JP2001266350A - 記録装置及び方法 - Google Patents

記録装置及び方法

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JP2001266350A
JP2001266350A JP2000081822A JP2000081822A JP2001266350A JP 2001266350 A JP2001266350 A JP 2001266350A JP 2000081822 A JP2000081822 A JP 2000081822A JP 2000081822 A JP2000081822 A JP 2000081822A JP 2001266350 A JP2001266350 A JP 2001266350A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の光ディスク装置では、書込みの信頼性が
低かった。 【解決手段】記録媒体に情報を書き込む際に書きつなぎ
を行ったときに、当該記録媒体における書きつなぎ開始
位置の前後において、情報を正しく書き込めたか否かを
検証するようにしたことにより、書きつなぎに起因する
書込みエラーの有無及びこれに伴う再生エラーの発生の
有無を、検証手段の検証結果に基づいて、容易かつ確実
に検出することができ、かくして情報書込みの信頼性を
格段的に向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及び方法に
関し、例えば同一箇所に一度だけ情報を書き込めるCD
−R(Compact Disck-Reritable )等のライトワンス
(WO:Write Once)型の光ディスクや、同一箇所に何
度でも情報を書き直せるCD−RW等のリライダブル
(RW:Rewritable)型の光ディスクにデータを読み書
きする光ディスク装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ディスク装置において
は、ホストコンピュータから与えられるデータ(以下、
これを元データと呼ぶ)をバッファメモリに順次蓄えな
がら、これにCIRC(Cross Interleave Reed-Solomo
n Code)エンコード処理及びEFM(Eight to Fourtee
n Modulation)変調処理等の所定の記録用データ処理を
施し、得られた所定フォーマットのデータを光ピックア
ップを介して光ディスク(CD−R、CD−RW)に書
き込むようになされている。
【0003】またかかる光ディスク装置においては、光
ディスクに記録されたデータを光ピックアップを用いて
読み出し、これにEFM復調処理及びCIRCデコード
処理等の再生用データ処理を施すことにより元のフォー
マットのデータを再生し、これをホストコンピュータに
送出する。
【0004】この場合光ディスク装置では、光ディスク
から読み出したデータにEFM復調処理やCIRCデコ
ード処理等の再生用データ処理を行う際に、当該データ
と同期をとる必要がある。
【0005】このためCD−RやCD−RWなどの光デ
ィスクでは、図5(A)に示すように、記録用データ処
理されたデータを光ディスクに書き込む際に、当該デー
タの1フレーム(588 チヤンネルビット)ごとに図6
(A)又は(B)に示すようなパターンの同期データD
SYNCを挿入することが規定されており、再生データ処理
時にはこの同期データDSYNCに基づいて同期をとること
ができるようになされている。
【0006】しかしながら同期データDSYNCのパターン
を図6(A)又は(B)のように選択し、データ中に同
じパターンが生じないように記録用データ処理された後
のデータパターンを規定した場合においても、欠陥によ
って生じたビットの誤りや読出しエラー等により、読み
出したデータ中に同期データDSYNCと同じパターンが発
生するおそれがある。
【0007】そこで従来の光ディスク装置では、光ディ
スクから読み出したデータから同期データDSYNCを精度
良く検出する手法として、当該データのビット数を順次
カウントしながら、当該カウント結果に基づいて図5
(B)のように同期データDSYNCがくるであろう期間だ
け立ち上がるウインド用のパルス(以下、これを同期デ
ータ検出用ウインドパルスと呼ぶ)PWIN を生成し、当
該同期データ検出用ウインドパルスPWIN に基づいて同
期データDSYNCを検出する手法が用いられていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる光ディ
スク装置では、光ディスクに対するデータの書込み時
に、データ蓄積用のバッファメモリが空になるいわゆる
バッファアンダーラン(Buffer Under Run)が生じるこ
とがある。実際上、このようなバッファアンダーラン
は、例えばホストパーソナルコンピュータに別のタスク
が発生して負荷がかかり、当該ホストコンピュータから
のデータ転送速度が光ディスク装置の書込み速度を下回
ったときに発生する。
【0009】そして光ディスク装置では、このようなバ
ッファアンダーランが発生した場合、光ディスクに対す
るデータの書込みを一時中断し、バッファメモリに所定
量のデータが蓄積された段階において当該書込みを再開
するようになされている。
【0010】ここでこのような書込みの再開時には、光
ディスクにおける書込みの中断位置の直後からデータの
書込みを開始するいわゆる書きつなぎを行うこととなる
が、特にCD−RやCD−RWなどの光ディスクではこ
のような書きつなぎを精度良く行い難い問題がある。
【0011】すわちCD−RやCD−RWなどの光ディ
スクでは、図7に示すように、光ディスク1上の絶対番
地を示す時間情報が中心周波数を22.05 〔Hz〕として±
1〔kHz 〕の範囲でFM変調されてプリグルーブ2のウ
ォブル(蛇行)として予め記録されている。
【0012】そしてかかる光ディスク装置は、このウォ
ブル成分に基づいて光ディスク1上のビームスポット3
の位置を検出することとなるが、この方法によると、例
えばMO(Magneto-Optical )ディスクのようにアドレ
スがピットとして形成されている場合に比べてビームス
ポット位置を精度良く検出し難い。
【0013】このためかかる書きつなぎを行う際に、書
きつなぎの開始位置がずれて、例えば図5(C)に示す
ように、光ディスク1のプリグルーブ2及び又はランド
4でなるデータトラックにおける書込み中断位置P
1 と、書きつなぎ開始位置P2 との間にデータが記録さ
れない領域Ariが生じたり(CD−R、CD−RW)、
又は図5(D)に示すように、書きつなぎの先頭部分が
データトラックの既にデータが書き込まれている領域部
分と重なって書込みを中断する直前に書き込んだデータ
が消されたり(CD−RW)若しくは書きつなぎ開始直
後のデータが書き込めなかったり(CD−R)すること
があった。
【0014】そしてこのように書きつなぎが正しく行わ
れなかった場合、例えば図5(C)の例では、同期デー
タDSYNCの間隔PH1 、PH2 が書きつなぎ開始位置P
2 の前後においてずれるために、光ディスクから読み出
したデータに対して再生用データ処理する際に、当該書
込み開始位置P2 の直後において上述の同期データ検出
用ウインドパルスPWIN (図5(B))を用いて同期デ
ータDSYNCを検出できなくなることにより同期が外れ、
光ディスクに書き込まれたデータを正しく再生し得なく
なる問題があった。
【0015】また図5(D)の例では、図5(C)の例
と同様に、同期データDSYNCの間隔PH1 、PH2 ′が
書きつなぎ開始位置P2 の前後においてずれるために、
光ディスクから読み出したデータを再生用データ処理す
る際に、当該書きつなぎ開始位置P2 の直後のデータを
正しく再生し得なくなる問題があり、さらにこの図5
(D)の例ではこれに加えて書きつなぎ開始位置P2
前後の一部データが消滅するために、データの復元が不
可能となる問題があった。
【0016】なおこのような問題は、データの書込み時
に光ディスク装置に衝撃が与えられた場合にも発生す
る。すなわち光ディスク装置では、データの書込み時に
外部から衝撃が与えられるなどして光ディスク上のビー
ムスポットが書込み途中のデータトラックから外れた
(以下、これをトラック外れと呼ぶ)場合、データの書
き込みが一時中断され、この後ビームスポットが元の位
置に戻された段階でデータの書込みを再開(書きつな
ぎ)するようになされている。そしてこの書きつなぎ時
に、バッファアンダーランのときと同様の問題が発生す
ることがあった。
【0017】ところが従来の光ディスク装置では、書き
つなぎの有無に関わりなく、光ディスクに対するデータ
の書込みを全て終了した段階でホストコンピュータに書
込み終了のステータスを通知するように構築されてい
る。このためデータの書き込みが正しく行われていない
場合においても、ユーザが正しく書き込めたものと思い
込んでパーソナルコンピュータ上からそのデータを削除
してしまうなどの不具合が生じる問題があった。
【0018】従ってかかる従来の光ディスク装置を用い
たデータの書込み作業において、光ディスクに対するデ
ータ書込みの確実性を期するためには、光ディスクに対
してデータを書き込み終えた後にかかる光ディスク内の
ファイルを全て読み出し、再生エラーの発生の有無をチ
ェックする必要があるが、この作業は多くの時間を必要
とすると共に煩雑な作業であり、このような背景からも
光ディスクに対するデータ書込みの信頼性の向上が望ま
れている。
【0019】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、記録媒体に対する情報書込みの信頼性を格段的に向
上させ得る記録装置及び方法を提案しようとするもので
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、記録装置において、記録媒体に情
報を書き込む際に書きつなぎを行ったときに、当該記録
媒体における書きつなぎ開始位置の前後において、情報
を正しく書き込めたか否かを検証する検証手段を設ける
ようにした。この結果この記録装置では、書きつなぎに
起因する書込みエラーの有無及びこれに伴う再生エラー
の発生の有無を、検証手段の検証結果に基づいて、容易
かつ確実に検出することができる。
【0021】また本発明においては、記録方法におい
て、記録媒体に上記情報を書き込む際に、書きつなぎを
行う第1のステップと、記録媒体における書きつなぎ開
始位置の前後において、情報を正しく書き込めたか否か
を検証する第2のステップとを設けるようにした。この
結果この記録方法によれば、書きつなぎに起因する書込
みエラーの有無及びこれに伴う再生エラーの発生の有無
を、検証手段の検証結果に基づいて、容易かつ確実に検
出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0023】(1)第1の実施の形態 (1−1)本実施の形態による光ディスク装置の構成 図1において、10は全体として本実施の形態による光
ディスク装置を示し、ホストコンピュータ11から与え
られるデータD1を光ディスク(CD−R、CD−R
W)12に記録したり、これを光ディスク12から再生
することができるようになされている。
【0024】すなわちかかる光ディスク装置10におい
ては、記録モード時、ホストコンピュータ11から順次
与えられるデータD1をインターフェース部20を介し
て内部に取り込み、これをエンコーダ部21を介してバ
ッファメモリ22に順次格納する。
【0025】エンコーダ部21は、レイヤードECC
(Error Correcting Code )付加処理部23、CIRC
(Cross Interleave Reed-Solomon Coad)エンコード処
理部24、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変
調処理部25から構成され、バッファメモリ22に格納
したデータD1をセタク単位(2〔kbyte 〕単位)で順
次読み出し、当該データD1にレイヤードECC付加部
23において誤り訂正符号を付加すると共に、CIRC
エンコード処理部24においてCIRCエンコード処理
及び同期データDSYNC(図5(A))の挿入処理を施
し、さらにEFM変調処理部25においてEMF変調処
理を施した後、かくして得られた書込みデータD2をR
Fアンプ26を介して光ピックアップ27に送出する。
【0026】光ピックアップ27は、レーザダイオー
ド、コリメータレンズ、対物レンズ及び受光素子等の光
学系デバイスと、レーザダイオードドライバ等の電気系
デバイスとを有し、供給される書込みデータD2に応じ
て変調した光ビームL1を光ディスク12の記録面に照
射する。
【0027】またこのとき光ピックアップ27は、光デ
ィスク12からの反射光L2に基づいてトラッキングエ
ラー信号及びフォーカスエラー信号等のサーボエラー信
号S1と、プッシュプル信号S2とを生成し、サーボエ
ラー信号S1をRFアンプ26を介してサーボ制御部2
8に送出すると共に、プッシュプル信号S2をATIP
(Absolute Time In Pre-groove )デコーダ部29に送
出する。
【0028】サーボ制御部28は、供給されるサーボエ
ラー信号S1に基づいてスピンドルドライバ30を介し
てスピンドルモータ31を制御することにより、光ディ
スク12を所定速度で回転駆動する。またサーボ制御部
28は、サーボエラー信号S1に基づいてスレッドドラ
イバ32を介してスレッドモータ33を制御することに
より、光ディスク12上の光ビームL1のビームスポッ
ト(以下、これを単にビームスポットと呼ぶ)を光ディ
スク12の記録面に形成されたデータトラック(プリグ
ルーブ又はランド)に沿って当該光ディスク12の径方
向に移動させる。さらにサーボ制御部28は、サーボエ
ラー信号S1に基づいて2軸アクチュエータドライバ3
4を介して光ピックアップ27内の図示しない2軸アク
チュエータを制御することにより、トラッキング制御及
びフォーカス制御を行う。
【0029】一方、ATIPデコーダ部29は、供給さ
れるプッシュプル信号S2をデコード処理することによ
り、光ディスク12におけるそのときのビームスポット
の絶対番地を検出し、これをCPU(Central Processi
ng Unit )35に送出する。
【0030】すなわちATIPデコーダ部29は、プッ
シュプル信号S2をその内部に設けられた中心周波数を
22.05 〔Hz〕とする±1〔kHz 〕の範囲のバンドパスフ
ィルタ回路を通すことにより当該プッシュプル信号S2
に含まれるウォブル成分を抽出すると共に、当該ウォブ
ル成分にFM復調処理を施すことによりそのときビーム
スポットが位置している光ディスク12上の絶対番地を
検出し、これをアドレス情報信号S3としてCPU35
に送出する。
【0031】またATIPデコーダ部29は、上述のよ
うなデコード処理により得られる光ディスク12上での
絶対番地が変化する毎に(すなわち光ディスク12にお
けるビームスポットが走査するセクタが変わるごと
に)、これを知らせるシンク割込信号S4をCPU35
に送出する。
【0032】かくしてCPU35は、ATIPデコーダ
部29から与えられるこれらアドレス情報信号S3及び
シンク割込信号S4に基づいて、光ディスク12におけ
るそのときの記録位置を順次認識し、当該認識結果に基
づいて記録データD2を正しく光ディスク12に記録し
得るように、必要な制御処理を実行する。
【0033】これに対して再生モード時、CPU35
は、サーボ制御部28を制御することにより、上述の記
録モード時と同様にして、光ディスク12を所定速度で
回転駆動させると共に、ビームスポットを光ディスク1
2のデータトラックに沿って移動させ、かつトラッキン
グ制御及びフォーカス制御を行わせる。
【0034】またCPU35は、上述した光ピックアッ
プ27内のレーザダイオードを駆動することにより光ビ
ームL1を光ディスク12に向けて発射させる。この結
果この光ビームL1が光ディスク12の記録面において
反射し、その反射光L2に基づき得られるRF信号でな
る光ディスク12から読み出された読出しデータD3が
光ピックアップ27からRFアンプ26を介してデコー
ダ部36に与えられる。
【0035】デコーダ部36は、PLL(Phase Locked
Loop )回路37、同期データ検出部38、EFM復調
部39、CIRCデコード部40及びレイヤードECC
復調部41から構成されており、PLL回路37におい
て供給される読出しデータD3からクロックCLKを抽
出し、当該抽出したクロックCLKを読出しデータD3
と共に同期データ検出部38に送出する。
【0036】同期データ検出部38は、供給されるクロ
ックCLKに基づいて、図5(B)について上述した同
期データDSYNCのデータパターンよりも前後に所定ビッ
トずつ大きいパルス幅の同期データ検出用ウインドパル
スPWIN を生成する。そして同期データ検出部38は、
この同期データ検出用ウインドパルスPWIN を利用して
読出しデータD3から同期データDSYNCを順次検出する
と共に、検出結果に基づいて、読出しデータD3を所定
単位で順次EFM復調部39に送出する。
【0037】そしてこの読出しデータD3は、この後E
FM復調部39においてEFM復調処理され、CIRC
デコード部40においてCIRC復号化処理され、さら
にレイヤードECC復調部41において誤り訂正処理が
施されることにより記録前の元のフォーマットのデータ
D4に変換され、この後インターフェース回路20を介
してホストコンピュータ11に送出される。
【0038】このようにしてこの光ディスク装置10で
は、ホストコンピュータ11から与えられるデータD1
を光ディスク12に記録したり、当該光ディスク12に
記録されているデータを再生してホストコンピュータ1
2に送出することができるようになされている。
【0039】かかる構成に加えてこの光ディスク装置1
0の場合、記録モード時にバッファアンダーランや衝撃
等に起因するデータの書きつなぎを行ったときに、その
書きつなぎ開始位置P2 (図5(C)及び(D))の前
後においてデータD1を正しく書き込めたか否かを検証
し、データD1を正しく書き込めたと判断したときにの
みホストコンピュータ11にデータD1の書込み終了を
通知するようになされている。
【0040】すなわちこの光ディスク装置10では、バ
ッファメモリ22に格納されているデータ量がデコーダ
部21から順次記憶データ量情報信号S5としてCPU
35に与えられ、サーボ制御部28からトラッキングエ
ラー信号の信号レベルが順次オフトラック量情報信号S
6としてCPU35に与えられ、これによりCPU35
がこれら記憶データ量情報信号S5及びオフトラック量
情報信号S6に基づいてバッファアンダーランの発生
や、衝撃等に起因するビームスポットのトラック外れの
発生を検出し得るようになされている。
【0041】そしてCPU35は、光ディスク12に対
するデータD1の書込み動作時に、記憶データ量情報信
号S5及びオフトラック量情報信号S6に基づいてバッ
ファアンダーランやビームスポットのトラック外れが発
生したことを検出すると、エンコーダ部21等を制御し
て光ディスク12に対するデータD1の書込み動作を一
時中断させる。
【0042】またCPU35は、この後記憶データ量情
報信号S5及びオフトラック量情報信号S6に基づい
て、バッファアンダーランの場合にはその後バッファメ
モリ22に所定量のデータD1が格納され、ビームスポ
ットのトラック外れの場合にはビームスポットが書込み
動作を中断する直前の位置にまで戻されることにより問
題が解決したことを確認すると、エンコーダ部21等を
制御してデータD1の書込み動作を再開(書きつなぎ)
させる。そしてこのときCPU35は、ATIPデコー
ダ部29から与えられるアドレス情報信号S3に基づい
て、書きつなぎ開始位置P2 のアドレスをメモリ42に
格納する。
【0043】そしてCPU35は、やがて光ディスク1
2に対する全てのデータD1の書込み動作を終了する
と、上述のように書きつなぎを行うごとにメモリ42に
格納した各書きつなぎ開始位置P2 のアドレスの中から
1つのアドレスを読み出し、この後サーボ制御部28及
びデコーダ部21等を制御することにより、当該光ディ
スク12におけるそのアドレスより数セクタ(例えば3
セクタ)前の位置から書きつなぎ開始位置P2 を挟んだ
数セクタ分の記録データD2の読み出し動作を行わせ
る。
【0044】このときCPU35には、デコーダ部36
の同期データ検出部38から同期データDSYNCを検出で
きたか否かの通知が与えられると共に、デコーダ部36
のCIRCデコーダ部40からC1訂正処理及びC2訂
正処理が行えたか否かの通知が与えられ、かつレイヤー
ドECC復調部41からレイヤードECC復調処理を行
えたか否かの通知が与えられる。かくしてCPU35
は、これら同期データ検出部38、CIRCデコーダ部
40及びレイヤードECC復調部41からの各通知に基
づいて、そのデータD1の書込み中断位置P1 の前後に
おいて同期が外れないか否か及び誤り訂正処理が行える
か否かを判断する。
【0045】そしてCPU35は、メモリ42に格納さ
れているアドレスに基づき、全ての書きつなぎ開始位置
2 ついて同様の処理を行い、これら全ての書きつなぎ
開始位置P2 の前後において同期が外れず、かつ誤り訂
正処理が行えた場合にのみホストコンピュータ11に書
込み終了を通知し、これ以外のときにはホストコンピュ
ータ11に書込みエラーを通知する。
【0046】このようにしてこの光ディスク装置10に
おいては、書きつなぎに起因する書込みエラーが発生し
たときに、これをユーザに確実に認識させることができ
るようになされている。
【0047】(1−2)記録モード時におけるCPU3
5の一連の処理 次にこの光ディスク装置10の記録モード時におけるC
PU35の一連の処理手順について説明する。この光デ
ィスク装置10において、CPU35は、ホストコンピ
ュータ11から書込み命令が与えられると、図2に示す
第1の記録モード処理手順RT1に従って光ディスク1
2にデータD1を記録する。
【0048】すなわちCPU35は、ホストコンピュー
タ11から書込み命令が与えられるとこの第1の記録モ
ード処理手順RT1をステップSP1において開始し、
続くステップSP2においてサーボ制御部28を制御し
てスレッドモータ33を駆動することにより、光ピック
アップ27を光ディスク12におけるデータD1の書込
み開始位置に応じた位置に移動させる。
【0049】続いてCPU35は、光ピックアップ27
から発射される光ビームL1のビームスポット位置が光
ディスク12における書込み開始位置に到達すると、ス
テップSP3に進んでエンコーダ部21等を制御するこ
とにより書込み動作を開始させる。
【0050】次いでCPU35は、ステップSP4に進
んで、上述のようにデコーダ部21から与えられるバッ
ファメモリ22における記憶データ量を表す記憶データ
量情報信号S5と、サーボ制御部28から与えられる光
ディスク12におけるビームスポットのオフトラック量
を表すオフトラック量情報信号S6とに基づいて、バッ
ファアンダーラン又はビームスポットのトラック外れが
発生したか否かを判断すると共に、続くステップSP5
においてホストコンピュータ11から与えられる全ての
データD1の書込み動作が終了したか否かを順次判断す
る。
【0051】ここでCPU35は、ステップSP4にお
いて肯定結果を得た場合には、ステップSP6に進んで
デコーダ部21等を制御することにより光ディスク12
に対するデータD1の書込み動作を中断させ、この後ス
テップSP7に進んで問題が解決するのを待ち受ける。
【0052】さらにCPU35は、やがて問題が解決す
ることによりステップSP7において肯定結果を得る
と、ステップSP8に進んでデコーダ部21等を制御す
ることにより光ディスク12に対するデータD1の書込
み動作を再開させる一方、ATIPデコーダ部29から
与えられるアドレス情報信号S3に基づいて、そのとき
の書きつなぎ開始位置P2 を表すアドレスをメモリ42
に格納する。
【0053】次いでCPU35は、ステップSP4に戻
り、この後ステップSP5において肯定結果を得るまで
ステップSP4〜ステップSP8を繰り返す。
【0054】そしてCPU35は、やがて光ディスク1
2に全てのデータD1を書き込み終えることによりステ
ップSP5において肯定結果を得ると、ステップSP9
に進んでステップSP4での判断結果に基づいて、書き
つなぎを行ったか否かを判断する。
【0055】そしてCPU35は、このステップSP9
において否定結果を得るとステップSP13に進み、こ
れに対して肯定結果を得るとステップSP10に進ん
で、メモリ42に格納されている各書きつなぎの開始位
置P2 のアドレスに基づいてサーボ制御部28を制御す
ることにより、光ディスク12上のビームスポットを1
つの書きつなぎ開始位置P2 よりも数セクタだけ前の位
置に移動させる。さらにCPU35は、この後デコーダ
部21等を制御することにより、当該位置から書きつな
ぎ開始位置P2 を挟んだ数セクタ分の記録データD2の
読出し動作を行わせる。
【0056】続いてCPU35は、ステップSP11に
進んで、上述のようにデコーダ部36の同期データ検出
部38から与えられる同期データDSYNCを検出できたか
否かの通知と、CIRCデコード部40から与えられる
C1訂正処理及びC2訂正処理が行えたか否かの通知
と、レイヤードECC復調部41から与えられるレイヤ
ードECC復調処理を行えたか否かの通知とに基づい
て、書きつなぎ開始位置P2 の前後において同期が外れ
ないか否か、及び誤り訂正処理を行えたか否かを判断す
る。なおこの場合における誤り訂正処理を行えたか否か
の判断は、単に誤り訂正処理ができたか否か程度のもの
である。
【0057】そしてCPU35は、このステップSP1
1において肯定結果を得ると、ステップSP12に進ん
で全ての書きつなぎ開始P2 に対する同様の処理を終了
したか否かを判断する。そしてCPU35は、このステ
ップSP12において否定結果を得るとステップSP1
0に戻って、この後ステップSP11において否定結果
を得、又はステップSP12において肯定結果を得るま
でステップSP10−SP11−SP12−SP10の
ループを繰り返す。
【0058】そしてCPU35は、全ての書きつなぎ開
始位置P2 の前後において同期が外れず、かつ誤り訂正
処理を行えることを確認することによりステップSP1
2において肯定結果を得ると、ステップSP13に進ん
で書込みが終了した旨の報告をホストコンピュータ11
に与え、この後ステップSP15に進んでこの第1の記
録モード処理手順RT1を終了する。
【0059】これに対してCPU35は、いずれかの書
きつなぎ開始位置P2 の前後のおいて同期が外れ、又は
誤り訂正処理を行えなかったことによりステップSP1
1において否定結果を得ると、ステップSP14に進ん
で書込みが失敗した旨の報告をホストコンピュータ11
に与え、この後ステップSP15に進んでこの第1の記
録モード処理手順RT1を終了する。
【0060】(1−3)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この光ディスク装置10では、光
ディスク12にデータD1を書き込む際に書きつなぎを
行ったときに、その書きつなぎ開始位置P2 の前後にお
いて、実際に同期が外れないか否か及び誤り訂正を行え
るか否かを検証することによりデータD1を正しく書き
込めたか否かを判断し、データD1を正しく書き込めた
と判断したときにのみホストコンピュータ11にデータ
の書込み終了を通知し、これ以外のときには書込みエラ
ーをホストコンピュータ11に通知する。
【0061】従ってこの光ディスク装置10によれば、
例えば光ディスク12に対するデータD1の書込み時に
書きつなぎに起因する書込みエラーが発生した場合にユ
ーザがこれを確実に知ることができ、ユーザが復元不能
なエラー(Unrecovered Error )が発生したことを知ら
ずに終わることを未然にかつ有効に防止することができ
る。
【0062】またこの光ディスク装置10では、書きつ
なぎに起因する書込みエラーの有無の検証を、各書きつ
なぎ箇所の書きつなぎ開始位置P2 の前後についてのみ
行うようにしているため、例えば光ディスク12に書き
込まれた全てのデータD1を読み出して書込みエラーの
有無をチェックする場合に比べて格段的に容易かつ短時
間で書込みエラーの有無及びこれに伴う再生エラーの発
生の有無をチェックすることができる。
【0063】以上の構成によれば、光ディスク12にデ
ータD1を書き込む際に書きつなぎを行ったときに、書
きつなぎ開始位置P2 の前後において同期が外れないか
否か及び誤り訂正を行えるか否かを検証することにより
当該書きつなぎに起因する書込みエラーの有無を判断
し、書込みエラーがないと判断したときにのみホストコ
ンピュータ11に書込み終了を通知し、これ以外のとき
には書込みエラーをホストコンピュータ11に通知する
ようにしたことにより、書きつなぎに起因する書込みエ
ラーの発生の有無をユーザに確実に認識させることがで
き、かくしてデータ書込みに対する信頼性を格段的に向
上させ得る光ディスク装置を実現できる。
【0064】(2)第2の実施の形態 (2−1)第2の実施の形態による光ディスク装置50
の構成 図3は、第2の実施の形態による光ディスク装置50を
示し、メモリ51として第1の実施の形態の光ディスク
装置10におけるメモリ42よりも容量が大きいものが
用いられている点と、記録モード時におけるCPU52
の処理が異なる点とを除いて第1の実施の形態による光
ディスク装置10と同様に構成されている。
【0065】すなわちこの光ディスク装置50の場合、
CPU52は、記録モード時、図4に示す第2の記録モ
ード処理手順RT2に従って光ディスク12に対するデ
ータD1の書込み処理を行うようになされている。
【0066】実際上、CPU52は、ホストコンピュー
タ11から書込み命令が与えられると、この第2の記録
モード処理手順RT2をステップSP20において開始
し、この後ステップSP21〜SP27を、第1の実施
の形態の第1の記録モード処理手順RT1のステップS
P3〜SP8と同様に処理する。
【0067】ただしこの実施の形態の場合、CPU52
は、ステップSP27において、光ディスク12に対す
るデータD1の書込み動作を再開するに際し、CIRC
エンコード処理のためにバッファメモリ22に残されて
いる書込み動作を中断する直前の数セクタ分のホストコ
ンピュータ11から与えられたままのデータD1と、こ
れに続く未だ光ディスクに書き込まれていない数セクタ
分のデータD1とを書きつなぎ開始位置P2 のアドレス
と共にメモリ51に格納する。
【0068】そしてCPU52は、この後光ディスク1
2に対する全てのデータD1の書込み動作を終了するこ
とによりステップSP24において肯定結果を得ると、
ステップSP28に進んで、ステップSP23における
判断結果に基づいて書きつなぎを行ったか否かを判断
し、否定結果を得るとステップSP32に進み、これに
対して肯定結果を得るとステップSP29に進む。
【0069】そしてCPU52は、このステップSP2
9において、メモリ51に格納されている各書きつなぎ
開始位置P2 のアドレスに基づいてサーボ制御部28等
を制御することにより、光ディスク12におけるビーム
スポットを1つの書きつなぎ開始位置P2 よりも数セク
タだけ前の位置に移動させ、この後デコーダ部36等を
制御することにより当該位置から書きつなぎ開始位置P
2 を挟んだ数セクタ分のデータD1の読出し動作を行わ
せる。
【0070】このときこの実施の形態の場合、CPU5
2には、デコーダ部36からこの読出し動作により得ら
れたレイヤードECC復調処理まで終えた完全に再生さ
れたデータD4が与えられる。かくしてCPU52は、
続くステップSP30において、このデコーダ部36か
ら与えられるレイヤードECC復調処理まで終えた再生
処理されたデータと、メモリ51に格納されている対応
するデータ(ステップSP27においてメモリ51に格
納した対応する書つなぎ開始位置P2 の直前及び直後の
数セクタ分のデータD1)とを比較し、続くステップS
P31において、これらが完全に一致するか否かを判断
する。
【0071】そしてCPU52は、このステップSP3
1において肯定結果を得ると、ステップSP32に進ん
で全ての書きつなぎの開始位置P2 に対する同様の処理
を終了したか否かを判断し、否定結果を得るとステップ
SP29に戻ってこの後ステップSP31又はステップ
SP32において肯定結果を得るまでステップSP29
−SP30−SP31−SP29のループを繰り返す。
【0072】さらにCPU52は、やがて全ての書きつ
なぎ開始位置P2 の前後においてメモリ51に格納され
ている対応するデータと完全に一致することが確認でき
たことによりステップSP32において肯定結果を得る
と、ステップSP33に進んで書込みが終了した旨の報
告をホストコンピュータ11に与え、この後ステップS
P35に進んでこの第2の記録モード処理手順RT2を
終了する。
【0073】これに対してCPU52は、いずれかの書
きつなぎ開始位置P2 の前後においてメモリ51に格納
されている対応するデータと完全には一致しなかったこ
とによりステップSP31において否定結果を得ると、
ステップSP34に進んで書込みが失敗した旨の報告を
ホストコンピュータ11に与え、この後ステップSP3
5に進んでこの第2の記録モード処理手順RT2を終了
する。
【0074】このようにしてこの光ディスク装置50に
おいては、光ディスク12に対するデータD1の書込み
動作の終了後に、予め記憶した各書きつなぎ開始位置P
2 の前後数セクタ分のデータD1に基づいて当該データ
D1を正しく書き込めたか否かを検証する。
【0075】(2−2)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、この光ディスク装置50では、パ
ーソナルコンピュータ11から与えられたデータD1を
光ディスク12に書き込む際、書きつなぎを行ったとき
に、その書きつなぎ開始位置P2 の前後のデータD1を
記憶しておき、全てのデータD1の書込み処理を終えた
段階で、当該記憶したデータ1と、光ディスク12から
読み出し、再生したデータD4とを比較するようにして
書込みが正しく行えたか否かを検証し、データD1を正
しく書き込めたと判断したときにのみホストコンピュー
タ11に書込み終了を通知し、これ以外のときには書込
みエラーをホストコンピュータ11に通知する。
【0076】従ってこの光ディスク装置50によれば、
第1の実施の形態による光ディスク装置10に比べて光
ディスク12に対してデータD1を正しく書き込めたか
否かの検証をより精度良く行うことができる。
【0077】以上の構成によれば、光ディスク12にデ
ータD1を書き込む際に書きつなぎを行ったときに、そ
の書きつなぎ開始位置P2 の前後のデータを記憶してお
き、当該記憶したデータと、光ディスク12から読み出
し、再生処理したデータ4とを比較するようにして書込
みエラーの有無及びこれに伴う再生エラーの発生の有無
を検証するようにしたことにより、光ディスク12に対
してデータD1を正しく書き込めたか否かの検証をより
精度良く行うことができ、かくしてデータ書込みに対す
る信頼性を第1の実施の形態による光ディスク装置10
に比べてより一層向上させ得る光ディスク装置を実現で
きる。
【0078】(3)他の実施の形態 なお上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発
明をCD−R及びCD−RWに対応する光ディスク装置
に適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、例えばCD−R及びCD−RW以外のD
VD−R若しくはDVD−RAM(DVD:Digital Ve
rsatile Disc)等の書込み可能な光ディスクや、MOデ
ィスク等の光磁気ディスク、又は磁気テープ等の記録媒
体に対応するこの他種々の記録装置に広く適用すること
ができる。
【0079】また上述の第1及び第2の実施の形態にお
いては、書込みエラーを検出したときにホストコンピュ
ータ11に書込みエラーを通知して書込み動作を終了す
るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば書込み対象の光ディスク12がCD−RW
のようにリライタブル型である場合には、必要に応じて
ホストコンピュータ11から再度データD1を転送して
もらうなどして、データD1を再度光ディスク12に書
込み処理するように光ディスク装置10を構築するよう
にしても良い。
【0080】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、衝撃の有無をトラッキングエラー信号に基づ
いて検出するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば加速度センサ等の衝撃検出手段
を別途設け、当該衝撃検出手段により衝撃等を検出する
ようにしても良い。
【0081】さらに上述の第1の実施の形態において
は、書きつなぎ開始位置P2 の前後において同期が外れ
ないか否か及び誤り訂正処理できるか否かの2つの条件
を書込みエラーの有無の判断基準とするようにした場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、同期が外れ
ないか否か及び誤り訂正処理できるか否かのうちのいず
れか一方を書込みエラーの有無の判断基準としたり、又
はこれらに代えて若しくはこれらに加えてこれら以外の
他の条件を書込みエラーの有無の判断基準とするように
しても良い。
【0082】さらに上述の第2の実施の形態において
は、メモリ51に記憶したデータD1と光ディスク12
から読み出し、再生処理したデータD4とが完全に一致
したときにのみ書込みエラーがないと判断するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例え
ば誤り訂正処理により訂正処理できる範囲内である場合
には書込みエラーがないと判断するようにしても良い。
【0083】さらに上述の第1及び第2の実施の形態に
おいては、光ディスク12における書きつなぎ開始位置
2 の前後において、データD1を正しく書き込めたか
否かを検証する検証手段を、CPU35、デコーダ部3
6及び光ピックアップ27等により構成するようにた場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種
々の構成を広く適用することができる。この場合におい
て、例えば再生系のデコーダ部36と併用せずに、光デ
ィスク12から再生したデータD3から同期データD
SYNCを検出する回路や、誤り訂正処理を行う回路と等を
別途設けるようにしても良い。
【0084】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、記録媒体
に情報を書き込む際に書きつなぎを行ったときに、当該
記録媒体における書きつなぎ開始位置の前後において、
情報を正しく書き込めたか否かを検証する検証手段を設
けるようにしたことにより、書きつなぎに起因する書込
みエラーの有無及びこれに伴う再生エラーの発生の有無
を、検証手段の検証結果に基づいて容易かつ確実に検出
することができ、かくして情報書込みの信頼性を格段的
に向上させ得る記録装置を実現できる。
【0085】また本発明によれば記録方法において、記
録媒体に上記情報を書き込む際に、書きつなぎを行う第
1のステップと、記録媒体における書きつなぎ開始位置
の前後において、情報を正しく書き込めたか否かを検証
する第2のステップとを設けるようにしたことにより、
書きつなぎに起因する書込みエラーの有無及びこれに伴
う再生エラーの発生の有無を、検証手段の検証結果に基
づいて容易かつ確実に検出することができ、かくして情
報書込みの信頼性を格段的に向上させ得る記録方法を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による光ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】第1の記録モード処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】第2の実施の形態による光ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図4】第2の記録モード処理手順を示すフローチャー
トである。
【図5】光ディスクにおけるデータフォーマット及び同
期データ検出用ウインドパルスの説明に供する概念図で
ある。
【図6】同期データのパターンを示す波形図である。
【図7】光ディスクにおけるプリグルーブのウォルブの
説明に供する断面図である。
【符号の説明】
10、50……光ディスク装置、11……ホストコンピ
ュータ、12……光ディスク、21……エンコード部、
22……バッファメモリ、27……光ピックアップ、3
5、52……CPU、36……デコーダ部、42、51
……メモリ、D1……データ、DSYNC……同期データ、
RT1、RT2……記録モード処理手順。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記録媒体に書き込む記録装置におい
    て、 上記記録媒体に上記情報を書き込む際に書きつなぎを行
    ったときに、当該記録媒体における上記書きつなぎ開始
    位置の前後において、上記情報を正しく書き込めたか否
    かを検証する検証手段を具えることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】上記検証手段は、 当該記録媒体における上記書きつなぎ開始位置の前後の
    上記情報を読み出し、当該読み出した上記情報を再生処
    理する際に同期が外れないか否か及び又は所定の誤り訂
    正処理を行えるか否かを判断することにより、上記情報
    を正しく書き込めたか否かを検証することを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】上記検証手段は、 上記書きつなぎ開始位置の前後の上記情報を予め記憶
    し、当該記憶した情報と、上記記録媒体から読み出した
    上記情報とを比較するようにして、当該情報を正しく書
    き込めたか否かを検証することを特徴とする請求項1に
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】情報を記録媒体に書き込む記録方法におい
    て、 上記記録媒体に上記情報を書き込む際に、書きつなぎを
    行う第1のステップと、 上記記録媒体における上記書きつなぎ開始位置の前後に
    おいて、上記情報を正しく書き込めたか否かを検証する
    第2のステップとを具えることを特徴とする記録方法。
  5. 【請求項5】上記第2のステップでは、 当該記録媒体における上記書きつなぎ開始位置の前後の
    上記情報を読み出し、当該読み出した上記情報を再生処
    理する際に同期が外れないか否か及び又は所定の誤り訂
    正処理を行えるか否かを判断することにより、上記情報
    を正しく書き込めたか否かを検証することを特徴とする
    請求項4に記載の記録方法。
  6. 【請求項6】上記第2のステップでは、 上記書きつなぎ開始位置の前後の上記情報を予め記憶
    し、当該記憶した情報と、上記記録媒体から読み出した
    上記情報とを比較するようにして、当該情報を正しく書
    き込めたか否かを検証することを特徴とする請求項4に
    記載の記録方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7808862B2 (en) 2005-09-30 2010-10-05 Toshiba Samsung Storage Technology Corporation Optical disc device and recording method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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