒータ140に通電し(S3)、対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔToより大きい場合には、ヒータ140への通電を遮断する、又はヒータ140に通電しない(S4)。
次に、本実施形態の作用効果を述べる。
本実施形態では、熱媒体と液相冷媒との温度差が小さいときにヒータ140に通電するので、蒸発/凝縮コア130周りに溜まっている液相冷媒は、ヒータ140にて加熱されて沸騰し、気泡が発生する。
そして、液相冷媒内部で発生した気泡が上昇して液面又は液面近傍にて破裂する際に、蒸発/凝縮コア130周りに存在する液相冷媒(液滴冷媒)が蒸発/凝縮コア130表面に向けて飛び散るので、飛び散った液相冷媒が蒸発/凝縮コア130のうち液面より上方側に表面に薄膜状に拡がって付着する。
このとき、液相冷媒は、蒸発/凝縮コア130の表面に薄膜状に拡がって付着しているので、この付着している液相冷媒の量(体積)に対する蒸発/凝縮コア130と接触する面積が、蒸発/凝縮コア130のうち液面より下方側にて蒸発/凝縮コア130に接触する液相冷媒に比べて非常に大きくなる。
したがって、蒸発/凝縮コア130の表面に薄膜状に拡がって付着した液相冷媒は、速やかに熱媒体と熱交換して蒸発するので、熱媒体と液相冷媒との温度差が小さいときであっても、熱交換能力が大きく低下してしまうことを抑制できる。延いては、蒸発/凝縮コア130及び吸着器100の小型化を図ることができる。
因みに、熱媒体と液相冷媒との温度差が大きいときには、熱媒体の熱にて液相冷媒を十分に沸騰させることができるので、ヒータ140にて液相冷媒を加熱しなくてもよい。
なお、対数平均温度差ΔTが、3deg〜5deg以下となると、熱媒体の熱のみでは、液相冷媒が沸騰し難くなることを発明者等の試験検討等にて確認している。そこで、本実施形態では、対数平均温度差ΔTが、3deg〜5deg以下となったときにヒータ140に通電して液相冷媒を積極的に沸騰させている。
ところで、本実施形態では、熱媒体と液相冷媒との温度差が小さいときに、ヒータ140に通電して液相冷媒を積極的に沸騰させて、液相冷媒を蒸発/凝縮コア130の表面に薄膜状に付着させることにより、蒸発/凝縮コア130での熱交換、つまり液相冷媒の蒸発を促進させるものであるが、吸着式冷凍機から見ると、液相冷媒に外部から熱が供給されていることとなるので、空調風を冷却するための冷却能力が低下するおそれがある。
そこで、本実施形態では、液相冷媒をヒータ140にて局所的に加熱して早期に液相冷媒を沸騰させるとともに、発熱密度を1W/cm2以上、3W/cm2以下の所定値(例えば、1W/cm2)としている。
(第2実施形態)
第1実施形態では、蒸発/凝縮コア130にて冷媒の加熱、つまり熱媒体の冷却、及び吸着剤131から脱離放出された気相冷媒の冷却を行ったが、本実施形態では、吸着器100を1個とするとともに、図4に示すように、熱媒体から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器130a、及び吸着剤131から脱離放出された気相冷媒を冷却凝縮させる凝縮器130bをそれぞれ設けたものである。
すなわち、吸着器100内において、凝縮器130bを吸着コア120より上方側に配置し、蒸発器130aを吸着コア120より下方側に配置するとともに、吸着コア120が収納された空間112内に複数個(本実施形態では、2個)の吸着コア120を収納して、空間112内を第1の吸着コア120が収納された空間112aと、第2の吸着コア120が収納された空間112bとに区画する。
そして、凝縮器130bが配置された空間111と吸着コア120が配置された空間112a、112bと蒸発器130aが配置された空間113とを分離し、開閉バルブ114、115にて各空間111、112a、112b、113間の連通状態を制御するものである。
なお、本実施形態では開閉バルブ114、115は板ドア式であり、開閉バルブ114、115の作動は電子制御装置150にて制御されている。
また、空間111と空間113とは、戻り管116を介して常に連通しており、空間11で再生された凝集水は、戻り管116を経由して空間113に戻される。
さらに、本実施形態では、図4(b)に示すように、蒸発器130aの熱媒体出口側におけるヒータ140の能力が、蒸発器130aの熱媒体入口側におけるヒータ140の能力に比べて大きくなるように、熱媒体入口側から熱媒体出口側に向かうほどヒータ140の個数が増大するように配置している。
次に、空調装置の概略作動を述べる。
本実施形態では、吸着式冷凍機が稼動している間は、常に、蒸発器130aと室内熱交換器300との間で熱媒体を循環させ、かつ、凝縮器130bと室外器200との間で熱媒体を循環させる。
そして、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、第1モード及び第2モードを所定時間毎に交互に繰り返して空調装置を連続的に稼働させる。以下、各モードについて述べる。
1.第1モード
第1の吸着コア120が収納された空間112aと空間113とを連通させ、第1の吸着コア120が収納された空間112aと空間111との連通状態を遮断する。一方、第2の吸着コア120が収納された空間112bと空間113との連通状態を遮断し、第2の吸着コア120が収納された空間112bと空間111とを連通させる。
そして、第1の吸着コア120に室外熱交換器200にて冷却された熱媒体を循環させて第1の吸着コア120の吸着剤131を冷却するとともに、第2の吸着コア120の吸着剤131を加熱する。
これにより、空間113内の液相冷媒が、蒸発器130aを介して室内熱交換器300にて室内に吹き出す空気から吸熱して温度が上昇した熱媒体から吸熱して蒸発するとともに、その蒸発した気相冷媒(蒸気冷媒)が第1の吸着コア120の吸着剤131に吸着される。
一方、第2の吸着コア120の吸着剤131が加熱されるので、吸着剤131に吸着されていた冷媒が気相冷媒として吸着剤131から脱離するとともに、その脱離した気相冷媒が凝縮器130bにて冷却されて凝縮し、その凝縮再生された凝縮水(液相冷媒)が空間113に戻される。
2.第2モード
第2の吸着コア120が収納された空間112bと空間113とを連通させ、第2の吸着コア120が収納された空間112bと空間111との連通状態を遮断する。一方、第1の吸着コア120が収納された空間112aと空間113との連通状態を遮断し、第1の吸着コア120が収納された空間112aと空間111とを連通させる。
そして、第2の吸着コア120に室外熱交換器200にて冷却された熱媒体を循環させて第2の吸着コア120の吸着剤131を冷却するとともに、第1の吸着コア120の吸着剤131を加熱する。
これにより、空間113内の液相冷媒が、蒸発器130aを介して室内熱交換器300にて室内に吹き出す空気から吸熱して温度が上昇した熱媒体から吸熱して蒸発するとともに、その蒸発した気相冷媒(蒸気冷媒)が第2の吸着コア120の吸着剤131に吸着される。
一方、第1の吸着コア120の吸着剤131が加熱されるので、吸着剤131に吸着されていた冷媒が気相冷媒として吸着剤131から脱離するとともに、その脱離した気相冷媒が凝縮器130bにて冷却されて凝縮し、その凝縮再生された凝縮水(液相冷媒)が空間113に戻される。
次に、ヒータ140の作動制御について述べる。
本実施形態も第1実施形態と同様に熱媒体と蒸発/凝縮コア130周りの液相冷媒との対数平均温度差ΔTが、3deg以上、5deg以下の所定温度差(例えば、4deg)ΔTo以下となったときにヒータ140に通電するものである。
なお、図5は、本実施形態に係る吸着式冷凍機におけるヒータ140の制御の一例を示すフローチャートであり、この制御フローは、吸着式冷凍機が始動すると同時に起動される。以下、図5に示すフローチャートを説明する。
対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔTo以下であるか否かを判定し(S10)、対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔTo以下の場合にはヒータ140に通電し(S11)、対数平均温度差ΔTが所定温度差ΔToより大きい場合には、ヒータ140への通電を遮断する、又はヒータ140に通電しない(S12)。
以上に述べたように、本実施形態では、吸着工程であるか否かを判定する判定ステップを省略することができるので、ヒータ140の制御を簡単なものとすることができる。
ところで、温度差が小さくなると液相冷媒が沸騰し難くなるので、温度差が小さくなる蒸発器130aの熱媒体出口側は、温度差が大きくなる蒸発器130aの熱媒体入口側に比べて沸騰し難い。
したがって、蒸発器130aの熱媒体出口側におけるヒータ140の能力が、蒸発器130aの熱媒体入口側におけるヒータ140の能力に比べて大きくなるようにすれば、ヒータ140の消費電力が上昇してしまうことを抑制しつつ、効率よく液相冷媒を沸騰させることができる。
延いては、吸着式冷凍機の消費動力が増大すること抑制しつつ、冷凍能力を増大させることができる。
なお、本実施形態では、熱媒体入口側から熱媒体出口側に向かうほどヒータ140の個数が増大するように配置したが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、対数平均温度差ΔTが5deg以下となる部位(例えば、熱媒体出口側)のみにヒータ140を設置する等してもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、ヒータ140にて液相冷媒飛散手段を構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばピエゾ素子等のアクチュエータにて液相冷媒を蒸発/凝縮コア130又は蒸発器130aに向けて飛び散らせて液相冷媒飛散手段を構成してもよい。
また、上述の実施形態では、本発明に係る吸着式冷凍機を吸着式空調装置に適用したが本発明の適用はこれに限定さるものではない。
また、上述の実施形態では、熱媒体、つまり流体を冷却したが、本発明はこれに限定されるものではなく、中央演算装置等の発熱素子を直接冷却してもよい。
また、上述の実施形態では、温度差として対数平均温度差ΔTを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、単純な温度差、つまり熱媒体温度−液相冷媒温度としてもよい。
本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機の模式図である。 (a)は第1実施形態に係る吸着器の断面図であり、(b)は(a)の下面図である。 本発明の第1実施形態に係る吸着式冷凍機におけるヒータの制御作動の一例を示すフローチャートである。 (a)は第2実施形態に係る吸着器の断面図であり、(b)は(a)の下面図である。 本発明の第2実施形態に係る吸着式冷凍機におけるヒータの制御作動の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
100…吸着器、110…ケーシング、120…吸着コア、
130…蒸発/凝縮コア、131…吸着剤、140…ヒータ。

Claims (8)

  1. 吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を利用して、冷媒を蒸発させて、その蒸発潜熱により冷却能力を発揮する吸着式冷凍機であって、
    液相冷媒と冷却対象とを熱交換して、液相冷媒を蒸発させる蒸発器(130、130a)と、
    前記蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒を前記蒸発器(130、130a)に向けて飛散させる液相冷媒飛散手段(140)と
    液相冷媒と前記冷却対象との温度差が所定温度差以下のときに前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させ、液相冷媒と前記冷却対象との温度差が前記所定温度差よりも大きいときは前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させないように前記液相冷媒飛散手段(140)を制御する電子制御装置(150)とを有し、
    前記所定温度差は、前記冷却対象の熱のみでは液相冷媒が沸騰し難くなる温度差であることを特徴とする吸着式冷凍機器。
  2. 吸着剤が気相冷媒を吸着する作用を利用して、冷媒を蒸発させて、その蒸発潜熱により冷却能力を発揮する吸着式冷凍機であって、
    液相冷媒と冷却対象とを熱交換して、液相冷媒を蒸発させる蒸発器(130、130a)と、
    前記蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒を前記蒸発器(130、130a)に向けて飛散させる液相冷媒飛散手段(140)と
    液相冷媒と前記冷却対象との対数平均温度差が所定温度差以下のときに前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させ、液相冷媒と前記冷却対象との対数平均温度差が前記所定温度差よりも大きいときは、前記液相冷媒飛散手段(140)を稼動させないように前記液相冷媒飛散手段(140)を制御する電子制御装置(150)とを有し、
    前記所定温度差は、前記冷却対象の熱のみでは液相冷媒が沸騰し難くなる温度差であることを特徴とする吸着式冷凍機。
  3. 前記所定温度差は、3deg以上、5deg以下の所定値であることを特徴とする請求項に記載の吸着式冷凍機。
  4. 前記冷却対象は、前記蒸発器(130、130a)内を流れながら前記蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒と熱交換する流体であり、
    前記蒸発器(130、130a)の流体出口側における前記液相冷媒飛散手段(140)の能力は、前記蒸発器(130、130a)の流体入口側における前記液相冷媒飛散手段(140)の能力に比べて大きいことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  5. 前記冷却対象は、前記蒸発器(130、130a)内を流れながら前記蒸発器(130、130a)周りに存在する液相冷媒と熱交換する流体であり、
    前記液相冷媒飛散手段(140)は、前記蒸発器(130、130a)の流体出口側のみに設置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  6. 前記液相冷媒飛散手段(140)は、液相冷媒を加熱沸騰させる加熱器により構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
  7. 前記液相冷媒飛散手段(140)の発熱密度は、1W/cm2 以上の所定値であることを特徴とする請求項記載の吸着式冷凍機。
  8. 前記液相冷媒飛散手段(140)は、前記蒸発器(130、130a)の下方側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1つに記載の吸着式冷凍機。
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