JP2001167526A - 光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置 - Google Patents
光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置Info
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Abstract
ズエラー、ライトエラーを検出を容易にする。 【解決手段】 光ディスクのセクタアドレス部を、ピッ
トで形成されたセクターマーク(10)と、データと同
一の記録方式で記録されたセクタアドレス(16、1
8)で構成する。セクターマーク(10)のみをピット
で形成し、他をデータと同一記録方法で記録するため、
セクタアドレス部を短くすることができる。又、ピット
のセクターマークにより、セクタを容易に認識できる。
又、セクタアドレスを2つ設け、この比較により、オフ
トラックを検出する。更に、目的セクタの隣のトラック
をリードすることにより、ライトベリファイする。又、
目的セクタのアドレスの連続性を判定することにより、
ライトベリファイする。
Description
の印加によりデータを記録再生する光記憶媒体、その記
録再生方法及び光記憶装置に関し、特に、セクタ長を短
くして、記憶容量を増大するための光記憶媒体、その記
録再生方法及び光記憶装置に関する。
体として広く利用されている。光ディスクの内、特に、
光磁気ディスクは、磁気記録層を有し、磁気記録層に垂
直磁気記録するため、記憶内容の保存性が良く、しか
も、繰り返し記録回数も大きい。光磁気ディスクは、レ
ーザー光を用いて、媒体にサブミクロンオーダーの記録
マークを形成でき、フロッピーディスクに比し、格段に
記憶容量を増大させることができる。3.5インチ光磁
気ディスク(MO)で見ると、初期は128MBの容量
であったが、最近は、1.3GBの容量が実現されてい
る。この光磁気ディスクでは、更なる記憶容量の増大が
求められている。
来の光磁気ディスクのセクタフォーマットを示してい
る。
された磁性体からなる記録層を有する。この媒体は、光
による加熱と磁界の変化を利用して、情報を記録する。
この媒体には、データを記録再生するためのデータトラ
ックが設けられている。一般に、媒体の基板上には、グ
ルーブ(トラッキング案内溝)が、スパイラル状に形成
されている。このグルーブとグルーブに挟まれたランド
に、データの記録再生トラックが設けられている。
トラッキングする。そして、記録時には、光による加熱
と磁界の変化を利用して、情報を記録する。又、情報を
再生する時は、磁気光学効果を利用して、光ビームの反
射光から情報を再生する。記録再生を行うため、レーザ
ー光を媒体の記録面に集光する。フォーカスサーボ制御
は、レーザー光をジャストフォーカス状態に保つために
行われる。又、光ビームをデータトラックに追従させる
必要がある。このため、トラックサーボ制御が使用され
る。
は、レーザー光のスポット径によって限られていた。し
かしながら、近年、MSR(Magnetically Induced Sup
er Resolution)という光磁気超解像技術が開発され、レ
ーザー光のスポット径よりも小さなマークの記録再生が
可能となった。例えば、3.5インチ光磁気ディスクで
は、トラックピッチが0.90μm、マーク長が0.3
8μmと、レーザー光のスポット径より小さいマークの
記録再生を可能とし、初期の128MBの10倍の1.
3GBの容量が実現されている。
単位で、記録再生を行う。従来のMSRの光磁気ディス
クのセクターフォーマットでは、図12に示すように、
セクタアドレス情報部90は、トラック溝同様にスタン
パにより物理的な凸凹のピットで形成されている。セク
タアドレス情報部90は、セクタの先頭であることを示
すセクタマークSMと、PLLの位相引き込み用信号V
FO1と、第1のセクタIDの開始を示すためのアドレ
スマークAMと、第1のセクタアドレスID1と、PL
Lの位相引き込み用信号VFO2と、第2のセクタの開
始を示すためのアドレスマークAMと、第2のセクタア
ドレスID2と、セクタアドレス情報部の終了を示すポ
ストアンブルPAで構成されている。
記述されており、例えば、トラック番号、セクタ番号が
含まれる。セクタアドレスのエラー訂正機能は存在せ
ず、ID1が再生できない場合には、ID2でバックア
ップするため、2つのIDを設けている。
プ91を介してデータ部が、MSRで記録されている。
このデータ部は、VFOの周波数調整のためのパターン
VFOと、同期バイト(Sync bytes)93
と、データ領域(一般領域)94と、ポストアンブル
(PA)95と、緩衝領域用のバッファ96とで構成さ
れている。
るため、高密度に記録され、例えば、データ領域94
は、2048byteである。一方、セクタアドレス情
報部90は、前述のように、ピットで物理的に形成され
ているため、高密度にできない。例えば、セクタアドレ
ス情報部90は、データ領域のバイト数に換算して、1
10バイト程度の領域を占める。
術では、次の問題があった。
タアドレス情報部90が、物理的ピットで形成されてお
り、レーザービームのスポット径よりも小さいピットの
再生は不可能であるため、セクタアドレス情報部90の
長さを短くできない。このため、記憶容量の増大が困難
であるという問題があった。
の他に、グルーブもデータトラックとして使用すること
が提案されている。この場合にも、セクタアドレス情報
部90が、物理的ピットで形成されているおり、レーザ
ービームのスポット径よりも小さいピットの再生は不可
能であり、データ部のマークサイズに対応して形成され
たランドとグルーブの間隔では、両者のIDのクロスト
ークが発生し、グルーブをデータトラックに使用するこ
とが困難であるという問題があった。
するための光記憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装
置を提供することにある。
部の長さを短くして、記憶容量を増大するための光記憶
媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供すること
にある。
いても、目的セクタへのイレーズを検証するための光記
憶媒体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供するこ
とにある。
いても、目的セクタへの記録を検証するための光記憶媒
体、その記録再生方法及び光記憶装置を提供することに
ある。
光ビームを用いて記録再生されるものであり、光記憶媒
体のセクタは、ピットで形成され、前記セクタの先頭に
設けられたセクタ先頭識別子と、前記セクタ先頭識別子
に続いて設けられ、前記記録方法により記録されたセク
タアドレス部と、データ部とを有する。
レーザー光を照射して、前記光記憶媒体のセクタを記録
再生する記録再生部を有し、前記記録再生部は、前記光
記憶装置の各セクタに、ライト時に、セクタアドレス
と、データとを書き込み、リード時に、前記光記憶媒体
の各セクタの前記セクタアドレスにより、目的セクタを
検出する。
ドレス部を、データ記録方法(所謂MSR)を用いて記
録した。このため、セクタアドレスを、低密度のピット
で形成せず、高密度のデータ(MSR)記録により形成
するため、セクタアドレス情報部を短くでき、記憶容量
を増大できる。例えば、セクタアドレスは、従来の半分
の55バイトで済む。
のみをピットで形成している。セクタの開始を示すセク
タ識別子(セクターマーク)も、MSRで形成した場合
には、再生できない時に、セクタを検出できない。又、
イレーズ時のリードできない場合には、セクタを検出で
きない。ピットで形成しておけば、検出が確実であり、
且つイレーズ時も、セクタの開始を確実に検出できる。
又、このセクタ識別子を基準に、セクタアドレスを含む
データの書き込みを開始することができ、書き込みの信
頼性が向上する。
クタアドレス部は、前記データ部の前に設けられた第1
のセクタアドレス部と、前記データ部の後に設けられた
第2のセクタアドレス部とからなる。
にセクタアドレス部が設けられたセクタフォーマットの
光記憶媒体の前記データ部の前後のセクタアドレス部の
セクタアドレスを再生するステップと、前記両セクタア
ドレスを比較して、エラーを検出するステップとを有す
る。
生部は、前記光記憶媒体のデータ部の両側に設けられた
セクタアドレスの比較により、エラーを検出する検出部
を有する。
リード時と逆の方向の磁界のため、セクタアドレスをM
SR記録した場合に、セクタアドレスをリードして、ア
ドレスを確認し、直ちにそのセクタをイレーズすること
ができない。即ち、リード磁界とイレーズ磁界が反対の
ため、その磁界の反転に、ms(ミリセカンド)オーダ
ーの時間が必要となる。しかし、msオーダーの時間が
経過すると、数セクタ行き過ぎてしまい、従来のよう
に、アドレスを確認し、直ちにそのセクタをイレーズす
ることができない。このため、目的セクタを見込みで、
イレーズすることになり、イレーズ後のライト動作を確
認できない。
ドレス部に設けたため、このアドレスの比較により、目
的セクタのイレーズ、ライト時に、オフトラックが生じ
ていないかをベリファイできる。又、リード時のオフト
ラックも検出できる。
クタは、前記セクタアドレス部と前記データ部とを対象
としたECCを格納するECC部を更に有する。
再生方法は、セクタアドレス部、データ部、ECC部を
有するセクタフォーマットの光記憶媒体に、前記セクタ
アドレス部、データ部を対象として、ECCを作成し、
前記光記憶媒体のECC部に記録するステップと、前記
光記憶媒体の前記セクタアドレス部、データ部、ECC
部を再生し、前記ECC部のECCにより前記セクタア
ドレス部のセクタアドレスを訂正するステップとを有す
る。
したECCを作成するので、MSRでセクタアドレスを
記録しても、訂正が可能となる。このため、アドレス検
出の正確性を向上できる。
タアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの
光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップと、前
記目的セクタの前方のセクタのセクタアドレスを再生す
るステップと、前記目的セクタの後方のセクタのセクタ
アドレスを再生するステップと、前記目的セクタ、前記
前方のセクタ、前記後方のセクタのセクタアドレスを比
較して、前記書き込みの正当性を判定するステップとを
有する。
するため、ライトデータのベリファイが必要となる。こ
の態様では、ライト時に同時に記録される目的セクタ、
前方のセクタ、後方のセクタのセクタアドレスを比較し
て、書き込みのベリファイを行うため、セクタを見込み
でイレーズしても、ライトデータの確認ができる。
タアドレス部、データ部を有するセクタフォーマットの
光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップと、前
記目的セクタのトラックの所定数前のセクタから、前記
目的セクタの1つ前のセクタまでリードするステップ
と、前記目的セクタの1つ後のセクタから、前記目的セ
クタのトラックの所定数後のセクタまでリードするステ
ップと、前記リード結果に応じて、前記書き込みの正当
性を判定するステップとを有する。
するため、ライトデータのベリファイが必要となる。こ
の態様では、目的セクタの前後のトラックのセクタをリ
ードして、リードエラーがないかを判定しているため、
隣のトラックに書き込んだライトエラーを検出すること
ができる。
記憶装置、リード/ライト処理の順で説明する。
ターフォーマットの構成図、図2及び図3は、本発明の
一実施の形態のMSR記録再生の原理図である。
クタ先頭識別子10、PLL用引き込み信号(VFO)
11、同期バイト(Sync bytes)12、デー
タフィールド13、ポストアンブル(PA)14、バッ
ファ15の順で形成されている。
ピットで形成されており、セクタの先頭であることを示
すセクタマークである。PLL用引き込み信号(VF
O)11、同期バイト(Sync bytes)12、
データフィールド13、ポストアンブル(PA)14、
バッファ15は、後述するように、MSR記録信号で形
成される。
ッタ等を吸収するための緩衝領域である。
のトラック番号、セクタ番号を含む第1のセクタアドレ
ス(ID1)16と、2048バイトのデータ領域17
と、第1のセクタアドレス(ID1)と同一の第2のセ
クタアドレス(ID2)18と、CRC(Cycric Redund
ancy Check) バイト19と、ECC(エラー訂正コー
ド)バイト20とから構成されている。
各々4バイトである。CRCバイトは、第1のセクタア
ドレス16と、2048バイトのデータ領域17のデー
タと、第2のセクタアドレス18を用いて、周知の方法
で作成される。又、ECCバイト19は、第1のセクタ
アドレス16と、2048バイトのデータ領域17のデ
ータと、第2のセクタアドレス18、CRCバイト19
を用いて、周知の方法で作成される。
も、MSR信号で記録しているため、セクタアドレス情
報部を短くできる。このため、記憶容量が増大する。こ
の例では、セクタ識別子を含めセクタアドレス情報部
は、従来の半分の55バイトで済む。従って、全体とし
て、3%程度の容量の増加が可能となる。
7と同一の記録方法で記録されているため、図12で示
したピットで形成された従来のセクタアドレス情報部9
0のVFO1、AM、VFO2、AMのピット用同期パ
ターンが不要となる。このため、一層、記憶容量を短く
できる。
している。即ち、従来のセクタアドレス情報部の内、必
要最小限のものを、ピットで作成している。セクタの開
始を検出するためには、低密度でも、ピットで形成した
ものの方が、検出が確実であり、且つ後述するイレー
ズ、ライト時のリードが不可能な時にも、セクタのイレ
ーズ、ライトの開始を正確に検出できる。更に、同一の
セクターマークをピットで形成するため、光磁気ディス
クのスタンパーを簡易なもので実現できる。又、光磁気
ディスクの検査も容易となる。
タアドレスが、データフィールド13内に存在してお
り、同じMSRを用いて形成されるため、1つのエラー
訂正コード19で包括することができ、セクタアドレス
もECC訂正できるため、セクタアドレスの読み取りエ
ラーに対する信頼性を向上できる。
領域17の両側に設けられているため、セクタ中央部で
オフトラックが生じ、何らかの理由で、オフトラックが
検出されず、レーザービームが隣のトラックに移ってし
まった場合を、検出できる。即ち、このセクタの先頭セ
クタアドレス16と、後方セクタアドレス18とを比較
することにより、アドレス情報の不一致でこれを検出す
ることができる。
図3により、説明する。図2に示すように、MSRで
は、光磁気ディスクの磁気記録層3は、記録層6と、中
間層5と、再生層4とで構成される。これらは、いずれ
も磁気記録材料で形成される。
磁界が印加され、一定温度(例えば、200℃)に温め
られた時に、記録層6の信号を再生層4に転写する機能
を持つ。これより、低温でも、高温でも、転写は行われ
ない。従って、記録層6の必要な信号の部分を、200
℃に制御すれば、再生層4に転写され、これを磁気光学
効果で読み取ることができる。
動作の説明図である。図3(A)乃至図3(E)は光ビ
ームのスポット2が、トラック1に沿って移動し、記録
層6の信号Pを読みだす様子を示している。図3(A)
では、トラック1の信号Pは、未だビーム2に当たって
いないため、室温である。図3(B)のように、ビーム
が進行して、ビーム2に信号Pが入っているが、未だ低
温である。図3(C)のように、ビーム2が進行する
と、信号Pは温められ、200℃になり、記録層6の信
号Pは、再生層4に転写される。この現象は、交換結合
と言われている。この時のビームの反射光から、信号P
を再生できる。
進行すると、信号Pは、温められすぎ、300℃とな
り、転写されない。更に、ビーム2が、図3(E)のよ
うに進行すると、熱が残り、未だ高温のため転写されな
い。
ラック1に沿って走査することにより、光ビームのスポ
ット径以下の(図では、1/3)のマークを読み取るこ
とができる。
て、記録層6の磁区の方向を揃える必要がある。このた
め、イレーズ時には、図2のB方向の消去磁界を印加す
る。この磁界方向は、前述の記録再生磁界の方向Aと反
対方向である。そして、消去強度の光ビームをトラック
1に沿って走査することにより、記録層4の磁区を、消
去磁界方向に揃える。
の方向と反対方向の記録再生磁界を印加し、光ビームを
ライト変調する。ライト強度の光ビームで照射された前
述の記録層4の部分は、揃えられた磁区の方向が熱と磁
界により反転する。所謂垂直磁気記録が行われる。この
MSRでは、光の照射された部分の磁区が、磁界方向に
向くため、オーバーライトはできない。
後、ライトする。そして、イレーズの磁界方向とリード
/ライトの磁界方向が反転する。
ディスクのセクターフォーマットの構成図であり、図1
のデータフィールド13の変形例である。このデータフ
ィールド13は、そのセクタのトラック番号、セクタ番
号を含む第1のセクタアドレス(ID1)16と、20
48バイトのデータ領域17と、CRC(Cycric Redund
ancy Check) バイト19と、ECC(エラー訂正コー
ド)バイト20と、第1のセクタアドレス(ID1)と
同一の第2のセクタアドレス(ID2)18とから構成
されている。
頭と、最後尾に、セクタアドレスが設けられている。こ
のため、前述したセクタアドレス間の比較により、デー
タフィールド全体のオフトラックを検出することができ
る。
ク図、図6は、図5のODCの回路図である。図5及び
図6は、光ディスク装置として、光磁気ディスク装置を
示す。
は、ホスト5に接続されている。コントローラ45は、
インターフェース(図示せず)、MPU34、ODC3
5を有する。インターフェースは、ホスト5との間でコ
マンド及びデータのやり取りを行う。MPU(マイクロ
プロセッサ)34は、光磁気ディスク装置の全体的制御
を行う。ODC(0ptical Disk Controller)35は、図
6にて後述する。
に磁界を印加する。光磁気ディスク30は、図2にて前
述したように、MSR用ディスクである。バイアス磁石
制御回路36は、MPU34の指示に応じて、バイアス
磁石31の磁界を制御する。
変調部42とレーザーダイオード制御回路41とを有す
る。ライト変調部42は、光磁気ディスクの種類に応じ
て、ODC35からのライトデータを、ピットポジショ
ンモジュレーション(PPM)記録(マーク記録ともい
う)又はパルスウィドスモジュレーション(PWM)記
録(エッジ記録ともいう)のデータ形式のデータに変調
する。レーザーダイオード制御回路41は、この変調さ
れたデータにより、光学ヘッド33のレーザー光の強度
を制御する。
(自動ゲイン制御)回路、フィルタ、セクターマーク
(セクタ識別子)検出回路、アナログ/デジタル変換回
路(ADC)43、周波数シンセサイザ44を備える。
周波数シンセサイザ44は、前述のセクタのVFO信号
に同期したリードクロックを発生する。リード復調部4
3は、光学ヘッド33から入力されたピット信号又はM
O信号からセクターマークを検出し、検出信号SMをO
DC35に出力する。又、リード復調部43は、光学ヘ
ッド33から入力されたMO信号をデジタル値に変換し
て、ODC35に出力する。
スク30の戻り光を検出し、ID信号/MO信号をリー
ド回路40に入力する。尚、光磁気ディスクの種類を検
出して、セクタアドレスをピットで検出するか、MO信
号で検出するか制御される。スピンドルモータ32は、
光磁気ディスク30を回転する。スピンドルモータ制御
回路39は、MPU34の指示に応じて、スピンドルモ
ータ32を制御する。
戻り光からTES信号を作成するTES検出回路、光学
ヘッド33の戻り光からFES信号を作成するFES検
出回路、TES信号から、トラックサーボループによ
り、光学ヘッド33のトラックアクチュエータを駆動
し、且つFES信号から、フォーカスサーボループによ
り、光学ヘッド33のフォーカスアクチュエータを駆動
するDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を有する。
このDSPは、更に、光学ヘッド33を、光磁気ディ
スク30のトラック横断方向に移動するVCM(図示せ
ず)を駆動制御する。
クバイト検出回路50、復調回路51、CRCチェック
/ECC訂正回路52、セクタアドレス判定部53、デ
ータバッファ55が設けられている。リード回路43か
らのディジタル化されたMO信号は、シンクバイト検出
回路50と、復調回路51に入力される。
ト(図1の12)を検出する。シンクバイト検出回路5
0が、シンクバイトを検出すると、復調回路51にデー
タスタートが宣言される。復調回路51は、データスタ
ート宣言後から復調を開始する。もし、シンクバイトが
見つからなかった場合は、シンクバイト検出回路50か
らシンクバイト未検出エラーが、MPU34に報告され
る。
Cチェック/ECC訂正回路52に送られる。CRCチ
ェック/ECC訂正回路52は、復調データからCRC
バイトを計算し、復調データのCRC19と比較する。
一致しないと、読み取りエラーであるため、ECC訂正
回路52において、ECC20によりエラー訂正を行
い、正確なデータを復元する。若し、ECC訂正ができ
ない場合には、ECC訂正不可エラーが、MPU34に
報告される。
な)データは、セクタアドレス判定部53とデータバッ
ファ55に送られる。セクタアドレス判定部53は、セ
クタの第1のセクタアドレス16と第2のセクタアドレ
ス18とを抽出し、その2つのデータを比較する。2つ
のアドレスが一致している場合には、そのセクタは、書
き込み中のオフトラックがなかったと確認でき、そのセ
クタアドレスをMPU34に通知する。
を判定する。リードの場合には、MPU34は、目的セ
クタなら、データバッファ55の復調データは、ホスト
5に転送される。又、後述するように、ライトベリファ
イの場合には、MPU34は、ライトエラーを検出す
る。
合には、書き込み中にオフトラックがあったと判定し、
MPU34に、エラー報告する。
クタアドレスを検出するため、ECC訂正されたセクタ
アドレスが作成されるので、データと同様の記録方式
で、セクタアドレスを書き込んでも、正確なセクタアド
レスが得られる。
致した場合に、セクタアドレスを通知するので、データ
と共に、セクタアドレスを書き込む際に、イレーズ、ラ
イトエラーが生じたことを検出することができる。特
に、セクタアドレスをデータと同様な記録方式で書き込
むと、MSRの場合には、イレーズ、ライト時に、セク
タアドレスを検出して、イレーズ、ライトができない。
この場合に、見込みでイレーズ、ライトするため、ライ
トベリファイが必要となる。ライトベリファイ時に、こ
のアドレスの比較を行うことにより、容易にオフトラッ
クイレーズ,オフトラックライトを検出できる。
Rのみならず、磁気拡大再生方式や、磁界変調方式等他
の光ディスクにも適用できる。即ち、セクタアドレスを
データと同一の記録方法で記録する他の光ディスクにも
適用できる。 ・・ライト/リード処理・・ 図7及び図8は、本発明の一実施の態様のライト処理フ
ロー図であり、図9は、そのライト動作の説明図、図1
0は、そのベリファイ動作の説明図である。
受けたかを判定する。この時、バイアス磁石31の磁化
方向は、記録再生方向Aである。
タa(図9参照)より20セクタ前のセクタbにヘッド
33を位置付ける。
向をイレーズ方向Bにする。そして、目的セクタまでセ
クタ識別子10をカウントし、目的セクタに到達したか
を判定する。目的セクタに到達すると、イレーズ処理を
行う。即ち、光学ヘッド33のレーザー光強度をイレー
ズ強度とする。この時、磁化方向がイレーズ方向のた
め、前述したように、セクタアドレスとデータのリード
ができない。しかし、セクタ識別子10は、ピットで形
成されているため、バイアス磁石の磁化方向と関係な
く、セクタ及びその先頭を認識することができる。
向をライト方向Aにする。ライトの目的セクタa(図9
参照)より20セクタ前のセクタbにヘッド33を位置
付ける。
別子10をカウントし、目的セクタに到達したかを判定
する。目的セクタに到達すると、ライト処理を行う。即
ち、光学ヘッド33のレーザー光強度をライト強度とし
て、ライト変調する。
るが、セクタアドレスを確認しないで、イレーズしてい
るため、目的セクタのライト動作が正常であるかを検証
する必要がある。特に、光ディスクの場合に、オフトラ
ックにより隣のトラックをイレーズ、ライトするおそれ
があり、これをベリファイする。このため、先ず、目的
セクタaより1つ手前の物理トラックのセクタc(図1
0参照)に位置付ける。
のセクタcから目的セクタaの1つ前のセクタdまでリ
ードする。このリードによりエラーがあると、オフトラ
ックにより、オフトラックイレーズ又はオフトラックラ
イトしたことを検出できる。リードエラーなら、図8の
ライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了す
る。
手前のセクタdのセクタアドレスを記憶する。
ドする。図6で説明したように、このリードにより、目
的セクタの第1のセクタアドレス16と第2のセクタア
ドレー18とを比較し、一致したかを判定する。一致し
ていない場合には、前述したように、目的セクタ内で、
オフトラックが生じたと判断し、ライトコマンド異常終
了をホストに報告して、終了する。
のセクタeのセクタアドレスをリードする。
的セクタアドレスa、1つ後ろのセクタアドレスeを比
較し、d<a<eの関係にあるかを判定する。この関係
にない場合には、正常なライトが行われていないため、
ライトコマンド異常終了をホストに報告して、終了す
る。
のセクタeから目的セクタaの1つ物理トラック後ろの
セクタfまでリードする。このリードによりエラーがあ
ると、オフトラックにより、隣のトラックに、オフトラ
ックイレーズ又はオフトラックライトしたことを検出で
きる。リードエラーなら、図8のライトコマンド異常終
了をホストに報告して、終了する。
マンド正常終了を、ホストに通知して、終了する。
隣の物理トラックをリードするため、隣の物理トラック
にオフトラックイレーズ、オフトラックライトしたこと
を検出できる。このため、イレーズ、ライト時に、セク
タアドレスをリアルタイムに確認できなくても、ライト
ベリファイにおいて、正確に記録されたか否かを検出で
きる。
タ内のオフトラックを、2つのアドレスの比較により検
出するため、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスを
リアルタイムに確認できなくても、ライトベリファイに
おいて、正確に記録されたか否かを検出できる。
クタのセクタアドレスの連続性を判定するため、目的セ
クタの隣にライトしたことも検出できる。特に、イレー
ズ、ライト時に、セクタアドレスをリアルタイムに確認
できなくても、ライトベリファイにおいて、正確に記録
されたか否かを検出できる。
ィスクばかりでなく、他の光ディスクにも適用できる。
処理フロー図である。
を受けたかを判定する。
を受けると、リードの目的セクタa(図9参照)より2
0セクタ前のセクタbにヘッド33を位置付ける。
別子10をカウントし、目的セクタの1つ前のセクタの
アドレスをリードし、記憶する。
と、目的セクタのリード処理を行う。即ち、光学ヘッド
33のレーザー光強度をリード強度とする。目的セクタ
aをリードする。図6で説明したように、このリードに
より、目的セクタの第1のセクタアドレス16と第2の
セクタアドレス18とを比較し、一致したかを判定す
る。一致していない場合には、前述したように、目的セ
クタ内で、オフトラックが生じたと判断し、リードコマ
ンド異常終了をホストに報告して、終了する。
のセクタeのセクタアドレスをリードする。
的セクタアドレスa、1つ後ろのセクタアドレスeを比
較し、d<a<eの関係にあるかを判定する。この関係
にない場合には、正常なライトが行われていないため、
リードコマンド異常終了をホストに報告して、終了す
る。
は、図6のデータバッファ55のリードデータをホスト
に転送し、リードコマンド正常終了を、ホストに通知し
て、終了する。
のオフトラックを、2つのアドレスの比較により検出す
るため、イレーズ、ライト時に、セクタアドレスをリア
ルタイムに確認できなくても、リードデータの保証が可
能となる。
レスの連続性を判定するため、目的セクタの隣にライト
したことも検出できる。特に、イレーズ、ライト時に、
セクタアドレスをリアルタイムに確認できなくても、リ
ードデータの保証ができる。
ディスクばかりでなく、他の光ディスクにも適用でき
る。
が、本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、
これらを本発明の範囲から排除するものではない。
次の効果を奏する。
形成せず、高密度記録により形成するため、セクタアド
レス情報部を短くでき、記憶容量を増大できる。
をピットで形成しているので、セクタの検出が確実であ
り、且つイレーズ時も、セクタの開始を確実に検出でき
る。
設けたため、このアドレスの比較により、目的セクタの
イレーズ、ライト時に、オフトラックが生じていないか
をベリファイできる。
を作成するので、高密度記録でセクタアドレスを記録し
ても、訂正が可能となる。このため、アドレス検出の正
確性を向上できる。
タ、前方のセクタ、後方のセクタのセクタアドレスを比
較して、書き込みのベリファイを行うため、セクタを見
込みでイレーズしても、ライトデータの確認ができる。
をリードして、リードエラーがないかを判定しているた
め、隣のトラックに書き込んだライトエラーを検出する
ことができる。
タフォーマットの構成図である。
図である。
セクタフォーマットの構成図である。
ック図である。
(その1)である。
(その2)である。
図である。
である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 光ビームを用いて記録再生される光記憶
媒体において、 前記光記憶媒体のセクタは、 ピットで形成され、前記セクタの先頭に設けられたセク
タ先頭識別子と、 前記セクタ先頭識別子に続いて設けられ、前記記録方法
により記録されたセクタアドレス部と、データ部とを有
することを特徴とする光記憶媒体。 - 【請求項2】 請求項1の光記憶媒体において、 前記セクタアドレス部は、 前記データ部の前に設けられた第1のセクタアドレス部
と、 前記データ部の後に設けられた第2のセクタアドレス部
とからなることを特徴とする光記憶媒体。 - 【請求項3】 請求項1の光記憶媒体において、 前記セクタは、 前記セクタアドレス部と前記データ部とを対象としたE
CCを格納するECC部を更に有することを特徴とする
光記憶媒体。 - 【請求項4】 光記憶媒体の目的セクタをアクセスし
て、当該セクタに記録再生する記録再生方法において、 データ部の前後にセクタアドレス部が設けられたセクタ
フォーマットの光記憶媒体の前記データ部の前後のセク
タアドレス部のセクタアドレスを再生するステップと、 前記両セクタアドレスを比較して、エラーを検出するス
テップとを有することを特徴とする記録再生方法。 - 【請求項5】 光記憶媒体の目的セクタにアクセスし
て、当該セクタに記録再生する記録再生方法において、 セクタアドレス部、データ部、ECC部を有するセクタ
フォーマットの光記憶媒体に、前記セクタアドレス部、
データ部を対象として、ECCを作成し、前記光記憶媒
体のECC部に記録するステップと、 前記光記憶媒体の前記セクタアドレス部、データ部、E
CC部を再生し、前記ECC部のECCにより前記セク
タアドレス部のセクタアドレスを訂正するステップとを
有することを特徴とする記録再生方法。 - 【請求項6】 光記憶媒体の目的セクタにアクセスし
て、当該セクタに記録再生する記録再生方法において、 セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマッ
トの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップ
と、 前記目的セクタの前方のセクタのセクタアドレスを再生
するステップと、 前記目的セクタの後方のセクタのセクタアドレスを再生
するステップと、 前記目的セクタ、前記前方のセクタ、前記後方のセクタ
のセクタアドレスを比較して、前記書き込みのベリファ
イを行うステップとを有することを特徴とする記録再生
方法。 - 【請求項7】 光記憶媒体の目的セクタにアクセスし
て、当該セクタに記録再生する記録再生方法において、 セクタアドレス部、データ部を有するセクタフォーマッ
トの光記憶媒体の前記目的セクタを書き込むステップ
と、 前記目的セクタのトラックの所定数前のセクタから、前
記目的セクタの1つ前のセクタまでリードするステップ
と、 前記目的セクタの1つ後のセクタから、前記目的セクタ
のトラックの所定数後のセクタまでリードするステップ
と、 前記リード結果に応じて、前記書き込みのベリファイを
行うステップとを有することを特徴とする記録再生方
法。 - 【請求項8】 光ビームを光記憶媒体に照射する光ビー
ム照射手段と、 前記光記憶媒体から光により、前記光記憶媒体のセクタ
を記録再生する記録再生部とを有し、 前記記録再生部は、 前記光記憶媒体の各セクタに、データを記録する際に、
セクタアドレスと、データとを書き込み、前記光記憶媒
体の各セクタのデータを再生する際に、前記セクタアド
レスにより、目的セクタを検出することを特徴とする光
記憶装置。 - 【請求項9】 請求項8の光記憶装置において、 前記記録再生部は、 前記光磁気媒体のデータ部の両側に設けられたセクタア
ドレスの比較により、エラーを検出する検出部を有する
ことを特徴とする光記憶装置。
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