JP4799025B2 - Ac型ガス放電表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、AC型ガス放電表示装置の改良に関し、特に、多数の放電細管を並設してなるプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置に適用して不要な電磁輻射を低減する効果のある新しい装置構造に関するものである。
AC型ガス放電表示装置としては1対のガラス基板間に放電ガスを封入し、誘電体層で被覆された電極間のパルス放電で3色の蛍光体を励起してフルカラーの表示を行うプラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)が周知である。しかし、このパネル構成では表示画面の大きさが取り扱うガラス基板の大きさによって制限される問題がある。
そこで管径1mmまたはそれ以下の放電細管を必要本数並べて画面を構成するプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置が提案されている。これは、放電細管の数で画面の大きさを任意に決めることができ、しかも画面自体にすだれのようなフレキシブィリティを持たせることができるので、いわゆる壁面表示を可能にするものとして期待されている。
このようなプラズマ・チューブ・アレイ形式の従来のAC型ガス放電表示装置の一例が特開2003−338245号公報が記載されている。このガス放電表示装置においては、並設された多数の放電細管が1対の電極支持基板の間に挟持された構成となっており、表示面側の電極支持基板には、表示装置の表示品位を向上させるマルチ機能のフィルタ手段が設けられている。
特開2003−338245号公報
ところで通常のPDPでは、ガス放電空間の外囲器を構成する1対のガラス基板の内の背面側基板の裏面に放熱機構を兼ねた金属シャーシを密着配置し、その上に駆動回路基板を実装して表示モジュールを構成していた。実装する駆動回路としては、主として、前面側基板の内面に配列された共通表示電極群Xに対するX側ドライバ回路と、走査・表示電極群Yに対するY側ドライバ回路、並びに背面側基板の内面に配列されたアドレス電極に対するアドレスドライバ回路が含まれる。ここで、上述の各ドライバ回路の接地点または基準電位点は、共通の金属シャーシを通して自ずと互いに接続されることになり、その金属シャーシが表示電極対の交番する放電電流の帰路を構成する。
一方、上述したプラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置では、表示画面のフレキシビリティを確保する観点から装置の裏面に通常のPDPのような金属シャーシを設けるのは困難である。従って、前面側電極支持基板の内面に配列した一方の表示電極群Xの導出端側に配置するX側ドライバ回路と、他方の走査・表示電極群Yの導出端側に配置するY側ドライバ回路とが独立して配置される。従って、両ドライバ回路のそれぞれの接地点間に対となるX電極とY電極の間で流れる交番放電電流の帰路となる接続路(リターンパス)を別に設ける必要がある。
従って、本発明の目的は、AC型ガス放電表示装置において、対となる表示電極群に対する各ドライバ回路の基準電位点相互間に交番する放電電流の帰路となる効果的で合理的な接続構成を提供することである。
本発明の別の目的は、簡単な構成でコントラストを改善し、不要電磁輻射を低減したプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置を提供することである。
簡単に述べると、本発明は、放電細管を並べて構成するプラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置では、表示電極対を支持する前面側の電極支持基板として、通常のPDPのような放電ガスの容器としての機能を持たせる必要がないので、厚さ1mm前後の薄いシートを用いることができる点に着目し、通常は電極支持基板の表裏面間の距離に起因する視差の問題から表示電極対と同一面の隣接表示ライン間に形成していたストライプ状の遮光膜(ブラックストライプ)を、表示電極対の形成面とは異なる外側表面に遮光性の導電膜として形成し、これを表示電極対間に流れる放電電流の帰路として利用するという考え方に基づくものである。
本発明の特徴によれば、並設された複数本の放電細管を挟持して該放電細管と交差する方向に延びる複数の表示電極対が内側表面に形成された透明な前面側基板と、前記放電細管の長手方向に沿って前記複数の表示電極と交差する方向に延びる複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板と、を有するプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置において、前記前面側基板の外側表面に、前記表示電極対の間の位置に対応してそれぞれ遮光性の導電膜が設けられる。また、前記複数の表示電極対を構成する一方の表示電極は前記前面側基板の一方の端部に導出されて一方のドライバ回路に接続され、他方の表示電極は前記前面側基板の他方の端部に導出されて他方のドライバ回路に接続され、前記一方のドライバ回路と他方のドライバ回路の基準電位点が前記遮光性の導電膜を通して共通接続される。さらに、前記遮光性の導電膜は対となる表示電極間に流れる放電電流の帰路を構成する。
本発明によれば、AC型ガス放電表示装置を構成する前面側電極支持基板の外側表面に、各表示電極対と近接した位置関係で形成したストライプ状の遮光性導電膜が対となる表示電極間に流れる交番放電電流の帰路として機能し、表示電極と逆方向の電流路を構成するので、不要な電磁輻射を低減することができる。また、ストライプ状の遮光性導電膜が表示電極対の形成面とは別の面にあって当該表示電極対で画定された表示ライン間におけるいわゆるブラックストライプの機能を呈するので、安価な構成で表示のコントラストを高めることができる。
以下本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明の実施形態による、典型例のAC型ガス放電表示装置を用いた表示モジュール60の構成を示している。表示モジュール60は、縦方向に延びる放電細管をm本分横に並べ、これを該放電細管のそれぞれの長手方向に沿ったm本のアドレス電極A1〜Amを有する背面側電極支持基板と、放電細管を横切って横方向に延びるn本の表示電極対X1〜Xn、Y1〜Ynを有する前面側電極支持基板で挟持してm×n個の放電セルのマトリクス・アレイからなる表示面を有するプラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置10を備える。またこのガス放電表示装置10の放電セルのマトリクス・アレイを選択的に発光させて所望の画像を表示させるためのドライブユニット50を具えており、モジュール全体として例えばテレビジョン受像機、コンピュータ・システムのモニタ等に利用される。
なお、図1では図面を簡単化するためにプラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置10の電極配置のみを模式化して示しており、その全体の具体的構成については、本発明の特徴部分を含めて後述する。
ドライブユニット50は、ドライバ制御回路51、データ変換回路52、電源回路53、X電極ドライバ回路またはXドライバ回路61、Y電極ドライバ回路またはYドライバ回路64、およびアドレス電極ドライバ回路またはAドライバ回路68を含んでおり、場合によってROMを含み得る集積回路の形態で実装される。Xドライバ回路61、Yドライバ回路64およびAドライバ回路68は、共通基準電位または接地電位GNDに結合されている。ドライブユニット50には、TVチューナまたはコンピュータのような外部装置からR,GおよびBの3原色の発光強度を示すフィールドデータDfが各種の同期信号とともに入力される。フィールドデータDfはデータ変換回路52の中のフィールドメモリに一時的に記憶される。データ変換回路52は、フィールドデータDfを階調表示のためのサブフィールドデータDsfに変換してAドライバ回路68に供給する。サブフィールドデータDsfは、1セル当たり1ビットの表示データの集合であって、その各ビットの値は該当する1つのサブフィールドSFにおける各セルの発光の要否を表す。
Xドライバ回路61は、表示面を構成する複数の放電セルの壁電圧を初期状態にするために表示電極Xに初期化のための電圧を印加するリセット回路62と、放電セルに表示放電を生じさせるために表示電極Xにサステイン・パルスを印加するサステイン回路63とを含んでいる。Yドライバ回路64は、表示電極Yに初期化のための電圧を印加するリセット回路65と、アドレッシングにおいて表示電極Yに順次スキャンパルスを印加するスキャン回路66と、放電セルに表示放電を生じさせるために表示電極Yにサステイン・パルスを印加するサステイン回路67とを含んでいる。Aドライバ回路68は、表示データに応じてサブフィールドデータDsfによって指定されたアドレス電極Aにアドレスパルスを印加する。
図2は、プラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置10の典型例の放電セル構造を示している。表示装置10は、外径およそ1mm程度で肉厚数十またはおよそ80μm程度の円形または楕円形の放電細管11を所要本数並設し、その上下を樹脂またはガラスの薄い電極支持基板14と16で挟持した構成を有する。個々の放電細管11の内部にはRGBの蛍光体のいずれかと放電用の混合ガスが封入されて両端が封じられており、各色の放電細管11R、11G、11B、・・・がこの順序で繰り返し配列されている。
透明な樹脂またはガラスからなる前面側の電極支持基板14の内側表面には、n行m列の放電セルの各行(表示ライン)を画定するよう表示電極対15を構成する表示電極XおよびYが配置されている。また背面側の電極支持基板16の上面には放電細管の本数に対応したアドレス電極セット17を構成するアドレス電極Aが各放電細管11に沿って配置されている。この図において、表示電極XおよびYの添字jは任意の行の位置を示し、またアドレス電極Aの添字iは任意の列の位置を示す。詳細には図示していないが各表示電極XおよびYは、隣接する対向部に面放電スリットを形成する透明導電膜部分とその反対側の端縁部に重ねられた金属膜バス電極部分とからなる。透明な表示電極対部分を個々の放電細管の外表面に形成し、前面側電極支持基板には各放電細管の行毎の表示電極対間を横につなぐ金属バス電極のみを設けるようにしてもよい。このようにして、各表示電極対15とアドレス電極Aとの交差部に対応した放電細管内に表示単位となる放電セルが画定され、横に並ぶRGB3色の放電セルで1画素が構成される。
図3は、本発明の実施形態による、前面側電極支持基板14の模式的構成を示す斜視図である。本発明では、図3の模式図に示すように前面側電極支持基板14の外側面の表示ライン間の領域に対応する位置に遮光性導電材料からなるストライプ状の膜18を形成する。即ち、図3において、PETなどの樹脂またはガラスからなる厚さ1mm程度のシート状基板14の放電細管11と接する内面上には、当該放電細管内で放電を生ずるような放電スリットDsを隔てた対となる透明な表示電極XとYが、放電しない程度の広さの逆スリットRsを隔ててnライン分設けられている。表示電極対の逆スリット側には、一般的なPDPの構成と同様に図示しない金属バス電極が設けられている。基板14の外面上には表示電極対15の間の逆スリット部Rsに対応して本発明の特徴とする黒色または暗色の遮光性導電膜18がストライプ状に形成されている。この場合、ブラックストライプとして機能するこの遮光性導電膜18は、さらにそれぞれの両端縁が共通導体19に接続され、基準電位点GNDxおよびGNDyへの端子に導出されている。複数の遮光性導電膜18と共通導体19は、例えば黒化クロムまたは炭素のような、黒色または暗色の導電性材料を含む遮光性の導電膜で形成される。あるいは、それは黒色顔料を添加した銀ペーストを用いて形成することもできる。
このような遮光性導電膜18のパターニングは、前述の材料に感光性を付与した黒色の導電性ペーストを基板外面に塗布した後、ホトリソグラフィ法で所定のストライプパターンに整形して、または黒色導電性のインクでストライプ状の遮光膜を印刷して、形成することができる。或いは、黒色のまたは後から黒化処理可能な金属膜をいったん全面に蒸着した後で、ホトリソグラフィ法でパターニングしてストライプ状の遮光性導電膜を形成してもよい。また、この遮光性導電膜のパターンは、逆スリット対応部Rsを完全に覆う幅を持っていてもよく、または逆スリットに隙間を空けて中央部に線状に形成したものであってもよい。いずれにしても、この場合、遮光性導電膜18は、表示電極対極対XYの形成面とは異なる面に設けられるので、その形成作業において物理的な位置合わせの関係および材料相互の化学的な反応の関係に配慮する必要がなく、低コストで形成が可能となる。
次に、この種のAC型ガス放電表示装置の駆動法の一例について説明すると、1つのピクチャ(映像)は典型的には1フレーム期間で構成されており、インターレース型走査では1フレームが2つのフィールドで構成され、プログレッシブ型走査では1フレームが1つのフィールドで構成されている。また、通常のテレビジョン方式による動画表示のためには1秒間に30フレームの表示が必要である。そこでこの種ガス放電表示装置10による表示では、2値の発光制御によって階調を持ったカラー再現を行うために、典型的にはそのような1フィールドFをq個のサブフィールドSFの集合に置き換える。しばしば、これらサブフィールドSFに順に20,21,22,...2q-1等の異なる重みを付けて各サブフィールドSFの表示放電の回数を設定する。サブフィールド単位の発光/非発光の組合せでR,GおよびBの各色毎にN(=1+21+22+...+2q-1 )段階の輝度設定を行うことができる。このようなフィールド構成に合わせてフィールド転送周期であるフィールド期間Tfをq個のサブフィールド期間Tsfに分割し、各サブフィールドSFに1つのサブフィールド期間Tsfを割り当てる。さらに、サブフィールド期間Tsfを、初期化のためのリセット期間TR、アドレッシングのためのアドレス期間TA、および発光のための表示期間TSに分ける。典型的には、リセット期間TRおよびアドレス期間TAの長さが重みに係わらず一定であるのに対し、表示期間TSにおけるパルス数は重みが大きいほど多く、表示期間TSの長さは重みが大きいほど長い。この場合、サブフィールド期間Tsfの長さも、該当するサブフィールドSFの重みが大きいほど長い。
図4は、本発明の実施形態による、Xドライバ回路61、Yドライバ回路64およびAドライバ回路68の出力駆動電圧波形の概略的な駆動シーケンスを例示している。なお、図示の波形は一例であり、振幅、極性およびタイミングを様々に変更することができる。
リセット期間TR、アドレス期間TAおよびサステイン期間TSの順序は、q個のサブフィールドSFにおいて同じであり、駆動シーケンスはサブフィールドSF毎に繰り返される。各サブフィールドSFのリセット期間TRにおいては、全ての表示電極Xに対して負極性のパルスPrx1と正極性のパルスPrx2とを順に印加し、全ての表示電極Yに対して正極性のパルスPry1と負極性のパルスPry2とを順に印加する。パルスPrx1,Pry1およびPry2は微小放電が生じる変化率で振幅が漸増するランプ波形または鈍波パルスである。最初に印加されるパルスPrx1およびPry1は、前サブフィールドSFにおける発光/非発光に係わらず全ての放電セルにいったん同一極性の適度の壁電荷を生じさせるために印加される。引き続き適度の壁電荷が存在する放電セルにパルスPrx2およびPry2を印加することにより、この壁電荷を維持パルスでは再放電しないレベル(消去状態)まで減少させるように調整する。セルに加わる駆動電圧は、表示電極XおよびYに印加されるパルスの振幅の差を表す合成電圧である。
アドレス期間TAにおいては、発光させる放電セルのみに放電維持に必要な壁電荷を形成する。全ての表示電極Xおよび全ての表示電極Yを所定電位にバイアスした状態で、行選択期間(1行分のスキャン時間)毎に選択行に対応した表示電極Yに負極性のスキャンパルス−Vyを印加する。この行選択と同時にアドレス放電を生じさせるべき選択セルに対応したアドレス電極AのみにアドレスパルスVaを印加する。つまり、選択行jのm列分のサブフィールドデータDsfに基づいてアドレス電極A1〜Amの電位を走査ライン毎に2値制御する。これによって、選択セルでは表示電極Yとアドレス電極Aとの間で放電細管内にアドレス放電が生じる。そのアドレス放電によって書き込まれた表示データが放電細管のセル内壁に壁電荷の形で記憶され、その後のサステイン・パルスの印加により表示電極X−Y間の面放電が生じる。
サステステイン期間TSにおいては、最初に先のアドレス放電で生じた壁電荷と加算されて維持放電を発生する極性(図の例では正極性)のサステイン・パルスPsを印加する。その後、表示電極Xと表示電極Yとに対して交互にサステイン・パルスPsを印加する。サステイン・パルスPsの振幅は維持電圧Vsである。サステイン・パルスPsの印加によって、所定の壁電荷が残存する放電セルにおいて面放電が生じる。サステイン・パルスPsの印加回数は、上述したようにサブフィールドSFの重みに対応する。なお、サステイン期間TS全体にわたって不要な対向放電を防止するために、アドレス電極Aをサステイン・パルスPsと同極性の電圧Vasにバイアスする。
図5は、本発明によるAC型ガス放電表示装置における放電電流の流れを説明するための概略的正面図であり、矢印は放電電流の方向を示している。この図5から明らかなように本発明においては図1に示した表示モジュール60のYドライバ回路51の基準電位点GNDyとXドライバ回路61の基準電位点GNDxの間を遮光性導電膜18で共通接続した構成をとっている。
図5はYドライバ回路64によってY電極Yjに正極性のサステイン電圧を印加したときの状態を示しており、放電電流は、Yドライバ回路64から、Y電極に供給され、放電シンボルDgで示す放電セルを経て対となるX電極Xjを通りXドライバ回路61へと流れる。さらに、この放電電流はXドライバ回路61の基準電位点GNDxから遮光性導電膜18を通ってYドライバ回路64の基準電位点GNDyへと戻るように流れる。一方、Xドライバ回路64によってX電極に正極性のサステイン電圧を印加したときは、図の矢印とは逆の方向に放電電流が流れることになる。この場合、黒色または暗色の遮光性電導膜18は表示電極対41との間の距離が小さいので、表示電極対41と遮光性導電膜18を互いに逆方向に流れる電流が互いに相殺しあって有害な不要電磁輻射波の発生が抑制されるようになる。さらに、遮光性導電膜18は基板16の外側表面に表示ラインと同じ配列ピッチで設けられて共通に基準電位点GNDxおよびGNDyに結合されるので、それ自体が電磁波シールド効果を発揮する。従って、場合によっては従来装置前面に機能フィルタの一部として別に設けていた電磁シールド膜を不要とすることも可能である。
図6は、本発明によるAC型ガス放電表示装置10の前面側電極支持基板14の光学的特徴を説明するための概略側断面図を示している。主としてプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置を対象とする本発明においては、前面側電極支持基板14として通常のPDPのそれに比べて薄い厚さ1mm程度の樹脂シートまたはガラスシートを用いるので、当該基板の外面に遮光性導電膜18を設けてもその内面に接する放電細管内のセルの放電Dgに対する視野角θの制限は僅かである。一方、当該遮光性導電膜18のパターンおよびプロセスの自由度が高いので、視野角への影響を最小化した状態でブラックストライプ本来の表示品質改善機能を果たすことができる。
本発明の実施形態によれば、ストライプ状の遮光性導電膜18を前側ガラス基板14の外側表面に形成し、それによってコントラストの改善されたガス放電表示装置を簡単な構成で安価に提供することができる。また、当該ストライプ状の遮光性導電膜46をX側とY側ドライバ回路の基準電位点に共通接続して、不要な電磁波の発生を抑制することができる。
以上説明した実施形態はプラズマ・チューブ・アレイ形式のガス放電表示装置を典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。例えば、一般的なPDPを始めとして無機または有機ELや電圧の印加により電荷を蓄積することで文字などを表示させる電子ペーパーでも本発明を適用可能である。
図1は、本発明の実施形態による、典型例の表示モジュールの構成を示している。 図2は、プラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置の概略的構造を示している。 図3は、本発明の実施形態による、前面側電極支持基板の模式的構成を示す斜視図である。 図4は、Xドライバ回路、Yドライバ回路およびAドライバ回路の出力駆動電圧波形の概略的な駆動シーケンスを例示している。 図5は、本発明の前面側電極支持基板における放電電流の流れを説明する概略平面図である。 図6は、本発明によるAC型ガス放電表示装置の前面側基板の光学的特徴を説明するための概略側断面図である。
符号の説明
10 ガス放電表示装置
14 前面側電極支持基板
16 背面側電極支持基板
18 遮光性導電膜
19 共通導体
Ai アドレス電極
Xj、Yj 表示電極
GNDx、GNDy 基準電位点

Claims (2)

  1. 並設された複数本の放電細管を挟持して該放電細管と交差する方向に延びる複数の表示電極対が内側表面に形成された透明な前面側基板と、前記放電細管の長手方向に沿って前記複数の表示電極と交差する方向に延びる複数の信号電極が内側表面に形成された背面側基板と、を有するプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC駆動型ガス放電表示装置であって、
    前記前面側基板の外側表面に、前記各表示電極対の間の位置に対応してそれぞれ遮光性の導電膜が形成され
    前記複数の表示電極対を構成する一方の表示電極が前記前面側基板の一方の端部に導出されて一方のドライバ回路に接続され、他方の表示電極が前記前面側基板の他方の端部に導出されて他方のドライバ回路に接続され、前記一方のドライバ回路と他方のドライバ回路の基準電位点が前記遮光性の導電膜を通して共通接続され、
    前記遮光性の導電膜が対となる表示電極間に流れる放電電流の帰路を構成してなることを特徴とする、プラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置。
  2. 前記遮光性の導電膜はそれぞれ隣接する表示電極対間でストライプ状に延びる黒色の導電材料からなり、かつ両端部がそれぞれ共通接続されていることを特徴とする、請求項1に記載のプラズマ・チューブ・アレイ形式のAC型ガス放電表示装置。
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