JP4180694B2 - 自動改札装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線カードを情報記録媒体とした自動改札装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、情報記録媒体としてICカードの信頼性向上のため、機械的な接点部をなくし、電磁結合を用いて非接触に電源、データの送受信を行う非接触式ICカード(以下、無線カードと呼ぶ)が考案されている。このよう無線カードは、2つの結合コイルを具備し、ASK(Ampulitude Shift Keying)変調方式により変調された信号を磁気変動を通じて受信し、その搬送波を整流することにより、無線カード内の電源電圧を供給するようになっている。また、この2つの結合コイルの負荷を変動させることにより発生する磁気変動により信号を送信している。
【0003】
このような信頼性の高い無線カードは、例えば、定期券、SF(Storedfare)カードとして広く適用可能である。
無線カードを定期券とSFカードとに適用する場合を考える。この場合、カード発行機にて無線カードに定期券情報(区間、有効期間等)とSFカード情報(前払い金額等)等の発券情報を書込んで定期券およびSFカードとして発行する。利用者は、この発行情報の書き込まれた無線カードを用いて、鉄道、地下鉄を利用したり、物品を購入することができる。すなわち、鉄道等の交通機関に定期券として利用する場合には、駅構内へ入場・出場の際に当該無線カードを自動改札装置に通し、自動改札装置は、当該無線カードから定期券情報を読み取って当該ユーザの入出場の可否を判定する。また、乗車券を購入する場合には、発券装置は、当該無線カードからSFカード情報を読み出して、必要な料金を差し引き、残額を無線カードに書き込む。さらに、物品購入の際には、店舗に設けられている所定のPOS端末装置は、利用者から差し出された無線カードからSFカード情報を読み出して、購入金額を差し引き、残額を無線カードに書き込む。SFカード情報の残額が不足した場合には、リロード機にて金額の積み増しを行えばよい。すなわち、当該無線カードを所定のリロード機に挿入して、所望する金額を入金するとともに、当該入金額に相当するSFカード情報、デポジット額の更新を行えばよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
無線カードを定期券、SFカードに用いる場合、当該無線カードと、カード発行機、自動改札装置、POS端末装置、リロード機との間で受け渡しされる情報データの整合性を保つことが重要となる。例えば、利用者個別の当該無線カードの利用履歴は、当該SFカードを発行する側からすれば、利用料金を確実に徴収するための保証となり得るし、利用者の側からすれば万一無線カードが破損した際にSFカードの残額の保証となり得るであろう。
【0005】
そこで、本発明は、無線カードを媒体とする料金支払い等の利用履歴を一元管理して、事前に支払われた料金の残高を保証するとともに、料金の収受も確実に行え、信頼性の高い自動改札装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の自動改札装置は、少なくとも個人識別情報を含む個人情報と、事前に支払われた金額としての第1の金額情報と、一時預け入れ金額で、必要に応じて利用者に返却可能な金額としての第2の金額情報とが記録された情報記録媒体を列車の乗車定期券として改札する自動改札装置において、前記情報記録媒体に記録された乗車定期券情報と乗降駅情報とに基づき乗車精算額を求める乗車精算額算出手段(S36、201)と、この乗車精算額算出手段により求められた乗車精算額が前記第1の金額情報よりも大きいか否かを判定する第1の判定手段(S37、201)と、この第1の判定手段による判定の結果、乗車精算額が第1の金額情報よりも小さい場合、当該乗車精算額に基づき前記第1の金額情報を引き落とし更新する第1の更新手段(S41、201)と、前記第1の判定手段による判定の結果、乗車精算額が第1の金額情報よりも大きい場合、前記第2の金額情報が存在するか否かを判定する第2の判定手段(S38、201)と、この第2の判定手段による判定の結果、前記第2の金額情報が存在しない場合、前記乗車精算額から前記第1の金額情報を差し引くことで求めた不足額に基づき前記第1の金額情報をマイナス残額で更新する第2の更新手段(S41、201)と、前記第2の判定手段による判定の結果、前記第2の金額情報が存在する場合、前記乗車精算額から前記第1の金額情報を差し引くことで不足額を求め、この求めた不足額が前記第2の金額情報よりも小さい場合、当該不足額に基づき前記第2の金額情報を引き落とし更新するとともに、前記第1の金額情報を「0」に更新し、前記求めた不足額が前記第2の金額情報よりも大きい場合、当該不足額に基づき前記第1の金額情報をマイナス残額で更新する第3の更新手段(S39、S40、S41、201)と、前記情報記録媒体の利用履歴を個人毎に一元管理する管理装置へ個別の乗降履歴情報を転送する転送手段(201,206)とを具備している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態にかかる無線カードを情報記録媒体とした料金収受システムの構成例を示したもので、当該システムに適用される無線カードは列車の乗車定期券を兼ね、事前に支払われた金額としてのSFカード額、預け入れられた返却可能な金額としてのデポジット額等の所定の発券情報が書き込まれている。当該システムの利用者は、この無線カードを用いて、所定の列車の利用、物品の購入が行えるようになっている。
【0017】
例えば、列車路線上の各駅には、1または複数のカード発行機3、自動改札装置4、物品購入の際に購入代金の収受を行うためのPOS(Point of Sales)端末装置5、SFカード額の積み増し等を行うリロード機6が設置されている。これらの装置は、さらに、各駅毎に少なくとも1つある駅管理集計装置2に接続されていて、上記各装置からの情報をその管轄駅単位で集計するようになっている。全ての駅管理集計装置2は、ホストコンピュータ(以下、簡単にホストと呼ぶ)1に接続されている。
【0018】
図2に示すように、カード発行機3は、無線カードに利用者個人情報および発券情報を書込み、当該無線カードを定期券およびSFカードとして利用可能にする。発券情報は、発行日、発行駅、定期券区間情報、定期券の有効期間、第1の金額情報としてのSFカード額(前払い金額)、第2の金額情報としてのデポジット額(一時預け入れ金額で、必要に応じて利用者に返却可能)等の情報から構成されている。また、利用者個人情報は、当該利用者の氏名、年齢、性別、電話番号、ID番号等の利用者個別の情報から構成されている。これら情報の全てまたは一部は、利用者の申請により利用者個人あるいは駅係員により、カード発行機3に入力されて、当該利用者の所持する無線カードに書き込まれる。その際、利用者は、申請した定期券区間、その有効期間、SFカード額に見合う料金をカード発行機3に入金する必要がある。発券情報、利用者個人情報は、当該利用者の発行装置3の利用履歴として上位装置(すなわち、駅管理集計装置2を経由してホスト1)に転送される。ID番号は、当該料金収受システムを利用するための各利用者に割り当てられる識別番号である。
【0019】
自動改札装置4は、駅構内に入出する際には、利用者から差し出される無線カードから定期券区間情報、有効期間等を読取り、当該利用者の入場の可否を判定する。例えば、駅構内から出場する際には、利用者から差し出される無線カードから定期券区間情報、有効期間等を読取り、当該利用者の出場の可否を判定し、定期券区間外での降車である場合には、乗車料金の精算額の算出と、精算に伴う無線カードに記録されているSFカード額あるいはデポジット額の更新処理を行う。このような各利用者毎の乗降情報(入場駅、入場日時、出場駅、出場日時、乗車精算額、更新されたSFカード額・デポジット額等の情報および利用者のID番号)は、当該利用者の自動改札装置4の利用履歴として上位装置(すなわち、駅管理集計装置2を経由してホスト1)に転送される。
【0020】
POS端末装置5は、例えば駅に設けられた店舗に設けられた、本実施形態にかかる料金収受システムにて適用される物品販売用の料金収受装置である。利用者が購入したい物品の料金は、POS端末装置5にて当該利用者の無線カードから読み出されたSFカード額あるいはデポジット額から差し引くようになっている。例えば、物品の購入場所、購入日時、購入品目、購入金額、物品購入に際し更新されたSFカード額・デポジット額等の情報および利用者のID番号を含む物販購入情報は、当該利用者のPOS端末装置5の利用履歴として上位装置(すなわち、駅管理集計装置2を経由してホスト1)に転送される。
【0021】
リロード機6は、本実施形態にかかる料金収受システムにて適用される、無線カードに書き込まれているSFカード額、デポジット額の更新を行う料金収受装置である。利用者の所望の金額(積み増し額)を入金することにより、当該入金額に相当するSFカード額、デポジット額の更新を行う。これら金額の更新を行った駅(積み増し駅)、積み増し額、更新されたSFカード額・デポジット額等の情報および利用者のID番号を含む積み増し情報は、当該利用者のリロード機6の利用履歴として上位装置(すなわち、駅管理集計装置2を経由してホスト1)に転送される。
【0022】
ホスト1は、駅管理集計装置2を介して、各駅に設置されたカード発行機3、自動改札装置4、POS端末装置5、リロード機6から転送されてきた利用履歴を基に、例えば、利用者のID番号をキーとして、図3に示したような利用者毎の個別利用履歴情報のデータベースを作成する。さらに、このようにして一元管理された個別利用履歴に基づき、各種統計量を算出する。例えば、1日の業務終了時に、入場駅が同一の乗降情報、出場駅が同一の乗降情報をそれぞれ集計して駅毎の乗降人数を算出したり、乗降情報、発券情報、物販購入情報、積み増し情報等から駅毎の収入額を算出することができる。このような個別利用履歴から算出される総利用履歴情報もホスト1のデータベースに格納される。
【0023】
利用者の個別利用履歴をホスト1にて一元管理することにより、次に示すような効果がある。
・乗降情報、物販購入情報、総利用履歴情報等から人の移動状況や利用者の消費動向を把握でき、例えば、利用者の需要予測や商品開発といった流通産業を展開する上で活用することができる。
【0024】
・利用者が無線カードを紛失したり、破損した場合には、SFカード額、デポジット額がホスト1にデータベースにて管理されているので、利用者にSFカード額、デポジット額の残額を保証するすることができる。
【0025】
・例えば、利用者のID番号のように、利用者および無線カードの固有情報に基づき個別利用履歴が管理されているので、重複再発行や不正払い戻し等が防止できる。
【0026】
・ホスト1のデータベースには乗降情報にて利用者の入場駅、出場駅等が管理されているので、複数の旅客運輸業者間で乗り入れ運用されている場合でも業者間精算を効率的に処理することができる。
【0027】
以下、図1の料金収受システムを構成する無線カードP、カード発行機3、自動改札装置4、POS端末装置5、リロード機6の構成および処理動作について説明する。
(1)無線カード
図4は、無線カードの内部構成例を概略的に示したもので、CPU31に、ROM34、RAM35、EEPROM36、およびシリアルインタフェース部33を介して無線送受信部32が接続されて構成されている。
【0028】
無線送受信部32は、2つの結合コイルを具備し、ASK(Ampulitude Shift Keying)変調方式により変調された信号を磁気変動を通じて受信し、その搬送波を整流することにより、無線カードP内の電源電圧を供給するようになっている。また、この2つの結合コイルの負荷を変動させることにより発生する磁気変動により信号を送信している。カード発行機3、自動改札装置4、POS端末装置5、リロード機6のそれぞれに具備されるカードリーダ・ライタ100と無線カードPとの間のデータの送受信は、送信側のカードリーダ・ライタ100に具備される2つの結合コイルと、あるいは、無線カードの無線送受信部32の結合コイルのそれぞれにおける負荷の変動により生ずる高周波の磁界の変動を、受信側の結合コイルで受けることにより成り立っている。以下、無線カード、カードリーダ・ライタ100のそれぞれに具備される結合コイルをアンテナと呼ぶ。
【0029】
カードリーダ・ライタ100から受信したデータは、無線送受信部32からシリアルインタフェース部33に入力して、システムクロック信号のタイミングに同期させて、後段のCPU31の制御のもと実行されるディジタル処理が可能なように、例えば、16ビット、32ビットのパラレル信号に変換される。
【0030】
ROM21には、CPU31の制御プログラム等が格納されていてCPU31は、このプログラムを基に無線カードPを制御するようになっている。
RAM22には、SFカード額、デポジット額、定期券情報や、CPU31による制御処理中に発生する各種データ等を格納するようになっていて、EEPROM36には無線カードPの所有者に固有な情報、すなわち、利用者個人情報が格納されている。
【0031】
なお、RAM22には、当該利用者がカード発行機3を利用した際のカード発行履歴(発券情報)、自動改札装置4を利用した際の乗降履歴(乗降情報)、POS端末装置5を利用した際の物品購入履歴(物販購入情報)、リロード機6を利用した際の積み増し履歴(積み増し情報)が記録されてもよい。この場合、記憶容量が足りなくなったら、古い履歴から消去しながら書き込みを行うようにしてもよい。
【0032】
無線カードPからカードリーダ・ライタ100に対しデータを送信する場合、その送信データは、CPU31の制御のもと、シリアルインタフェース部33に送られる。シリアルインタフェース部33では、CPU31からのパラレルな送信データをシリアルに変換して、無線送受信部32へ出力する。
【0033】
当該料金収受システムへ加入する際、所定の加入手続きを済ました(例えば、カード発行機3から所定項目の個人情報を入力した)利用者には、ID番号が割り当てられ、例えばカード発行機3にて、このID番号を含めた当該利用者の個人情報(氏名、年齢、性別、電話番号、ID番号等)が無線カードP(のEEPROM36)に書き込まれる。その際、当該利用者個人情報は、カード発行機3から駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送される。ホスト1では、利用者個人情報を受信すると、当該利用者の個別利用履歴情報のデータベースを作成する。
【0034】
このようにして、無線カードPに利用者のID番号を含む利用者個人情報が書き込まれると、以後、カード発行機3にて、当該無線カードPに定期券やSFカードの発行を受けることができる。
(2)カード発行機
図5は、カード発行機3の構成例を概略的に示したもので、装置全体の制御を司る主制御部101に、メモリ102、カードリーダ・ライタ100、発券データ入力部104、表示部105、印刷部106、通信部107、入出金部108が接続して構成されている。
【0035】
メモリ102には、カード発行機3の処理手順を記述したプログラム、カード発行機3の処理動作に必要なデータ等が予め記憶されていて、主制御部101は、メモリ102に記憶されているこれらプログラム、データに基づきカード発行機3の各構成部を制御するようになっている。
【0036】
カードリーダ・ライタ100は、利用者から差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知し、このアンテナを介して当該無線カードに対しデータの読み出し、書き込みを行うようになっている。
【0037】
発券データ入力部104は、利用者の氏名、年齢、性別、電話番号等や、定期券、SFカードを発行する際に必要な各種情報、指示を入力するためのユーザインタフェースである。表示部105には利用者へ操作案内や、各種メッセージを表示する。利用者は、表示部105に表示された内容に従って、発券データ入力部104より必要な情報データを入力していけばよい。主制御部101は、利用者により入力された情報データを基に、利用者個人情報や発券情報を作成し、それをカードリーダ・ライタ100を介して無線カードPに書き込む。
【0038】
印刷部106は、無線カードPの表面あるいは裏面に当該無線カードの所有者の氏名や、定期券区間、有効期間等の印刷を行う。
通信部107は、当該カード発行機3を管轄する上位装置としての駅管理集計装置2と所定の通信回線にて接続するためのインタフェースを司るものである。
【0039】
入出金部108は、予め紙幣、硬貨を格納した金庫を具備し、利用者により投入された紙幣、硬貨の計数や、釣り銭として利用者に払い出す紙幣、硬貨を計数する。
【0040】
図6は、図5に示したカード発行機3の処理動作を説明するためのフローチャートである。なお、無線カードPのEEPROM36には、既に、当該無線カードPを利用できる利用者の個人情報が書き込まれているものとする。すなわち、当該料金収受システムへ加入する際、カード発行機3に加入のための所定の個人情報と、別途発番されたID番号とを発券データ入力部104から入力し、それを基に、主制御部101にて利用者個人情報が作成され、カードリーダ・ライタ100にて、このID番号を含めた当該利用者の個人情報(氏名、年齢、性別、電話番号、ID番号等)が無線カードP(のEEPROM36)に書き込まれる。その際、当該利用者個人情報は、カード発行機3から駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送される。ホスト1では、利用者個人情報を受信すると、当該利用者の個別利用履歴情報のデータベースを作成する。
【0041】
カードリーダ・ライタ100は、利用者により差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知すると、主制御部101の制御の下、当該無線カードPからEEPROM36に予め格納されている利用者個人情報、既に書き込まれている発券情報が存在するときは、当該発券情報も同時にを読み取る(ステップS1)。
【0042】
利用者個人情報の読取りが成功したら、次に、例えば、当該利用者個人情報中のID番号が正当なものであるか否かをチェックして、無線カードPの有効性をチェックする(ステップS2)。例えば、通信部107、駅管理集計装置2を介してホスト1に、無線カードPから読み出されたID番号がデータベースに登録されているか否かを問い合わせ、当該ID番号がデータベースに登録されている場合には、当該無線カードPは有効であると判断する。一方、当該ID番号がデータベースに登録されていなかったときは、当該無線カードPは無効であると判断して、その旨のメッセージを表示部105に表示するとともに、その後の処理を中止する。
【0043】
無線カードPが有効であると判断されたときは、次に、その読み取った利用者個人情報を表示部105に表示し、利用者へ当該利用者個人情報の内容の確認を促す(ステップS3)。
【0044】
利用者により利用者個人情報の確認がなされたら、次に、定期券を新規発行するか継続発行するかを尋ねるメッセージを表示部105に表示する。これを受けて利用者が新規発行を選択したときは(ステップS4)、定期券区間、有効期間等の定期券を発行するに必要な情報データ(定期券情報)の入力を促すメッセージを表示部105に表示し、これを受けて利用者により入力された定期券情報に基づき、主制御部101は無線カードに書き込むための発券情報を作成する(ステップS5)。利用者が継続発行を選択したときは(ステップS4)、無線カードPから読み出した発券情報に含まれる定期券区間を表示するとともに、有効期間等の定期券を発行するに必要な情報データの入力を促すメッセージを表示部105に表示し、これに応じて利用者により入力された定期券情報と無線カードPから読み出された発券情報とから、主制御部101は有効期間等を継続した発券情報を作成する(ステップS6)。なお、利用者により入力された情報は、表示部105に表示して、利用者の確認および適宜修正を促すことが運用上望ましい。
【0045】
次に、表示部105にSFカードの要/不要を尋ねるメッセージを表示する。これを受けて、利用者が「要」を選択した場合には、表示部105に利用者に所望の金額の入力を促すメッセージを表示して、利用者に金額そのものを入力させるか、あるいは、選択可能な金額の一覧を表示して利用者に所望の金額を選択させる(ステップS7〜ステップS8)。
【0046】
さらに、表示部105にデポジットの要/不要を尋ねるメッセージを表示する。これを受けて、利用者が「要」を選択した場合には、表示部105に利用者に所望の金額の入力を促すメッセージを表示して、利用者に金額そのものを入力させるか、あるいは、選択可能な金額の一覧を表示して利用者に所望の金額を選択させる(ステップS9〜ステップS10)。
【0047】
主制御部101は、利用者が入力した定期券情報、SFカード額、デポジット額から当該利用者への請求額を算出し、その算出した請求額を表示部105に表示して、当該利用者に入金を促すメッセージを表示する(ステップS11)。
【0048】
請求額に等しい入金を確認した主制御部101は、定期券発券情報、SFカード額、デポジット額を含む発券情報を無線カードPに書込むとともに、当該利用者のID番号を含む発券情報を駅管理集計装置2へ転送する(ステップS12〜ステップS13)。その後、無線カードをカードリーダ・ライタ100から排出等して、利用者に返却する(ステップS14)。
【0049】
カード発行機3は、定期券発券情報、SFカード額、デポジット額を含む発券情報を当該利用者の所持する無線カードPに書き込むとともに、駅管理集計装置2へ転送し、駅管理集計装置2は、これら情報を当該利用者の当該発行装置3の利用履歴として上位装置(すなわち、ホスト1)へ転送する。ホスト1は、カード発行機3から送られていた発券情報に含まれるID番号をキーにデータベースを検索し、当該ID番号に対応する個別利用履歴情報にこの発券情報を追加登録する。
(3)自動改札装置
図7は、自動改札装置4の構成例を概略的に示したもので、装置全体の制御を司る主制御部201に、メモリ202、カードリーダ・ライタ100、通行制御部204、表示部205、通信部206が接続して構成されている。
【0050】
メモリ202には、自動改札装置4の処理手順を記述したプログラム、自動改札装置4の処理動作に必要なデータ等が予め記憶されていて、主制御部201は、メモリ202に記憶されているこれらプログラム、データに基づき自動改札装置4の各構成部を制御するようになっている。
【0051】
カードリーダ・ライタ100は、駅構内に入出場する際に、利用者から差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知し、当該無線カードPから定期券区間情報、有効期間、必要に応じてSFカード額、デポジット額等を読取る。
【0052】
主制御部201は、この読み取られた定期券区間情報、有効期間等を基に当該利用者の駅構内への入出場の可否を判定する。駅構内から出場する際に、例えば定期券区間外での降車である場合には、乗車料金の精算額の算出と、精算に伴うSFカード額、デポジット額の更新処理を行う。更新されたSFカード額、デポジット額は、カードリーダ・ライタ100を介して無線カードPに書き込む。
【0053】
通行制御部204には、制御対象である通行ゲートの機構部を駆動するためのドライバ208が接続されていて、主制御部201の入出場可否判断に基づきドライバ208を駆動して通行ゲートを開閉動作するようになっている。
【0054】
表示部205は、利用者への各種メッセージを表示する。
通信部206は、当該自動改札装置4を管轄する上位装置としての駅管理集計装置2と所定の通信回線にて接続するためのインタフェースを司るものである。
【0055】
図8、図9は、図7に示した自動改札装置4の処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、図8を参照して、利用者が駅構内に入場する際の自動改札装置4の処理動作について説明する。
【0056】
カードリーダ・ライタ100は、利用者により差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知すると、主制御部201の制御の下、当該無線カードPからEEPROM36に予め格納されている利用者個人情報を読み取る(ステップS21)。
【0057】
利用者個人情報の読取りが成功したら、次に、例えば、当該利用者個人情報中のID番号が正当なものであるか否かをチェックして、無線カードPの有効性をチェックする(ステップS22)。例えば、通信部206、駅管理集計装置2を介してホスト1に、無線カードPから読み出されたID番号がデータベースに登録されているか否かを問い合わせ、当該ID番号がデータベースに登録されている場合には、当該無線カードPは有効であると判断する。一方、当該ID番号がデータベースに登録されていなかったときは、当該無線カードPは無効であると判断して、その旨のメッセージを表示部205に表示するとともに、通行ゲートを閉じて、その後の処理を中止する。
【0058】
無線カードPが有効であると判断されたときは、カードリーダ・ライタ100を介して無線カードPのRAM35に、入場駅、入場日時等の乗車情報を書き込むとともに、当該利用者のID番号を含む乗車情報を通信部206、駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送する(ステップS23)。そして、表示部205に、例えば「御入場下さい」といったようなメッセージを表示し(ステップS24)、通行ゲートを解放して利用者へ入場を促す(ステップS25)。
【0059】
次に、図9を参照して、利用者が駅構内から出場する際の自動改札装置4の処理動作について説明する。
カードリーダ・ライタ100は、利用者により差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知すると、主制御部201の制御の下、当該無線カードPからEEPROM36に予め格納されている利用者個人情報、RAM35から定期券情報(有効期間、定期券区間等)、乗車情報(入場駅、入場日時等)、SFカード額、デポジット額等を読み取る(ステップS21)。
【0060】
利用者個人情報の読取りが成功したら、次に、例えば、当該利用者個人情報中のID番号が正当なものであるか否かをチェックして、無線カードPの有効性をチェックする(ステップS22)。例えば、通信部206、駅管理集計装置2を介してホスト1に、無線カードPから読み出されたID番号がデータベースに登録されているか否かを問い合わせ、当該ID番号がデータベースに登録されている場合には、当該無線カードPは有効であると判断する。一方、当該ID番号がデータベースに登録されていなかったときは、当該無線カードPは無効であると判断して、その旨のメッセージを表示部205に表示するとともに、通行ゲートを閉じてその後の処理を中止する。
【0061】
主制御部201は、無線カードPが有効であると判断したときは、次に、有効期間をチェックする(ステップS31)。この有効期間は、主制御部201に具備されている時計の現在の時刻情報と比較され、現在の時刻情報が当該有効期間内であって、さらに、定期券区間と乗車情報とをチェックして定期券区間内の乗降であるときは(ステップS32)、出場駅、出場日時等の降車情報を書き込むとともに、当該利用者のID番号を含む降車情報を通信部206、駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送する(ステップS33)。そして、表示部205に、例えば「御出場下さい」といったようなメッセージを表示し(ステップS34)、通行ゲートを解放して利用者へ出場を促す(ステップS35)。
【0062】
一方、現在の時刻情報が当該有効期間外であるとき(ステップS31)、あるいは、定期券区間外の乗降であるとき(ステップS32)は、ステップS36へ進み、主制御部201は、定期券区間、乗車情報(入場駅、入場日時等)を基に、乗車精算額を算出する。
【0063】
乗車精算額が、無線カードPから読み取られたSFカード額以下の場合は、ステップS41へ進み、SFカード額から不足額としての当該乗車精算額を差し引き、SFカード額を更新する。
【0064】
乗車精算額が無線カードPから読み取られたSFカード額を越えている場合において、無線カードPにデポジット額が書き込まれているときは、当該デポジット額から不足額(乗車精算額−SFカード額)を差し引いて、デポジット額を更新し、SFカード額の残額を「0」に更新する(ステップS37〜ステップS40)。当該デポジット額が不足額(乗車精算額−SFカード額)に満たないとき、あるいは、ステップS38でデポジット額が存在しないときは、ステップS41に進み、SFカード額のマイナス残高の更新を行う。すなわち、ステップ38にてデポジット額が存在しないときは、SFカード額から不足額(=乗車精算額−SFカード額の全額)を差し引いてSFカード額をマイナスの値とする。また、ステップS39にて、デポジット額が不足額(乗車精算額−SFカード額の全額)に満たないときは、SFカード額から不足額(=乗車精算額−SFカード額の全額−デポジット額の全額)を差し引いてSFカード額をマイナスの値とする。
【0065】
その後、カードリーダ・ライタ100は、無線カードP(のRAM35)に当該更新されたSFカード額、デポジット額、出場駅、出場日時、乗車精算額等を含む降車情報を書き込むとともに、当該利用者のID番号を含む降車情報は通信部206、駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送される(ステップS33)。そして、表示部205に、例えば「御出場下さい」といったようなメッセージを表示し(ステップS34)、通行ゲートを解放して利用者へ出場を促す(ステップS35)。
【0066】
各利用者毎の乗降情報(入場駅、入場日時、出場駅、出場日時、乗車精算額、更新されたSFカード額・デポジット額等の情報および利用者のID番号)は、当該利用者の自動改札装置4の利用履歴として上位装置(すなわち、駅管理集計装置2を経由してホスト1)に転送される。ホスト1は、自動改札装置4から送られていた乗降情報に含まれるID番号をキーにデータベースを検索し、当該ID番号に対応する個別利用履歴情報にこの乗降情報を追加登録する。
【0067】
出場時に乗車料金の精算が必要であるときは、通常ならば、通行ゲートが閉ざされて出場ができないわけであるが、上記実施形態によれば、デポジット額、SFカード額、SFカード額に設定されるマイナス残額により、精算を容易に行えるので、精算が必要な利用者であってもひとまず出場させることにより、通勤混雑時の緩和が図られる。
【0068】
また、更新されたデポジット額、SFカード額は、常にホスト1にて各利用者個別に管理されているので、旅客運輸業者からすれば精算額を確実に回収することができる。
(4)POS端末装置
図10は、POS端末装置5の構成例を概略的に示したもので、装置全体の制御を司る主制御部301に、メモリ302、カードリーダ・ライタ100、購入データ入力部304、表示部305、通信部306、印刷部307が接続して構成されている。
【0069】
メモリ302には、POS端末装置5の処理手順を記述したプログラム、POS端末装置5の処理動作に必要なデータ等が予め記憶されていて、主制御部301は、メモリ302に記憶されているこれらプログラム、データに基づきPOS端末装置5の各構成部を制御するようになっている。
【0070】
カードリーダ・ライタ100は、利用者から差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知し、このアンテナを介して当該無線カードに対しデータの読み出し、書き込みを行うようになっている。
【0071】
購入データ入力部304は、例えば、利用者が購入しようとしている物品に予め印刷されているバーコード等を読み取って、当該物品の品目、金額等を入力するためのものである。
【0072】
表示部305は、購入データ入力部304から入力された物品の品目、金額や、購入金額の精算結果等を表示する。
印刷部307は、無線カードPの表面あるいは裏面に例えば、購入品目、購入金額、更新されたSFカード額等の印刷を行う。
【0073】
通信部306は、当該POS端末装置5を管轄する上位装置としての駅管理集計装置2と所定の通信回線にて接続するためのインタフェースを司るものである。
【0074】
図11は、図10に示したPOS端末装置5の処理動作を説明するためのフローチャートである。
利用者は、例えば、購入したい物品をPOS端末装置5の設置されているカウンタへ持っていく。カードリーダ・ライタ100は、利用者により差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知すると、主制御部301の制御の下、当該無線カードPからEEPROM36に予め格納されている利用者個人情報、RAM35からSFカード額、デポジット額等を読み取る(ステップS51)。
【0075】
利用者個人情報の読取りが成功したら、次に、例えば、当該利用者個人情報中のID番号が正当なものであるか否かをチェックして、無線カードPの有効性をチェックする(ステップS52)。例えば、通信部306、駅管理集計装置2を介してホスト1に、無線カードPから読み出されたID番号がデータベースに登録されているか否かを問い合わせ、当該ID番号がデータベースに登録されている場合には、当該無線カードPは有効であると判断する。一方、当該ID番号がデータベースに登録されていなかったときは、当該無線カードPは無効であると判断して、その旨のメッセージを表示部305に表示するとともに、その後の処理を中止する。
【0076】
無線カードPが有効であると判断されたときは、次に、購入データ入力部304から物品の品目、金額等を入力する(ステップS53)。
購入金額の値が無線カードPから読み取ったSFカード額の値以下であるときは、当該SFカード額から当該購入金額を差し引き、SFカード額を更新する(ステップS55)。そして、カードリーダ・ライタ100は、更新されたSFカード額、購入場所、購入日時、購入品目、購入金額等を含む物販購入情報を、無線カードPに書き込むとともに、当該利用者のID番号を含む物販購入情報は、通信部306、駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送される(ステップS56)。その後、無線カードPを利用者に返却する(ステップS57)。
【0077】
一方、購入金額の値が無線カードPから読み取ったSFカード額より大きい場合において、無線カードPにデポジット額が書き込まれているときは、当該デポジット額から不足額(購入金額−SFカード額の全額)を差し引いて、デポジット額を更新し、SFカード額の残額を「0」に更新する(ステップS58〜ステップS60)。当該デポジット額が不足額(購入金額−SFカード額の全額)に満たないとき、あるいは、ステップS58でデポジット額が存在しないときは、ステップS61へ進み、SFカード額のマイナス残高の更新を行う。すなわち、ステップS58にてデポジット額が存在しないときは、SFカード額から不足額(=購入金額−SFカード額の全額)を差し引いてSFカード額をマイナスの値とする。また、ステップS59にて、デポジット額が不足額(購入金額−SFカード額の全額)に満たないときは、SFカード額から不足額(=購入金額−SFカード額の全額−デポジット額の全額)を差し引いてSFカード額をマイナスの値とする。
【0078】
その後、カードリーダ・ライタ100は、更新されたSFカード額、デポジット額、購入場所、購入日時、購入品目、購入金額等を含む物販購入情報を、無線カードPに書き込むとともに、当該利用者のID番号を含む物販購入情報は、通信部306、駅管理集計装置2を介してホスト1へ転送される(ステップS56)。その後、無線カードPを利用者に返却する(ステップS57)。
【0079】
ホスト1は、POS端末装置5から送られていた物販購入情報に含まれるID番号をキーにデータベースを検索し、当該ID番号に対応する個別利用履歴情報にこの物販購入情報を追加登録する。
【0080】
以上説明したように、POS端末装置4は、物品の購入金額をSFカード額から差し引くことで当該物品の代金を回収するものであるが、その際、SFカード額が購入金額に満たない場合は、デポジット額で精算し、あるいは、SFカード額をマイナス残額で更新することにより、実際に金銭のやりとりを行うことなく、料金の支払と回収が確実に行える。
(5)リロード機
図12は、リロード機6の構成例を概略的に示したもので、装置全体の制御を司る主制御部401に、メモリ402、カードリーダ・ライタ100、入出金部403、表示部404、入力部405、印刷部406、通信部407が接続して構成されている。
【0081】
メモリ402には、リロード機6の処理手順を記述したプログラム、リロード機6の処理動作に必要なデータ等が予め記憶されていて、主制御部401は、メモリ402に記憶されているこれらプログラム、データに基づきリロード機6の各構成部を制御するようになっている。
【0082】
カードリーダ・ライタ100は、利用者から差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知し、このアンテナを介して当該無線カードに対しデータの読み出し、書き込みを行うようになっている。
【0083】
入出金部403は、予め紙幣、硬貨を格納した金庫を具備し、利用者により投入された紙幣、硬貨の計数や、釣り銭として利用者に払い出す紙幣、硬貨を計数する。
【0084】
表示部404は、利用者へ操作案内や、各種メッセージを表示する。入力部405は、積み増し額や、その他の各種情報、指示を入力するためのユーザインタフェースである。利用者は、表示部105に表示された内容に従って、入力部405より必要な情報データを入力していけばよい。
【0085】
印刷部406は、無線カードPの表面あるいは裏面に例えば、デポジット額や、SFカード額等の印刷を行う。
通信部407は、当該リロード6を管轄する上位装置としての駅管理集計装置2と所定の通信回線にて接続するためのインタフェースを司るものである。
【0086】
図13は、図12に示したリロード機6の処理動作を説明するためのフローチャートである。
カードリーダ・ライタ100は、利用者により差し出された無線カードPの接近をアンテナにて検知すると、主制御部401の制御の下、当該無線カードPからEEPROM36に予め格納されている利用者個人情報、RAM35からSFカード額、デポジット額等を読み取る(ステップS71)。
【0087】
利用者個人情報の読取りが成功したら、次に、例えば、当該利用者個人情報中のID番号が正当なものであるか否かをチェックして、無線カードPの有効性をチェックする(ステップS72)。例えば、通信部406、駅管理集計装置2を介してホスト1に、無線カードPから読み出されたID番号がデータベースに登録されているか否かを問い合わせ、当該ID番号がデータベースに登録されている場合には、当該無線カードPは有効であると判断する。一方、当該ID番号がデータベースに登録されていなかったときは、当該無線カードPは無効であると判断して、その旨のメッセージを表示部404に表示するとともに、その後の処理を中止する。
【0088】
無線カードPが有効であると判断されたときは、無線カードPから読み出したSFカード額、デポジット額等を表示部404に表示する(ステップS73)。
主制御部401は、SFカード額がマイナス残額であるときは、その旨と、当該マイナス残高の支払い要求メッセージを表示部404に表示する(ステップS74〜ステップS75)。この要求を受けて、利用者による当該マイナス残額に等しい入金を確認した主制御部401は、次に、表示部404に当該利用者にSFカード額の積み増しを要/不要を尋ねるメッセージを表示する。これを受けて、利用者が「要」を選択した場合には、表示部404にSFカード額の積み増し額の入力を促すメッセージを表示し、利用者に金額そのものを入力させるか、あるいは、選択可能な金額の一覧を表示して利用者に所望の金額を選択させる(ステップS77)。主制御部401は、利用者から当該入力された積み増し額に等しい入金を確認すると、先に無線カードPから読み出したSFカード額(マイナス残高があっても、ステップS76で精算済みであるので、その場合はSFカード額は「0」である)にステップS77で入力された積み増し額を加算して、SFカード額を更新する(ステップS79)。
【0089】
次に、表示部405にデポジットの払出しの要/不要を尋ねるメッセージを表示する。これを受けて、利用者が「要」を選択した場合には、先に無線カードPから読み取ったデポジット額に等しい額の金銭を入出金部403から返却する(ステップS80〜ステップS81)。
【0090】
次に、表示部405にデポジットの積み増しの要/不要を尋ねるメッセージを表示する。これを受けて、利用者が「要」を選択した場合には、表示部405に利用者に所望の金額の入力を促すメッセージを表示して、利用者に金額そのものを入力させるか、あるいは、選択可能な金額の一覧を表示して利用者に所望の金額を選択させる(ステップS82〜ステップS83)。主制御部401は、利用者から当該入力された積み増し額に等しい入金を確認すると、先に無線カードPから読み出したデポジット額(ステップS81でデポジットを払出した場合はデポジット額は「0」である)にステップS83で入力された積み増し額を加算して、デポジット額を更新する(ステップS84〜ステップS85)。
【0091】
以上のようにして、SFカード額のマイナス残額の精算、利用者の要求に応じてSFカード額の積み増し、デポジットの返却、デポジット額の積み増しを行い、SFカード額の更新、デポジット額の更新を行った後は、積み増し駅、積み増し額、更新されたSFカード額、デポジット額等を含む積み増し情報を無線カードPに書込み、当該利用者のID番号を含む積み増し情報を駅管理集計装置2へ転送する(ステップS86)。その後、無線カードをカードリーダ・ライタ100から排出等して、利用者に返却する(ステップS87)。
【0092】
駅管理集計装置2は、リロード機6から送られてきた積み増し情報を当該利用者の当該発行装置3の利用履歴として上位装置(すなわち、ホスト1)へ転送する。ホスト1は、積み増し情報に含まれるID番号をキーにデータベースを検索し、当該ID番号に対応する個別利用履歴情報にこの発券情報を追加登録する。
【0093】
以上説明したように、リロード機6は、無線カードPに書き込まれているSFカード額、デポジット額を読み出し、SFカード額にマイナス残額があるときは、その精算を行いことにより、マイナス残額にて利用者への前貸しした料金の回収が確実に行える。また、SFカード額の積み増し、必要に応じて、デポジット額の返却、積み増しも行えて、利用者にとって、料金の支払が容易である。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば情報記録媒体(例えば、無線カード)を媒体とする料金支払い等の利用履歴を一元管理して、事前に支払われた料金の残高を保証するとともに、前記マイナス残額を前記第1の金額情報を積み増し更新する際に精算することにより料金の収受も確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる料金収受システムの全体の構成例を示した図。
【図2】カード発行機、自動改札装置、POS端末装置、リロード機からホストコンピュータへ転送される利用者の利用履歴について説明するための図。
【図3】ホストコンピュータのデータベースで管理されている情報(個別利用履歴情報、総利用履歴情報)の一例を示した図。
【図4】無線カードの概略的な構成図。
【図5】カード発行機の概略的な構成図。
【図6】カード発行機の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図7】自動改札装置の概略的な構成図。
【図8】自動改札装置の処理動作(入場時)を説明するためのフローチャート。
【図9】自動改札装置の処理動作(出場時)を説明するためのフローチャート。
【図10】POS端末装置の概略的な構成図。
【図11】POS端末装置の処理動作を説明するためのフローチャート。
【図12】リロード機の概略的な構成図。
【図13】リロード機の処理動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ
2…駅管理集計装置
3…カード発行機
4…自動改札装置
5…POS端末装置(料金収受装置)
6…リロード機(料金収受装置)

Claims (1)

  1. 少なくとも個人識別情報を含む個人情報と、事前に支払われた金額としての第1の金額情報と、一時預け入れ金額で、必要に応じて利用者に返却可能な金額としての第2の金額情報とが記録された情報記録媒体を列車の乗車定期券として改札する自動改札装置において、
    前記情報記録媒体に記録された乗車定期券情報と乗降駅情報とに基づき乗車精算額を求める乗車精算額算出手段(S36、201)と、
    この乗車精算額算出手段により求められた乗車精算額が前記第1の金額情報よりも大きいか否かを判定する第1の判定手段(S37、201)と、
    この第1の判定手段による判定の結果、乗車精算額が第1の金額情報よりも小さい場合、当該乗車精算額に基づき前記第1の金額情報を引き落とし更新する第1の更新手段(S41、201)と、
    前記第1の判定手段による判定の結果、乗車精算額が第1の金額情報よりも大きい場合、前記第2の金額情報が存在するか否かを判定する第2の判定手段(S38、201)と、
    この第2の判定手段による判定の結果、前記第2の金額情報が存在しない場合、前記乗車精算額から前記第1の金額情報を差し引くことで求めた不足額に基づき前記第1の金額情報をマイナス残額で更新する第2の更新手段(S41、201)と、
    前記第2の判定手段による判定の結果、前記第2の金額情報が存在する場合、前記乗車精算額から前記第1の金額情報を差し引くことで不足額を求め、この求めた不足額が前記第2の金額情報よりも小さい場合、当該不足額に基づき前記第2の金額情報を引き落とし更新するとともに、前記第1の金額情報を「0」に更新し、前記求めた不足額が前記第2の金額情報よりも大きい場合、当該不足額に基づき前記第1の金額情報をマイナス残額で更新する第3の更新手段(S39、S40、S41、201)と、
    前記情報記録媒体の利用履歴を個人毎に一元管理する管理装置へ個別の乗降履歴情報を転送する転送手段(201,206)と、
    を具備したことを特徴とする自動改札装置。
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