JP4183868B2 - 光記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザー光と磁界の印加によりデータを記録再生する光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置に関し、特に、セクタ長を短くして、記憶容量を増大するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置に関する。
【0002】
光ディスクは、コンピュータの外部記憶媒体として広く利用されている。光ディスクの内、特に、光磁気ディスクは、磁気記録層を有し、磁気記録層に垂直磁気記録するため、記憶内容の保存性が良く、しかも、繰り返し記録回数も大きい。光磁気ディスクは、レーザー光を用いて、媒体にサブミクロンオーダーの記録マークを形成でき、フロッピーディスクに比し、格段に記憶容量を増大させることができる。3.5インチ光磁気ディスク(MO)で見ると、初期は128MBの容量であったが、最近は、1.3GBの容量が実現されている。この光磁気ディスクでは、更なる記憶容量の増大が求められている。
【0003】
【従来の技術】
図12は、従来技術の説明図であり、従来の光磁気ディスクのセクタフォーマットを示している。
【0004】
光磁気ディスクは、基板と、基板上に形成された磁性体からなる記録層を有する。この媒体は、光による加熱と磁界の変化を利用して、情報を記録する。この媒体には、データを記録再生するためのデータトラックが設けられている。一般に、媒体の基板上には、グルーブ(トラッキング案内溝)が、スパイラル状に形成されている。このグルーブとグルーブに挟まれたランドに、データの記録再生トラックが設けられている。
【0005】
このトラックに、光学ヘッドの光ビームをトラッキングする。そして、記録時には、光による加熱と磁界の変化を利用して、情報を記録する。又、情報を再生する時は、磁気光学効果を利用して、光ビームの反射光から情報を再生する。記録再生を行うため、レーザー光を媒体の記録面に集光する。フォーカスサーボ制御は、レーザー光をジャストフォーカス状態に保つために行われる。又、光ビームをデータトラックに追従させる必要がある。このため、トラックサーボ制御が使用される。
【0006】
従来、この光磁気ディスクでは、記録密度は、レーザー光のスポット径によって限られていた。しかしながら、近年、MSR(Magnetically Induced Super Resolution)という光磁気超解像技術が開発され、レーザー光のスポット径よりも小さなマークの記録再生が可能となった。例えば、3.5インチ光磁気ディスクでは、トラックピッチが0.90μm、マーク長が0.38μmと、レーザー光のスポット径より小さいマークの記録再生を可能とし、初期の128MBの10倍の1.3GBの容量が実現されている。
【0007】
この光磁気ディスクは、セクタという記憶単位で、記録再生を行う。従来のMSRの光磁気ディスクのセクターフォーマットでは、図12に示すように、セクタアドレス情報部90は、トラック溝同様にスタンパにより物理的な凸凹のピットで形成されている。セクタアドレス情報部90は、セクタの先頭であることを示すセクタマークSMと、PLLの位相引き込み用信号VFO1と、第1のセクタIDの開始を示すためのアドレスマークAMと、第1のセクタアドレスID1と、PLLの位相引き込み用信号VFO2と、第2のセクタの開始を示すためのアドレスマークAMと、第2のセクタアドレスID2と、セクタアドレス情報部の終了を示すポストアンブルPAで構成されている。
【0008】
セクタアドレス情報は、ID1、ID2に記述されており、例えば、トラック番号、セクタ番号が含まれる。セクタアドレスのエラー訂正機能は存在せず、ID1が再生できない場合には、ID2でバックアップするため、2つのIDを設けている。
【0009】
このセクタアドレス情報部90に、ギャップ91を介してデータ部が、MSRで記録されている。このデータ部は、VFOの周波数調整のためのパターンVFOと、同期バイト(Sync bytes)93と、データ領域(一般領域)94と、ポストアンブル(PA)95と、緩衝領域用のバッファ96とで構成されている。
【0010】
データ部は、前述のMSRで記録されているため、高密度に記録され、例えば、データ領域94は、2048byteである。一方、セクタアドレス情報部90は、前述のように、ピットで物理的に形成されているため、高密度にできない。例えば、セクタアドレス情報部90は、データ領域のバイト数に換算して、110バイト程度の領域を占める。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、次の問題があった。
【0012】
(1) 従来のセクタフォーマットでは、セクタアドレス情報部90が、物理的ピットで形成されており、レーザービームのスポット径よりも小さいピットの再生は不可能であるため、セクタアドレス情報部90の長さを短くできない。このため、記憶容量の増大が困難であるという問題があった。
【0013】
(2) 記憶容量の増大のため、前述のランドの他に、グルーブもデータトラックとして使用することが提案されている。この場合にも、セクタアドレス情報部90が、物理的ピットで形成されているおり、レーザービームのスポット径よりも小さいピットの再生は不可能であり、データ部のマークサイズに対応して形成されたランドとグルーブの間隔では、両者のIDのクロストークが発生し、グルーブをデータトラックに使用することが困難であるという問題があった。
【0014】
従って、本発明の目的は、記憶容量を増大するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、セクタアドレス情報部の長さを短くして、記憶容量を増大するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供することにある。
【0016】
本発明の更に他の目的は、MSR記録を用いても、目的セクタへのイレーズを検証するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供することにある。
【0017】
本発明の更に他の目的は、MSR記録を用いても、目的セクタへの記録を検証するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の光記憶媒体は、光ビームを用いて記録再生されるものであり、光記憶媒体のセクタは、ピットで形成され、前記セクタの先頭に設けられたセクタ先頭識別子と、前記セクタ先頭識別子に続いて設けられ、前記記録方法により記録されたセクタアドレス部と、データ部とを有する。
【0019】
又、本発明の光記憶装置は、光記憶媒体にレーザー光を照射して、前記光記憶媒体のセクタを記録再生する記録再生部を有し、前記記録再生部は、前記光記憶装置の各セクタに、ライト時に、セクタアドレスと、データとを書き込み、リード時に、前記光記憶媒体の各セクタの前記セクタアドレスにより、目的セクタを検出する。
【0020】
この本発明の態様では、第1に、セクタアドレス部を、データ記録方法(所謂MSR)を用いて記録した。このため、セクタアドレスを、低密度のピットで形成せず、高密度のデータ(MSR)記録により形成するため、セクタアドレス情報部を短くでき、記憶容量を増大できる。例えば、セクタアドレスは、従来の半分の55バイトで済む。
【0021】
第2に、セクタアドレス部のセクタ識別子のみをピットで形成している。セクタの開始を示すセクタ識別子(セクターマーク)も、MSRで形成した場合には、再生できない時に、セクタを検出できない。又、イレーズ時のリードできない場合には、セクタを検出できない。ピットで形成しておけば、検出が確実であり、且つイレーズ時も、セクタの開始を確実に検出できる。又、このセクタ識別子を基準に、セクタアドレスを含むデータの書き込みを開始することができ、書き込みの信頼性が向上する。
【0022】
本発明の他の態様の光記憶媒体は、前記セクタアドレス部は、前記データ部の前に設けられた第1のセクタアドレス部と、前記データ部の後に設けられた第2のセクタアドレス部とからなる。
【0023】
本発明の記録再生方法は、データ部の前後にセクタアドレス部が設けられたセクタフォーマットの光記憶媒体の前記データ部の前後のセクタアドレス部のセクタアドレスを再生するステップと、前記両セクタアドレスを比較して、エラーを検出するステップとを有する。
【0024】
本発明の光記憶装置の他の態様は、記録再生部は、前記光記憶媒体のデータ部の両側に設けられたセクタアドレスの比較により、エラーを検出する検出部を有する。
【0025】
前述の如く、MSRでは、イレーズ時に、リード時と逆の方向の磁界のため、セクタアドレスをMSR記録した場合に、セクタアドレスをリードして、アドレスを確認し、直ちにそのセクタをイレーズすることができない。即ち、リード磁界とイレーズ磁界が反対のため、その磁界の反転に、ms(ミリセカンド)オーダーの時間が必要となる。しかし、msオーダーの時間が経過すると、数セクタ行き過ぎてしまい、従来のように、アドレスを確認し、直ちにそのセクタをイレーズすることができない。このため、目的セクタを見込みで、イレーズすることになり、イレーズ後のライト動作を確認できない。
【0026】
この態様では、データ部の前後にセクタアドレス部に設けたため、このアドレスの比較により、目的セクタのイレーズ、ライト時に、オフトラックが生じていないかをベリファイできる。又、リード時のオフトラックも検出できる。
【0027】
本発明の光記憶媒体の他の態様は、前記セクタは、前記セクタアドレス部と前記データ部とを対象としたECCを格納するECC部を更に有する。
【0028】
又、本発明の他の態様の光記憶媒体の記録再生方法は、セクタアドレス部、データ部、ECC部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体に、前記セクタアドレス部、データ部を対象として、ECCを作成し、前記光記憶媒体のECC部に記録するステップと、前記光記憶媒体の前記セクタアドレス部、データ部、ECC部を再生し、前記ECC部のECCにより前記セクタアドレス部のセクタアドレスを訂正するステップとを有する。
【0029】
この態様では、セクタアドレス部も対象としたECCを作成するので、MSRでセクタアドレスを記録しても、訂正が可能となる。このため、アドレス検出の正確性を向上できる。
【0030】
本発明の他の態様の記録再生方法は、セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップと、前記目的セクタの前方のセクタのセクタアドレスを再生するステップと、前記目的セクタの後方のセクタのセクタアドレスを再生するステップと、前記目的セクタ、前記前方のセクタ、前記後方のセクタのセクタアドレスを比較して、前記書き込みの正当性を判定するステップとを有する。
【0031】
前述のように、見込みでセクタをイレーズするため、ライトデータのベリファイが必要となる。この態様では、ライト時に同時に記録される目的セクタ、前方のセクタ、後方のセクタのセクタアドレスを比較して、書き込みのベリファイを行うため、セクタを見込みでイレーズしても、ライトデータの確認ができる。
【0032】
本発明の他の態様の記録再生方法は、セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップと、前記目的セクタのトラックの所定数前のセクタから、前記目的セクタの1つ前のセクタまでリードするステップと、前記目的セクタの1つ後のセクタから、前記目的セクタのトラックの所定数後のセクタまでリードするステップと、前記リード結果に応じて、前記書き込みの正当性を判定するステップとを有する。
【0033】
前述のように、見込みでセクタをイレーズするため、ライトデータのベリファイが必要となる。この態様では、目的セクタの前後のトラックのセクタをリードして、リードエラーがないかを判定しているため、隣のトラックに書き込んだライトエラーを検出することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、光記憶媒体、光記憶装置、リード/ライト処理の順で説明する。
【0035】
・・光記憶媒体・・
図1は、本発明の一実施の形態の光磁気ディスクのセクターフォーマットの構成図、図2及び図3は、本発明の一実施の形態のMSR記録再生の原理図である。
【0036】
図1に示すように、1つのセクタ1は、セクタ先頭識別子10、PLL用引き込み信号(VFO)11、同期バイト(Sync bytes)12、データフィールド13、ポストアンブル(PA)14、バッファ15の順で形成されている。
【0037】
セクタ先頭識別子10は、物理的な凸凹のピットで形成されており、セクタの先頭であることを示すセクタマークである。PLL用引き込み信号(VFO)11、同期バイト(Sync bytes)12、データフィールド13、ポストアンブル(PA)14、バッファ15は、後述するように、MSR記録信号で形成される。
【0038】
バッファ15はスピンドルモータの回転ジッタ等を吸収するための緩衝領域である。
【0039】
このデータフィールド13は、そのセクタのトラック番号、セクタ番号を含む第1のセクタアドレス(ID1)16と、2048バイトのデータ領域17と、第1のセクタアドレス(ID1)と同一の第2のセクタアドレス(ID2)18と、CRC(Cycric Redundancy Check) バイト19と、ECC(エラー訂正コード)バイト20とから構成されている。
【0040】
セクタアドレス(ID1)16と18は、各々4バイトである。CRCバイトは、第1のセクタアドレス16と、2048バイトのデータ領域17のデータと、第2のセクタアドレス18を用いて、周知の方法で作成される。又、ECCバイト19は、第1のセクタアドレス16と、2048バイトのデータ領域17のデータと、第2のセクタアドレス18、CRCバイト19を用いて、周知の方法で作成される。
【0041】
本発明では、セクタアドレス16、18も、MSR信号で記録しているため、セクタアドレス情報部を短くできる。このため、記憶容量が増大する。この例では、セクタ識別子を含めセクタアドレス情報部は、従来の半分の55バイトで済む。従って、全体として、3%程度の容量の増加が可能となる。
【0042】
又、セクタアドレス16、18もデータ17と同一の記録方法で記録されているため、図12で示したピットで形成された従来のセクタアドレス情報部90のVFO1、AM、VFO2、AMのピット用同期パターンが不要となる。このため、一層、記憶容量を短くできる。
【0043】
更に、セクタ識別子10は、ピットで作成している。即ち、従来のセクタアドレス情報部の内、必要最小限のものを、ピットで作成している。セクタの開始を検出するためには、低密度でも、ピットで形成したものの方が、検出が確実であり、且つ後述するイレーズ、ライト時のリードが不可能な時にも、セクタのイレーズ、ライトの開始を正確に検出できる。更に、同一のセクターマークをピットで形成するため、光磁気ディスクのスタンパーを簡易なもので実現できる。又、光磁気ディスクの検査も容易となる。
【0044】
本発明のセクターフォーマットでは、セクタアドレスが、データフィールド13内に存在しており、同じMSRを用いて形成されるため、1つのエラー訂正コード19で包括することができ、セクタアドレスもECC訂正できるため、セクタアドレスの読み取りエラーに対する信頼性を向上できる。
【0045】
又、セクタアドレス16、18が、データ領域17の両側に設けられているため、セクタ中央部でオフトラックが生じ、何らかの理由で、オフトラックが検出されず、レーザービームが隣のトラックに移ってしまった場合を、検出できる。即ち、このセクタの先頭セクタアドレス16と、後方セクタアドレス18とを比較することにより、アドレス情報の不一致でこれを検出することができる。
【0046】
次に、MSR記録再生について、図2及び図3により、説明する。図2に示すように、MSRでは、光磁気ディスクの磁気記録層3は、記録層6と、中間層5と、再生層4とで構成される。これらは、いずれも磁気記録材料で形成される。
【0047】
この中間層5は、図のA方向に再生/記録磁界が印加され、一定温度(例えば、200℃)に温められた時に、記録層6の信号を再生層4に転写する機能を持つ。これより、低温でも、高温でも、転写は行われない。従って、記録層6の必要な信号の部分を、200℃に制御すれば、再生層4に転写され、これを磁気光学効果で読み取ることができる。
【0048】
図3(A)乃至図3(E)は、MSR再生動作の説明図である。図3(A)乃至図3(E)は光ビームのスポット2が、トラック1に沿って移動し、記録層6の信号Pを読みだす様子を示している。図3(A)では、トラック1の信号Pは、未だビーム2に当たっていないため、室温である。図3(B)のように、ビームが進行して、ビーム2に信号Pが入っているが、未だ低温である。図3(C)のように、ビーム2が進行すると、信号Pは温められ、200℃になり、記録層6の信号Pは、再生層4に転写される。この現象は、交換結合と言われている。この時のビームの反射光から、信号Pを再生できる。
【0049】
更に、ビーム2が、図3(D)のように、進行すると、信号Pは、温められすぎ、300℃となり、転写されない。更に、ビーム2が、図3(E)のように進行すると、熱が残り、未だ高温のため転写されない。
【0050】
このようにして、再生強度の光ビームをトラック1に沿って走査することにより、光ビームのスポット径以下の(図では、1/3)のマークを読み取ることができる。
【0051】
又、ライトする時は、先ずイレーズをして、記録層6の磁区の方向を揃える必要がある。このため、イレーズ時には、図2のB方向の消去磁界を印加する。この磁界方向は、前述の記録再生磁界の方向Aと反対方向である。そして、消去強度の光ビームをトラック1に沿って走査することにより、記録層4の磁区を、消去磁界方向に揃える。
【0052】
次に、ライトを行う。このため、消去磁界の方向と反対方向の記録再生磁界を印加し、光ビームをライト変調する。ライト強度の光ビームで照射された前述の記録層4の部分は、揃えられた磁区の方向が熱と磁界により反転する。所謂垂直磁気記録が行われる。このMSRでは、光の照射された部分の磁区が、磁界方向に向くため、オーバーライトはできない。
【0053】
又、ライトの実行には、イレーズを行った後、ライトする。そして、イレーズの磁界方向とリード/ライトの磁界方向が反転する。
【0054】
図4は、本発明の他の実施の形態の光磁気ディスクのセクターフォーマットの構成図であり、図1のデータフィールド13の変形例である。このデータフィールド13は、そのセクタのトラック番号、セクタ番号を含む第1のセクタアドレス(ID1)16と、2048バイトのデータ領域17と、CRC(Cycric Redundancy Check) バイト19と、ECC(エラー訂正コード)バイト20と、第1のセクタアドレス(ID1)と同一の第2のセクタアドレス(ID2)18とから構成されている。
【0055】
図4の例では、データフィールド13の先頭と、最後尾に、セクタアドレスが設けられている。このため、前述したセクタアドレス間の比較により、データフィールド全体のオフトラックを検出することができる。
【0056】
・・光記憶装置・・
図5は本発明の一実施の形態の光ディスク装置のブロック図、図6は、図5のODCの回路図である。図5及び図6は、光ディスク装置として、光磁気ディスク装置を示す。
【0057】
図5に示すように、光磁気ディスク装置6は、ホスト5に接続されている。コントローラ45は、インターフェース(図示せず)、MPU34、ODC35を有する。インターフェースは、ホスト5との間でコマンド及びデータのやり取りを行う。MPU(マイクロプロセッサ)34は、光磁気ディスク装置の全体的制御を行う。ODC(0ptical Disk Controller)35は、図6にて後述する。
【0058】
バイアス磁石31は、光磁気ディスク30に磁界を印加する。光磁気ディスク30は、図2にて前述したように、MSR用ディスクである。バイアス磁石制御回路36は、MPU34の指示に応じて、バイアス磁石31の磁界を制御する。
【0059】
ライトLSI(記録)回路38は、ライト変調部42とレーザーダイオード制御回路41とを有する。ライト変調部42は、光磁気ディスクの種類に応じて、ODC35からのライトデータを、ピットポジションモジュレーション(PPM)記録(マーク記録ともいう)又はパルスウィドスモジュレーション(PWM)記録(エッジ記録ともいう)のデータ形式のデータに変調する。レーザーダイオード制御回路41は、この変調されたデータにより、光学ヘッド33のレーザー光の強度を制御する。
【0060】
リードLSI(再生)回路40は、AGC(自動ゲイン制御)回路、フィルタ、セクターマーク(セクタ識別子)検出回路、アナログ/デジタル変換回路(ADC)43、周波数シンセサイザ44を備える。周波数シンセサイザ44は、前述のセクタのVFO信号に同期したリードクロックを発生する。リード復調部43は、光学ヘッド33から入力されたピット信号又はMO信号からセクターマークを検出し、検出信号SMをODC35に出力する。又、リード復調部43は、光学ヘッド33から入力されたMO信号をデジタル値に変換して、ODC35に出力する。
【0061】
ドライブの光学ヘッド33は、光磁気ディスク30の戻り光を検出し、ID信号/MO信号をリード回路40に入力する。尚、光磁気ディスクの種類を検出して、セクタアドレスをピットで検出するか、MO信号で検出するか制御される。スピンドルモータ32は、光磁気ディスク30を回転する。スピンドルモータ制御回路39は、MPU34の指示に応じて、スピンドルモータ32を制御する。
【0062】
サーボ制御回路37は、光学ヘッド33の戻り光からTES信号を作成するTES検出回路、光学ヘッド33の戻り光からFES信号を作成するFES検出回路、TES信号から、トラックサーボループにより、光学ヘッド33のトラックアクチュエータを駆動し、且つFES信号から、フォーカスサーボループにより、光学ヘッド33のフォーカスアクチュエータを駆動するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を有する。 このDSPは、更に、光学ヘッド33を、光磁気ディスク30のトラック横断方向に移動するVCM(図示せず)を駆動制御する。
【0063】
図6に示すように、ODC35には、シンクバイト検出回路50、復調回路51、CRCチェック/ECC訂正回路52、セクタアドレス判定部53、データバッファ55が設けられている。リード回路43からのディジタル化されたMO信号は、シンクバイト検出回路50と、復調回路51に入力される。
【0064】
シンクバイト検出回路50は、シンクバイト(図1の12)を検出する。シンクバイト検出回路50が、シンクバイトを検出すると、復調回路51にデータスタートが宣言される。復調回路51は、データスタート宣言後から復調を開始する。もし、シンクバイトが見つからなかった場合は、シンクバイト検出回路50からシンクバイト未検出エラーが、MPU34に報告される。
【0065】
復調回路51で復調されたデータは、CRCチェック/ECC訂正回路52に送られる。CRCチェック/ECC訂正回路52は、復調データからCRCバイトを計算し、復調データのCRC19と比較する。一致しないと、読み取りエラーであるため、ECC訂正回路52において、ECC20によりエラー訂正を行い、正確なデータを復元する。若し、ECC訂正ができない場合には、ECC訂正不可エラーが、MPU34に報告される。
【0066】
復元された(又は復元の必要のない正確な)データは、セクタアドレス判定部53とデータバッファ55に送られる。セクタアドレス判定部53は、セクタの第1のセクタアドレス16と第2のセクタアドレス18とを抽出し、その2つのデータを比較する。2つのアドレスが一致している場合には、そのセクタは、書き込み中のオフトラックがなかったと確認でき、そのセクタアドレスをMPU34に通知する。
【0067】
これにより、MPU34は、目的セクタかを判定する。リードの場合には、MPU34は、目的セクタなら、データバッファ55の復調データは、ホスト5に転送される。又、後述するように、ライトベリファイの場合には、MPU34は、ライトエラーを検出する。
【0068】
逆に、2つのアドレスが一致していない場合には、書き込み中にオフトラックがあったと判定し、MPU34に、エラー報告する。
【0069】
このように、光ディスク装置において、セクタアドレスを検出するため、ECC訂正されたセクタアドレスが作成されるので、データと同様の記録方式で、セクタアドレスを書き込んでも、正確なセクタアドレスが得られる。
【0070】
又、セクタアドレス同志の比較を行い、一致した場合に、セクタアドレスを通知するので、データと共に、セクタアドレスを書き込む際に、イレーズ、ライトエラーが生じたことを検出することができる。特に、セクタアドレスをデータと同様な記録方式で書き込むと、MSRの場合には、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスを検出して、イレーズ、ライトができない。この場合に、見込みでイレーズ、ライトするため、ライトベリファイが必要となる。ライトベリファイ時に、このアドレスの比較を行うことにより、容易にオフトラックイレーズ,オフトラックライトを検出できる。
【0071】
このような技術は、光磁気ディスクのMSRのみならず、磁気拡大再生方式や、磁界変調方式等他の光ディスクにも適用できる。即ち、セクタアドレスをデータと同一の記録方法で記録する他の光ディスクにも適用できる。
・・ライト/リード処理・・
図7及び図8は、本発明の一実施の態様のライト処理フロー図であり、図9は、そのライト動作の説明図、図10は、そのベリファイ動作の説明図である。
【0072】
図7及び図8のライト処理を説明する。
【0073】
(S1)MPU34は、ライトコマンドを受けたかを判定する。この時、バイアス磁石31の磁化方向は、記録再生方向Aである。
【0074】
(S2)MPU34は、ライトの目的セクタa(図9参照)より20セクタ前のセクタbにヘッド33を位置付ける。
【0075】
(S3)次に、バイアス磁石31の磁化方向をイレーズ方向Bにする。そして、目的セクタまでセクタ識別子10をカウントし、目的セクタに到達したかを判定する。目的セクタに到達すると、イレーズ処理を行う。即ち、光学ヘッド33のレーザー光強度をイレーズ強度とする。この時、磁化方向がイレーズ方向のため、前述したように、セクタアドレスとデータのリードができない。しかし、セクタ識別子10は、ピットで形成されているため、バイアス磁石の磁化方向と関係なく、セクタ及びその先頭を認識することができる。
【0076】
(S4)次に、バイアス磁石31の磁化方向をライト方向Aにする。ライトの目的セクタa(図9参照)より20セクタ前のセクタbにヘッド33を位置付ける。
【0077】
(S5)そして、目的セクタまでセクタ識別子10をカウントし、目的セクタに到達したかを判定する。目的セクタに到達すると、ライト処理を行う。即ち、光学ヘッド33のレーザー光強度をライト強度として、ライト変調する。
【0078】
(S6)このようにセクタの開始を検出するが、セクタアドレスを確認しないで、イレーズしているため、目的セクタのライト動作が正常であるかを検証する必要がある。特に、光ディスクの場合に、オフトラックにより隣のトラックをイレーズ、ライトするおそれがあり、これをベリファイする。このため、先ず、目的セクタaより1つ手前の物理トラックのセクタc(図10参照)に位置付ける。
【0079】
(S7)そして、図10に示すように、このセクタcから目的セクタaの1つ前のセクタdまでリードする。このリードによりエラーがあると、オフトラックにより、オフトラックイレーズ又はオフトラックライトしたことを検出できる。リードエラーなら、図8のライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0080】
(S8)リードエラーがないと、この1つ手前のセクタdのセクタアドレスを記憶する。
【0081】
(S9)図8に移り、目的セクタaをリードする。図6で説明したように、このリードにより、目的セクタの第1のセクタアドレス16と第2のセクタアドレー18とを比較し、一致したかを判定する。一致していない場合には、前述したように、目的セクタ内で、オフトラックが生じたと判断し、ライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0082】
(S10)次に、目的セクタより1つ後ろのセクタeのセクタアドレスをリードする。
【0083】
(S11)1つ前のセクタアドレスd、目的セクタアドレスa、1つ後ろのセクタアドレスeを比較し、d<a<eの関係にあるかを判定する。この関係にない場合には、正常なライトが行われていないため、ライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0084】
(S12)次に、図10に示すように、このセクタeから目的セクタaの1つ物理トラック後ろのセクタfまでリードする。このリードによりエラーがあると、オフトラックにより、隣のトラックに、オフトラックイレーズ又はオフトラックライトしたことを検出できる。リードエラーなら、図8のライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0085】
逆に、リードエラーがないなら、ライトコマンド正常終了を、ホストに通知して、終了する。
【0086】
このように、ライトベリファイにおいて、隣の物理トラックをリードするため、隣の物理トラックにオフトラックイレーズ、オフトラックライトしたことを検出できる。このため、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、ライトベリファイにおいて、正確に記録されたか否かを検出できる。
【0087】
又、ライトベリファイにおいて、目的セクタ内のオフトラックを、2つのアドレスの比較により検出するため、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、ライトベリファイにおいて、正確に記録されたか否かを検出できる。
【0088】
更に、ライトベリファイにおいて、目的セクタのセクタアドレスの連続性を判定するため、目的セクタの隣にライトしたことも検出できる。特に、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、ライトベリファイにおいて、正確に記録されたか否かを検出できる。
【0089】
このライトベリファイの方法は、光磁気ディスクばかりでなく、他の光ディスクにも適用できる。
【0090】
図11は、本発明の一実施の態様のリード処理フロー図である。
【0091】
(S20)MPU34は、リードコマンドを受けたかを判定する。
【0092】
(S21)MPU34は、リードコマンドを受けると、リードの目的セクタa(図9参照)より20セクタ前のセクタbにヘッド33を位置付ける。
【0093】
(S22)次に、目的セクタまでセクタ識別子10をカウントし、目的セクタの1つ前のセクタのアドレスをリードし、記憶する。
【0094】
(S23)そして、目的セクタに到達すると、目的セクタのリード処理を行う。即ち、光学ヘッド33のレーザー光強度をリード強度とする。目的セクタaをリードする。図6で説明したように、このリードにより、目的セクタの第1のセクタアドレス16と第2のセクタアドレス18とを比較し、一致したかを判定する。一致していない場合には、前述したように、目的セクタ内で、オフトラックが生じたと判断し、リードコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0095】
(S24)次に、目的セクタより1つ後ろのセクタeのセクタアドレスをリードする。
【0096】
(S25)1つ前のセクタアドレスd、目的セクタアドレスa、1つ後ろのセクタアドレスeを比較し、d<a<eの関係にあるかを判定する。この関係にない場合には、正常なライトが行われていないため、リードコマンド異常終了をホストに報告して、終了する。
【0097】
(S26)次に、前述の関係にある場合には、図6のデータバッファ55のリードデータをホストに転送し、リードコマンド正常終了を、ホストに通知して、終了する。
【0098】
このように、リード時にも、目的セクタ内のオフトラックを、2つのアドレスの比較により検出するため、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、リードデータの保証が可能となる。
【0099】
又、リード時に、目的セクタのセクタアドレスの連続性を判定するため、目的セクタの隣にライトしたことも検出できる。特に、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、リードデータの保証ができる。
【0100】
このリード時のデータ保証方法は、光磁気ディスクばかりでなく、他の光ディスクにも適用できる。
【0101】
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果を奏する。
【0103】
(1) セクタアドレスを、低密度のピットで形成せず、高密度記録により形成するため、セクタアドレス情報部を短くでき、記憶容量を増大できる。
【0104】
(2) セクタアドレス部のセクタ識別子のみをピットで形成しているので、セクタの検出が確実であり、且つイレーズ時も、セクタの開始を確実に検出できる。
【0105】
(3) データ部の前後にセクタアドレス部に設けたため、このアドレスの比較により、目的セクタのイレーズ、ライト時に、オフトラックが生じていないかをベリファイできる。
【0106】
(4) セクタアドレス部も対象としたECCを作成するので、高密度記録でセクタアドレスを記録しても、訂正が可能となる。このため、アドレス検出の正確性を向上できる。
【0107】
(5) ライト時に同時に記録される目的セクタ、前方のセクタ、後方のセクタのセクタアドレスを比較して、書き込みのベリファイを行うため、セクタを見込みでイレーズしても、ライトデータの確認ができる。
【0108】
(6) 目的セクタの前後のトラックのセクタをリードして、リードエラーがないかを判定しているため、隣のトラックに書き込んだライトエラーを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の態様の光磁気ディスクのセクタフォーマットの構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態のMSR記録再生の原理図である。
【図3】図2のMSR再生動作の説明図である。
【図4】本発明の一実施の態様の光磁気ディスクの他のセクタフォーマットの構成図である。
【図5】本発明の一実施の態様の光ディスク装置のブロック図である。
【図6】図6のODCのブロック図である。
【図7】本発明の一実施の態様のライト処理フロー図(その1)である。
【図8】本発明の一実施の態様のライト処理フロー図(その2)である。
【図9】図7のライト動作の説明図である。
【図10】図7及び図8のライトベリファイ動作の説明図である。
【図11】本発明の一実施の態様のリード処理フロー図である。
【図12】従来技術のセクタフォーマットの説明図である。
【符号の説明】
1 セクタ10 セクタ識別子13 データフィールド16 第1のセクタアドレス18 第2のセクタアドレス20 ECC30 光磁気ディスク31 バイアス磁石33 光学ヘッド45 コントローラ
Claims (4)
- 光ビームを光記憶媒体に照射する光ビーム照射手段と、
前記光ビーム照射手段を前記光記憶媒体のトラック横断方向に移動する移動機構と、
前記光記憶媒体から光により、前記光記憶媒体のトラックのセクタを記録再生する記録再生部とを有し、
前記記録再生部は、
前記光記憶媒体の各セクタに、データを記録する際に、一対のセクタアドレスと、データとを書き込み、前記光記憶媒体の各セクタのデータを再生する際に、前記セクタアドレスにより、目的セクタを検出し、
且つ前記光記憶媒体のセクタのデータ部の両側に設けられた前記一対のセクタアドレスの比較により、前記光ビームが前記トラックからオフトラックしたオフトラックエラーを検出することを
特徴とする光記憶装置。 - 前記記録再生部は、
セクタアドレス部、データ部、ECC部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体に、前記セクタアドレス部、データ部を対象として、ECCを作成し、前記光記憶媒体のECC部に記録し、
前記光記憶媒体の前記セクタアドレス部、データ部、ECC部を再生し、前記ECC部のECCにより前記セクタアドレス部のセクタアドレスを訂正することを
特徴とする請求項1の光記憶装置。 - 前記記録再生部は、
セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込み、
前記目的セクタの前方のセクタのセクタアドレスを再生し、
前記目的セクタの後方のセクタのセクタアドレスを再生し、
前記目的セクタ、前記前方のセクタ、前記後方のセクタのセクタアドレスを比較して、前記書き込みのベリファイを行うことを
特徴とする請求項1の光記憶装置。 - 前記記録再生部は、
セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込み、
前記目的セクタのトラックの所定数前のセクタから、前記目的セクタの1つ前のセクタまでリードし、
前記目的セクタの1つ後のセクタから、前記目的セクタのトラックの所定数後のセクタまでリードし、
前記リード結果に応じて、前記書き込みのベリファイを行うことを
特徴とする請求項1の光記憶装置。
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