JP4180032B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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展開型のおむつとして、特許文献1には、中央部に平坦に位置する第1の吸収体とその両側に配置された第2の吸収体とを有し、弾性部材により、第2の吸収体に起立性向を付与した使い捨ておむつが記載されている。また、特許文献2には、おむつの側縁部から離れた部位に、シート材及び弾性部材からなる内方カフを設けた使い捨ておむつが記載され、特許文献3には、サイドフラップ及び/又はウエストフラップに沿うように第2のフラップを配設し、第2のフラップに第2の吸収体を配設した使い捨ておむつが記載されている。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1(以下、おむつ1という)は、いわゆる展開型のおむつであり、図1〜4に示すように、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収性コア4を有する吸収性本体5と、該吸収性本体5の両側それぞれに設けられた防漏カフ6,6とを備えている。
腹側部A、背側部B及び股下部Cは、例えば、展開且つ伸張状態(各部の弾性部材を伸張させ平面状に拡げた状態,図1に示す状態)のおむつを、おむつ長手方向(おむつ1における吸収性本体の長手方向)の全長を略3等分するように3領域に区分したときの各領域である。
吸収性本体5は、図1〜図4に示すように、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収性コア4からなる。表面シート2は、矩形状をなし、吸収性コア4の上面の全域を被覆していると共に、吸収性コア4の下面側に巻き下げられた部分21を有している。表面シート2の前記部分21は、図示しない接着剤により吸収性コア4の両側部の下面に接合されている。表面シート2及び吸収性コア4は、表面シート2の前記部分21を含めて一体化され吸収性本体5を形成している。
おむつ1における吸収性本体5は、股下部Cにおける両側縁52それぞれから所定幅の部分が起立し、また、起立部51の下面51aから吸液可能な構成として、起立部51における、吸収性コア4よりも下側には液透過性の材料(表面シート2の前記部分21)しか配されていない。
具体的には、股下部Cにおける吸収性コア4を、図1及び図3に示すように、中央コア42とその両側に配された側部コア43,43とから構成し、中央コア42と側部コア43との間に、屈曲補助部44として機能する隙間を形成してある。屈曲補助部44は、図3に示すように、おむつ幅方向の断面を見たときに、吸収性コア4の側縁部41又は吸収性本体5の側縁部52から離間した位置に形成されている。
屈曲補助部44としての欠落部(隙間)は、その幅が5〜60mm、特に15〜35mmであることが好ましい。中央コア42とその両側に配された側部コア43とはスリット等で分割されていても良い。おむつ1における屈曲補助部44は、吸収性本体5の両側縁部51から5〜50mm、特に10〜30mm、おむつ幅方向内方に入り込んだ部位に存在することが好ましい(おむつ展開且つ伸張状態にて測定)。
防漏カフ6は、図2〜図4に示すように、防漏カフ形成用シート60、及び該防漏カフ形成用シート60に伸張状態で固定された弾性部材61a〜61cによって形成されている。
おむつ1におけるファスニングテープ11は、図5に示すように、テープ基材12に、機械的面ファスナーのオス部材を固定して止着部11aを形成したものであり、腹側部Aのおむつ外面を形成する、上記不織布製の外装体10の外面に直接係合止着可能になされている。テープ基材12は、短冊状をなし、その一端部に分岐部13,13を有している。そして、その分岐部13,13で防漏カフ6の一部を挟み込んだ状態で、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤による接着等の公知の接合手段により防漏カフ6に強固に固定されている。テープ基材12としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布とのラミネート、不織布、編み物、織物等、各種公知のものを用いることができ、伸長性や伸縮性を有するものを用いることもできる。
固定部の位置は、固定部67がおむつ幅方向にある程度の幅を有する場合、固定部67のおむつ幅方向外側の端の位置を固定部の位置とする。また、吸収性本体5が、おむつ幅方向に複数の固定部を有する場合、最も外側に位置する固定部の外側の端の位置を固定部の位置とする。
脚周り部弾性部材7は、防漏カフ形成用シート60及び/又は外装体10に塗布した接着剤8により、これら両者間に伸長状態で固定されている。
脚周り部弾性部材7が、防漏カフ形成用シート60と外装体10との間に固定されているという場合、両部材それぞれに直接接触している場合の他、両部材の内の一方又は両方との間に他のシート材が介在した状態で固定されている場合も含まれる。
本おむつ1における脚周り部弾性部材7は、吸収性本体5の両側縁部52のやや外側に、各側縁部52に沿って配されている。また、脚周り部弾性部材7は、腹側部Aと背側部Bとの間に亘るように配されている。弾性部材7は、少なくとも股下部Cに配されていることが好ましい。
おむつ1においては、図2〜図4に示すように、起立部同士間55に配された防漏シート3aと、各起立部51の下面51aに対向する部分57に配された防漏シート3bとが、一枚の連続したシート3である。
防漏シート3は、起立部同士間55においては、吸収性コア4と外装体10との間に配されており、各起立部51の下面51aに対向する部分57においては、防漏カフ形成用シート60と外装体10との間に配されている。シート3は、おむつ幅方向において、吸収性本体5の側縁部52の位置又は立ち上げ用の起立部弾性部材53の配置位置より外方まで存在していることが好ましく、更には、上述した立ち上がり開始部68又はその先まで存在していることが好ましい。
更に、立ち上げ用の起立部弾性部材53により、凹状のポケットがそ径部へのフィット性が向上し、防漏性に優れたおむつとすることができる。
側部コア43、43に吸収性本体5の幅方向両端部側に形成された凹みにより、吸収性本体5が凹状のポケットを形成した際においても、湾曲形状となった側部コア43の起立性とフィット性が優れたものとすることができる。
吸収性コア4としては、パルプ繊維等からなる繊維集合体、又は繊維集と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物等)等を用いることができる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。吸収性コアを構成する繊維としては、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。吸水性ポリマー及び繊維は、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
おむつ1’においては、起立部51の下面51aから吸液可能な構成として、比較的幅の狭い矩形状の防漏シート31を、吸収性コア4の幅方向の中央部分のみに配してある。
おむつ1’によれば、上述したおむつ1と同様の作用効果が奏される。
2 表面シート
3,31,32 液不透過性の防漏シート
4 吸収性コア
5,5’ 吸収性本体
6 防漏カフ
60 防漏カフ形成用シート
10 外装体
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
Claims (6)
- 液透過性の表面シート及び液保持性の吸収性コアを有する吸収性本体と、該吸収性本体の両側それぞれに設けられた防漏カフとを備え、
前記防漏カフは、少なくとも股下部において起立可能になされており、股下部の前後に位置する部分において、該吸収性本体の上面側及び下面側に固定されており、
前記防漏カフに、おむつ止着用のファスニングテープが取り付けられており、
前記ファスニングテープは、テープ基材に止着部を形成してなり、該ファスニングテープは、前記防漏カフの幅方向における、前記吸収性本体の上面側に固定された上側固定部と、該吸収性本体の下面側に固定された固定部との間に固定されている、使い捨ておむつ。 - 股下部における吸収性本体は、幅方向の両端部に、着用時に起立する起立部を有しており、各起立部には、起立部弾性部材が伸長状態で固定されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 股下部における吸収性コアに、屈曲補助部が形成されている請求項2記載の使い捨ておむつ。
- 股下部における吸収性コアが、中央コアとその両側に配された側部コアとに分割されており、該中央コアと該各側部コアとの間が屈曲補助部として機能する請求項3記載の使い捨ておむつ。
- 前記各起立部の下面に対向する部分又は該各部分よりおむつ幅方向外方に存する部分に、脚周り部弾性部材が固定されている請求項2〜4の何れか記載の使い捨ておむつ。
- 前記各起立部は、その下面側から吸液可能であり、
前記起立部同士間、及び前記各起立部の下面に対向する部分に液不透過性の防漏シートが配されている請求項2〜5の何れか記載の使い捨ておむつ。
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