JP4181859B2 - 発光管アレイ型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光管アレイ型表示装置に関し、さらに詳しくは、直径0.5〜5mm程度の透明な細管の内部に放電ガスを封入した発光管(「表示管」や「ガス放電管」とも呼ばれる)を並列に複数配置して、任意の画像を表示する発光管アレイ型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような表示装置は、表示画面の大きさについての自由度が大きいという特徴を有している。例えば、発光管を並べる本数で画面サイズを決定することができる。したがって、この特徴を利用して、用途に合わせて発光管の配列本数を変化させることで、様々な画面サイズの表示装置を作製することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−315460号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した発光管アレイ型表示装置では、通常、発光管を並置した発光管アレイを一対の基板で挟持する。この際、各基板の発光管アレイ対向面にはストライプ状に電極を形成しておき、これらの電極どうしを平面的にみて互いに交差するように配置している。
【0005】
そして、表示面側の基板に形成する電極は、発光管の発光を阻害しないように透明電極とし、その透明電極には導電性を良好にするために、金属製のバス電極を併置するようにしている。
【0006】
表示は、基板に形成した電極に電圧を印加し、発光管内部で放電を発生させることで行うようにしている。
【0007】
この発光管アレイ型表示装置では、大画面化が容易であるが、その反面、大きな画面サイズにすると、電極の長さが長くなり、電極に印加するドライバ(駆動回路)からの駆動電圧に電圧降下が生じる。これにより、長い電極の先にある画素では、輝度が低下したり、放電ミスが発生し、表示画面全体でみた場合に輝度ムラが生じる結果となる。
【0008】
この電圧降下を防止するには、バス電極を太くすればよいが、バス電極を太くした場合には発光管の発光が阻害され、表示の輝度が低下する。
【0009】
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、大きな画面サイズの表示装置を作製する場合でも、電圧降下が生じないような電極構造とすることで、表示装置の輝度ムラを防止することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内部に放電ガスが封入された複数の発光管を並置することにより表示画面を構成する発光管アレイと、発光管アレイを表示面側と背面側との少なくとも一方側から支持するとともに、発光管に電圧を印加するための多数の電極が発光管アレイ対向面にストライプ状に形成された支持体と、表示画面の表示領域外で支持体に設けられた端子電極引き出し部と、表示画面の表示領域内に設けられた中継電極引き出し部と、端子電極引き出し部に電圧を印加する第1ドライバと、中継電極引き出し部に電圧を印加する第2ドライバとを備え、支持体が、発光管アレイを表示面側と背面側から支持する一対の支持体からなり、表示面側の支持体に形成された多数の電極が発光管の長手方向に交差する方向に配列され、中継電極引き出し部が、発光管の外周面に形成され表示面側の支持体の電極に接触する中継電極パターンとその中継電極パターンに接続された接続ケーブルとからなる発光管アレイ型表示装置である。
【0011】
本発明によれば、表示画面のサイズが大きい場合でも、表示画面の表示領域内で支持体に設けられた中継電極引き出し部に、第2ドライバから電圧が印加されるので、端子電極引き出し部のみを用いて支持体の電極に電圧を印加する場合と比較して、電極の電圧降下がなく、表示装置の輝度ムラが防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明において、発光管アレイは、内部に放電ガスが封入された複数の発光管を並置することにより表示画面を構成したものであればよい。この発光管の管体となる細管は、どのような径のものを適用してもよいが、望ましくは、直径0.5〜5mm程度のガラス製のものが適用される。細管の形状は、円形の断面、扁平楕円状の断面、方形の断面など、どのような形状の断面を有していてもよい。
【0013】
支持体は、発光管アレイを表示面側と背面側との少なくとも一方側から支持するとともに、発光管に電圧を印加するための多数の電極が発光管アレイ対向面にストライプ状に形成されたものであればよい。
【0014】
この支持体としては、例えば樹脂製のフレキシブルシートや、ガラス製の基板を適用することができる。樹脂製のフレキシブルシートとしては、光透過性のフィルムシートなどが挙げられる。このフィルムシートに用いられるフィルムとしては、市販のPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどを適用することができる。ガラス製の基板としては、ソーダライムガラス製の基板などが挙げられる。
【0015】
支持体は、発光管アレイを表示面側と背面側との両側から支持可能な、一対の支持体で構成することが望ましい。この場合、両者を同じ材質のもので作製する必要はなく、一方を樹脂、他方をガラスで形成する等、任意の構成が可能である。
【0016】
この支持体の大きさは、発光管アレイ全体を支持できるように、シート状または平板状で、発光管アレイのほぼ全体を覆うような大きさであることが望ましい。
【0017】
電極は、一対の支持体の内のいずれか一方か、または両方の発光管アレイ対向面に形成され、電圧の印加により発光管内部の放電ガス空間で放電を発生させることが可能なものであればよい。この電極は、当該分野で公知の材料と方法を用いていずれも形成することができる。例えば、この電極は、上記のフレキシブルシートの発光管対向面に銅などを低温スパッタ法、蒸着法、あるいはメッキ法などで形成した後、公知のフォトリソグラフの手法を用いてパターニングを行うことで形成することができる。電極は、この他に、ニッケル、アルミニウム、銀などを用いて形成することもできる。電極の形成方法は上記の他に印刷法などを用いてもよい。
【0018】
この電極は、発光管の内部にその長手方向に沿って複数の放電領域を形成するように設けられることが望ましい。この観点からは、発光管アレイの表示面側に位置する支持体の発光管対向面に、発光管の長手方向に交差する方向に形成された主電極と、発光管アレイの背面側に位置する支持体の対向面に、発光管の長手方向に沿って形成されたデータ電極とで構成することが望ましい。
【0019】
端子電極引き出し部は、表示画面の表示領域外で支持体に設けられていればよい。この端子電極引き出し部は、支持体に形成された電極にケーブルの端子が直接接続されるものや、コネクタを介してケーブルに接続されるものなどが含まれる。
【0020】
中継電極引き出し部は、表示画面の表示領域内で支持体に設けられていればよい。この中継電極引き出し部も、支持体に形成された電極にケーブルの端子が直接接続されるものや、コネクタを介してケーブルに接続されるものなどが含まれる。
【0021】
第1ドライバは、端子電極引き出し部に、発光管の内部で放電を発生させることが可能な電圧を印加できるものであればよく、当該分野で公知のドライバを適用することができる。
【0022】
第2ドライバは、中継電極引き出し部に、発光管の内部で放電を発生させることが可能な電圧を印加できるものであればよく、この第2ドライバも、当該分野で公知のドライバを適用することができる。
【0023】
上記構成においては、支持体を、表示面側と背面側から発光管アレイを支持する一対の支持体で構成し、表示面側の支持体に形成された多数の電極を発光管の長手方向に交差する方向に配列してもよい。その場合には、中継電極引き出し部を、発光管の外周面に形成され表示面側の支持体の電極に接触する中継電極パターンとそれに接続された接続ケーブルとで構成することができる。
【0024】
表示面側の支持体を単一の支持体とし、背面側の支持体を発光管の長手方向に沿って分割した複数の支持体としてもよく、その場合には、中継電極パターンの接続ケーブルを、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出すようにすることが望ましい。
【0025】
また、表示面側の支持体と背面側の支持体を発光管の長手方向に沿って分割した複数の支持体としてもよく、その場合にも、中継電極パターンの接続ケーブルを、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出すようにすることが望ましい。
【0026】
この構成である場合、中継電極パターンおよびその接続ケーブルは、分割した一方の表示面側の支持体の端部に位置する発光管に形成された第1電極パターンおよびその接続ケーブルと、他方の表示面側の支持体の端部に位置する発光管に形成された第2電極パターンおよびその接続ケーブルとで構成してもよい。
【0027】
支持体を、表示面側と背面側から発光管アレイを支持する一対の支持体で構成し、表示面側の支持体に形成された多数の電極を発光管の長手方向に交差する方向に配列した構成である場合には、中継電極引き出し部を、表示面側の支持体に形成され、表示面側の支持体の端子電極引き出し部と同形の中間電極引き出し部として構成してもよい。
【0028】
この構成で、表示面側の支持体と背面側の支持体が発光管の長手方向に沿って分割された複数の支持体からなる場合には、中間電極引き出し部を、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出すようにすることが望ましい。
【0029】
表示面側の支持体は、その支持体の電極と平行にさらに分割されていてもよい。
【0030】
背面側の支持体に形成された多数の電極が発光管の長手方向と平行に配列されている場合には、背面側の支持体は、その支持体の電極と交差する方向にさらに分割されていてもよい。そしてこの場合、背面側の各支持体の端部に背面側端子電極引き出し部を設けるようにしてもよい。
【0031】
以下、図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳述する。なお、この発明はこれによって限定されるものではなく、各種の変形が可能である。
【0032】
図1は本発明の発光管アレイ型表示装置の全体構成を示す説明図である。本表示装置は、直径0.5〜5mm程度のガラス製の細管の内部に蛍光体層を配置するとともに放電ガスを封入した発光管を並列に複数配置して、任意の画像を表示する発光管アレイ型表示装置である。
【0033】
この図において、31は前面側(表示面側)の支持体(基板)、32は背面側の支持体(基板)、1は発光管、X,Yは表示電極対(主電極対)、Aはデータ電極(信号電極またはアドレス電極ともいう)である。
【0034】
発光管1の管体はガラス製の細管を用いている。この細管は、円形の断面を有しており、パイレックス(登録商標:米国コーニング社製の耐熱ガラス)を用い、管の外形1.0mm、肉厚0.1mm、長さ400mmで作製したものである。
【0035】
この発光管1の管体である細管は、まず、円筒管をダンナー法で形成し、その円筒管を加熱成型して、作製しようとする細管と相似形のガラス母材を作製する。そして、そのガラス母材を加熱して軟化させながら、リドロー(引き伸ばし)することにより作製している。
【0036】
前面側の支持体31と背面側の支持体32は、PETフィルムのようなフレキシブルシートで作製されている。この前面側の支持体31および背面側の支持体32は、いずれか一方または両方が、ソーダライムガラスなどを用いたガラス製の平板で作製されていてもよい。前面側の支持体31は発光管1の発光を阻害しないように透明であるほうが望ましい。背面側の支持体32は表示のコントラストの関係から、不透明であるほうが望ましい。
【0037】
前面側の支持体31の発光管対向面には表示電極対X,Yが形成されている。この表示電極対X,Yは、それぞれITOやSnO2などの透明電極12と、銅、ニッケル、アルミニウム、クロムなどの金属からなるバス電極13とで構成されている。これらの電極はスパッタ法、蒸着法、メッキ法などで形成したものである。
【0038】
背面側の支持体32の発光管対向面にはデータ電極Aが形成されている。このデータ電極Aは、不透明であってもよいため、ITOやSnO2などを使用せず、ニッケル、銅、アルミニウム、銀などをスパッタ法、蒸着法、メッキ法、印刷法などで形成している。
【0039】
発光管1の内部の放電空間には、三原色R(赤)、G(緑)、B(青)の蛍光体層(図示していない)が一色ごとに設けられ、ネオンとキセノンを含む放電ガスが導入されて、両端が封止され、これにより発光管の内部に放電ガス空間が形成されている。この発光管1が並列に複数配置されて発光管アレイとなっている。データ電極Aは上述したように背面側の支持体32に形成され、発光管1の長手方向に沿って発光管1と接触するように設けられている。表示電極対X,Yは前面側の支持体31に形成され、データ電極Aと交差する方向に、発光管1と接触するように設けられている。表示電極対X,Yと表示電極対X,Yとの間には、非放電領域(非放電ギャップ)21が設けられている。
【0040】
データ電極Aと表示電極対X,Yは、組み立て時に発光管1の下側の外周面と上側の外周面にそれぞれ密着するように接触させるが、その密着性を良くするために、表示電極と発光管面との間に接着剤を介在させて接着してもよい。
【0041】
図2は表示装置を平面的にみた状態を示す説明図である。
発光管1は、R(赤)用の発光管1と、G(緑)用の発光管1と、B(青)用の発光管1との3色の発光管1が、一本ずつ横方向に配列された状態となっている。
【0042】
この表示装置を平面的にみた場合、データ電極Aと表示電極対X,Yとの交差部が単位発光領域(単位放電領域)となる。表示は、表示電極対X,Yのいずれか一本を走査電極として用い、その走査電極とデータ電極Aとの交差部で選択放電を発生させて発光領域を選択し、その発光に伴って当該領域の管内面に形成された壁電荷を利用して、表示電極対X,Y間で表示放電を発生させることで行う。選択放電は、上下方向に対向する走査電極とデータ電極Aとの間の発光管1内で発生される対向放電であり、表示放電は、平面上に平行に配置される表示電極Xと表示電極Y間の発光管1内で発生される面放電である。
このような電極配置により、発光管1の内部には長手方向に複数の発光領域が形成される。
【0043】
図の電極構造では、一つの発光領域に3つの電極が配置された構成であり、表示電極対X,Yによって表示放電が発生される構造であるが、この限りではなく、表示電極X,Yとデータ電極Aとの間で表示放電が発生される構造であってもよい。
【0044】
すなわち、表示電極対X,Yを一本とし、この一本の表示電極を走査電極として用いてデータ電極Aとの間に選択放電と表示放電(対向放電)を発生させる形式の電極構造であってもよい。
【0045】
図3はドライバ(駆動回路)の配置を示す説明図である。
本発光管アレイ型表示装置では、表示電極対X,Yに駆動電圧を印加するドライバを表示装置の左右に設け、データ電極Aに駆動電圧を印加するドライバを表示装置の上下に設けている。
【0046】
具体的には、表示装置の右側に、X側の表示電極(以後、単に「X電極」ということもある)に電圧を印加するX電極ドライバ22を配置し、表示装置の左側に、Y側の表示電極(以後、単に「Y電極」ということもある)に電圧を印加するY電極ドライバ23を配置している。
【0047】
X電極ドライバ22は、表示電極対X,Y間で表示放電を発生させる際に全てのX電極に表示電圧を同時に印加するX電極共通ドライバで構成されている。
Y電極ドライバ23は、Y電極を走査電極として用いて走査用の電圧を順次印加するスキャンドライバと、表示電極対X,Y間で表示放電を発生させる際に全てのY電極に表示電圧を同時に印加するY電極共通ドライバから構成されている。
【0048】
データ電極Aは、電極の長さを短くするために、電極を上下に分け、表示装置の上側に、上側のデータ電極Aに選択用の駆動電圧を印加する上側データドライバ24を配置し、表示装置の下側に、下側のデータ電極Aに選択用の駆動電圧を印加する下側データドライバ25を配置している。
【0049】
以上が本発光管アレイ型表示装置の全体構成であるが、次に電極の詳細構成を説明する。
【0050】
実施形態1
図4は実施形態1の構成を示す説明図である。この図は前面側の支持体が一枚の支持体で形成され、その支持体に形成された表示電極対と発光管との関係を示している。
【0051】
この図において、41aはX電極ドライバ接続部、41bはY電極ドライバ接続部、XTはX電極の端子電極引き出し部、YTはY電極の端子電極引き出し部、1aは中継電極引き出し部が設けられた発光管である。
【0052】
前面側の支持体31の右端には、X電極をX電極ドライバに接続するためのX電極ドライバ接続部41aが設けられ、このX電極ドライバ接続部41aには、X電極の端子電極引き出し部XTが引き出されている。
【0053】
前面側の支持体31の左端には、Y電極をY電極ドライバに接続するためのY電極ドライバ接続部41bが設けられ、このY電極ドライバ接続部41bには、Y電極の端子電極引き出し部YTが引き出されている。
【0054】
表示領域のほぼ中央には、中継電極引き出し部が設けられた発光管(以後、「中継電極付き発光管」ともいう)1aが配置されている。その他の発光管は前述した通常の発光管1である。
【0055】
発光管1aの中継電極引き出し部は、発光管1aの外周面に形成された中継電極パターンとそれに接続された接続ケーブル(後述する)から構成されている。
【0056】
中継電極パターンは、発光管1aの外周面に、表示電極対X,Yと同じピッチで同じ数だけ形成されており、X電極とY電極にそれぞれ接触するようになっている。
【0057】
接続ケーブルには、表示電極用のサブドライバ(第2ドライバ)が接続されている。このサブドライバは、X電極用サブドライバとY電極用サブドライバで構成されており、これらのサブドライバから中継電極パターンを介して、X電極とY電極にそれぞれ駆動電圧を印加するようになっている。
【0058】
本例では、表示領域のほぼ中央に中継電極付き発光管1aを一本だけ配置しているが、これに限らず、複数本の中継電極付き発光管1aを配置してもよい。すなわち、画面サイズが大きく、表示電極対X,Yが非常に長くなる場合には、電圧降下を考慮して、複数本の中継電極付き発光管1aを配置し、第3ドライバ、第4ドライバを用いて、X電極とY電極にそれぞれ駆動電圧を印加するようにしてもよい。
【0059】
図5は中継電極付き発光管の詳細構成を示す説明図、図6は中継電極付き発光管の断面状態を示す説明図である。
これらの図に示すように、発光管1aの外周面に、n本のX電極と、n本のY電極(n:任意の整数)を中継するための中継電極パターン2x,2yが設けられている。中継電極パターン2x,2yは発光管1aの円周方向に形成されているが、データ電極とは接触、あるいは不要な放電が起こらないような配置としている。この中継電極パターン2x,2yは、前面側の支持体に表示電極対を形成する場合と同じ材料および同じ方法で形成することができる。
【0060】
X電極にX電極ドライバから駆動電圧が印加される際には、それと同期して、X電極用のサブドライバからX電極用の中継電極パターン2xに駆動電圧が印加される。また、Y電極にY電極ドライバから駆動電圧が印加される際には、それと同期して、Y電極用のサブドライバからY電極用の中継電極パターン2yに駆動電圧が印加される。
【0061】
本例では、1本の発光管1aにX電極用の中継電極パターン2xとY電極用の中継電極パターン2yとを形成しているが、発光管1aを2本用い、X電極用のパターンとY電極用のパターンとを、それぞれn本ずつ中継するような中継電極パターンとしてもよい。
【0062】
すなわち、2本の発光管1aを用い、一方の発光管1aの外周面にX電極用の中継電極パターン2xをn本形成し、他方の発光管1aの外周面にY電極用の中継電極パターン2yをn本形成するようにしてもよい。
【0063】
図7は中継電極パターンと表示電極対とが接触している状態を示す説明図、図8はその接触部分の詳細を示す説明図である。
上述したように、X電極もY電極も、それぞれ透明電極12とバス電極13で構成されており、X電極のバス電極13に中継電極パターン2xが接触シ、Y電極のバス電極13に中継電極パターン2yが接触するようになっている。
【0064】
表示の際のX電極とY電極間の放電は、隣接する透明電極12間の放電領域(放電ギャップ)20で発生する。そして、隣接するバス電極13間の非放電ギャップ21は、放電が発生しないような距離に設定されている。中継電極パターン2x,2yは、バス電極13の位置に合わせて設けられているので、隣接する中継電極パターン2x,2yと中継電極パターン2x,2yの間隔は非放電ギャップ21の間隔となり、これにより中継電極パターン2x,2y間で不要な放電が発生することはない。
【0065】
図9は表示装置の断面状態を示す説明図である。
前面側の支持体31は一枚の支持体となっているが、背面側の支持体32は、中継電極付き発光管1aとそれに隣接する発光管1との間で分割された支持体となっている。
【0066】
X電極ドライバ接続部41aでは、X電極の端子電極引き出し部がX電極用の接続ケーブル3xに接続され、Y電極ドライバ接続部41bでは、Y電極の端子電極引き出し部がY電極用の接続ケーブル3yに接続される。発光管1aの中継電極パターン2x,2yには、背面側の支持体32の分割位置から中継電極用の接続ケーブル4が接続される。
【0067】
X電極用の接続ケーブル3x、Y電極用の接続ケーブル3y、中継電極用の接続ケーブル4は、全てフレキシブルフな絶縁性のシートからなる支持体に電極パターンが形成されたものである。
【0068】
このように、背面側の支持体32を2分割して隙間を設け、その隙間から中継電極用の接続ケーブル4を差し込み、発光管1aの中継電極パターン2x、2yと導通をとる。
【0069】
図示していないが、X電極用の接続ケーブル3xはX電極ドライバに接続され、Y電極用の接続ケーブル3yはY電極ドライバに接続され、中継電極用の接続ケーブル4はサブドライバに接続される。
【0070】
データ電極Aは、発光管1,1aの長手方向に沿って配置されているので、背面側の支持体32が発光管1,1aの長手方向と平行に分割されていても、データ電極Aの配置に影響を及ぼさない。
【0071】
これにより、表示電極対X,Yの両端からだけでなく、中央部からも駆動電圧を印加することができる。
【0072】
図10は表示電極とドライバとの接続状態を示す説明図である。
X電極ドライバ接続部41aには、X電極の端子電極引き出し部が引き出されており、このX電極の端子電極引き出し部が、X電極用の接続ケーブルを介してX電極ドライバ22に接続されている。
【0073】
Y電極ドライバ接続部41bには、Y電極の端子電極引き出し部が引き出されており、このY電極の端子電極引き出し部が、Y電極用の接続ケーブルを介してY電極ドライバ23に接続されている。
【0074】
発光管1aの中継電極パターン2x、2yは、中継電極用の接続ケーブルを介してサブドライバ43に接続されている。このサブドライバ43は、前述したように、X電極用サブドライバ43aとY電極用サブドライバ43bで構成されており、これらのサブドライバ43a,43bから中継電極パターン2x、2yを介して、X電極とY電極にそれぞれ駆動電圧が印加される。
【0075】
図11は表示装置のドライバの配置を示す説明図である。この図は表示装置を背面側から見た状態を示している。
X電極ドライバ22とY電極ドライバ23の配置については、従来と同じであるが、表示画面中央部の背面側に、X電極用サブドライバ43aとY電極用サブドライバ43bが設けられている点が従来と異なっている。ノイズの防止や、電圧降下防止の観点から、X電極用サブドライバ43aとY電極用サブドライバ43bは、できるだけ中継電極付き発光管1aの近傍に配置しておくことが望ましい。
【0076】
背面側の支持体32が2枚に分割されているため、データ電極Aは、第1下側データドライバ25aと第2下側データドライバ25bとに分けて配置している。図3ではデータ電極Aは上下に分割しているが、この図のように、各データ電極Aを連続した1本のデータ電極Aとし、上側と下側のいずれか一方にデータドライバを設けるようにしてもよい。
【0077】
このように、サブドライバを設ける場合、ドライバ1つ当りの駆動能力は小さくて済む。この例では、X電極ドライバとY電極ドライバは、従来の半分の駆動能力でよいので、ドライバ1つ当りのサイズ、コストとも、従来の半分程度になる。
【0078】
実施形態2
図12は実施形態2の表示装置の構成を示す説明図である。この図は前面側の支持体が複数枚の支持体で形成された状態を示し、その状態における表示電極対と発光管との関係を示している。
【0079】
実施形態1では、前面側の支持体31として、1枚の連続した支持体を用いたが、本実施形態では、支持体を複数の支持体31a,31b,31cに分割し、支持体31a,31b,31cの分割位置に中継電極付き発光管1aを配置した構成となっている。
【0080】
分割位置に配置された4本の中継電極付き発光管1aには、それぞれ中継電極パターンが形成され、その中継電極パターンには接続ケーブルが接続され、その接続ケーブルには、それぞれ異なったサブドライバが接続されている。その他の点については実施形態1と同じである。
【0081】
この構成であれば、表示装置のサイズ、解像度を、分割された表示電極単位で自由に拡大することができ、その拡大に応じてドライバを付加してゆくことができる。これにより、表示装置のサイズ、解像度を拡大したときも、駆動電圧の電圧降下を防止することができ、輝度ムラのない表示装置とすることができる。
【0082】
実施形態3
図13は実施形態3の表示装置の構成を示す説明図である。
本実施形態では、前面側の支持体31を、表示電極対X,Yの配列方向と平行に分割している。
【0083】
各前面側の支持体31の右端には、X電極をX電極ドライバに接続するためのX電極ドライバ接続部41aが設けられ、このX電極ドライバ接続部41aには、X電極の端子電極引き出し部XTが引き出されている。
【0084】
各前面側の支持体31の左端には、Y電極をY電極ドライバに接続するためのY電極ドライバ接続部41bが設けられ、このY電極ドライバ接続部41bには、Y電極の端子電極引き出し部YTが引き出されている。
【0085】
これにより、前面側の支持体1枚あたりのサイズが小さくなるので、一枚ものの大きなサイズの支持体を用意し、それに電極を形成する場合と比較して、コストの低下を図ることができる。また、一枚ものの大きなサイズの支持体を発光管アレイに一度で貼り付ける場合と比較して、泡かみ、異物のかみこみなどの障害が起きる確率を下げることができる。
【0086】
実施形態4
図14(a)および図14(b)は実施形態4の表示装置の構成を示す説明図である。図14(a)は表示装置の平面状態を示し、図14(b)は発光管の長手方向に交差する方向の断面状態を示している。
【0087】
本実施形態では、前面側の支持体31を表示電極対X,Yの配列方向と平行に分割し、さらに表示電極対X,Yと垂直な方向にも2分割している。
【0088】
表示領域のほぼ中央には、2本の端部用の発光管1bが配置され、それらの発光管1bと発光管1bの間から、2つの中継電極引き出し部が、前面側の支持体31とともに表示装置の背面側に引き出されている。
【0089】
これらの中継電極引き出し部は、端子電極引き出し部XT,YTと同形の中間電極引き出し部となっている。すなわち、Y電極の端子電極引き出し部YTと同形のY電極の中間電極引き出し部YSと、X電極の端子電極引き出し部XTと同形のX電極の中間電極引き出し部XSとなっている。
【0090】
このように、前面側の支持体31を表示電極対X,Yの配列方向と垂直な方向に分割した場合には、表示電極対X,Yの長さが短くなるので、実施形態4の効果に加えて、さらに、駆動電圧の電圧降下による輝度ムラを防止することができる。
【0091】
実施形態5
図15(a)および図15(b)は実施形態5の表示装置の構成を示す説明図である。図15(a)は表示装置の平面状態を示し、図15(b)は発光管の長手方向に交差する方向の断面状態を示している。
【0092】
本実施形態では、前面側の支持体31を表示電極対X,Yの配列方向と平行に分割し、さらに表示電極対X,Yと垂直な方向に4分割している。この例では4分割しているが、4分割以上してもよい。
【0093】
X電極の中間電極引き出し部XSと、Y電極の中間電極引き出し部YSとは、前面側の支持体31とともに、発光管1bと発光管1bの間から、表示装置の背面側に引き出されている。
【0094】
そして、X電極の中間電極引き出し部XSと、Y電極の中間電極引き出し部YSとは、表示装置の背面側で、それぞれサブドライバ22,23に接続されている。各サブドライバ22,23は、X電極ドライバ22とY電極ドライバ23とで構成されている。
【0095】
実施形態6
図16(a)および図16(b)は実施形態6の表示装置の構成を示す説明図である。図16(a)は表示装置の平面状態を示し、図16(b)は表示装置の側面状態を示している。
【0096】
本実施形態では、背面側の支持体32をデータ電極Aの長手方向と平行に分割している。そして、各データ電極Aを、上側データドライバ24と下側データドライバ25に接続している。この図では各データ電極Aの両端が、上側データドライバ24と下側データドライバ25に接続されているが、少なくとも一端が上側データドライバ24と下側データドライバ25とのいずれか一方に接続されていればよい。
【0097】
これにより、背面側の支持体1枚あたりのサイズが小さくなるので、一枚ものの大きなサイズの支持体を用意して、それに電極を形成する場合と比較して、コストの低下を図ることができる。また、一枚ものの大きなサイズの支持体を発光管アレイに一度で貼り付ける場合と比較して、泡かみ、異物のかみこみなどの障害が起きる確率を下げることができる。
【0098】
実施形態7
図17(a)および図17(b)は実施形態7の表示装置の構成を示す説明図である。図17(a)は表示装置の平面状態を示し、図17(b)は表示装置の側面状態を示している。
【0099】
本実施形態では、背面側の支持体32をデータ電極Aの配列方向と平行に分割し、さらにデータ電極Aと垂直な方向にも2分割している。
【0100】
このように、背面側の支持体32をデータ電極Aの配列方向と垂直な方向に分割した場合には、データ電極Aの長さが短くなるので、実施形態6の効果に加えて、さらに、駆動電圧の電圧降下による輝度ムラを防止することができる。
【0101】
実施形態8
図18(a)および図18(b)は実施形態8の表示装置の構成を示す説明図である。図18(a)は表示装置の平面状態を示し、図18(b)は表示装置の側面状態を示している。
【0102】
本実施形態では、背面側の支持体32をデータ電極Aの配列方向と平行に分割し、さらにデータ電極Aと垂直な方向に3分割している。この例では3分割しているが、3分割以上してもよい。
【0103】
中間に位置するデータ電極Aの中間電極引き出し部は、表示装置の背面側に引き出され、それぞれデータ電極用の上側サブデータドライバ24cと下側サブデータドライバ25cに接続されている。
【0104】
この図では中間に位置する各データ電極Aの両端が、上側サブデータドライバ24cと下側サブデータドライバ25cに接続されているが、少なくとも一端が上側サブデータドライバ24cと下側サブデータドライバ25cとのいずれか一方に接続されていればよい。
【0105】
実施形態9
図19(a)および図19(b)は実施形態9の表示装置の構成を示す説明図である。図19(a)は表示装置の平面状態を示し、図19(b)は表示装置の側面状態を示している。
【0106】
本実施形態では、前面側の支持体31と背面側の支持体32との双方を分割している。すなわち、前面側の支持体31を表示電極対X,Yの配列方向と平行に2分割するとともに、表示電極対X,Yと垂直な方向に4分割し、全部で8分割している。
【0107】
そして、背面側の支持体32をデータ電極Aの配列方向と平行に4分割するとともに、データ電極Aと垂直な方向に3分割し、全部で12分割している。
【0108】
前面側の支持体31と背面側の支持体32は、上述の例以上に分割してもよい。ただし、中間電極引き出し部は、前面側の支持体31とともに、発光管の間から表示装置の背面側へ引き出さなければならないため、前面側の支持体31の電極長手方向に垂直な方向への分割数mと、背面側の支持体32の電極長手方向に対して平行な方向への分割数nとは、nがmの自然数倍である必要がある。
【0109】
以上述べたように、表示領域内で中継電極引き出し部や中間電極引き出し部を設けることにより、表示電極に印加する駆動電圧やデータ電極に印加する駆動電圧の電圧降下を防止することができるので、輝度ムラのない表示装置とすることができる。
【0110】
また、支持体1枚あたりのサイズが小さくなるので、一枚ものの大きなサイズの支持体を用意して、それに電極を形成する場合と比較して、コストの低下を図ることができる。また、一枚ものの大きなサイズの支持体を発光管アレイに一度で貼り付ける場合と比較して、泡かみ、異物のかみこみなどの障害が起きる確率を下げることができる。
【0111】
【発明の効果】
本発明によれば、画面サイズの大きい発光管アレイ型表示装置であっても、表示画面の表示領域内の任意の位置の中継電極引き出し部を介して、第2ドライバから電極に駆動電圧を印加することができるので、駆動電圧の電圧降下を防止して、表示ムラのない表示装置とすることができる。また、電極を太くする必要がないので、発光管の発光を阻害せず、輝度が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光管アレイ型表示装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明の表示装置を平面的にみた状態を示す説明図である。
【図3】本発明の表示装置のドライバの配置を示す説明図である。
【図4】実施形態1の構成を示す説明図である。
【図5】実施形態1の中継電極付き発光管の詳細構成を示す説明図である。
【図6】実施形態1の中継電極付き発光管の断面状態を示す説明図である。
【図7】実施形態1の中継電極パターンと表示電極対とが接触している状態を示す説明図である。
【図8】実施形態1の中継電極パターンと表示電極対との接触部分の詳細を示す説明図である。
【図9】実施形態1の表示装置の断面状態を示す説明図である。
【図10】実施形態1の表示電極とドライバとの接続状態を示す説明図である。
【図11】実施形態1の表示装置のドライバの配置を示す説明図である。
【図12】実施形態2の表示装置の構成を示す説明図である。
【図13】実施形態3の表示装置の構成を示す説明図である。
【図14】実施形態4の表示装置の構成を示す説明図である。
【図15】実施形態5の表示装置の構成を示す説明図である。
【図16】実施形態6の表示装置の構成を示す説明図である。
【図17】実施形態7の表示装置の構成を示す説明図である。
【図18】実施形態8の表示装置の構成を示す説明図である。
【図19】実施形態9の表示装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 発光管
1a 中継電極付き発光管
1b 端部用の発光管
2x X電極用の中継電極パターン
2y Y電極用の中継電極パターン
12 透明電極
13 バス電極
20 放電領域
21 非放電領域
22 X電極ドライバ
23 Y電極ドライバ
24 上側データドライバ
24c 上側サブデータドライバ
25 下側データドライバ
25a 第1下側データドライバ
25b 第2下側データドライバ
25c 下側サブデータドライバ
31,31a,31b,31c 前面側の支持体
32 背面側の支持体
41a X電極ドライバ接続部
41b Y電極ドライバ接続部
43a X電極用サブドライバ
43b Y電極用サブドライバ
A データ電極
XS X電極の中間電極引き出し部
XT X電極の端子電極引き出し部
YS Y電極の中間電極引き出し部
YT Y電極の端子電極引き出し部
X,Y 表示電極対

Claims (8)

  1. 内部に放電ガスが封入された複数の発光管を並置することにより表示画面を構成する発光管アレイと、
    発光管アレイを表示面側と背面側との少なくとも一方側から支持するとともに、発光管に電圧を印加するための多数の電極が発光管アレイ対向面にストライプ状に形成された支持体と、
    表示画面の表示領域外で支持体に設けられた端子電極引き出し部と、
    表示画面の表示領域内に設けられた中継電極引き出し部と、
    端子電極引き出し部に電圧を印加する第1ドライバと、
    中継電極引き出し部に電圧を印加する第2ドライバとを備え
    支持体が、発光管アレイを表示面側と背面側から支持する一対の支持体からなり、
    表示面側の支持体に形成された多数の電極が発光管の長手方向に交差する方向に配列され、
    中継電極引き出し部が、発光管の外周面に形成され表示面側の支持体の電極に接触する中継電極パターンとその中継電極パターンに接続された接続ケーブルとからなる発光管アレイ型表示装置。
  2. 表示面側の支持体が単一の支持体からなり、背面側の支持体が発光管の長手方向に沿って分割された複数の支持体からなり、
    中継電極パターンに接続された接続ケーブルが、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出されてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
  3. 表示面側の支持体と背面側の支持体が発光管の長手方向に沿って分割された複数の支持体からなり、
    中継電極パターンに接続された接続ケーブルが、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出されてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
  4. 中継電極パターンおよび中継電極パターンに接続された接続ケーブルが、分割された一方の表示面側の支持体の端部に位置する発光管に形成された第1電極パターンおよび第1電極パターンに接続された接続ケーブルと、他方の表示面側の支持体の端部に位置する発光管に形成された第2電極パターンおよび第2電極パターンに接続された接続ケーブルとで構成されてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
  5. 内部に放電ガスが封入された複数の発光管を並置することにより表示画面を構成する発光管アレイと、
    発光管アレイを表示面側と背面側との少なくとも一方側から支持するとともに、発光管に電圧を印加するための多数の電極が発光管アレイ対向面にストライプ状に形成された支持体と、
    表示画面の表示領域外で支持体に設けられた端子電極引き出し部と、
    表示画面の表示領域内に設けられた中継電極引き出し部と、
    端子電極引き出し部に電圧を印加する第1ドライバと、
    中継電極引き出し部に電圧を印加する第2ドライバとを備え、
    支持体が、発光管アレイを表示面側と背面側から支持する一対の支持体からなり、
    表示面側の支持体と背面側の支持体が、表示画面の領域内で発光管の長手方向と交差する方向に分割され、かつ発光管の長手方向に沿って分割された複数の支持体からなり、
    発光管アレイは、各発光管が表示画面の縦又は横方向にわたって継ぎ目のない一本の発光管からなるとともに、前記分割された複数の支持体によって支持され、
    端子電極引き出し部が表示面側の支持体に設けられ、
    中継電極引き出し部が、表示面側の支持体に形成され表示面側の支持体の端子電極引き出し部と同形の中間電極引き出し部からなり、
    表示面側の支持体に形成された多数の電極が発光管の長手方向に交差する方向に配列され、
    中間電極引き出し部が、背面側の支持体の分割位置から発光管アレイの背後に引き出されてなる発光管アレイ型表示装置。
  6. 表示面側の支持体が、その支持体の電極と平行にさらに分割されてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
  7. 背面側の支持体に形成された多数の電極が発光管の長手方向と平行に配列され、背面側の支持体が、その支持体の電極と交差する方向にさらに分割されてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
  8. 背面側の各支持体の端部に背面側端子電極引き出し部が設けられてなる請求項記載の発光管アレイ型表示装置。
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