JP4245536B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、横漏れ防止性能に優れた使い捨ておむつに関する。
従来、着用者の背側に配される部分の両側縁部に、おむつ止着用のファスニングテープが設けられた展開型の使い捨ておむつが広く知られている。
展開型のおむつとして、特許文献1には、中央部に平坦に位置する第1の吸収体とその両側に配置された第2の吸収体とを有し、弾性部材により、第2の吸収体に起立性向を付与した使い捨ておむつが記載されている。また、特許文献2には、おむつの側縁部から離れた部位に、シート材及び弾性部材からなる内方カフを設けた使い捨ておむつが記載され、特許文献3には、サイドフラップ及び/又はウエストフラップに沿うように第2のフラップを配設し、第2のフラップに第2の吸収体を配設した使い捨ておむつが記載されている。
特開平3−123553号公報 特表平9−504977号公報。 特開平3−268753公報。
上述した各文献記載の使い捨ておむつにおいては、第2吸収体や内方カフ、第2のフラップ等が起立することで、排泄物の流れが一時的には堰き止められる。しかし、多量の尿が短時間に纏まって勢い良く排泄されたり、吸収されにくい水状便や軟便等が排泄された場合には、排泄物が、起立部分を乗り越えて移動し、移動した排泄物が、起立部分とおむつ側縁部との間に捕捉されずに、おむつ側縁部から漏れ出す恐れがあった。
従って、本発明の目的は、横漏れ防止性能に優れた使い捨ておむつを提供することにある。
本発明は、吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の下面側に位置する外装体とを具備し、該外装体に、おむつ止着用のファスニングテープが設けられている使い捨ておむつであって、股下部における前記吸収性本体は、幅方向の両端部に、着用時に起立する起立部を有し、該各起立部は、その下面側から吸液可能であり、股下部における前記吸収性本体の両側に、防漏カフが形成されており、おむつ幅方向における前記起立部同士間、及び前記各起立部の下面に対向する部分に液不透過性の防漏シートが配されており、前記各起立部の下面に対向する部分又は該各部分よりおむつ幅方向外方に存する部分に、脚周り部弾性部材が固定されており、股下部における前記吸収性コアは、中央コアとその両側に配された側部コアとに分割されており、該中央コアと該各側部コアとの間が、該吸収性コアの屈曲性を向上させる屈曲補助部として機能するようになしてあり、前記中央コアは、腹側部から背側部に亘るように配されており、前記中央コアと前記各側部コアとの間は、前記吸収性コアの構成材料が実質的に存在しない欠落部となっており、該欠落部においては、前記吸収性コアの上下面を被覆する透水性の被覆シート同士が直接接合されており、前記防漏カフは、防漏カフ形成用シート及び弾性部材を用いて形成されており、前記防漏カフ形成用シートは、前記吸収性コアの下側に存する部材と接合された固定部を有すると共に、該固定部よりもおむつ幅方向の外方に、前記外装体から離れる立ち上がり開始点を有しており、前記防漏カフ形成用シートは、展開且つ伸長状態のおむつの幅方向において、前記固定部の位置から、吸収性本体の両側縁部と重なる位置をやや越えた位置までの範囲が、前記外装体と積層され前記防漏シートを介して接着剤により該外装体に接着された領域となっており、該防漏カフ形成用シートにおける、前記外装体に積層接着されている部分と該部分より幅方向外側に存する該外装体と積層接着されていない部分との境界部が前記立ち上がり開始点を形成している使い捨ておむつを提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつは、横漏れ防止性能に優れており、多量の尿が短時間に纏まって勢い良く排泄されたり、水状便や軟便等が排泄された場合等においても、漏れが生じにくいものである。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態としての使い捨ておむつ1(以下、おむつ1という)は、いわゆる展開型のおむつであり、図1に示すように、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収性コア4を有する吸収性本体5と、該吸収性本体5の下面側に位置する外装体10とを具備し、該外装体10の両側縁部に、おむつ止着用のファスニングテープ11,11が設けられている。
おむつ1は、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、その間に位置する股下部Cとに区分される。ファスニングテープ11,11は、外装体10の背側部Bを形成する部分の両側縁部に固定されており、各テープ11に設けられた止着部11aを、外装体10の腹側部Aを形成する部分の外面に設けられたランディングゾーン(図示せず)に止着可能になされている。おむつ1における止着部11aは、基端部が外装体に固定されたテープ基材に、機械的面ファスナーのオス部材を固定してなるもので、外装体10を構成する不織布に直接係合可能になされている。
腹側部A、背側部B及び股下部Cは、例えば、展開且つ伸張状態(各部の弾性部材を伸張させ平面状に拡げた状態,図1に示す状態)のおむつを、おむつ長手方向(おむつ1における吸収性本体の長手方向)の全長を略3等分するように3領域に区分したときの各領域である。
図1に示すように、吸収性本体5は縦長矩形状をなし、その長手方向を、おむつ長手方向(図1の上下方向)に一致させて、腹側部Aから背側部Bに亘るように配されている。吸収性本体5は、長手方向の両端部分においては、その幅方向の全体が外装体に固定されており、長手方向の中央領域においては、両側縁それぞれから所定幅の部分を除く部分が、外装体に固定されている。尚、ここでいう固定は、吸収性本体5と外装体10とが、厚み方向における両者間に他のシート等(防漏カフ形成用シート60等)を介在させた状態で一体的に固定されている場合も含む。
吸収性本体5は、図1〜4に示すように、液透過性の表面シート2及び液保持性の吸収性コア4からなる。表面シート2は、矩形状をなし、吸収性コア4の上面の全域を被覆していると共に、吸収性コア4の下面側に巻き下げられた部分21を有している。表面シート2の前記部分21は、図示しない接着剤により吸収性コア4の両側部の下面に接合されている。表面シート2及び吸収性コア4は、表面シート2の前記部分21を含めて一体化され吸収性本体5を形成している。
おむつ1における外装体10は、少なくとも一枚の不織布製シートからなる。外装体10は、長手方向中央部分の両側縁が脚周りに沿うように凹状に形成されており、全体として長手方向中央部分が括れた形状(砂時計状の形状)を有している。
図3に示すように、股下部Cにおける吸収性本体5は、幅方向の両端部に、着用時に起立する起立部51,51を有しており、各起立部51は、それぞれの下面側から吸収性コア4に対して吸液可能になされている。
おむつ1における吸収性本体5は、股下部Cにおける両側縁52それぞれから所定幅の部分が起立し、また、起立部51の下面51aから吸液可能な構成として、起立部51における、吸収性コア4よりも下側には液透過性の材料(表面シート2の前記部分21)しか配されていない。
起立部51の下面51aは、おむつを展開且つ伸長状態(図1参照)としたときに、外装体10側に向けられる面(下面側)である。下面側とは、起立部51において装着者の肌に向けられた面とは裏面側の面(外面)である。起立部51は、おむつを、図1に示すような展開且つ伸長状態から使用状態に変化させたときに、吸収性本体5の中央部分との間に角度を形成して立ち上がる。
おむつ1においては、起立部51を起立させるための構成として、第1に、吸収性本体5の起立部51それぞれに、立ち上げ用の起立部弾性部材53を伸長状態で固定してある(以下、第1の構成ともいう)。具体的には、吸収性本体5の各側縁部52の近傍に、該各側縁部と略平行に糸状又は帯状の弾性部材53を伸長状態で固定してある。弾性部材53は、腹側部Aと背側部Bとの間に亘るように配されている。弾性部材53は、少なくとも股下部Cに配されていることが好ましい。おむつ1における弾性部材53は、表面シート2の折り返し部に固定してあるが、これに代えて、吸収性コア4とその上面側に位置する表面シート2との間、吸収性コア4とその下面側に位置する表面シート2の前記部分21との間等に配することもできる。
おむつ1においては、起立部51を起立させるための構成として、股下部Cにおける吸収性コア4に、屈曲性を向上させる屈曲補助部44,44を形成してある(以下、第2の構成ともいう)。屈曲補助部44は、吸収性コア4、又は吸収性コア4を含む吸収性本体5を、屈曲補助部44付近でおむつ幅方向に屈曲させ易くするものである。
おむつ1においては、屈曲補助部44として、吸収性コア4に欠落部(吸収性コアの構成材料が実質的に存在しない部分)を形成してある。
具体的には、股下部Cにおける吸収性コア4を、図1及び図3に示すように、中央コア42とその両側に配された側部コア43,43とから構成し、中央コア42と側部コア43との間に、屈曲補助部44として機能する隙間を形成してある。屈曲補助部44は、図3に示すように、おむつ幅方向の断面を見たときに、吸収性コア4の側縁部41又は吸収性本体5の側縁部52から離間した位置に形成されている。
おむつ1における屈曲補助部44は、その長手方向の両端部が、吸収性コア4の側縁部41ないし吸収性本体5の側縁部52近傍まで達しており、起立部51の起立性が一層向上しており、また、股下部Cに、前後左右に立ち上がり部を有する凹状のポケットが形成され易くなっている。
屈曲補助部44としての欠落部(隙間)は、その幅が5〜60mm、特に15〜35mmであることが好ましい。中央コア42とその両側に配された側部コア43とはスリット等で分割されていても良い。おむつ1における屈曲補助部44は、吸収性本体5の両側縁部51から5〜50mm、特に10〜30mm、おむつ幅方向内方に入り込んだ部位に存在することが好ましい(おむつ展開且つ伸張状態にて測定)。
中央コア42は、図1に示すように、長手方向の中央部に括れた部分を有しており、その括れた部分の両側に、側部コア43,43が配されている。これにより、股下部Cに充分な吸収容量を確保しつつ、使用時における股下部Cの実質幅を低減させることができ、股下部のフィット性や装着時の操作性等の向上を図ることができる。尚、中央コア42は、上部吸収層42aと下部吸収層42bとが積層された2層構造を有している。
おむつ1における吸収性コア4は、中央コア42及び側部コア43を含めたその全体が、ティッシュペーパや透水性の不織布からなる透水性の被覆シート(図示略)で被覆されている。中央コア42を構成する下部吸収層42aと上部吸収層42bとは、吸収性コア4の上下両面を被覆する被覆シートに固定されて一体化されており、また、中央コア42及びその両側の側部コア43も、該被覆シートを介して一体化されている。これにより、弾性部材53によって、弾性部材53が配される部分においては吸収性コアの側部における長手方向の全体に起立性向が付与される。
また、屈曲補助部44としての欠落部においては、吸収性コア4の上下両面を被覆する被覆シート同士が直接接合されており、そのため、吸収性コアの幅方向中央に位置する中央コア42と、その左右両側に位置する側部コア43との間の距離が安定に維持される。これにより、吸収性本体5が、屈曲補助部44としての欠落部をヒンジ部としてより屈曲し易くなっており、吸収性本体5と防漏カフ6との間に凹状のポケットPが形成され易くなっている。
吸収性本体5の長手方向の両側には、それぞれ、おむつ長手方向へ延びるように防漏カフ6が設けられている。
防漏カフ6は、図2〜図4に示すように、防漏カフ形成用シート60、及び該防漏カフ形成用シート60に伸張状態で固定された弾性部材61a〜61cによって形成されている。
防漏カフ形成用シート60は、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおいて、より具体的には、吸収性本体5の長手方向の両端部それぞれにおいて、該吸収性本体5を、上面側5aから下面側5bに亘って覆っており、吸収性本体5の長手方向の両端部それぞれにおいて、吸収性本体5の上面側5aにヒートシール、高周波シール、超音波シール、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合手段の公知の接合手段により接合されている。このような構成により、防漏カフ6が吸収性本体の起立部51を包み易くなり、防漏性が向上する。
防漏カフ6は、図3に示すように、少なくとも股下部Cにおいて起立可能である。防漏カフ6の自由端62には、弾性部材61aが自由端に沿って配されており、その近傍には、弾性部材61b及び61cが、それぞれ自由端と平行に配されている。
防漏カフに配された複数本の弾性部材61a〜61cは、吸収性本体5の長手方向の両端部それぞれにおいて、該吸収性本体5の幅方向に並べた状態で固定されている。これにより、起立した防漏カフの自由端側の所定幅の部分が着用者の肌に面接触する。面接触させることにより、体への密着性を向上させて防漏性を向上させることができると共に肌にやさしく接触させることができる。
尚、本おむつ1においては、防漏カフ形成用シート60として、所定幅の帯状の撥水性シート一枚を、その長手方向に沿う折り曲げ線で二つ折りして、相対向する層間をホットメルト型接着剤又は部分的な熱又は超音波シール等で接合した2層構造のシートを用いている。弾性部材61a〜61cは、この2層構造シートの層間に伸張状態で固定されている。
股下部Cにおける吸収性本体5は、図3に示すように、吸収性本体5の両側縁部53よりもおむつ幅方向の内方に、防漏カフ形成用シート60と相接合された固定部67を有している。固定部67は、ヒートシール、高周波シール、超音波シール、ホットメルト型の接着剤等の公知の接合手段により、防漏カフ形成用シート60と、表面シート2の巻き下げられた部分21とを接合して形成されている。おむつ1における固定部67は、吸収性本体5の両側縁部53から5〜50mm、特に10〜30mm、おむつ幅方向内方に入り込んだ部位に存在することが好ましい(おむつ展開且つ伸張状態にて測定)。
固定部の位置は、固定部67がおむつ幅方向にある程度の幅を有する場合、固定部67のおむつ幅方向外側の端の位置を固定部の位置とする。また、吸収性本体5が、おむつ幅方向に複数の固定部を有する場合、最も外側に位置する固定部の外側の端の位置を固定部の位置とする。
防漏カフ形成用シート60は、図3に示すように、固定部67よりもおむつ幅方向の外方に、外装体10から離れる立ち上がり開始点68を有している。即ち、防漏カフ形成用シート60は、固定部67よりもおむつ幅方向の外方に、外装体10と積層され接着されている領域を有している。具体的には、展開且つ伸長状態のおむつ1において、固定部67の位置から、吸収性本体5の両側縁部52と重なる位置をやや越えた位置までの範囲が、外装体10と積層されており、その積層された部分の全体が後述する防漏シート3を介して接着剤により外装体10に接着されている。そして、外装体10と積層されている部分とその外側の外装体と積層されていない部分との境界部が立ち上がり開始点68を形成している。固定部67よりもおむつ幅方向の外方に、外装体10から離れる立ち上がり開始点68を有することにより、吸収性本体5の起立部51と防漏カフ形成用シート60との間に、大容量のポケットPが形成され易くなる。
そして、図1に示すように、防漏カフ形成用シート60と外装体10との間に脚周り部弾性部材7が固定されている。脚周り部弾性部材7は、吸収性本体5の立ち上げ用の起立部弾性部材53や防漏カフ形成用の弾性部材61a〜61cとは別に配されているもので、脚周りに対するフィット性を向上させるものである。おむつ1における脚周り部弾性部材7は、着用時に、着用者のそ径部にフィットする。
脚周り部弾性部材7は、防漏カフ形成用シート60及び/又は外装体10に塗布した接着剤8により、これら両者間に伸長状態で固定されている。
脚周り部弾性部材7が、防漏カフ形成用シート60と外装体10との間に固定されているという場合、両部材それぞれに直接接触している場合の他、両部材の内の一方又は両方との間に他のシート材が介在した状態で固定されている場合も含まれる。例えば、外装体10の肌当接面側(内側)に外装体10とほぼ同型の不織布等のシートを配設し、その2枚のシート間に上記脚周り部弾性部材7を伸長状態で固定し、図4に示したように外装体と液不透過性防漏シート3の間に脚周り弾性部材7を伸長状態で固定するなどが挙げられる。
おむつ1における脚周り部弾性部材7は、少なくとも股下部Cにおいて、固定部67よりもおむつ幅方向の外方に固定されている。これにより、吸収性本体5の起立部51と防漏カフ形成用シート60との間のポケットPの形成性が向上する。また、ポケットP内への排泄物の取り込み性及びポケットPからの漏れだし防止性の観点から、脚周り部弾性部材7は、展開且つ伸長状態のおむつ1において、立ち上げ用の起立部弾性部材53の配置位置よりおむつ幅方向外方に固定されていることが好ましい。
また、脚周り部弾性部材7は、腹側部Aと背側部Bとの間に亘るように配されている。弾性部材7は、少なくとも股下部Cに配されていることが好ましい。
おむつ1においては、図3に示すように、起立部同士間55、及び各起立部51の下面51aに対向する部分57に、液不透過性の防漏シート3が配されている。起立部51の下面51aに対向する部分57とは、おむつを図1に示すように、展開且つ伸長状態(図1参照)としたときに、該下面51aと重なって存在する部分であり、該下面51aに対向する面から外装体10の下面(外面)までを含む意味である。
おむつ1においては、図2〜図4に示すように、起立部同士間55に配された防漏シート3aと、各起立部51の下面51aに対向する部分57に配された防漏シート3bとが、一枚の連続したシート3である。
防漏シート3は、起立部同士間55においては、吸収性コア4と外装体10との間に配されており、各起立部51の下面51aに対向する部分57においては、防漏カフ形成用シート60と外装体10との間に配されている。シート3は、おむつ幅方向において、吸収性本体5の側縁部52の位置又は立ち上げ用の起立部弾性部材53の配置位置より外方まで存在していることが好ましく、更には、上述した立ち上がり開始部68又はその先まで存在していることが好ましい。
本実施形態のおむつ1によれば、股下部Cに、前後左右に立ち上がり部を有する凹状のポケットが形成されやすく、そのポケット内からの排泄物の漏れだしが生じにくく、多量の尿が短時間にまとまって排泄されたり、吸収されにくい水状便や軟便等が排泄された場合等においても、その凹状のポケットから排泄物が漏れだし難い。
また、凹状のポケットから排泄物が漏れ出した場合であっても、吸収性本体5の両側に防漏カフ6が存在し、吸収性本体5の起立部51と、防漏カフ形成用シート60との間に排泄物の保持性に優れたポケットPが形成され、しかも起立部51がその下面51a側から吸液可能であるため、その排泄物が、外装体10の側縁部を越えて漏れ出すことを防止することができる。また、防漏カフ6が(装着者のそ径部に)面接触するため、吸収性本体の側縁部が着用時に装着者の肌に直接接触しにくくなっているため、装着時の違和感を防止することもできる。
また、各起立部51の下面に対向する部分に液不透過性のシート3が配されているため、ポケットP内の排泄物の滲み出しを防止でき、また、吸収性本体5の屈曲性を低下させないので、股下部Cの凹状のポケットや上述したポケットPの形成性に優れている。
更に、着用時には、脚周り部弾性部材7が、着用者のそ径部にフィットすると共に、防漏カフ6の自由端近傍が、そ径部からやや内側に入った部分(排泄部寄りの位置)に当接する。そのため、脚周りに二重の防漏シートが形成され、モレ防止効果が高められる。
吸収性本体5の起立部51と防漏カフ形成用シート60との間に排泄物の保持性に優れたポケットPを形成させる観点から、固定部67の位置から脚周り部弾性部材7の固定位置までの距離(おむつ長手方向に直交する方向の距離、防漏カフ形成用シートの面に沿って測定)は、20〜60mm、特に30〜50mmであることが好ましく、脚周り部弾性部材7の固定位置から自由端62までの距離(同様に測定)は、20〜70mm、特に30〜50mmであることが好ましく、前者と後者の比(前者/後者)は、0.3〜3、特に0.6〜2であることが好ましい。
上述したおむつ1の各部を構成材料としては、当該技術分野において通常用いられているものを特に制限なく用いることができる。
例えば、表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルム等を用いることができる。また、排泄物の染み出し防止の観点から、部分的あるいは全体に撥水性の不織布を用いることもできる。防漏シート3としては、各種公知の液不透過性の材料を用いることができる。液不透過性の材料としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができる。
吸収性コア4としては、パルプ繊維等からなる繊維集合体、又は繊維集と吸水性ポリマーとからなるもの(吸水性ポリマーと繊維材料との混合積繊物等)等を用いることができる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。吸収性コアを構成する繊維としては、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。吸水性ポリマー及び繊維は、それぞれ一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
防漏カフ形成用のシート60としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構成の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができ、柔軟性、耐水性などの点からスパンボンド、メルトブローンとからなる多層構造の不織布、坪量が12g/m2程度の不織布が好ましい。
防漏カフ形成用シートは、JIS L1092(1998年度)繊維製品の防水性試験方法における、耐水度試験(低水圧法)に準じて測定した耐水圧が3cm以上であることが好ましく、より好ましくは5cm以上である。耐水圧の測定の際には、水を入れた水準装置を10±0.5cm/minの速度で上昇させ、試験片の裏側に3カ所から水がでたことを目視にて観察し、その時点の水位を測定する。尚、試験片の取り付けが完了したら遅滞なく測定する。
防漏カフ形成用の弾性部材61a〜61cの形態としては、糸状のもの(糸ゴム等)、所定幅の帯状のもの(平ゴム等)等が好ましく、特に糸状のものが好ましい。また、吸収性本体5の立ち上げ用の起立部弾性部材53、及び脚周り部弾性部材7の形態としては、糸状のもの(糸ゴム等)、所定幅の帯状のもの(平ゴム等)、薄膜状のもの等を用いることができ、それぞれ、糸状のものが好ましい。弾性部材61a〜61c,53,7の素材としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等を挙げることができる。
次に、本発明の第2実施形態の使い捨ておむつ1’について図5〜図8を参照して説明する。第2実施形態のおむつ1’については、主として、上述したおむつ1との相違点を説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点については、上述したおむつ1についての説明が適宜適用される。
おむつ1’における吸収性本体5’は、図5〜8に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の防漏シート31、及びこれら両シート2,31間に介在された液保持性の吸収性コア4からなる。表面シート2は、吸収性コア4の下面側に巻き下げられた部分21を有し、該部分21は、図示しない接着剤により吸収性コア4及び防漏シート31の下面に接合されている。表面シート2,吸収性コア4及び防漏シート31は、前記部分21を含めて一体化され吸収性本体5’を形成している。
おむつ1’においては、起立部51の下面51aから吸液可能な構成として、比較的幅の狭い矩形状の防漏シート31を、吸収性コア4の幅方向の中央部分のみに配してある。
おむつ1’においては、図7に示すように、起立部同士間55に配された防漏シート31と、各起立部51の下面51aに対向する部分57に配された防漏シート32とが、別体のシートであり、防漏カフ形成用シート60と吸収性本体5’との固定部67において、厚み方向に一体化して連結してある。これにより、おむつ幅方向に連続する防漏層が形成されている。
おむつ1’における防漏カフ6は、防漏カフ形成用部材6Aによって形成されている。防漏カフ形成用部材6Aは、一枚の撥水性不織布からなる防漏カフ形成用シート60を自由端62で折り返して2層構造としたもの、2層構造とされた防漏カフ形成用シート60間にそれぞれ固定された、弾性部材61a〜61c、及び防漏シート32からなる。
防漏カフ6は、防漏カフ形成用シート60又は防漏カフ形成用部材6Aにおける、吸収性本体5’に固定された固定部67側(固定部67から所定幅の部分)に、液不透過性の防漏シート32とその両側に張り合わされた防漏カフ形成用シート60からなる3層構造部分を有し、防漏カフの自由端62側(自由端62から所定幅の部分)に、防漏シート32が積層されていない、防漏カフ形成用シート60のみからなる部分(不織布のみからなる部分)を有している。防漏カフ形成用シート60は、柔軟で通気性のある不織布からなることが好ましい。
防漏シート32は、おむつ幅方向において、吸収性本体5’の側縁部52の位置又は立ち上げ用の起立部弾性部材53の配置位置より外方まで存在していることが好ましく、更には、上述した立ち上がり開始部68又はその先まで存在していることが好ましい。
第2実施形態のおむつ1’によれば、上述したおむつ1と同様の作用効果が奏される。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、吸収性本体の両側部を起立させる構成としては、上述した第1及び第2の構成のうちの両者を具備することが好ましいが、何れか一方のみを具備していても良く、更には、第1及び第2の構成とは、別の構成を有していても良い。
また、屈曲補助部44としては、欠落部に代えて、厚み削減部(吸収性コアの構成材料の積層される坪量の削減等により、吸収性コアの厚みが削減された部分)や、エンボス処理部(エンボス処理されることで、その部分が屈曲しやすくなるようにした部分)等を設けることもできる。
また、おむつ1’における防漏シート32は、防漏カフ形成用部材6Aの内部に配するのに代えて、該部材の両面の何れか一方の面上に積層固定することもできる。
また、本発明の使い捨ておむつは、一方のファスニングテープに設けた止着部を介して、両ファスニングテープ同士を連結し、連結状態のファスニングテープに、おむつ長手方向の反対側に設けた第2の止着部を止着して装着するようにした使い捨ておむつであっても良い。また、ファスニングテープの止着部11aは、テープ基材に粘着剤を塗布して形成した粘着部であっても良い。この場合には、外装体10外面にランディングテープに貼着してランディングゾーンとすることが好ましい。第2の止着部としては、止着部11aと同様のものを用いることができる。ファスニングテープは、伸縮性のパネル材に樹脂フィルム等からなるテープ基材を固定し、該テープ基材に止着部を設けたもの等であっても良い。
また、本発明の使い捨ておむつは、背側に配される部分と腹側に配される部分とが予め決められておらず、長手方向の両端部の内のファスニングテープを有する方を、着用者の背側及び腹側の何れに配しても装着可能なおむつであっても良い。本発明の使い捨ておむつは、幼児又は成人用の何れでも良いが、幼児用に適している。
図1は、本発明の一実施形態としての使い捨ておむつを示す図で、各部の弾性部材を伸張させ平面状に拡げた状態(展開且つ伸長状態)を一部破断して示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す断面図である。 図3は、おむつ使用状態における図1のII−II線断面を模式的に示す断面図である。 図4は、図1のIII−III線断面を模式的に示す断面図である。 図5は、本発明の他の実施形態としての使い捨ておむつを示す図で、各部の弾性部材を伸張させ平面状に拡げた状態(展開且つ伸長状態)を一部破断して示す平面図である。 図6は、図5のIV−IV線断面を模式的に示す断面図である。 図7は、おむつ使用状態における図5のV−V線断面を模式的に示す断面図である。 図8は、図5のVI−VI線断面を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1,1’ 使い捨ておむつ
2 表面シート
3,31,32 液不透過性の防漏シート
4 吸収性コア
5,5’ 吸収性本体
6 防漏カフ
60 防漏カフ形成用シート
10 外装体
A 腹側部
B 背側部
C 股下部


Claims (6)

  1. 吸収性コアを含む吸収性本体と、該吸収性本体の下面側に位置する外装体とを具備し、該外装体に、おむつ止着用のファスニングテープが設けられている使い捨ておむつであって、
    股下部における前記吸収性本体は、幅方向の両端部に、着用時に起立する起立部を有し、該各起立部は、その下面側から吸液可能であり、
    股下部における前記吸収性本体の両側に、防漏カフが形成されており、
    おむつ幅方向における前記起立部同士間、及び前記各起立部の下面に対向する部分に液不透過性の防漏シートが配されており、
    前記各起立部の下面に対向する部分又は該各部分よりおむつ幅方向外方に存する部分に、脚周り部弾性部材が固定されており、
    股下部における前記吸収性コアは、中央コアとその両側に配された側部コアとに分割されており、該中央コアと該各側部コアとの間が、該吸収性コアの屈曲性を向上させる屈曲補助部として機能するようになしてあり、
    前記中央コアは、腹側部から背側部に亘るように配されており、
    前記中央コアと前記各側部コアとの間は、前記吸収性コアの構成材料が実質的に存在しない欠落部となっており、該欠落部においては、前記吸収性コアの上下面を被覆する透水性の被覆シート同士が直接接合されており、
    前記防漏カフは、防漏カフ形成用シート及び弾性部材を用いて形成されており、前記防漏カフ形成用シートは、前記吸収性コアの下側に存する部材と接合された固定部を有すると共に、該固定部よりもおむつ幅方向の外方に、前記外装体から離れる立ち上がり開始点を有しており、
    前記防漏カフ形成用シートは、展開且つ伸長状態のおむつの幅方向において、前記固定部の位置から、吸収性本体の両側縁部と重なる位置をやや越えた位置までの範囲が、前記外装体と積層され前記防漏シートを介して該外装体に接着された領域となっており、該防漏カフ形成用シートにおける、前記外装体に積層接着されている部分と該部分より幅方向外側に存する該外装体と接着されていない部分との境界部が前記立ち上がり開始点を形成している使い捨ておむつ。
  2. 前記起立部同士間に配された防漏シートと、前記各起立部の下面に対向する部分に配された防漏シートとが、一枚の連続したシートである請求項記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記起立部同士間に配された防漏シートと、前記各起立部の下面に対向する部分に配された防漏シートとが、別体のシートであり、厚み方向に一体化された連結部分を有している請求項記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記各起立部の下面に対向する部分に配された防漏シートは、前記防漏カフ形成用シートと積層されており、該防漏シートの、おむつ幅方向外方側の端部が、前記立ち上がり開始点より先まで達している請求項記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記起立部それぞれに、起立部弾性部材が伸長状態で固定されている請求項1〜4の何れかに記載の使い捨ておむつ。
  6. 前記脚周り部弾性部材は、前記起立部弾性部材の配置位置よりもおむつ幅方向の外方に固定されている請求項5記載の使い捨ておむつ。
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