JP4185647B2 - シート材搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、折り処理されることによって折られたシート材を搬送するシート材搬送装置及びこのようなシート材搬送装置を具備する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、折り処理されたシート材又はシート材束(以下、単に冊子ともいう。)を簡易に作成する機能を有するシート後処理装置において、作成された冊子を積載させる方法として、排出された冊子を積載部に落下させ、順次積み重ねながら積載を行う方法がある。
【0003】
また、大型製本装置のように、ベルトコンベア状のもので、排紙された冊子を順次先送りさせながら、重ねないで横方向にずらしながら積載する方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。通常、冊子の折目側近傍は、反対側に比べて膨らみやすく、冊子を単純に折目側の向きをそろえて積載させた場合、積載最上面が安定せず、積載性が悪く、積載スペースに対する積載部数が少ない。
【0005】
また、大型製本装置のように、ベルトコンベア状のもので、排紙された冊子を順次先送りさせながら、横方向にずらしながら積載する方法においても、積載スペースを大量に必要とする。
【0006】
その為、オフィス空間等で使用される簡易的な冊子積載装置においても、小型で場所を取らない安価な大量積載を可能とした交互積載タイプのものが必要である。また、安価ながらもオフィスの用途に応じた付加機能も設ける必要がある。
【0007】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、積載スペースを増大させずに、シート材及び冊子の積載性を向上させることが可能なシート材搬送装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るシート材搬送装置は、シート材に画像を形成する画像形成装置から排出された後に折られたシート材を搬送し得るシート材搬送装置であって、前記折られたシート材をそのまま排出する第1の搬送路と、前記第1の搬送路から分岐した第2の搬送路と、前記第2の搬送路から分岐すると共に前記第1の搬送路と接続した搬送路であって、前記第2の搬送路における前記シート材の搬送方向とは逆方向に前記シート材を搬送する第3の搬送路と、前記第1の搬送路又は前記第2の搬送路のいずれか一方に前記シート材が搬送される搬送路を切り替える第1の切り替え手段と、前記第2の搬送路又は前記第3の搬送路のいずれか一方に前記シート材が搬送される搬送路を切り替える第2の切り替え手段と、前記第1の搬送路から排出されたシート材を積載する積載手段と、前記積載手段に積載されたシート材の前記積載手段への排出方向における上面の傾斜角を検知するセンサフラグと、を備え、前記センサフラグによる検知結果に基づき、前記第1の切り替え手段の切り替え動作を制御し、前記積載されたシート材の上面の傾斜角が前記積載手段の積載面の排出方向における傾斜角未満の場合、次に排出されるシート材を、折り目側を先頭にして排出し、前記積載されたシート材の上面の傾斜角が前記積載手段の積載面の排出方向における傾斜角以上の場合、次に排出されるシート材を、折り目と反対側を先頭にして排出することを特徴とする。
【0009】
また、前記第2の搬送路にシート材を搬送させる2つの搬送ローラからなる搬送ローラ対を備え、前記第2の搬送路が湾曲しており、前記搬送ローラ対のうちの前記湾曲の内側の搬送ローラが駆動ローラであることを特徴とする。
【0010】
また、前記搬送ローラ対のニップが、前記湾曲の内側に近接していることを特徴とする。
【0011】
また、前記積載面の水平に対する傾斜角は、0°から90°の範囲で設定されることを特徴とする。
【0012】
また、前記搬送されたシート材を積載する積載手段上に積載されたシート材の高さを検知する検知手段を備え、該検知手段の検知結果に基づいて、前記積載手段の高さを制御するイニシャル動作を行うことを特徴とする。
【0013】
また、所定の時間間隔により前記イニシャル動作を行うことを特徴とする。
【0015】
また、前記第1の切り替え手段は、前記画像形成装置から送り込まれる所定の動作順序に従って交互に切り替えが制御されることを特徴とする。
【0016】
また、前記搬送されたシート材が積載された積載手段上におけるシート材の上面の少なくとも2点間を結ぶ直線の角度を検知するセンサフラグを設け、該センサフラグの検知結果に基づき、前記第1の切り替え手段の切り替え動作を制御することを特徴とする。
【0017】
また、前記センサフラグは少なくとも、前記積載手段上において前記シート材の搬送方向下流側に配置された第1のセンサフラグと、前記積載手段上において前記シート材の搬送方向上流側に配置された第2のセンサフラグとを備え、該第1のセンサフラグ及び第2のセンサフラグから出力された検知信号に基づき、前記搬送されたシート材が積載された積載手段上におけるシート材の上面の少なくとも2点間を結ぶ直線の角度を検知することを特徴とする。
【0018】
また、前記第1の搬送路に搬送されるシート材の先端を検知する先端検知センサフラグを備え、該先端検知センサフラグの検知時間に基づき、前記搬送されるシート材のサイズを検知することを特徴とする。
【0019】
また、前記画像形成装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介して前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第4の搬送路と、前記画像形成装置から排出されたシート材を前記折り処理手段を介さずに前記前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第5の搬送路と、前記第4の搬送路又は前記第5の搬送路のいずれか一方に前記シート材を切り替える第3の切り替え手段とを備えることを特徴とする。
【0020】
また、前記第2の搬送路から分岐した第6の搬送路と、前記第6の搬送路を搬送されているシート材を処理する処理手段と、前記処理手段から排出されたシート材を前記第1の搬送路に搬送する第7の搬送路と、前記シート材を前記第6の搬送路に搬送させるか否かを切り替える第4の切り替え手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
また、前記処理手段は、前記シート材をZ折りするZ折りユニットを含むことを特徴とする。
【0022】
また、前記処理手段は、前記シート材にパンチ穴を形成するパンチャーユニットを含むことを特徴とする。
【0023】
また、前記処理手段は、前記シート材にのり付け処理をするのり付け処理ユニットを含むことを特徴とする。
【0024】
また、前記第2の搬送路を構成する搬送路壁の少なくとも一部分が搬送ローラにより構成されていることを特徴とする。
【0025】
また、前記搬送されたシート材を積載する積載手段の積載面の角度が、前記シート材搬送方向上流側から、下流に位置する変曲点までは上方に向かう第1の角度を有し、前記変曲点より下流側では、前記第1の角度よりも下方に向かう第2の角度を有することを特徴とする。
【0026】
また、前記画像形成装置から排出されたシート材をそのまま排出し、後処理装置に搬送する第8の搬送路と、前記第8の搬送路から分岐した第9の搬送路と、前記第9の搬送路から分岐すると共に前記第8の搬送路と接続した搬送路であって、前記第9の搬送路における前記シート材の搬送方向とは逆方向に前記シート材を搬送する第10の搬送路と、前記第8の搬送路又は前記第9の搬送路のいずれか一方に前記シート材を切り替える第5の切り替え手段と、前記第9の搬送路又は前記第10の搬送路のいずれか一方に前記シート材を切り替える第6の切り替え手段と、前記第9の搬送路と接続されると共に、前記第1の搬送路と接続された第11の搬送路とを備えることを特徴とする。
【0027】
また、前記後処理装置が、前記シート材にステイプル処理を行うステイプルユニットであることを特徴とする。
【0028】
また、前記後処理装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介して前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第12の搬送路を備えることを特徴とする。
【0029】
また、前記後処理装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介さずに前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第13の搬送路を備えることを特徴とする。
【0030】
また、装置全体の駆動を行う駆動手段と、前記後処理装置に着脱自在に固定するための固定手段と、前記後処理装置との間で情報の授受を行う通信手段と、前記通信手段の通信結果に基づき前記駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする。
【0031】
さらに、本発明に係る画像形成装置は、シート材に画像を形成する画像形成手段を備え、該画像形成手段により画像を形成されたシート材を上記シート材搬送装置に排出することを特徴とする。
【0032】
このように、本発明によれば、中綴じ折り処理機能を有した後処理装置の下流に配置され、後処理装置から折り側を先頭に排紙された冊子を受け取り、受け取ったシート材を選択的に反転させて積載手段に積載することで、冊子の折側を重ねない交互積載が可能となり、冊子積載性が向上し、積載量の向上が実現できる。
【0033】
また、所定部数つ冊子を反転させて交互に積載するモードとは別に、実際に積載手段上に積載された冊子上面の少なくとも2箇所以上の高さを検知する複数のセンサフラグにより、積載面の実際の傾きを検知し、その結果により、選択的に冊子の反転を制御することで、異なる膨らみを持つ冊子を混載して交互に積載することも可能になる。
【0034】
また、冊子の反転を例えば印刷ジョブ等のジョブごと交互に行う制御を行うことで、ジョブの仕分けを行うことができる。
【0035】
また、後処理装置から冊子を受け入れる冊子受け入れ搬送路である第4の搬送路及び第12の搬送路と、後処理装置から折られていないシート材を受け入れるシート材受け入れ搬送路である第5の搬送路及び第13の搬送路との両方を備えることで、画像形成装置から受け取ったシート材を中綴じ折り処理し、冊子の折側を先頭に排紙する冊子排紙機能と、シート材を中綴じ折り処理せずにそのまま排紙するシート排紙機能の両方を備えた後処理装置と接続する場合には、冊子交互積載装置としての使い方とは別に、シート材の積載量アップを実現する大容量スタッカーとしても利用することができる。
【0036】
また、下方の空間に大きな領域を確保できるので、第2の搬送路の途中から分岐する第6の搬送路と、その下流にシート折り(例えばZ折りやC折り)、のり製本、パンチ等のシート束への処理手段を追加することが可能である。
【0037】
そして、処理手段で処理されたシート材を第1の搬送路へと送り込む第7の搬送路を備えているため、冊子積載機能に加えて新たなシート処理を加えることが可能になる。
【0038】
また、前述した領域に標準の積載手段と異なる枠体を有するシート積載手段を備えれば、更に大容量スタックが可能になる。
【0039】
また、後処理装置下流に配置され、固定手段と、後処理装置との通信手段と、装置全体の駆動を行う駆動手段と、この駆動手段を制御する駆動制御手段とを備え、後処理装置に対して着脱可能なユニットとすることで、様々の種類の後処理装置に対して対応可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0041】
また、以下の図面において、前述の従来技術の説明で用いた図面に記載された部材、及び既述の図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付す。
【0042】
(第1の実施形態)
まず、本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態について図1〜図7及び図14を参照して説明する。図1〜図7に、本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図を示し、図14に、本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の全体構成図を示す。
【0043】
(全体構成の説明)
図14において、600は画像形成装置、1100は給紙デッキであり、画像形成装置600へシート材Sを給紙する。700はシート後処理装置であり、画像形成装置600のフェイスアップ排紙部601よりシート後処理装置700はシート材Sを受け取る。
【0044】
シート後処理装置700により後処理され作成された冊子Pは、シート後処理装置700の下流に着脱可能に設置されたシート材搬送装置1000の積載トレイに排出積載される。
【0045】
また、シート材搬送装置1000及び給紙デッキ1100は、キャスター1001,1101を有している。
【0046】
次に、図14に示されるシート材搬送装置1000について図1を参照して説明する。
【0047】
まず主に冊子反転部構成に関して説明を行う。矢印1は第1の搬送路1、矢印2は第2の搬送路、矢印3は第3の搬送路であり、4,5,6,7は搬送ガイド板である。ただし、搬送ガイド板5は屈曲している。
【0048】
第1の搬送路1は上流域を搬送ガイド板4と曲率した搬送ガイド板5で構成され、中流域を搬送ガイド板4と本発明の第1の切り替え手段としての切り替えフラッパ8の上面の略ストレート部及び、搬送ガイド板6上面で構成され、下流域を搬送ガイド板4及び搬送ガイド板7で構成されている。
【0049】
第2の搬送路2は、屈曲内側を搬送ガイド板5、屈曲外側を切り替えフラッパ8の下面曲率部及び本発明の第2の切り替え手段としての逆流防止フラッパ9の上面で構成されている。
【0050】
第3の搬送路3は、上流域を搬送ガイド板5及び搬送ガイド板7で構成され、中流域を逆流防止フラッパ9の下面及び搬送ガイド板6の下面側、搬送ガイド板7で構成され、下流域を搬送ガイド板4、及び搬送ガイド板7で構成されている。
【0051】
10は第1の搬送路1中に配置された本発明の先端検知センサフラグとしての入り口センサフラグで、不図示の冊子Pの先端突入を検知し、11は第2の搬送路2中に配置された不図示の冊子Pの通過検知センサフラグである。
【0052】
12は本発明の搬送ローラ対としての冊子の引き込みローラ対でローラ12aが駆動側、ローラ12bは従動側であり、従動側は不図示の弾性部材により駆動側に圧接されている。また引き込みローラ対12によって形成されるニップラインは、搬送ガイド板5側に近接している。
【0053】
13はスイッチバックローラ対で、ローラ13aが駆動側、ローラ13bが従動側であり、同様にして従動側は不図示の弾性部材で駆動側に圧接されている。
【0054】
14,15はそれぞれ、搬送ローラ対、排紙ローラ対で、第1の引き込みローラ対12と同様にして、下側が駆動側のローラ14a、ローラ15a、上側が従動側のローラ14b、ローラ15bであり、不図示の弾性部材により従動側が駆動側に圧接されている。
【0055】
引き込みローラ対12、搬送ローラ対14に関しては、不図示のワンウェイクラッチが駆動側に取り付けてある。
【0056】
また、スイッチバックローラ対13においては、正転逆転可能なタイプのローラ対であり、以後、SBローラ対13と呼ぶ事にする。
【0057】
次に冊子の反転動作について説明を行う。但し、不図示のシート材後処理装置により作成された不図示の冊子Pが、シート後処理装置の冊子排出ローラ対100を冊子の折目側を排出された直後の状態から説明を行う。
【0058】
まず、第1の搬送路1方向にストレート排出させる場合について、図2を用いて説明する。
【0059】
最初に、冊子排出ローラ対100より排出された不図示の冊子Pが、第1の搬送路1上流部に位置した入り口センサフラグ10により、冊子Pの先端が通過した事が検知される。
【0060】
冊子Pはその後も冊子排出ローラ対100により排出され、矢印16方向に回転した引き込みローラ対12に引込まれる。
【0061】
その下流には切り替えフラッパ8を有し、イニシャル状態において回動軸17を中心に矢印18方向に不図示のばねにより引かれていて、図2に示すように、搬送ガイド板5にオーバーラップした位置にある。
【0062】
その後、切り替えフラッパ8の上面を通過した冊子Pは、搬送ローラ対14に引込まれ、排出ローラ対15に搬送され、折り目側を先頭にして排出される。
【0063】
次に冊子Pを反転排出させる場合について、図3を用いて説明する。最初に、冊子排出ローラ対100より排出された冊子Pが、第1の搬送路1上流部に位置した入り口センサフラグ10により、冊子Pの先端が通過した事が検知される。
【0064】
この先端通過検知信号により、切り替えフラッパ8を、不図示のソレノイドにより、回動軸17を中心に矢印19方向に引く。
【0065】
この時、切り替えフラッパ8は、図3に示す実線状態にあり、搬送ガイド板4にオーバーラップした状態に位置する。
【0066】
冊子Pはその後も冊子排出ローラ対100により排出され、矢印16方向に回転した引き込みローラ対12に引込まれる。
【0067】
そして、その下流の切り替えフラッパ8により、第2の搬送路方向に冊子Pが搬送される。
【0068】
その後、冊子の通過検知センサフラグ11に冊子Pの先端が突入した事が検知されると、切り替えフラッパ8の不図示のソレノイドがOFFになり、イニシャル状態の位置に戻る。
【0069】
ここで、引き込みローラ12の駆動側を内側にする事で、図5に示すように外側ローラを駆動させた事により、冊子Pの表紙のみが、ローラを駆動する事で接線方向に移動し、たるみが生じる事による搬送JAMを防ぐ事ができる。
【0070】
また、前記各搬送ローラ対は、ニップラインを駆動ローラ側の搬送ガイドに近づけてある。
【0071】
また、冊子搬送速度は75[mm/s]であり、入り口センサ10に突入から、切り替えフラッパ8に突入までの移動時間は、1[s]程度な為、引き込みローラ対12近傍におけるJAMにより、冊子Pの先端が冊子の通過検知センサフラグ11を通過しなかった場合においては、ソレノイドは、過電流保護の目的で、冊子の通過検知センサフラグ11のON,OFFに関係なく、予め2[s]でOFFするように制御されている。
【0072】
冊子の通過検知センサフラグ11の下流に本発明の第2の切り替え手段としての逆流防止フラッパ9を有し、回動軸20を中心に常に不図示のばねにより矢印21方向に引かれていて、図3の実線で示すように搬送ガイド板5にオーバーラップした位置にある。
【0073】
この逆流防止フラッパ9を冊子Pの先端で押しのけるように通過する。
【0074】
逆流防止フラッパ9の下流にはSBローラ13を有し、冊子Pは矢印23方向に回転したSBローラに引込まれる。なお、SBローラは、駆動に不図示のステッピングモータを用いている。通常は停止しており、切り替えフラッパ8用の不図示のソレノイドが引かれる際に矢印23方向に回転を始める。
【0075】
その後、図7に示すようにSBローラ対13に引込まれた冊子Pの後端が、冊子の通過検知センサフラグ11を通過してから所定時間後、冊子Pの後端がSBローラのニップを通過する前にSBローラ13が、矢印24方向に回転を始めるように制御を行い、冊子Pは第2の搬送路2を冊子Pの折り目側と反対側を先頭にして矢印3の方向に搬送を始める。
【0076】
この時、逆流防止フラッパ9は、不図示のばねにより、図7に示す状態にあり、これ以上前記矢印21方向に回転しない構成である。
【0077】
その為、冊子Pの先端部が、搬送ガイド板6の下面側に到達する以前に暴れた場合、逆流防止フラッパ9が、冊子Pの逆流を防止し、矢印2の方向へ誘導可能であるため、逆流JAMを未然に防ぐ事ができる。
【0078】
その後、SBローラ13に搬送される事により、冊子Pが搬送ローラ14に搬送され、排出ローラ対15により、トレイ上に排出積載される。
【0079】
なお、以上のストレート排出と、反転排出の順番の組み合わせは、切り替えフラッパ8の制御のみで、如何様にも変更可能である事は言うまでもない。
【0080】
また、逆流防止フラッパ9は、冊子Pの搬送に対して、冊子の通過検知センサフラグ11と略同様の動きをする為、通過検知センサフラグ11の役目を、逆流フラッパ9に抱かせる事も可能である。
【0081】
次に図1で積載トレイ部に関する説明を行う。本発明の積載手段としての積載トレイ25は、図1に示される視方向では、冊子積載面が水平に対してマイナス20〜45度の範囲に傾斜角を有する事が望ましく、なかでもマイナス30度が最適である。
【0082】
また、冊子積載面には、軸26を中心に回動可能なウエイト27が接している。ウエイト27は、センサフラグ部28を兼ねている。
【0083】
積載トレイ25は、昇降ガイド対29と、昇降コロ30により、略垂直方向の動きのみに規制されている。
【0084】
昇降コロ30はトレイ支板31にカシメ固定され、トレイ支板31に対して、積載トレイ25が固定されている。
【0085】
トレイ支板31は、不図示のタイミングベルトに固定されていて、そのタイミングベルトを掛けている不図示のプーリが駆動手段を用いて回転する事により、積載トレイ25を昇降可能とする。
【0086】
なお、トレイ支板31は図1において手前を示したものであり、実際は奥側にももう1枚略同様のトレイ支板が存在するが、その説明を割愛する。また、積載トレイ25の昇降手段に関しては、同等の動きを可能にするならば、特にタイミングベルトに限らないものとする。
【0087】
次に積載トレイ25の動きに関して説明する。積載トレイ25は、ウエイト27に兼ねられた本発明の検知手段としてのセンサフラグ部28の検知信号により、その昇降位置を制御する。
【0088】
まず、電源投入時にイニシャル動作として積載トレイ25を最適位置に移動する。
【0089】
そのイニシャル動作パターンとして2種類ある為、以下、パターン1,2とする。
【0090】
(パターン1)
積載トレイ25(積載面)が所定位置より下方に位置し、不図示のLED等の発光手段からの光に対して、本発明の遮光手段として機能するセンサフラグ部28が不図示の本発明の受光手段としてのフォトセンサを遮光していない場合は、フォトセンサが遮光されるまで積載トレイ25を上昇させ、一旦停止する。次にセンサフラグ部28が不図示のフォトセンサを透過するところまで再び積載トレイ25を下降させる制御を行い、最適位置に停止させる。
【0091】
(パターン2)
積載トレイ25(積載面)が所定位置より上方に位置し、センサフラグ部28が不図示のフォトセンサを遮光している場合、積載トレイ25を下降させ、不図示のフォトセンサが再び透過するまで、積載トレイ25を下降させる制御を行い、最適位置に停止させる。
【0092】
次に冊子Pが積載トレイ25に積載される場合について説明を行う。電源投入し、積載トレイ25がイニシャル位置に戻った事が確認され、冊子Pの積載が可能となると、シート後処理装置に通信され、冊子Pが排出を始める。
【0093】
冊子Pが先端を検知する入り口センサフラグ10を通過する時間を計測する事により、冊子サイズを判断する。冊子Pが搬送路を通過し、排出ローラ対15により積載トレイ25上に排出される際、冊子P先端が排出ローラ対15の前方を塞いでいるウエイト27を押しのけ、センサフラグ部28が不図示のフォトセンサを遮光する事で、冊子Pが積載トレイ25に到達した事をまず確認する。
【0094】
その後、測定した冊子サイズを元に完全に積載トレイ25上に排出される時間を割り出す事で、センサフラグ部28のチャタリングに関係なく、積載トレイ25上に冊子Pが完全に排出された事を確認する。
【0095】
また、冊子Pが排出された後即座に積載トレイ25の冊子積載最上面の位置を一定の位置に維持させる制御をパターン1、パターン2の何れかにより行う事を可能にする。
【0096】
積載トレイ25は、冊子Pが1部排出される毎に積載最上面の位置を一定位置に移動させ、それが完了した事が確認されると、次冊子を積載可能な状態になる。
【0097】
また、薄い冊子、または腰の無い冊子など、冊子が積載トレイ25に排出される際にウエイト27を押しのけなかった場合においては、センサフラグ部28において冊子Pが積載トレイ25上に排出した事を確認できない。
【0098】
その為、予め搬送路を冊子が通過する時間を計測し、センサフラグ部28が反応しない場合においても、入り口センサフラグ10に冊子が突入してから、所定時間後に必ず積載トレイ25が昇降を行うように制御し、次の冊子Pを積載可能な状態にする。
【0099】
また、排出ローラ対15近傍の第1の搬送路1中に冊子Pが積載トレイ25に排出される際に、冊子Pの後端が排出ローラ15近傍を通過した事を検知する不図示のセンサをウエイト27に抱かせたセンサフラグ部28と別に設ける事により、制御を省略する事も可能である。
【0100】
冊子Pが積載トレイ25上に排出後、冊子Pは、積載トレイ25に積載される際、積載面の傾斜により、自重で後端突き当て壁32まで滑り落ちる為、積載トレイ25上での積載整合性が良い。
【0101】
また、ウエイト27により積載トレイ25上に積載された冊子の最上面を常に押さえつけている為、冊子の開きを防止できる。
【0102】
以上のように、本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態によれば、折られたシート材を冊子Pとした場合であっても、第1の搬送路1、第2の搬送路2及び第3の搬送路3により冊子Pを適宜を反転して積載トレイ25に排出しているため、積載トレイ25上に適切な積載状態で冊子Pを排出することができる。
【0103】
また、積載トレイ25上のシート材や冊子の積載面の高さをセンサフラグ部28で検知して積載トレイ25の高さを変化させることができるため、さらに積載性を向上させることができる。
【0104】
(第2の実施形態)
次に図面を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態について詳細に説明する。図8に、本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態の一部断面図を示す。
【0105】
本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態が前述の第1の実施形態と異なる部分は、第5の搬送路400の構成の部分である。その他の部分は略同様である為、その詳細な説明を省略する。
【0106】
まず、以下に第2の実施形態において不図示の冊子排出ローラ対100の上流部分であるシート後処理装置に関して図8を用いて説明を行う。
【0107】
(全体構成の説明)
本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態の全体構成をシート後処理装置を中心に図8に示した。600は画像形成装置であり、700はシート後処理装置である。
【0108】
シート後処理装置700は、画像形成装置600のフェイスアップ排紙部601から不図示のシート材Sに搬入できるように設置されており、不図示の通信手段により、画像形成装置600とシート後処理装置700の接続状態は常にモニターされている。
【0109】
画像形成装置600とシート後処理装置700が接続されていないときには画像形成装置600の表示部に表示すると共に、接続しているコンピュータへ情報を送るようになっている。
【0110】
そして、シート後処理装置700が画像形成装置600に接続状態であり、プリントジョブがシート後処理装置700の出力を指示のときには、画像形成装置600のフェイスアップ排紙部601から、シート後処理装置700へと冊子を排出する。
【0111】
その後、冊子は、シート後処理装置700の入り口ガイド701によりシート後処理装置700の入り口ローラ702に送られる。
【0112】
冊子は、入り口ローラ702によってさらに下流の排紙ローラ703へと送られ、この排紙ローラ703によって中間積載部704へ排紙される。中間積載部704に排紙された冊子は、引き込みパドル705によって、図中右方向へと引き込まれる。
【0113】
706はシャッターであり、引き込まれた用紙束は、このシャッター706に突き当たることで、用紙搬送方向が整合される。
【0114】
707はジョガー手段であり、冊子の幅方向両側に、用紙幅方向に(図中手前〜奥)に移動可能であり、冊子の用紙幅方向の整合を行う。708は圧接離間可能な束搬送ローラである。
【0115】
中間積載部704で用紙束の整合が終了すると、シャッター706が時計方向に回転して図中点線の位置まで退避する。同時に束排紙ローラ708が圧接され、用紙束を下流へ束搬送する。
【0116】
そして用紙束の中間点が、ステイプルユニット709の綴じ位置まで搬送されたところで束搬送が停止する。そこで、ステイプルユニット709により、用紙束の中綴じを行う。
【0117】
中綴じが終了した後、用紙束は、2つのローラにより構成される第1の束搬送ローラ対710aと、2つのローラにより構成される第2の束搬送ローラ対710bによってさらに下流に送られ、用紙束の中間が突き板711まで送られてきた位置で停止する。
【0118】
次に突き板711が用紙束を矢印712方向に突き出される。これによって用紙束は搬送方向中央部で折り畳まれながら、折りローラ対713に挟み込まれる。折りローラ対713が回転することにより、半分に折られた用紙束(以下冊子)は、冊子排紙ローラ対100により下流へと排出される。上記中間積載部704から折りローラ対713までの冊子の搬送路が本発明の第4の搬送路となる。
【0119】
次に、第5の搬送路400に関しての説明を行う。第5の搬送路400は、第1,第2の搬送ローラ対710a,710bの中間の搬送路から分岐し、第1の搬送路1の入り口センサフラグ10の上流に合流する間を結んだパスである。
【0120】
また、分岐点においては、本発明の第3の切り替え手段としての切り替えフラッパ401を有し、軸402を中心に不図示のソレノイドにより回動可能である。通常は、不図示のばねにより、図に示す実線の位置にあり、不図示のソレノイドにより、矢印403方向へ回動する。
【0121】
冊子作成を必要とする場合は、切り替えフラッパ401を矢印403方向へ回転させる事により、折りローラ対713部分にシート材の束が搬送され、冊子を作成し、冊子排出ローラ対100より、第1の搬送路1に冊子の折目方向を先頭にして排出される。
【0122】
しかしながら、冊子作成を必要とせず、折り行程を必要としないシート材S、または端部をステイプルされたシート材の束である冊子等を積載トレイ25上に排出積載される際、不図示のソレノイドをOFFにし、切り替えフラッパ401を図の実線位置に不図示のばねにより戻し、第1の束搬送ローラ対710a及び第3の束搬送ローラ対715を用いて第5の搬送路400上の矢印404方向へ搬送させ、折りローラ対713を介さずに第1の搬送路1へ導く。
【0123】
以上のように、本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態においては、この第5の搬送路400を構成する事により、シート後処理装置700より排出される、通常のシート材Sまたは端部をステイプル処理されたシート材の束においても積載トレイ25上へ排出可能である。
【0124】
また、特に端部をステイプル処理されたシート材の束においては、前述の第1の実施形態と同様の効果、つまり、第1の実施形態に示した反転構成部分を介す事により、選択的に切り替えフラッパ8を切り替える事によりステイプル位置を排出方向先端にして積載トレイ25上へ排出、またはステイプル位置を後端にして積載トレイ25上へ排出させる事によるジョブセパレートも可能である。また、シート材Sにおいても反転パスを通す事が可能である事は言うまでもない。
【0125】
(第3の実施形態)
次に図9及び図10を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第3の実施形態について詳細に説明する。図9及び図10に、本発明に係るシート材搬送装置の第3の実施形態の一部断面図を示す。
【0126】
図9に示されるように、本実施形態では、第2の搬送路550の下流に第2の分岐点551及び第4の切り替え手段としてのフラッパ552が設けられている。
【0127】
フラッパ552が図の実線方向にある時は、シート材Sは第6の搬送路553に案内され、本発明の処理手段としての折りユニット(Z折りユニット)554へと送り込まれる。
【0128】
折りユニット554は3つの折りローラ555,556,557によって構成されている。
【0129】
折りユニット554ではC折り、Z折りが行えるが、ここではZ折りモードについてのみ図10の(a)及び図10の(b)を用いて簡単に説明する。
【0130】
Z折りモードは、シート材Sを一端半分2つ折りした上、その片方を再度反対側に折り返すモードであり、先ず、第6の搬送路553に送り込まれたシート材Sはパス559へ送られ、先端がストッパ560に当接する。
【0131】
かくして、シート材Sの先端からおよそ1/4の部分にループが形成されることになり、そのループが折りローラ555,556とのニップにくわえこまれ、第1の折り目562が形成されて2つ折りのシートとなる(図10(a))。
【0132】
次いで、上記のように折られたシートSは、折りパス563へと導入され、2つ折りとされたシート材Sの第1の折り目562がストッパ564に突き当てられると、2つ折りとされたシート材Sの中央部に前述作用と同様にしてループが形成され、このループが折りローラ556,557との間のニップにくわえこまれて、第2の折り目565が形成される(図10(b))。
【0133】
このように、表裏に折り返されたZ折りシートは、第7の搬送路566を通過して入り口ローラ567の上流パス568に合流する。
【0134】
以上のように本実施形態において、第2の搬送路550に送り込まれたシート材Sが、下流から分岐する第6の搬送路553によって折りユニット554に送り込まれ、折り処理が行われた後、第7の搬送路566により、再び入り口ローラ567の上流の上流パス568に戻されることで、第1の実施形態の機能に加えて折り処理を行ったシートの積載を行うことができる。
【0135】
なお、本実施形態においては、第6の搬送路553と第7の搬送路556との間にZ折ユニットを構成として設けているが、特にZ折ユニットに限るものではなく、この搬送路間にZ折ユニットとは異なるC折ユニットやパンチャー処理を行うパンチャーユニットや、のり付けを行うのり付け処理ユニット等、他の処理機能を持つユニットを構成する事も可能である事は言うまでもない。
【0136】
(第4の実施形態)
次に図11を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第4の実施形態について詳細に説明する。図11に、本発明に係るシート材搬送装置の第4の実施形態の一部断面図を示す。
【0137】
本発明に係るシート材搬送装置の第4の実施形態が前述の第1の実施形態と異なる部分は、屈曲搬送路における搬送ローラの構成である。その他の部分は略同様である為、その詳細な説明を省略する。
【0138】
図11に示す本発明の搬送ローラとしての大径ローラ200は、斜視図に示すように同軸上に複数の幅の狭いローラを並べたものである。
【0139】
201,202は、大径ローラ200に不図示の弾性部材により圧接された従動ローラであり、大径ローラ200は不図示のステッピングモータにより正逆両方の回転が可能である。
【0140】
大径ローラ200の外周には、第1の実施形態における搬送ガイド板5と略同等の曲率を有している。
【0141】
大径ローラ200は通常矢印203方向に常時回転していて、矢印1方向のストレート排紙の場合は、冊子Pを第1の実施形態と同様にして引込み、図1に示される積載トレイ25上に排出を行う。そして、冊子P反転時においては、第1の実施形態と同様の制御手段により切り替えフラッパ8を回動させ、冊子Pを第2の搬送路2へ導く。すなわち、大径ローラ200は、第2の搬送路2の壁を構成する。
【0142】
シート材又は冊子Pを第2の搬送路2を通過させる場合、屈曲搬送路全域にわたり、シート材又は冊子Pは大径ローラに接して搬送させる事が可能な為、搬送性を向上可能である。
【0143】
その後、冊子Pの後端が冊子の通過検知センサフラグ11を通過し、所定時間後に大径ローラ200を矢印204方向に反転させる事で、冊子Pを折目側と反対側の開き側を先頭にして排出させる。
【0144】
その後、第1の実施形態と同様にしてトレイ積載面高さをイニシャル状態に戻した事が確認されると、再び大径ローラ200が矢印203方向に回転を始め、積載が行われる。以上により、本実施形態では、前述の第1の実施形態と同様の効果を得ることができると共に、第1の実施形態に比較し、更に安定した冊子搬送と積載を可能にする。
【0145】
(第5の実施形態)
次に図12を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第5の実施形態について詳細に説明する。図12に、本発明に係るシート材搬送装置の第5の実施形態に具備される積載トレイの概略図を示す。
【0146】
本発明に係るシート材搬送装置の第5の実施形態が前述の第1から4の実施形態と異なる部分は、トレイ形状である。その他の部分は略同様である為、その詳細な説明を省略する。図12には、上述の既述の各実施形態の積載トレイ25と、本実施形態における積載トレイ300とを示す。
【0147】
積載トレイ300の形状は、トレイ面301を有し、第1の実施形態等の積載トレイ25と同等の角度を有している。また、積載トレイ300は、変曲点302を境に、トレイ面301のトレイ面角度に対し、矢印304方向に角度が変化したトレイ面303を形成している。
【0148】
また、変曲点302は、図に示す距離305をLETTER紙の冊子サイズの搬送方向長さ以上LEDGER紙の冊子サイズの搬送方向長末端、つまり139.5mm以上216mm未満とする位置にある。
【0149】
以上のように、本実施形態においては、前述の各実施形態と同様の効果を得ることができると共に、ラージサイズでしかも腰の弱い冊子を交互積載させた場合、積載トレイ25上に冊子Pを積載させた場合と比較して、積載トレイ300上に冊子P1を積載させる事により、冊子積載最上面形状を略平面に維持させる事で、次冊子の積載性を安定させる事が可能である。
【0150】
(第6の実施形態)
次に、図13を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第6の実施形態について詳細に説明する。図13に、本発明に係るシート材搬送装置の第6の実施形態が具備する紙面検知センサの概略図を示す。
【0151】
本発明に係るシート材搬送装置の第6の実施形態が前述の各実施形態と異なる部分は、冊子の反転制御方法である。その他の部分は前述の各実施形態と略同様である為、その詳細な説明を省略する。
【0152】
図13は積載トレイ25周りを部分的に示した図である。800は、本発明のセンサフラグを構成する第1のセンサフラグとしての第1の紙面検知センサフラグ、801は、本発明のセンサフラグを構成する第2のセンサフラグとしての第2の紙面検知センサフラグである。
【0153】
この2つのセンサフラグは、積載トレイ25上に積載された冊子最上面の最上面の高さを各々測定可能であり、冊子が積載トレイ25に排出後、第1の紙面検知センサフラグ800により、まず、トレイの冊子積載最上面をトレイを昇降させる事によりイニシャルの所定高さ位置へ戻す。これにより、次冊子を積載させる為のトレイ高さを決定する。これは他の実施形態と同様である。
【0154】
次に、第2の紙面検知センサフラグ801により冊子積載最上面の冊子がトレイ積載面の傾斜角30度に対し、30度以上傾斜しているか、していないかを測定する。すなわち、第1の紙面検知センサフラグ800と、第2の紙面検知センサフラグ801とにより、積載トレイ25上におけるシート材又は冊子の上面の少なくとも2点間を結ぶ直線の角度を検知する。
【0155】
これにより次冊子を反転排出させるかストレート排出させるかを決定する。以下にその場合1,2を示す。
【0156】
場合1:
冊子積載最上面の傾斜角がトレイ傾斜角30度より急な場合、次冊子を前記冊子積載最上面の傾斜角が30度より緩くなるまで反転排出させ、冊子の開き側を先頭に排出させる。
【0157】
場合2:
冊子積載最上面の傾斜角がトレイ傾斜角30度より緩かった場合、次冊子を前記冊子積載最上面の傾斜角が30度より急になるまでストレート排出させ、冊子の折り目側を先頭に排出させる。
【0158】
以上の制御を行う事により冊子を選択的に交互積載させる。これは、冊子の折目側が開き側に対し膨らみがある事を利用したものである。
【0159】
ただし、上記説明では基準となる傾斜角度として30°を基準としているが、本発明はこのような傾斜角度に限定されずその他の角度、例えば0°(水平)から90°(垂直)の範囲内であれば適宜な値をとることができる。
【0160】
したがって、本実施形態では前述の各実施形態の効果を得ることができると共に、積載状況により冊子積載最上面の傾斜角が変化した場合においても冊子積載最上面の傾斜角を常に30度近傍つまり、トレイ積載面の傾斜角と略同等に維持する事が可能で、安定した積載を行わせる。
【0161】
また、冊子積載最上面の冊子の傾斜角を測定できるのであれば、特に本実施形態に示すセンサフラグ方式に限定する必要はない。
【0162】
(第7の実施形態)
次に図15を参照して、本発明に係るシート材搬送装置の第7の実施形態について詳細に説明する。図15に、本発明に係るシート材搬送装置の第7の実施形態の断面図を示す。
【0163】
図15において、900は画像形成装置、901は画像形成装置900から受け取ったシート材を中綴じ折り処理可能なシート後処理装置、902は本発明によるシート材搬送装置である。本実施形態では、他の実施形態と比較して、シート後処理装置901に反転手段903が追加されていることが特徴である。
【0164】
まず、画像形成装置900の排紙手段904から排紙されたシート材は、シート後処理装置901の反転手段903の入り口ローラ905へと送りこまれる。
【0165】
入り口ローラ905の下流には本発明の第5の切り替え手段としてのフラッパ906が設けられており、シートを本発明の第8の搬送路としてのストレートパス908と、本発明の第9の搬送路としての反転パス907へと選択自在に振り分けることが可能である。ストレートパス908へ送りこまれたシートは、そのまま下流のステイプル処理部909へと送りこまれる。
【0166】
また、反転パス907とストレートパス908との間には第10の搬送路912が設けられている。
【0167】
反転パス907へ送り込まれたシートは、後端がフラッパ等により構成される本発明の第6の切り替え手段としてのフラッパ923を備える合流点910を通過した後、正逆可能な反転ローラ911により(表裏)反転され、パス912を通過して、本発明のステイプルユニットとしてのステイプル処理部909へと送り込まれる。
【0168】
ここで反転ローラ911を反転させないで、そのままシートを下流へと送りこむ制御を行うことで、シートは下方のシート材搬送装置902へとシートを搬送する本発明の第11の搬送路としての縦パス913へと送りこまれる。
【0169】
縦パス913へと送り込まれたシートは、下流の排紙ローラ914によって、シート材搬送装置の第2の受け入れ口915へと送り込まれ、入り口ローラ916によって、本発明の第13の搬送路としてのパス917を通過して、第1の受け入れ口918へと送りこまれる。
【0170】
以上のように、本実施形態では、前述の各実施形態の効果を得ることができると共に、例えば第1の実施形態では、シート材搬送装置902は、中綴じ折り処理されたシート材しか搬送して積載することができなかったが、本実施形態による効果は、シート後処理装置の入口に設けられた反転手段903を利用して、シートをステイプル処理部909を通過させないで、縦パス913を利用して下方のシート材搬送装置902へ直接送り込むことで、画像形成装置900から排紙されるシート材のスループットを落とすことなく、シート材搬送装置902にシート材や冊子を積載することができる。
【0171】
また、中綴じ折部の下流に縦パス913へと合流する本発明の第13の搬送路を構成するパス919を設けることで、ステイプル処理されたシート材を折りローラ920を通過させて、縦パス913へと送り込むことで、ステイプル処理部909から本発明の折り処理手段を構成する折りローラ902へと至る本発明の第12の搬送路を介さずに、折り処理していない綴じ原稿の積載も可能になる。
【0172】
ここで、上記各実施形態において、シート材搬送装置は、画像形成装置や後処理装置から着脱自在であるとして良い。
【0173】
この場合、シート材搬送装置には、装置全体を駆動する駆動手段や、シート材搬送装置を後処理装置や画像形成装置に着脱自在に固定する固定手段や、後処理装置や画像形成装置からシート材搬送装置に送信される例えばシート材の紙種情報などの情報の授受を行う通信手段と、この通信手段による通信結果に基づき駆動手段を駆動を制御する駆動制御手段を備える。
【0174】
上記のようにすることによって、シート材搬送装置を独立した装置として扱うことができ、種々の後処理装置や画像形成装置に対して本発明のシート材搬送装置を適用することができる。
【0175】
(画像形成装置の実施形態)
次に本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。本発明に係る画像形成装置の実施形態は、上記本発明に係るシート材搬送装置の第1から第7の実施形態のいずれかを具備した実施形態である。
【0176】
すなわち、画像形成手段により画像が形成されたシート材を、上記第1から第7の実施形態として示されたシート材搬送装置により搬送して排出する画像形成装置である。
【0177】
また、本発明に係る画像形成装置の実施形態が適用される装置としては、プリンタ、FAX、複写機等を挙げることができる。
【0178】
画像形成手段としては、電子写真方式の画像形成手段や、インクジェット式の画像形成手段や、バブルジェット式の画像形成手段等が適用できるが、これらに限定されるものではなくその他適宜な画像形成手段を適用することができる。
【0179】
したがって、本発明に係る画像形成装置の実施形態においては、前述の本発明に係るシート材搬送装置の第1から第7の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0180】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、折られたシート材を第1の搬送路から積載手段に排出する場合と、折られたシート材を第2の搬送路及び第3の搬送路を介して反転させて排出する場合とを切り替えて行うことができるため、冊子の折側を適宜組み合わせて積載手段上に排出することができ、冊子の積載性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図2】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図3】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図4】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図5】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図6】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図7】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の一部断面図である。
【図8】本発明に係るシート材搬送装置の第2の実施形態の一部断面図である。
【図9】本発明に係るシート材搬送装置の第3の実施形態の一部断面図である。
【図10】本発明に係るシート材搬送装置の第3の実施形態の一部断面図である。
【図11】本発明に係るシート材搬送装置の第4の実施形態の一部断面図である。
【図12】本発明に係るシート材搬送装置の第5の実施形態に具備される積載トレイの概略図である。
【図13】本発明に係るシート材搬送装置の第6の実施形態が具備する紙面検知センサの概略図である。
【図14】本発明に係るシート材搬送装置の第1の実施形態の全体構成図である。
【図15】本発明に係るシート材搬送装置の第7の実施形態の断面図である。
【符号の説明】
1 第1の搬送路
2 第2の搬送路
3 第3の搬送路
4,5,6,7 搬送ガイド板
8 切り替えフラッパ
9 逆流防止フラッパ
10 入り口センサフラグ
11 通過検知センサフラグ
12 引き込みローラ対
12a,12b ローラ
13 スイッチバックローラ対
13a,13b ローラ
14 搬送ローラ対
14a,14b ローラ
15 排紙ローラ対
15a,15b ローラ
17,20 回動軸
25 積載トレイ
26 軸
27 ウエイト
28 センサフラグ部
29 昇降ガイド
30 昇降コロ
31 トレイ支板
100 冊子排出ローラ対
200 大径ローラ
300 積載トレイ
301 トレイ面
302 変曲点
303 トレイ面
400 第5の搬送路
401 切り替えフラッパ
402 軸
550 第2の搬送路
551 第2の分岐点
552 フラッパ手段
553 第6の搬送路
554 折りユニット
555,556,557 折りローラ
558 デフレクタ
559 パス
560 ストッパ
562 第1の折り目
564 ストッパ
565 第2の折り目
566 第7の搬送路
567 入り口ローラ
568 上流パス
600 画像形成装置
601 フェイスアップ排紙部
700 シート後処理装置
701 入り口ガイド
702 入り口ローラ
703 排紙ローラ
704 中間積載部
705 引き込みパドル
706 シャッター
707 ジョガー手段
708 束搬送ローラ
709 ステイプルユニット
710a 第1の束搬送ローラ対
710b 第2の束搬送ローラ対
711 突き板
713 折りローラ対
715 第3の束搬送ローラ
800 第1の紙面検知センサフラグ
801 第2の紙面検知センサフラグ
900 画像形成装置
901 シート後処理装置
902 シート材搬送装置
903 反転手段
904 排紙手段
905 入り口ローラ
906 フラッパ
907 反転パス
908 ストレートパス
909 ステイプル処理部
910 合流点
911 反転ローラ
912 第10の搬送路
913 縦パス
914 排紙ローラ
915 第2の受け入れ口
916 入り口ローラ
917 パス
918 第2の受け入れ口
919 パス
920 折りローラ
923 フラッパ
1000 シート材搬送装置
1001 キャスター
1100 給紙デッキ
1101 キャスター
P 冊子
P1 冊子
S シート材

Claims (22)

  1. シート材に画像を形成する画像形成装置から排出された後に折られたシート材を搬送し得るシート材搬送装置であって、
    前記折られたシート材をそのまま排出する第1の搬送路と、
    前記第1の搬送路から分岐した第2の搬送路と、
    前記第2の搬送路から分岐すると共に前記第1の搬送路と接続した搬送路であって、前記第2の搬送路における前記シート材の搬送方向とは逆方向に前記シート材を搬送する第3の搬送路と、
    前記第1の搬送路又は前記第2の搬送路のいずれか一方に前記シート材が搬送される搬送路を切り替える第1の切り替え手段と、
    前記第2の搬送路又は前記第3の搬送路のいずれか一方に前記シート材が搬送される搬送路を切り替える第2の切り替え手段と
    前記第1の搬送路から排出されたシート材を積載する積載手段と、
    前記積載手段に積載されたシート材の前記積載手段への排出方向における上面の傾斜角を検知するセンサフラグと、を備え、
    前記センサフラグによる検知結果に基づき、前記第1の切り替え手段の切り替え動作を制御し、
    前記積載されたシート材の上面の傾斜角が前記積載手段の積載面の排出方向における傾斜角未満の場合、次に排出されるシート材を、折り目側を先頭にして排出し、
    前記積載されたシート材の上面の傾斜角が前記積載手段の積載面の排出方向における傾斜角以上の場合、次に排出されるシート材を、折り目と反対側を先頭にして排出することを特徴とするシート材搬送装置。
  2. 前記センサフラグは、
    前記積載手段上において前記シート材の排出方向上流側に配置され、積載されたシート材の上面位置を検知する第1のセンサフラグと、
    前記積載手段上において前記シート材の排出方向下流側に配置され、積載されたシート材の上面位置を検知する第2のセンサフラグと、を備え、
    前記第1のセンサフラグ及び第2のセンサフラグからから出力された検知信号に基づき、前記積載手段に積載されたシート材の排出方向における上面の2点間を結ぶ直線の角度
    を検知することを特徴とする請求項1に記載のシート材搬送装置。
  3. 前記積載面の水平に対する傾斜角は、0°から90°の範囲で設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシート材搬送装置。
  4. 前記第2の搬送路にシート材を搬送させる2つの搬送ローラからなる搬送ローラ対を備え、
    前記第2の搬送路が湾曲しており、
    前記搬送ローラ対のうちの前記湾曲の内側の搬送ローラが駆動ローラであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  5. 前記搬送ローラ対のニップが、
    前記湾曲の内側に近接していることを特徴とする請求項に記載のシート材搬送装置。
  6. 前記第1のセンサフラグの検知結果に基づいて、前記積載手段の高さを制御するイニシャル動作を行うことを特徴とする請求項に記載のシート材搬送装置。
  7. 所定の時間間隔により前記イニシャル動作を行うことを特徴とする請求項に記載のシート材搬送装置。
  8. 前記第1の切り替え手段は、
    前記画像形成装置から送り込まれる所定の動作順序に従って交互に切り替えが制御されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  9. 前記第1の搬送路に搬送されるシート材の先端を検知する先端検知センサフラグを備え、
    前記先端検知センサフラグの検知時間に基づき、前記搬送されるシート材のサイズを検知することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  10. 前記画像形成装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介して前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第4の搬送路と、
    前記画像形成装置から排出されたシート材を前記折り処理手段を介さずに前記前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第5の搬送路と、
    前記第4の搬送路又は前記第5の搬送路のいずれか一方に前記シート材が搬送される搬送路を切り替える第3の切り替え手段とを備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  11. 前記第2の搬送路から分岐した第6の搬送路と、
    前記第6の搬送路を搬送されているシート材を処理する処理手段と、
    前記処理手段から排出されたシート材を前記第1の搬送路に搬送する第7の搬送路と、前記シート材を前記第6の搬送路に搬送させるか否かを切り替える第4の切り替え手段とを備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  12. 前記処理手段は、
    前記シート材をZ折りするZ折りユニットを含むことを特徴とする請求項11に記載のシート材搬送装置。
  13. 前記処理手段は、
    前記シート材にパンチ穴を形成するパンチャーユニットを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載のシート材搬送装置。
  14. 前記処理手段は、
    前記シート材にのり付け処理をするのり付け処理ユニットを含むことを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  15. 前記第2の搬送路を構成する搬送路壁の少なくとも一部分が搬送ローラにより構成されていることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  16. 前記搬送されたシート材を積載する積載手段の積載面の角度が、
    前記シート材搬送方向上流側から、下流に位置する変曲点までは上方に向かう第1の角度を有し、前記変曲点より下流側では、前記第1の角度よりも下方に向かう第2の角度を有することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  17. 前記画像形成装置から排出されたシート材をそのまま排出し、後処理装置に搬送する第8の搬送路と、
    前記第8の搬送路から分岐した第9の搬送路と、
    前記第9の搬送路から分岐すると共に前記第8の搬送路と接続した搬送路であって、前記第9の搬送路における前記シート材の搬送方向とは逆方向に前記シート材を搬送する第10の搬送路と、
    前記第8の搬送路又は前記第9の搬送路のいずれか一方に前記シート材を切り替える第5の切り替え手段と、
    前記第9の搬送路又は前記第10の搬送路のいずれか一方に前記シート材を切り替える第6の切り替え手段と、
    前記第9の搬送路と接続されると共に、前記第1の搬送路と接続された第11の搬送路とを備えることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  18. 前記後処理装置が、
    前記シート材にステイプル処理を行うステイプルユニットであることを特徴とする請求項17に記載のシート材搬送装置。
  19. 前記後処理装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介して前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第12の搬送路を備えることを特徴とする請求項17又は18に記載のシート材搬送装置。
  20. 前記後処理装置から排出されたシート材を折り処理する折り処理手段を介さずに前記第1の搬送路に前記シート材を搬送する第13の搬送路を備えることを特徴とする請求項17から19のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  21. 装置全体の駆動を行う駆動手段と、
    前記後処理装置に着脱自在に固定するための固定手段と、
    前記後処理装置との間で情報の授受を行う通信手段と、
    前記通信手段の通信結果に基づき前記駆動手段の駆動を制御する駆動制御手段とを備えることを特徴とする請求項17から20のいずれか1項に記載のシート材搬送装置。
  22. シート材に画像を形成する画像形成手段を備え、
    前記画像形成手段により画像を形成されたシート材を上記請求項1から21のいずれか1項に記載のシート材搬送装置に排出することを特徴とする画像形成装置。
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