JP4185676B2 - 中空スラブ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は中空スラブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、図14に示すように、軽量化を図るために軽量材32を埋設した中空スラブ33が構築されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような中空スラブにおいては、トラス筋の弦材が仮設補強扱いであり、かつこのトラス筋により軽量材を密に配設することができなかった。
【0004】
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、軽量材を効率良く配設でき、かつトラス筋を経済的に設置できる中空スラブを提供することである。
【0005】
以上の課題を達成するための中空スラブは、格子状の上部スラブ筋の一部と、格子状の下部スラブ筋の一部とにわたって波形のラチス筋が配筋され、該ラチス筋の波の間隔と整数比になる位置に球形の軽量材が配設され、該軽量材の頂部が上部スラブ筋の格子部に挿入され、軽量材の下端部が下部スラブ筋の格子部に挿入されたことを特徴とする。
また中空スラブは、上部スラブ筋の一部と下部スラブ筋の一部とにわたって波形のラチス筋が配筋され、前記上部スラブ筋と下部スラブ筋との間に軽量材が配設されたことを特徴とする。また軽量材は中空の球体であることを含むものである。
【0006】
上下のスラブ筋の間に、上下のスラブ筋の一部とラチス筋によって、トラス筋を形成することができるのでトラス筋の弦材を省略することができる。ラチス筋の波の間隔と整数比になる位置に軽量材が配設されたことにより、軽量材を密に配設することができるので、中空スラブの軽量化を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のスラブの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。各実施の形態において同じ構成は同じ符号を付して説明し、異なった構成にのみ異なった符号を付して説明する。
【0008】
図1は、第1の実施の形態のスラブ1を示したものである。このスラブ1は、上下のスラブ筋3の一部が波形のラチス筋4で適宜間隔をもって接合され、これらのスラブ筋2、3の間に、中空かつ球状の軽量材5が配設されて構成されている。
【0009】
また上下のスラブ筋2、3は、縦筋2a、3aと横筋2b、3bで格子状に形成され、これらの格子部2c、3cに軽量材の頂部5aまたは下端部5bがそれぞれ挿入されている。また上部スラブ筋2の一本の縦筋2aと、下部スラブ筋3の二本の縦筋3aとが波形のラチス筋4で接合されて断面三角形のトラス筋6が構成され、ラチス筋4の波のピッチと1:1の位置に軽量材5が配設された状態になっている。よって、軽量材5の上下部が上下のスラブ筋2、3で支持されるとともに、側部もスラブ筋2、3で支持されている。このようにトラス筋6がスラブ筋の縦筋2a、3aを利用して形成されているため、トラス筋6の弦材を別途配筋する必要がない。
【0010】
また図2は、第2の実施の形態のスラブ7を示したものである。このスラブ7は、上部スラブ筋の上側の縦筋2aと、下部スラブ筋の下側の縦筋3aがラチス筋4で接合されたものであり、これ以外は上記の中空スラブ1と同じ構成で、かつ同じ効果を奏する。したがって、ラチス筋4の上下部が、上下のスラブ筋の横筋2b、3bから突出した状態になっている。
【0011】
また図3および4は、第3および4の実施の形態のスラブ8、9を示したものである。これらのスラブ8、9は、ラチス筋4の上部または下部のみが、上部または下部のスラブ筋2、3の横筋2b、3bから突出したものであり、これ以外は上記スラブ1と同じ構成であり、同じ効果を奏する。
【0012】
また図5は、第5の実施の形態のスラブ10を示したものである。このスラブ10は、上下のスラブ筋2、3がラチス筋4で接合されて構成されたものであり、これ以外は上記のスラブ1と同じ構成である。これは上部スラブ筋における一本の縦筋2aと、下部スラブ筋における一本の縦筋3aとが波形のラチス筋4で接合されて、いわゆるシングルトラス11を形成している。
【0013】
また図6〜8は、第6〜8の実施の形態のスラブ12、13、14を示したものである。これらのスラブ12、13、14は、図2〜4のスラブ7、8、9に対応したものである。このうち図6のスラブ12は、ラチス筋4の上下部がスラブ筋の横筋2b、3bから突出したものである。また図7および8のスラブ13、14は、ラチス筋4の上部または下部のみが、上部または下部におけるスラブ筋の横筋2b、3bから突出したものである。
【0014】
また図9は、第9の実施の形態のスラブ15を示したものである。このスラブ15は、ラチス筋の波のピッチと1:2の位置に軽量材5が配設されたものであり、これ以外はスラブ1と同じ構成である。このように軽量材5同士を密接させると、スラブの空隙率を高めることができる。
【0015】
また図10は、第10の実施の形態のスラブ16を示したものである。このスラブ16は、上部スラブ筋における一本の縦筋2aと、下部スラブ筋における一本の縦筋3aとが波形のラチス筋4で接合され、かつラチス筋4の波のピッチと1:2の位置に軽量材5が配設されたものであり、これ以外はスラブ10と同じ構成である。このスラブ16も前記と同じ効果を奏する。
【0016】
また図11は、第11の実施の形態のスラブ17を示したものである。このスラブ17は、連通孔20のある突起18を軽量材5の下面に設けたものであり、これ以外はスラブ1と同じ構成である。この突起18により、スラブ17を構築する際のコンクリートの打設による軽量材5の浮き上がりを抑えることができる。また連通孔20により中空部19と外部とを連通させることができる。
【0017】
また上記の実施の形態のスラブ1、7、8、9、10、12、13、14、15、16、17において、軽量材5はすべて中空の球体であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、多面体にすることもできる。
【0018】
また上記の実施の形態のスラブ1、7、8、9、10、12、13、14、15、16、17において軽量材5は、ラチス筋の波のピッチと整数比の位置に配設されているが、このような配設でないスラブを構築することもできる。
【0019】
また図12は、スラブ1の構築方法を示したものである。はじめに、埋込材ユニット21を工場または現場で製作する。そして、この埋込ユニット21をクレーン25で吊り上げてスラブ型枠29内に設置する。そして、このスラブ型枠29内にコンクリート26を打設し、これが硬化した後に脱型すると、図1に示すスラブ28が完成する。この構築方法は、軽量材5の浮き上がりを抑えることができるという効果を奏する。また上記のスラブ7、8、9、10、12、13、14、15、16、17も上記と同じ方法で製造する。
【0020】
また図13は、スラブの他の構築方法を示したものであり、図中の(1)に示すプレキャストコンクリート板30を製作し、これを梁間に設置して上部スラブ筋2を配筋してトップコンクリート31を打設するものである。
【0021】
【発明の効果】
上下のスラブ筋の間に、上下のスラブ筋の一部とラチス筋によって、トラス筋を形成することができるのでトラス筋の弦材を省略することができる。
【0022】
ラチス筋の波の間隔と整数比になる位置に軽量材が配設されたことにより、軽量材を密に配設することができるので、中空スラブの軽量化を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態のスラブを示し、(1)は平面図、(2)はA−A線断面図、(3)はB−B線断面図である。
【図2】(1)および(2)は第2の実施の形態のスラブの断面図である。
【図3】(1)および(2)は第3の実施の形態のスラブの断面図である。
【図4】(1)および(2)は第4の実施の形態のスラブの断面図である。
【図5】第5の実施の形態のスラブの断面図である。
【図6】第6の実施の形態のスラブの断面図である。
【図7】第7の実施の形態のスラブの断面図である。
【図8】第8の実施の形態のスラブの断面図である。
【図9】(1)および(2)は第9の実施の形態のスラブの断面図である。
【図10】 (1)および(2)は第10の実施の形態のスラブの断面図である。
【図11】第11の実施の形態のスラブを示し、(1)および(2)は断面図、(3)は軽量材の断面図である。
【図12】(1)〜(3)はスラブの構築方法の断面図である。
【図13】(1)〜(3)はスラブの他の構築方法の断面図である。
【図14】(1)および(2)は従来の中空のスラブの断面図である。
【符号の説明】
1、7、8、9、10、12、13、14、15、16、17、33 中空スラブ
2 上部スラブ筋
2a、3a 縦筋
2b、3b 横筋
2c、3c 格子部
3 下部スラブ筋
4 ラチス筋
4a 頂部
4b 谷部
5、32 軽量材
6、11 トラス筋
18 突起
19 中空部
20 連通孔
21 埋込材ユニット
25 クレーン
26 コンクリート
29 スラブ型枠
30 プレキャストコンクリート板
31 トップコンクリート

Claims (3)

  1. 格子状の上部スラブ筋の一部と、格子状の下部スラブ筋の一部とにわたって波形のラチス筋が配筋され、該ラチス筋の波の間隔と整数比になる位置に球形の軽量材が配設され、該軽量材の頂部が上部スラブ筋の格子部に挿入され、軽量材の下端部が下部スラブ筋の格子部に挿入されたことを特徴とする中空スラブ。
  2. 上部スラブ筋の一部と下部スラブ筋の一部とにわたって波形のラチス筋が配筋され、前記上部スラブ筋と下部スラブ筋との間に軽量材が配設されたことを特徴とする中空スラブ。
  3. 軽量材は中空の球体であることを特徴とする請求項に記載の中空スラブ。
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