JP4180156B2 - 屈折率分布型光ファイバ及びケーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は光通信媒体等として利用可能な屈折率分布型光ファイバ及びケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
屈折率分布を有する光ファイバのうち多層構造形態を有する広帯域プラスチック光ファイバとしては、WO97/36196号及び特開平9−133821号公報が知られている。
【0003】
WO97/36196号は、2種類以上の単量体M1、M2、・・・、Mn(nは2以上の整数)からそれぞれ製造され屈折率が順次低下する単独重合体HP1、HP2、・・・、HPn、及びこれら単量体の2元共重合体CP一種類以上から選ばれる共重合組成比と屈折率が異なる(共)重合体を同心円状に積層した多層構造のコアを有し、コア中心部の屈折率が最も高く外周部に向かって屈折率が順次低下する多層構造の屈折率分布型光ファイバに関するものであり、コアを階段状屈折率分布にすることで、帯域性能に優れた光ファイバが得られると記載している。しかし、コア各層の材料が有する損失特性等と光の伝搬モードの減衰、並びにそれらと密接に関わる帯域性能との関係については何ら検討されていない。
【0004】
特開平9−133821号公報は、2層以上の多層コアの外側にクラッド層を有するプラスチック光ファイバにおいて、コア部を構成する材料が、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(成分A)及び9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン(成分B)を共に含有してなるポリカーボネートであって、内側のコアが外側のコアと較べて成分Bをより多く含有する光ファイバを開示している。ここで、成分Bは、成分Aに比してその分子骨格内に多くのフェニル基を含むため、π電子共役系における電子遷移に基づく吸収損失が大きくなる。従って、成分Bのモル分率が高い材料ほどその伝送損失は大きく、即ち、この光ファイバは、成分Bをより多く含有する中心部の層ほど伝送損失が大きく、外周部ほど伝送損失が小さいものとなっている。
【0005】
このような伝送損失分布を有する多層構造の光ファイバでは中心部のみならず外周部をも伝送路として使用する光のモード(高次モード)の損失が、中心部のみを使用する光のモード(低次モード)の損失よりも小さいため、比較的高次モードの光が減衰することなく長距離伝搬する。そして高次モードの光は、低次モードの光と比較すると、所定距離伝搬する際の到達時間がより遅いので、これが光パルス波形の時間的広がりの原因となり、光通信における帯域性能を著しく低下させる原因となる。また、光伝送路において利用効率の高い中心層ほど伝送損失が大きい光ファイバでは、光ファイバ全体として伝送損失が大きくなる点が問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
屈折率分布を有する光ファイバとして、例えば、多層構造の光ファイバにおいては、ファイバの開口数を小さくする手段や、層数を増やすなどの手段により、帯域性能をより向上させることが可能である。
【0007】
しかし開口数を小さくしすぎるとファイバの曲げによる損失が大きくなる点が問題である。また層数を多くすると製造プロセスが煩雑になりコスト高になる点が問題である。従って、開口数を過度に小さくすることなくかつ比較的少ない層数で帯域性能を効率よく向上させる技術が望まれる。
【0008】
本発明の目的は、屈折率分布型光ファイバにおいて、そのファイバ内部を伝搬する光のモードの損失形態に着目し、開口数を小さくすることなく高帯域性能を達成可能でかつ低損失な光ファイバを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、コアに中心部から外周部に向かって連続的または不連続的に屈折率が低下する屈折率分布を有するプラスチック光ファイバであって、レーザ波長543nmまたは633nmにおける限定モード励振伝送損失測定法において、コア中心部の屈折率とクラッド層の屈折率から規定される開口角をθc度とした場合に、入射角θが3度〜0.75θc度のいずれかの高次モードの伝送損失が、入射角θが0度の低次モードの伝送損失よりも大きい屈折率分布型光ファイバにある。また、本発明の要旨は、コアが多層構造からなり、かつ外周部に向かって順次低下する屈折率分布を有し、1層目コアの伝送損失よりも2層目コアの伝送損失のほうが大きいことを特徴とする屈折率分布型光ファイバにある。
【0010】
また本発明の要旨は、前記光ファイバの外周に被覆層が設けられてなる光ファイバケーブルにあり、更にこの光ファイバケーブルの端部にプラグが取り付けられてなるプラグ付き光ファイバケーブルにある。
【0011】
尚、前記屈折率分布型光ファイバの代表的なものとして、2種類以上の単量体単位M1、M2、・・・、Mn(nは2以上の整数)からそれぞれ構成され屈折率が順次低下する単独重合体HP1、HP2、・・・、HPn、及びこれら単量体単位の2元共重合体CP一種類以上から選ばれる共重合組成比と屈折率が異なる(共)重合体を同心円状に積層した多層構造のコアを有し、コア中心部の屈折率が最も高く外周部に向かって屈折率が順次低下する多層構造の屈折率分布型光ファイバが例示される。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の光ファイバにおいてコアは光の伝送経路として用いられる部分である。コアに屈折率分布を有する光ファイバとは、コアの中心部から外周部に向かって連続的または不連続的に屈折率が低下する光ファイバを意味する。屈折率変化が不連続的なものとしては、屈折率が階段状に変化するものが例示される。
【0013】
本発明においてコア中心部とクラッド層の屈折率から規定される開口角θcは、光ファイバのコア中心部の屈折率とクラッドの屈折率から規定される開口角のことであり、JIS C6862に規定される反射法によって測定される。即ち、コア中心部とクラッド層のそれぞれの屈折率をn1及びn2とした場合に、開口角θcは式(1)により求められる角度である。またこの式のsinθcが開口数である。
【0014】
sinθc =(n1 2−n2 2)0.5 (1)
本発明において限定モード励振伝送損失測定法とは以下に示される測定法である。図1は限定モード励振伝送損失測定装置の構成図である。波長543nm又は633nm、ビーム広がり角1ミリラジアンのHe−Neレーザ光源1から出たビームは、開口数0.4の対物レンズ2と開口数0.1の対物レンズ3によって、対物レンズ3から25cm離れた位置で、ビーム径150μmの平行光線になるよう調整される。ここでビーム径とは、ガウス分布をしているレーザ光のパワーが、(1/e)2となる幅で定義される値である。但し、eは自然対数の底である。
【0015】
光ファイバ5の端面は、ファイバ軸に対して垂直に切断され鏡面研磨される。光ファイバは直線状にセットされる。平行光線は、そのビームの中心が、光ファイバ端面の中心に位置精度20μm以内の精度で入射される。
【0016】
今、光ファイバ端面の中心点をOとすると、点Oを含み、ファイバ端面に垂直な法線方向を0度として、その法線を含む面内で、法線との任意のなす角θをもってファイバ内へ平行光線を入射することができる。これらの位置合わせは、レーザ光源1並びにレンズ光学系(2,3)をリニアレール10上に配列し、それを精密位置合わせのできるXYZθステージ4上にマウントして行う。このステージの位置合わせ精度は、直線方向で1μm、回転方向で0.002度が可能である。
【0017】
光ファイバからの出射光は積分球6に導かれ、ファイバからの直接光が入らない位置に配置されたシリコンフォトダイオード7とそれにつながれた電流計8によって光量の測定が行われる。これらXYZθステージと電流計はパソコン9によって制御される。
【0018】
次に限定モード励振伝送損失測定法の原理について述べる。本測定法では、光ファイバ端面の点Oを中心に入射角θを変化させて、平行光線を光ファイバ内に入射し、出射端面での出射光量を測定する。限定モード励振伝送損失測定は、ある2点のファイバ長における出射光量をθの関数として測定し、通常のカットバック法と同様の計算式に従って、伝送損失をθの関数として求めるものである。
【0019】
ある長さの光ファイバを通ってきたときの光量をI(θ)、これをある距離Lだけ切断して残った短い光ファイバを通ってきたときの光量をI0(θ)とすると、光伝送損失α(θ)は式(2)で表される。
【0020】
α(θ)=(10/L)1og{I0(θ)/I(θ)} (2)
限定モード励振伝送損失とは、全モード励振伝送損失(あらゆる入射角度の光が存在するときの損失)に比べて、充分少ないモード数となるように、入射光ビームの径を光ファイバの直径に比べ充分小さくして、かつその入射角を特定の角度に制限した場合の伝送損失のことである。
【0021】
以下、本装置で測定した限定モード励振伝送損失を「限定モード損失」と呼ぶ。低次モードとは入射角の極めて小さい光の伝搬モードのことで、高次モードとは入射角の大きい光の伝搬モードのことを示し、これらは本来相対的な概念であるが、本発明においては入射角3度以上のモードを「高次モード」と呼び、入射角θが0度のモードを「低次モード」と呼ぶ。
【0022】
次に、この測定で得られるデータの解釈について、簡単のために2層コアの光ファイバを例にして説明する。図2及び図3は、2層コアの光ファイバ内を通るメリディオナル光線の軌跡を表したものである。このファイバの1層目のコア11の屈折率をn1、2層目のコア12の屈折率をn2、クラッド層13の屈折率をn3とすると、それぞれの屈折率の関係は次のようになる。
【0023】
n3 <n2<n1 (3)
1層目コアと2層目コアの界面で全反射が許される最大入射角θ1cは式(4)で表される。また2層目コアとクラッドとの界面で全反射が許される最大入射角θ2cは式(5)で表される。
【0024】
θ1c=arcsin(n1 2−n2 2)0.5 (4)
θ2c=arcsin(n1 2−n3 2)0.5 (5)
光ファイバへの入射角θが0度からθ1cまでの光線は、1層目コアと2層目コアの界面で全反射して伝わる光であり、即ち1層目コアのみを伝搬する光である。図2はこの状態を示している。また、θ1cからθ2cまでの光線は、1層目コアから2層目コアに移り2層目コアとクラッドとの界面で全反射して伝わる光であり、即ち1層目と2層目のコアを伝搬する光である。図3はこの状態を示している。
【0025】
ここで、2層コアの光ファイバに全モード励振でパルスを入射させ、一定距離伝搬させた後の出射パルスの時間的な広がり幅について議論する。図4及び図5は、0度から開口角θc度の範囲で均一な入射角分布を有する光を光ファイバ内にパルス状で入射させ、そのときの出射パルスの状態を模式的に表したものである。図4−(a)は、0度からθ1cまでの入射角度のパルスに対応する出射パルス波形を、図4−(b)はθ1cを超えかつθ2c以下の入射角度のパルスに対応する出射パルス波形を示している。
【0026】
一般に、大きな角度の伝搬光は、多くの異なる伝搬モードを含むため、伝搬時間に広い分布を生じる。従って、θ1cを超えかつθ2c以下の入射角度のパルスに対応する出射パルスは、0度からθ1cに対応する出射パルスよりも広がり易くなる。実際の出射パルスは、図4−(a)と図4−(b)を重ね合わせた図4−(c)のようになる。ここでは、1層目と2層目の屈折率と層の厚みを最適化して、(a)と(b)の最大光量の出射時間を合わせたものとして示してある。
【0027】
図5は図4と同様の光ファイバにおいて、2層目の伝送損失を大きくしたときの状態を示している。それぞれ、(a)と(d)、(b)と(e)、(c)と(f)の状態が対応する。図5−(e)は2層目の伝送損失を大きくしたために、図4−(b)より出射光量が少なくなっている。それによって、図5−(f)に示された出射パルスは、図4−(c)と比較してその幅が狭くなる。すなわち、2層目の伝送損失を大きくすることによって、単位時間当たり、より多くの信号を伝送できるようになり、伝送帯域を広げることができる。
【0028】
2層目の伝送損失を1層目よりも大きくする方法としては、2層目に材料の損失が大きいものを選ぶ、あるいは、2層目に不純物を混入させるなどが考えられる。また、2層目とクラッド層との界面不整が大きい場合、あるいは、クラッド層の損失が著しく大きい場合も同様の効果が生じる。
【0029】
このように設計された多層構造の光ファイバは、先に述べた限定モード損失に関し、He−Neレーザの光の波長543nmまたは633nm、入射角θが3度以上のある入射角領域における高次モードの伝送損失が、入射角θが0度の低次モードの伝送損失より大きい値を示す。
【0030】
限定モード損失は、上述の各層を構成する材料の損失等を制御する方法によっても制御可能であるが、各層の厚さを変えることによっても制御可能である。例えば、高次モードの損失の増大は、1層目に対して若干損失の大きな2層目の層を厚くすることでも達成可能である。
【0031】
さて、図6は、本測定法による2層コアの光ファイバの限定モード損失のデータの模式図である。横軸は入射光線の入射角θを、縦軸は伝送損失を表している。入射角θの刻み幅は0.1度である。このデータでは、0度からθ1c付近までは、ほぼ一定の伝送損失を示し、θ1cからθ2cまでの伝送損失はそれより高い値となっている。これは2層目の材料の損失が1層目の損失より大きいものであることを示唆している。ただし、θ2c付近の損失がなだらかに変化しているのは、測定時のファイバの曲がりやファイバ内の構造不整の影響のためである。
【0032】
測定は前述のようにカットバック法で行い、式(2)を用いて限定モード損失を求めるが、そのカットバック長は光ファイバの透明度と構造不整等に関わる伝送損失のレベルに依存する。式(2)においてI0(θ)を測定するためのファイバ長は、入射モードが広がり過ぎない程度の長さを選ぶのが好ましく、通常は1m以下が好ましい。また、I(θ)を測定するためのファイバ長は、3mから10m程度が好ましい。
【0033】
入射角θが3度〜0.75θc度のいずれかの高次モードの伝送損失とは、先に定義した平行レーザ光束の入射角θを、3度から開口角θcの75%迄の範囲内のいずれかの角度としたときの損失値のことである。また、実用的な範囲内の極めて小さい開口数を有する光ファイバにおいては、入射角θが3度以上の高次モードを減衰することで、帯域性能を向上させる効果が現れはじめる。
【0034】
高次モードの伝送損失が低次モードの伝送損失よりも若干大きくなるように設計された屈折率分布型光ファイバは、より優れた伝送帯域性能を発現する。基本的に伝送帯域を大きく低下させる主要因は、光ファイバ内を伝搬する各種モードのうち、モード間での光の到達時間差を生じ易い高次モードの伝搬である。従って、こうした高次モードのエネルギーを効率よく伝搬中に減衰させることは、光ファイバの帯域性能を向上させる手段として極めて有効である。
【0035】
帯域性能を向上させるために要求される低次モードと高次モードの限定モード損失の差は使用されるファイバ長にも依存する。ファイバ長20m以上の距離で使用する場合の低次及び高次の限定モード損失の差は、望ましくは30[dB/km]以上であり、より望ましくは50[dB/km]以上、更に望ましくは100[dB/km]以上である。
【0036】
但し、2層目の損失に関する高次モードの損失が大きくなると帯域性能は向上するが、大きすぎると実質的に光が伝搬できる有効開口角が狭くなり、入射端での取り込み光量の減少や曲げ損失の増大を招き望ましくない。そうした観点から、限定モード損失の差は500[dB/km]以下、更に望ましくは300[dB/km]以下が適当である。
【0037】
ちなみに、前述の2層コアの光ファイバにおいて、低次及び高次の限定モード損失の差が50[dB/km]である光ファイバと損失の差がほとんど無い光ファイバを、ファイバ長50mの帯域性能で比較すると、前者の方が実際に約2割程度帯域が広くなる。但し、更に短距離で光ファイバで使用する場合、限定モード損失の差を帯域性能に反映させるためには、その損失差をもっと大きくしなければならない。
【0038】
以上これまで2層コアの光ファイバの限定モード損失と、層の構造、損失に関して議論してきたが、3層以上のコアを有する多層構造の光ファイバについても同様の考え方、設計思想が適用できる。
【0039】
多層構造の光ファイバの代表的なものとして、2種類以上の単量体単位M1、M2、・・・、Mn(nは2以上の整数)からそれぞれ構成され屈折率が順次低下する単独重合体HP1、HP2、・・・、HPn、及びこれら単量体単位の2元共重合体CP一種類以上から選ばれる共重合組成比と屈折率が異なる(共)重合体を同心円状に積層した多層構造のコアを有し、コア中心部の屈折率が最も高く外周部に向かって屈折率が順次低下する多層構造の屈折率分布型光ファイバが挙げられる。尚、HPは単独重合体、CPは二元共重合体を意味する。
【0040】
本発明における単量体は、工業的生産を考慮すると、容易にラジカル重合で高分子化するビニル系単量体が望ましい。
【0041】
本発明の理解を容易にするために先ず単量体の数nが3の場合について説明する。単量体の数nが3の場合、各単量体M1、M2及びM3からそれぞれ3種類の単独重合体HP1、HP2及びHP3が製造されうる。また、2系列の2元共重合体CPが製造され、これらのひとつのCP(またはひとつのHP)と他のCPは互いに相溶性の良いものを選択するのが好ましい。
【0042】
多層構造の屈折率分布型光ファイバにおいて高屈折率重合体は、単量体M1の単独重合体HP1、単量体M1と単量体M2との種々のモル組成比の共重合体CPとして調製される。又、低屈折率重合体は同様にして、単量体M3の単独重合体HP3、単量体M3と単量体M2との種々のモル組成比の共重合体CPとして調製される。
【0043】
この屈折率の高低は相対的である。仮に、M2としてメチルメタクリレート、(以下「MMA」と略す)即ちHP2として屈折率1.491のポリメチルメタクリレート(以下「PMMA」と略す)を用いる場合、M1及びM3として以下の単量体が例示される。尚、括弧内のndは単独重合体の屈折率を示す。
【0044】
高屈折率の重合体を形成する単量体M1としては、ベンジルメタクリレート(nd=1.5680)、フェニルメタクリレート(nd=1.5706)、安息香酸ビニル(nd=1.5775)、スチレン(nd=1.5920)、1−フェニルエチルメタクリレート(nd=1.5490)、2−フェニルエチルメタクリレート(nd=1.5592)、ジフェニルメチルメタクリレート(nd=1.5933)、1,2−ジフェニルエチルメタクリレート(nd=1.5816)、1−ブロモエチルメタクリレート(nd=1.5426)、ベンジルアクリレート(nd=1.5584)、α,α−ジメチルベンジルメタクリレート(nd=1.5820)、p−フルオロスチレン(nd=1.566)、2−クロロエチルメタクリレート(nd=1.5170)、イソボルニルメタクリレート(nd=1.505)、アダマンチルメタクリレート(nd=1.535)、トリシクロデシルメタクリレート(nd=1.523)、1−メチルシクロヘキシルメタクリレート(nd=1.5111)、2−クロロシクロヘキシルメタクリレート(nd=1.5179)、1,3−ジクロロプロピルメタクリレート(nd=1.5270)、2−クロロ−1−クロロメチルエチルメタクリレート(nd=1.5270)、ボルニルメタクリレート(nd=1.5059)、シクロヘキシルメタクリレート(nd=1.5066)、テトラヒドロフルフィルメタクリレート(nd=1.5096)、アリルメタクリレート(nd=1.5196)、テトラヒドロフルフリルメタクリレート(nd=1.5096)、ビニルクロロアセテイト(nd=1.5120)、グリシジルメタクリレート(nd=1.517)、メチル−α−クロロアクリレート(nd=1.5172)、等が挙げられる。
【0045】
また、低屈折率の重合体を形成する単量体M3としては、2,2,2,トリフルオロエチルメタクリレート(nd=1.415)、2,2,3,3テトラフルオロプロピルメタクリレート(nd=1.422)、2,2,3,3,3ペンタフルオロプロピルメタクリレート(nd=1.392)、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエチルメタクルレート(nd=1.380)、2,2,3,4,4,4ヘキサフルオロブチルメタクリレート(nd=1.407)、2,2,3,3,4,4,5,5オクタフルオロペンチルメタクリレート(nd=1.393)、2,2,2トリフロオロエチルαフルオロアクリレート(nd=1.386)、2,2,3,3テトラフルオロプロピルαフルオロアクリレート(nd=1.397)、2,2,3,3,3ペンタフルオロプロピルαフルオロアクリレート(nd=1.366)、2,2,3,3,4,4,5,5オクタフルオロペンチルαフルオロアクリレート(nd=1.376)、オルト,パラジフルオロスチレン(nd=1.4750)、ビニルアセテイト(nd=1.4665)、ターシャルブチルメタクリレート(nd=1.4638)、イソプロピルメタクリレート(nd=1.4728)、ヘキサデシルメタクリレート(nd=1.4750)、イソブチルメタクリレート(nd=1.4770)、α−トリフルオロメチルアクリレート、β−フルオロアクリレート、β,β−ジフルオロアクリレート、β−トリフルオロメチルアクリレート、β,β−ビス(トリフルオロメチル)アクリレート、α−クロロアクリレート等が挙げられる。
【0046】
特に、コア中心部となる1層目コアにPMMAを用いた多層構造の光ファイバでは比較的低損失な光ファイバが得られる。例えば、M1にMMA、M2にフッ素化アルキル(メタ)アクリレートを用い、1層目コアにMMA単独重合体を用いた場合である。
【0047】
中でも、M1にMMA、M2に2,2,3,3テトラフルオロプロピルメタクリレート(以下「4FM」と略す)を用い、1層目コアにMMA単独重合体を用いた多層構造の光ファイバは低損失性にすぐれている。
【0048】
また、M1にベンジルメタクリレート(以下「BzMA」と略す)、M2にMMAを用いた場合も比較的低損失な多層構造の光ファイバが得られる。この場合、各層を構成するポリマーは、組成の異なるBzMA/MMAの各種共重合体(CP)、MMA単独重合体(HP)となる。しかし、光ファイバの開口数を大きくしようとすると、1層目コアの共重合体中のBzMA組成の割合を大きくする必要があり、ガラス転移温度の低いBzMAを多く用いることは、1層目コアの共重合体のガラス転移温度の低下をもたらし、光ファイバの耐熱性を低下させる結果となる。
【0049】
この場合、次に示す材料構成を用いることで解決される。つまり、M1にBzMA、M2にMMA、更にM3としてフッ素化アルキル(メタ)アクリレートを用いて多層構造の光ファイバを製造する。この場合の各層を構成するポリマーの構成は、中心層から外周部に向けて、組成の異なるBzMA/MMAの各種共重合体(CP)、MMAの単独重合体(HP)、組成の異なるMMA/フッ素化アルキル(メタ)アクリレートの各種共重合体(CP)となる。フッ素化アルキル(メタ)アクリレートはBzMAより屈折率差があるため、MMAとの共重合組成として少量用いることで、光ファイバの開口数を大きくとることができる。
【0050】
同時に、1層目コアのBzMA/MMA共重合体のBzMA組成を小さくできるため、光ファイバ全体のガラス転移温度を高めることができ、耐熱性を向上させることができる。
【0051】
本発明の光ファイバの中心部と外周部の屈折率の差は特に限定されないが、ある帯域性能を保持するためには光ファイバの開口数は0.2〜0.4程度であることが好ましい。
【0052】
以下、本発明の多層構造の光ファイバの製法例について説明する。
2種類以上の単量体M1、M2、・・・、Mn(nは2以上の整数)からそれぞれ製造され屈折率が順次低下する単独重合体HP1、HP2、・・・、HPn、及びこれら単量体の2元共重合体CP一種類以上から選ばれる、屈折率の異なる2種類以上好ましくは4種類以上の紡糸原料を調製し、これらを外周部側程屈折率が低下する様にして多層同心円状ノズルに供給する。外周部には別途調製されたクラッド材を供給することになるので多層同心円状ノズルの層数はコア数とクラッド数の合計数とする。例えば屈折率の異なる2種類の紡糸原料をコア材として用い、1種類のクラッド材を用いる場合は、3層ノズルにて紡糸することになる。
【0053】
いずれの場合も、コア中心部となる1層目コアに透明性の最も良い材料を選択し、2層目以降の少なくとも1層に前記中心層よりも透明性の劣る材料を選択することが好ましい。材料の透明性は材料自身の光透過率でも評価できるが、高精度を要するため光散乱測定により評価することが望ましい。これらの透明性は、同じポリマーであってもその精製の程度により、また同種類のモノマーを用いた共重合体でもその共重合組成比や製法等によって変化するものである。
【0054】
以上、単量体の数nが3の場合について説明してきたが、nを4以上へと拡張することは可能である。また、単量体の数nが2の場合であっても同様である。
【0055】
限定モード損失の入射角θに関する分布は、多層構造の光ファイバ内の各層を構成する重合体の各々の伝送損失や、それら隣接層間に形成されるHPとCP、又は、異なる組成を有するCP間の混合層の損失や、それら界面の乱れ、また、各層の厚さや屈折率等の多層構造の形態に関わる要因等によって変わることは既に述べた通りである。
【0056】
光ファイバの伝送損失を低減するための多層構造の形態としては、そのコア中心部となる1層目コアに伝送損失が小さなPMMAを高い断面積占有率で配置すること、即ち、光ファイバ全断面積に占める第1層目の占有断面積の割合Rを大きくすることが好ましい。なぜなら、光ファイバ内の光の伝搬において、コア中心部となる1層目コアの利用効率が最も高いためである。
【0057】
この1層目コアの占有断面積Rは多層構造のコアの層数Lにも依存しており、コア全面積に対して占める割合を100/(L+1)%以上とすることが効果的である。更に望ましくは、100/L%以上である。例えば、コアが5層で構成され1層目コアがMMA単独重合体からなる多層構造の光ファイバの場合、Rは16.7%以上、更に好ましくは20%以上ということになる。
【0058】
本発明の光ファイバはその外周に被覆層を配置して光ファイバケーブルとして使用することができる。被覆層としては、従来使用されているナイロン12、ポリ塩化ビニル、ポリクロロトリフルオロエチレン共重合体、ポリエチレン、ポリウレタン及びペルプレン等を用いることができる。また、光ファイバケーブルの一端または両端部にプラグを取り付けたプラグ付き光ファイバケーブルとして使用することができる。
【0059】
【実施例】
以下実施例により具体的に説明する。尚、実施例の多層コアの光ファイバにおいて、中心部の層を1層目、その外側の層を順に2層目、・・、n層目と呼ぶ。また特に断りのない限り、各(共)重合体は、精製したモノマーを重合することによって得た。即ち、モノマー蒸留精製して化学的不純物を除去した後、更に、0.1ミクロンのフィルタを用いて大きなサイズのダスト粒子を除去する方法でモノマーを精製した。
【0060】
〔実施例1〕
1層目コアが直径465μmのPMMA層、2層目コアが層厚83μmの4FMとPMMAとの2元共重合体であり4FMの重量分率が20wt%である共重合体層、クラッドがフッ素化メタクリレート共重合体(「フッ素系共重合体」と略す)層である直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが54.3%の光ファイバを多層紡糸法によって製造した(表1)。
【0061】
ファイバ長5mと1mでの光量を測定し、式(2)から限定モード損失を求め、図7の結果を得た。このファイバの開口角θcは17.3度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では300[dB/km]であり、13度付近の高次モード域では354[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は500MHzであり、2層目の伝送損失が1層目の伝送損失と同程度のものより帯域が2割程度向上した。
〔実施例2〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが54.3%の光ファイバを製造し、図8の結果を得た。尚、PMMAは未精製のものを用いた。
【0062】
このファイバの開口角は17.3度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では330[dB/km]であり、13度付近の高次モード域では480[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は620MHzであり、1層目と2層目の伝送損失が同程度のものより帯域が5割程度向上した。高次モード域の限定モード損失をもっと大きくすると、帯域は前述のものよりさらに向上することを確認した。
【0063】
〔実施例3〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが33.3%の光ファイバを製造し、図9の結果を得た。
【0064】
このファイバの開口角は16.5度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では340[dB/km]であり、12度付近の高次モード域では440[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は820MHzであり、3層目と2層目の伝送損失が1層目の伝送損失と同程度のものより帯域が3割程度向上した。
【0065】
〔実施例4〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが20.9%の光ファイバを製造し、図10の結果を得た。
【0066】
このファイバの開口角は20.5度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では350[dB/km]であり、15度付近の高次モード域では470[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は730MHzであり、4層目〜2層目の伝送損失が1層目の伝送損失と同程度のものより帯域が8割程度向上した。
【0067】
〔実施例5〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが54.3%の光ファイバを製造し、図11の結果を得た。
【0068】
このファイバの開口角は17.3度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域で350[dB/km]であり、ファイバの13度付近の高次モード域でも380[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は450MHzであった。
【0069】
〔実施例6〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが20.0%の光ファイバを製造し、図12の結果を得た。
【0070】
このファイバの開口角は10度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では300[dB/km]であり、3度付近より損失が大きくなっており7度付近の高次モード域では330[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は1800MHzであり、5層目〜2層目の伝送損失が1層目の伝送損失と同程度のものより帯域が2割程度向上した。
【0071】
〔実施例7〕
各層の条件を表1の値に設定して実施例1と同様にして直径が750μm、1層目コアの面積占有率Rが20.0%の光ファイバを製造した。この光ファイバの外周に保護層としてビニリデンフロライドとテトラフルオロエチレンの20/80[mol%]の共重合体を被覆し、さらにその外にポリエチレンを被覆してケーブル化した。
【0072】
この光ファイバケーブルの限定モード損失を図13に示した。このファイバの開口角は、17.3度である。このとき、波長633nmの限定モード損失は低次モード域では300[dB/km]であり、12度付近の高次モード域では340[dB/km]であった。このとき、波長650nmで50mの帯域は1050MHzであり、5層目〜2層目の伝送損失が1層目の伝送損失と同程度のものより帯域が2割程度向上した。
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】
本発明によれば開口数を小さすることなく高帯域性能を達成可能でかつ低損失な光ファイバを提供することができる。また多層構造の光ファイバは比較的少ない層数で帯域性能を効率よく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】限定モード励振伝送損失測定装置の概要を示す図である。
【図2】2層コアの光ファイバにおいて、1層目と2層目のコアの界面で全反射して伝搬する光線を示す図である。
【図3】2層コアの光ファイバにおいて、1層目のコアから2層目のコアに入り、2層目コアとクラッド層との界面で全反射して伝搬する光線を示す図である。
【図4】2層コアの光ファイバにおいて、1層目と2層目のコアの伝送損失が同程度である場合の所定距離伝送後のパルス広がりを表す図である。
(a)は、1層目と2層目のコアとの界面で全反射して伝搬する光(1層目のコア内のみを伝搬する光)である。
(b)、は2層目コアとクラッドとの界面で全反射して伝搬する光(1層目と2層目のコア内を伝搬する光)である。
(c)は、(a)と(b)を合成した図である。
【図5】2層コアの光ファイバにおいて、1層目のコアより2層目のコアの伝送損失が大きい場合の所定距離伝送後のパルス広がりを表す図である。
(d)は、1層目と2層目のコアとの界面で全反射して伝搬する光(1層目のコア内のみを伝搬する光)である。
(e)、は2層目コアとクラッドとの界面で全反射して伝搬する光(1層目と2層目のコア内を伝搬する光)である。
(f)は、(d)と(e)を合成した図である。
【図6】限定モード損失を示す模式図である。
【図7】実施例1の2層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図8】実施例2の2層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図9】実施例3の3層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図10】実施例4の4層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図11】実施例5の2層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図12】実施例6の5層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【図13】実施例7の5層コア光ファイバの限定モード損失を表す図である。
【符号の説明】
1 He−Neレーザ
2 開口数0.4の対物レンズ
3 開口数0.1の対物レンズ
4 XYZθステージ
5 光ファイバ
6 直径15cmの積分球
7 シリコンフォトダイオード
8 電流計
9 パソコン
10 リニアレール
11 1層目のコア
12 2層目のコア
13 クラッド
21 遮光板
Claims (5)
- コアに中心部から外周部に向かって連続的または不連続的に屈折率が低下する屈折率分布を有するプラスチック光ファイバであって、レーザ波長543nmまたは633nmにおける限定モード励振伝送損失測定法において、コア中心部の屈折率とクラッド層の屈折率から規定される開口角をθc度とした場合に、入射角θが3度〜0.75θc度のいずれかの高次モードの伝送損失が、入射角θが0度の低次モードの伝送損失よりも大きい屈折率分布型光ファイバ。
- コアが多層構造からなり、かつ外周部に向かって順次低下する屈折率分布を有し、1層目コアの伝送損失よりも2層目コアの伝送損失のほうが大きいことを特徴とする屈折率分布型光ファイバ。
- コアが、2種類以上の単量体単位M1、M2、・・・、Mn(nは2以上の整数)からそれぞれ構成され屈折率が順次低下する単独重合体HP1、HP2、・・・、HPn、及びこれら単量体単位の2元共重合体CP一種類以上から選ばれる共重合組成比と屈折率が異なる(共)重合体を同心円状に積層した多層構造からなることを特徴とする請求項1または2に記載の屈折率分布型光ファイバ。
- 請求項1〜3に記載の光ファイバの外周に被覆層が設けられてなる光ファイバケーブル。
- 請求項4に記載の光ファイバケーブルの端部にプラグが取り付けられてなるプラグ付き光ファイバケーブル。
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